JPH0725963Y2 - 緊急避難装置 - Google Patents
緊急避難装置Info
- Publication number
- JPH0725963Y2 JPH0725963Y2 JP12917589U JP12917589U JPH0725963Y2 JP H0725963 Y2 JPH0725963 Y2 JP H0725963Y2 JP 12917589 U JP12917589 U JP 12917589U JP 12917589 U JP12917589 U JP 12917589U JP H0725963 Y2 JPH0725963 Y2 JP H0725963Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- evacuation
- cage
- building
- shaft
- attached
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Emergency Lowering Means (AREA)
- Types And Forms Of Lifts (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、高層ビルの火災等の緊急時に多数の人を安全
に救出するための緊急避難装置に関し、特に、地上から
の梯子の届かない高所からの自力脱出装置として使用さ
れることを目的とするものである。
に救出するための緊急避難装置に関し、特に、地上から
の梯子の届かない高所からの自力脱出装置として使用さ
れることを目的とするものである。
より具体的には、本考案は、避難ケージの降下速度の変
速機構を備え、ダンピングの調節が可能で、また降下途
中に任意の位置で停止でき、ビル側へ向けて引き倒し可
能な救出扉を用いて、降下途中での救出も可能であり、
避難ケージを2本のワイヤロープで吊るしてあるため安
定性に優れ、火炎を避けるため自力で降下速度を調整し
つゝ脱出することができる等々多くの機能を備え、老
人、婦女子、負傷者等も安全に救出することの可能な緊
急避難装置に関する。
速機構を備え、ダンピングの調節が可能で、また降下途
中に任意の位置で停止でき、ビル側へ向けて引き倒し可
能な救出扉を用いて、降下途中での救出も可能であり、
避難ケージを2本のワイヤロープで吊るしてあるため安
定性に優れ、火炎を避けるため自力で降下速度を調整し
つゝ脱出することができる等々多くの機能を備え、老
人、婦女子、負傷者等も安全に救出することの可能な緊
急避難装置に関する。
〔従来の技術〕 産業社会の発達、都市部への人口集中と建築技術の急速
な進歩に伴い、建物は益々高層化してゆく傾向にある。
然しながら、このような高層ビルで火災等が発生した場
合の生命、財産の安全対策は必ずしも充分ではない。
な進歩に伴い、建物は益々高層化してゆく傾向にある。
然しながら、このような高層ビルで火災等が発生した場
合の生命、財産の安全対策は必ずしも充分ではない。
即ち、消防車の梯子は、その折畳み時の体積、使用時の
安全性、脱出者が受ける心理的不安等々の要因から、余
り高くすることはできず、近年の高層ビル火災時におけ
る消火、救出作業には必ずしも充分に対応することがで
きなくなっている。実際、最近発生したビル火災におい
ても数人の死傷者が発生した。
安全性、脱出者が受ける心理的不安等々の要因から、余
り高くすることはできず、近年の高層ビル火災時におけ
る消火、救出作業には必ずしも充分に対応することがで
きなくなっている。実際、最近発生したビル火災におい
ても数人の死傷者が発生した。
現在の高層ビルはすべて各階に消防設備等を設置するこ
とが義務づけられているが、緊急時の避難設備は必ずし
も充分とはいえず、また避難設備が備えられていても、
一般の人々はその使用方法を熟知しておらず、特に火災
発生により心理的にも動揺している状態にあっては、こ
れらの避難器具を有効に使用できず、その機能が充分に
発揮されれないことが多い。
とが義務づけられているが、緊急時の避難設備は必ずし
も充分とはいえず、また避難設備が備えられていても、
一般の人々はその使用方法を熟知しておらず、特に火災
