JP3234934B2 - 避難装置 - Google Patents
避難装置Info
- Publication number
- JP3234934B2 JP3234934B2 JP12186593A JP12186593A JP3234934B2 JP 3234934 B2 JP3234934 B2 JP 3234934B2 JP 12186593 A JP12186593 A JP 12186593A JP 12186593 A JP12186593 A JP 12186593A JP 3234934 B2 JP3234934 B2 JP 3234934B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- evacuation
- storage body
- building
- ladder
- evacuation device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Ladders (AREA)
- Emergency Lowering Means (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は避難装置に関するもの
で、特に戸建住宅の外壁部分に設置される避難装置に関
するものである。
で、特に戸建住宅の外壁部分に設置される避難装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、狭い土地を有効に利用するため
に2階又は3階建ての戸建住宅が建築されており、ま
た、将来の高齢者社会に向けて2階又は3階建ての2世
帯、3世帯住宅が多く建築されている。このような2階
又は3階建ての戸建住宅において、火災から住人を守る
ために避難装置を設置する必要がある。
に2階又は3階建ての戸建住宅が建築されており、ま
た、将来の高齢者社会に向けて2階又は3階建ての2世
帯、3世帯住宅が多く建築されている。このような2階
又は3階建ての戸建住宅において、火災から住人を守る
ために避難装置を設置する必要がある。
【0003】このため、先に特開昭53−82094号
公報,特公昭59−15656号公報等に示すような避
難器具が開発されている。
公報,特公昭59−15656号公報等に示すような避
難器具が開発されている。
【0004】特開昭53−82094号公報に示す避難
装置は、高層建物のベランダに設置される収納箱に伸長
可能に折畳まれた避難梯子を収納する形式のもので、避
難する場合には、収納箱を覆う蓋体を開き、90度開い
た状態でこれを固定した後、蓋体に支持された避難梯子
を伸長させて使用する。
装置は、高層建物のベランダに設置される収納箱に伸長
可能に折畳まれた避難梯子を収納する形式のもので、避
難する場合には、収納箱を覆う蓋体を開き、90度開い
た状態でこれを固定した後、蓋体に支持された避難梯子
を伸長させて使用する。
【0005】また、特公昭59−15656号公報に示
す避難装置は、伸縮可能な避難梯子を収納する収納ケー
スを建物の開口室内側に取付けたものであり、避難する
場合には、室内側に位置する収納ケースを支持具より引
き出し、反転させて室外側に突出させた後、収納ケース
の扉を開いて折畳まれた状態の避難梯子を伸長して避難
する。
す避難装置は、伸縮可能な避難梯子を収納する収納ケー
スを建物の開口室内側に取付けたものであり、避難する
場合には、室内側に位置する収納ケースを支持具より引
き出し、反転させて室外側に突出させた後、収納ケース
の扉を開いて折畳まれた状態の避難梯子を伸長して避難
する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者す
なわち特開昭53−82094号公報に示す避難装置
は、ベランダに設置される形式のものであるので、ベラ
ンダがない場合には、装置を設置することは難しい。
なわち特開昭53−82094号公報に示す避難装置
は、ベランダに設置される形式のものであるので、ベラ
ンダがない場合には、装置を設置することは難しい。
【0007】これに対し、後者すなわち特公昭59−1
5656号公報に示す避難装置は、ベランダがない場合
でも設置可能であるが、室内側に位置する収納ケースを
支持具より引き出し、反転させて室外側に突出させた
後、収納ケースの扉を開いて折畳まれた状態の避難梯子
を伸長するため、非常時における脱出用の操作に手間と
時間を要するおそれがあった。また、収納ケースは比較
的重量があるので、子供や年配者にとっては脱出準備を
行うことが容易ではなかった。さらに、この種の避難装
置では、室内側にデッドスペースが生じるという不都合
があった。
5656号公報に示す避難装置は、ベランダがない場合
でも設置可能であるが、室内側に位置する収納ケースを
支持具より引き出し、反転させて室外側に突出させた
後、収納ケースの扉を開いて折畳まれた状態の避難梯子
を伸長するため、非常時における脱出用の操作に手間と
時間を要するおそれがあった。また、収納ケースは比較
