JPH0332375Y2 - - Google Patents

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JPH0332375Y2
JPH0332375Y2 JP1984199023U JP19902384U JPH0332375Y2 JP H0332375 Y2 JPH0332375 Y2 JP H0332375Y2 JP 1984199023 U JP1984199023 U JP 1984199023U JP 19902384 U JP19902384 U JP 19902384U JP H0332375 Y2 JPH0332375 Y2 JP H0332375Y2
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ladder
evacuation
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floor
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、建造物の上階部と階下部とを区切る
隔壁に、避難者の通過可能な大きさの避難口を設
けると共に、階下部側に折りたたみ自在な梯子等
の昇降手段を設け、この昇降手段と避難口を介し
て避難するようにした避難装置に関する。
(従来技術) 従来、この種の避難用梯子は、例えば建造物の
上階部と階下部とを区切る隔壁(バルコニー,ベ
ランダあるいは上階室の床部)に穿設された避難
口の近傍に装着し、通常は折りたたむ等して小さ
く縮められた状態で保管箱等に収納しておき、火
災等の危急時には保管箱の扉の係止を解除して開
くことにより、収納されていた避難用梯子を階下
部側へ降ろし、避難者はこの梯子を伝わつて上階
部から階下部へ避難できるように構成した避難装
置である。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、このような従来の避難装置にあ
つては、付近に照明のない暗い所や夜間等に使用
する場合、避難用梯子が降ろされている場所や大
きさ、あるいは足を掛ける各ステツプが判からな
い等、避難者にとつて安全確保の点で問題があつ
た。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、このような従来の問題点に鑑みてな
されたもので、梯子等の昇降手段の手すり部分及
び又はステツプ部分等に電球ストロボフラツシユ
や螢光管等の発光手段を装着し、避難者が昇降手
段を用いて避難する際に発光手段の明りで安全を
確保することができるようにしたことを特徴とす
る。
(実施例) 以下、本考案の避難装置の一実施例を図面と共
に説明する。
まず構成を説明する。第1図において、1は建
造物の階下部Aと上階部Bとを区切る隔壁であ
り、この隔壁1即ち階下部Aの天井から上階部B
の床部へ貫通する穴2が形成されている。3は穴
2の内側に装着された側壁であり、内側空間を避
難者が通過できる大きさに形成されている。4は
穴2の上部開口を開閉する上蓋であつて、図中の
上下方向に回動自在な蝶番等の支持部材5を介し
て側壁3に取り付けられている。6は一端を側壁
3に、他端を上蓋4の内側に係着し、伸長力によ
つて上蓋4を上方向に付勢するステイダンパであ
る。7は上蓋2の内側に固定されたレリーズ、8
はレリーズ7に設けられている係止部材、9はレ
リーズ7を操作するための解除レバー、10は側
壁3の内側に固定しているフツクであつて、フツ
ク10に係止部材8が係止することによつてステ
イダンパ6の伸長力に抗して上蓋4を閉じてい
る。一方、解除レバー9を所定方向に回転し、係
止部材8とフツク10との係止状態を解除すると
ステイダンパ6の伸長力でもつて自動的に上蓋4
が上側に開くようになつている。11は穴2の下
側開口を開閉する下蓋であり、図中の上下方向に
回動自在な蝶番などの支持部材12を介して側壁
3に取り付けられている。13は一端を側壁3
に、他端を下蓋11の内側にそれぞれ係着し、伸
長力によつて下蓋11を下方向に付勢するステイ
ダンパである。14は下蓋11の内側に固定され
たレリーズ、15はレリーズ14に設けられてい
る係止部材、16はレリーズ14を操作するため
の解除レバー、17は解除レバー16の一端に結
び付けられ先端に把手17aを取り付けた解除ひ
も、18は側壁3の内側に固定されているフツク
であつて、フツク18に係止部材15が係止する
ことによつてステイダンパ13の伸長力に抗して
下蓋11を閉じている。一方、解除ひも17を下
方に引いて解除レバー16を所定方向に回転させ
ることによつて係止部材15とフツク18の係止
状態を解除すると、ステイダンパ13の伸長力で
もつて自動的に下蓋11が下側に開くようになつ
ている。
上下蓋4,11及び側壁3に囲まれた内部には
下側の先端を蝶番などの支持部材19にて上下に
回動自在に取り付けられた折りたたみ可能な梯子
20が収納されている。21は引き外し機構を内
