JPH11195078A - 医薬品相互作用チェック方法及びその装置 - Google Patents

医薬品相互作用チェック方法及びその装置

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JPH11195078A
JPH11195078A JP36894897A JP36894897A JPH11195078A JP H11195078 A JPH11195078 A JP H11195078A JP 36894897 A JP36894897 A JP 36894897A JP 36894897 A JP36894897 A JP 36894897A JP H11195078 A JPH11195078 A JP H11195078A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 医薬品の相互作用を有する組み合わせ検索の
メンテナンス性・処理効率を向上させる。 【解決手段】 処方される医薬品(自己医薬品)及び該
医薬品と同時に服用される医薬品(相手医薬品)のコー
ド(医薬品の分類形態ごとに予めコード化された医薬品
コード)を医薬品相互作用チェックマスタ104から抽
出する。次に、前記自己医薬品のコードが医薬品相互作
用チェックテーブル105を構成する自己テーブル部に
存在するか否かの検索をし、存在した場合には一時記憶
テーブル部にデータを記憶する。そして、前記一時記憶
テーブル部に記憶したデータ中の相手テーブル部に前記
相手医薬品コードが存在するか否かの検索をし存在した
場合には相互作用を有する可能性ありと判断し、コメン
トファイル106、機序ファイル107から対応するデ
ータを抽出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医療機関において
処方情報の監査処理をコンピュータ上で行う処方鑑査シ
ステムに係り、医師あるいは薬剤師が行う処方箋の発行
や処方鑑査業務を効率的に行えるようにした医薬品相互
作用チェック方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、医薬品を処方する場合には、医師
または薬剤師が処方する医薬品の相互作用に関して、医
師または薬剤師の持つ知識あるいは文書情報をもとに判
断して、行わなければならなかった。しかし、膨大な医
薬品数の中から全ての相互作用を把握することは不可能
に近く、いちいち文書情報を確認することは大変手間の
かかることであった。ここで、医薬品の相互作用とは、
2種以上の医薬品を併用したときに一方の医薬品がもう
一方の医薬品の作用を強めたり、あるいは効能を弱めて
しまう作用であり、併用を禁じられている医薬品の組み
合わせも多数ある。このため、それぞれの医薬品に対
し、相互作用を有する医薬品との作用関係を全て記載し
たものが作成され、医薬品の処方の際にはこの作成され
たものを確認する相互作用チェック方法が提案されてい
る。
【0003】医薬品相互作用チェックの為のファイルも
しくはデータベース等の作り方において、従来の方法は
大きく二つの形態に分けられる。第一の方法は、相互作
用を有する医薬品の関係を個々の医薬品に対し設定する
方法であり、それは川合等による「処方支援(相互作用
チェック)システム」(月刊薬事Vol.38,No.2(1996)79-
86頁)に記載されている。第二の方法は、相互作用を有
する医薬品の関係を文字情報(テキストデータ)で構築
する方法であり、特開平8−275988号公報あるい
は特開平9−99039号公報に開示されている。
【0004】例えば、特開平8−275988号公報に
は、処方箋中の医薬品相互作用検証方法として、指定し
た医薬品と相互作用を生じる可能性のある医薬品の名称
リストを出力する相互作用医薬品名表示手段と、任意の
医薬品の名称の入力に対して、入力した医薬品と同一の
効能の医薬品を指し示す医薬品名称リストを出力する同
義医薬品名表示手段とをあらかじめ用意し、処方箋中か
ら二つの医薬品名称を抽出して、一方を検討対象医薬品
名とし、もう一方を比較対象医薬品名とし、相互作用医
薬品名表示手段に対して検討対象医薬品名を入力して、
検討対象医薬品名と相互作用を生じる可能性のある医薬
品の名称リストを出力させて、検討対象相互作用医薬品
リストとし、また同義医薬品名表示手段に対して比較対
象医薬品名を入力して比較対象医薬品名と同一の医薬品
を指し示す医薬品のリストを出力させて、比較対象同義
医薬品リストとし、比較対象同義医薬品リスト中の医薬
品名が検討対象相互作用医薬品リスト中に存在するかを
