JPH11194831A - 流量制御弁 - Google Patents

流量制御弁

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JPH11194831A
JPH11194831A JP10296269A JP29626998A JPH11194831A JP H11194831 A JPH11194831 A JP H11194831A JP 10296269 A JP10296269 A JP 10296269A JP 29626998 A JP29626998 A JP 29626998A JP H11194831 A JPH11194831 A JP H11194831A
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JP
Japan
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pressure
control valve
chamber
flow control
flow
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Application number
JP10296269A
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English (en)
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Willi Wild
ヴィルト ヴィリ
Siegfried Merz
メルツ ジークフリート
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Electrowatt Technology Innovation AG
Original Assignee
Electrowatt Technology Innovation AG
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24DDOMESTIC- OR SPACE-HEATING SYSTEMS, e.g. CENTRAL HEATING SYSTEMS; DOMESTIC HOT-WATER SUPPLY SYSTEMS; ELEMENTS OR COMPONENTS THEREFOR
    • F24D19/00Details
    • F24D19/10Arrangement or mounting of control or safety devices
    • F24D19/1006Arrangement or mounting of control or safety devices for water heating systems
    • F24D19/1009Arrangement or mounting of control or safety devices for water heating systems for central heating
    • F24D19/1015Arrangement or mounting of control or safety devices for water heating systems for central heating using a valve or valves
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16KVALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
    • F16K31/00Actuating devices; Operating means; Releasing devices
    • F16K31/12Actuating devices; Operating means; Releasing devices actuated by fluid
    • F16K31/126Actuating devices; Operating means; Releasing devices actuated by fluid the fluid acting on a diaphragm, bellows, or the like
    • F16K31/1262Actuating devices; Operating means; Releasing devices actuated by fluid the fluid acting on a diaphragm, bellows, or the like one side of the diaphragm being spring loaded
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05DSYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
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    • G05D7/005Control of flow characterised by the use of auxiliary non-electric power combined with the use of electric means