発生により心理的にも動揺している状態にあっては、こ
れらの避難器具を有効に使用できず、その機能が充分に
発揮されれないことが多い。
また、下層階から炎上する火煙を逃れて、大多数の者は
とりあえず屋上に集結してヘリコプターによる救出に待
つことになるが、火炎が上層階まで及ぶとヘリコプター
自体が引火性の燃料を抱えているため、屋上への接近が
困難かつ危険となり、その救出作業にも限界があった。
とりあえず屋上に集結してヘリコプターによる救出に待
つことになるが、火炎が上層階まで及ぶとヘリコプター
自体が引火性の燃料を抱えているため、屋上への接近が
困難かつ危険となり、その救出作業にも限界があった。
かゝる点に鑑み、ビルの屋上に緊急脱出用の避難装置が
設置されるようになった。然しながら、これまでの斯種
の避難装置には次のような問題点があった。
設置されるようになった。然しながら、これまでの斯種
の避難装置には次のような問題点があった。
即ち、ビルの屋上等に設置されている従来の脱出装置の
下降速度は余りに速く、その速度を調節することができ
ないため、避難する者に必要以上の不安を与えている。
例えば、負傷者、老人、婦女子、病人等が避難する場合
においても、速度の変更ができず、また降下途中で一時
停止してビルの途中の階層からの救出を行なうことも不
可能である。
下降速度は余りに速く、その速度を調節することができ
ないため、避難する者に必要以上の不安を与えている。
例えば、負傷者、老人、婦女子、病人等が避難する場合
においても、速度の変更ができず、また降下途中で一時
停止してビルの途中の階層からの救出を行なうことも不
可能である。
又、これらの装置の避難ケージは1本のワイヤで吊り下
げられているため、風や、重量の不均等(乗り込んだ人
々が心理的に動揺して装置内部で動くことにより一層助
長される。)により、降下途中で装置が傾いたり旋回し
たりして非常に危険である。
げられているため、風や、重量の不均等(乗り込んだ人
々が心理的に動揺して装置内部で動くことにより一層助
長される。)により、降下途中で装置が傾いたり旋回し
たりして非常に危険である。
また、これらの装置の降下速度は非常に速く、これをコ
ントロールすることもできないため、脱出者の不安は大
きく、特に老人、婦女子においてこれが大きい。
ントロールすることもできないため、脱出者の不安は大
きく、特に老人、婦女子においてこれが大きい。
更にまた、このような装置は1つのビルに通常1基しか
設置されていないため、これを何度も上げ下げしなけれ
ばならず、大量かつ迅速な救助活動を行なうことはでき
ない。
設置されていないため、これを何度も上げ下げしなけれ
ばならず、大量かつ迅速な救助活動を行なうことはでき
ない。
また、ビルの壁面に近接して降下するので、窓等から噴
出する火炎に曝され、またこれを避けることも不可能で
あるため、脱出者は負傷し易く、心理的動揺も大きい。
出する火炎に曝され、またこれを避けることも不可能で
あるため、脱出者は負傷し易く、心理的動揺も大きい。
そして、これらの装置の最大の欠点は、降下途中で任意
の位置で停止して、ビルの中間の階層で救助を求める人
々を救出し得ないという点である。即ち、これらの装置
はビルの屋上まで一時的に避難し得た人々だけを乗せて
降下、救出し得るに過ぎない。然しながら、火煙による
通路の遮断、屋上までの階数の多さ(例えば40階建ての
ビルの20階から屋上まで)等により屋上まで到達できな
い場合も多く、これまでの装置ではそのような人々を途
中で救出することはできなかった。
の位置で停止して、ビルの中間の階層で救助を求める人
々を救出し得ないという点である。即ち、これらの装置
はビルの屋上まで一時的に避難し得た人々だけを乗せて
降下、救出し得るに過ぎない。然しながら、火煙による
通路の遮断、屋上までの階数の多さ(例えば40階建ての
ビルの20階から屋上まで)等により屋上まで到達できな
い場合も多く、これまでの装置ではそのような人々を途
中で救出することはできなかった。
本考案者は、叙上の問題点を解決するため鋭意研究努力
を重ねた結果、このような高層ビル火災時において、多
数の人々を迅速且つ安全に救助し、その生命財産の安全
を図り得る多くの優れた機能を有する緊急避難装置を完