的重量があるので、子供や年配者にとっては脱出準備を
行うことが容易ではなかった。さらに、この種の避難装
置では、室内側にデッドスペースが生じるという不都合
があった。
【0008】この発明は上記事情に鑑みなされたもの
で、建物における窓等の開口の外壁側に取付けることが
でき、子供や年配者でも脱出用の操作を容易に行え、迅
速に避難を行うことができ、さらには、室内側にデッド
スペースが生じることもない避難装置を提供することを
目的とするものである。
で、建物における窓等の開口の外壁側に取付けることが
でき、子供や年配者でも脱出用の操作を容易に行え、迅
速に避難を行うことができ、さらには、室内側にデッド
スペースが生じることもない避難装置を提供することを
目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明の避難装置は、建物における窓等の開口の
下部外壁側に設けられ、水平方向に所定角度回転可能な
収納体と、上記収納体内に折畳まれて収納され、使用状
態において伸長降下される避難梯子と、上記収納体の外
面に被着され、収納体より上部に突出するカバー体と、
上記カバー体における上記開口と対向する位置に形成さ
れる採光部とを有することを特徴とするものである。
に、この発明の避難装置は、建物における窓等の開口の
下部外壁側に設けられ、水平方向に所定角度回転可能な
収納体と、上記収納体内に折畳まれて収納され、使用状
態において伸長降下される避難梯子と、上記収納体の外
面に被着され、収納体より上部に突出するカバー体と、
上記カバー体における上記開口と対向する位置に形成さ
れる採光部とを有することを特徴とするものである。
【0010】この発明において、好ましくは上記収納体
の上部に手掛部を設ける方がよい。この場合、手掛部を
収納体の上部から採光部の外周に沿って形成すれば、手
掛部が採光の妨げにならない点でより好ましい。
の上部に手掛部を設ける方がよい。この場合、手掛部を
収納体の上部から採光部の外周に沿って形成すれば、手
掛部が採光の妨げにならない点でより好ましい。
【0011】
【作用】上記のように構成されるこの発明の避難装置に
よれば、避難時には、建物における窓等の開口から収納
体を所定角度回転し、収納体内に折畳まれて収納された
避難梯子を伸長降下することにより、窓等の開口から地
上に避難することができる。この場合、収納体より上部
に突出するカバー体により避難者の視界が遮られるの
で、降下の際の恐怖心が和らげられ、安全に避難でき
る。
よれば、避難時には、建物における窓等の開口から収納
体を所定角度回転し、収納体内に折畳まれて収納された
避難梯子を伸長降下することにより、窓等の開口から地
上に避難することができる。この場合、収納体より上部
に突出するカバー体により避難者の視界が遮られるの
で、降下の際の恐怖心が和らげられ、安全に避難でき
る。
【0012】また、収納体の上部に手掛部を設けること
により、避難者が手掛部を持って避難梯子に乗り移るこ
とができるので、さらに安全に避難できる。
により、避難者が手掛部を持って避難梯子に乗り移るこ
とができるので、さらに安全に避難できる。
【0013】また、収納体を建物の外壁側に設けること
により、ベランダ等のない建物や既存の建物にも設置で
きる。
により、ベランダ等のない建物や既存の建物にも設置で
きる。
【0014】また、カバー体における窓等の開口と対向
する位置に採光部を形成することにより、不使用時にお
いても窓等の開口からの視界や採光を妨げることがな
い。このため、建物と避難装置との調和を図ることがで
きる。
する位置に採光部を形成することにより、不使用時にお
いても窓等の開口からの視界や採光を妨げることがな
い。このため、建物と避難装置との調和を図ることがで
きる。
【0015】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基いて詳細
に説明する。
に説明する。
【0016】図1にはこの発明の避難装置における収納
状態の概略斜視図、図2には使用状態の概略斜視図が示
されている。
状態の概略斜視図、図2には使用状態の概略斜視図が示
されている。
【0017】この発明の避難装置は、建物10における
窓12の下部外壁14側に設けられて水平方向に所定角
度回転可能な収納体16と、収納体16内に折畳まれて
収納されると共に使用状態において伸長降下される避難
梯子18と、収納体16の外面に被着され、収納体16
より上部に突出するカバー体15とで主要部が構成され
ている。そして、カバー体15における窓12と対向す
る位置には採光部17が形成されており、収納体16の
上部には手掛部21が取付けられている。
窓12の下部外壁14側に設けられて水平方向に所定角
度回転可能な収納体16と、収納体16内に折畳まれて
収納されると共に使用状態において伸長降下される避難
梯子18と、収納体16の外面に被着され、収納体16
より上部に突出するカバー体15とで主要部が構成され
ている。そして、カバー体15における窓12と対向す
る位置には採光部17が形成されており、収納体16の