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05DSYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
    • G05D7/00Control of flow
    • G05D7/01Control of flow without auxiliary power
    • G05D7/0106Control of flow without auxiliary power the sensing element being a flexible member, e.g. bellows, diaphragm, capsule
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
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    • Y10T137/7781With separate connected fluid reactor surface
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 流量制御弁の圧力調整部材が容易に移動で
き、ヒータ弁としての使用に適した流量制御弁を提供す
る。 【解決手段】 流量制御弁は、流量を調節する調節機構
として機能する第1の絞り部と、第1の絞り部前後の圧
力差を一定の値に調整する第2の絞り部を有する。第1
の絞り部は、第1の弁座5と協働する制御部材4によっ
て形成され、第2の絞り部は、第2の弁座10と協働す
る圧力調整部材9によって形成される。制御部材4と圧
力調整部材9は同一の方向12に移動可能で、弾性的な
ダイヤフラム13によって結合されている。流入室1
は、圧力室15と連通しており、流入室で得られる圧力
1を圧力調整部材へ伝達する有効面A1は、両絞り部間
で得られる圧力p2を圧力調整部材9へ伝達する有効面
2とほぼ等しく設定され、流体は第2の絞り部を回転
対称に貫流する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流量制御弁、さら
に詳細には、請求項1のおいて書きの部分に記載の、圧
力調整器を一体化した流量制御弁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の流量制御弁は、欧州特許EP6
77708によれば、たとえば複数のヒータが少なくと
も1つの経路で水圧的に結合される温水暖房装置におい
て、ヒータ弁として好適に使用されている。この種の流
量制御弁によって個々のヒータは、それぞれ他のヒータ
の駆動によって圧力降下が大きくなってもそれには無関
係に、熱出力を同じにして駆動することができる。これ
は公知のように、流体の流量を制御する制御部材と、制
御部材での圧力降下を調整する圧力調整部材によって達
成される。
【0003】請求項1のおいて書きの部分に記載された
種類の流量制御弁は、米国特許明細書US334480
5から知られている。工業施設用に設計されたこの流量
制御弁は、圧力調整部材に作用する圧力が非対称である
という欠点を有する。というのは、弁を通って流れる流
体は不均一に、すなわち片側で排出され、さらに圧力調
整部材の開口が増大した場合には、制御部材での圧力降
下は、対応して得られる圧力を制御部材と圧力調整部材
に及ぼす力に変える面が変化することにより、もはや十
分に調整できないからである。さらに、制御部材の駆動
棒と圧力調整部材間に設けられているOリングの形状の
シールが比較的大きい摩擦力に従って変形し、それによ
りこの弁はヒータ弁としては不適になる。
【0004】他の流量制御弁が、欧州特許出願EP75
1448から知られている。この比較的大型の弁も同様
に、ヒータ弁の使用には適していない。
【0005】仏国特許出願FR2740554から、流
量が圧力降下にほぼ無関係な、単一の絞り部を有する弁
が知られている。しかし、定格流量を調節する調節機
構、すなわち制御部材は設けられていない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、上述
した種類の流量制御弁を改良して、寸法をコンパクトな
ものにし、流量制御弁の圧力調整部材が極めて容易に移
動できて圧力ヒステリシスを減少させることができ、ま
た流量制御弁がヒータ弁としての使用に適するようにす
ることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明はこの課題を、請
求項1の特徴によって解決している。他の好ましい実施
形態が、従属請求項に記載されている。
【0008】本発明は、流入室と、相前後して配置され
た2つの絞り部と、排出室とを有し、第1の絞り部が流
量の調節機構として用いられ、かつ第1の絞り部前後の
圧力差が第2の絞り部によって一定の値に制御できる、
流体の流量を制御する流量制御弁に関している。第1の
絞り部は、公知のように、第1の弁座と協働して流量を
制御する制御部材によって形成されており、一方、第2
の絞り部は、第2の弁座と協働して圧力差を調整する圧
力調整部材によって形成されている。
【0009】流入室は、少なくとも一部が圧力調整部材
に作用する圧力室と連通している。それにより流体は流
入室と圧力室間を自由に循環することができる。すなわ
ち、特に圧力室では、流入室と同じ圧力が得られるよう
になる。その場合、流入室で得られる圧力を圧力調整部
材へ伝達する第1の有効面は、両絞り部間で得られる圧
