JPH11195522A - 薄型磁心及びそれを用いたインターフェース又はスイッチング電源 - Google Patents
薄型磁心及びそれを用いたインターフェース又はスイッチング電源Info
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- JPH11195522A JPH11195522A JP10000777A JP77798A JPH11195522A JP H11195522 A JPH11195522 A JP H11195522A JP 10000777 A JP10000777 A JP 10000777A JP 77798 A JP77798 A JP 77798A JP H11195522 A JPH11195522 A JP H11195522A
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Abstract
し、高強度で巻線工程等によって破損しにくい薄型磁心
を得る。 【解決手段】 磁性合金薄帯を巻回又は積層してなる磁
心において、磁心の幅方向の厚みが2mm以下、外径と
内径との差が2mm以上、かつ厚さ0.01〜0.2m
mの樹脂コーティングを施すことにより、外周側の相対
する2点間を中心側に向かって3kgの圧力を加えたと
き変形しない薄型磁心を得る。このような高強度薄型磁
心は、巻線工程や電子機器への取付けの際、破損しにく
くなる。
Description
ス、スイッチング電源等に使用されるトランス用磁心、
可飽和コア用磁心、チョークコイル用磁心等に使用され
る薄型磁心に関する。
要請が強まるにつれてトランス、可飽和コア、チョーク
コイル等に用いられる磁心についても小型、薄型化の必
要が高まってきた。例えば、スイッチング電源において
は、スイッチング周波数はMHz以上というように高周
波化されている。従来、このような分野にはフェライト
磁心が用いられ実用化されていたが、フェライトの透磁
率があまり高くなく、温度による磁気特性の変化が大き
く、近年の高周波化されたスイッチング電源等の電子機
器に対する性能が十分ではなかった。また、フェライト
磁心が焼結体であることもあって、せいぜい厚さ3mm
程度の磁心を形成するのが限界であり、これ以上薄くす
るとすぐに割れ、カケ等の問題が発生し、小型・薄型に
対する要望に応えられなくなっていた。
ファス磁性材料又は微細結晶を有する磁性材料が、前記
電子機器に用いられるようになってきた。透磁率等の磁
気特性に関しては、アモルファス磁性材料又は微細結晶
を有する磁性材料はフェライトより優れており、磁気特
性に関しては十分満足するものが得られていた。
ス磁性材料は液体急冷法、特に単ロール法により製造
し、磁性薄帯を製造し、その薄帯を巻回又は積層するこ
とにより磁心を得ており、微細結晶を有する磁性材料に
ついては、単ロール法によりアモルファス薄帯を得た
後、熱処理を行い所定の微細結晶を得ており、それをア
モルファス薄帯のときと同様に巻回又は積層することに
より磁心を得ている。
薄帯を巻回又は積層することにより磁心を得ている。こ
こで、磁性合金からなる磁心を薄型にする場合、薄帯の
幅方向の厚さを2mm以下と薄くすることになるわけで
あるが、この薄い薄帯からなる磁心は強度が弱く、巻線
時やトランスとして電子機器に組込む際に磁心が破損す
るといった問題が起きていた。
収納するということも考えられるが、磁心を収納するた
めの厚さ2mm以下のケースをつくることは困難であ
り、また出来たとしてもその製造にはかなりの手間がか
かるといった問題が生じていた。本発明は、このような
課題に対処するためになされたもので、特に厚さが2m
m以下であっても十分な強度をもつ薄型磁心を提供する
ことを目的としている。
求項1に記載したように、磁性合金薄帯を巻回又は積層
してなる磁心において、磁心の幅方向の厚みが2mm以
下、外径と内径との差が2mm以上、かつ厚さ0.01
〜0.2mmの樹脂コーティングを施し、外周側の相対
する2点間を中心側に向かって3kgの圧力を加えたと
き変形しないことを特徴とする薄型磁心であり、請求項
2として、磁性合金薄帯が、アモルファス磁性合金薄帯
であることが特徴の請求項1記載の薄型磁心とし、請求
項3として、磁性合金薄帯が、微細結晶構造を有する磁
性合金であることを特徴とする請求項1記載の薄型磁心
とし、請求項4として、樹脂コーティングを2層にした
ことを特徴とする請求項1〜3記載の薄型磁心とし、請
求項5として、磁性合金薄帯を巻回又は積層してなる、
磁心の幅方向の厚みが2mm以下、外径と内径との差が
2mm以上、かつ厚さ0.01〜0.2mmの樹脂コー
ティングを施した薄型磁心を具備したことを特徴とする
インターフェースとし、請求項6として、磁性合金薄帯
を巻回又は積層してなる、磁心の幅方向の厚みが2mm
以下、外径と内径との差が2mm以上、かつ厚さ0.0
1〜0.2mmの樹脂コーティングを施した薄型磁心を
具備したことを特徴とするスイッチング電源とし、請求
項7として、下記の一般式からなるCo系、Fe系アモ
ルファス磁性合金薄帯を巻回又は積層してなる、磁心の
幅方向の厚みが2mm以下、外径と内径との差が2mm
以上、かつ厚さ0.01〜0.2mmの樹脂コーティン
グを施したことを特徴とする薄型磁心、 一般式:(M1-a M’a )100-b Xb 、 式中、MはFe、Coから選ばれる少なくとも1種の元
素を、M’はTi、V、Cr、Mn、Ni、Cu、Z
r、Nb、Mo、Ta、Wから選ばれる少なくとも1種
の元素を、XはB、Si、C、Pから選ばれる少なくと
も1種の元素を示し、a及びbはそれぞれ0≦a≦0.
5、10≦b≦35を満足する数を示す、各数字はat
%とし、請求項8として、下記の一般式からなるNi−
Fe系アモルファス磁性合金薄帯を巻回又は積層してな
る、磁心の幅方向の厚みが2mm以下、外径と内径との
差が2mm以上、かつ厚さ0.01〜0.2mmの樹脂
コーティングを施したことを特徴とする薄型磁心、一般
式:(Ni1-a Fea )100-x-y-z Mx Siy Bz 、式
中、MはV、Cr、Mn、Co、Nb、Mo、Ta、
W、Zrから選ばれる少なくとも1種の元素を示し、
a、x、y、zはそれぞれ0.2≦a≦0.7、0.0
5≦x≦10、4≦y≦12、5≦z≦20、15≦y
+z≦30を満足する数を示す、各数字at%とし、請
求項9として、下記の一般式からなる微細結晶構造を有
する磁性合金薄帯を巻回又は積層してなる、磁心の幅方
向の厚みが2mm以下、外径と内径との差が2mm以
上、かつ厚さ0.01〜0.2mmの樹脂コーティング
を施したことを特徴とする薄型磁心、 一般式: Fe100-c-d-e-f-g-h Ac Dd Ee Sif B
g Zh 、 式中、AはCu及びAuから選ばれる少なくとも1種の
元素を、Dは4a族元素、5a族元素、6a族元素及び
希土類元素から選ばれる少なくとも1種の元素を、Eは
Mn、Al、Ga、Ge、In、Sn及び白金族元素か
ら選ばれる少なくとも1種の元素を、ZはC、N及びP
から選ばれる少なくとも1種の元素を表わし、c、d、
e、f、g及びhは、0≦c≦8、0.1≦d≦15、
0≦e≦10、0≦f≦25、1≦g≦12、0≦h≦
10、1≦f+g+h≦30を満足する数であり、各数
字はat%とし、請求項10として、外周側の相対する
2点間を中心側に向かって3kgの圧力を加えたとき変
形しないことを特徴とする請求項5〜9記載の薄型磁心
としている。
mm以下にし、外径と内径との差を2mm以上となるよ
うに磁性合金薄帯を巻回又は積層している。磁心の幅方
向の厚みが2mmより大きいと、いわゆる薄型とは呼べ
ず、外径と内径との差が2mmより小さいと十分な強度
を得られず破損しやすくなると共に、磁性合金薄帯の巻
数が足らず磁心として十分な磁気特性が得られなくな
る。
した磁心をつくり、さらに厚さ0.01〜0.2mmの
樹脂コーティングを施している。この樹脂コーティング
に用いる樹脂は、特に樹脂であれば特に制限されるもの
ではないが、好ましくはテフロンやエポキシ系樹脂によ
るコーティングが良い。コーティング厚さに関しても、
0.01〜0.2mmの範囲が良く、さらに強度のみで
はなく薄さを考慮すると0.05〜0.1mmが好まし
い範囲となる。
がり、外周側の相対する2点間を中心側に向かって3k
gの圧力を加えたとき変形しない高強度な磁心となり巻
線時やトランスとして電子機器に組込む際に磁心が破損
することがなくなり、製造性や歩留まりの向上を図るこ
とができる。
は、アモルファス磁性合金や微細結晶を有する磁性合金
が適している。アモルファス磁性合金としては、Co
系、Ni系、Ni−Fe系と特に限定されるものではな
いが、Co系、Fe系アモルファス磁性合金について
は、次の一般式1を満たすものが好ましく、 一般式1:(M1-a M’a )100-b Xb 、 (式中、MはFe、Coから選ばれる少なくとも1種の
元素を、M’はTi、V、Cr、Mn、Ni、Cu、Z
r、Nb、Mo、Ta、Wから選ばれる少なくとも1種
の元素を、XはB、Si、C、Pから選ばれる少なくと
も1種の元素を示し、a及びbはそれぞれ0≦a≦0.