上部には手掛部21が取付けられている。
【0018】収納体16は、図3に示すように、蝶番2
0,20を介して建物の柱22に回転可能に支持されて
いる。この場合、収納体16に一端が枢着されたアーム
状の止め具23の他端に設けられた係止突起23aが、
外壁14に取付けられた取付枠19の上面に設けられた
案内溝25に摺動可能に係合すると共に、案内溝25の
一端に設けられた係止段部25aに係止され、平面より
見て窓12に対して約70度の角度で開かれた状態で固
定されるようになっている。
0,20を介して建物の柱22に回転可能に支持されて
いる。この場合、収納体16に一端が枢着されたアーム
状の止め具23の他端に設けられた係止突起23aが、
外壁14に取付けられた取付枠19の上面に設けられた
案内溝25に摺動可能に係合すると共に、案内溝25の
一端に設けられた係止段部25aに係止され、平面より
見て窓12に対して約70度の角度で開かれた状態で固
定されるようになっている。
【0019】また、収納体16は、図4に示すように、
スチ−ル等で略矩形状に形成された中空断面の構造材1
6aと、構造材16aの上端位置より手前側に突出する
コ字状の足掛部24と、構造材16aの中央部に取付け
られて避難梯子18を支持する支持部26と、構造材1
6aの両側および背面に取り付けられる側板28および
裏板29とで構成されており、図2,図6,図7のよう
に収納体16の上部にはカバー体15の採光部17の外
周に沿って手掛部21が取り付けられている。
スチ−ル等で略矩形状に形成された中空断面の構造材1
6aと、構造材16aの上端位置より手前側に突出する
コ字状の足掛部24と、構造材16aの中央部に取付け
られて避難梯子18を支持する支持部26と、構造材1
6aの両側および背面に取り付けられる側板28および
裏板29とで構成されており、図2,図6,図7のよう
に収納体16の上部にはカバー体15の採光部17の外
周に沿って手掛部21が取り付けられている。
【0020】このように、手掛部21は収納体16上部
から採光部17の外周に沿って形成されており、カバー
体15で隠れるので、外側から見えることはなく、これ
により外観を損ねることはない。
から採光部17の外周に沿って形成されており、カバー
体15で隠れるので、外側から見えることはなく、これ
により外観を損ねることはない。
【0021】避難梯子18は、図5乃至図7に示すよう
に、径の異なる複数の中空摺動杆30をテレスコ−プ状
に伸縮し得るように嵌合連接し、各中空摺動杆30の下
端両側に横方向へ突出する踏板32を取付けて構成され
ており、使用状態において伸長降下されるように構成さ
れている。
に、径の異なる複数の中空摺動杆30をテレスコ−プ状
に伸縮し得るように嵌合連接し、各中空摺動杆30の下
端両側に横方向へ突出する踏板32を取付けて構成され
ており、使用状態において伸長降下されるように構成さ
れている。
【0022】避難梯子18の最上端には緩降装置34が
設けられている。緩降装置34は、最下端の中空摺動杆
30に一端が緊着されるワイヤーロープ38の他端を巻
回する図示しない巻取ドラムと、この巻取ドラムと同軸
上に装着される図示しない遠心ブレーキとで構成されて
おり、この緩降装置34により、避難梯子18が伸長降
下する際の下降速度が制御される。
設けられている。緩降装置34は、最下端の中空摺動杆
30に一端が緊着されるワイヤーロープ38の他端を巻
回する図示しない巻取ドラムと、この巻取ドラムと同軸
上に装着される図示しない遠心ブレーキとで構成されて
おり、この緩降装置34により、避難梯子18が伸長降
下する際の下降速度が制御される。
【0023】上記巻取ドラムと同軸上にはラチェット機
構36が設けられている。このラチェット機構36は、
図7に示すように、巻取ドラムと同軸上の爪車40と、
爪車40に係脱可能に係合するストップレバー36aと
で構成されている。そして、避難時には、収納体16を
開いて階下の安全を確認してからストップレバー36a
を倒し、ラチェット機構36を解いて避難梯子18を構
成する各中空摺動杆30をテレスコープ状に伸長させ
る。
構36が設けられている。このラチェット機構36は、
図7に示すように、巻取ドラムと同軸上の爪車40と、
爪車40に係脱可能に係合するストップレバー36aと
で構成されている。そして、避難時には、収納体16を
開いて階下の安全を確認してからストップレバー36a
を倒し、ラチェット機構36を解いて避難梯子18を構
成する各中空摺動杆30をテレスコープ状に伸長させ
る。
【0024】なお、図示しないハンドルを爪車40に差
し込んで巻取ドラムを回転することによりワイヤ−ロ−
プ38を巻き上げると、最下端の中空摺動杆30が上方
に移動し、避難梯子18は伸長された状態から折畳まれ
た状態に戻る。
し込んで巻取ドラムを回転することによりワイヤ−ロ−
プ38を巻き上げると、最下端の中空摺動杆30が上方
に移動し、避難梯子18は伸長された状態から折畳まれ
た状態に戻る。
【0025】カバー体15は、図8に示すように、略矩
