JPH10299939A - 差圧バランサー付き温度調節弁又は湯水混合水栓 - Google Patents

差圧バランサー付き温度調節弁又は湯水混合水栓

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JPH10299939A
JPH10299939A JP10310497A JP10310497A JPH10299939A JP H10299939 A JPH10299939 A JP H10299939A JP 10310497 A JP10310497 A JP 10310497A JP 10310497 A JP10310497 A JP 10310497A JP H10299939 A JPH10299939 A JP H10299939A
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hot water
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hot
valve
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JP10310497A
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Mamoru Hashimoto
衛 橋本
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Inax Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】湯と水との流入口の開口面積比にのみ一義的に
対応し、供給側の圧力変動とは無関係に、混合水の温度
を常に一定温度に自動調節することのできる温度調節弁
及び湯水混合水栓を提供する。 【解決手段】スプール弁体の内周面側にスライド自在な
差圧バランス弁を配設し、湯と水との供給圧力の変動に
対応させてスプール弁体の湯と水の各流入口の前後の圧
力差が等しくなるようにする。また差圧バランス弁は、
湯の供給圧力が作用する湯圧室を有し、水の供給圧力が
作用する水圧室を有する。湯と水の供給圧力をそれぞれ
差圧バランス弁へ作用させて平衡を保持させることによ
り、湯と水の供給量の比を湯と水の流入口の開口面積比
に一義的に対応させることができる。このような差圧バ
ランス弁の構成は、スプール弁体を有しない湯水混合水
栓へも適用可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、混合水の温度が、
湯と水の供給圧力の変動に影響して変化することのない
ようにした差圧バランサー付きの温度調節弁及び湯水混
合水栓に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の湯水混合水栓に用いられる温度調
節弁は、例えば、図3の半縦断面図に示す通りである。
同図に示す如く、この温度調節弁1は、弁本体ケース2
に湯の流入口3と、水の流入口4と、混合水の流出口5
とが形成されている。そして、弁本体ケース2内の前記
湯と水の流入口3及び4に臨む位置には、スプール弁体
6が軸方向スライド自在に配設されている。このスプー
ル弁体6の一端側は、感温素子7に連結されている。感
温素子7は、混合室8内の混合水の温度を感知してこれ
に応じて突出子9の突出量が変化し、スプール弁体6の
軸方向位置を微調節するようになっている。なお、図3
において、符号10は、弁本体ケース2の一端側を閉塞
する端板である。この端板10とスプール弁体6との間
には、スプール弁体6を同図の右方向へ付勢するスプリ
ング11が配設されている。
【0003】このように構成された温度調節弁1にあっ
ては、温調ハンドルを回転操作して吐出される混合水の
温度が所望する温度になるように設定すると、図示しな
い温調スピンドルを介して感温素子7及びスプール弁体
6の軸方向位置が決定され、湯の流入口3と水の流入口
4との開口面積比が決定される。これにより、湯の流入
口3及び水の流入口4から混合室8内へ流入する湯と水
の流量比が決定され、ここで混合撹拌されて所望する温
度の温水となり、流出口5から湯水混合水栓の吐水口等
を経て吐出される。
【0004】而して、何らかの原因で温水の温度が所望
する温度からズレた場合には、この温度変化を感温素子
7が感知し、突出子9の突出量を変化させてスプール弁
体6を軸方向移動させ、湯の流入口3と水の流入口4と
の開口面積比を混合水の温度のズレを是正する方向へ変
化させる。例えば、混合水の温度が設定温度よりも高い
場合は、感温素子7は突出子9を更に突出させ、スプー
