JPH11194161A - 磁気抵抗式センサ素子により外部磁界の方向を検出するためのセンサ装置 - Google Patents

磁気抵抗式センサ素子により外部磁界の方向を検出するためのセンサ装置

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JPH11194161A
JPH11194161A JP10268646A JP26864698A JPH11194161A JP H11194161 A JPH11194161 A JP H11194161A JP 10268646 A JP10268646 A JP 10268646A JP 26864698 A JP26864698 A JP 26864698A JP H11194161 A JPH11194161 A JP H11194161A
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angle
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    • G01R33/09Magnetoresistive devices
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    • B82YSPECIFIC USES OR APPLICATIONS OF NANOSTRUCTURES; MEASUREMENT OR ANALYSIS OF NANOSTRUCTURES; MANUFACTURE OR TREATMENT OF NANOSTRUCTURES
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 非常に大きい磁気抵抗効果(GMR)を呈す
る多層システムを有する少なくとも1つのセンサ素子に
より外部磁界の方向を検出するためのセンサ装置であっ
て、少なくとも1つの軟磁性の測定層と、予め定められ
た磁化方向を有する少なくとも1つの比較的硬いバイア
ス層と、それらの間に配置されている少なくとも1つの
非磁性の中間層とを含んでいるセンサ装置を、360°
の角度検出を可能とするように、また感度があまりに低
いという問題を減らすように構成する。 【解決手段】 少なくとも1つのセンサ素子E、E′が
少なくとも2つの素子部分Ej 、E1 ないしE4
1 ′ないしE4 ′を含み、それらの多層システムSが
共通の基板2の上に構成され、それらの磁化方向m1
いしm4 が0°に等しくない、または180°に等しく
ない角度αを挟み、それらの測定信号ΔR1、ΔR2が
共通に評価される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、非常に大きい磁気
抵抗効果(GMR)を呈する多層システムを有する少な
くとも1つのセンサ素子により外部磁界の方向を検出す
るためのセンサ装置であって、少なくとも1つの軟磁性
の測定層と、予め定められた磁化方向を有する少なくと
も1つの比較的硬いバイアス層と、それらの間に配置さ
れている少なくとも1つの非磁性の中間層とを含んでい
るセンサ装置に関する。このようなセンサ装置は国際特
許第94/17426号明細書に記載されている。
【0002】
【従来の技術】Ni、FeまたはCoおよびそれらの合
金のような強磁性の遷移金属から成る層のなかに、材料
を貫く磁界の大きさおよび方向と電気抵抗との関係が与
えられている。このような層において生ずる効果は“異
方性磁気抵抗(AMR)”または“異方性磁気抵抗効
果”と呼ばれる。それは物理的に種々のスピンおよびD
帯のスピン極性を有する電子の相い異なる散乱断面積に
基づいている。電子は多数または少数電子と呼ばれる。
相応の磁気抵抗式センサのために、一般に層平面に磁化
を有するこのような磁気抵抗性材料から成る薄い層が設
けられる。センサを経て導かれる電流の方向に関する磁
化の回転の際の抵抗変化はその際に通常の等方性(=オ
ーム性)抵抗の数パーセントであり得る。
【0003】さらに、積層体として配置されている多く
の強磁性の層を含み、それらがそれぞれ金属の非磁性の
中間層により互いに隔てられ、それらの磁化がそれぞれ
好ましくは層平面に位置している磁気抵抗性の多層シス
テムは知られている。個々の層の厚みはその際に明らか