成するに至った。
を重ねた結果、このような高層ビル火災時において、多
数の人々を迅速且つ安全に救助し、その生命財産の安全
を図り得る多くの優れた機能を有する緊急避難装置を完
成するに至った。
即ち、本考案の主要な目的は、ビル火災発生時に多数の
人々を安全に救出し得る多機能の緊急避難装置を提供す
ることにあり、特に降下速度のコントロール機構を備
え、降下速度を適正に調節して避難者に不要の心理的動
揺を与えることのない緊急避難装置を提供することにあ
る。
人々を安全に救出し得る多機能の緊急避難装置を提供す
ることにあり、特に降下速度のコントロール機構を備
え、降下速度を適正に調節して避難者に不要の心理的動
揺を与えることのない緊急避難装置を提供することにあ
る。
本考案のもう一つの目的は、ビルの屋上や途中階に設置
した避難ケージをビルの外へ押し出す際に、円滑かつ安
全に降下を開始し得る緊急避難装置を提供することにあ
る。
した避難ケージをビルの外へ押し出す際に、円滑かつ安
全に降下を開始し得る緊急避難装置を提供することにあ
る。
本考案のもう一つの目的は、避難ケージを2本のワイヤ
ロープによって吊り下げることにより、避難ケージの揺
れや回転を防止し得る緊急避難装置を提供することにあ
る。
ロープによって吊り下げることにより、避難ケージの揺
れや回転を防止し得る緊急避難装置を提供することにあ
る。
本考案のもう一つの目的は、避難ケージ内にロープ巻取
り駆動用モータを備え、一旦地上まで降下した避難ケー
ジを屋上等まで再度引き上げる作業を容易かつ迅速なら
しめることにある。
り駆動用モータを備え、一旦地上まで降下した避難ケー
ジを屋上等まで再度引き上げる作業を容易かつ迅速なら
しめることにある。
本考案のもう一つの目的は、避難ケージの降下途中にお
ける停止機構を備え、これにより途中階における被災者
の救出を行ない得る緊急避難装置を提供することにあ
る。
ける停止機構を備え、これにより途中階における被災者
の救出を行ない得る緊急避難装置を提供することにあ
る。
本考案のもう一つの目的は、救出扉の片側の縦フレーム
を回動自在に支承することにより、これを軸として通常
の扉と同様に開閉し得ると共に、上記縦フレームの下端
を避難ケージの下壁板近くに設けた横シャフトを軸とし
て回動可能なよう構成し、ビルの途中階で停止して被害
者の救出を行なう際に、救出扉を外側に引き倒して途中
階のベランダ等に掛け渡し、途中階の人々の救助を安全
かつ容易に行ない得る避難ケージを提供することにあ
る。
を回動自在に支承することにより、これを軸として通常
の扉と同様に開閉し得ると共に、上記縦フレームの下端
を避難ケージの下壁板近くに設けた横シャフトを軸とし
て回動可能なよう構成し、ビルの途中階で停止して被害
者の救出を行なう際に、救出扉を外側に引き倒して途中
階のベランダ等に掛け渡し、途中階の人々の救助を安全
かつ容易に行ない得る避難ケージを提供することにあ
る。
上記の目的は、下記(a)項ないし(h)項記載の構成
要素を備えた緊急避難装置、即ち、 (a)2本のワイヤロープにより吊り下げられ、底部に
は車輪が取り付けられると共に、ビルの壁面と対向する
側に設けた出入口には救出扉が取り付けられ、内部には
避難者を収容する内部空間とその床下に所要の機械室と
が設けられた1基ないし複数基の避難ケージと、 (b)ビルの屋上もしくは所望の階層に設置され、上記
1基ないし複数基の避難ケージを格納すると共に、上記
避難ケージの車輪をそれぞれ誘導する一対の下側ガイド
レールと、避難ケージを吊り下げる2本のワイヤロープ
の上端の保持具をそれぞれ誘導する一対の上側ガイドレ
ールとを有し、少なくとも使用時には上記避難ケージを
ビルの壁面より外側へ誘導可能なよう上記下側ガイドレ
ールはビルの壁面より外側へ突出し、上記上側ガイドレ
ールは下側ガイドレールより更に外側へ突出して、上記
ワイヤロープより避難ケージをビルの壁面より充分離れ
た位置に吊り下げ得るよう構成されたケージ格納フレー
ムと、 (c)上記避難ケージ内に設けられ、その底部に設けた
上記車輪を上記内部空間から手動により回転させる車輪
操作機構と、 (d)上記避難ケージの機械室内に設けられ、上記2本
