JPH11194599A - トナー収容体及び画像形成装置 - Google Patents

トナー収容体及び画像形成装置

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JPH11194599A
JPH11194599A JP10001785A JP178598A JPH11194599A JP H11194599 A JPH11194599 A JP H11194599A JP 10001785 A JP10001785 A JP 10001785A JP 178598 A JP178598 A JP 178598A JP H11194599 A JPH11194599 A JP H11194599A
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JP
Japan
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toner
toner container
image forming
forming apparatus
temperature history
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Application number
JP10001785A
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English (en)
Inventor
Satoru Ishikawa
悟 石川
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トナーカートリッジ等のトナー収容体を装着
する時に、未使用トナーの品質低下を知ることが可能な
トナー収容体を提供する。また、経時変化等によるトナ
ーカートリッジ等の交換の要・不要を自動検出すること
が可能であり、もって良好な画質を常に形成可能な画像
形成装置を提供する。 【解決手段】 プロセスユニット7が封入された不透明
なアルミパック78の表面には、所定の形に白色塗料が
塗布され、その上面に白色の熱積算型示温材により文字
等として印刷された情報表示部76Aが施されている。
そして、保存中又は輸送中に高温(約50℃)中に長時
間(約120時間)放置された場合は、トナー温度履歴
表示体76Aの表面に、熱積算型示温材の色が変化して
「使用できません! 交換して下さい」という黒色や赤
色等の文字が出現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザプリンタ等
の画像形成装置のためのトナー収容体に関し、特に、ト
ナーカートリッジ等における未使用トナーの温度履歴を
不可逆性示温材等に記憶することにより、該トナーの温
度履歴を画像形成装置に装着する前に知ることが可能な
情報表示部を有するトナー収容体に関するものであり、
また、該情報表示部の温度履歴情報に基づいてトナーカ
ートリッジ等の交換の要・不要を自動検出することが可
能であり、もって良好な画質を常に形成可能な画像形成
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、一般に、感光体表面に形成さ
れた静電潜像に対してトナーを供給して静電潜像のトナ
ー現像を行うとともに、感光体表面上でトナー現像され
た画像を用紙に転写して画像形成を行うレーザプリンタ
等の画像形成装置が知られている。この種の画像形成装
置は、近年、ますます画像品質等に対する要求が厳しく
なっており、トナーを含む消耗品の交換等のメンテナン
スや品質保証が必要になっている。そこで、トナーを含
む電子写真プロセスをカートリッジ化したプロセスカー
トリッジを交換可能にしたり、プロセスカートリッジに
トナーを補給するためのトナーカートリッジを交換可能
にしたりして、メンテナンスフリーを実現した画像形成
装置が提供されている。しかし、プロセスカートリッジ
やトナーカートリッジの交換サイクルが長いとトナーが
経時変化して品質を維持することができない等という問
題があった。そこで、トナーの使用状況等を認識して、
適切なメンテナンスを実現するために各種の画像形成装
置が提案されている。
【0003】例えば、特開平7−121016号公報に
記載された電子写真記録装置では、バーコードや磁気記
録手段によりトナーカートリッジの表示部に表示されて
いる情報を反射光変換手段等により読み取り、該情報に
基づいて交換判断手段によりトナーカートリッジに応じ
た使用限界等や装置本体に対する適合性から交換の要・
不要を判断することができ、トナーの品質を低下させる
ことなく適切なタイミングでメンテナンスを実施するこ
とができる。また、前記表示部にコヒーレント光(例え
ば、レーザ光)を用いて所定量の情報を所定面積内に書
き込んで読み取ることにより、交換の要・不要を多種の
条件から判断することができるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
7−121016号公報に記載された電子写真記録装置
においては、トナーカートリッジの表示部に記録される
情報が、製造年月日、シリアル番号、タイプ(機種)等
のトナーカートリッジ製造段階で知られている情報と、
記録枚数や装着年月日等の電子写真装置から供給される
情報に限られている。従って、前記トナーカートリッジ
の未使用期間内における保存環境変化や輸送環境変化
(例えば、輸送中に高温(約50℃)環境内に長時間
(約120時間)放置される)等によるトナーの劣化や
凝集、固化等の品質低下を検出できないという問題があ
る。また、電子写真記録装置に装着されたトナーカート
リッジが高温(約50℃)の雰囲気温度に、長時間(約
120時間)おかれてもトナーの劣化や凝集、固化等の
品質低下を検出できないという問題がある。このよう
に、従来の画像形成装置においては、トナーカートリッ
ジ等のトナー収容体中のトナーが、許容範囲を超える環
境下におかれて品質が低下していたとしても、実際に画
像形成動作を行ってみるまでは品質低下の有無を知るこ
とができなかった。
【0005】そこで、本発明は、上述した問題点を解決
するためになされたものであり、画像形成動作を行うこ
となく、事前にトナー収容体のトナーの品質低下を知る
ことが可能なトナー収容体、ならびに画像形成装置を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
請求項1に係るトナー収容体は、トナーを内部に収容す
るトナー収容体であって、所定の温度履歴情報を記憶す
る温度履歴記憶手段を備えることを特徴とする。
【0007】このような特徴を有する請求項1に係るト
ナー収容体は、内部にトナーを収容し、温度履歴情報を
記憶する温度履歴記憶手段を備えている。これにより、
前記トナー収容体の保存環境変化や輸送環境変化(例え
ば、輸送中に高温(約50℃)環境内に長時間(約12
0時間)放置される)等の温度履歴情報を温度履歴記憶
手段によって記憶しておくことができる。
【0008】また、請求項2に係るトナー収容体は、請
求項1に記載のトナー収容体において、前記温度履歴記
憶手段は、温度履歴情報を温度履歴表示体によって表示
する情報表示部を備えることを特徴とする。
【0009】このような特徴を有する請求項2に係るト
ナー収容体は、請求項1に記載のトナー収容体におい
て、前記所定の温度履歴情報が、情報表示部に温度履歴
表示体によって表示されるように構成されている。これ
により、前記トナー収容体の保存環境変化や輸送環境変
化(例えば、輸送中に高温(約50℃)環境内に長時間
(約120時間)放置される)等による未使用トナーの
劣化や凝集、固化等の品質低下を画像形成動作を行うこ
となく、事前に知ることができ、常に良好な未使用トナ
ーが収容されたトナー収容体を画像形成装置に装着する
ことができる。
【0010】また、請求項3に係るトナー収容体は、請
求項1もしくは2に記載のトナー収容体において、前記
トナー収容体は、トナーカートリッジであって、電子写
真プロセスによって画像の形成を行う画像形成装置に着
脱可能に装着されることを特徴とする。
【0011】このような特徴を有する請求項3に係るト
ナー収容体は、請求項1もしくは2に記載のトナー収容
体において、画像形成装置に着脱可能に装着されるトナ
ーカートリッジであって、該トナーカートリッジの所定
の温度履歴情報が、温度履歴表示体によって情報表示部
に表示されるように構成されている。これにより、前記
トナーカートリッジの保存環境変化や輸送環境変化(例
えば、輸送中に高温(約50℃)環境内に長時間(約1
20時間)放置される)等によって、該トナーカートリ
ッジ内に収容されている未使用トナーの劣化や凝集、固
化等の品質低下を前記画像形成装置に装着する前に知る
ことができ、常に良好な未使用トナーを補給されたトナ
ーカートリッジを画像形成装置に装着することができ
る。
【0012】また、請求項4に係るトナー収容体は、請
求項1もしくは2に記載のトナー収容体において、前記
トナー収容体は、プロセスユニットであって、少なくと
も像担持体上の静電潜像をトナーで顕像化するための現
像手段と、トナーを収容するトナー収容部とを備え、電
子写真プロセスによって画像の形成を行う画像形成装置
に着脱可能に装着されることを特徴とする。
【0013】このような特徴を有する請求項4に係るト
ナー収容体は、請求項1もしくは2に記載のトナー収容
体において、少なくとも像担持体上の静電潜像をトナー
で顕像化するための現像手段と、トナーを収容するトナ
ー収容部とを備え、画像形成装置に着脱可能に装着され
るプロセスユニットであって、該プロセスユニットの所
定の温度履歴情報が、温度履歴表示体によって情報表示
部に表示されるように構成されている。これにより、前
記プロセスユニットの保存環境変化や輸送環境変化(例
えば、輸送中に高温(約50℃)環境内に長時間(約1
20時間)放置される)等によって、該プロセスユニッ
ト内に収容されている未使用トナーの劣化や凝集、固化
等の品質低下を前記画像形成装置に装着する前に知るこ
とができ、常に良好な未使用トナーを補給されたプロセ