力を圧力調整部材へ伝達する第2の有効面とほぼ等しく
なっている。また、圧力調整部材は、その構造が回転対
称になっていることにより、また第2の絞り部の後方の
排出室の形状が回転対称になっていることにより、流体
を回転対称に流動させることができる。
【0010】圧力調整部材と弁ハウジングは弾性的なダ
イヤフラムによって結合されており、その場合、ダイヤ
フラムは圧力調整部材が制御部材の駆動装置側に配置さ
れている場合には、さらに制御部材とも結合されてい
る。従ってその場合には制御部材と圧力調整部材は、同
じ第1の方向に移動可能な弾性的なダイヤフラムによっ
て結合される。弾性的なダイヤフラムは、圧力調整部材
を移動できるように支持し、圧力室を密封する機能を有
する。圧力調整部材は、弁ハウジングと、駆動装置によ
って変位可能であるが、そうでない場合には不動の制御
部材との間で、ダイヤフラムによる懸架によって自由に
移動できる。その場合、ダイヤフラムは、ダイヤフラム
により圧力室が絞り部間にある空間に対して密封される
ように、制御部材ないしは制御部材を駆動する駆動ロッ
ドまたはスピンドルに固定される。それによってOリン
グシールが省略でき、また制御部材が極めて容易に変位
できるとともに、圧力調整部材が制御部材に対してほぼ
摩擦なしに移動することが保証される。さらに、ダイヤ
フラムによって、個々の部材の移動には無関係でしかも
確実な密封が保証され、制御弁の個々の室における圧力
降下が防止される。圧力調整部材が制御部材の駆動装置
とは反対の側に配置されている場合には、圧力調整部材
はダイヤフラムによって弁ハウジングと直接結合され
る。
【0011】圧力調整部材と制御部材は、円錐状、少な
くとも一部が円錐状に形成されており、それにより流体
にとってきわめて流れやすい形状が与えられることが保
証される。
【0012】圧力調整部材、制御部材並びに関連する結
合部は、ダイヤフラムを介しての結合も含めて、特に各
部材に対する弁座は、次のように構成されている。すな
わち、流入室で得られる圧力を第1の方向に制御部材へ
伝達する第3の有効面が、流入室で得られる圧力を第1
の方向とは逆方向に制御部材へ伝達する第4の有効面と
ほぼ等しいように、構成される。その場合、第3の有効
面は制御部材の流入室に向いた側に、そして第4の有効
面は制御部材の圧力室に向いた側に位置している。第1
の有効面と第4の有効面の総和は、第2の有効面と第3
の有効面の総和とほぼ同じ大きさであって、その場合、
各有効面は、対応する圧力によってもたらされる力を、
図面においはy方向として示される第1の方向に伝達な
いしは作用させる「作用面」から得られる。
【0013】圧力調整部材は、排出室で得られる圧力に
よって第1の方向において少なくとも一部が圧力調整部
材に作用する力が、排出室で得られる圧力によって少な
くとも一部が第1の方向とは逆方向に圧力調整部材に作
用する1つまたは複数の力に対応するように、構成され
ている。
【0014】排出室で得られる圧力によってもたらされ
る力、ないしは流入室と圧力室で得られる圧力および絞
り部間で得られる圧力によってもたらされる力および/
または少なくとも第2の絞り部を通過する流体の流れに
よってもたらされる力は、圧力調整部材、ダイヤフラ
ム、制御部材および連結部、ガイド並びに絞り部が上述
したような形状を与えられており、また上述したように
構成されていることによって、弁内部の対応する可動部
材に対称に作用する。力が対称に作用することによっ
て、小さな組立て寸法でほぼ等しい大きさの有効面を有
する弁が実現され、ヒータ弁として使用が可能になる。
【0015】圧力調整部材には、第2の絞り部の周囲に
おいて第1の方向に対してほぼ平行に羽根ないしリブが
配置されており、この羽根ないしリブは圧力調整部材を
摩擦を少なくして案内する機能を果たし、同時にこれら
の羽根ないしフィンによって、第1の方向に対してほぼ
平行でない方向における流体の流れを防止する液流室が
形成される。さらに、圧力調整部材の質量を増大させる
手段が設けられており、その手段は、液流室とともに、
流体が障害なく移動できまた貫流することによって発生
する圧力調整部材の揺れ動きないし共振振動を防止す
る。
【0016】第2の絞り部は、エッジの鋭い相手片と協
働する円錐状の面によって形成されるので、面が極めて
小さいことにより、圧力調整部材に作用しベルヌーイの
法則に従う流れによってもたらされる力はかなり小さい
ものになる。制御部材はさらに、好ましくは第1の弁座
と共に第1の絞り部を形成するゴム部を有し、その場
合、ゴム部は、第1の絞り部を通る流体の流量を扇形状
に制限するシール舌片を有する。
【0017】好ましくは制御部材は小室を有し、その小
室の体積は、全ストローク変化によってもたらされる圧
力室の体積変化の少なくとも半分の大きさであって、そ
れにより流体の交換によってストローク移動が容易にな
る。その場合、循環から発生する堆積物が圧力室に達す
ることはない。
【0018】好ましくは弁ハウジングは流量制御弁を機
能させるためのすべての関連部品を含めて、流入室と排
出室を形成するハウジングまたはパイプに着脱可能に結
合されているので、流量制御弁はたとえば暖房パイプを
設置した後に初めて取り付けることが可能になる。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、図面を用いて本発明の実施
の形態を詳細に説明する。
【0020】図1は、本発明の原理を示すものであっ
