JPH11193954A - 排煙口装置 - Google Patents

排煙口装置

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JPH11193954A
JPH11193954A JP36907897A JP36907897A JPH11193954A JP H11193954 A JPH11193954 A JP H11193954A JP 36907897 A JP36907897 A JP 36907897A JP 36907897 A JP36907897 A JP 36907897A JP H11193954 A JPH11193954 A JP H11193954A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
smoke
opening
panel
smoke exhaust
closing panel
Prior art date
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Pending
Application number
JP36907897A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Fukumoto
隆 福本
Takeshi Takahashi
猛 高橋
Yoshito Hosokawa
義人 細川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Plant Technologies Ltd
Original Assignee
Hitachi Plant Technologies Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Plant Technologies Ltd filed Critical Hitachi Plant Technologies Ltd
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  • Air-Flow Control Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 煙の排出をスムーズにして効率のよい排煙を
行なうこと期できる排煙口装置を提供することである。 【解決手段】 通常時は錐形開閉パネル9が上方に持ち
上げられ、係合爪95がロックピン121に係合して錐
形開閉パネル9が上方位置に保持され、閉鎖パネル部9
1が開口50の段部501に嵌合して確実に閉鎖する。
火災等による煙を感知すると、ロック装置12のロック
ピン121を後退没入させ、係合爪95とロックピン1
21との係合が解除されて、錐形開閉パネル9が自重に
より、閉鎖パネル部91が水平状態を保ちながら垂直に
降下して錐形開閉パネル9の外周に沿って排煙開口が開
かれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、災害時などに建物
内に充満する煙を排出する排煙口装置、特に天井に配設
された排煙口装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に劇場、映画館、店舗等の建物にお
いては、災害時などに部屋、廊下等の内部空間に充満す
る煙を排出する排煙装置が、天井裏等を利用して設けら
れ、部屋等の天井に排煙装置の煙吸入口が開口され、通
常時は開閉パネルにより閉鎖されている。従来、一例と
して図6に示すように、天井面aに排煙ダクトbが開口
され、排煙ダクトbの開口部に、平板状の開閉パネルc
が回転軸dにより回動自在に設けられ、開閉パネルcは
開放スプリングeにより開方向に付勢されるとともに、
開放した時の衝撃を吸収するショックアブソーバfが設
けられている。開閉パネルcにはロック爪hが設けら
れ、排煙ダクトbの開口部にロック爪hが係合するロッ
ク装置gが設けられており、ロック装置gは煙感知器
(図示略)に連結されている。通常はロック装置gにロ
ック爪hが係合保持されて、開閉パネルcが閉止状態に
保持されているが、災害等によって煙が発生すると、煙
感知器が煙を感知し、ロック装置gが作動して、ロック
爪hの保持が解除され、開閉パネルcが付勢スプリング
eにより開方向に約90度回動され、ファン等の排煙機
により排煙が行なわれる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の排煙口装置は、高温の煙は一般に天井面aから下方
に30〜50cmの天井近くに滞留し、上記範囲を流れる
ものであるから、図5に示すように、排煙ダクトを下方
に向けて開放しているから、曲がって流れる煙kの流れ
よりも下から上に直線的に流れる空気jの流れの方がス
ムーズで、煙kと一緒に室内下層部の空気jを大量に吸
い込むことになり、効率の良い排煙を行なうことができ
ないという問題があった。
【0004】本発明の目的は、煙の排出をスムーズにし
て効率のよい排煙を行なうことができる排煙口装置を提
供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の排煙口装置は、天井に設けられた排煙口装置
であって、煙が発生した時に、排煙口を閉塞している開
閉パネルを垂直に降下させることにより、排煙開口が錐
形開閉パネルの全周即ち360度の範囲に開口されるか
ら、開閉パネルの全周から煙を吸引することができると
ともに、室内の上層部に滞留する煙をスムーズに排出す
ることができ、下層の空気の排出を抑えることができ、
効率的な排煙を行なうことができる。請求項1記載の発
明において、開閉パネルにの上面に錐形体を備えたこと
により、煙の流れがスムーズになるから、効率的な排煙
を行なうことができる。請求項2記載の発明において、
錐形体の外周面が、高さ中央部において窪んだ曲面で形
成されている(例えば、ラッパ形に形成されたガイド
部)ことにより、煙の流路の屈曲の仕方が円滑になるか
ら一層スムーズに排煙が行なわれる。請求項4記載の発
明において、煙の発生を検知して出力する煙感知器を設
け、該煙感知器の出力で開閉パネルを開放させることに
より、自動的に排煙することができ、安全性を向上させ