スユニットを画像形成装置に装着することができる。
【0014】また、請求項5に係るトナー収容体は、請
求項1に記載のトナー収容体において、前記トナー収容
体は、該トナー収容体を梱包する第1梱包体を備えるこ
とを特徴とする。
【0015】このような特徴を有する請求項5に係るト
ナー収容体は、請求項1に記載のトナー収容体におい
て、第1梱包体に梱包される。これにより、前記トナー
収容体を保護することができ、さらに梱包体を密封する
ことで前記トナー収容体内に収容されているトナーの酸
化や劣化等を防止することが可能である。
【0016】また、請求項6に係るトナー収容体は、請
求項5に記載のトナー収容体において、前記第1梱包体
は、所定の位置に形成される窓部を備え、該窓部を介し
て、前記情報表示部を目視可能に構成されたことを特徴
とする。
【0017】このような特徴を有する請求項6に係るト
ナー収容体は、請求項5に記載のトナー収容体におい
て、前記情報表示部は、前記第1梱包体の窓部から見え
る位置に設けられている。これにより、前記トナー収容
体を第1梱包体から取り出すことなく、該トナー収容体
の保存環境変化や輸送環境変化(例えば、輸送中に高温
(約50℃)環境内に長時間(約120時間)放置され
る)等による未使用トナーの劣化や凝集、固化等の品質
低下を知ることができる。
【0018】また、請求項7に係るトナー収容体は、請
求項5に記載のトナー収容体において、前記第1梱包体
の所定の位置に前記情報表示部を備えることを特徴とす
る。
【0019】このような特徴を有する請求項7に係るト
ナー収容体は、請求項5に記載のトナー収容体におい
て、該トナー収容体を梱包する第1梱包体の所定の位置
に、温度履歴表示体によって所定の温度履歴情報を表示
する情報表示部が設けられている。これにより、前記第
1梱包体の温度履歴を確実に知ることができるため、該
第1梱包体に梱包されたトナー収容体の未使用トナーの
劣化や凝集、固化等の品質低下を開梱前に知ることがで
きる。
【0020】また、請求項8に係るトナー収容体は、請
求項5乃至7のいずれかに記載のトナー収容体におい
て、少なくとも1つの前記第1梱包体を梱包する第2梱
包体を備えることを特徴とする。
【0021】このような特徴を有する請求項8に係るト
ナー収容体は、請求項5乃至7のいずれかに記載のトナ
ー収容体において、該トナー収容体が梱包された少なく
とも1個の第1梱包体が、第2梱包体に梱包される。こ
れにより、一度に複数個の第1梱包体を搬送することが
可能になり、搬送作業工数を削減できる。また、梱包強
度を強化することができ、輸送中の落下等による損壊等
を防止することができる。
【0022】また、請求項9に係るトナー収容体は、請
求項8に記載のトナー収容体において、前記第2梱包体
の所定の位置に前記情報表示部を備えることを特徴とす
る。
【0023】このような特徴を有する請求項9に係るト
ナー収容体は、請求項8に記載のトナー収容体におい
て、前記第2梱包体の所定の位置に、温度履歴表示体に
よって所定の温度履歴情報を表示する情報表示部が設け
られている。これにより、該第2梱包体の温度履歴を確
実に知ることができるため、該第2梱包体に梱包された
トナー収容体の未使用トナーの劣化や凝集、固化等の品
質低下を開梱前に知ることができる。
【0024】また、請求項10に係るトナー収容体は、
請求項8に記載のトナー収容体において、前記第2梱包
体は、所定の位置に形成される少なくとも1個の窓部を
備え、該窓部を介して、前記第1梱包体の情報表示部を
目視可能に構成したことを特徴とする。
【0025】このような特徴を有する請求項10に係る
トナー収容体は、請求項8に記載のトナー収容体におい
て、前記第1梱包体の情報表示部は、前記第2梱包体に
形成される少なくとも1個の窓部から見える位置に設け
られ、目視確認ができる構成になっている。これによ
り、前記第1梱包体を第2梱包体から取り出す前に、前
記トナー収容体の保存環境変化や輸送環境変化(例え
ば、輸送中に高温(約50℃)環境内に長時間(約12
0時間)放置される)等による未使用トナーの劣化や凝
集、固化等の品質低下を知ることができる。
【0026】また、請求項11に係るトナー収容体は、
請求項2乃至請求項10のいずれかに記載のトナー収容
体において、前記温度履歴表示体は、不可逆性示温材に
より構成されることを特徴とする。
【0027】このような特徴を有する請求項11に係る
トナー収容体によれば、請求項2乃至請求項10のいず
れかに記載のトナー収容体において、不可逆性示温材に
より所定の温度履歴情報が表示されるため、非常に簡単
な構成で、前記トナー収容体の保存環境変化や輸送環境
変化(例えば、輸送中に高温(約50℃)環境内に長時
間(約120時間)放置される)等による未使用トナー
の劣化や凝集、固化等の品質低下を確実に知ることがで
きる。
【0028】また、請求項12に係るトナー収容体は、
請求項2乃至請求項10のいずれかに記載のトナー収容
体において、前記温度履歴表示体は、熱積算型示温材に
より構成されることを特徴とする。
【0029】このような特徴を有する請求項12に係る
トナー収容体によれば、請求項2乃至請求項10のいず
れかに記載のトナー収容体において、熱積算型示温材に
より所定の温度履歴情報が表示されるため、非常に簡単
な構成で、前記トナー収容体の保存環境変化や輸送環境
変化(例えば、輸送中に高温(約50℃)環境内に長時
間(約120時間)放置される)等による未使用トナー
の劣化や凝集、固化等の品質低下を確実に知ることがで
きる。また、高温環境中に短時間、繰り返して放置され
た場合にも、所定の累積放置時間を知ることができる。
【0030】また、請求項13に係る画像形成装置は、
電子写真プロセスによって画像の形成を行う画像形成装
置において、トナーを内部に収容するトナー収容体と、
前記トナー収容体に設けられ、所定の温度履歴情報を記
憶する温度履歴記憶手段と、前記温度履歴情報を読み取
る読み取り手段とを備えたことを特徴とする。
【0031】このような特徴を有する請求項13に係る
画像形成装置は、電子写真プロセスによって画像の形成
を行う画像形成装置であり、前記トナー収容体に設けら
れた温度履歴記憶手段の所定の温度履歴情報を読み取り
手段によって読み取るように構成されている。これによ
り、画像形成装置は、前記トナー収容体の保存環境変化
や輸送環境変化(例えば、輸送中に高温(約50℃)環
境内に長時間(約120時間)放置される)等による未
使用トナーの劣化や凝集、固化等の品質低下を該トナー
収容体が装着された時に、読み取り手段によって画像形
成動作をすることなく、自動的に検出することができ、
常に良好な未使用トナーを補給されたトナー収容体を画
像形成装置に装着することができる。また、この画像形
成装置に前記トナー収容体が装着された状態で高温(約
50℃)環境内に長時間(約120時間)放置される)
等による未使用トナーの劣化や凝集、固化等の品質低下
を前記読み取り手段によって画像形成動作をすることな
く、自動的に検出することができる。
【0032】また、請求項14に係る画像形成装置は、
請求項13に記載された画像形成装置において、前記温
度履歴情報に基づいて、画像形成動作を禁止する画像形
成動作禁止手段を備えることを特徴とする。
【0033】このような特徴を有する請求項14に係る
画像形成装置によれば、請求項13に記載された画像形
成装置において、トナーの劣化や凝集、固化等の品質低
下を検出した場合には、画像形成動作禁止手段によっ
て、画像形成動作が停止されるように構成されている。
これにより、トナー収容体内のトナーの品質が低下した
場合には、画像形成が行われないため、低画質の画像形
成を未然に防止することができる。
【0034】また、請求項15に係る画像形成装置は、
請求項13又は請求項14に記載された画像形成装置に
おいて、前記温度履歴情報に基づいて、トナー不良情報
を報知する不良報知手段を備えたことを特徴とする。
【0035】このような特徴を有する請求項15に係る
画像形成装置よれば、請求項13又は請求項14に記載
された画像形成装置において、トナー不良情報を不良報
知手段が報知するため、使用者は画像形成動作を指示す
る前にトナーの不良を知ることができる。
【0036】また、請求項16に係る画像形成装置は、
請求項13乃至請求項15のいずれかに記載の画像形成
装置において、前記トナー収容体は、前記画像形成装置
に着脱可能に装着されるトナーカートリッジであること
を特徴とする。
【0037】このような特徴を有する請求項16に係る
画像形成装置よれば、請求項13乃至請求項15のいず
れかに記載の画像形成装置において、トナーカートリッ
ジに設けられた温度履歴記憶手段の温度履歴情報が読み
取られるように構成されている。これにより、画像形成
装置は、前記トナーカートリッジの保存環境変化や輸送
環境変化(例えば、輸送中に高温(約50℃)環境内に
長時間(約120時間)放置される)等による未使用ト
ナーの劣化や凝集、固化等の品質低下を該トナーカート
リッジが装着された時に、読み取り手段によって画像形
成動作をすることなく、自動的に検出することができ、
常に良好な未使用トナーを補給されたトナーカートリッ
ジを画像形成装置に装着することができる。また、この
画像形成装置に前記トナーカートリッジが装着された状
態で高温(約50℃)環境内に長時間(約120時間)
放置される等による未使用トナーの劣化や凝集、固化等
の品質低下を前記読み取り手段によって画像形成動作を
することなく、自動的に検出することができる。
【0038】また、請求項17に係る画像形成装置は、
請求項13乃至請求項15のいずれかに記載の画像形成
装置において、前記トナー収容体は、少なくとも像担持
体上の静電潜像をトナーで顕像化するための現像手段
と、トナーを収容するトナー収容部とを備え、前記画像
形成装置に着脱可能に装着されるプロセスユニットであ
ることを特徴とする。
【0039】このような特徴を有する請求項17に係る
画像形成装置によれば、請求項13乃至請求項15のい
ずれかに記載された画像形成装置において、プロセスユ
ニットに設けられた温度履歴記憶手段の温度履歴情報が