形状の枠体42と、この枠体42の一側に張設される表
面パネル44と、表面パネル44の裏面側において縦横
に連続する多数のリブ46とを有する合成樹脂製部材に
て形成される。また、カバー体15における上部位置に
は開口48が形成されており、この開口48の内周面に
は溝50が形成されている。そして、この溝50には合
成樹脂製で透明または半透明のパネル17が嵌め込まれ
ており、このパネル17によって採光部が形成されてい
る。したがって、不使用状態においてカバー体15が窓
12の前方に位置しても、室内からの視界を遮ることが
なく、また、室外からの採光に支障をきたすことがな
い。また、収納体16の外面をカバー体15で覆うこと
により、外壁14に避難装置を設けても建物10の外観
を損なうことはない。さらに、避難梯子18に乗り移る
際にカバー体15で視界が遮られるので、恐怖心が和ら
げられ、安全に避難することができる。
形状の枠体42と、この枠体42の一側に張設される表
面パネル44と、表面パネル44の裏面側において縦横
に連続する多数のリブ46とを有する合成樹脂製部材に
て形成される。また、カバー体15における上部位置に
は開口48が形成されており、この開口48の内周面に
は溝50が形成されている。そして、この溝50には合
成樹脂製で透明または半透明のパネル17が嵌め込まれ
ており、このパネル17によって採光部が形成されてい
る。したがって、不使用状態においてカバー体15が窓
12の前方に位置しても、室内からの視界を遮ることが
なく、また、室外からの採光に支障をきたすことがな
い。また、収納体16の外面をカバー体15で覆うこと
により、外壁14に避難装置を設けても建物10の外観
を損なうことはない。さらに、避難梯子18に乗り移る
際にカバー体15で視界が遮られるので、恐怖心が和ら
げられ、安全に避難することができる。
【0026】次に、実施例における避難装置の使用手順
について説明する。
について説明する。
【0027】避難時には、まず窓を開け、カバー体15
と一体の収納体16を外側に押して回転させる。する
と、収納体16に取付けられたアーム状の止め具23の
係止突起23aが、取付枠19に形成された案内溝25
の係止段部25aに陥入し、収納体16は、図3に示す
ように窓12に対し約70度の角度をなす位置で固定さ
れる。このように避難用のスペースを必要最小限として
あるので、避難梯子18へ乗り移る際の恐怖心が減少
し、乗り移り動作をより安全に行える。
と一体の収納体16を外側に押して回転させる。する
と、収納体16に取付けられたアーム状の止め具23の
係止突起23aが、取付枠19に形成された案内溝25
の係止段部25aに陥入し、収納体16は、図3に示す
ように窓12に対し約70度の角度をなす位置で固定さ
れる。このように避難用のスペースを必要最小限として
あるので、避難梯子18へ乗り移る際の恐怖心が減少
し、乗り移り動作をより安全に行える。
【0028】その後、階下の安全を確認してからラチェ
ット機構36を解いて各中空摺動杆30をテレスコープ
状に伸長させて最下端の踏板32を支持地盤上に設置さ
せる。そして、収納体16上部の手掛部21に手を掛
け、収納体16上端の足掛部24に足を掛けて窓12か
ら避難梯子18に乗り移って避難する。
ット機構36を解いて各中空摺動杆30をテレスコープ
状に伸長させて最下端の踏板32を支持地盤上に設置さ
せる。そして、収納体16上部の手掛部21に手を掛
け、収納体16上端の足掛部24に足を掛けて窓12か
ら避難梯子18に乗り移って避難する。
【0029】避難梯子18を収納する場合には、避難梯
子18の最上端の爪車40にハンドルを差し込んで巻取
ドラムを回転することにより、ワイヤーロープ38を巻
き上げればよい。
子18の最上端の爪車40にハンドルを差し込んで巻取
ドラムを回転することにより、ワイヤーロープ38を巻
き上げればよい。
【0030】上記のように構成されたこの発明の避難装
置によれば、避難梯子18が折畳まれて収納された収納
体16が、建物10における窓12下部の外壁14に設
けられているので、避難梯子18の設置操作を容易にし
かも短時間で行える。このため、子供や年配者でも脱出
用の操作を容易に行え、迅速に避難を行うことができ
る。また、収納体16を建物10の外壁14側に設ける
ことにより、ベランダ等のない建物や既存の建物にも設
置でき、避難装置を設置するためのスペースを室内側に
設ける必要もない。
置によれば、避難梯子18が折畳まれて収納された収納
体16が、建物10における窓12下部の外壁14に設
けられているので、避難梯子18の設置操作を容易にし
かも短時間で行える。このため、子供や年配者でも脱出
用の操作を容易に行え、迅速に避難を行うことができ
る。また、収納体16を建物10の外壁14側に設ける
ことにより、ベランダ等のない建物や既存の建物にも設
置でき、避難装置を設置するためのスペースを室内側に
設ける必要もない。
【0031】なお、上記実施例では、避難梯子18は、
径の異なる複数の中空摺動杆30をテレスコ−プ状に嵌