に伝導電子の平均自由行程よりも小さく選ばれている。
このような多層システムのなかにいま上記の異方性磁気
抵抗効果に対して追加的にいわゆる“巨大磁気抵抗効
果”または“巨大磁気抵抗(GMR)”が生ずる(たと
えばヨーロッパ特許出願公開第 0 483 373号公報を参
照)。このようなGMR効果は、強磁性層とそれに隣接
する中間層との間の境界面における多数および少数伝導
電子の相い異なる強さの散乱と、これらの層のなかの散
乱効果とに基づいている。GMR効果はその際に等方性
の効果である。それは異方性の効果AMRよりも顕著に
大きい値であり得る。一般に、AMR単層素子よりも顕
著に大きい値を(室温において)呈する磁気抵抗効果を
GMR効果という。
【0004】第1の形式の相応の、GMR効果を呈する
多層システムでは、隣接する磁性層は外部磁界なしに相
互結合に基づいて磁気的に逆並列に配向されている。こ
の配向は外部磁界により並列な配向に転換され得る。そ
れにくらべて第2の形式のGMR多層システムは、存在
している磁気的に可能なかぎり軟らかい測定層よりも磁
気的に硬いいわゆるバイアス層を有する。測定層および
(または)バイアス層はそれぞれ積層体として積層され
ている多くの層により置換されていてもよい。しかし、
以下ではそれぞれ個々の層から出発して説明することに
する。
【0005】測定層およびバイアス層は第2の形式のこ
のような多層システムでは非磁性の中間層により互いに
磁気的に脱結合されている。外部の磁界なしでは両方の
磁性層の磁化はなんらかの角度を挟んでおり、たとえば
逆並列である。外部の磁界Hm (=測定層の層平面に
おける測定磁界成分)の影響のもとに軟磁性の測定層の
磁化Mm が磁界の方向に相応して配向され、他方にお
いて磁気的に硬いほうのバイアス層の配向は実際上不変
にとどまる。その際に両方の層の磁化方向の間の角度φ
が多層システムの抵抗を決定する。すなわち、並列な配
向の際には抵抗は小さく、また逆並列な配向の際には抵
抗は大きい。このことは、Mm とHm との間の一義
的な関係が与えられているという事実の結果として出て
くる。最も簡単な場合にはその際に下式が成り立つ。
【数1】Mm ・Hm =Mm m (その際にベクトル量は文中では横拡大文字、図面中で
はゴシック文字で、またスカラー量は普通の文字により
示されている)。
【0006】このようなGMR多層システムの磁気抵抗
信号ΔRはその場合に次の式により与えられている。
【数2】ΔR=Δ(1−cosφ)
【0007】この式から、ΔRがφ=φ0 およびφ=−
φ0 に対して等しい値をとることは明らかである。しか
し、このことは角度φが180°の扇形部分のなかでの
み一義的に検出され得ることを意味する。さらに、外部
の測定磁界Hm とバイアス層の磁化により決定される
基準方向との間の角度をθとすると、角度感度dΔR/
dθ=Δsinθがθ=0およびθ=πに対して非常に
低い(冒頭に記載した国際特許の明細書を参照)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、冒頭
にあげられた特徴を有するセンサ装置を、360°の角
度検出を可能とするように、また感度があまりに低いと
いう問題を減らすように構成することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この課題は、本発明によ
れば、少なくとも1つのセンサ素子が少なくとも2つの
素子部分を含み、それらの多層システムが共通の基板の
上に構成され、それらの磁化方向が0°に等しくない、
または180°に等しくない角度を挟み、それらの測定
信号が共通に評価されることにより解決される。
【0010】本発明はその際に、2つの好ましくは等し
く構成されたセンサ素子部分により2つの共通に考察ま
たは評価すべきセンサ部分信号を取得し、これらのセン
サ部分信号により範囲0°ないし180°と180°な
いし360°との間の一義的な区別の可能性を提供する
という考察に基づいている。
【0011】本発明によるセンサ装置の有利な実施態様
は請求項2以降にあげられている。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面により本発明を一層詳
細に説明する。図面中で相応する部分には同一の参照符
号が付されている。