読み取られるように構成されている。これにより、画像
形成装置は、前記プロセスユニットの保存環境変化や輸
送環境変化(例えば、輸送中に高温(約50℃)環境内
に長時間(約120時間)放置される)等による未使用
トナーの劣化や凝集、固化等の品質低下を該プロセスユ
ニットが装着された時に、読み取り手段によって画像形
成動作をすることなく、自動的に検出することができ、
常に良好な未使用トナーを補給されたプロセスユニット
を画像形成装置に装着することができる。また、この画
像形成装置に前記プロセスユニットが装着された状態で
高温(約50℃)環境内に長時間(約120時間)放置
される等による未使用トナーの劣化や凝集、固化等の品
質低下を前記読み取り手段によって画像形成動作をする
ことなく、自動的に検出することができる。
【0040】また、請求項18に係る画像形成装置は、
請求項13乃至請求項17のいずれかに記載の画像形成
装置において、前記温度履歴記憶手段は、不可逆性示温
材により構成されることを特徴とする。
【0041】このような特徴を有する請求項18に係る
画像形成装置よれば、請求項13乃至請求項17のいず
れかに記載された画像形成装置において、不可逆性示温
材により所定の温度履歴情報が表示されるため、非常に
簡単な構成で、前記トナー収容体の保存環境変化や輸送
環境変化(例えば、輸送中に高温(約50℃)環境内に
長時間(約120時間)放置される)等による未使用ト
ナーの劣化や凝集、固化等の品質低下を確実に知ること
ができる。
【0042】さらに、請求項19に係る画像形成装置
は、請求項13乃至請求項17のいずれかに記載された
画像形成装置において、前記温度履歴記憶手段は、熱積
算型示温材により構成されることを特徴とする。
【0043】このような特徴を有する請求項19に係る
画像形成装置よれば、請求項13乃至請求項17のいず
れかに記載された画像形成装置において、熱積算型示温
材により所定の温度履歴情報が表示されるため、非常に
簡単な構成で、前記トナー収容体の保存環境変化や輸送
環境変化(例えば、輸送中に高温(約50℃)環境内に
長時間(約120時間)放置される)等による未使用ト
ナーの劣化や凝集、固化等の品質低下を確実に知ること
ができる。また、高温環境中に短時間、繰り返して放置
された場合にも、所定の累積放置時間を知ることができ
る。
【0044】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るトナー収容体
及び画像形成装置について、本発明をレーザプリンタに
つき具体化した第1乃至第10の実施形態に基づき図面
を参照しつつ詳細に説明する。先ず、第1実施形態に係
るレーザプリンタの概略構成について図1に基づき説明
する。図1は第1実施形態に係るレーザプリンタの側断
面である。図1において、レーザプリンタ1は、本体ケ
ース2、本体ケース2の後部の上面側に設けられた第1
給紙トレイ3、第2給紙トレイ4、本体ケース2内に設
けられた用紙搬送機構5、スキャナユニット6、プロセ
スユニット7、定着ユニット8、その他各機構ユニット
を駆動する駆動ユニット(図示せず)等を有する。本体
ケース2の前部上面側には、プリント機構部の上面側を
開放可能なトップカバー10、及び、排紙トレイ11が
設けられている。この排紙トレイ11は、閉位置と開位
置へ切換自在であり、開位置にてプリント済の用紙を受
けるトレイとして機能する。また、本体ケース2の前部
上面の側端縁部には、レーザープリンタ1の作動状態等
を表示する表示部が設けられている。この表示部には、
トナーの不良状態を表示するトナー不良報知LED68
(図3参照)等が配置されている。ここで、スキャナユ
ニット6、プロセスユニット7及び定着ユニット8等が
プリント機構部に相当する。プロセスユニット7は、ケ
ーシング24内に感光ドラム25、帯電器26、現像ロ
ーラ27、転写ローラ28、クリーニングローラ29等
を収容して本体ケース2内の所定部位に着脱可能なカー
トリッジ構造になっている。また、該プロセスユニット
7のトナーカートリッジ30の装着部外側表面(図1
中、上側)には温度履歴表示体70が所定の面積で塗布
されている。さらに、該温度履歴表示体70の上方の本
体ケース2の内側には、この温度履歴表示体70に対向
して反射型光センサ71が設けられている(図2参
照)。
【0045】第1給紙トレイ3は、本体ケース2の後端
付近部分の上面部に固定的に設けられており、第2給紙
トレイ4は、本体ケース2のうちの第1給紙トレイ3の
前側の上面部に着脱可能に設けられている。前記用紙搬
送機構5は、第1給紙トレイ3、第2給紙トレイ4から
択一的に給紙された用紙Pをプロセスユニット7へ搬送
するためのものであり、第1給紙トレイ3の下端側に設
けられた一対の送りローラ12a、12bと、第2給紙
トレイ4の下端側に設けられた一対のレジストローラ1
3a、13bとを有する。送りローラ12aは駆動側ロ
ーラ、送りローラ12bは従動ローラである。レジスト
ローラ13aは駆動側ローラ、レジストローラ13bは
従動ローラである。また、レジストローラ13aの略中
央部の近傍位置には給紙センサ50が配設されている。
第1給紙トレイ3からレジストローラ13a、13bに
至る用紙搬送経路14は、第2給紙トレイ4の下面に沿
って延びる下面側搬送路14aを含み、第2給紙トレイ
4を本体ケース2から取り外した状態では、下面側搬送
路14aが外部に開放状態になる。第1給紙トレイ3か
らピックアップローラ36を介して給紙された用紙P
は、一対の送りローラ12a、12bで送り駆動されて
下面側搬送路14aを通ってレジストローラ13a、1
3bに達し、給紙センサ50により給紙された用紙Pの
通過検出を行い、レジスト後に送り駆動されてプロセス
ユニット7へ搬送される。第2給紙トレイ4からピック
アップローラ36を介して給紙された用紙Pは、レジス
トローラ13a、13bに達し、給紙センサ50により
給紙された用紙Pの通過検出を行い、レジスト後に送り
駆動されてプロセスユニット7に搬送される。
【0046】前記スキャナユニット6は、プロセスユニ
ット7の下側に配設され、レーザ発光部(図示せず)、
ポリゴンミラー20、反射鏡21、23、レンズ22等
を有し、レーザ発光部からのレーザビームを、鎖線で示
すようにポリゴンミラー20、反射鏡21、レンズ2
2、反射鏡23を介してプロセスユニット7の帯電され
た回転中の感光ドラム25の外周部に高速走査にて照射
し露光することにより感光ドラム25の表面に静電潜像
を形成する。
【0047】前記プロセスユニット7は、ケーシング2
4内に感光ドラム25、スコロトロン型帯電器26、現
像ローラ27、転写ローラ28、クリーニングローラ2
9、トナーカートリッジ30、トナー供給ローラ31等
を内蔵したものである。トナーカートリッジ30は、プ
ロセスユニット7を本体ケース2から取り外した状態で
プロセスユニット7に対して着脱可能であり、トナーカ
ートリッジ30のトナー収容部54(図2参照)内のト
ナーが無くなった時には、新たなトナーカートリッジ3
0を挿着することにより、トナーを補給するようになっ
ている。前記トナーカートリッジ30内のトナーは攪拌
体32で攪拌されてトナーカートリッジ30の開口30
Aから放出された後、トナー供給ローラ31を介して現
像ローラ27に供給され、ブレード33により一定厚さ
のトナー層として現像ローラ27に担持されて、感光ド
ラム25に供給される。尚、トナーカートリッジ30の
開口30Aの近傍位置には、2つのオーガ部材37、3
8が回転可能に配設されており、各オーガ部材37、3
8は、開口30Aから放出されたトナーを現像室40内
で均一に分散させる作用を行う。
【0048】前記感光ドラム25の表面に形成された静
電潜像は、現像ローラ27からトナーを付着させて顕像
化され、用紙が感光ドラム25と転写ローラ28との間
を通る間に用紙に転写され、その用紙は定着ユニット8
内へ送られて定着される。尚、感光ドラム25の表面に
残ったトナーは、クリーニングローラ29で一時的に回
収された後、所定のタイミングで感光ドラム25を介し
て現像ローラ27に回収される。定着ユニット8は、用
紙にトナーを熱定着させるものであり、加熱ローラ3
4、その加熱ローラ34に押圧された押圧ローラ35、
これらの各ローラ34、35の下流側に設けられ用紙を
本体ケース2の外部へ排出する一対の排出ローラ15
a、15bを有する。また、排出ローラ15aの略中央
部の近傍位置には排紙センサ51が配設されており、前
記排紙センサ51により用紙Pの外部への排出検出を行
う。
【0049】次に、プロセスユニット7の詳細な構成に
ついて図2に基づき説明する。図2は第1実施形態に係
るプロセスユニット7を拡大して示す側断面図である。
図2において、現像室40内の下方位置にはトナー供給
ローラ31が回転可能に配置されており、また現像ロー
ラ27がトナー供給ローラ31に対向して回転可能に配
置されている。このトナー供給ローラ31はトナー供給
口30Aから供給されたトナーを現像ローラ27に供給
する。ここに、トナー供給ローラ31は、金属製(例え
ば、各種鋼材から形成されている)のローラ軸体31A
とローラ軸体31Aの周囲を被覆する導電性スポンジ材
31Bとから構成されている。また、現像ローラ27
は、金属製(例えば、各種鋼材から形成されている)の
ローラ軸体27Aと一般に導電性スポンジ材31Bより
も硬い導電性ゴム材27Bでローラ軸体27Aの周囲を
被覆されている。従って、トナー供給ローラ31から現
像ローラ27に対してトナーの供給が行われる際には、
トナー供給ローラ31の導電性スポンジ材31Bがある
程度圧縮された状態で現像ローラ27の導電性ゴム材2
7Bに当接されている。
【0050】また、レーザプリンタ1の本体ケース22
に固定されたスキャナユニット6の筐体であるスキャナ
カバー53には、トナーカートリッジ30の長手方向略
中央部の下方(図2中、左下側)においてトナー収容部
54内のトナー量を検出するためのトナーセンサ52が
回路基板に半田付け後、螺設されている。トナーセンサ
52は、トナー収容部54の下方に形成されたトナー検
