JP2001125376A - 消耗品詰め替えカートリッジの検出方法及び装置及びシステム並びに記憶媒体 - Google Patents

消耗品詰め替えカートリッジの検出方法及び装置及びシステム並びに記憶媒体

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JP2001125376A
JP2001125376A JP30302999A JP30302999A JP2001125376A JP 2001125376 A JP2001125376 A JP 2001125376A JP 30302999 A JP30302999 A JP 30302999A JP 30302999 A JP30302999 A JP 30302999A JP 2001125376 A JP2001125376 A JP 2001125376A
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嘉広 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カートリッジを分解してトナーやインクなど
の消耗品を詰め替えた不適正なカートリッジを検出す
る。 【解決手段】 カートリッジ12には、発光素子72及
び受光素子73からなるトナー濃度測定手段が設けられ
ている。カートリッジメモリ71には、純正品のトナー
濃度の物性値の範囲が予め記憶されている。プリンタ本
体11のCPU60は、制御回路70を介して、現像ロ
ーラ17に吸着されたトナーの濃度を測定する。トナー
濃度の測定値が物性値の範囲から外れているときは、プ
リンタ本体11は、使用されたカートリッジ12は、分
解されて消耗品の詰め替えが行われた不適正なものであ
ると判断し、警告表示を行うとともにプリント動作を禁
止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタ,ファク
シミリ,複写機等の画像形成装置に交換可能にセットさ
れるカートリッジが、消耗品(トナー,インク等)を詰
め替えた不適正なものかどうかを検出するための方法及
び装置及びシステム並びに記憶媒体に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】例えば電子写真式のプリンタでは、現像
媒体としてトナーを充填したトナーカートリッジが用い
られている。このトナーカートリッジでは、その製造時
に一定量のトナーが充填されており、プリンタに交換可
能にセットされる。このトナーカートリッジは、補充瓶
からのトナーをプリンタ内のトナー収納室へ補給するこ
とが不要であるため、手や衣服がトナーで汚れる心配が
なく、また、トナーカートリッジを交換するだけでよい
ので、操作が簡単である等の利点がある。
【0003】前記トナーカートリッジを更に発展させ、
感光ドラム,帯電ローラ,現像ローラ,クリーニング部
等を取り付けたプロセスカートリッジも知られている。
このプロセスカートリッジでは、感光ドラム等の寿命に
合わせた量のトナーが充填されており、トナーの交換と
同時に感光ドラム等も交換されるから、メンテナンスが
簡便であり、またメンテナンス契約も特に必要とされな
い等の利点があるため、個人用プリンタ等に広く使用さ
れている。
【0004】使用済みのカートリッジは、カートリッジ
販売業者を介してプリンタメーカーに回収される。プリ
ンタメーカーは、環境汚染防止や資源の有効活用の観点
から、使用済みカートリッジを分解し、各部品を検査し
て正常なものは再使用し、またプラスチック部品は溶解
・ペレット化して、プラスチック材料として再利用をし
ている。また、カートリッジのリサイクルによって、カ
ートリッジの販売価格の引き下げも図っている。
【0005】使用済みのカートリッジの全てがプリンタ
メーカーに戻されるのではなく、その一部がトナー詰め
替え業者にまわされる。トナー詰め替え業者は、所定の
料金で詰め替えを請け負い、カートリッジを分解して適
当なトナーを補給する。また、使用済みのカートリッジ
を購入し、これを分解し、トナーを補給してから、再生
カートリッジとして、新品のカートリッジに比べてかな
り安い価格で一般ユーザーに販売するトナー詰め替え業
者もある。
【0006】カートリッジの製造時に充填されるトナー
(純正品)は、プリンタのプロセス特性(感光ドラムの
特性,帯電電圧,クリーニング特性,定着特性)を考慮
して、トナーの成分を決定している。しかし、トナー詰
め替え業者が使用するトナーは、その組成成分が純正品
のトナーとは異なっているため、印字品質の低下を起こ
すことがある。また、トナーを詰め替えたカートリッジ
を長期間使用すると、感光ドラム、帯電ローラなどの性
能が劣化するため、印字品質が低下したり、故障の発生
の要因となる。
【0007】印字品質の低下や、故障が発生した場合
に、補給したトナーに原因があるにもかかわらず、ユー
ザーはプリンタに原因があると誤解することが多い。こ
れによって、地道に積み上げてきたプリンタの信頼性が
一挙に失われることになる。また、ユーザーによって