【0013】本発明によるセンサ装置は、有利に共通の
基板の上に薄膜技術で形成されている少なくとも2つの
センサ素子部分を含んでいる少なくとも1つのセンサ素
子を含んでいる。これらの素子部分の構成はそれ自体は
公知である(たとえばヨーロッパ特許出願公開第 0 483
373号公報またはドイツ特許出願公開第 42 32 244号、
42 43 357号または 42 43 358号公報を参照)。図1に
よれば各素子部分Ejは、基板2の上に取付けられた、
GMR素子に対して典型的な多層システムSを含んでい
る。この多層システムは有利に最下層として硬磁性層3
と、その上に取付けられ結合層として作用する中間層4
と、この中間層の上にデポジットされた強磁性またはフ
ェリ磁性の層5とを有する。この層5はその際に測定範
囲内では少なくともほぼ一定である磁化方向をその層平
面内に有するバイアス層をなしている。特別に反強磁性
に結合された層3ないし5はいわゆるバイアス層パケッ
トPを形成する。このパケットの代わりに強磁性層およ
び直接に接する反強磁性層から成る磁気的に比較的硬い
サブシステムまたは単一のバイアス層のみが設けられて
いてよい。採用されている実施例によれば、この層パケ
ットは磁気的に可能なかぎり軟い磁界感応性の測定層7
から非磁性の中間層6を介して磁気的に少なくとも近似
的に脱結合されている。測定層には図面には示されてい
ない接続コンタクトが素子部分を介して流れる予定され
た電流を導くために取付けられている。層システムのこ
の構成はさらに保護層により覆われていてよい。少なく
ともその方向に関して検出されるべき(外部の)測定磁
界Hm は矢印付きの線により示されている。
【0014】このようなGMRセンサ素子部分Ej の抵
抗はその場合にバイアス層パケットPにくらべての測定
層7の磁化の相対的な方位に関係する。この抵抗の変化
が、与えられている磁界の方向を決定するために、また
こうしてたとえば回転位置または絶対位置を決定するた
めに利用され得る(国際特許第94/17426号明細書も参
照) 。この抵抗変化は磁気抵抗効果の大きさΔRr を定
める。その際に大きさΔRr は下記のように定義されて
いる:
【数3】 ΔRr =〔R(↑↓)−R(↑↑)〕/R(↑↑)
【0015】GMRセンサ素子の磁界方向感度のゆえに
磁気抵抗効果ΔRr はバイアス層または相応のバイアス
層パケットに関する測定層の逆並列な磁化方向と並列な
磁化方向との間の抵抗の相違を呈する。上記の式のなか
で測定層およびバイアス層の磁化の互いの向きは矢印の
向きにより示されている。一般に磁気抵抗効果は、その
大きさΔRr が少なくとも2%(室温において)である
とき、GMR効果と呼ばれる。
【0016】有利に、大きい磁気抵抗効果を有するセン
サ素子部分Ej の層状の構成はいわゆる多層システムと
して構成されていてもよい。このようなシステムは、先
に説明された層システムとならんで別の層または層パケ
ットを含んでおり、また場合によっては一連の周期的に
繰り返す層を有することにより優れている(たとえばド
イツ特許出願公開第 42 43 358号公報を参照)。
【0017】図2にはそれぞれ円状の横断面を有する2
つのセンサ素子部分E1 およびE2が示されている。共
通にこれらのセンサ素子部分は本発明によるセンサ装置
のセンサ素子Eを形成する。このようなセンサ装置はそ
の際に、たとえばブリッジとして接続され得る多くのこ
のような素子を有し得る。各素子部分のバイアス層の磁
化は統一的に共通の基板2の平面内に向けられ、m1
たはm2 により示されている。これらの磁化方向は各セ
ンサ素子部分に対して基準方向を定め、この基準方向に
関して指向性の外部磁界Hm の測定層の平面内に位置
している成分の方位角度θが測定される。図面からわか
るように、1つのセンサ素子に属する各素子部分E1
よびE2 のこれらの基準線または相応のバイアス層磁化
方向は互いに本発明により0°または180°に等しく
ない角度αを挟んでいなければならない。一般にこの角
度αに対しては少なくとも近似的にα=(n・45°)
(n=1、2、3、5、6、7)が成り立っていなけれ
ばならず、その際±10°の偏差が含まれているものと
する。図2の実施例の基礎となっている角度αが少なく
ともほぼ90°であると特に有利である。この場合に対
して方位角度θに関係して、対応付けられているダイア