のワイヤロープの下端をそれぞれ個別に巻き付ける2つ
のロープ巻付け部が一体的に形成され、これを一方へ回
転させれば2本のワイヤロープがいずれも巻き取られ、
逆方向へ回転させれば2本のワイヤロープがいずれも引
き出されるよう構成され、これから引き出されたそれぞ
れのワイヤロープの上端は避難ケージの両側に取り付け
た一対のプーリを経て上記保持具により上記ケージ格納
フレームの一対の上側ガイドレールにそれぞれ連結され
るように構成されたロープ巻付けドラムと、 (e)上記避難ケージの機械室内に設けられ、上記ロー
プ巻付けドラムの軸芯シャフトに所望の減速機構を介し
て連結されたロープ巻取り駆動用モータと、 (f)上記避難ケージの機械室内に設けられ、上記ロー
プ巻付けドラムの軸芯シャフトに連結された回転盤に上
記内部空間から外力を加えることにより上記ロープ巻付
けドラムのワイヤロープ引出し時の回転速度を制御する
変速機構と、 (g)上記避難ケージの機械室内に設けられ、上記ロー
プ巻付けドラムの軸芯シャフトに所望の減速機構を介し
て連結された制動ディスクと、これに上記内部空間から
の操作により摩擦力を加える制動片とから成り、上記ロ
ープ巻付けドラムのワイヤロープ引出し時の回転を阻止
することにより避難ケージの降下を一時的に停止させる
途中停止機構と、 (h)上記救出扉の縦方向の一方の側辺に沿って取り付
けられた縦フレームと、上記縦フレームの上端近傍を縦
フレームを軸中心に回動自在に保持するリング部材と、
上記縦フレームの下端を縦フレームの軸中心に回動自在
に保持するジョイント部材と、上記ジョイント部材に上
記縦フレームと直角方向に取り付けられ上記ジョイント
部材がこれに対して回動可能な横シャフトと、上記縦フ
レームの上端近傍を保持する上記リング部材を避難ケー
ジから引き離しかつ引き戻し可能に保持する内部空間か
ら操作可能な操作ロープとから成る救出扉開閉操作機構
と、 を有する緊急避難装置によって達成し得る。
要素を備えた緊急避難装置、即ち、 (a)2本のワイヤロープにより吊り下げられ、底部に
は車輪が取り付けられると共に、ビルの壁面と対向する
側に設けた出入口には救出扉が取り付けられ、内部には
避難者を収容する内部空間とその床下に所要の機械室と
が設けられた1基ないし複数基の避難ケージと、 (b)ビルの屋上もしくは所望の階層に設置され、上記
1基ないし複数基の避難ケージを格納すると共に、上記
避難ケージの車輪をそれぞれ誘導する一対の下側ガイド
レールと、避難ケージを吊り下げる2本のワイヤロープ
の上端の保持具をそれぞれ誘導する一対の上側ガイドレ
ールとを有し、少なくとも使用時には上記避難ケージを
ビルの壁面より外側へ誘導可能なよう上記下側ガイドレ
ールはビルの壁面より外側へ突出し、上記上側ガイドレ
ールは下側ガイドレールより更に外側へ突出して、上記
ワイヤロープより避難ケージをビルの壁面より充分離れ
た位置に吊り下げ得るよう構成されたケージ格納フレー
ムと、 (c)上記避難ケージ内に設けられ、その底部に設けた
上記車輪を上記内部空間から手動により回転させる車輪
操作機構と、 (d)上記避難ケージの機械室内に設けられ、上記2本
のワイヤロープの下端をそれぞれ個別に巻き付ける2つ
のロープ巻付け部が一体的に形成され、これを一方へ回
転させれば2本のワイヤロープがいずれも巻き取られ、
逆方向へ回転させれば2本のワイヤロープがいずれも引
き出されるよう構成され、これから引き出されたそれぞ
れのワイヤロープの上端は避難ケージの両側に取り付け
た一対のプーリを経て上記保持具により上記ケージ格納
フレームの一対の上側ガイドレールにそれぞれ連結され
るように構成されたロープ巻付けドラムと、 (e)上記避難ケージの機械室内に設けられ、上記ロー
プ巻付けドラムの軸芯シャフトに所望の減速機構を介し
て連結されたロープ巻取り駆動用モータと、 (f)上記避難ケージの機械室内に設けられ、上記ロー
プ巻付けドラムの軸芯シャフトに連結された回転盤に上
記内部空間から外力を加えることにより上記ロープ巻付
けドラムのワイヤロープ引出し時の回転速度を制御する
変速機構と、 (g)上記避難ケージの機械室内に設けられ、上記ロー
プ巻付けドラムの軸芯シャフトに所望の減速機構を介し