は、プリンタを製造したメーカーを信頼しなくなり、こ
のメーカーが取り扱う全製品に対して嫌悪感を懐くこと
もある。
【0008】プリンタメーカーの信頼性を維持するに
は、詰め替え業者によるトナーの詰め替えを事前に防止
したり、あるいはトナーを詰め替えたカートリッジは再
使用できないようにする等の対策を考慮することが必要
である。
【0009】トナーを詰め替えたカートリッジの発生を
防止する対策としては、特開平7−28320号公報
に、プリント枚数をカウントするカウンタと、現像ロー
ラの回転を阻止する電磁ブレーキを設けたプロセスカー
トリッジが記載されている。このプロセスカートリッジ
では、トナーの消費量をプリント枚数から間接的に調
べ、プリント枚数が一定値に達したときに、トナー切れ
が発生したと推測し、電磁ブレーキを作動させる。この
電磁ブレーキによって現像ローラの回転が阻止されるか
ら、いったんトナー切れとなると、トナーの補充の有無
にかかわらず、プロセスカートリッジを使用することが
できなくなる。したがって、トナーは入っているが、電
磁ブレーキがかかっているプロセスカートリッジは、ト
ナーが詰め替えられた不適正なカートリッジであると判
断される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記カ
ートリッジには、電磁ブレーキやカウンタが必要となる
ため、プロセスカートリッジが複雑で大型化し、コスト
高となるという問題がある。また、電磁ブレーキがかか
っている状態は直ぐに分かるので、プロセスカートリッ
ジの分解時に、電磁ブレーキを除去するか、あるいはブ
レーキがきかない状態にすることができるから、有効な
対策方法とはいえない。
【0011】また、文字数の多いプリントと、文字数が
極端に少ないプリントとがあるから、プリント枚数から
トナーの残量を予測するものでは、トナーの残量を正確
に測定することはできない。そのために、トナーが残っ
ているにもかかわらず、電磁ブレーキが作動してプロセ
スカートリッジが使用できなくなることがある。これは
資源の無駄となる。
【0012】本発明は、カートリッジの大型化を招くこ
となく、また簡単かつ安価な構成で、消耗品を詰め替え
たカートリッジを確実に検出する消耗品詰め替えカート
リッジの検出方法及び装置及びシステム並びに記憶媒体
を提供することを目的とするものである。
【0013】本発明の更に別の目的は、消耗品詰め替え
カートリッジの使用禁止状態が外部から分からないよう
にすることで、その解除をしにくくした消耗品詰め替え
カートリッジの検出方法及び装置及びシステム並びに記
憶媒体を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の消耗品詰め替えカートリッジの検出
装置は、画像形成装置に交換可能にセットされるカート
リッジの内部に収納された消耗品の物性値を測定する測
定手段と、消耗品の物性値の範囲が記憶された記憶手段
と、この記憶手段から物性値の範囲を読み出し、測定さ
れた物性値が範囲外であるときには、消耗品詰め替えカ
ートリッジであると判定する判定手段とからなることを
特徴とするものである。
【0015】請求項2記載の消耗品詰め替えカートリッ
ジの検出装置は、消耗品詰め替えカートリッジであると
判定されたときに、警告表示する表示手段を設けたこと
を特徴とするものである。
【0016】請求項3記載の消耗品詰め替えカートリッ
ジの検出装置は、消耗品詰め替えカートリッジであると
判定されたときに、このカートリッジがセットされた画
像形成装置の画像形成動作を禁止する禁止手段を設けた
ことを特徴とするものである。
【0017】請求項4記載の消耗品詰め替えカートリッ
ジの検出装置は、消耗品詰め替えカートリッジの判定
は、カートリッジが画像形成装置にセットされたときに
行われることを特徴とするものである。
【0018】請求項5記載の消耗品詰め替えカートリッ
ジの検出装置は、物性値は消耗品の濃度であり、測定手
段は、カートリッジに設けられた発光素子と受光素子を
備え、消耗品が付着した現像ローラまたは感光ドラムに
発光素子から光を照射し、その反射光を受光素子で検出
することによって、消耗品の濃度を測定することを特徴
とするものである。
【0019】請求項6記載の消耗品詰め替えカートリッ
ジの検出装置は、記憶手段は、カートリッジに設けられ
ていることを特徴とするものである。
【0020】請求項7記載の消耗品詰め替えカートリッ
ジの検出装置は、物性値の範囲は、カートリッジの製造
時において、カートリッジに収納されている消耗品の物
性値を測定して、測定値を中心とした一定範囲であり、
各カートリッジ毎に求めた物性値の範囲を前記記憶手段
に書き込むことを特徴とするものである。
【0021】請求項8記載の消耗品詰め替えカートリッ
ジの検出方法は、画像形成装置に交換可能にセットされ
るカートリッジの内部に収納された消耗品の物性値を測
定し、測定した物性値が予め定められた範囲から外れて
いるときに、消耗品詰め替えカートリッジであると判定
することを特徴とするものである。
【0022】請求項9記載の消耗品詰め替えカートリッ