て、図2に示す弁の理解を容易にするためのものであ
る。参照符号は相互に対応し、その場合図1には、個々
の室の対応する圧力を、図1の下部に図示されている
「圧力調整容器」ないしダイヤフラム駆動装置36に導
く付加的な導管41、42と43が図示されている。ま
た、図1の右端に示されている第1の方向12の力にも
注意しなければならない。また、モータ35は制御部材
4を駆動する。
【0021】図2は、図1に示す原理を有する流量制御
弁を示すものであって、その流入室1を通ってx方向2
へ流れる流体が流量制御弁へ流入し、その排出室3を通
って流体は、矢印で図示したように、流量制御弁から再
び同じx方向2に出て行く。流入室1と排出室3間に
は、直列に接続された2つの絞り部が設けられている。
第1の絞り部は、第1の弁座5と協働して第1の調節可
能な開口部8を形成する制御部材4によって形成され
る。なお、弁座はたとえば弁ハウジング6と堅固に結合
された弁挿入片7とすることもできる。制御部材4はシ
ール部材4aを有し、それによって開口部8は流量制御
弁が閉鎖された状態において、密閉される。第2の絞り
部は、第2の弁座10(たとえば弁挿入片7の)と協働
して第2の調節可能な開口部11を形成する圧力調整部
材9によって形成される。流入室内の圧力はp1で、両
絞り部間の圧力はp2で、そして排出室内の圧力はp3
示されている。これらの圧力が、図1に示される導管4
1、42、43を通って、以下で詳しく説明するダイヤ
フラム駆動装置36へ導かれる。
【0022】第1の絞り部は、流量を調節する調節機構
として用いられ、第2の絞り部の機能は、第1の絞り部
前後の圧力差p1−p2を一定に維持することにあり、そ
れによって流量は流量制御弁の前後で得られる圧力差p
1−p3に無関係になる。流体は流量制御弁をx方向2に
流れる。制御部材4と圧力調整部材9は、x方向2に対
して垂直なy方向12に沿って移動することができる。
制御部材4のy位置によって、第1の開口8の開度、従
って流量が決まる。制御部材4は、目標値設定装置、た
とえば遠隔制御される電動モータなどの駆動装置35ま
たはサーモスタットを利用した駆動装置によって操作さ
れる。
【0023】圧力調整部材9は、弾性的なダイヤフラム
13を介して制御部材4並びに弁ハウジング6に結合さ
れている。ダイヤフラム13は、液圧駆動装置の一部で
あり、第2の弁座10に対する圧力調整部材9の位置を
制御し、従って第2の開口11の開度を制御する。この
制御は、ダイヤフラム13に流入圧力p1が作用すると
ともに、両絞り部間に作用する圧力p2が作用すること
によって可能になる。この作用を得るために、流入室1
は制御部材4内に形成されている孔14を介して圧力室
15と連通しており、その圧力室がダイヤフラム13と
圧力調整部材9に作用を及ぼす。従って圧力p1は、圧
力調整部材9に負のy方向12に作用する力F1を発生
させる。また、圧力p2が圧力調整部材9に正のy方向
12に作用する力F2を発生させる。圧力p1がダイヤフ
ラム13または圧力調整部材9に作用する有効面は、圧
力p2がダイヤフラム13または圧力調整部材9に作用
する有効面に等くなるように設定されている。従って発
生する力F1−F2は、直接圧力差p1−p2に比例する。
弁挿入片7と圧力調整部材9間に弾装された調整ばね1
6が、正のy方向12に圧力調整部材9に作用する力F
Rを発生させる。開口11の開度は、力F1−F2とFR
同じ大きさであるように、調節される。
【0024】調整ばね16は、圧力調整部材9と制御部
材4間に弾装することも可能であるが、弁特性がやや劣
ることを甘受しなければならない。
【0025】圧力p1がダイヤフラム13または圧力調
整部材9に作用する有効面A1は、ほぼダイヤフラム1
3の2つの頂点S1とS2の間でy方向12に延びる弁体
の中心軸Bを中心に回転対称に半径方向に延びている。
圧力p2がダイヤフラム13または圧力調整部材9に作
用する有効面A2は、ほぼダイヤフラム13の頂点S1
ら第2の弁座10まで半径方向に延びている。従って弁
座10と頂点S2は、y方向12にほぼ平行な軸上に位
置する。ここで注意すべきことは、頂点S1とS2のy軸
12に対する距離は、制御部材4の位置および圧力調整
部材9の位置にやや関係することである。
【0026】さらに、制御部材4は次のように、すなわ
ち制御部材4の上方の領域において圧力室15の圧力p
1を受け、かつ中心軸Bと頂点S1間でほぼ半径方向に延
びる有効面A4が、第1の絞り部の直径から得られる、
ないしは中心軸Bから第1の弁座5に至る距離から得ら
れる有効面A3にほぼ対応するように、構成されてい
る。従って制御部材4にわたって広く力の均衡が得られ
るようになるので、制御部材4を移動させるのに必要な
力が最小になり、さらに圧力調整部材9にわたっても広
く力の均衡が得られるので、排出室の圧力p3とは関係
なく、第1の絞り部の流量に対して所望の圧力安定性が
得られる。
【0027】流量制御弁全体の構造が回転対称であるこ
とによって、水は第2の絞り部を360°の全角度範囲
にわたって貫流するので、その結果、調整に必要な圧力
調整部材9のストロークは最小になる。従って外部の圧
力差p1−p3の変化によって圧力調整部材9の位置が変
化しても、ストローク変化は最小のものになり、従って
調整ばね16によって圧力調整部材9に作用する力FR
の変化も最小になり、また流量を決める有効圧p1−p2
の変化も極めて僅かなものになる。
【0028】弾性的なダイヤフラム13により、制御部
材4もまた圧力調整部材9もy方向12に沿って実質上