蔵するロープロツク装置であり、その引き出し機
構のロツク作用によつてロープ22の抜け止めが
され、ロツク作用が解除するとロープ22は自在
にロープロツク装置21内を移動できるようにな
つている。ロープロツク装置21より引き出され
たロープ22の一端は、梯子21の上側の一端で
結び付けられ、梯子21の両側の手すり部材間に
渡されたそれぞれのステツプ部27がロープ22
上に掛かつている。このため、梯子20は張架し
たロープ22につり合つた状態で折りたたまれる
と共に、閉じている下蓋11の上に置かれた状態
にある。ロープロツク装置21より延びたロープ
22の他端には把手22aが取り付けられ、下蓋
11の上に適宜に置かれている。
ここで、ロープロツク装置21の引き外し機構
を第2図に基づいて説明すると、ロープロツク装
置21の基体21aに、プーリ23及びカム24
がそれぞれ軸23a,24aによつて回転自在に
設けられている。カム24は、プーリ23側の端
部に刻み部24bが形成され、基体21aの一端
とカム24とに係着したスプリング25によつ
て、図中の反時計回り方向にバネ力が付与されて
いる。プーリ23にはロープ22が巻架し、プー
リ23より延びるロープ22の一方22bが第1
図の梯子20に結び付けられ、他方22cに把手
22aが取り付けられている。
次に、かかる引き外し機構の作動を説明する。
第2図aに示すように、ロープ22がロツク状
態にあるときは、ロープ22の一側がカム24の
刻み部24bとプーリ23の周側との間に挾まつ
ている。このとき、ロープ22の一方22bは梯
子20の重さでもつて常に引張られているので、
カム24はスプリング25のバネ力に抗してロー
プ22と噛み合い、ロープ22は梯子20の重み
によつても移動せずにロツク状態が保たれる。
ロツク状態を解除するには、第2図bに示すよ
うに、ロープ22の一方22cを若干引張りつつ
カム24側へ振り、カム24を反時計回り方向に
回転させ、刻み部24bとロープ22との噛み合
いを解除する。このとき、カム24はスプリング
25のバネ力により所定の位置に保持されること
となり、第2図cに示すように、ロープ22の一
方22cを戻しても、カム24と噛み合うことな
く、ロツク解除の状態となる。そして、梯子20
の重量によりロープ22は梯子20側に引張られ
て移動する。
尚、ロープ22を再びロツク状態にするとき
は、第2図cの状態でロープ22の一方22cを
振つて刻み部24bに当接させ、刻み部24bと
ロープ22の一側を噛み合せた状態で、矢印A方
向に移動させることにより、カム24を時計回り
方向に回転させ、第2図aに示すように、ロープ
22をプーリ23とカム24に狭持させる。
次に、梯子20の構造を図と共に説明する。
第3図は伸ばした状態の梯子20を示し、第4
図は第3図のAA線断面を示す。第3図におい
て、中空管で形成された手すり部材26,26
と、両端が手すり部材26,26に固定された中
空管から成るステツプ27とを備える複数の昇降
部が連結して梯子20が構成されている。各昇降
部の手すり部材26,26の側端には、長手方向
に切欠溝26a,26aが穿設され、切欠溝26
a,26aの裏面側の端部には、第4図に示すよ
うに、他方の連結する昇降部の手すり部材26′,
26′の中空部内に切欠溝26a′を介して摺動自
在に嵌合する嵌合突部26bが形成されている。
即ち、それぞれの昇降部には、切欠溝26と嵌合
突部26bが形成され、嵌合突部26bが他方の
昇降部の切欠溝26aを介して摺動可能に嵌合す
ることにより、折りたたみ自在な梯子20が構成
されている。
更に、各昇降部の手すり部材26の一端には、
透明プレート28が装着された照明孔26cが設
けられ、中空部内に取り付けられたホルダ29に
支持された照明用電球30が照明孔26cに相対
向して設けられている。照明用電球30へ給電す
るための電源コード31は梯子20がいつぱいに
伸びきつて充分な長さとなつており、嵌合突部2
6bに形成された貫通孔を通つて他方の手すり部
材26′に次々に配設され、終端は電源装置(図
示せず)に接続されている。尚、図示していない
が、解除レバー16(第1図)の作動に連動する
マイクロスイツチ等により照明用電球30への給
電が行なわれるようになつている。
次に、かかる構成の避難装置の作動及び使用方
法を図面と共に説明する。
まず、第1図において、階下部Aにいる避難者
が解除ひも17を下方に引張り、解除レバー16
の作用により係止部材15をフツク18から外す
と、ステイダンパ13の伸長力によつて下蓋11
が所定の速さで開き、完全に開いたとき第5図に
示すように状態となる。即ち、下蓋11が開く
と、収納されていた梯子20が支持部材12を中
心にして下側に回転する。このとき、図示しない
マイクロスイツチがオンし、梯子20の照明用電
球30に給電されて、照明が開始する。次に、第
5図において、梯子22aを下側へ引張つてロー
プロツク装置21のロツク状態を解除し、ロープ
22を引くのを緩めると、第6図に示すように、