ジの検出システムは、画像記録に使用する消耗品を収納
した消耗品収納室と、この消耗品収納室に収納された消
耗品の物性値を測定する測定手段と、消耗品の物性値の
範囲を記憶する記憶手段とを有するカートリッジと、記
録紙に画像を形成する画像形成部と、記憶手段から物性
値の範囲を読み出し、測定した物性値が範囲外であると
きには、消耗品詰め替えカートリッジであると判定し
て、警告を発し、あるいは画像形成動作を禁止する手段
とを有する画像形成装置とからなることを特徴とするも
のである。
【0023】請求項10記載の消耗品詰め替えカートリ
ッジの検出システムは、画像記録に使用する消耗品を収
納した消耗品収納室と、この消耗品収納室に収納された
消耗品の物性値を測定する測定手段と、消耗品の機種を
特定するためのタイプ情報が割り当てられたカートリッ
ジと、記録紙に画像を形成する画像形成部と、物性値の
範囲をタイプ情報毎に記憶する記憶手段と、セットされ
たカートリッジのタイプ情報に基づいて物性値の範囲を
記憶手段から読み出し、測定手段で測定した物性値が範
囲外であるときには、消耗品詰め替えカートリッジであ
ると判定して、警告を発し、あるいは画像形成動作を禁
止する手段とを有する画像形成装置とからなることを特
徴とするものである。
【0024】請求項11記載の消耗品詰め替えカートリ
ッジの検出システムは、カートリッジには、静電潜像が
形成される感光ドラムと、この感光ドラムを帯電させる
帯電ローラと、静電潜像をトナーで現像してトナー像に
する現像ローラとが設けられていることを特徴とするも
のである。
【0025】請求項12記載の記憶媒体は、カートリッ
ジがセットされたときに消耗品の物性値を測定するステ
ップと、カートリッジ内の記憶手段に記録された物性値
の範囲を読み出すステップと、測定した物性値が範囲外
であるときは、消耗品詰め替えカートリッジであると判
定するステップとを実行するプログラムを記憶したこと
を特徴とするものである。
【0026】請求項13記載の記憶媒体は、カートリッ
ジがセットされたときに消耗品の物性値を測定するステ
ップと、カートリッジのタイプ情報を読み出すステップ
と、タイプ情報に対応した物性値の範囲を読み出すステ
ップと、測定した物性値が範囲外であるときは、消耗品
詰め替えカートリッジであると判定するステップとを実
行するプログラムを記憶したことを特徴とするものであ
る。
【0027】
【発明の実施の形態】図1は、本発明が適用される電子
写真方式のプリンタを示すものである。プリンタ10
は、プリンタ本体11にカートリッジ12が交換可能に
セットされている。このカートリッジ12には、トナー
14が充填されたトナー室13の他に、感光ドラム1
5,帯電ローラ16,現像ローラ17が設けられてお
り、いわゆるプロセスカートリッジの形態をしている。
この感光ドラム15は約400Vに帯電され、現像ロー
ラ17は約250Vに帯電される。
【0028】トナー室13内のトナー14は、回転中の
現像ローラ17の外周に静電吸着して搬送される。トナ
ー14には、黒色のトナー粒子と、白色の研磨粒子とを
混合したものが用いられている。トナー粒子はポリエス
テルを主成分としており、添加剤として用いられる電荷
制御剤によって負極性に帯電する。研磨粒子にはアクリ
ルビーズが用いられており、正極性に帯電する。研磨粒
子は、トナー粒子の表面に付着してトナー粒子と現像ロ
ーラ17とのスペーサとして作用しており、プリント後
にトナー粒子が現像ローラ17の上に残留するのを防止
する。なお、トナー粒子と研磨粒子との混合比、すなわ
ち、トナー14の濃度は、プリンタのプロセス特性(感
光ドラムの特性,帯電電圧,クリーニング特性,定着特
性)を考慮して定められている。
【0029】感光ドラム15は、金属製の円筒体の外周
面に、光導電性の皮膜が設けられている。帯電ローラ1
6は、金属製の軸と、その外周に嵌め込んだ導電性を有
する発泡ウレタンの筒体と、この発泡ウレタンの外側に
嵌めた半導電性を有するプラスチック製のチューブとか
らなる。この帯電ローラ16は発泡ウレタンの弾力によ
って、感光ドラム15の外周面に接触している。また、
感光ドラム15,帯電ローラ16,現像ローラ17に電
圧を印加するために、感光ドラム15の円筒体と、帯電
ローラ16及び現像ローラ17の軸は、プリンタ本体1
1の内部に設置された帯電回路に接続されている。この
接続のために、カートリッジ12と、プリンタ本体11
には電気接点(図示せず)が設けられている。
【0030】給紙トレイ20上には、複数枚の記録紙2
1がセットされている。給紙トレイ20の一番上にある
記録紙21が給紙ローラ22で引き出され、一対の搬送
ローラ23に向けて給紙される。搬送ローラ対23は、
記録紙21をニップして転写位置に搬送する。この転写
位置には、転写ローラ24が配置されており、カートリ
ッジ12がセットされたときに、転写ローラ24と感光
ドラム15が接触する。
【0031】プリント時には、感光ドラム15が一定速
度で時計方向に回転する。この感光ドラム15は、帯電
ローラ16に接触しながら通過するときに外周面が一様