摩擦なしに移動することが可能になる。圧力調整部材9
のy方向におけるガイドは、弁挿入片7あるいは弁ハウ
ジング6自体と協働する羽根ないしリブ17によって行
われる。圧力調整部材9は、好ましくはy方向12に対
して平行に形成された円筒ジャケット18を有し、その
円筒ジャケットにより各羽根17が結合されるので、各
羽根17間に小さい液流室が形成される。圧力調整部材
9がx方向2に移動すると、幾つかの液流室は、小さく
なり、他の液流室は大きくなる。しかしその場合に必要
な流体の再分布は困難である。というのは液流室により
流体のx方向2における流れが著しく困難になるからで
ある。このようにして圧力調整部材9の振動は、完全に
防止することはできないにしても、かなり減衰させるこ
とができる。
【0029】圧力調整部材9上に取り付けられた、たと
えば真鍮、銅またはシールされた鉛からなるリング19
によって、圧力調整部材9の質量は増大され、それによ
って振動があってもその振動の共振周波数を低下させる
ことができる。それによって共振周波数は、流れによっ
てもたらされる励起周波数よりも低くなる。
【0030】圧力p3は、ダイヤフラム13にも作用
し、正のy方向12において圧力調整部材9に作用する
力F3を発生させる。この力F3を補償するために、圧力
調整部材9は突出部20を有する。その突出部に圧力p
3が作用するので、圧力調整部材9には負のy方向12
に向かう力F4も発生する。ここで注意すべきことは、
圧力p3は第2の弁座10の領域においても突出部20
に作用し、同様に正のy方向12に圧力調整部材9に作
用する力F5を発生させる。この突出部20の有効面
は、圧力p3がダイヤフラム13に作用する有効面に等
しいように設定されており、これにより圧力F3、F4
5は相互に相殺される。これによって、排出室3内の
圧力p3は、圧力調整部材9の位置に影響を与えること
はない。
【0031】圧力調整部材9は、第2の弁座10の領域
において円錐状の面21を有し、その面は横断面におい
ては斜めの端縁として現れる。第2の弁座10は鋭いエ
ッジで形成されており、その場合、エッジ22は、第2
の絞り部が閉じた場合には、圧力調整部材9の円錐状の
面21に円形のラインに沿って接触する。開口11に近
くの領域では、流れに有効な横断面は最も小さくなり、
従ってそこで流体の流速は最大になる。従ってベルヌー
イの法則により、そこでの圧力は減少する。それによっ
て、開口11の直近では、圧力p2ないしp3ではなく、
圧力p2ないしp3に比べて減少した圧力が圧力調整部材
9に作用する。その結果、全体として圧力調整部材9に
作用する力F2が減少する。力F2の減少は、圧力p2
圧力調整部材9に作用する面を対応して増大させること
により、一部補償することができる。
【0032】しかし、流量制御弁の作業領域内部におけ
る力F2の減少は一定ではなく、開口11の開度に関係
するので、流量は流量制御弁の前後で得られる圧力差p
1−p3に少し依存してしまう。しかし、弁座10が上述
したように鋭いエッジで形成されているのではなく、円
錐状の面21に対して平行に形成された面を有するとし
たら、圧力p2ではなくそれより小さい圧力が圧力調整
部材9に作用する領域はさらに大きくなる。それによっ
て流量が流量制御弁前後で得られる圧力差p 1−p3に依
存する依存性はもっと顕著になる。
【0033】突出部20に作用する圧力p3の流れによ
ってもたらされる減少は、力F5の減少に現れる。力F5
の減少は、流速、従って流量に関係する。この効果をで
きるだけ少なく抑えるために、突出部20は内側のエッ
ジで形成される弁座10を越えては半径方向にごくわず
かしか、すなわち不可避の許容誤差によって必要とされ
るだけしか延びていない。
【0034】制御部材4の内部には小室23が設けられ
ており、その体積は理想的な場合、全ストローク変化に
よってもたらされる圧力室15の体積変化と少なくとも
同じ大きさ、好ましくは少なくとも半分の大きさであ
る。制御部材4あるいは圧力調整部材9がストローク移
動する場合に、圧力室15の体積が変化し、その結果圧
力室15と流入室1間で流体の交換が行われる。小室2
3は、多い少ないはあるが、流体の全部または少なくと
も一部を収容することができる。制御部材4のストロー
ク変化が大きい場合にのみ、圧力室15と流入室1間で
交換が行われる。それによって圧力室15あるいは小室
23と圧力室15間の孔が汚れる危険性が減少される。
【0035】図3においては、第2の絞り部が図1また
は図2よりも拡大して図示されており、従って図3で
は、構成の詳細がさらに明瞭になっている。図3はさら
に、第1の絞り部の構成も示しており、その場合、制御
部材4には第1の弁座5と協働するゴム部24が取り付
けられている。ゴム部24はシール舌片25を有し、そ
のシール舌片は図から明らかなように第1の弁座5に横
方向に添接し、それによって密封が保証される。シール
舌片25は、図4に示すように、任意の角度ψ(たとえ
ば120°または270°とすることができる)を包囲
しており、従って第1の絞り部を通る流量を扇形状に制
限する。第1の絞り部の開口断面は、制御部材4のスト
ロークと形成される間隙開口の大きさに関係する。シー
ル舌片25によって間隙開口の大きさ、従って流量はス
トロークの関数で減少する。この構成の利点は、流量を
制御することができる領域が下方へ拡大しており、埃や
ゴミ粒子によって詰まる危険が減少されることである。
シール舌片25は細く形成されており、その両端部はア