出部57を介して対向配置されたLEDとフォトセンサ
により構成され、トナー検出部57の光の透過量を検出
することにより、トナーの有無を検出している。
【0051】また、トナーカートリッジ30の長手方向
略中央部の上方向のプロセスユニット7の外側の面(図
2中、左方上側の面)には、熱積算型示温材等により構
成された白色の温度履歴表示体70が、所定の面積に塗
布されている。この熱積算型示温材は、高温(本実施形
態の場合は、約50℃)中に長時間(本実施形態の場合
は、約120時間)放置されると白色から黒色に変色す
る。また、この温度履歴表示体70に対向する位置に反
射型光センサ71が設けられている。該反射型光センサ
71はLEDとフォトセンサにより構成され、前記温度
履歴表示体70の表面に照射した光の反射強度を電圧に
変換して、I/O65(図3参照)に出力している。
尚、この熱積算型示温材の代わりに不可逆性示温材を前
記温度履歴表示体70の表面に塗布してもよい。この不
可逆性示温材は、高温(約50℃以上)になると白色か
ら黒色に変色するものである。
【0052】次に、第1実施形態のプロセスユニット7
の制御構成について図3に基づき説明する。図3はレー
ザプリンタ1のプロセスユニット7の制御構成を示すブ
ロック図である。図3において、レーザプリンタ1は、
各機器を制御するCPU61、制御プログラムを格納す
るROM62、処理データ等を格納するRAM62、印
字枚数カウンタ値等を格納するEEPROM64、ASIC
(Application Specific Integr-ated Circuit)等によ
り構成され、給紙センサ50、排紙センサ51、トナー
センサ52、反射型光センサ71、トナー不良報知LE
D68等がI/O65を介して接続され、且つ、高圧電
源回路部67等をコントロールするコントロール回路部
66、感光ドラム25、帯電器26、現像ローラ27、
転写ローラ28、クリーニングローラ29、及びトナー
供給ローラ31に高圧のバイアス電圧を印加する高圧電
源回路部67を有している。また、CPU61は各セン
サ値やROM62に格納されているプログラム等に基づ
いてコントロール回路部66を制御する。ここで、現像
ローラ27のローラ軸体27Aにはコントロール回路部
66を介して、高圧電源回路部67よりバイアス電圧
(本実施形態の場合は約DC700V)が定電圧で印加
されている。また、本実施形態では正帯電特性のトナー
を用いるので、現像ローラ27へトナーを向かわせる電
圧がトナー供給ローラ31のローラ軸体31Aにもコン
トロール回路部66を介して、高圧電源回路部67より
バイアス電圧(本実施形態の場合は約DC800V)が
定電圧で印加される。
【0053】次に、上記構成のレーザプリンタ1におけ
るプロセスユニット7のトナーが高温中に長時間さらさ
れて劣化したか否かを検出する処理について図4に基づ
いて説明する。図4は第1実施形態に係るトナー劣化検
出処理のフローチャートである。先ず、図4に示される
ように、ステップ(以下、Sと略記する)1において、
CPU61は電源が投入されるとROM62に格納され
ている処理プログラムに従って、一定時間毎(第1実施
形態においては、約5分毎)に反射型光センサ71の出
力電圧V1を読み込みRAM63に格納する。次に、R
OM62に予め格納されている基準電圧V2を読み込み
(S2)、前記出力電圧V1と該基準電圧V2とを比較
し(S3)、出力電圧V1が基準電圧V2以下の場合は
(S3:YES)、前記温度履歴表示体70の表面が黒
色に変色したものと判断する。即ち、トナーカートリッ
ジ30のトナー収容部54内のトナー、及びプロセスユ
ニット7の現像室40内のトナーが高温中に長時間さら
されて品質が劣化したものと判断する。そして、ROM
62に格納されている処理プログラムに従って、印字動
作を禁止し、トナー不良報知LED68を点灯して、使
用者にプロセスユニット7及びトナーカートリッジ30
の交換を促す(S4)。また、出力電圧V1が基準電圧
V2よりも大きい場合は、前記温度履歴表示体70の表
面が黒色に変色していないものと判断する(S3:N
O)。即ち、トナーカートリッジ30のトナー収容部5
4内のトナー、及びプロセスユニット7の現像室40内
のトナーは、高温中に長時間さらされていないものと判
断する。そして、再度、S1以下の処理を前記と同様に
繰り返し行う。
【0054】以上詳細に説明した通り、第1実施形態の
レーザプリンタ1においては、レーザプリンタ1に装着
されたプロセスユニット7の外側表面に塗布された温度
履歴表示体70の熱積算型示温材(若しくは不可逆性示
温材)が白色から黒色に変色した場合には、印字動作を
禁止し、トナー不良報知LED68を点灯して、使用者
にプロセスユニット7及びトナーカートリッジ30の交
換を促す構成になっている。したがって、長時間、高温
下におかれたために発生するトナーの劣化や凝集、固化
等をプロセスユニット7の外部から確実に検出でき、印
字動作をすることなく、プロセスユニット7及びトナー
カートリッジ30の交換の要又は不要の判断を自動で行
える。これにより、レーザープリンタ1が長時間高温下
におかれた場合や、長時間高温下におかれたプロセスユ
ニット7がレーザプリンタ1に装着された場合に、劣化
したトナーで品質の悪い画像を形成することを未然に防
止できる。また、トナー劣化検出部は反射型光検出セン
サ71によって構成されるため、小型で安価なセンサを
使用することができ、画像形成装置の小型化、及び製造
コストダウンを図ることができる。
【0055】次に、第2実施形態に係るレーザプリンタ
について図5に基づいて説明する。図5は第2実施形態
に係るレーザプリンタのプロセスユニット7を拡大して
示す側断面図である。ここで、第2実施形態に係るレー
ザプリンタの構成は、第1実施形態に係るレーザプリン
タ1とほぼ同じ構成であるが、前記反射型光センサ71
と温度履歴表示体70が設けられていない。しかし、図
5に示すように、反射型光センサ55が、トナーカート
リッジ30の長手方向略中央部の下方(図5中、左下
側)において、トナー収容部54のトナー検出部57の
上方に対向配置され、トナーセンサ52が取り付けられ
ている回路基板に半田付けされている。この反射型光セ
ンサ55は、LEDとフォトセンサにより構成され、光
の反射量を検出し、反射した光の強度を電圧に変換し
て、I/O65(図6参照)に出力している。
【0056】また、トナー収容部54のトナー検出部5
7の上方で前記反射型光センサ55に対向する部分に
は、温度履歴表示体56として熱積算型示温材が表面に
塗布されている。この熱積算型示温材は、高温(本実施
形態の場合は、約50℃)中に長時間(本実施形態の場
合は、約120時間)放置されると白色から黒色に変色
する。尚、この熱積算型示温材の代わりに温度履歴表示
体56として不可逆性示温材を塗布してもよい。この不
可逆性示温材は、高温(約50℃以上)になると白色か
ら黒色に変色するものである。
【0057】次に、第2実施形態のプロセスユニット7
の制御構成について図6に基づき説明する。図6は第2
実施形態に係るプロセスユニット7の制御構成を示すブ
ロック図である。図6において、レーザプリンタ1は、
各機器を制御するCPU61、制御プログラムを格納す
るROM62、処理データ等を格納するRAM63、印
字枚数カウンタ値等を格納するEEPROM64、ASIC
等により構成され、給紙センサ50、排紙センサ51、
トナーセンサ52、反射型光センサ55、トナー不良報
知LED68等がI/O65を介して接続され、且つ、
高圧電源回路部67等をコントロールするコントロール
回路部66、感光ドラム25、帯電器26、現像ローラ
27、転写ローラ28、クリーニングローラ29、及び
トナー供給ローラ31に高圧のバイアス電圧を印加する
高圧電源回路部67を有している。また、CPU61は
各センサ値やROM62に格納されているプログラム等
に基づいてコントロール回路部66を制御する。ここ
で、現像ローラ27のローラ軸体27Aにはコントロー
ル回路部66を介して、高圧電源回路部67よりバイア
ス電圧(本第2実施形態の場合は約DC700V)が定
電圧で印加されている。また、本実施形態では正帯電特
性のトナーを用いるので、現像ローラ27へトナーを向
かわせる電圧がトナー供給ローラ31のローラ軸体31
Aにもコントロール回路部66を介して、高圧電源回路
部67よりバイアス電圧(本第2実施形態の場合は約D
C800V)が定電圧で印加される。
【0058】次に、上記構成のレーザプリンタ1におけ
るプロセスユニット7のトナーが高温中に長時間さらさ
れて劣化したか否かを検出する処理について図7に基づ
いて説明する。図7は第2実施形態に係るトナー劣化検
出処理のフローチャートである。先ず、図7に示される
ように、S5において、CPU61は電源が投入される
とROM62に格納されている処理プログラムに従っ
て、一定時間毎(第2実施形態においては、約5分毎)
に反射型光センサ55の出力電圧V3を読み込みRAM
63に格納する。次に、ROM62に予め格納されてい
る基準電圧V4を読み込み(S6)、前記出力電圧V3
と該基準電圧V4とを比較し(S7)、出力電圧V3が
基準電圧V4以下の場合は(S7:YES)、前記温度
履歴表示体56の表面が黒色に変色したものと判断す
る。即ち、トナーカートリッジ30のトナー収容部54
内のトナー、及びプロセスユニット7の現像室40内の
トナーが高温中に長時間さらされて品質が劣化したもの
と判断する。そして、ROM62に格納されている処理
プログラムに従って、印字動作を禁止し、トナー不良報
知LED68を点灯して、使用者にプロセスユニット7
及びトナーカートリッジ30の交換を促す(S8)。ま
た、出力電圧V3が基準電圧V4よりも大きい場合は、
前記温度履歴表示体56の表面が黒色に変色していない
ものと判断する(S7:NO)。即ち、トナーカートリ
ッジ30のトナー収容部54内のトナー、及びプロセス
ユニット7の現像室40内のトナーは、高温中に長時間
さらされていないものと判断する。そして、再度、S5
以下の処理を前記と同様に繰り返し行う。
【0059】以上詳細に説明した通り、第2実施形態の