に帯電される。また、半導体レーザ26は、画像データ
に応じて駆動され、強度変調されたレーザ光を発生す
る。このレーザ光は、ポリゴンミラー27を経て、回転
中の感光ドラム24に入射する。ポリゴンミラー27
は、レーザ光を感光ドラム24の軸方向(主走査方向)
に振らすことで、ラスタスキャンをする。感光ドラム1
5は、レーザ光が照射された部分が除電されるから、そ
の外周に静電潜像が形成される。
【0032】感光ドラム15の回転によって、トナー像
は転写位置まで移動する。この転写位置では、記録紙2
1が、転写ローラ24と感光ドラム15との間に挟まれ
て、感光ドラム15の周速度と同じ速度で移動してい
る。転写ローラ24は、トナー像と逆の電位にバイアス
されているから、感光ドラム15上のトナー像が記録紙
21に転写される。
【0033】感光ドラム15がさらに回転すると、静電
潜像が現像ローラ17に向かって移動する。この現像ロ
ーラ17は帯電されており、トナーを静電吸着してい
る。また、このトナーには、逆極性に帯電した研磨粒子
が付着している。感光ドラム15の静電潜像が現像ロー
ラ17に接触すると、静電潜像の電位は現像ローラ17
の電位よりも高いので、現像ローラ17のトナーが静電
潜像へ転移し、トナー像に可視化される。
【0034】トナー像が転写された記録紙21は、定着
器29に向かって搬送される。この定着器29は、一対
の定着ローラ30と、ヒータ(図示せず)とから構成さ
れており、トナーを加熱して溶融する。溶融したトナー
は、記録紙21に吸着される。定着処理された記録紙2
1は、プリンタ本体11から排紙される。
【0035】図2〜図4は、カートリッジの一例を示す
ものである。図2は上部カートリッジを示し、図3は下
部カートリッジを示す。また、図4は組立状態を示す。
上部カートリッジ32及び下部カートリッジ33の本体
34,35は、黒色をしたプラスチック成形品である。
【0036】図2及び図4において、上部カートリッジ
32には、トナー室13が形成されており、製造時に所
定量のトナー14が充填されている。このトナー室13
の下方には、細長なトナー供給口13aが形成されてお
り、使用前にはシールテープ(図示せず)で封鎖されて
いる。また、トナー室13の側面には、トナー14を充
填するための充填口(図示せず)が設けられており、ト
ナー14の充填後はキャップ37で封止されている。符
号38は、トナー室13の天板であり、上部カートリッ
ジ本体34に接着されている。
【0037】上部カートリッジ本体34には、帯電ロー
ラ16が回転自在に取り付けられている。この帯電ロー
ラ16に近接した位置に、露光開口39が形成されてお
り、この露光開口39を通ってレーザ光が感光ドラム1
5に入射する。
【0038】上部カートリッジ32を下部カートリッジ
33に結合するために、上部カートリッジ本体34に
は、トナー室13側に2個の係止爪40が、そして帯電
ローラ16側に2個の係止爪41が形成されている。な
お、符号42〜44は、図4で明らかなように、露光室
45内にトナー14が入り込まないように、隙間を塞ぐ
ためのスポンジテープである。
【0039】図3及び図4において、下部カートリッジ
本体35には、感光ドラム15,現像ローラ17が回転
自在に取り付けられている。また、下部カートリッジ本
体35には、プリンタ本体11内に設けた駆動ギヤ(図
示せず)に噛合する従動ギヤ46が設けられている。ま
た、現像ローラ17と同軸に取り付けられるギヤ47
は、従動ギヤ46と噛合しており、感光ドラム15と同
軸に取り付けられるギヤ48は、ギヤ47と噛合してい
る。このため、従動ギヤ46の回転は、ギヤ47を介し
て現像ローラ17に伝達され、更にギヤ48を介して感
光ドラム15に伝達される。また、感光ドラム15の下
方に位置する部分に開口49が形成されている。この開
口62を介して転写ローラ24が入り込んで感光ドラム
15に接触する。
【0040】支持プレート50の先端には、クリーニン
グブレード51が取り付けられており、感光ドラム15
に付着している余分なトナーを掻き落とす。この掻き落
とされたトナーを廃トナー室52内に集めるために、下
部カートリッジ本体35にスクイシート53が取り付け
られている。この廃トナー室52は、支持プレート5
0,クリーニングブレード51,スクイシート53で区
画されている。
【0041】前記支持プレート50の上端がスポンジテ
ープ44に接触しているから、廃トナー室52と露光室
45とが仕切られ、それにより使用済みトナーが露光室
45を経てカートリッジ12から漏れ出ないようにして
いる。また、スポンジテープ42が下部カートリッジ本
体35の内側に接触し、そしてスポンジテープ43が規
制ブレードの上端に接触している。これらのスポンジテ
ープ42,43によって、トナー室13側と露光室45
とを仕切ることで、未使用のトナー14が露光室45を
経てカートリッジ12から漏れ出るのを防止する。
【0042】下部カートリッジ本体35には、係合穴5
6と、係止突起57が設けられている。上部カートリッ
ジ32を下部カートリッジ33に嵌め込むと、係合穴5
6に上部カートリッジ本体34の係止爪40が嵌合し、