グラムに示されているような抵抗変化ΔR1またはΔR
2が得られる。これらのダイアグラムの共通の考察の際
に直ちに認識されるように、有利に角度θを分解能の損
失なしに一義的に0°〜360°の全角度範囲内で決定
することができる。そのために、図面には示されていな
い測定信号の評価装置が用いられる この評価装置はセ
ンサ素子部分E1 およびE2 の各々と個々に接続されて
いる。
【0018】図3は本発明によるセンサ装置のセンサ素
子のセンサ素子部分Ej に対するそれ自体は公知の実施
例(ドイツ特許出願公開第195 07 303号公報を参照) を
示す。この素子部分は電流Iの案内方向に長く延びてい
る多数のストリップ状の部分片ea から成っている。図
3によれば5つのこれらの部分片はそれぞれ予め定めら
れた長さLa および予め定められた幅Ba を有し、また
平行に並び合って幅wの相互中間空間を構成するように
配置されている。それらは電流案内方向に見て蛇行状に
接触橋絡片kにより相前後して接続されている。これら
の接触橋絡片は、部分片ea も接触橋絡片kも相応の構
造化により、たとえば電子リソグラフィにより共通の平
面的な層構成から作り出されることにより実現されてい
る。図面にはさらにセンサ素子部分Ej の非磁性の電流
接続帯が参照符号9を付して、また個々の部分片のバイ
アス層の磁化または基準方向が参照符号ma を付して示
されている。
【0019】図3に示されている実施例の利点は一方で
は、数kΩの所望のインピーダンスレベルが達成可能で
あることにある。他方では、予め定められた形状によ
り、また測定層内の際立った優先方向により等方性の磁
化挙動をし得る。示されている形状の別の利点は、スト
リップ形態がバイアス層内の磁化の安定化に寄与し得る
ことにある。
【0020】本発明によるセンサ装置のセンサ素子では
個々のセンサ素子部分のバイアス層またはバイアス層パ
ケット内で狭いところに種々の配向を有する磁化が刻み
込まれなければならない。有利にそのために、ドイツ特
許出願公開第195 20 172号、第195 20 178号または第19
5 20 206号公報に記載されているような磁化装置が用い
られ得る。これらの磁化装置では、磁化を設定するため
に、個々のセンサ素子部分の上側を延びてこれらに対応
付けられているストリップ導体を通る電流による磁界が
利用される。その際にストリップ導体は直接にもしくは
絶縁されてそのつどの多層システムの上に取付けられ、
またこれと接続されていてよく、またはこの多層システ
ムから隔てられてこれの上に置かれてよい。相応のスト
リップ導体の可能な実施例は図4に示されている。その
際に、平行に延びている2つの等しいセンサ素子Eおよ
びE′がそれぞれ4つの相前後して接続されているセン
サ素子部分E1 ないしE4 またはE′1 ないしE′4
有することから出発される。各センサ素子部分はその際
に図3による実施例に相応して構成されている。それぞ
れ2つの相前後して接続されているセンサ素子部分は図
2による互いに直交する磁化方向を有する。図面にはセ
ンサ素子の個々のセンサ素子部分E1 ないしE4 または
E′1 ないしE′4 の多層システムを覆うストリップ導
体装置10または10′のみが見える。ストリップ導体
装置10または10′はその際に個々のセンサ素子部分
の範囲内に、それぞれセンサ素子部分の対応付けられて
いる部分片(ea )の上側を延びているストリップ導体
10aまたは10a′を有する。センサ素子部分の範囲
内でストリップ導体10aおよび10a′は並列接続さ
れている。そのつどの設定磁界を発生するためにストリ
ップ導体装置を介して案内すべき設定電流はIe で示さ
れている。
【0021】たとえば大きい面にスリットを切ることに
より得られる個々のストリップ導体のこのような並列回
路は比較的大きい面積の他のセンサ素子部分またはセン
サ素子に対しても有利に設けられ得る。すなわちそれに
より、屈曲した電流案内方向(図4を参照)の際に電流
が個々のストリップ導体の方向に流れ、それに対して斜
めな方向に流れないように強制されることが保証され得
る。磁化方向はその場合に相応に正確に決定され得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるセンサ装置の個々のセンサ素子部