ル弁体6を図3の左方向へ移動させて湯の流入口3の開
口面積を小さくし、水の流入口4の開口面積を大きくす
る。そのため、補正前の状態よりも水の流入する比率が
増大し、混合水の温度は低くなる方向へ是正される。こ
のようにして、混合水の温度は自動的に設定温度まで自
動補正される。従って、湯水混合水栓は、常に設定温度
の温水を得ることが可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記従来の
温度調節弁にあっては、供給する湯側又は水側の圧力に
変動があると、ある開口面積比で開口している流入口3
及び4から流入する湯と水の流量比が変化し、混合水の
温度変化となる。そのため、その都度、感温素子7によ
る温度の補正が行われるが、完全に補正されることはな
く、温度変化を伴ってしまうという問題があった。
【0006】例えば、水側の圧力が上昇した場合、流入
口4の流量が増加し、混合水の温度は低下する。この時
感温素子7は弁体6を湯側が開き、水側が閉じるような
方向に移動させて混合水の温度を補正しようとし、水側
の圧力が上昇する以前の状態よりも湯側が開き、水側が
閉じるような弁体位置で収束する。感温素子7による混
合水の温度と弁体位置との関係は、温調ハンドルの位置
を変化させない限り、ほぼ1対1の関係にあるから、得
られる混合水の温度は必ず低くなってしまうという欠点
があった。これは、湯側の圧力か上昇した場合も同様に
して、得られる混合水の温度は高くなるという欠点があ
った。
【0007】また湯の流量が増加するに連れ、弁体6両
端間の圧力差が増大するために見かけ上、水側の圧力が
上昇し、湯側の圧力が低下したのと同様に混合水の温度
が低下してしまうという問題があった。
【0008】更に、感温素子7による温度補正はいわゆ
るフィードバック方式であり、実際の吐出される温水の
温度変化があった後に行われるため、感温素子7の応答
速度は十分速い必要があり、感温素子7の熱伝達の遅れ
分だけ温度補正に遅れが生じるという問題があり、感温
素子7の応答速度によっては湯又は水側の供給圧力の変
動が固定的ではなく、絶えず圧力変動を起こしている場
合には、これに対する感温素子7がハンチングを起こ
し、吐出される温水の温度が脈動するという欠点もあっ
た。
【0009】更にまた、感温素子7が装着されていない
通常の湯水混合水栓にあっては、前記湯側又は水側の圧
力変動により、混合水の温度が変化し、その都度設定温
度を再調節しなければならないという問題があった。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は従来の前記課題
に鑑みてこれを改良除去したものであって、湯と水との
流入口の開口面積比にのみ一義的に対応し、供給側の圧
力変動とは無関係に、混合水の温度を常に一定温度に自
動調節することのできる温度調節弁及び湯水混合水栓を
提供せんとするものである。
【0011】而して、前記課題を解決するために本発明
が採用した請求項1の手段は、湯の流入口と水の流入口
との開口面積比を設定すべく、弁本体ケース内に軸方向
移動自在に配設されたスプール弁体を有し、混合水の温
度を設定温度にして吐出する温度調節弁において、スプ
ール弁体の内周面側にスライド自在な差圧バランス弁を
配設し、湯と水との供給圧力の変動に対応させてスプー
ル弁体の湯と水の各流入口の前後の圧力差が等しくなる
ようにしたことを特徴とする差圧バランサー付き温度調
節弁である。
【0012】また本発明が採用した請求項2の手段は、
湯の流入口と水の流入口との開口面積比を設定すべく、
弁本体ケース内に軸方向移動自在に配設されたスプール
弁体を有し、混合水の温度を設定温度にして吐出する温
度調節弁において、スプール弁体の内周面側にスライド
自在な差圧バランス弁を配設し、該差圧バランス弁とス
プール弁体との間の湯流入口に面する部分に湯の供給圧
力が差圧バランス弁へ作用する湯圧室を設けると共に、
前記差圧バランス弁とスプール弁体の水流入口に面する
部分に水の供給圧力が差圧バランス弁へ作用する水圧室
を設け、湯と水の各流入口の前後の圧力差が等しくなる
ように前記差圧バランス弁を自動的に移動させてスプー
ル弁体内の湯と水の流路面積を調節し、常に一定温度の
混合水を吐出するようにしたことを特徴とする差圧バラ
ンサー付き温度調節弁である。
【0013】更に、本発明が採用した請求項3の手段
は、湯の混合弁体の一次側及び二次側の差圧と、水の混
合弁体の一次側及び二次側の差圧との圧力差が一定の値
を示すように動作することによって、湯及び水の流路面
積を調整する差圧バランス弁を備えたことを特徴とする
湯水混合水栓である。
【0014】更にまた、本発明が採用した請求項4の手