ンダーカットになっている。従ってゴム部24が万一膨
張した場合に、絞り部が完全に機能し続けることが保証
される。制御部材4がストローク変化した場合に作用す
る力が十分であって、シール舌片25も問題なくストロ
ーク変化に追随するか、あるいは制御部材4だけがスト
ローク変化を行う。その場合にはもちろん弁座5に付着
しているシール舌片25は変形する。シール舌片25の
上方には比較的大きい中空室26(図3)が設けられて
おり、それによって万一埃や石灰が堆積した場合にそれ
がゴム部25の固着をもたらすことはあり得ない。
【0036】シール舌片25と第1の弁座5間の摩擦を
減少させるために、好ましくはシール舌片25の後方に
も他の中空室33が設けられており、その中空室によっ
てシール舌片25の半径方向の撓みが可能になる。
【0037】ゴム部24は耐水性のゴムからなる。従っ
て流量制御弁を流れる媒体がオイルで汚染された場合に
は、ゴム部24がふやけることが考えられる。それにも
関わらず上述した構成によって、流量制御弁が確実に動
作することが保証される。
【0038】制御部材4は、手動あるいは不図示の駆動
装置によって操作することができるスピンドル27と結
合されて、開口8を調節する。スピンドル27は、スピ
ンドル27のガイドと軸承に用いられる軸受部分29に
形成された孔28を通して案内される。圧力室15を外
部に対して密封するために、Oリング30が用いられ
る。図5は、孔28の横断面を示している。孔28は円
形ではなく、円形の形状から半径方向に外側へ向いた凹
部31を有するので、スピンドル27と軸受部分29と
の間には多数の間隙が形成され、その間隙を通して流
体、通常は暖房水が軸受部分29の両側間で常時自由に
循環することができる。それによって孔28内で固体成
分が晶出して、スピンドル27が固着してしまうのを防
止することができる。それにもかかわらず孔28は、孔
が円形のときと同様にスピンドル27を問題なくガイド
できるように、構成されている。制御部材4(図1)が
正のy方向12へのスピンドル27の移動に遅れなく追
従できるようにするために、制御部材4と弁ハウジング
6との間には、公知のように、制御部材4に正のy方向
12に作用する力を発生させる第2のばねが弾装されて
いる。
【0039】図6は、ラジエータの配管32に簡単に組
み込むのに適した流量制御弁の実施形態を示している。
この弁においては温水の供給と排出は、制御部材4と圧
力調整部材9が移動可能な方向12に沿って同軸に行わ
れる。この図は、この実施形態において異なる2つの変
形例を示している。制御部材4には、シール部材4aが
取り付けられており、そのシール部材は制御弁を確実に
密封するために使用されるとともに、そのシール部材に
は流体の流量を扇形状に調整するためのシール舌片25
が選択的に設けられる。スピンドル27の上方の領域は
パッキング部37によって、またスピンドル27をガイ
ドし軸承する図5に示した孔28によって案内される。
Oリング30が故障した場合、あるいはシールされなく
なった場合には、パッキング部37を、他の2つのOリ
ング30と40によって確実に制御弁を密封するサービ
スパッキング部38と取り替えることができる。それに
よって、故障したOリング30を交換するために、制御
弁を取り外して解体する必要がなくなる。
【0040】図7は、本発明に基づく流量制御弁の他の
実施形態を示すものであって、この例では、制御部材4
を駆動する駆動装置(不図示)は、制御部材4の圧力調
整部材9とは反対の側に配置されている。それによって
制御弁は構造がより簡単なものになる。というのは、駆
動装置、たとえばスピンドル27は、もはや圧力調整部
材9と圧力室15を通して案内する必要がなく、従って
圧力室15と絞り部間にある空間との間の上述した密封
問題が必要なくなるからである。
【0041】この実施形態でも、x方向2に流れる流体
が流量制御弁へ流入する流入室1と、流体が流量制御弁
から同じx方向2に再び出て行く排出室3が図示されて
いる。流入室1と排出室3間には、同様に上述した、前
後して直列に配置された2つの絞り部が設けられてい
る。第1の絞り部は、第1の弁座5と協働する制御部材
4によって形成されている。第2の絞り部は、弁挿入片
7の第2の弁座10と協働する圧力調整部材9によって
形成される。流入室の圧力がp1で、両絞り部間の圧力
がp2で、そして排出室の圧力がp3で示されている。
【0042】圧力調整部材9は、弾性的なダイヤフラム
13を介して弁ハウジング6と結合されている。両絞り
部間に作用する圧力の制御は、この実施形態でも、ダイ
ヤフラム13に流入圧力p1が作用するとともに、両絞
り部間の圧力p2が作用することによって可能になる。
この効果を得るために、流入室1は弁ハウジング内に形
成された孔34を介して圧力室15と連通しており、そ
の圧力室によってダイヤフラム13と圧力調整部材9に
圧力が作用するようになる。従って圧力p1は、圧力調
整部材9に負のy方向12に作用する力F1を発生させ
る。また、圧力p2は圧力調整部材9に正のy方向12
に作用する力F2を発生させる。圧力p1がダイヤフラム
13または圧力調整部材9に作用する有効面A1は、圧
力p2がダイヤフラム13または圧力調整部材9に作用
する有効面A2に等しく設定される。したがって発生す
る力F1−F2は、圧力差p1−p2に直接比例する。弁挿
入片7と圧力調整部材9間に弾装された調整ばね16は
正のy方向12に圧力調整部材9に作用する力FRを発