検索し、存在する場合には処方箋中に記載された医薬品
どうしで相互作用が発生する可能性があると判定し、か
つ処方箋中の二つの医薬品の組み合わせは、すべての医
薬品の組み合わせに対して実施する方法が開示されてい
る。
【0005】また、特開平9−99039号公報には、
薬品相互作用チェック方法として、処方される複数種の
薬品に対して全ての薬品の組み合わせを生成し、それぞ
れの組み合わせにおける一方の薬品の上位語、下位語、
同義語、異表記語からなる単語列を辞書から選択し、そ
れぞれの組み合わせにおける他方の薬品名をキーとして
薬品情報データベースから検索された文字列データに前
記単語列が含まれているか否かを文字検索でチェック
し、それぞれの薬品と相互作用を有する薬品名の一覧を
表示する方法が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
第一の方法のようにそれぞれの医薬品に対し、相互作用
を有する医薬品との作用関係を全て記載したものが作成
され、医薬品の処方の際にはこの作成されたものを確認
する相互作用チェック方法では、構築するデータ量が膨
大なものとなってしまいファイルも大容量化してしまう
こと、その結果、データ処理に時間がかかってしまうこ
と等の欠点があった。
【0007】また、上述の第二の方法のように、二つの
医薬品名に対して、一方の医薬品と相互作用を生じる可
能性のある医薬品名リストを出力し、もう一方の医薬品
と同一の医薬品名リストを出力して、共通する医薬品名
が存在する場合に、二つの医薬品は相互作用が発生する
可能性があると判定する方法、あるいは上述のように、
処方される医薬品の組み合わせにおいて、一方の医薬品
の上位語、下位語、同義語、異表記語からなる単語列を
辞書から選択し、他方の医薬品名をキーとして医薬品情
報データベースから検索された文字列データに前記単語
列が含まれているか否かを文字検索で行うチェック方法
では、指定した一医薬品と相互作用の存在する医薬品を
検索して医薬品名の一覧を表示するだけであるため、相
互作用が発生することはわかっても作用の内容まで理解
できるものではなかった。また、検索方法としては文字
検索を使用していることから、すべての文字情報に関し
て検索処理を行なってしまうため処理に時間がかかると
いう欠点があった。更に、文字情報による方法は、一般
名、薬理薬効名等からなる医薬品分類シソーラスを構築
すること、あるいは添付文書から相互作用テーブルを自
動生成する等の工夫が見られるが、いずれもその内容の
主たる構成要素は文字情報(文章情報)であり、すべて
をコード化するには至っていないこと、あるいは一医薬
品と相互作用の存在する医薬品を検索しその一覧を表示
する機能にとどまるものであった。
【0008】本発明は上記問題に着目してなされたもの
で、各医薬品に付される添付文書から抽出された医薬品
に関する情報をコード化することによりデータの処理時
間を短縮し、容易に医薬品相互作用のチェックを行うこ
とができる医薬品相互作用チェック方法及びその装置を
提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】以後の説明において、処
方もしくは調剤を行なおうとする医薬品又は処方もしく
は調剤が行われた医薬品を自己医薬品と称し、自己医薬
品と同時に服用する可能性のある一種もしくは複数種の
医薬品を相手医薬品と称する。尚、相手医薬品には飲食
物も含まれる。
【0010】上記問題を解決するために、請求項1の医
薬品相互作用チェック方法に係る発明は、一種もしくは
複数種の医薬品に関し、相互作用が発現する可能性のあ
る組み合わせの有無をチェックする方法であって、一種
もしくは複数種の自己医薬品の相互作用の有無を医薬品
相互作用データベースの自己テーブル部で検索し、その
結果、回答がある場合は該データを一時記憶装置に記憶
させ、次に、上記自己医薬品と同時に服用される一種も
しくは複数種の相手医薬品のデータと、上記一時記憶さ
れたデータの一致の有無を、医薬品相互作用データベー
スの相手テーブル部で検索し、その回答があるときに、
医薬品相互作用データベースのコメントテーブル部の該
当情報を出力することを特徴とするものである。
【0011】上記問題を解決するために、請求項2の医
薬品相互作用チェック装置に係る発明は、一種もしくは
複数種の自己医薬品を記録する自己医薬品データベース
と、自己医薬品に対し相互作用が発現する可能性のあ
る、一種もしくは複数種の相手医薬品を記録する相手医
薬品データベースと、医薬品相互作用に関するデータを
記録するデータベースとを含むことを特徴とするもので
ある。
【0012】上記問題を解決するために、請求項3の医