段は、湯室に設けた湯の流入口と水室に設けた水の流入
口との開口面積を、それぞれの流量調節ハンドルによっ
て調節することにより湯と水の量を決定し、混合室で混
合して所望する温度の温水にしたあと吐出する湯水混合
水栓において、湯水の各流入口と混合室への連通孔との
間に湯室と水室とを区画する隔壁を貫通して差圧バラン
ス弁を配設し、差圧バランス弁の一端側を湯室に連通さ
せると共に他端側を水室に連通させ、湯と水との供給圧
力の変動に対応させて差圧バランス弁を移動させ、湯と
水の各流入口の前後の圧力差が等しくなるようにしたこ
とを特徴とする湯水混合水栓である。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の構成を図面に示
す発明の実施の形態に基づいて説明すると次の通りであ
る。なお、従来の場合と同一符号は同一部材である。図
1は本発明の一の実施の形態に係る温度調節弁12を示
すものであり、図(A)は(PH−Ph)=(PC−P
c)となる平衡状態のときの縦断面図、図(B)は同平
衡状態のときのスプール弁体6の拡大縦断面図、図
(C)はバランス弁がなければ(PC−Pc)>(PH
−Ph)となる様な条件のときにバランスしたときのス
プール弁体6の拡大縦断面図である。
【0016】同図に示す如く、この実施の形態にあって
は、スプール弁体6の両端側に端板13及び14を配設
し、端板13を閉塞板とし、端板14は混合室8へ通じ
る連通孔15を有している。而して、スプール弁体6の
内周面側には、差圧バランス弁16が軸方向移動自在に
嵌合装着されている。差圧バランス弁16は、湯側流入
口3に臨んだ外周面に環状の凹部に形成された圧力室1
7を有し、連通孔18を介して湯側流入口3と連通して
いる。また差圧バランス弁16は、水側流入口4に臨ん
だ外周面に環状の凹部に形成された圧力室19を有し、
連通孔20を介して水側流入口4と連通している。更
に、差圧バランス弁16の左端側は、端板13との間の
湯流路21の開口面積を決定し、右端側は端板14との
間で水流路22の開口面積を決定するようになってい
る。その他の構成については、前述した図2に示す従来
の場合と同じである。
【0017】次に、このように構成された温度調節弁1
2の動作態様を説明する。今、湯の供給量をQHとし、
湯の供給圧力をPHとし、流入口3を通過した直後の湯
の圧力をPhとする。また水の供給量をQCとし、水の
供給圧力をPCとし、流入口4を通過した直後の水の圧
力をPcとする。更にまた、湯の流入口3の開口面積を
SHとし、水の流入口4の開口面積をSCとする。
【0018】混合水の温度を決定する湯と水の供給量の
比QH/QCは、
【0019】
【数1】
【0020】で表され、差圧バランス弁16のバランス
状態においては、(PH−Ph)=(PC−Pc)であ
るため、QH/QC=SH/SCとなり、前記流入口3
及び4の開口面積比によって湯と水の供給量の比が決定
されることになる。すなわち、ある一組の湯と水の温度
において、いかなる湯と水の供給圧力の組合せに対して
も所望の混合温度に対する弁体位置は同じになる。例え
ば、混合水栓では温調ハンドルを操作してスプール弁体
6の軸方向位置を決定し、流入口3及び4の開口面積比
を決定することで所望する温度の温水が得られることに
なる。
【0021】次に、このようなバランス状態から、例え
ば、水の供給圧力PCが上昇した場合を仮定すると、差
圧バランス弁16は圧力室19により同図の右方向への
付勢力が増加するので、湯の流路21の開口面積を広く
し、水の流路22の開口面積を狭くするように移動する
ため、Phが低下し、Pcが上昇することになり、(P
H−Ph)=(PC−Pc)が成立する位置で停止する
(図1の図(C)の状態参照)。このとき、QH/QC
=SH/SCとなり、開口面積比によって湯と水の供給
量の比が決定されることになり、混合された温水の温度
変化を伴わないものとなる。
【0022】また図1の図(A)に示すように、湯と水
を撹拌してよく混合するための部材23を弁体内中央部
に設置したときは、湯の流量の増加によって部材23の
前後の圧力差が増大する。そのため、給水圧力、給湯圧
力を制御するだけの圧力バランス弁では流入口3及び4
前後の圧力差が変化することになり、温水の温度変化を
伴うという欠点がある。ところが、本発明の差圧バラン
ス弁16においては、以下のように動作するので、この
ような欠点はない。すなわち、流量の増加によって部材
23の前後の圧力差が増大した場合、まずPhが上昇
し、差圧バランス弁16は同図の右方向への付勢力が増
加するので、湯の流路21の開口面積を広くし、水の流
路22の開口面積を狭くするように移動する。これによ
り、Phが低下し、Pcが上昇するようになり、差圧バ