合連接し、各中空摺動杆30の下端両側に横方向へ突出
する踏板32を取付けて構成されているが、これに限定
されることはない。すなわち、避難梯子は、複数の縦桟
をパンタグラフ状に連結してなる上下方向に伸縮可能な
左右一対の伸縮体と、この伸縮体間の適宜位置に配設さ
れ縦桟に連結された複数の足掛け用横桟とで構成するこ
ともできる。
径の異なる複数の中空摺動杆30をテレスコ−プ状に嵌
合連接し、各中空摺動杆30の下端両側に横方向へ突出
する踏板32を取付けて構成されているが、これに限定
されることはない。すなわち、避難梯子は、複数の縦桟
をパンタグラフ状に連結してなる上下方向に伸縮可能な
左右一対の伸縮体と、この伸縮体間の適宜位置に配設さ
れ縦桟に連結された複数の足掛け用横桟とで構成するこ
ともできる。
【0032】
【発明の効果】以上に説明したように、この発明の避難
装置によれば上記のように構成されているので、以下の
ような効果が得られる。
装置によれば上記のように構成されているので、以下の
ような効果が得られる。
【0033】1)請求項1記載の避難装置によれば、避
難梯子が折畳まれて収納された収納体が、建物における
開口の下部の外壁に設けられているので、避難梯子の設
置操作を容易にしかも短時間で行え、安全かつ迅速に避
難を行うことができる。また、収納体を建物の外壁側に
設けるので、ベランダ等のない建物や既存の建物にも容
易に設置できる。しかも、避難装置を設置するためのス
ペースを室内側に設ける必要がないので、室内のスペー
スの有効利用が図れる。
難梯子が折畳まれて収納された収納体が、建物における
開口の下部の外壁に設けられているので、避難梯子の設
置操作を容易にしかも短時間で行え、安全かつ迅速に避
難を行うことができる。また、収納体を建物の外壁側に
設けるので、ベランダ等のない建物や既存の建物にも容
易に設置できる。しかも、避難装置を設置するためのス
ペースを室内側に設ける必要がないので、室内のスペー
スの有効利用が図れる。
【0034】また、収納体の外面はカバー体で覆われて
おり、カバー体における建物の開口と対向する位置には
採光部が形成されているので、外壁に避難装置を設けて
も建物の外観を損なうことはなく、開口の採光を妨げた
り視界を遮ることはない。さらに、避難梯子に乗り移る
際にカバー体で視界が遮られるので、恐怖心が和らげら
れ、より安全に避難を行うことができる。
おり、カバー体における建物の開口と対向する位置には
採光部が形成されているので、外壁に避難装置を設けて
も建物の外観を損なうことはなく、開口の採光を妨げた
り視界を遮ることはない。さらに、避難梯子に乗り移る
際にカバー体で視界が遮られるので、恐怖心が和らげら
れ、より安全に避難を行うことができる。
【0035】2)請求項2記載の避難装置によれば、収
納体の上部には手掛部が取付けられているので、手掛部
に手を掛けることにより、開口から避難梯子に容易に乗
り移ることができる。また、手掛部は収納体上部から採
光部の外周に沿って形成されており、カバー体で隠れる
ので、外側から見えることはなく、これにより外観を損
ねることはない。
納体の上部には手掛部が取付けられているので、手掛部
に手を掛けることにより、開口から避難梯子に容易に乗
り移ることができる。また、手掛部は収納体上部から採
光部の外周に沿って形成されており、カバー体で隠れる
ので、外側から見えることはなく、これにより外観を損
ねることはない。
【図1】この発明の避難装置の収納状態における全体を
示す概略斜視図である。
示す概略斜視図である。
【図2】この発明の避難装置の使用状態における全体を
示す概略斜視図である。
示す概略斜視図である。
【図3】この発明における避難装置の使用状態を示す平
面図である。
面図である。
【図4】この発明における収納体の構成を示す斜視図で
ある。
ある。
【図5】この発明における避難装置の使用状態を示す正
面図である。
面図である。
【図6】図5の要部を示す側面図である。
【図7】図6の要部拡大図である。
【図8】この発明におけるカバー体の構成を示す断面斜
視図である。
視図である。
10 建物 12 窓(開口) 14 外壁 15 カバー体 16 収納体 17 パネル(採光部) 18 避難梯子 21 手掛部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭53−82095(JP,A) 特開 昭51−106398(JP,A) 実開 昭59−140700(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A62B 5/00 E06C 9/06 E06C 9/12
Claims (2)
- 【請求項1】 建物における窓等の開口の下部外壁側に
設けられ、水平方向に所定角度回転可能な収納体と、 上記収納体内に折畳まれて収納され、使用状態において
伸長降下される避難梯子と、 上記収納体の外面に被着され、収納体より上部に突出す
るカバー体と、 上記カバー体における上記開口と対向する位置に形成さ