5、10≦b≦35を満足する数を示す。各数字はat
%)で表わされる組成を有するものが例示される。
ては、次の一般式2を満たすものが好ましく、 一般式
2:(Ni1-a Fea )100-x-y-z Mx Siy Bz 、
(式中、MはV、Cr、Mn、Co、Nb、Mo、T
a、W、Zrから選ばれる少なくとも1種の元素を示
し、a、x、y、zはそれぞれ0.2≦a≦0.7、
0.05≦x≦10、4≦y≦12、5≦z≦20、1
5≦y+z≦30を満足する数を示す、各数字at%)
で表わされる組成を有する。
は、次の一般式3を満たすものが好ましく、 一般式3:Fe100-c-d-e-f-g-h Ac Dd Ee Sif B
g Zh 、 (式中、AはCu及びAuから選ばれる少なくとも1種
の元素を、Dは4a族元素、5a族元素、6a族元素及
び希土類元素から選ばれる少なくとも1種の元素を、E
はMn、Al、Ga、Ge、In、Sn及び白金族元素
から選ばれる少なくとも1種の元素を、ZはC、N及び
Pから選ばれる少なくとも1種の元素を表わし、c、
d、e、f、g及びhは、0≦c≦8、0.1≦d≦1
5、0≦e≦10、0≦f≦25、1≦g≦12、0≦
h≦10、1≦f+g+h≦30を満足する数であり、
各数字はat%である。)で組成が実質的に表わされ、
平均粒径が例えば50〜300オングストロームの微細
結晶粒を合金中に面積比で50%以上、好ましくは80
%以上存在する磁性合金が挙げられる。
常、冷却ロールを用いた液体急冷法(単ロール法)によ
り作製している。すなわち、所望の合金組成に調整した
金属溶湯(溶融金属)を、ノズルを介して高速回転する
冷却ロール(単ロール)上に射出し、溶融金属を冷却・
凝固させることによって、アモルファス磁性合金薄帯を
作製している。ここで、薄型磁心を作製する場合、幅方
向の厚みが2mm以下の磁性薄帯を製造することにな
る。さらに、スイッチング電源等の高周波化された分野
に、薄型磁心を用いる場合、渦電流損等の損失を低減す
る上で、磁性合金薄帯の板厚をより薄くする必要があ
り、平均板厚を20μm以下、好ましくは10〜18μ
mの板厚が渦電流損等の低減に有効である。
体急冷法により作製されたアモルファス磁性合金薄帯を
熱処理することにより所定の微細結晶粒を析出させる方
法や、液体急冷法の冷却ロールの回転速度を調整するこ
とにより直接微細結晶粒を析出させる方法等がある。
細結晶を有する磁性合金からなる磁性薄帯を所望の形状
に巻回することによって、あるいは薄帯を所望の形状に
打抜いた後、所望のコア形状に積層することによって磁
心を得ることができる。これらの磁性薄帯の表面は各薄
帯間の絶縁性を保つため絶縁被覆が施されており、シリ
カやマグネシア等の無機絶縁膜又はエポキシ系樹脂等の
有機絶縁膜であってもよいが、コストや製造性の点から
シリカが好ましい。
の外径と内径が2mm以上となるように磁性合金薄帯を
巻回又は積層するのがよく、小型化を考慮すると外径と
内径との差は2〜10mmの範囲が好ましいサイズとな
り、外径と内径との差が2mmより小さいと十分な強度
が得られないのみではなく、磁性体の断面積が減り十分
な磁気特性が得られなくなる。
さ0.01〜0.2mmの樹脂コーティングを行うこと
により強度を上げることになる。この樹脂コーティング
は、例えば、テフロン(登録商標)コーティングやエポ
キシ樹脂コーティングが有効であるが絶縁性樹脂であれ
ば特に限定されるものではなく、強度の点からコーティ
ング厚みについても0.01〜0.2mmの範囲が良
く、さらに強度のみではなくコーティング後の磁心の薄
さを考慮すると0.05〜0.1mmが好ましい範囲と
なる。
より、磁心の外周側の相対する2点間を中心側に向かっ
て3kgの圧力を加えたとき変形しない薄型磁心を得る
ことが可能となる。樹脂コーティング後の磁心は、その
後、巻線を巻く工程や電子機器等に組込む工程を迎える
ことになるが、各工程において磁心には圧力(応力)が
加わり、その圧力に磁心が耐えられない場合磁心が破損
してしまう。従って、圧力に強い磁心が必要になる分け
であり、本発明では磁心の外周側の相対する2点間を中
心側に向かって3kgの圧力を加えたとき変形しない薄
型磁心ということになる。本発明では磁心薄帯の巻回又