分の断面図。
【図2】相補性の測定範囲を有する2つのセンサ素子部
分の平面図およびそれらの付属の測定信号曲線図。
【図3】センサ素子部分の特別な実施例の平面図。
【図4】図3によるセンサ素子部分を磁化するための導
体形状を示す平面図。
【符号の説明】
j 、E1 〜E4 、E1 ′〜E4 ′ センサ素子部分 S 多層システム P バイアス層パケット Hm 測定磁界 θ 方位角度 α 基準線の間の角度 ΔR1、ΔR2 測定信号 ma 、m1 、m2 磁化 I 電流 ea 部分片 La 部分片の長さ Ba 部分片の幅 w 中間空間の幅 k 接触橋絡片 E、E′ センサ素子 Ie 設定電流 2 基板 3 硬磁性層 4 結合層 5 バイアス層 6 脱結合層 7 測定層 9 電流端子 10 10′ ストリップ導体装置 10a、10a′ ストリップ導体

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非常に大きい磁気抵抗効果(GMR)を
    呈する多層システムを有する少なくとも1つのセンサ素
    子により外部磁界の方向を検出するためのセンサ装置で
    あって、少なくとも1つの軟磁性の測定層と、予め定め
    られた磁化方向を有する少なくとも1つの比較的硬いバ
    イアス層と、それらの間に配置されている少なくとも1
    つの非磁性の中間層とを含んでいるセンサ装置におい
    て、少なくとも1つのセンサ素子(E、E′)が少なく
    とも2つの素子部分(Ej 、E1ないしE4 、E1 ′な
    いしE4 ′)を含み、それらの多層システム(S)が共
    通の基板(2)の上に構成され、それらの磁化方向(m
    1 ないしm4 )が0°に等しくない、または180°に
    等しくない角度(α)を挟み、それらの測定信号(ΔR
    1、ΔR2)が共通に評価されることを特徴とする磁気
    抵抗式センサ素子により外部磁界の方向を検出するため
    のセンサ装置。
  2. 【請求項2】 センサ素子部分が互いに隔離されて共通
    の信号評価装置と接続されていることを特徴とする請求
    項1記載のセンサ装置。
  3. 【請求項3】 センサ素子の2つのセンサ素子部分の磁
    化方向(m1 ないしm4 )により挟まれる角度(α)が
    20°〜160°または200°〜340°であること
    を特徴とする請求項1または2記載のセンサ装置。
  4. 【請求項4】 磁化方向(m1 ないしm4 )により挟ま
    れる角度(α)が少なくともほぼ(n・45°)±10
    °(n=1、2、3、5、6または7)であることを特
    徴とする請求項3記載のセンサ装置。
  5. 【請求項5】 磁化方向(m1 ないしm4 )により挟ま
    れる角度(α)が少なくともほぼ90°または270°
    であることを特徴とする請求項4記載のセンサ装置。
  6. 【請求項6】 センサ素子部分(Ej )が同一の層構成
    および同一の形状を有することを特徴とする請求項1な
    いし5の1つに記載のセンサ装置。
  7. 【請求項7】 各センサ素子部分(Ej )の測定層
    (7)および(または)バイアス層が複数の層から成る
    層パケットから形成されていることを特徴とする請求項
    1ないし6の1つに記載のセンサ装置。
  8. 【請求項8】 センサ素子部分(Ej )の各多層システ
    ム(S)に、多層システムの少なくとも1つのバイアス
    層のなかの磁化を固定的に設定するための設定電流(I
    e )を導くための少なくとも1つの導体帯(10a)が
    対応付けられていることを特徴とする請求項1ないし7
    の1つに記載のセンサ装置。
  9. 【請求項9】 複数の電気的に並列に接続されている導
    体帯(10a)がストリップ導体装置(10、10′)
    を形成することを特徴とする請求項1ないし8の1つに
    記載のセンサ装置。
JP10268646A 1997-09-24 1998-09-22 磁気抵抗式センサ素子により外部磁界の方向を検出するためのセンサ装置 Pending JPH11194161A (ja)

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