薬品相互作用チェック装置に係る発明は、請求項2の発
明において、相互作用のある医薬品を記録する医薬品相
互作用データベース自己テーブル部と、自己医薬品に対
し相互作用が発現する可能性のある、相手医薬品を記録
する医薬品相互作用データベース相手テーブル部と、医
薬品相互作用に関するデータを記録する医薬品相互作用
データベースコメントテーブル部と、一種もしくは複数
種の自己医薬品の相互作用の有無を医薬品相互作用デー
タベースで検索したデータを記憶する一時記憶装置とを
含むことを特徴とするものである。
【0013】上記問題を解決するために、請求項4の医
薬品相互作用チェック装置に係る発明は、請求項2又は
3の発明において、自己医薬品または相手医薬品のそれ
ぞれのデータには、レセプト電算処理システムマスター
コード、医薬品の成分を表わす一般名コード、薬効分類
コードと、医薬品の構造式・薬理作用・剤型等により分
類された各コードの内の複数のものが含まれることを特
徴とするものである。
【0014】上記問題を解決するために、請求項5の医
薬品相互作用チェック装置に係る発明は、請求項2、3
又は4の発明において、自己医薬品または相手医薬品の
それぞれのデータとして、レセプト電算処理システムマ
スターコード、一般名コード、薬効分類コードと、医薬
品の構造式・薬理作用・剤型等により分類された各コー
ドの内、複数のものがコンピュータ読み取り可能な記録
媒体に記憶されていることを特徴とするものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る医薬品相互作
用チェック方法及びその装置の実施の形態を添付図面に
基づいて説明する。
【0016】図1は、本発明の装置の一形態を示す構成
図である。本発明に係る装置は図1に示すように、医薬
品相互作用チェック結果を表示するための表示装置10
と、チェックする医薬品を入力するための入力装置11
と、CPU及びメモリ等の処理部12と、あらかじめ用
意された全ての医薬品に関するデータが作成記憶されて
いるディスク13(記憶手段としてはこの他に、CD−
ROM14、フロッピーディスク15を使用することも
できる。)と、医薬品に関するデータ、あるいはチェッ
クした医薬品の相互作用に関するデータ等をプリントア
ウトするための出力装置16とから構成されている。
【0017】図2は、医薬品相互作用チェック処理に使
用される各機能ごとのデータの構成、すなわちファイル
構成を示しており、それぞれがメモリ上では区分されて
ファイルとして記憶されている。自己医薬品テーブル1
02には、予め医薬品入力101の過程により入力され
た処方される医薬品(自己医薬品)の医薬品マスターコ
ード(後述する)が記憶され、相手医薬品テーブル10
3には、処方履歴を基に抽出した患者が服用している医
薬品(相手医薬品)及び処方される医薬品の医薬品マス
ターコード、調剤日、医療機関名が記憶される。医薬品
相互作用チェックマスタ104には、予め医薬品固有の
情報が全て記憶され、医薬品相互作用チェックテーブル
105には、医薬品間の相互作用の有無をチェックする
情報が記憶されており、自己医薬品に対する自己テーブ
ル部401と相手医薬品に対する相手テーブル部402
(図4を参照)とを含む。また、医薬品相互作用コメン
トファイル106には、医薬品の相互作用の結果をコメ
ントとして提供するための文字情報がコメントコードと
共に記憶され、医薬品相互作用機序ファイル107に
は、医薬品相互作用の機序が文字情報として相互作用機
序コードと共に記憶されている。
【0018】そして、前記のファイルに基づく医薬品相
互作用チェック108の過程では、上記入力データ及び
記憶データを基に自己医薬品及び相手医薬品の一般名コ
ード、薬効分類コード、BOXコード(いずれも後述す
る)を医薬品相互作用チェックマスタ104から取得し
て、処方医薬品相互作用チェックマスタSの形態で一時
記憶テーブル110に記憶され(図3を参照)、自己医
薬品の前記各コードに対して相互作用を有する全ての医
薬品(相手医薬品、相手飲食物等)と相互作用コメント
等が処方医薬品相互作用チェックテーブルTの形態で一
時記憶テーブル110に記憶される(図4を参照)。図
3に示すように、処方医薬品相互作用チェックマスタS
の形態は、入力された処方医薬品の医薬品マスターコー
ドに対応する医薬品名称、一般名コード、薬効分類コー
ド、BOXコードが記憶される構成となる。また、図4
に示すように、処方医薬品相互作用チェックテーブルT
の形態では、自己テーブル部401に入力された処方医
薬品の一般名コード、薬効分類コード、BOXコードが