レーザプリンタ1においては、レーザプリンタ1内のプ
ロセスユニット7に装着されたトナーカートリッジ30
のトナー検出部57の上方に塗布された温度履歴表示体
56の熱積算型示温材(若しくは不可逆性示温材)が白
色から黒色に変色した場合には、印字動作を禁止し、ト
ナー不良報知LED68を点灯して、使用者にトナーカ
ートリッジ30の交換を促す構成になっている。したが
って、長時間高温下におかれたために発生するトナーの
劣化や凝集、固化等をトナーカートリッジ30の外部か
ら確実に検出でき、印字動作することなく、トナーカー
トリッジ30の交換の要又は不要の判断を自動で行え
る。これにより、レーザープリンタ1が長時間高温下に
おかれた場合や、長時間高温下におかれたトナーカート
リッジ30がレーザプリンタ1に装着された場合に、劣
化したトナーで品質の悪い画像を形成することを未然に
防止できる。また、トナー劣化検出部は反射型光センサ
55によって構成されるため、小型で安価なセンサを使
用することができ、画像形成装置の小型化、及び製造コ
ストダウンを図ることができる。
【0060】次に、第3実施形態に係る温度履歴情報の
情報表示部を備えたトナーカートリッジについて図8及
び図9に基づいて説明する。図8は第3実施形態に係る
トナーカートリッジ30を樹脂フィルム製の袋73に封
入した状態の斜視図である。図9は第3実施形態に係る
トナーカートリッジ30が、高温中に長時間放置された
場合の情報表示部72の温度履歴情報の表示例である。
第3実施形態に係るトナーカートリッジ30は、第1実
施形態のトナーカートリッジ30とほぼ同一の構成であ
る。図8に示されるように、トナーカートリッジ30の
ノブの横側のブロー成形樹脂体の側面には、黒枠の中に
白色の熱積算型示温材により上面に文字等として印刷さ
れた情報表示部72が施されている。これにより、通常
の状態においては、ブロー成形樹脂体はほぼ白色のた
め、印刷された文字等を読むことはできない。また、該
トナーカートリッジ30は、気密性を保ち、水蒸気等の
侵入を防ぐためにアルミ蒸着が施されたポリエステル、
ナイロン等からなる樹脂フィルム製の袋73に封入され
て梱包される。この樹脂フィルム製の袋73には、アル
ミ蒸着が施されていない透明な窓部730がトナーカー
トリッジ30の情報表示部72に対応する箇所に設けら
れており、袋73内の情報表示部72を袋73の外から
視認できる。そして、保存中又は輸送中に高温(第3実
施形態においては約50℃)中に長時間(第3実施形態
においては約120時間)放置された場合は、図9に示
されるように、情報表示部72の表面に、熱積算型示温
材の色が変化して「使用できません! 交換して下さ
い」という黒色や赤色等の文字が出現する。この文字が
出現した場合には、トナーカートリッジ30内のトナー
は、劣化したり固化しており、画像不良を発生させる原
因となる。尚、この熱積算型示温材の代わりに不可逆性
示温材により前記情報表示部72に文字等を印刷しても
よい。この不可逆性示温材は、高温(約50℃以上)に
なると白色から黒色等に変色するものである。
【0061】第3実施形態に係るトナーカートリッジ3
0においては、使用者がトナーカートリッジ30を交換
する時に、未使用のトナーカートリッジ30を袋73か
ら取り出す前の時点で、該トナーカートリッジ30に入
っているトナーが良品か不良品かを判別することがで
き、レーザプリンタ1に劣化したトナーの入ったトナー
カートリッジ30を装着するのを未然に防止できる。従
って、常に高品質な未使用トナーの入ったトナーカート
リッジ30のみをプロセスユニット7に装着することが
できる。
【0062】次に、第4実施形態に係る温度履歴情報の
情報表示部を備えたプロセスユニットについて図10及
び図11に基づいて説明する。図10は第4実施形態に
係るプロセスユニット7を樹脂フィルム製の袋75に封
入した状態の斜視図である。図11は第4実施形態に係
るプロセスユニット7が高温中に長時間放置された場合
の情報表示部74の温度履歴情報の表示例である。第4
実施形態に係るプロセスユニット7は、第1実施形態の
プロセスユニット7とほぼ同一の構成である。図10に
示されるように、プロセスユニット7のトナーカートリ
ッジ30装着部の上側表面の略中央には、所定の形に白
色塗料が塗布され、その上面に白色の熱積算型示温材に
より文字等として印刷された情報表示部74が施されて
いる。これにより、通常の状態においては、情報表示部
74はほぼ白色のため、印刷された文字等を読むことは
できない。また、該プロセスユニット7は、気密性を保
ち、水蒸気等の侵入を防ぐためにアルミ蒸着が施された
ポリエステル、ナイロン等からなる樹脂フィルム製の袋
75に封入されて梱包される。この樹脂フィルム製の袋
75には、アルミ蒸着が施されていない透明な窓部74
0がプロセスユニット7の情報表示部74に対応する箇
所に設けられており、袋75内の情報表示部74を袋7
5の外から視認できる。そして、保存中又は輸送中に高
温(第4実施形態においては約50℃)中に長時間(第
4実施形態においては約120時間)放置された場合
は、図11に示されるように、情報表示部74の表面
に、熱積算型示温材の色が変化して「使用できません!
交換して下さい」という黒色や赤色等の文字が出現す
る。この文字が出現した場合には、プロセスユニット7
及びトナーカートリッジ30内のトナーは、劣化したり
固化しており、画像不良を発生させる原因となる。尚、
この熱積算型示温材の代わりに不可逆性示温材により前
記情報表示部74の表面に文字等を印刷してもよい。こ
の不可逆性示温材は、高温(約50℃以上)になると白
色から黒色等に変色するものである。
【0063】第4実施形態に係る温度履歴情報の情報表
示部74を備えたプロセスユニット7においては、使用
者がプロセスユニット7を交換する時に、未使用のプロ
セスユニット7を透明なビニール袋75から取り出す前
の時点で、該プロセスユニット7及びトナーカートリッ
ジ30に入っているトナーが良品か不良品かを判別する
ことができ、レーザプリンタ1に劣化したトナーの入っ
たプロセスユニット7を装着するのを未然に防止でき
る。従って、常に高品質な未使用トナーの入ったプロセ
スユニット7のみをレーザプリンタ1に装着することが
できる。
【0064】次に、第5実施形態に係る温度履歴情報の
情報表示部を備えたアルミパックについて図12及び図
13に基づいて説明する。図12は第5実施形態に係る
トナーカートリッジ30が封入されたアルミパック77
の斜視図である。図13は第5実施形態に係るトナーカ
ートリッジ30が封入されたアルミパック77が高温中
に長時間放置された場合の情報表示部76の温度履歴情
報の表示例である。第5実施形態に係るトナーカートリ
ッジ30は、第1実施形態のトナーカートリッジ30と
ほぼ同一の構成である。図12に示されるように、トナ
ーカートリッジ30が封入された不透明なアルミパック
77の表面の略中央には、所定の形に白色塗料が塗布さ
れ、その上面に白色の熱積算型示温材により文字等とし
て印刷された情報表示部76が施されている。これによ
り、通常の状態においては、情報表示部76はほぼ白色
のため、印刷された文字等を読むことはできない。ま
た、該トナーカートリッジ30は、不透明なアルミパッ
ク77に封入されて梱包される。アルミパック77の構
成は第3実施形態の袋73とほぼ同一の構成であるが、
透明な窓部730が無い点において異なる。そして、保
存中又は輸送中に高温(第5実施形態においては約50
℃)中に長時間(第5実施形態においては約120時
間)放置された場合は、図13に示されるように、情報
表示部76の表面に、熱積算型示温材の色が変化して
「使用できません! 交換して下さい」という黒色や赤
色等の文字が出現する。この文字が出現した場合には、
トナーカートリッジ30内のトナーは、劣化したり固化
しており、画像不良を発生させる原因となる。尚、この
熱積算型示温材の代わりに不可逆性示温材により前記情
報表示部76の表面に文字等を印刷してもよい。この不
可逆性示温材は、高温(約50℃以上)になると白色か
ら黒色等に変色するものである。
【0065】第5実施形態に係る温度履歴情報の情報表
示部を備えたアルミパック77においては、使用者がト
ナーカートリッジ30を交換する時に、未使用のトナー
カートリッジ30を不透明なアルミパック77から取り
出す前の時点で、該トナーカートリッジ30に入ってい
るトナーが良品か不良品かを判別することができ、レー
ザプリンタ1に劣化したトナーの入ったトナーカートリ
ッジ30を装着するのを未然に防止できる。従って、常
に高品質な未使用トナーの入ったトナーカートリッジ3
0のみをプロセスユニット7に装着することができる。
【0066】次に、第6実施形態に係る温度履歴情報の
情報表示部を備えたアルミパックについて図14及び図
15に基づいて説明する。図14は第6実施形態に係る
プロセスユニット7が封入されたアルミパック78の斜
視図である。図15は第6実施形態に係るプロセスユニ
ット7が封入されたアルミパック78が高温中に長時間
放置された場合の情報表示部76Aの温度履歴情報の表
示例である。第6実施形態に係るプロセスユニット7
は、第1実施形態のプロセスユニット7とほぼ同一の構
成である。図14に示されるように、プロセスユニット
7が封入された不透明なアルミパック78の表面の略中
央には、所定の形に白色塗料が塗布され、その上面に白
色の熱積算型示温材により文字等として印刷された情報
表示部76Aが施されている。これにより、通常の状態
においては、情報表示部76Aはほぼ白色のため、印刷
された文字等を読むことはできない。また、該プロセス
ユニット7は、不透明なアルミパック78に封入されて
梱包される。アルミパック78の構成は第4実施形態の
袋75とほぼ同一の構成であるが、透明な窓部740が
無い点において異なる。そして、保存中又は輸送中に高
温(第5実施形態においては約50℃)中に長時間(第
5実施形態においては約120時間)放置された場合
は、図15に示されるように、情報表示部76Aの表面
に、熱積算型示温材の色が変化して「使用できません!