ランス弁16は(PH−Ph)=(PC−Pc)が成立
する位置で停止する(図1の図(C)の状態)。このと
き、QH/QC=SH/SCとなり、開口面積比によっ
て湯と水の供給量の比が決定されることになり、混合さ
れた温水の温度変化を伴うことはない。
【0023】要するに、この温度調節弁12にあって
は、湯側又は水側のいずれか一方若しくは双方の供給圧
力の変動があった場合でも、また弁体内の部材23によ
って流入口3及び4以降の圧力に変動があった場合で
も、前記差圧バランス弁16が流入口3及び4の前後の
圧力差が等しくなる方向へ移動してバランスさせるた
め、それぞれの供給量QHとQCとは一義的にその開口
面積比によってのみ決定されることになり、湯と水の供
給側の温度変化がない限りにおいては、常に、設定され
た温度の温水を得ることが可能である。尚、湯と水の供
給側の温度変化があった場合には、この温度調節弁12
では、感温素子7が作動してそれによる温度補正を行
い、流出口5から吐出される温水の温度を一定に保つよ
うに作動する。
【0024】図2は、本発明の一実施の形態に係るツー
ハンドル式の湯水混合水栓24を示す断面図である。こ
の混合水栓24は、湯室25と水室26とが隔壁27に
よって区画されており、湯室25に設けられた流入口2
8には、湯の流量調節弁29がハンドル30によって開
閉自在に取り付けられている。また水室26に設けられ
た流入口31には、水の流量調節弁32がハンドル33
によって開閉自在に取り付けられている。流入口28及
び31の下流側には、混合室34へ連通する連通孔3
5,36が設けられている。
【0025】而して、湯水の流入口28及び31と、連
通孔35及び36との間には、隔壁27を貫通して差圧
バランス弁37が取り付けられており、その一端面37
aは湯室25へ連通し、他端面37bは水室26へ連通
している。なお、同図において、符号38は吐水管であ
る。
【0026】吐水管38から吐出される湯の温度は、流
入口28及び31から混合室34へ流れる湯と水の供給
量の比QH/QCによって決定される。通常は、(PH
−Ph)=(PC−Pc)であるため、QH/QC=S
H/SCとなり、流量調節弁29及び32の開度を調節
して流入口28及び31の開口面積比SH/SCを決定
することで、吐出水の温度を設定している。
【0027】而して、このようなバランス状態から、例
えば、水の供給圧力PCが上昇した場合を仮定すると、
差圧バランス弁37はその右端面37bが前記圧力の作
用を受け、同図の左方向への付勢力が増加する。そのた
め、水側の連通孔36の開口面積を広くし、湯側の連通
孔35の開口面積を狭くするように移動するようにな
り、Phが低下し、Pcが上昇し、(PH−Ph)=
(PC−Pc)が成立する位置で停止する。このとき、
QH/QC=SH/SCとなり、開口面積比によって湯
と水の供給量の比が決定されることになり、混合された
温水の温度変化を伴わないものとなる。つまり、この湯
水混合水栓24の場合も、前述した図1に示す温度調節
弁12と同じ作用を有するものである。
【0028】ところで、本発明は上述した実施の形態に
限定されるものではなく、適宜の変更が可能である。例
えば、温度調節弁12は、感温素子7が装着されないタ
イプのものであってもよい。この場合でも、湯または水
の温度が変化しない限り、同じ温度調節ハンドルの位置
で同じ温度の温水が得られるようになり、使用感が格段
に向上する。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明にあっては、
スプール弁体の内周面側にスライド自在な差圧バランス
弁を配設し、湯と水との供給圧力の変動に対応させてス
プール弁体の湯と水の各流入口の前後の圧力差が等しく
なるようにしたから、湯と水の供給量とはそれぞれ各流
入口の開口面積にのみ一義的に対応するようになる。そ
のため、湯と水を混合して得られる混合水の温度は、前
記湯と水の各流入口の開口面積の比率に対応したものと
なり、温調ハンドル等で前記開口面積比を設定した後
は、供給側の圧力変動等があったとしても常に一定の温
度の温水を吐出することが可能である。
【0030】また本発明の湯水混合水栓にあっては、湯
の混合弁体の一次側及び二次側の差圧と、水の混合弁体
の一次側及び二次側の差圧との圧力差が一定の値を示す
ように動作することによって、湯及び水の流路面積を調
整する差圧バランス弁を設けたから、湯と水の供給量と
はそれぞれ流路面積にのみ一義的に対応するようにな
り、上述と同じ効果を得ることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る温度調節弁を示す