て連結された制動ディスクと、これに上記内部空間から
の操作により摩擦力を加える制動片とから成り、上記ロ
ープ巻付けドラムのワイヤロープ引出し時の回転を阻止
することにより避難ケージの降下を一時的に停止させる
途中停止機構と、 (h)上記救出扉の縦方向の一方の側辺に沿って取り付
けられた縦フレームと、上記縦フレームの上端近傍を縦
フレームを軸中心に回動自在に保持するリング部材と、
上記縦フレームの下端を縦フレームの軸中心に回動自在
に保持するジョイント部材と、上記ジョイント部材に上
記縦フレームと直角方向に取り付けられ上記ジョイント
部材がこれに対して回動可能な横シャフトと、上記縦フ
レームの上端近傍を保持する上記リング部材を避難ケー
ジから引き離しかつ引き戻し可能に保持する内部空間か
ら操作可能な操作ロープとから成る救出扉開閉操作機構
と、 を有する緊急避難装置によって達成し得る。
上記の如き構成であれば、ビル火災発生時に多数の人々
を安全かつ迅速に救出し得る多機能の緊急避難装置を提
供し得るものである。
を安全かつ迅速に救出し得る多機能の緊急避難装置を提
供し得るものである。
以下、図面を参照しつゝ本考案の構成を具体的に説明す
る。
る。
第1図は、本考案にかゝる緊急避難装置の一実施例の全
体構成を示す説明図、 第2図は、ビルの途中階において被災者を救出する際の
状態を示す説明図、 第3図は、避難ケージをケージ格納フレーム中に収容し
た状態を正面側から見た説明図、 第4図は、ケージ格納フレームの下側ガイドレールの構
造の詳細を示す説明図、 第5図は、第4図に示した下側ガイドレールの作用を示
す説明図、 第6図は、避難ケージの全体構成を示す説明図、 第7図は、変速機構の一実施例を示す断面図、 第8図は、避難ケージの機械室内に設けられる各種機構
の分解斜視図、 第9図は、第7図に示した変速機構の分解斜視図、 第10図は、救出扉の縦フレームの上端の保持機構の一実
施例を示す断面図、 第11図は、救出扉の縦フレームの上端の保持機構の操作
ロープの取付状態を示す説明図、 第12図は、救出扉の縦フレームの下端を保持するジョイ
ント部材の機能を、縦フレームを立てた状態において示
す説明図、 第13図は、第12図に示したジョイント部材の機能を、縦
フレームを引き倒した状態において示す説明図、 第14図は、救出扉に取り付けた半円形フックの機能を示
す説明図、 第15図は、第14図に示した半円形フックの機能を救出扉
を引き倒した状態において示す説明図、 第16図は、ビルの途中階に設けた本考案にかゝる緊急避
難装置の一実施例の機能を示す説明図、である。
体構成を示す説明図、 第2図は、ビルの途中階において被災者を救出する際の
状態を示す説明図、 第3図は、避難ケージをケージ格納フレーム中に収容し
た状態を正面側から見た説明図、 第4図は、ケージ格納フレームの下側ガイドレールの構
造の詳細を示す説明図、 第5図は、第4図に示した下側ガイドレールの作用を示
す説明図、 第6図は、避難ケージの全体構成を示す説明図、 第7図は、変速機構の一実施例を示す断面図、 第8図は、避難ケージの機械室内に設けられる各種機構
の分解斜視図、 第9図は、第7図に示した変速機構の分解斜視図、 第10図は、救出扉の縦フレームの上端の保持機構の一実
施例を示す断面図、 第11図は、救出扉の縦フレームの上端の保持機構の操作
ロープの取付状態を示す説明図、 第12図は、救出扉の縦フレームの下端を保持するジョイ
ント部材の機能を、縦フレームを立てた状態において示
す説明図、 第13図は、第12図に示したジョイント部材の機能を、縦
フレームを引き倒した状態において示す説明図、 第14図は、救出扉に取り付けた半円形フックの機能を示
す説明図、 第15図は、第14図に示した半円形フックの機能を救出扉
を引き倒した状態において示す説明図、 第16図は、ビルの途中階に設けた本考案にかゝる緊急避
難装置の一実施例の機能を示す説明図、である。
先ず、第1図を参照しつゝ説明する。図中、ケージ格納
フレーム1は、複数本の適宜の長短フレームロッド11,1
2で組み立てられ、各フレームロッドはネジ若しくは溶
接により固定して建物構造とし、ビル9の屋上90の縁近
くに固定設置されている。