れる採光部とを有する、ことを特徴とする避難装置。 - 【請求項2】 収納体の上部から採光部の外周に沿って
手掛部を形成したことを特徴とする請求項1記載の避難
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12186593A JP3234934B2 (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | 避難装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12186593A JP3234934B2 (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | 避難装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06285177A JPH06285177A (ja) | 1994-10-11 |
JP3234934B2 true JP3234934B2 (ja) | 2001-12-04 |
Family
ID=14821846
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12186593A Expired - Fee Related JP3234934B2 (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | 避難装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3234934B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4584345B1 (ja) * | 2009-12-14 | 2010-11-17 | 真盛 野中 | ベランダ用避難装置 |
JP5394422B2 (ja) * | 2010-04-27 | 2014-01-22 | 株式会社エステック | 可動梯子 |
CN103599598B (zh) * | 2013-11-29 | 2016-08-17 | 朱戈墨 | 一种楼房逃生装置 |
-
1993
- 1993-03-31 JP JP12186593A patent/JP3234934B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06285177A (ja) | 1994-10-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101065487B1 (ko) | 피난용 사다리 | |
KR101099760B1 (ko) | 화재 피난용 안전 난간대 | |
US5127491A (en) | Terra firma exterior-mount fire/rescue elevator | |
US4079812A (en) | Movable shelter floor type emergency escape | |
KR101131484B1 (ko) | 긴급대피용 피난장치 | |
JP3234934B2 (ja) | 避難装置 | |
JP6593818B1 (ja) | 防災扉 | |
US5018600A (en) | Extendible ladder | |
KR102037262B1 (ko) | 건축용 베란다 안전난간 | |
KR101944474B1 (ko) | 옥외 탈출용 수직구조대 | |
KR101171248B1 (ko) | 고층 건물의 화재 피난장치 | |
US20070193823A1 (en) | Emergency exit window with anti-stealage function | |
JP2004324283A (ja) | 避難用梯子 | |
KR101793211B1 (ko) | 주택용 소방 완강기 | |
JPH055978B2 (ja) | ||
KR102603237B1 (ko) | 비상탈출 사다리용 완강 어셈블리 및 이를 이용한 비상탈출 사다리 장치 | |
JP3234935B2 (ja) | 避難装置 | |
JP3790732B2 (ja) | 避難梯子装置 | |
KR102528446B1 (ko) | 연결이 용이한 아파트용 연결형 난간 | |
JPS59680B2 (ja) | ダツシユツソウチ | |
JPH0332375Y2 (ja) | ||
RU2304991C1 (ru) | Спасательный комплекс | |
JPS5834146B2 (ja) | 建物用避難装置 | |
JP3040628B2 (ja) | 天井収納梯子 | |
JP3089606U (ja) | 避難ハッチ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20010829 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |