JPH11194579A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH11194579A
JPH11194579A JP9369098A JP36909897A JPH11194579A JP H11194579 A JPH11194579 A JP H11194579A JP 9369098 A JP9369098 A JP 9369098A JP 36909897 A JP36909897 A JP 36909897A JP H11194579 A JPH11194579 A JP H11194579A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】感光ドラムを帯電する際に、接触帯電部材に印
加する電圧をAC電圧とDC電圧とに切り替える画像形
成装置において、帯電メモリに起因するハーフトーン画
像で横帯状の濃度ムラの発生を防止する。 【解決手段】画像形成時間を、中間転写体5及び感光ド
ラム1が1周するのに要する時間(1周周期)の整数倍
とならないように設定する。例えば、図2に示すよう
に、後回転の停止時間を、従来の2000msから、70
ms短い1930msとする。これにより、感光ドラム1上
を帯電ローラ2によって接触帯電する場合、AC帯電か
らDC帯電、又はDC帯電からAC帯電に切り替わると
きに発生する高圧のオーバーシュートに対応する位置
を、感光ドラム1上において移動させることができ、連
続通紙時に発生しがちなオーバーシュートによる帯電メ
モリを防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、中間転写体を使用
した、複写機、レーザービームプリンタ等の電子写真方
式の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機やレーザービームプリンタ等の画
像形成装置において、中間転写ドラムや中間転写ベルト
等の中間転写体を使用したカラーの画像形成装置が知ら
れている。
【0003】この画像形成装置は、第1の像担持体上に
形成したトナー像を中間転写体(第2の像担持体)上に
一次転写する工程を、複数色のトナー像について繰り返
すことで中間転写体上に複数色のトナー像を重ね、その
後、これらトナー像を紙等の転写材上に一括して二次転
写するものである。特に、第1の像担持体としての感光
ドラムと、中間転写体としてのドラムタイプの中間転写
ドラムとを組み合わせ、これら感光ドラムと中間転写ド
ラムとの外径比及びギヤ比を等しくすることにより、各
色のトナー像の重ね合わせズレ(色ズレ)のない画像を
得ることができる。
【0004】ところで、感光ドラム表面を帯電する手段
として、帯電ローラ等の接触帯電部材を使用する場合、
感光ドラム表面を均一に帯電するために、帯電バイアス
としてDCバイアスにACバイアスを重畳したものが使
用されている。
【0005】このようにDCバイアスにACバイアスを
重畳した印加した場合(以下「AC帯電」という)、D
Cバイアスのみを印加した場合(以下「DC帯電」とい
う)に比して、放電回数が増加し感光ドラム表層である
CTL(Carrier Transfer Layer:電荷輸送層)の削れ
量を増加させ、感光ドラムの寿命を短縮する原因とな
る。
【0006】そこで、従来から、放電回数を減らすため
に、一次帯電時に、通常の画像印字領域においてはAC
帯電を行い、それ以外の領域においてはDC帯電を行う
方法が実施されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
画像形成装置においては、以下のような問題点がある。
すなわち、上述のように、外径比及びギヤ比が等しい感
光ドラムと中間転写体との組み合わせにおいては、感光
ドラム上の一次帯電を接触帯電とする場合、AC帯電か
らDC帯電に、又はDC帯電からAC帯電に切り替わる
ときに、高圧のオーバーシュートが発生し、そのオーバ
ーシュートに対応する感光ドラム上の位置が、常に同じ
位置となる。この結果、連続通紙(連続画像形成)を行
った場合、感光ドラム上に帯電メモリが残り、ハーフト
ーン画像で横帯状の濃度ムラとなって表れる。
【0008】このような問題点を回避する手段の一つと
して、AC帯電とDC帯電との切替えをなくしAC帯電
のみとする方法が考えられるが、この場合は前述のよう
に感光ドラム表層のCTLを削ってしまい、感光ドラム
寿命が短くなってしまう。これに対し、DC帯電のみで
は、帯電ローラ等の接触帯電部材の表面性や抵抗ムラ
が、感光ドラム上の帯電ムラとなり、画質が劣化してし
まう、といった問題を生じる。
【0009】そこで、本発明は、AC帯電とDC帯電と
の切替えを行うことで、第1の像担持体(例えば、感光
ドラム)の寿命の短縮及び画像の劣化を防止するもので
ありながら、オーバーシュートによる帯電メモリに起因
する濃度ムラを防止するようにした画像形成装置を提供
することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述目的を達成するため
の、請求項1に係る画像形成装置は、第1の像担持体上
に形成したトナー像を第2の像担持体上に一次転写する
工程を複数色のトナーについて繰り返して前記第2の像
担持体上で複数色のトナー像を重ね、これら複数色のト
ナー像を転写材上に一括して二次転写する画像形成装置
において、前記第1の像担持体と前記第2の像担持体と
のうちの少なくとも一方が円筒状に形成されており、該
円筒状の像担持体が1周するのに要する周期の整数倍が
画像形成時間と一致しないように、該画像形成時間を設
定する、ことを特徴とする。
【0011】請求項2に係る画像形成装置は、前記第1
の像担持体を帯電させる帯電手段を備え、該帯電手段に
印加される帯電バイアスの高圧印加時間を、形成する画
像数によって変更する、ことを特徴とする。
【0012】請求項3に係る画像形成装置は、前記第2
の担持体が、複数の画像を担持できる、ことを特徴とす
る。
【0013】請求項4に係る画像形成装置は、前記帯電
手段が、前記第1の像担持体に接触配置された接触帯電
部材を有する接触帯電手段である、ことを特徴とする。
【0014】上述の請求項1〜請求項4に係る画像形成
装置において、画像形成装置としては、例えば、複写
機、プリンタ、ファックス等の画像形成装置である。
【0015】また、第1の像担持体は、例えば、電子写
真感光体、静電記録誘電体、磁気記録磁性体等である。
そして、第1の像担持体に対するトナー像の形成プロセ
スは、例えば電子写真プロセス、静電記録プロセス、磁
気記録プロセスなどである。
【0016】また、第2の像担持体としての中間転写体
としては、ドラム状、ベルト状のものを使用することが
できる。
【0017】また、転写材は、転写紙、記録紙、印刷
紙、カード、封筒、葉書などであり、材質としては紙に
限定されるものではない。
【0018】〔作用〕以上構成に基づく主な作用(請求
項1に対応する作用)は次のとおりである。
【0019】画像形成時間を、円筒状の像担持体の周期
の整数倍としないことによって、例えば、像担持体上を
接触帯電する場合において、AC帯電からDC帯電、又
はDC帯電からAC帯電に切り替わるときに発生する高
圧のオーバーシュートに対応する位置を、第1の像担持
体上において移動させることができ、オーバーシュート
による帯電メモリを防止することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面に沿って、本発明の実
施の形態について説明する。
【0021】〈実施の形態1〉図1は、本発明に係る画
像形成装置の一例としての、電子写真プロセスを利用し
たカラーの画像形成装置(例えば、複写機、レーザービ
ームプリンタ)の概略構成を示す縦断面図である。な
お、同図に示す画像形成装置では、中間転写体として中
間転写ドラムを、また、二次転写手段として二次転写ベ
ルトを使用している。
【0022】同図に示す画像形成装置は、第1の像担持
体として、電子写真方式のドラム型の感光体(以下「感
光ドラム」という)1を備えている。感光ドラム1は、
感光ドラムモータ(不図示)によって矢印R1方向に所
定のプロセススピードで回転駆動される。
【0023】感光ドラム1は回転過程で、帯電手段とし
ての一次帯電ローラ(接触帯電部材)2によって、所定
の極性、所定の電位に一様に帯電処理され、その後、露
光手段3(ただし同図では、露光手段から発せられる画
像露光を示している)よる露光を受けることにより、目
的のカラー画像の第1の色成分像(例えばイエロー成分
像)に対応した静電潜像が形成される。ここで、露光手
段3としては、例えば、カラー原稿画像の色分解・結像
露光光学系や、画像情報の時系列デジタル画素信号に対
応して変調されたレーザービームを出力するレーザース
キャナによる走査露光系が使用される。
【0024】次いで、上述の静電潜像は、現像手段4の
第1(イエロー)の現像器4Yによって第1色であるイ
エロートナーにより現像される。現像手段4は、矢印R
4方向に回転自在なロータリー4Aと、これに搭載され
た4個の現像器、すなわちイエロー(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)、ブラック(BK)の各色のトナ
ーを収納した現像器4Y、4M、4C、4BKとを備え
ており、ロータリー4Aの矢印R4方向の回転によっ
て、感光ドラム1上の静電潜像の現像に供される現像器
が感光ドラム1表面に対向する現像位置に配置されるよ
うに構成されている。また、各現像器4Y、4M、4
C、4BKは、それぞれ現像スリーブ4aを有してお
り、この現像スリーブ4a表面に現像剤を薄層担持さ
せ、さらにこの現像スリーブ4aにDCバイアス及びA
Cバイアスを印加することで、現像剤中のトナーを感光
ドラム1上の静電潜像に付着させてトナー像として現像
するものである。
【0025】中間転写体5としては、例えば、表面に中
抵抗の弾性層を有する弾性ローラ(弾性ドラム)が使用
され、矢印R5方向に感光ドラム1と同じプロセススピ
ードで回転駆動される。
【0026】感光ドラム1上に形成され担持された上述
の第1色のイエロートナー像は、感光ドラム1と中間転
写体5との間の一次転写ニップ部T1 を通過する過程
で、一次転写バイアス電源6により中間転写体5に印加
される一次転写バイアスによって形成される電界と圧力
により、中間転写体5表面に一次転写されていく。
【0027】この一次転写時に、中間転写体5に転写さ
れないで感光ドラム1表面に残ったトナー(一次転写ト
ナー)は、感光ドラムクリーナ7によって除去される。
【0028】以下同様に、第2色のマゼンタトナー像、
第3色のシアントナー像、第4色のブラックトナー像が
順次中間転写体5上に一次転写され、中間転写体5上に
目的のカラー画像に対応した合成カラートナー像(以下
単に「カラートナー像」という)が形成される。
【0029】なお、感光ドラム1から中間転写体5への
第1色〜第4色のトナー像の順次の一次転写のための一
次転写バイアスは、トナーとは逆極性(+)であり、上
述の一次転写バイアス電源6から印加される。
【0030】中間転写体5上のカラートナー像は、二次
転写装置8によって紙等の転写材P上に二次転写され
る。二次転写装置8は、中間転写体5に平行に配置され
たバイアスローラ8a及び駆動ローラ8bと、これに掛
け渡された無端状の二次転写ベルト8cとを備えてお
り、二次転写ベルト8cは、駆動ローラ8bの回転によ
って矢印R8方向に回転駆動される。テンションローラ
8aは、駆動ローラ8bを中心として矢印K8方向に移
動可能であり、これにより、二次転写ベルト8aは、中
間転写体5に対して接離することができ、接触時には、
中間転写体5との間に二次転写ニップ部T2 を形成す
る。上述のバイアスローラ8aには、二次転写バイアス
電源9によって所望の二次転写バイアスが印加され、ま
た、駆動ローラ8bにもバイアスローラ8aと同じバイ
アスが印加されている。なお、中間転写体5に対する二
次転写ベルト8cの接離動作は、所定のタイミングでの
クラッチのon/off(図2参照)によって行われ
る。
【0031】中間転写体5上のカラートナー像の転写材
Pへの二次転写は、転写ベルト8cが中間転写体5に当
接されるとともに、転写材Pが給紙カセット(不図示)
からレジストローラ10、転写前ガイド11を通過して
二次転写ニップ部T2 に所定のタイミングで給送され、
これと並行して二次転写バイアス電源9により二次転写
バイアスがバイアスローラ8aに印加されることによっ
て行われる。
【0032】カラートナー像の二次転写を受けた転写材
Pは、その後、定着装置12に搬送され、ここで加熱加
圧されて表面にカラートナー像が定着される。
【0033】二次転写後に、転写材Pに転写されないで
中間転写体5表面に残ったトナー(二次転写残トナー)
は、DCバイアス及びACバイアスが印加された中間転
写体クリーニングローラ8を中間転写体5に当接される
ことにより、感光ドラム1上の電位とは逆極性に帯電
し、これにより一次転写ニップ部T1 において、感光ド
ラム1上に逆転写し、上述の感光ドラムクリーナ7によ
って除去する。なお、中間転写体5に対する中間転写体
クリーニングローラ13の接離動作は、所定のタイミン
グでのクラッチのon/off(図2参照)によって行
われる。
【0034】なお、図1中の14は、中間転写体5上の
トナー像の濃度を検出するための濃度検知センサであ
る。
【0035】以下に、具体的な数値をあげて、上述の画
像形成装置の詳細を述べる。
【0036】本実施の形態1で用いた、カラー画像形成
装置は、A3対応のレーザープリンタであり、A3サイ
ズのカラープリントは3枚/min 、また、A4サイズの
カラープリントは、6枚/min のスループットで行うこ
とができる。このときのプロセススピードは、36πmm
/sec である。
【0037】感光ドラム1の外径は60mm、中間転写体
5の外径は180mmであり、ギヤ比は外径比と同じにし
ている。
【0038】中間転写体5はA4サイズで2枚分のトナ
ー像を保持できるので、プリントスピードを変えること
なく、上述のスループットを確保することができる。以
下、このモードを「2ページ形成モード」という。
【0039】図2は、フルカラープリント、A4サイ
ズ、2ページ形成モードにおける概略高圧シーケンスを
示すものである。
【0040】同図に示すように、レーザープリンタは、
プリント信号が入ってくると、画像形成装置本体内のD
Cコントローラ(不図示)からメインモータ、及び中間
転写体、感光ドラムモータの起動信号が出され、それぞ
れのモータが回転を開始する。このときDCコントロー
ラは、給紙を制御するRS信号と高圧タイミングを制御
するHP信号を、駆動部の制御を行う制御装置(不図
示)に入力する。制御装置は、このRS/HP信号を元
に画像形成装置本体の制御を開始する(制御時間0ms)
を制御する。
【0041】図2中の停止位置/開始位置(2000m
s)は常に一定である。この位置(位置に相当する時
間)から中間転写体5は回転開始し、後のプリントシー
ケンスに入っていく。
【0042】一次帯電、レーザー露光、現像、一次・二
次転写、及びクリーニングに関しては前述したので詳述
は省略するが、図2に示すタイミングでそれぞれ実施さ
れている。
【0043】プリント作動終了後(25000ms)、画
像形成装置本体は後回転に入るが、通常は上述の停止位
置/開始位置と同じ位置(RS信号からの時間で200
0msの位置)に停止する。この場合、プリントジョブは
中間転写体5の1周周期の整数倍の時間で終了する。
【0044】図3に、RS/HP信号と中間転写体5と
の関係の概念図を示す。
【0045】前述したように、本実施の形態1で用いた
レーザープリンタは2ページ形成モードを有しているの
で、転写材PがA4サイズの場合、中間転写体5の1周
で2ページの画像形成が行われる。このため1ページ
目、2ページ目のそれぞれにRS/HP信号が必要とな
る。ここではそれを、RS1/HP1及びRS2/HP
2という。
【0046】RS/HP信号の周期は、RS1から次の
RS1までで、中間転写体5が1周する周期に等しく、
本実施の形態1では5000msである。
【0047】上述構成にすると、中間転写体5上には、
常に同じ位置にトナー像を形成することになる。
【0048】ところで、中間転写体5と感光ドラム1と
の外径比及びギヤ比が同じ場合、感光ドラム1において
も常に同じ位置から画像(静電潜像)の書出しを開始す
ることになる。
【0049】本実施の形態1においては、画像印字領域
はAC帯電、非画像印字領域はDC帯電と分けているた
め、フルカラーの画像情報に基づくレーザー露光によっ
てY、M、C、BKそれぞれの静電潜像が形成されると
き、同じタイミングで4回も、感光ドラム1上に一次帯
電のオーバーシュートによる、異常帯電がなされること
になる。
【0050】本出願人らは、フルカラーの2ページ形成
モード等で、2枚間欠プリントを連続的に100枚続け
た。その結果、ハーフトーン画像に横帯状の濃度ムラが
現れた。この濃度ムラは、一次帯電のオーバーシュート
で、感光ドラム1上に過剰帯電される部分が形成され、
帯電ローラ2で均一に均することができない状況が蓄積
されて帯電メモリとなり、他の部分との電位差が生じ
て、その差が現像され濃度ムラとなって現れるのであ
る。
【0051】これは、プリントジョブが中間転写体5の
1周期(RS/HP周期)の整数倍で終了するため、一
次帯電のAC/DC帯電の切替えタイミングが、感光ド
ラム1上の同じ位置にくることによる。フルカラーは4
イメージなので、400回この異常帯電によるメモリが
感光ドラム1上の同じ位置に形成されたことになる。
【0052】そこで、本出願人らは、一次帯電のAC/
DC帯電の切替えタイミングが、感光ドラム1上の同じ
位置にくることがないように、プリントジョブの周期を
中間転写体5の1周期(RS/HP周期)の整数倍でな
いように制御とした。
【0053】具体的には、図2に示すように、プリント
ジョブ終了の直前の後回転と呼ばれる1回転を、500
0msからずらすことによって実現した。
【0054】従来の中間転写体5の停止時間は、RS1
からの時間でいうと2000msであったのを、本実施の
形態1では1930msとし、時間でいうと70ms短くな
るほうにずらした。結果的には、停止位置が7.9mm上
流側にずれたことになる。なお、これとは逆に、時間が
長くなるようにずらしても何ら問題はない。ジョブ終了
に時間がその分わずかに延びるだけである。また、ずら
す時間も、この時間の整数倍が中間転写体5の1周周期
と一致しない時間が望ましい。また、ずらし量も任意に
設定可能である。
【0055】次のプリント開始は、今度はずれた位置、
すなわち前のジョブ開始位置から7.9mm上流から始ま
る。このときも、図2に示すタイミングで高圧が制御さ
れるので、中間転写体5上に印字されるトナー像は、前
のジョブの画像よりも7.9mm上流から書かれることと
なる。
【0056】中間転写体5と感光ドラム1とはギヤ駆動
されているので、感光ドラム1上でも画像の書き込みタ
イミングが7.9mm上流にシフトすることとなり、前の
ジョブでの一次帯電のAC/DC帯電の切替え位置も
7.9mmずれることになり、感光ドラム1上の同位置が
異常帯電されることを防止することができるようにな
る。
【0057】上述のように切替え位置を7.9mmずらし
て、前述と同様、フルカラーの2ページ形成モードで、
1000枚の間欠プリントを実施したところ、帯電メモ
リであるハーフトーン上での横帯状の濃度ムラの発生は
なく、画像劣化を防止することができた。
【0058】また、モノカラーモードは、1枚の転写材
に対する画像形成回数が、フルカラーモードに比して1
/4となりその分、画像劣化については有利ではある
が、同様の効果が得られることはいうまでもない。
【0059】なお、A4サイズに限らず、他のサイズの
転写材Pにプリントを行う場合においても、上述と同様
の効果を上げることができる。
【0060】〈実施の形態2〉本発明の実施の形態2
は、同サイズの記録材Pを連続プリントする場合は、一
次帯電のDC/AC帯電の切替えをなくし、すべてAC
と帯電することによって、切替え時のオーバーシュート
をなくして異常帯電を防止するというものである。
【0061】図4にその場合の高圧タイミングチャート
を示す。
【0062】1stプリントは最初の2ページ形成モー
ドで、2ndプリントは次の2ページ形成モードであ
る。これらのプリントの間は、一次帯電はAC帯電のみ
である。
【0063】本プリントシーケンスにおいては、前回転
時、後回転時(不図示)にのみDC帯電を実施してい
る。本体のDCコントローラは、ホストコンピュータの
プリンタドライバから送られるコマンドからプリント枚
数を判別し、複数プリントと判断した場合は、画像イメ
ージ間のDC帯電を行わず、すべてAC帯電にする。
【0064】その結果、連続プリントでイメージ間で実
施された一次帯電のAC/DC帯電の切替えがないの
で、オーバーシュートによる異常帯電が無くなり、実施
の形態1で述べたような、ハーフトーン上での横帯状の
濃度ムラの発生を抑えることができ、画像劣化を防止す
ることができた。
【0065】本作用効果は、モノカラー連続、フルカラ
ー連続プリントにかかわらす効果があることはもちろん
である。
【0066】また、本実施の形態2と、前述の実施の形
態2とを組み合わせた場合においても、ほぼ同様の効果
をあげることができる。
【0067】〈実施の形態3〉本実施の形態3は、複数
の画像を担持できる中間転写体5を用いる場合におい
て、プリントする画像が単数の場合と複数の場合とで、
一次帯電のAC帯電時間の印加方法を分け、帯電メモリ
の発生を抑制しつつ、感光ドラム1の削れを軽減するこ
とを特徴とする。
【0068】本実施の形態において、より具体的には、
単数の場合とは1枚間欠プリントのことであり、複数の
場合とは2ページ形成モードが実施されるときのことを
いう。
【0069】図5に、フルカラー1枚間欠プリント、図
6にフルカラー2ページ形成モードの場合の高圧タイミ
ングチャートを示す。図5において、複数の画像を担持
できる中間転写体5で1枚のプリントする場合は、帯電
切替え時のオーバーシュートの発生回数が少ないので、
帯電メモリは発生しないが、1ページ形成モードで連続
プリントすると、帯電メモリが発生してしまう。
【0070】そこで、1ページ形成モードで1枚プリン
トのときは、感光ドラム1の削れ軽減による長寿命化の
ために、連続帯電を実施しないようにしている。
【0071】また、図6において、2ページ形成モード
の場合は、中間転写体5のほぼ全周を画像が覆うため、
AC連続帯電としても、無駄な部分がない。また2ペー
ジ形成モードは連続プリントに用いられる場合がほとん
どであるので、AC連続帯電することによって帯電メモ
リの発生を抑えることができる。
【0072】以上述べたように、複数枚の画像を担持で
きる中間転写体5を用いたときに、2ページ形成モード
が可能な転写材サイズで、1枚プリントする場合は、画
像イメージ毎に帯電のAC/DCの切替えを行い、感光
ドラム1のCTL削れを抑制し、連続プリントで用いら
れる2ページ形成モードでは、AC連続帯電を行って、
帯電メモリの発生を抑制することで、長く高品位な画像
を得られるようになった。
【0073】本実施の形態3と、前述の実施の形態1と
を組み合わせた場合においても、同様の効果が得られ
る。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
画像形成時間を、円筒状の像担持体の周期の整数倍とし
ないことによって、例えば、像担持体上を接触帯電する
場合において、AC帯電からDC帯電、又はDC帯電か
らAC帯電に切り替わるときに発生する高圧のオーバー
シュートに対応する位置を、第1の像担持体上において
移動させることができ、連続通紙時に発生しがちなオー
バーシュートによる帯電メモリを防止することができ
る。これにより、帯電メモリに起因するハーフトーン画
像で横帯状の濃度ムラの発生を抑えることができる。
【0075】また、1枚間欠画像形成時と連続画像形成
時とで、一次帯電バイアスの印加タイミングを変え、間
欠時には一次帯電AC/DC切替えを行い、連続時に
は、切替えを行わないようにすることで、帯電メモリを
抑制しつつ、第1の像担持体の寿命を延ばすことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1の画像形成装置の概略構成を示す
縦断面図。
【図2】実施の形態1の高圧タイミングチャート。
【図3】RS/HP信号と中間転写体の1周周期との関
係を示すタイミングチャート。
【図4】実施の形態2の連続帯電の高圧タイミングチャ
ート。
【図5】実施の形態3の1枚プリント時の高圧タイミン
グチャート。
【図6】実施の形態3の2ページ形成モード時の高圧タ
イミングチャート。
【符号の説明】
1 第1の像担持体(感光ドラム) 2 接触帯電部材(接触帯電手段) 5 第2の像担持体(中間転写体) P 転写材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の像担持体上に形成したトナー像を
    第2の像担持体上に一次転写する工程を複数色のトナー
    について繰り返して前記第2の像担持体上で複数色のト
    ナー像を重ね、これら複数色のトナー像を転写材上に一
    括して二次転写する画像形成装置において、 前記第1の像担持体と前記第2の像担持体とのうちの少
    なくとも一方が円筒状に形成されており、 該円筒状の像担持体が1周するのに要する周期の整数倍
    が画像形成時間と一致しないように、該画像形成時間を
    設定する、 ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の像担持体を帯電させる帯電手
    段を備え、 該帯電手段に印加される帯電バイアスの高圧印加時間
    を、形成する画像数によって変更する、 ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の担持体が、複数の画像を担持
    できる、 ことを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記帯電手段が、前記第1の像担持体に
    接触配置された接触帯電部材を有する接触帯電手段であ
    る、 ことを特徴とする請求項2又は3記載の画像形成装置。
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