交換して下さい」という黒色や赤色等の文字が出現す
る。この文字が出現した場合には、プロセスユニット7
内のトナーは、劣化したり固化しており、画像不良を発
生させる原因となる。尚、この熱積算型示温材の代わり
に不可逆性示温材により前記情報表示部76Aの表面に
文字等を印刷してもよい。この不可逆性示温材は、高温
(約50℃以上)になると白色から黒色等に変色するも
のである。
【0067】第6実施形態に係る温度履歴情報の情報表
示部を備えたアルミパック78においては、使用者がプ
ロセスユニット7を交換する時に、未使用のプロセスユ
ニット7を不透明なアルミパック78から取り出す前の
時点で、該プロセスユニット7及びトナーカートリッジ
30に入っているトナーが良品か不良品かを判別するこ
とができ、レーザプリンタ1に劣化したトナーの入った
プロセスユニット7を装着するのを未然に防止できる。
従って、常に高品質な未使用トナーの入ったプロセスユ
ニット7のみをレーザプリンタ1に装着することができ
る。
【0068】次に、第7実施形態に係る温度履歴情報の
情報表示部を備えた梱包用段ボール箱について図16及
び図17に基づいて説明する。図16は第7実施形態に
係る梱包用段ボール箱79の開封面側の斜視図である。
図17は第7実施形態に係る梱包用段ボール箱79が高
温中に長時間放置された場合の情報表示部81の温度履
歴情報の表示例である。図16に示されるように、前記
プロセスユニット7又は前記トナーカートリッジ30が
梱包された梱包用段ボール箱79の開封面80のほぼ中
央位置には、所定の形に白色塗料が塗布され、その上面
に白色の熱積算型示温材により文字等として印刷された
情報表示部81が施されている。これにより、通常の状
態においては、情報表示部81はほぼ白色のため、印刷
された文字等を読むことはできない。そして、該梱包用
段ボール箱79の保存中又は輸送中に高温(第7実施形
態においては約50℃)中に長時間(第7実施形態にお
いては約120時間)放置された場合は、図17に示さ
れるように、開封面80の情報表示部81の表面に、熱
積算型示温材の色が変化して「使用できません! 交換
して下さい」という黒色や赤色等の文字が出現する。こ
の文字が出現した場合には、前記プロセスユニット7又
はトナーカートリッジ30内のトナーは、劣化したり固
化しており、画像不良を発生させる原因となる。尚、こ
の熱積算型示温材の代わりに不可逆性示温材により前記
情報表示部81の表面に文字等を印刷してもよい。この
不可逆性示温材は、高温(約50℃以上)になると白色
から黒色に変色するものである。
【0069】第7実施形態に係る温度履歴情報の情報表
示部を備えた梱包用段ボール箱79においては、使用者
がプロセスユニット7やトナーカートリッジ30を交換
する時に、未使用のプロセスユニット7やトナーカート
リッジ30を梱包用段ボール箱79から取り出す前の時
点で、該プロセスユニット7やトナーカートリッジ30
に入っているトナーが良品か不良品かを判別することが
でき、レーザプリンタ1に劣化したトナーの入ったプロ
セスユニット7やトナーカートリッジ30を装着するの
を未然に防止できる。従って、常に高品質な未使用トナ
ーの入ったプロセスユニット7やトナーカートリッジ3
0のみをレーザプリンタ1に装着することができる。
【0070】次に、第8実施形態に係る温度履歴情報の
情報表示部を備えた梱包用段ボール箱について図18及
び図19に基づいて説明する。図18は第8実施形態に
係る梱包用段ボール箱82の開封面側の斜視図である。
図19は第8実施形態に係る梱包用段ボール箱82が高
温中に長時間放置された場合の情報表示部76の温度履
歴情報の表示例である。図18に示されるように、前記
トナーカートリッジ30の封入されたアルミパック77
又は前記プロセスユニット7の封入されたアルミパック
78が梱包された梱包用段ボール箱82の開封面83に
は、ほぼ中央部に窓部84が形成されている。また、ア
ルミパック77又はアルミパック78の該窓部84から
見える箇所に、白色の熱積算型示温材により文字等とし
て印刷された前記情報表示部76又は情報表示部76A
が位置するように梱包されている。前記情報表示部76
又は情報表示部76Aは通常白色のため、印刷された文
字等を読むことはできない。そして、該梱包用段ボール
箱82の保存中又は輸送中に高温(第8実施形態におい
ては約50℃)中に長時間(第8実施形態においては約
120時間)放置された場合は、図19に示されるよう
に、情報表示部76又は情報表示部76Aの表面に、熱
積算型示温材の色が変化して「使用できません! 交換
して下さい」という黒色や赤色等の文字が出現する。こ
の文字が出現した場合には、トナーカートリッジ30や
プロセスユニット7内のトナーは、劣化したり固化して
おり、画像不良を発生させる原因となる。
【0071】第8実施形態に係る温度履歴情報の情報表
示部を備えた梱包用段ボール箱82においては、使用者
がプロセスユニット7やトナーカートリッジ30を交換
する時に、未使用のプロセスユニット7やトナーカート
リッジ30を梱包用段ボール箱82から取り出す前の時
点で、該プロセスユニット7やトナーカートリッジ30
に入っているトナーが良品か不良品かを判別することが
でき、レーザプリンタ1に劣化したトナーの入ったプロ
セスユニット7やトナーカートリッジ30を装着するの
を未然に防止できる。従って、常に高品質な未使用トナ
ーの入ったプロセスユニット7やトナーカートリッジ3
0のみをレーザプリンタ1に装着することができる。
【0072】次に、第9実施形態に係る温度履歴情報の
情報表示部を備えた輸送用段ボール箱について図20及
び図21に基づいて説明する。図20は第9実施形態に
係る輸送用段ボール箱87の斜視図である。図21は第
9実施形態に係る輸送用段ボール箱87が高温中に長時
間放置された場合の情報表示部88の温度履歴情報の表
示例である。図20に示されるように、輸送用段ボール
箱87には前記プロセスユニット7又はトナーカートリ
ッジ30の梱包用段ボール箱79(図16参照)が、4
個ずつ3段に梱包されており、該輸送用段ボール箱87
の一側面の上部に、所定の形に白色塗料が塗布され、そ
の上面に白色の熱積算型示温材により文字等として印刷
された情報表示部88が施されている。これにより、通
常の状態においては、情報表示部88はほぼ白色のた
め、印刷された文字等を読むことはできない。そして、
該輸送用段ボール箱87の保存中又は輸送中に高温(第
9実施形態においては約50℃)中に長時間(第9実施
形態においては約120時間)放置された場合は、図2
1に示されるように、前記情報表示部88の表面に、熱
積算型示温材の色が変化して「使用できません! 交換
して下さい」という黒色や赤色等の文字が出現する。こ
の文字が出現した場合には、前記プロセスユニット7又
はトナーカートリッジ30内のトナーは、劣化したり固
化しており、画像不良を発生させる原因となる。尚、こ
の熱積算型示温材の代わりに不可逆性示温材により前記
情報表示部88の表面に文字等を印刷してもよい。この
不可逆性示温材は、高温(約50℃以上)になると白色
から黒色に変色するものである。
【0073】第9実施形態に係る温度履歴情報の情報表
示部88を備えた輸送用段ボール箱87においては、こ
の場合、その輸送用段ボール箱87が工場等からディー
ラーまで届いた時に、この輸送用段ボール箱87を消費
者に売り渡す前に、この輸送用段ボール箱87内のプロ
セスユニット7やトナーカートリッジ30に入っている
トナーが良品か不良品かを判別することができ、末端の
使用者が、レーザプリンタ1に劣化したトナーの入った
プロセスユニット7やトナーカートリッジ30を装着す
るのを未然に防止できる。従って、常に高品質な未使用
トナーの入ったプロセスユニット7やトナーカートリッ
ジ30をレーザプリンタ1に装着することができる。さ
らに、一度に複数個の梱包用段ボール箱79を搬送する
ことが可能になり、搬送作業工数を削減できる。また、
輸送用段ボール箱87等の梱包強度を強化することがで
き、輸送中の落下等による損壊等を防止することができ
る。
【0074】次に、第10実施形態に係る温度履歴情報
の情報表示部を備えた輸送用段ボール箱について図22
及び図23に基づいて説明する。図22は第10実施形
態に係る輸送用段ボール箱90の斜視図である。図23
は第10実施形態に係る輸送用段ボール箱90が高温中
に長時間放置された場合の情報表示部81の温度履歴情
報の表示例である。図20に示されるように、輸送用段
ボール箱90には前記プロセスユニット7又はトナーカ
ートリッジ30の梱包用段ボール箱79(図16参照)
が、4個ずつ3段に梱包されている。また、該輸送用段
ボール箱90の一側面の上部には、窓部91が形成され
ている。また、梱包用段ボール箱79は、開封面83に
設けられた情報表示部81が、この窓部91から見るこ
とができるように輸送用段ボール箱90内に梱包されて
いる。前記情報表示部81は、白色の熱積算型示温材に
より文字等として印刷されたものであり、通常の状態に
おいてはほぼ白色のため、前記文字等を読むことはでき
ない。そして、該輸送用段ボール箱90の保存中又は輸
送中に高温(第10実施形態においては約50℃)中に
長時間(第10実施形態においては約120時間)放置
された場合は、図23に示されるように、情報表示部8
1の表面に、熱積算型示温材の色が変化して「使用でき
ません!交換して下さい」という黒色や赤色等の文字が
出現する。この文字が出現した場合には、トナーカート
リッジ30やプロセスユニット7内のトナーは、劣化し
たり固化しており、画像不良を発生させる原因となる。
【0075】第10実施形態に係る温度履歴情報の情報
表示部81を備えた輸送用段ボール箱90においては、
この場合、その輸送用段ボール箱90が工場等からディ
ーラーまで届いた時に、この輸送用段ボール箱90を消
費者に売り渡す前に、この輸送用段ボール箱90内のプ
ロセスユニット7やトナーカートリッジ30に入ってい
るトナーが良品か不良品かを判別することができ、末端
の使用者が、レーザプリンタ1に劣化したトナーの入っ
たプロセスユニット7やトナーカートリッジ30を装着
するのを未然に防止できる。従って、常に高品質な未使
用トナーの入ったプロセスユニット7やトナーカートリ
ッジ30をレーザプリンタ1に装着することができる。
さらに、一度に複数個の梱包用段ボール箱79を搬送す
ることが可能になり、搬送作業工数を削減できる。ま
た、輸送用段ボール箱90等の梱包強度を強化すること
ができ、輸送中の落下等による損壊等を防止することが
できる。
【0076】尚、本発明は前記実施形態に限定されるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の
改良、変形が可能であることは勿論であり、以下のよう
にしてもよい。 (a)前記実施形態では、各情報表示部72、74、7
6、76A、81、88に日本語で警告文を表示した
が、英語やフランス語等の輸出国の言語や複数言語を並
列して表示してもよい。 (b)各情報表示部72、74、76、76A、81、