係止突起57に上部カートリッジ本体34の係止爪41
が係合する。これらの係止爪40,41,係合穴56,
係止突起57によって、上部カートリッジ32と下部カ
ートリッジ33とが一体的に組み立てられる。
【0043】プリンタの電気構成を示す図5において、
プリンタ本体11には、CPU60,メモリ61(以
下、プリンタメモリという),レーザ26やポリゴンミ
ラー27等からなる画像形成部62,定着器29,表示
器63,感光ドラム15や帯電ローラ16等に電圧を印
加する帯電回路64、駆動用のモータ65が設けられて
いる。モータ65は、ドライバ66によって駆動され、
感光ドラム15と現像ローラ17を回転させる。また、
プリンタ本体11とカートリッジ12には、各電気部品
を電気的に接続するための電気接点(図示せず)が設け
られている。
【0044】カートリッジ12には、感光ドラム15,
制御回路70,メモリ(以下、カートリッジメモリとい
う)71,発光素子72,受光素子73などが設けられ
ている。発光素子72及び受光素子73は物性値として
トナー濃度を測定する測定手段を構成しており、制御回
路70からの制御信号によって測定を開始する。発光素
子72は、トナーが吸着した現像ローラ17に対して一
定量の光を照射しており、現像ローラ17からの反射光
が受光素子73に入射する。受光素子73は、この反射
光を電気信号に光電変換して制御回路70へと伝送し、
ここで対数変換する。受光素子73によって、現像ロー
ラ17の表面に付着したトナーの濃度(正確には濃度に
相関した数値)が求められる。トナー濃度は、新品のカ
ートリッジに収納された純正品と、トナー詰め替え業者
が詰め替えたトナーによって違っているから、このトナ
ー濃度を測定することで、詰め替えカートリッジかどう
かを判断することができる。
【0045】カートリッジメモリ71には、プリンタメ
ーカーが使用する純正のトナー濃度の範囲を表すデータ
が記録されている。この範囲は、カートリッジ12の製
造時に、個々のカートリッジ毎にトナー濃度を複数回測
定し、その平均値を中心とし、測定のばらつきを考慮し
て、所定の範囲に決めてある。
【0046】各カートリッジ毎に測定部を使用して、純
正品の物性値の範囲を決めるから、測定部の測定精度に
ばらつきがあっても、これに影響されることなく、純正
品の判断をすることができる。なお、簡単には、実験で
決定した共通な範囲をカートリッジメモリ71に書き込
んでも良い。
【0047】CPU60は、プリンタ10の各部をシー
ケンス制御する他に、制御回路70を介して、トナー室
13内のトナー濃度の測定を行う。それとともに、カー
トリッジメモリ71に書き込まれた範囲を読み出し、測
定値と比較する。CPU60は、トナー濃度の測定値が
範囲外であると検出したときは、カートリッジはトナー
が詰め替えられた不適正なものであると判断する。そし
て、CPU60は、表示器63に新品の適正なカートリ
ッジに交換すべきこと、プリントが禁止されることなど
を表示し、さらに画像形成部62の動作を禁止する。
【0048】以下、上記構成による作用について、図6
を参照しながら説明する。プリンタ本体11のカートリ
ッジ室(図示せず)にカートリッジ12を装填するに
は、まず、新しいカートリッジ12からシールテープを
剥がしてトナー供給口13aを開口させる。トナー排出
口13aが開くと、トナー室13内のトナー14が現像
ローラ17へ供給可能となる。次に、カートリッジ室の
蓋を開いて、カートリッジ12をカートリッジ室に装填
する。カートリッジ12がカートリッジ室に完全に装填
されると、カートリッジ12とプリンタ本体11とが電
気的に接続される。
【0049】プリンタ電源をONすると、カートリッジ
がセットされているか否かのチェックを行う。CPU6
0は、カートリッジがセットされていない場合は、表示
器63にカートリッジをセットする旨を表示して警告を
行う。また、プリンタ電源が既にONされている場合に
は、カートリッジ室の蓋が閉じたことを検知するスイッ
チ(図示せず)からの信号によって、カートリッジのセ
ットを検出する。
【0050】カートリッジ12がセットされていること
を検出すると、CPU60は、プリンタ本体11のウオ
ームアップを行うとともに、制御回路70を介してトナ
ー室13に収納されているトナー14の濃度を測定し、
その測定値とカートリッジメモリ71に書き込まれた物
性値範囲とを比較する。ここで、トナー詰め替え業者が
製造するトナーの成分は、プリンタメーカーが製造する
純正品と異なっているため、トナー濃度はカートリッジ
メモリ71に書き込まれた純正品の物性値範囲から外れ
ている。このとき、CPU60は、カートリッジ12は
トナーが詰め替えられた不適正なものであると判断し
て、カートリッジを交換すべき旨の警告表示をするとと
もに、パソコンなどからプリント要求があってもそれを
受け付けず、結果的に画像形成部62のプリント動作を
禁止する。
【0051】また、プリンタメーカーから提供された正
規のカートリッジでない場合は、発光素子72及び受光
素子73が設けられていないことがある。このようなカ