ることができる。
【0006】
【発明の実施の形態】図を参照して本発明の実施例を説
明する。図5において、排煙設備の一例を説明すると、
建物1は、複数階で複数の室2を備え、全体を貫通する
集中排気路3が設けられ、頂壁に集中排気トップ4が設
けられており、天井21の上方に排煙ダクト6が配設さ
れ、各室2の天井21に排煙ダクト6の先端に接続され
た適数の排煙口5が開設されている。排煙ダクト6の適
所に防炎ダンパ8が設けられ、排煙ダクト6はファン等
の排煙機7に連通されている。火災等により煙が発生す
ると、排煙口5が開口すると同時に排煙機7が作動し
て、煙は排煙ダクト6を通して外部へ排出される。
【0007】図1乃至図3を参照して本発明の第1実施
例を説明する。排煙口5内に、排煙口5の開口50を開
閉する錐形開閉パネル9が昇降自在に配設されている。
錐形開閉パネル9は、天井面21に開口する排煙口5の
開口50の段部501に嵌合する平板状の閉鎖パネル部
91と、閉鎖パネル部91の上面に形成された円錐、角
錐等の先細り形状のガイド部92とを備え、ガイド部9
2の上端にスライドピン93と係合爪保持部94とが設
けられている。
【0008】スライドピン93は、排煙口5内頂壁部か
ら下方に垂設されたガイドプレート10に穿設されたガ
イド長孔11内に摺動自在に挿入されている。図3に示
すように、係合爪保持部94の先端に開設された穴94
1内に、スプリング96で突出方向に付勢された係合爪
95が設けられている。排煙口5の側壁上部にロック装
置12が設けられており、ロック装置12にはロックピ
ン121が進退自在に設けられ、煙感知装置での煙感知
信号により電磁ロック機構(図示略)がロックピン12
1を後退没入させる。
【0009】動作について説明すると、通常時は、図1
に示すように、錐形開閉パネル9が上方に持ち上げら
れ、係合爪95がロック装置12のロックピン121に
係合して錐形開閉パネル9が上方位置に保持され、閉鎖
パネル部91が開口50の段部501に嵌合して確実に
閉鎖するとともに、天井面21と同一の面とすることが
できる。なお、この時ロックピン121が突出して停止
している。
【0010】火災等による煙を感知すると、図2に示す
ように、ロック装置12の電磁ロック機構がロックピン
121を後退没入させ、係合爪95とロックピン121
との係合が解除されて、錐形開閉パネル9が自重によ
り、閉鎖パネル部91が水平状態を保ちながら垂直に降
下して錐形開閉パネル9の外周に沿って環状(開口50
が円形の場合)、多角形状(開口50が多角形の場合)
等の形に排煙開口500が開かれ(開口幅10〜30c
m)、天井面21に沿って排煙開口500が開かれるか
らスムーズに煙が排出される。煙が完全に排出されて正
常な状態に復帰すると、錐形開閉パネル9を手動で押し
上げて待機位置に復帰させる。
【0011】図4において、第2実施例について説明す
ると、錐形開閉パネル9の上端にワイヤ13の一端を結
合し、ワイヤ13の他端はピン14に卷回されてウイン
チ15に連結され、ウインチ15は作動器16で駆動さ
れる。動作について説明すると、煙感知信号が作動器1
6に入力されると、ウインチ15がフリー状態となり、
錐形開閉パネル9が自重で降下し、排煙開口500が開
かれる。
【0012】なお、錐形開閉パネル9のガイド部92の
外周面を、図示の如く、高さの途中で窪ませた曲面に形
成する(例えば、ラッパ形)ことにより、スムーズな煙
の流れを得ることができるものであるが、外周面は直線
的な錐形であっても良く、また、ガイド部92が無く、
単なる平板の閉鎖パネル部91のみで形成しても良いも
のである。また、閉鎖パネル部91は排煙開口500の
形状(矩形、円形等)に合わせて任意の形状とすること
ができる。さらに、上記実施例においては、煙感知器か
らの信号で自動的に動作するものについてのみ述べてい
るが、手動でスイッチを操作する等してロックを解除し
ても良いものである。
【0013】上記構成により、排煙開口が錐形開閉パネ
ルの全周即ち360度の範囲に開口されるから、開閉パ
ネルの全周から煙を吸引することができるとともに、室
内の上層部に滞留する煙をスムーズに排出することがで
き、下層の空気の排出を抑えることができ、効率的な排
煙を行なうことができる。また、開閉パネルの上面に錐
形体を備えたことにより、煙の流れがスムーズになるか
ら、効率的な排煙を行なうことができる。さらに、錐形
体の外周面が、高さ中央部において窪んだ曲面で形成さ
れていることにより、煙の流路の屈曲の仕方が円滑にな
るから一層スムーズに排煙が行なわれる。
【0014】
【発明の効果】本発明は上述のとおり構成されているか
ら以下に述べる効果を奏する。煙が発生した時に、排煙
口を閉塞している開閉パネルを垂直に降下させることに
より、排煙開口が錐形開閉パネルの全周に開口されるか
ら、開閉パネルの全周から煙を吸引することができると
ともに、室内の上層部に滞留する煙をスムーズに排出す
ることができ、下層の空気の排出を抑えることができ、
効率的な排煙を行なうことができる。請求項1記載の発
明において、開閉パネルの上面に錐形体を備えたことに
より、煙の流れがスムーズになるから、効率的な排煙を
行なうことができる。請求項2記載の発明において、錐
形体の外周面が、高さ中央部において窪んだ曲面で形成
されていることにより、煙の流路の屈曲の仕方が円滑に
なるから一層スムーズに排煙が行なわれる。請求項4記
載の発明において、煙の発生を検知して出力する煙感知
器を設け、該煙感知器の出力で開閉パネルを開放させる
ことにより、自動的に排煙することができ、安全性を向
上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例の断面図である。
【図2】 本発明の第1実施例の動作説明図である。
【図3】 図1におけるA視図である。
【図4】 本発明の第2実施例の断面図である。
【図5】 本発明を適用する排煙設備の概略構成図であ
る。
【図6】 従来の排煙口装置の断面図である。
【符号の説明】
5 排煙口、6 排煙ダクト、9 錐形開閉パネル、1
0 ガイドプレート 11 ガイド長孔、12 ロック装置、21 天井面、
50 開口 91 閉鎖パネル部、92 ガイド部、93 スライド
ピン 94 係合爪保持部、95 係合爪