折りたたまれていた梯子20は自重により下側へ
伸びる。避難者がこの梯子20を登り解除レバー
9を所定方向に回転すると、係止部材8がフツク
10から外れ、第7図に示すように、ステイダン
パ6の伸長力により上蓋4が上側に自動的に開け
られる。そして、避難者は梯子20を登り上階部
Bへ避難することができる。
尚、上蓋4のレリーズ8側の近傍に開閉自在な
小窓を設け、上階部Bに居る者が、この小窓を開
けて解除レバー9及び16を繰返し、上下蓋4,
11を開けると共に梯子20を降ろすようにすれ
ば、上階部で異常があれば階下部へ、あるいは階
下部で異常があれば上階部へそれぞれ避難するこ
とができる。また、避難者だけでなく、安全な方
に居る者も操作できるので、より安全且つ迅速に
避難者を避難させることができる。
このように、この実施例によれば、解除レバー
9,16による簡単な操作で上蓋4及び下蓋11
が自動的に開き、更に、梯子20の照明用電球3
0等の発光手段による照明で梯子20の位置の確
認並びに、登る際に手すり部材26及びステツプ
部材27の位置がかわるので、避難の際に足を踏
み外す等の事故を防止できて安全に避難すること
ができると共に、避難口の位置の表示も同時に行
なえる。この実施例では、照明用電球を手すり部
材に設けたが、ステツプ部材を透明な部材で形成
し、このステツプ部材の中空部内に照明用電球を
設けるようにしてもよい。また、電球に限らず、
電球ストロボフラッシュや螢光管等でもよい。即
ち、発光手段であればよいことは言うまでもな
い。
更に、解除レバーに連動するマイクロスイツチ
で発光手段への給電をするのでなく、梯子20の
一端にスイツチを設け、避難の際に梯子20を伸
ばすのに連動してこのスイツチをオンさせ発光手
段への給電を開始するようにしてもよい。
(考案の効果) 以上説明したように本考案の避難装置によれ
ば、折りたたみ自在な梯子等の昇降手段の各手す
り部分及び又は各ステツプ部分に発光手段を設け
たので、夜間や暗い所での避難の際に昇降手段の
各部分が確認し易くなつて安全且つ迅速に避難す
ることができ、また昇降手段のある位置が確認で
きることから、避難誘導用の表示手段としての効
果も得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による避難装置の実施例の構成
を示す縦断面図、第2図はロープロツク装置の構
成及び作動を示す説明図、第3図は避難用梯子の
構成を示す要部斜視図、第4図は第3図中のAA
線断面図、第5図、第6図、第7図は第1図に示
す避難装置の動作説明図である。 20……梯子、26,26′……手すり部、2
7……ステツプ部、29……ホルダー、30……
照明電球、31……電源コード。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 建造物の上階部と階下部とを区切る隔壁に避難
    者の通過可能な大きさの避難口を設け、該避難口
    を介して上階部から階下部へ又は階下部から上階
    部へ移動するための折りたたみ自在な梯子等の昇
    降手段を設けた避難装置において、 上記折りたたみ自在な梯子等の昇降手段の各手
    すり部分及び又は各ステツプ部分に発光手段を設
    けたことを特徴とする避難装置。
JP1984199023U 1984-12-27 1984-12-27 Expired JPH0332375Y2 (ja)

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JP1984199023U JPH0332375Y2 (ja) 1984-12-27 1984-12-27

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JP1984199023U JPH0332375Y2 (ja) 1984-12-27 1984-12-27

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JPS61111452U JPS61111452U (ja) 1986-07-15
JPH0332375Y2 true JPH0332375Y2 (ja) 1991-07-09

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50144296A (ja) * 1974-05-11 1975-11-20

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JPS50144296A (ja) * 1974-05-11 1975-11-20

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JPS61111452U (ja) 1986-07-15

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