ートリッジでは、トナー濃度の測定を行うことができな
い。この場合も、CPU60は、トナーが詰め替えられ
た不適正なカートリッジであると判断し、警告表示する
とともにプリント動作を禁止する。
【0052】一方、CPU60は、トナー濃度の測定値
が、カートリッジメモリ71に書き込まれた物性値範囲
内であった場合には、プリンタメーカーから提供された
適正なカートリッジであると判断して、画像形成部62
のプリント動作を許容する。CPU60は、パソコン等
からプリント要求があると、画像形成部62をシーケン
ス制御して記録紙21に画像や文字を記録する。
【0053】また、トナーを詰め替えた不適正なカート
リッジでは、パソコンなどからプリント要求があったと
しても、プリンタ10がプリント動作を実行しない。結
果的に、トナー詰め替えを未然に防止することができ
る。また、不適正なトナーの使用による印字品質の低下
を防止するとともに、プリンタの故障防止に寄与する。
更に、プロセスカートリッジでは、感光ドラム15等の
部品が品質保証期間を経過した状態で使用されるのを防
止し、それによる印字品質の低下を防ぐことができる。
【0054】使用済みのカートリッジは、カートリッジ
の販売業者を介して、プリンタメーカーに回収されてリ
サイクルが行われる。プリンタメーカーは、係止爪40
を係合穴56から外し、また係止爪41を係止突起57
から外して、カートリッジ12を上部カートリッジ32
と下部カートリッジ33とに分解する。カートリッジ1
2の分解後、清掃してから各部品を検査する。故障した
部品又は寿命がきた部品を交換してから、上部カートリ
ッジ32のキャップ37を外して、トナー14をトナー
室13内に補充する。トナー14の補充後、キャップ3
7を再び嵌め込み、トナー室13を密閉した後、上部カ
ートリッジ32と下部カートリッジ33とを組み立て
る。
【0055】カートリッジ12の組み立て後、検査器具
にカートリッジ12をセットして、現像ローラ15を回
転させてテスト現像を行う。テスト時のトナー濃度を複
数回測定し、その平均値を算出する。算出された平均値
を中心とした所定範囲を表すデータをカートリッジメモ
リ71に記憶する。
【0056】また、使用済みのカートリッジの一部は、
トナー詰め替え業者に送られる。このトナー詰め替え業
者は、プリンタメーカーと同様の手順で、分解、クリー
ニング、シールテープの貼り付けをしてから、上部カー
トリッジ32のキャップ37を外して、トナー14をト
ナー室13内に補充する。トナー14の補充後、キャッ
プ37を再び嵌め込み、トナー室13を密閉する。上部
カートリッジ32と下部カートリッジ33とを組み立
て、包装してからユーザーへ返送する。このトナー詰め
替えがされたカートリッジは、プリンタメーカーが製造
したものと比べ、トナー濃度が異なるため、前述のよう
に、トナーが詰め替えられた不適正なカートリッジとし
て判定され、プリントすることができない。
【0057】図7は、カートリッジの種類を表す、タイ
プ情報を各カートリッジに割り当てるとともに、プリン
タメモリに各タイプ情報とその物性値範囲とを格納した
例を示す。カートリッジメモリ71には、製造時にカー
トリッジのタイプ情報が書き込まれる。CPU60は、
セットされたカートリッジ12のタイプ情報を読み出
す。CPU60は、制御回路70を介してトナー室13
内のトナー濃度を測定し、この測定値から、トナーが純
正品がどうかの判定をする。
【0058】カートリッジは、プリンタの種類に応じて
各種のタイプが用意されている。また、カートリッジの
タイプによって、使用するトナーが異なっている。そこ
で、カートリッジのタイプと、そのトナーの物性値の範
囲がプリンタメモリ61に予め記憶してある。なお、ト
ナーの種類を表すタイプ情報を用いても良いことは勿論
である。
【0059】この例では、図8に示すように、CPU6
0は、カートリッジ12のセットが検出されると、前述
したような手順でトナー濃度の測定を行う。トナー濃度
を測定する手段が設けられていないものは、正規のカー
トリッジでないと判断される。
【0060】トナー濃度の測定後、カートリッジメモリ
71からタイプ情報を読み出す。このタイプ情報に基づ
き、プリンタメモリ61に格納されている物性値の範囲
を読み出す。そして、前述したように、測定値が物性値
の範囲内かどうかから、詰め替えカートリッジがどうか
を判定する。
【0061】カートリッジのタイプをカートリッジメモ
リ71に記憶するほかに、カートリッジに凹凸を設け、
この凹凸をプリンタ本体11のマイクロスイッチで検出
してタイプを特定しても良い。さらには、反射部と非反
射部を組み合わせた光学的コードパターンや、導通部と
非導通部を組み合わせた電気接点パターンを用いても良
い。
【0062】図9は、記憶媒体(CD,フロッピー,I
Cメモリ,MO等)に格納された、トナー詰め替えカー
トリッジの検出・使用禁止の手順を実行し、または機能
や手段を実現するためのプログラムをプリンタにインス
トールする例を示す。プリンタ本体80は、パソコン8
1に接続されており、パソコン81の文字データや画像