88は、視認が容易な箇所であれば、任意の箇所に設け
てもよい。 (c)前記実施形態では、窓部84、91は覆われてい
ないが、内側や外側を透明なプラスチックフィルム等で
覆うようにしてもよい。 (d)前記実施形態では、各梱包用段ボール箱79、8
2や各輸送用段ボール箱87、90は覆われていない
が、梱包後、外側を透明なプラスチックフィルム等で覆
うようにしてもよい。 (e)前記実施形態では、情報表示部56、70、7
2、74、76、76A、81、88を直接に塗布や印
刷によって形成したが、白色の樹脂フィルム等のシート
材に塗布あるいは印刷して接着剤や両面テープ等により
接着して形成してもよい。 (f)レーザープリンタ1において、第1実施形態の反
射型光センサ71と第2実施形態の反射型光センサ55
とが同時に設けられる構成にしてもよい。 (g)レーザープリンタ1において、第3実施形態の情
報表示部72や第4実施形態の情報表示部74の熱積算
型示温材等の色の変化を第1実施形態のように反射型光
センサ等によって自動的に検出して、印字動作を禁止
し、トナー不良報知LEDを点灯して、使用者にプロセ
スユニット7やトナーカートリッジ30の交換を促す構
成にしてもよい。
【0077】
【発明の効果】以上説明した通り請求項1に係るトナー
収納体は、内部にトナーを収容し、温度履歴情報を記憶
する温度履歴記憶手段を備えている。これにより、前記
トナー収容体の保存環境変化や輸送環境変化(例えば、
輸送中に高温(約50℃)環境内に長時間(約120時
間)放置される)等の温度履歴情報を温度履歴記憶手段
によって記憶しておくことができるトナー収容体を提供
することができる。
【0078】また、請求項2に係るトナー収納体は、請
求項1に記載のトナー収容体において、前記所定の温度
履歴情報が、情報表示部に温度履歴表示体によって表示
されるように構成されている。これにより、前記トナー
収容体の保存環境変化や輸送環境変化(例えば、輸送中
に高温(約50℃)環境内に長時間(約120時間)放
置される)等による未使用トナーの劣化や凝集、固化等
の品質低下を画像形成動作を行うことなく、事前に知る
ことができ、常に良好な未使用トナーが収容されたトナ
ー収容体を画像形成装置に装着することができるトナー
収容体を提供することができる。
【0079】また、請求項3に係るトナー収納体は、請
求項1もしくは2に記載のトナー収容体において、画像
形成装置に着脱可能に装着されるトナーカートリッジで
あって、該トナーカートリッジの所定の温度履歴情報
が、温度履歴表示体によって情報表示部に表示されるよ
うに構成されている。これにより、前記トナーカートリ
ッジの保存環境変化や輸送環境変化(例えば、輸送中に
高温(約50℃)環境内に長時間(約120時間)放置
される)等によって、該トナーカートリッジ内に収容さ
れている未使用トナーの劣化や凝集、固化等の品質低下
を前記画像形成装置に装着する前に知ることができ、常
に良好な未使用トナーを補給されたトナーカートリッジ
を画像形成装置に装着することができるトナー収容体を
提供することができる。
【0080】また、請求項4に係るトナー収納体は、請
求項1もしくは2に記載のトナー収容体において、少な
くとも像担持体上の静電潜像をトナーで顕像化するため
の現像手段と、トナーを収容するトナー収容部とを備
え、画像形成装置に着脱可能に装着されるプロセスユニ
ットであって、該プロセスユニットの所定の温度履歴情
報が、温度履歴表示体によって情報表示部に表示される
ように構成されている。これにより、前記プロセスユニ
ットの保存環境変化や輸送環境変化(例えば、輸送中に
高温(約50℃)環境内に長時間(約120時間)放置
される)等によって、該プロセスユニット内に収容され
ている未使用トナーの劣化や凝集、固化等の品質低下を
前記画像形成装置に装着する前に知ることができ、常に
良好な未使用トナーを補給されたプロセスユニットを画
像形成装置に装着することができるトナー収容体を提供
することができる。
【0081】また、請求項5に係るトナー収納体は、請
求項1に記載のトナー収容体において、第1梱包体に梱
包される。これにより、前記トナー収容体を保護するこ
とができ、さらに梱包体を密封することで前記トナー収
容体内に収容されているトナーの酸化や劣化等を防止す
ることが可能なトナー収容体を提供することができる。
【0082】また、請求項6に係るトナー収納体は、請
求項5に記載のトナー収容体において、前記情報表示部
は、前記第1梱包体の窓部から見える位置に設けられて
いる。これにより、前記トナー収容体を第1梱包体から
取り出すことなく、該トナー収容体の保存環境変化や輸
送環境変化(例えば、輸送中に高温(約50℃)環境内
に長時間(約120時間)放置される)等による未使用
トナーの劣化や凝集、固化等の品質低下を知ることがで
きるトナー収容体を提供することができる。
【0083】また、請求項7に係るトナー収納体は、請
求項5に記載のトナー収容体において、該トナー収容体
を梱包する第1梱包体の所定の位置に、温度履歴表示体
によって所定の温度履歴情報を表示する情報表示部が設
けられている。これにより、前記第1梱包体の温度履歴
を確実に知ることができるため、該第1梱包体に梱包さ
れたトナー収容体の未使用トナーの劣化や凝集、固化等
の品質低下を開梱前に知ることができる。
【0084】また、請求項8に係るトナー収納体は、請
求項5乃至7のいずれかに記載のトナー収容体におい
て、該トナー収容体が梱包された少なくとも1個の第1
梱包体が、第2梱包体に梱包される。これにより、一度
に複数個の第1梱包体を搬送することが可能になり、搬
送作業工数を削減できる。また、梱包強度を強化するこ
とができ、輸送中の落下等による損壊等を防止すること
ができるトナー収容体を提供することができる。
【0085】また、請求項9に係るトナー収容体は、請
求項8に記載のトナー収容体において、前記第2梱包体
の所定の位置に、温度履歴表示体によって所定の温度履
歴情報を表示する情報表示部が設けられている。これに
より、該第2梱包体の温度履歴を確実に知ることができ
るため、該第2梱包体に梱包されたトナー収容体の未使
用トナーの劣化や凝集、固化等の品質低下を開梱前に知
ることができる。
【0086】また、請求項10に係るトナー収容体は、
請求項8に記載のトナー収容体において、前記第1梱包
体の情報表示部は、前記第2梱包体に形成される少なく
とも1個の窓部から見える位置に設けられ、目視確認が
できる構成になっている。これにより、前記第1梱包体
を第2梱包体から取り出す前に、前記トナー収容体の保
存環境変化や輸送環境変化(例えば、輸送中に高温(約
50℃)環境内に長時間(約120時間)放置される)
等による未使用トナーの劣化や凝集、固化等の品質低下
を知ることができるトナー収容体を提供することができ
る。
【0087】また、請求項11に係るトナー収容体は、
請求項2乃至請求項10のいずれかに記載のトナー収容
体において、不可逆性示温材により所定の温度履歴情報
が表示されるため、非常に簡単な構成で、前記トナー収
容体の保存環境変化や輸送環境変化(例えば、輸送中に
高温(約50℃)環境内に長時間(約120時間)放置
される)等による未使用トナーの劣化や凝集、固化等の
品質低下を確実に知ることができるトナー収容体を提供
することができる。
【0088】また、請求項12に係るトナー収容体は、
請求項2乃至請求項10のいずれかに記載のトナー収容
体において、熱積算型示温材により所定の温度履歴情報
が表示されるため、非常に簡単な構成で、前記トナー収
容体の保存環境変化や輸送環境変化(例えば、輸送中に
高温(約50℃)環境内に長時間(約120時間)放置
される)等による未使用トナーの劣化や凝集、固化等の
品質低下を確実に知ることができる。また、高温環境中
に短時間、繰り返して放置された場合にも、所定の累積
放置時間を知ることができるトナー収容体を提供するこ
とができる。
【0089】また、請求項13に係る画像形成装置は、
電子写真プロセスによって画像の形成を行う画像形成装
置であり、前記トナー収容体に設けられた温度履歴記憶
手段の所定の温度履歴情報を読み取り手段によって読み
取るように構成されている。これにより、画像形成装置
は、前記トナー収容体の保存環境変化や輸送環境変化
(例えば、輸送中に高温(約50℃)環境内に長時間
(約120時間)放置される)等による未使用トナーの
劣化や凝集、固化等の品質低下を該トナー収容体が装着
された時に、読み取り手段によって画像形成動作をする
ことなく、自動的に検出することができ、常に良好な未
使用トナーを補給されたトナー収容体を画像形成装置に
装着することができる画像形成装置を提供することがで
きる。また、この画像形成装置に前記トナー収容体が装
着された状態で高温(約50℃)環境内に長時間(約1
20時間)放置される)等による未使用トナーの劣化や
凝集、固化等の品質低下を前記読み取り手段によって画
像形成動作をすることなく、自動的に検出することがで
きる。
【0090】また、請求項14に係る画像形成装置は、
請求項13に記載された画像形成装置において、トナー
の劣化や凝集、固化等の品質低下を検出した場合には、
画像形成動作禁止手段によって、画像形成動作が停止さ
れるように構成されている。これにより、トナー収容体
内のトナーの品質が低下した場合には、画像形成が行わ
れないため、低画質の画像形成を未然に防止することが
できる画像形成装置を提供することができる。
【0091】また、請求項15に係る画像形成装置は、
請求項13又は請求項14に記載された画像形成装置に
おいて、トナー不良情報を不良報知手段が報知するた
め、使用者は画像形成動作を指示する前にトナーの不良
を知ることができる画像形成装置を提供することができ
る。
【0092】また、請求項16に係るトナー収容体は、
請求項13乃至請求項15のいずれかに記載の画像形成
装置において、トナーカートリッジに設けられた温度履
歴記憶手段の温度履歴情報が読み取られるように構成さ
れている。これにより、画像形成装置は、前記トナーカ
ートリッジの保存環境変化や輸送環境変化(例えば、輸
送中に高温(約50℃)環境内に長時間(約120時
間)放置される)等による未使用トナーの劣化や凝集、
固化等の品質低下を該トナーカートリッジが装着された
時に、読み取り手段によって画像形成動作をすることな
く、自動的に検出することができ、常に良好な未使用ト
ナーを補給されたトナーカートリッジを画像形成装置に
装着することができる。また、この画像形成装置に前記
トナーカートリッジが装着された状態で高温(約50
℃)環境内に長時間(約120時間)放置される等によ
る未使用トナーの劣化や凝集、固化等の品質低下を前記
読み取り手段によって画像形成動作をすることなく、自
動的に検出することができる。
【0093】また、請求項17に係る画像形成装置は、
請求項13乃至請求項15のいずれかに記載された画像
形成装置において、プロセスユニットに設けられた温度
履歴記憶手段の温度履歴情報が読み取られるように構成
されている。これにより、画像形成装置は、前記プロセ