生させる。開口11の開度は、力F1−F2がFRと等し
い大きさであるように、従って図1で原理を説明したと
きと同様に、調節される。
【0043】圧力p1がダイヤフラム13に、あるいは
圧力調整部材9に作用する有効面A1は、ほぼ2つの頂
点S1とS2の間で半径方向に延びている。
【0044】流量制御弁全体が回転対称の構造であるこ
とによって、水が第2の絞り部を360°の全角度範囲
にわたって貫流するので、その結果制御に必要な圧力調
整部材9のストロークは最小になる。従って外部の圧力
差p1−p3の変化によって圧力調整部材9の位置が変化
しても、ストローク変化はわずかで最小なものになり、
また調節ばね16から圧力調整部材9へ加えられる力F
Rの変化もわずかで最小であり、従って流量を決定する
有効圧p1−p2の変化はごくわずかなものになる。
【0045】y方向における圧力調整部材9のガイド
は、同様に弁挿入片7と協働する羽根ないしリブ17に
よって確実に行われるとともに、さらに羽根ないしリブ
または単純に圧力調整部材9の他方の端部に設けられた
円筒状の突出部で、弁ハウジング6の切欠きに嵌入し
て、そこでほぼ摩擦なしで、流体により洗われて、軸承
される突出部によって行われる。
【0046】圧力調整部材9上に取り付けられた、たと
えば真鍮、銅またはシールされた鉛からなるリング19
によって、圧力調整部材9の質量が増大され、振動があ
ってもその共振周波数は低下される。それによって共振
周波数は、液流によって発生する励起周波数よりも低く
なる。
【0047】圧力p3は、ダイヤフラム13にも作用
し、正のy方向12において圧力調整部材9に作用する
力F3を発生させる。この力F3を補償するために、圧力
調整部材9は突出部20を有し、すでに説明したよう
に、この突出部において圧力p3によってこの力が相殺
される。
【0048】図7に示すこの実施形態は特に、わずかな
奥行きしか必要としない暖房装置に適している。これ
は、たとえば、熱交換機にとって好ましいものである。
この実施形態でも、制御部材4の駆動がたとえばアング
ル伝達機構によって側方に行われる場合、あるいは電磁
駆動装置が使用される場合には、(図6に第1の制御弁
について示されているように)流体を垂直に供給するこ
とが可能である。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、圧力
調整部材が容易に変位でき、また流体を回転対称に流動
させることができ、制御弁前後の圧力が変動しても流量
を所定量に調整できる、という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を示す原理図である。
【図2】2つの絞り部を有する流量制御弁の断面図であ
る。
【図3】第1の絞り部の具体的な実施形態を示す断面図
である。
【図4】第1の絞り部の一部を示す横断面図である。
【図5】スピンドルを軸承するための孔を示す横断面図
である。
【図6】ラジエータ配管機構に容易に組み込むのに適し
た流量制御弁の断面図である。
【図7】2つの絞り部を有する流量制御弁の他の実施形
態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 流入室 3 排出室 4 制御部材 5 弁座 6 弁ハウジング 9 圧力調整部材 10 弁座 13 ダイヤフラム
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年11月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流入室(1)と、相前後して配置された
    2つの絞り部と、排出室(3)とを有し、第1の絞り部
    が流量の調節機構として用いられ、かつ第1の絞り部前
    後の圧力差(p1−p2)が第2の絞り部によって一定の
    値に制御される、流体の流量を制御する流量制御弁であ
    って、 前記第1の絞り部が、第1の弁座(5)と協働する制御
    部材(4)によって形成されており、 前記第2の絞り部が、第2の弁座(10)と協働する圧
    力調整部材(9)によって形成されており、 流入室(1)が、少なくとも一部が圧力調整部材(9)
    に作用する圧力室(15)と接続されている、 流量制御弁において、 流入室(1)で得られる圧力(p1)を圧力調整部材
    (9)へ伝達する第1の有効面(A1)が、前記両絞り
    部間で得られる圧力(p2)を圧力調整部材(9)へ伝
    達する第2の有効面(A2)とほぼ等しく、かつ圧力調
    整部材(9)により流体が回転対称に流れることができ
    ることを特徴とする流量制御弁。
  2. 【請求項2】 圧力調整部材(9)と弁ハウジング
    (6)が弾性的なダイヤフラム(13)によって結合さ
    れていることを特徴とする請求項1に記載の流量制御
    弁。
  3. 【請求項3】 流入室(1)で得られる圧力(p1)を
    第1の方向(12)に制御部材(4)へ伝達する第3の
    有効面(A3)が、流入室(1)で得られる圧力(p1
    を第1の方向(12)と逆方向に制御部材(4)へ伝達
    する第4の有効面(A4)とほぼ等しいことを特徴とす
    る請求項1または2に記載の流量制御弁。
  4. 【請求項4】 第3の有効面(A3)が、制御部材
    (4)の流入室(1)に向いた側に、また第4の有効面
    (A4)が制御部材(4)の圧力室(15)に向いた側
    に位置していることを特徴とする請求項3に記載の流量