記憶され、相手テーブル部402に前記自己テーブル部
のそれぞれのコードと相互作用を持つ医薬品の一般名コ
ード、薬効分類コード、BOXコードが記憶される。そ
して、コメントテーブル部403には、それぞれの相互
作用に対するコメントと重篤区分に対応するレベルコー
ドと相互作用の機序コードが記憶される。
【0019】ここで、本発明に係る医薬品に関連する各
コードについて説明する。医薬品マスターコードとは、
厚生省により制定されている医薬品を特定するためのレ
セプト電算処理システムマスターコードであり、薬効分
類コードとは、通産省により制定されている医薬品の効
能効果を階層化して分類した日本標準商品分類コードで
ある。そして両コードとも標準化されたコードとなって
いる。また、医薬品は構成成分によって全て一般名が制
定されており、本発明では剤型・適応症状等を考慮した
分類として一般名コードを設定している。更に、医薬品
添付文書において医薬品の構造式・薬理作用・剤型等に
よる表現が多いことから、この表現を一つの群としてと
らえ辞書化してそれぞれの群をBOXコードとして設定
した。
【0020】前記の本発明に関連する医薬品の分類形態
を図5に示す。全ての個々の医薬品(W)が医薬品マス
ターコードで特定され、構成成分・剤型・適応症状等の
分類により制定されている一般名(R)に一般名コード
が付与されている。更に、効能効果を共通とする一般名
の集合である薬効分類(Q)に薬効分類コードを制定
し、医薬品の共通した構造式・薬理作用・剤型等の集合
であるBOX(P)にBOXコードを付与している。そ
れぞれのBOXは薬効分類と該薬効分類に属さない一般
名から構成される。
【0021】次に、医薬品相互作用のチェック方法の実
施の一形態を図6に添って詳しく説明する。検索前処理
801では、ステップ810において、前述したように
処方される医薬品として入力装置11に入力された自己
医薬品の医薬品マスターコードを基に、一般名コード、
薬効分類コード、BOXコードを医薬品相互作用チェッ
クマスタ104から検索して(ステップ811)、処方
薬品相互作用チェックマスタSの形態(図3を参照)で
自己医薬品のそれぞれのコードを確定する。また、ステ
ップ812において、処方履歴等を基に抽出された相手
医薬品の医薬品マスターコードを基に一般名コード、薬
効分類コード、BOXコードを医薬品相互作用チェック
マスタ104から検索して(ステップ813)、処方医
薬品相互作用チェックマスタSの形態で相手医薬品のそ
れぞれのコードを確定する。
【0022】相互作用チェックテーブルの検索処理80
2では、ステップ820において、医薬品相互作用チェ
ックテーブル105から自己テーブル部401の検索が
行われる。まず、検索前処理801で検索した自己医薬
品の一般名コードが、医薬品相互作用チェックテーブル
105の自己テーブル部401に存在するか否かの検索
が行われる(ステップ821)。同様にして、薬効分類
コードとBOXコードについても検索が行われ(ステッ
プ822、823)、それぞれの検索で存在したコード
に関するデータは処方医薬品相互作用チェックテーブル
Tの形態で一時記憶テーブル110に記憶される。 ま
た、ステップ824において、前記ステップ820で検
索して一時記憶テーブル110に記憶したデータから相
手テーブル部402の検索が行われる。まず、検索前処
理801で検索した相手医薬品の一般名コードが前記一
時記憶テーブル110の相手テーブル部402に存在し
ているかの検索が行われる(ステップ825)。同様に
して薬効分類コードとBOXコードについても検索が行
われ(ステップ826、827)、それぞれの検索でコ
ードが存在する場合には、処方する自己医薬品には患者
が服用している医薬品あるいは処方する医薬品(相手医
薬品)との間に相互作用を有する組み合わせが存在する
ことになる。
【0023】検索後処理803では、ステップ830に
おいて、前記相互作用チェックテーブルの検索処理80
2で相互作用を有する医薬品の組み合わせが存在した場
合のコメントテーブル部403の作成が行われる。ま
ず、相互作用を有する医薬品の組み合わせから相互作用
コメントが確定され(ステップ830)、相互作用の重
篤レベルに対応する重篤区分が確定する(ステップ83
2)。そして、同様に医薬品の組み合わせに対する相互
作用機序が確定される(ステップ831)。
【0024】以上のように検索された医薬品相互作用チ
ェック結果は、図7に示すような形態で表示装置10に
画面表示される。表示欄901には、入力された自己医
薬品名が、検索されたコードを基に医薬品相互作用チェ
ックマスタから抽出され、表示される。また、表示欄9