データがプリンタ本体80に送られて記録紙にプリント
される。
【0063】図6に示すようなトナー詰め替えカートリ
ッジの検出・使用禁止の手順の実行がプリンタ本体80
に与えられていない場合には、トナーが詰め替えられた
カートリッジを検出したり、その使用を禁止することが
できない。このようなプリンタ本体80に対しては、ト
ナーが詰め替えられたカートリッジの検出・使用禁止の
プログラムをインストールすることが必要である。
【0064】記憶媒体であるCD82には、図6あるい
は図8に示すフローチャートを実行するプログラムが記
憶されている。このCD82は、パソコン81のCDド
ライブ(図示せず)にセットされる。パソコン81は、
CD82に記憶されたプログラムを読み出し、プリンタ
本体80のハードディスク83に書き込む。
【0065】プリンタ本体80のCPU84は、ハード
ディスク83に書き込まれたプログラムを実行すること
で、前述したように、トナーが詰め替えられたカートリ
ッジを検出し、そして警告及び使用禁止をする。
【0066】入力装置85は、スキャナー,デジタルカ
メラ等からの画像データや文字データを入力するための
ものである。ROM86は、プリント部87のプリント
動作を制御するためのプログラムや、画像処理するため
のプログラム等が格納されている。また、RAM88に
は、データを一時的に記憶するために使われる。
【0067】なお、CD82をプリンタ本体80に直接
セットして、必要なプログラムをプリンタ本体80に書
き込んでもよい。更には、CDをプリンタ本体80にセ
ットしたまま使用し、このCDから読み出したプログラ
ムを実行して、カートリッジのチェックを行っても良
い。
【0068】前述した例は、プロセスカートリッジであ
るが、本発明は、トナーだけを収納したトナーカートリ
ッジに対しても利用することができる。また、本発明
は、プリンタの他に、ファクシミリ,複写機等の画像形
成装置にも適用される。
【0069】前述した例は、物性値としてトナー濃度を
用いることで、トナーの同一性を判定しているが、抵抗
値などの他の物性値を測定しても良い。また、本発明
は、インクジェットプリンタ用のインクを収納したイン
クカートリッジ,ドットプリンタ用のインクリボンを収
納したリボンカートリッジ,サーマルプリンタ用のイン
クリボンを収納したリボンカートリッジ等にも適用する
ことができる。
【0070】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明は、
消耗品収納室に収納される消耗品の物性値を測定し、そ
の測定値が予め定められた物性値範囲外であるときに、
消耗品の詰め替えが行われたカートリッジであると判断
するから、消耗品詰め替えカートリッジを簡単かつ確実
に検出することができる。
【0071】また、本発明は、消耗品詰め替えカートリ
ッジであることを検出したときに、警告表示をしたり、
プリントを禁止するようにしたから、粗悪な消耗品を用
いることによって印字品質が低下したり、寿命に達した
カートリッジを再使用することによってプリンタが故障
するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電子写真式プリンタの一例を示す概略図であ
る。
【図2】上部カートリッジの斜視図である。
【図3】下部カートリッジの斜視図である。
【図4】上部カートリッジと下部カートリッジとを組み
立てたカートリッジの断面図である。
【図5】電子写真式プリンタの電気構成を示すブロック
図である。
【図6】図5の電子写真式のプリンタの動作を示すフロ
ーチャートである。
【図7】プリンタメモリの物性値範囲を記憶した電子写
真式プリンタのブロック図である。
【図8】図7の電子写真式のプリンタの動作を示すフロ
ーチャートである。
【図9】消耗品詰め替えカートリッジの検出・使用禁止
のプログラムを、記憶媒体からプリンタにインストール
する例を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 プリンタ 11 プリンタ本体 12 カートリッジ 13 トナー室 14 トナー 32 上部カートリッジ 33 下部カートリッジ 60 CPU 61 プリンタメモリ 71 カートリッジメモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 DA01 DA09 DD07 DE02 ED08 EK03 GA05 GB07 HB11 HB15 2H077 AD05 AD13 BA09 DA10 DA35 DA63 DA78 DB10

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成装置に交換可能にセットされる
    カートリッジの内部に収納された消耗品の物性値を測定
    する測定手段と、消耗品の物性値の範囲が記憶された記
    憶手段と、この記憶手段から物性値の範囲を読み出し、
    測定された物性値が範囲外であるときには、消耗品詰め
    替えカートリッジであると判定する判定手段とからなる