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天井に設けられた排煙口装置であって、
    煙が発生した時に、排煙口を閉塞している開閉パネルを
    垂直に降下させることにより、排煙口を開閉パネル全周
    にわたって開放することを特徴とする排煙口装置。
  2. 【請求項2】 開閉パネルにの上面に錐形体を備えたこ
    とを特徴とする請求項1記載の排煙口装置。
  3. 【請求項3】 錐形体の外周面が、高さ中央部において
    窪んだ曲面で形成されていることを特徴とする請求項2
    記載の排煙口装置。
  4. 【請求項4】 煙の発生を検知して出力する煙感知器を
    設け、該煙感知器の出力で開閉パネルを開放させること
    を特徴とする請求項1、2または3記載の排煙口装置。
JP36907897A 1997-12-26 1997-12-26 排煙口装置 Pending JPH11193954A (ja)

Priority Applications (1)

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JP36907897A JPH11193954A (ja) 1997-12-26 1997-12-26 排煙口装置

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JP36907897A Pending JPH11193954A (ja) 1997-12-26 1997-12-26 排煙口装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008082634A (ja) * 2006-09-28 2008-04-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd レンジフード
JP2012107869A (ja) * 2012-03-12 2012-06-07 Max Co Ltd 換気装置
CN108590729A (zh) * 2018-03-12 2018-09-28 中铁第四勘察设计院集团有限公司 一种高密闭型排烟口装置

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JP2008082634A (ja) * 2006-09-28 2008-04-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd レンジフード
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