フレーム1は、複数本の適宜の長短フレームロッド11,1
2で組み立てられ、各フレームロッドはネジ若しくは溶
接により固定して建物構造とし、ビル9の屋上90の縁近
くに固定設置されている。
このケージ格納フレーム1内には、上下にガイドレール
13及び14(その長さは庫内に収納すべき避難ケージの数
により適宜決定する。)を設け、その伸長部分をビルの
屋上より外へ突き出させ、これにより避難ケージ2が昇
降期間中にビルの壁面と一定の距離を保ち、ビルの壁面
からの突出物や吹き出る火炎を避けられるようになって
いる。上側及び下側ガイドレール13及び14は、それらの
間に収容された避難ケージ2の走行軌道としての役割を
果たし、上側ガイドレール13は、避難ケージ2を吊り下
げるための左右2本のロープ2a及び2bに対応して2本設
けられ、また、下側レール14も避難ケージの左右の車輪
に対応して2本敷設されている。但し、2本の下側ガイ
ドレールのそれぞれは、E字型断面を有する平行間隔の
3重レール141,142,143により構成され(第3図〜第5
図参照)、車輪211はレール142上を、車輪212はレール1
43上を走行するようになっている(第5図参照)。その
場合、それぞれのレール142及び143は車輪211,212の溝2
111′,2121′に嵌まり込み、これにより車輪がレール間
の溝144,145内に侵入した異物の障碍を受けることな
く、又、横方向への車輪の脱落も防止され、安全に走行
できるようになっている。
13及び14(その長さは庫内に収納すべき避難ケージの数
により適宜決定する。)を設け、その伸長部分をビルの
屋上より外へ突き出させ、これにより避難ケージ2が昇
降期間中にビルの壁面と一定の距離を保ち、ビルの壁面
からの突出物や吹き出る火炎を避けられるようになって
いる。上側及び下側ガイドレール13及び14は、それらの
間に収容された避難ケージ2の走行軌道としての役割を
果たし、上側ガイドレール13は、避難ケージ2を吊り下
げるための左右2本のロープ2a及び2bに対応して2本設
けられ、また、下側レール14も避難ケージの左右の車輪
に対応して2本敷設されている。但し、2本の下側ガイ
ドレールのそれぞれは、E字型断面を有する平行間隔の
3重レール141,142,143により構成され(第3図〜第5
図参照)、車輪211はレール142上を、車輪212はレール1
43上を走行するようになっている(第5図参照)。その
場合、それぞれのレール142及び143は車輪211,212の溝2
111′,2121′に嵌まり込み、これにより車輪がレール間
の溝144,145内に侵入した異物の障碍を受けることな
く、又、横方向への車輪の脱落も防止され、安全に走行
できるようになっている。
なお、下側ガイドレール14の3重レール141,142,143
は、避難ケージ2を円滑に降下開始させるため、避難ケ
ージ2の前後車輪211,212間の距離に対応して車輪212に
対応するレール143は車輪211に対応するレール143より
も短く裁断され、これによりこれらの車輪がレールから
離脱する際、両車輪が同時に離脱して、避難ケージが傾
斜したり、大きく揺れたりすることのないように構成さ
れている。そしてこれらのレール142,143の終端部分は
下方へ向けて傾斜した下降誘導レール146,147(第4図
及び第5図参照)として形成され、避難ケージ2が水平
にこの位置まで移動した後、下降誘導レール146,147の
傾斜角度に従ってなだらかに降下を開始するようになっ
ている。また、避難ケージ2が上側ガイドレール13の末
端近くまで移動し、ビルの側面からかなり離れた位置ま
で移動したとき、避難ケージ2をそれ以上押し出さなく
ても、それ以後は避難ケージ2は下降誘導レール146,14
7に沿って自動的に降下、移動できるようになってい
る。
は、避難ケージ2を円滑に降下開始させるため、避難ケ
ージ2の前後車輪211,212間の距離に対応して車輪212に
対応するレール143は車輪211に対応するレール143より
も短く裁断され、これによりこれらの車輪がレールから
離脱する際、両車輪が同時に離脱して、避難ケージが傾
斜したり、大きく揺れたりすることのないように構成さ
れている。そしてこれらのレール142,143の終端部分は