は積層工程及び樹脂コーティングにより強度の向上を図
っているが、樹脂コーティングが薄すぎると3kg以下
の圧力で破損してしまい前記巻線工程等に耐えられなく
なり、樹脂コーティングを厚くすれば3kgより大きい
圧力に耐え得るようになるが、樹脂コーティング層が厚
いと磁心の厚みが増え、薄型形状を取りにくくなる。
強度を上げるために、樹脂や接着剤を含浸又はコーティ
ングを行うプレコーティング処理も効果的である。例え
ば、シリコーン系樹脂やエポキシ系樹脂を含浸又はプレ
コートを行うことにより樹脂コーティングを行う前の磁
心の強度を0.5kg以上にすることが可能となる。こ
のような樹脂コーティングを2回行う処理は、磁性合金
薄帯の幅方向の厚みが1mm以下の超薄型磁心を作製す
る時に特に有効であり、より磁心の破損を低減し不良発
生率を抑制する。
インターフェースやスイッチング電源等のトランス、可
飽和コア、チョークコイルを小型・薄型にすることが可
能となる。
アモルファス磁性合金薄帯を用い表1に示すような種々
の大きさの磁心を作成し、破損時の強度及び外周側の相
対する2点間を中心側に向かって圧力を加えたときの変
形する強さを測定し、巻線工程での不良率を調査した。
が1.5mmと同じ磁性合金薄帯を用いたとしても、外
径と内径の差が2mm以上ないものや、樹脂コーティン
グの厚さが0.05〜0.2mmの範囲内でないものは
磁心の強度が弱く、不良発生率が高くなる。
種のサイズの磁心に対し、プレコーティングを行った場
合の強度、及び樹脂コーティング後の強度を比較し、不
良発生率を調査した。
理を行うと樹脂コーティング前の磁心の強度が向上し、
不良発生率が低下することが分かる。また、磁性合金薄
帯の幅方向の厚み及び板厚が薄いと磁心の強度が下がる
ため、プレコーティング処理は磁性合金薄帯の幅方向の
厚みが1mm以下の超薄型磁心に特に有効である。
によれば、磁性合金薄帯の幅方向の厚みが2mm以下と
薄い形状においても十分な強度を保ち、巻線工程や磁心
を電子機器に取付ける工程において破損しにくくなり、
磁心の割れ、カケ等の破損を防止することが可能とな
り、製造性を向上させることができる。
ることにより作製した薄型磁心の形状を説明するための
図である。
ることにより作製した薄型磁心の形状を説明するための
図である。
図である。
Claims (10)
- 【請求項1】 磁性合金薄帯を巻回又は積層してなる磁
心において、磁心の幅方向の厚みが2mm以下、外径と
内径との差が2mm以上、かつ厚さ0.01〜0.2m
mの樹脂コーティングを施し、外周側の相対する2点間
を中心側に向かって3kgの圧力を加えたとき変形しな
いことを特徴とする薄型磁心。 - 【請求項2】 磁性合金薄帯が、アモルファス磁性合金
薄帯であることが特徴の請求項1記載の薄型磁心。 - 【請求項3】 磁性合金薄帯が、微細結晶構造を有する
磁性合金であることを特徴とする請求項1記載の薄型磁
心。 - 【請求項4】 樹脂コーティングを2層にしたことを特
徴とする請求項1〜3記載の薄型磁心。 - 【請求項5】 磁性合金薄帯を巻回又は積層してなる、
磁心の幅方向の厚みが2mm以下、外径と内径との差が
2mm以上、かつ厚さ0.01〜0.2mmの樹脂コー
ティングを施した薄型磁心を具備したことを特徴とする
インターフェース。 - 【請求項6】 磁性合金薄帯を巻回又は積層してなる、
磁心の幅方向の厚みが2mm以下、外径と内径との差が
2mm以上、かつ厚さ0.01〜0.2mmの樹脂コー
ティングを施した薄型磁心を具備したことを特徴とする
スイッチング電源。 - 【請求項7】 下記の一般式からなるCo系、Fe系ア
モルファス磁性合金薄帯を巻回又は積層してなる、磁心
の幅方向の厚みが2mm以下、外径と内径との差が2m
m以上、かつ厚さ0.01〜0.2mmの樹脂コーティ
ングを施したことを特徴とする薄型磁心。 一般式:(M1-a M’a )100-b Xb 、 式中、MはFe、Coから選ばれる少なくとも1種の元
素を、M’はTi、V、Cr、Mn、Ni、Cu、Z
r、Nb、Mo、Ta、Wから選ばれる少なくとも1種
の元素を、XはB、Si、C、Pから選ばれる少なくと
も1種の元素を示し、a及びbはそれぞれ0≦a≦0.