スユニットの保存環境変化や輸送環境変化(例えば、輸
送中に高温(約50℃)環境内に長時間(約120時
間)放置される)等による未使用トナーの劣化や凝集、
固化等の品質低下を該プロセスユニットが装着された時
に、読み取り手段によって画像形成動作をすることな
く、自動的に検出することができ、常に良好な未使用ト
ナーを補給されたプロセスユニットを画像形成装置に装
着することができる画像形成装置を提供することができ
る。また、この画像形成装置に前記プロセスユニットが
装着された状態で高温(約50℃)環境内に長時間(約
120時間)放置される等による未使用トナーの劣化や
凝集、固化等の品質低下を前記読み取り手段によって画
像形成動作をすることなく、自動的に検出することがで
きる。
【0094】また、請求項18に係る画像形成装置は、
請求項13乃至請求項17のいずれかに記載された画像
形成装置において、不可逆性示温材により所定の温度履
歴情報が表示されるため、非常に簡単な構成で、前記ト
ナー収容体の保存環境変化や輸送環境変化(例えば、輸
送中に高温(約50℃)環境内に長時間(約120時
間)放置される)等による未使用トナーの劣化や凝集、
固化等の品質低下を確実に知ることができる画像形成装
置を提供することができる。
【0095】また、請求項19に係る画像形成装置は、
請求項13乃至請求項17のいずれかに記載された画像
形成装置において、熱積算型示温材により所定の温度履
歴情報が表示されるため、非常に簡単な構成で、前記ト
ナー収容体の保存環境変化や輸送環境変化(例えば、輸
送中に高温(約50℃)環境内に長時間(約120時
間)放置される)等による未使用トナーの劣化や凝集、
固化等の品質低下を確実に知ることができる画像形成装
置を提供することができる。また、高温環境中に短時
間、繰り返して放置された場合にも、所定の累積放置時
間を知ることができる画像形成装置を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係るレーザプリンタの側断面図
である。
【図2】第1実施形態に係るレーザプリンタのプロセス
ユニットを拡大して示す側断面図である。
【図3】第1実施形態に係るレーザプリンタのプロセス
ユニットの制御構成を示すブロック図である。
【図4】第1実施形態に係るトナー劣化検出処理のフロ
ーチャートである。
【図5】第2実施形態に係るレーザプリンタのプロセス
ユニットを拡大して示す側断面図である。
【図6】第2実施形態に係るレーザプリンタのプロセス
ユニットの制御構成を示すブロック図である。
【図7】第2実施形態に係るトナー劣化検出処理のフロ
ーチャートである。
【図8】第3実施形態に係るトナーカートリッジを透明
なビニール袋に封入した状態の斜視図である。
【図9】第3実施形態に係るトナーカートリッジが、高
温中に長時間放置された場合の情報表示部の温度履歴情
報の表示例を示す図である。
【図10】第4実施形態に係るプロセスユニットを透明
なビニール袋に封入した状態の斜視図である。
【図11】第4実施形態に係るプロセスユニットが高温
中に長時間放置された場合の情報表示部の温度履歴情報
の表示例を示す図である。
【図12】第5実施形態に係るトナーカートリッジが封
入されたアルミパックの斜視図である。
【図13】第5実施形態に係るトナーカートリッジが封
入されたアルミパックが高温中に長時間放置された場合
の情報表示部の温度履歴情報の表示例を示す図である。
【図14】第6実施形態に係るプロセスユニットが封入
されたアルミパックの斜視図である。
【図15】第6実施形態に係るプロセスユニットが封入
されたアルミパックが高温中に長時間放置された場合の
情報表示部の温度履歴情報の表示例を示す図である。
【図16】第7実施形態に係る梱包用段ボール箱の開封
面側の斜視図である。
【図17】第7実施形態に係る梱包用段ボール箱が高温
中に長時間放置された場合の情報表示部の温度履歴情報
の表示例を示す図である。
【図18】第8実施形態に係る梱包用段ボール箱の開封
面側の斜視図である。
【図19】第8実施形態に係る梱包用段ボール箱が高温
中に長時間放置された場合の情報表示部の温度履歴情報
の表示例を示す図である。
【図20】第9実施形態に係る輸送用段ボール箱の斜視
図である。
【図21】第9実施形態に係る輸送用段ボール箱が高温
中に長時間放置された場合の情報表示部の温度履歴情報
の表示例を示す図である。
【図22】第10実施形態に係る輸送用段ボール箱の斜
視図である。
【図23】第10実施形態に係る輸送用段ボール箱が高
温中に長時間放置された場合の情報表示部の温度履歴情
報の表示例を示す図である。
【符号の説明】
1 レーザプリ
ンタ 7 プロセスユ
ニット 30 トナーカー
トリッジ 54 トナー収容
部 55、71 反射型光セ
ンサ 56、70 温度履歴表
示体 57 トナー検出
部 72、74、76、76A、81、88 情報表示部 73、74 袋 77、78 アルミパッ
ク 79、82 梱包用段ボ
ール箱 84、91、730、740 窓部 87、90 輸送用段ボ
ール箱

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナーを内部に収容するトナー収容体で
    あって、 所定の温度履歴情報を記憶する温度履歴記憶手段を備え
    ることを特徴とするトナー収容体。
  2. 【請求項2】 前記温度履歴記憶手段は、温度履歴情報
    を温度履歴表示体によって表示する情報表示部を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載のトナー収容体。
  3. 【請求項3】 前記トナー収容体は、トナーカートリッ
    ジであって、 電子写真プロセスによって画像の形成を行う画像形成装
    置に着脱可能に装着されることを特徴とする請求項1も
    しくは2に記載のトナー収容体。
  4. 【請求項4】 前記トナー収容体は、プロセスユニット
    であって、 少なくとも像担持体上の静電潜像をトナーで顕像化する
    ための現像手段と、トナーを収容するトナー収容部とを
    備え、 電子写真プロセスによって画像の形成を行う画像形成装
    置に着脱可能に装着されることを特徴とする請求項1も
    しくは2に記載のトナー収容体。
  5. 【請求項5】 前記トナー収容体は、該トナー収容体を
    梱包する第1梱包体を備えることを特徴とする請求項1
    に記載のトナー収容体。
  6. 【請求項6】 前記第1梱包体は、所定の位置に形成さ
    れる窓部を備え、 該窓部を介して、前記情報表示部を目視可能に構成され
    たことを特徴とする請求項5に記載のトナー収容体。
  7. 【請求項7】 前記第1梱包体の所定の位置に前記情報
    表示部を備えることを特徴とする請求項5に記載のトナ
    ー収容体。
  8. 【請求項8】 少なくとも1つの前記第1梱包体を梱包
    する第2梱包体を備えることを特徴とする請求項5乃至
    7のいずれかに記載のトナー収容体。
  9. 【請求項9】 前記第2梱包体の所定の位置に前記情報
    表示部を備えることを特徴とする請求項8に記載のトナ
    ー収容体。
  10. 【請求項10】 前記第2梱包体は、所定の位置に形成
    される少なくとも1個の窓部を備え、 該窓部を介して、前記第1梱包体の情報表示部を目視可
    能に構成したことを特徴とする請求項8に記載のトナー
    収容体。
  11. 【請求項11】 前記温度履歴表示体は、不可逆性示温
    材により構成されることを特徴とする請求項2乃至請求
    項10のいずれかに記載のトナー収容体。
  12. 【請求項12】 前記温度履歴表示体は、熱積算型示温
    材により構成されることを特徴とする請求項2乃至請求
    項10のいずれかに記載のトナー収容体。
  13. 【請求項13】 電子写真プロセスによって画像の形成
    を行う画像形成装置において、 トナーを内部に収容するトナー収容体と、 前記トナー収容体に設けられ、所定の温度履歴情報を記
    憶する温度履歴記憶手段と、 前記温度履歴情報を読み取る読み取り手段とを備えたこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  14. 【請求項14】 前記温度履歴情報に基づいて、画像形
    成動作を禁止する画像形成動作禁止手段を備えることを
    特徴とする請求項13に記載の画像形成装置。
  15. 【請求項15】 前記温度履歴情報に基づいて、トナー
    不良情報を報知する不良報知手段を備えたことを特徴と
    する請求項13又は請求項14に記載の画像形成装置。
  16. 【請求項16】 前記トナー収容体は、前記画像形成装
    置に着脱可能に装着されるトナーカートリッジであるこ
    とを特徴とする請求項13乃至請求項15のいずれかに
    記載の画像形成装置。
  17. 【請求項17】 前記トナー収容体は、少なくとも像担
    持体上の静電潜像をトナーで顕像化するための現像手段
    と、 トナーを収容するトナー収容部とを備え、 前記画像形成装置に着脱可能に装着されるプロセスユニ
    ットであることを特徴とする請求項13乃至請求項15
    のいずれかに記載の画像形成装置。
  18. 【請求項18】 前記温度履歴記憶手段は、不可逆性示
    温材により構成されることを特徴とする請求項13乃至
    請求項17のいずれかに記載の画像形成装置。
  19. 【請求項19】 前記温度履歴記憶手段は、熱積算型示
    温材により構成されることを特徴とする請求項13乃至
    請求項17のいずれかに記載の画像形成装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040046172A (ko) * 2002-11-26 2004-06-05 삼성전자주식회사 온도감지부재를 구비한 현상장치
JP2007133045A (ja) * 2005-11-08 2007-05-31 Ricoh Co Ltd キャップ部材、及び作像ユニット
US7477853B2 (en) 2006-07-26 2009-01-13 Kabushiki Kaisha Toshiba Toner cartridge having machine readable authentication pattern and image forming apparatus for reading the same
JP2009145476A (ja) * 2007-12-12 2009-07-02 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP2013097162A (ja) * 2011-10-31 2013-05-20 Ricoh Co Ltd トナー容器

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