ものであり、図(A)は(PH−Ph)=(PC−P
c)となる平衡状態のときの縦断面図、図(B)は同平
衡状態のときのスプール弁体の拡大縦断面図、図(C)
はバランス弁がなければ(PC−Pc)>(PH−P
h)となる様な条件のときにバランスしたときのスプー
ル弁体の拡大縦断面図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係る湯水混合水栓の断
面図である。
【図3】従来の温度調節弁の半縦断面図である。
【符号の説明】
2…弁本体ケース 3…湯の流入口 4…水の流入口 5…温水の流出口 6…スプール弁体 7…感温素子 8…混合室 12…温度制御弁 13…端板 14…端板 15…連通孔 16…差圧バラン
ス弁 17…湯の圧力室 18…連通孔 19…水の圧力室 20…連通孔 21…湯側のスプール弁体内の流路 22…水側のスプ
ール弁体内の流路 24…湯水混合水栓 25…湯室 26…水室 27…隔壁 28…湯の流入口 29…湯の流量調
節弁 31…水の流入口 32…水の流量調
節弁 34…混合室 35…連通孔 36…連通孔 37…差圧バラン
ス弁 37a…差圧バランス弁の一端側 37b…差圧バラ
ンス弁の他端側

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】湯の流入口と水の流入口との開口面積比を
    設定すべく、弁本体ケース内に軸方向移動自在に配設さ
    れたスプール弁体を有し、混合水の温度を設定温度にし
    て吐出する温度調節弁において、スプール弁体の内周面
    側にスライド自在な差圧バランス弁を配設し、湯と水と
    の供給圧力の変動に対応させてスプール弁体の湯と水の
    各流入口の前後の圧力差が等しくなるようにしたことを
    特徴とする差圧バランサー付き温度調節弁。
  2. 【請求項2】湯の流入口と水の流入口との開口面積比を
    設定すべく、弁本体ケース内に軸方向移動自在に配設さ
    れたスプール弁体を有し、混合水の温度を設定温度にし
    て吐出する温度調節弁において、スプール弁体の内周面
    側にスライド自在な差圧バランス弁を配設し、該差圧バ
    ランス弁とスプール弁体との間の湯流入口に面する部分
    に湯の供給圧力が差圧バランス弁へ作用する湯圧室を設
    けると共に、前記差圧バランス弁とスプール弁体の水流
    入口に面する部分に水の供給圧力が差圧バランス弁へ作
    用する水圧室を設け、湯と水の各流入口の前後の圧力差
    が等しくなるように前記差圧バランス弁を自動的に移動
    させてスプール弁体内の湯と水の流路面積を調節し、常
    に一定温度の混合水を吐出するようにしたことを特徴と
    する差圧バランサー付き温度調節弁。
  3. 【請求項3】湯の混合弁体の一次側及び二次側の差圧
    と、水の混合弁体の一次側及び二次側の差圧との圧力差
    が一定の値を示すように動作することによって、湯及び
    水の流路面積を調整する差圧バランス弁を備えたことを
    特徴とする湯水混合水栓。
  4. 【請求項4】湯室に設けた湯の流入口と水室に設けた水
    の流入口との開口面積を、それぞれの流量調節ハンドル
    によって調節することにより湯と水の量を決定し、混合
    室で混合して所望する温度の温水にしたあと吐出する湯
    水混合水栓において、湯水の各流入口と混合室への連通
    孔との間に湯室と水室とを区画する隔壁を貫通して差圧
    バランス弁を配設し、差圧バランス弁の一端側を湯室に
    連通させると共に他端側を水室に連通させ、湯と水との
    供給圧力の変動に対応させて差圧バランス弁を移動さ
    せ、湯と水の各流入口の前後の圧力差が等しくなるよう
    にしたことを特徴とする湯水混合水栓。
JP10310497A 1997-04-21 1997-04-21 差圧バランサー付き温度調節弁又は湯水混合水栓 Pending JPH10299939A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006275088A (ja) * 2005-03-28 2006-10-12 Toto Ltd 湯水混合装置及びそれを備えた湯水混合水栓
WO2009074015A1 (fr) * 2007-12-03 2009-06-18 Cun Wang Robinet anti-retour à différentiel de pression et à régulation de température
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