5、10≦b≦35を満足する数を示す、各数字はat
%。 - 【請求項8】 下記の一般式からなるNi−Fe系アモ
ルファス磁性合金薄帯を巻回又は積層してなる、磁心の
幅方向の厚みが2mm以下、外径と内径との差が2mm
以上、かつ厚さ0.01〜0.2mmの樹脂コーティン
グを施したことを特徴とする薄型磁心。 一般式:(Ni1-a Fea )100-x-y-z Mx Siy B
z 、 式中、MはV、Cr、Mn、Co、Nb、Mo、Ta、
W、Zrから選ばれる少なくとも1種の元素を示し、
a、x、y、zはそれぞれ0.2≦a≦0.7、0.0
5≦x≦10、4≦y≦12、5≦z≦20、15≦y
+z≦30を満足する数を示す、各数字at%。 - 【請求項9】 下記の一般式からなる微細結晶構造を有
する磁性合金薄帯を巻回又は積層してなる、磁心の幅方
向の厚みが2mm以下、外径と内径との差が2mm以
上、かつ厚さ0.01〜0.2mmの樹脂コーティング
を施したことを特徴とする薄型磁心。 一般式: Fe100-c-d-e-f-g-h Ac Dd Ee Sif B
g Zh 、 式中、AはCu及びAuから選ばれる少なくとも1種の
元素を、Dは4a族元素、5a族元素、6a族元素及び
希土類元素から選ばれる少なくとも1種の元素を、Eは
Mn、Al、Ga、Ge、In、Sn及び白金族元素か
ら選ばれる少なくとも1種の元素を、ZはC、N及びP
から選ばれる少なくとも1種の元素を表わし、c、d、
e、f、g及びhは、0≦c≦8、0.1≦d≦15、
0≦e≦10、0≦f≦25、1≦g≦12、0≦h≦
10、1≦f+g+h≦30を満足する数であり、各数
字はat%。 - 【請求項10】 外周側の相対する2点間を中心側に向
かって3kgの圧力を加えたとき変形しないことを特徴
とする請求項5〜9記載の薄型磁心。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10000777A JPH11195522A (ja) | 1998-01-06 | 1998-01-06 | 薄型磁心及びそれを用いたインターフェース又はスイッチング電源 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10000777A JPH11195522A (ja) | 1998-01-06 | 1998-01-06 | 薄型磁心及びそれを用いたインターフェース又はスイッチング電源 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11195522A true JPH11195522A (ja) | 1999-07-21 |
Family
ID=11483143
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10000777A Pending JPH11195522A (ja) | 1998-01-06 | 1998-01-06 | 薄型磁心及びそれを用いたインターフェース又はスイッチング電源 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11195522A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008156703A (ja) * | 2006-12-25 | 2008-07-10 | National Institute For Materials Science | ホイスラー合金とそれを用いたtmr素子又はgmr素子 |
-
1998
- 1998-01-06 JP JP10000777A patent/JPH11195522A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008156703A (ja) * | 2006-12-25 | 2008-07-10 | National Institute For Materials Science | ホイスラー合金とそれを用いたtmr素子又はgmr素子 |
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