02には、患者の処方履歴に記載された調剤日と医療機
関名、及び、前記自己医薬品名に対して検索されたコー
ドを基に相手医薬品名が、医薬品相互作用チェックマス
タから抽出され、表示される。更に、表示欄903に
は、検索された相互作用コメントコードを基に相互作用
コメントが相互作用コメントファイルから抽出されて表
示され、表示欄904には、検索された機序コードを基
に相互作用機序が医薬品相互作用機序ファイルから抽出
され、表示される。そして、前記画面表示は、検索した
相互作用コメントの重篤レベルコードに対応して、重篤
のコメントの場合には色付けにより強調して表示するよ
うにしている。尚、上記の表示画面及び検索過程におけ
るデータは、必要に応じて接続された出力装置16から
プリントアウトすることができる。
【0025】図8に医薬品相互チェック結果の一形態を
示す。表示欄1001には、入力された自己医薬品名で
ある「トリルダン」が表示されている。また、表示欄1
002には、調剤日と医療機関である「97.11.10/XX
医院」、及び、相手医薬品名である「クラリシッド」が
表示されている。更に、表示欄1003には相互作用コ
メントととして、「QT延長・心室性不整脈→禁忌」と
表示されている。そして、表示欄1004には、相互作
用機序として「肝臓の薬物代謝酵素の阻害により、A
(トリルダン)の代謝が競合的に阻害される。」と表示
されている。
【0026】本発明においては、後発医薬品(医薬品業
界で言うゾロ品)に対しては先発医薬品と同一の一般名
コード・薬効分類コード及びBOXコードを付与するこ
とにより、新たな相互作用チェックのテーブルを増やす
ことなく先発医薬品と全く同一のレベルで相互作用チェ
ックを行うことが可能となりメンテナンスの効率を向上
させることとなる。更に、階層化された薬効分類コード
・剤型まで配慮した一般名コードはチェックテーブルを
コンパクトに構築することを可能にし、以ってデータベ
ースの小容量化・処理効率の向上を実現し、メンテナン
ス性・処理効率の課題を一挙に解決することができる。
【0027】
【発明の効果】請求項1に係る発明では、相互作用を有
する可能性のある医薬品の組み合わせを検索する場合
に、処方される自己医薬品の相互作用の有無を検索し該
当データを一時記憶装置に記憶させ、前記自己医薬品と
同時に服用される相手医薬品の相互作用の有無を検索し
た該当データが前記一時記憶装置に記憶させた該当デー
タの相手テーブル部に存在するか否かを検索して、存在
した場合のみコメントテーブル部のデータを出力する方
法を取ることから、データの処理量を少なくし処理時間
を短縮することができ、該当する医薬品のデータを短時
間で画面出力させることができる。
【0028】請求項2に係る発明では、医薬品相互作用
に関するデータを記録するデータベースと、自己医薬品
データベースと、相手医薬品データベースとを有してい
ることから、処方医薬品の相互作用の検索を容易に行う
ことができる。
【0029】請求項3に係る発明では、相互作用のある
医薬品を記録している医薬品相互作用データベースに自
己テーブル部と相手テーブル部とコメントテーブル部を
有し、また、前記医薬品相互作用データベースから検索
した自己医薬品の相互作用を記憶しておく一時記憶装置
も有することから、いずれの場合にも検索時には必要な
部分だけを検索すればよくデータの処理時間を短縮する
ことができる。また、それぞれのデータテーブルから検
索したデータをプリントアウトした時に見易いため事務
処理の面でも時間を短縮することができる。
【0030】請求項4に係る発明では、請求項2ないし
3のいずれかに係る発明において、医薬品にマスターコ
ード、一般名コード、薬効分類コード、BOXコードを
付与して分類したことから、データベース全体がコンパ
クト化できメンテナンスの精度を向上させることができ
るとともに処理効率も向上させることができる。また、
行政により標準化された医薬品マスターコードと薬効分
類コードを使用しているので、医療現場で活用しやすい
とともに、患者に対して安全で有効な医薬品を提供でき
る。
【0031】請求項5に係る発明では、請求項2ないし
4のいずれかに係る発明において、医薬品に関連するそ
れぞれのコードを、読み取り可能な記憶媒体に記憶させ
たことにより、容易に持ち運びできると共に、必要な時
に簡単にデータを取り出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の医薬品相互作用チェック方法及びその
装置を示す構成図である。
【図2】本発明の医薬品相互作用チェック方法を示す構
成図である。
【図3】処方医薬品相互作用チェックマスタの形態を示