    制御弁。
  5. 【請求項5】 第1の有効面(A1)と第4の有効面
    (A4)の総和が、第2の有効面(A2)と第3の有効面
    (A3)の総和とほぼ同じ大きさであることを特徴とす
    る請求項1から4までのいずれか1項に記載の流量制御
    弁。
  6. 【請求項6】 制御部材(4)と圧力調整部材(9)が
    弾性的なダイヤフラム(13)によって結合され、同じ
    第1の方向(12)に移動できることを特徴とする請求
    項1から5までのいずれか1項に記載の流量制御弁。
  7. 【請求項7】 弾性的なダイヤフラム(13)が、圧力
    調整部材(9)を移動できるように支持し、かつ圧力室
    (15)を密封する機能を有することを特徴とする請求
    項1から6までのいずれか1項に記載の流量制御弁。
  8. 【請求項8】 圧力調整部材(9)は、排出室(3)で
    得られる圧力(p3)により少なくとも一部が第1の方
    向(12)において圧力調整部材(9)に作用する力
    (F3)が、排出室(3)で得られる圧力(p3)により
    少なくとも一部が第1の方向(12)とは逆方向に圧力
    調整部材(9)に作用する力(F4、F5)に対応するよ
    うに、構成されていることを特徴とする請求項1から7
    までのいずれか1項に記載の流量制御弁。
  9. 【請求項9】 排出室(3)で得られる圧力(p3)、
    流入室(1)と圧力室(15)で得られる圧力(p1
    並びに両絞り部間で得られる圧力(p2)によってもた
    らされる力、および/または少なくとも第2の絞り部を
    通る流体の流れによってもたらされる力(F1−F5
    が、圧力調整部材(9)と制御部材(4)に対称に作用
    することを特徴とする請求項1から8までのいずれか1
    項に記載の流量制御弁。
  10. 【請求項10】 圧力調整部材(9)の第2の絞り部の
    周囲には、第1の方向(12)に対してほぼ平行に配置
    された羽根(17)によって液流室が形成され、その液
    流室によって第1の方向(12)に対してほぼ平行でな
    い方向への流体の流れが防止されることを特徴とする請
    求項1から9までのいずれか1項に記載の流量制御弁。
  11. 【請求項11】 圧力調整部材(9)の質量を増大させ
    る手段(19)が設けられていることを特徴とする請求
    項1から10までのいずれか1項に記載の流量制御弁。
  12. 【請求項12】 第2の絞り部(9、10)が、エッジ
    の鋭い相手片と協働する円錐状の面によって形成されて
    おり、それによってベルヌーイの法則に従う流れによっ
    てもたらされる、圧力調整部材(9)に作用する圧力の
    減少が僅かになることを特徴とする請求項1から11ま
    でのいずれか1項に記載の流量制御弁。
  13. 【請求項13】 制御部材(4)が、第1の弁座(5)
    と共に第1の絞り部を形成するゴム部(24)を有し、
    そのゴム部(24)は、第1の絞り部を通る流体の流量
    を扇形状に制限するシール舌片(25)を有することを
    特徴とする請求項1から12までのいずれか1項に記載
    の流量制御弁。
  14. 【請求項14】 シール舌片(25)は、汚れや膨張に
    よって流体の流れが損なわれることのないように、柔軟
    に形成されていることを特徴とする請求項13に記載の
    流量制御弁。
  15. 【請求項15】 制御部材(4)が小室(23)を有
    し、その小室の体積が、全ストローク変化によってもた
    らされる圧力室(15)の体積変化の少なくとも半分の
    大きさであることを特徴とする請求項1から14までの
    いずれか1項に記載の流量制御弁。
  16. 【請求項16】 制御部材(4)が手動で、あるいは駆
    動装置によって操作されるスピンドル(27)と結合さ
    れており、スピンドル(27)は軸受部分(29)の孔
    (28)を通して案内されており、その孔(28)が非
    円形であることを特徴とする請求項1から15までのい
    ずれか1項に記載の流量制御弁。
  17. 【請求項17】 スピンドル(27)の上方の端部に、
    圧力室(15)の外側を密封するサービスパッキング部
    (38)が挿入されることを特徴とする請求項1から1
    6までのいずれか1項に記載の流量制御弁。
  18. 【請求項18】 第1の弁座(5)と第2の弁座(1
    0)が、弁ハウジング(6)と堅固に結合された弁挿入
    片(7)によって形成されていることを特徴とする請求
    項1から17までのいずれか1項に記載の流量制御弁。
  19. 【請求項19】 弁ハウジング(6)が、流入室(1)
    と排出室(3)を形成するハウジングまたはパイプと着
    脱可能に結合されていることを特徴とする請求項1から
    18までのいずれか1項に記載の流量制御弁。
JP10296269A 1997-10-20 1998-10-19 流量制御弁 Pending JPH11194831A (ja)

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CH97118122.7 1997-10-20
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