    ことを特徴とする消耗品詰め替えカートリッジの検出装
    置。
  2. 【請求項2】 前記消耗品詰め替えカートリッジである
    と判定されたときに、警告表示する表示手段を設けたこ
    とを特徴とする請求項1記載の消耗品詰め替えカートリ
    ッジの検出装置。
  3. 【請求項3】 前記消耗品詰め替えカートリッジである
    と判定されたときに、このカートリッジがセットされた
    画像形成装置の画像形成動作を禁止する禁止手段を設け
    たことを特徴とする請求項1または2記載の消耗品詰め
    替えカートリッジの検出装置。
  4. 【請求項4】 前記消耗品詰め替えカートリッジの判定
    は、カートリッジが画像形成装置にセットされたときに
    行われることを特徴とする請求項1ないし3いずれか記
    載の消耗品詰め替えカートリッジの検出装置。
  5. 【請求項5】 前記物性値は消耗品の濃度であり、前記
    測定手段は、カートリッジに設けられた発光素子と受光
    素子を備え、消耗品が付着した現像ローラまたは感光ド
    ラムに発光素子から光を照射し、その反射光を受光素子
    で検出することによって、消耗品の濃度を測定すること
    を特徴とする請求項1ないし4いずれか記載の消耗品詰
    め替えカートリッジの検出装置。
  6. 【請求項6】 前記記憶手段は、カートリッジに設けら
    れていることを特徴とする請求項1ないし5いずれか記
    載の消耗品詰め替えカートリッジの検出装置。
  7. 【請求項7】 前記範囲は、カートリッジの製造時にお
    いて、カートリッジに収納されている消耗品の物性値を
    測定して、測定値を中心とした一定範囲であり、各カー
    トリッジ毎に求めた物性値の範囲を前記記憶手段に書き
    込むことを特徴とする請求項6記載の消耗品詰め替えカ
    ートリッジの検出装置。
  8. 【請求項8】 画像形成装置に交換可能にセットされる
    カートリッジの内部に収納された消耗品の物性値を測定
    し、測定した物性値が予め定められた範囲から外れてい
    るときに、消耗品詰め替えカートリッジであると判定す
    ることを特徴とする消耗品詰め替えカートリッジの検出
    方法。
  9. 【請求項9】 画像記録に使用する消耗品を収納した消
    耗品収納室と、この消耗品収納室に収納された消耗品の
    物性値を測定する測定手段と、消耗品の物性値の範囲を
    記憶する記憶手段とを有するカートリッジと、 記録紙に画像を形成する画像形成部と、前記記憶手段か
    ら物性値の範囲を読み出し、測定した物性値が範囲外で
    あるときには、消耗品詰め替えカートリッジであると判
    定して、警告を発し、あるいは画像形成動作を禁止する
    手段とを有する画像形成装置とからなることを特徴とす
    る消耗品詰め替えカートリッジの検出システム。
  10. 【請求項10】 画像記録に使用する消耗品を収納した
    消耗品収納室と、この消耗品収納室に収納された消耗品
    の物性値を測定する測定手段と、消耗品の機種を特定す
    るためのタイプ情報が割り当てられたカートリッジと、 記録紙に画像を形成する画像形成部と、物性値の範囲を
    タイプ情報毎に記憶する記憶手段と、セットされたカー
    トリッジのタイプ情報に基づいて物性値の範囲を記憶手
    段から読み出し、測定手段で測定した物性値が範囲外で
    あるときには、消耗品詰め替えカートリッジであると判
    定して、警告を発し、あるいは画像形成動作を禁止する
    手段とを有する画像形成装置とからなることを特徴とす
    る消耗品詰め替えカートリッジの検出システム。
  11. 【請求項11】 前記カートリッジには、静電潜像が形
    成される感光ドラムと、この感光ドラムを帯電させる帯
    電ローラと、静電潜像をトナーで現像してトナー像にす
    る現像ローラとが設けられていることを特徴とする請求
    項9または10記載の消耗品詰め替えカートリッジの検
    出システム。
  12. 【請求項12】 カートリッジがセットされたときに消
    耗品の物性値を測定するステップと、カートリッジ内の
    記憶手段に記録された物性値の範囲を読み出すステップ
    と、測定した物性値が範囲外であるときは、消耗品詰め
    替えカートリッジであると判定するステップとを実行す
    るプログラムを記憶したことを特徴とする記憶媒体。
  13. 【請求項13】 カートリッジがセットされたときに消
    耗品の物性値を測定するステップと、カートリッジのタ
    イプ情報を読み出すステップと、タイプ情報に対応した
    物性値の範囲を読み出すステップと、測定した物性値が
    範囲外であるときは、消耗品詰め替えカートリッジであ
    ると判定するステップとを実行するプログラムを記憶し
    たことを特徴とする記憶媒体。
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