す図である。
【図4】処方医薬品相互作用チェックテーブルの形態を
示す図である。
【図5】本発明に関連する医薬品の分類形態を示す図で
ある。
【図6】医薬品相互作用のチェック方法の実施の一形態
を示す図ある。
【図7】検索された医薬品相互作用チェック結果の画面
表示される形態を示す図である。
【図8】画面表示された医薬品相互チェック結果の一形
態を示す図である。
【符号の説明】
101 医薬品入力の過程 102 自己医薬品テーブル 103 相手医薬品テーブル 104 医薬品相互作用チェックマスタ 105 医薬品相互作用チェックテーブル 106 医薬品相互作用コメントテーブル 107 医薬品相互作用機序ファイル 110 一時記憶テーブル 108 医薬品相互作用チェック 109 相互作用チェック結果表示 401 自己テーブル部 402 相手テーブル部 403 コメントテーブル部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一種もしくは複数種の医薬品に関し、相
    互作用が発現する可能性のある組み合わせの有無をチェ
    ックする方法であって、 一種もしくは複数種の自己医薬品の相互作用の有無を医
    薬品相互作用データベースの自己テーブル部で検索し、
    その結果、回答がある場合は該データを一時記憶装置に
    記憶させ、 次に、上記自己医薬品と同時に服用される一種もしくは
    複数種の相手医薬品のデータと、上記一時記憶されたデ
    ータの一致の有無を、医薬品相互作用データベースの相
    手テーブル部で検索し、 その回答があるときに、医薬品相互作用データベースの
    コメントテーブル部の該当情報を出力することを特徴と
    する医薬品相互作用チェック方法。
  2. 【請求項2】 一種もしくは複数種の自己医薬品を記録
    する自己医薬品データベースと、自己医薬品に対し相互
    作用が発現する可能性のある、一種もしくは複数種の相
    手医薬品を記録する相手医薬品データベースと、医薬品
    相互作用に関するデータを記録するデータベースとを含
    むことを特徴とする医薬品相互作用チェック装置。
  3. 【請求項3】 相互作用のある医薬品を記録する医薬品
    相互作用データベース自己テーブル部と、 自己医薬品に対し相互作用が発現する可能性のある、相
    手医薬品を記録する医薬品相互作用データベース相手テ
    ーブル部と、 医薬品相互作用に関するデータを記録する医薬品相互作
    用データベースコメントテーブル部と、 一種もしくは複数種の自己医薬品の相互作用の有無を医
    薬品相互作用データベースで検索したデータを記憶する
    一時記憶装置と、 を含むことを特徴とする請求項2に記載の医薬品相互作
    用チェック装置。
  4. 【請求項4】 自己医薬品または相手医薬品のそれぞれ
    のデータには、レセプト電算処理システムマスターコー
    ド、医薬品の成分を表わす一般名コード、薬効分類コー
    ドと、医薬品の構造式・薬理作用・剤型等により分類さ
    れた各コードの内の複数のものが含まれることを特徴と
    する請求項2又は3に記載の医薬品相互作用チェック装
    置。
  5. 【請求項5】 自己医薬品または相手医薬品のそれぞれ
    のデータとして、レセプト電算処理システムマスターコ
    ード、一般名コード、薬効分類コードと、医薬品の構造
    式・薬理作用・剤型等により分類された各コードの内、
    複数のものがコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記
    憶されていることを特徴とする請求項2、3又は4に記
    載の医薬品相互作用チェック装置。
JP36894897A 1997-12-27 1997-12-27 医薬品相互作用チェック装置 Expired - Lifetime JP3030811B2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36894897A JP3030811B2 (ja) 1997-12-27 1997-12-27 医薬品相互作用チェック装置

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JP36894897A JP3030811B2 (ja) 1997-12-27 1997-12-27 医薬品相互作用チェック装置

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