下方へ向けて傾斜した下降誘導レール146,147(第4図
及び第5図参照)として形成され、避難ケージ2が水平
にこの位置まで移動した後、下降誘導レール146,147の
傾斜角度に従ってなだらかに降下を開始するようになっ
ている。また、避難ケージ2が上側ガイドレール13の末
端近くまで移動し、ビルの側面からかなり離れた位置ま
で移動したとき、避難ケージ2をそれ以上押し出さなく
ても、それ以後は避難ケージ2は下降誘導レール146,14
7に沿って自動的に降下、移動できるようになってい
る。
而して、ケージ格納フレーム1から押し出された避難ケ
ージ2は、2本のワイヤロープ2a及び2bにより上側ガイ
ドレール13の外端から吊り下げられる。そのため、従来
の如く1本のワイヤロープにより吊り下げる場合と異な
り、降下途中における避難ケージの揺れ、回転、傾斜等
が防止されるものである。
ージ2は、2本のワイヤロープ2a及び2bにより上側ガイ
ドレール13の外端から吊り下げられる。そのため、従来
の如く1本のワイヤロープにより吊り下げる場合と異な
り、降下途中における避難ケージの揺れ、回転、傾斜等
が防止されるものである。
避難ケージ2には、第6図に示すように、ビルの壁面と
対向する側に出入口25が設けられ、ここには救出扉26が
開閉可能に取り付けられると共に、ケージの内部には避
難者を収容する内部空間209と、その床下には所要の機
械室22とが設けられている。
対向する側に出入口25が設けられ、ここには救出扉26が
開閉可能に取り付けられると共に、ケージの内部には避
難者を収容する内部空間209と、その床下には所要の機
械室22とが設けられている。
避難ケージ2の外面には、金属板その他の耐火性の部材
でカバーするようにし、また望ましくは避難ケージ2の
側壁204の上半部には中空骨材で作製した格子2041を設
け、避難者がここから外の状況を観察できるようにし、
不要の不安を取り除くと共に、ビルの途中階における被
災者の発見を容易ならしめるようにしてある。また、格
子2041より内部には巻上げ式の防火シャッタを設け、火
災が吹き込む危険のある場合にはこれを降ろして火炎や
煙を遮断できるようにする。
でカバーするようにし、また望ましくは避難ケージ2の
側壁204の上半部には中空骨材で作製した格子2041を設
け、避難者がここから外の状況を観察できるようにし、
不要の不安を取り除くと共に、ビルの途中階における被
災者の発見を容易ならしめるようにしてある。また、格
子2041より内部には巻上げ式の防火シャッタを設け、火
災が吹き込む危険のある場合にはこれを降ろして火炎や
煙を遮断できるようにする。
避難ケージ2の側壁204の下半部内側には側室2043が設
けられ、ここに前記車輪211及び212を避難者がケージの
内部空間209内から手動で装置するための機構が設けら
れ、前記ケージ格納フレーム1から自力で脱出できるよ
うになっている。即ち、車輪211及び212の車軸にそれぞ
れスプロケット2111及び2121が取り付けられ、両スプロ
ケットは、内部空間209内に設けたハンドル等の操作具
に連結されたスプロケット214とチェーン215により連結
され、内部空間209内から上記操作具を回すことにより
車輪211及び212が同じ速度で回転せしめられ、避難ケー
ジ2内に乗り込んだ被災者がビルの屋上から自力で脱出
できるようになっている。
けられ、ここに前記車輪211及び212を避難者がケージの
内部空間209内から手動で装置するための機構が設けら
れ、前記ケージ格納フレーム1から自力で脱出できるよ
うになっている。即ち、車輪211及び212の車軸にそれぞ
れスプロケット2111及び2121が取り付けられ、両スプロ
ケットは、内部空間209内に設けたハンドル等の操作具
に連結されたスプロケット214とチェーン215により連結
され、内部空間209内から上記操作具を回すことにより
車輪211及び212が同じ速度で回転せしめられ、避難ケー
ジ2内に乗り込んだ被災者がビルの屋上から自力で脱出
できるようになっている。
而して、避難ケージ2の底部の機械室22内には、ワイヤ
ロープ2a及び2bによる避難ケージの昇降動作を制御する
ため、第8図に示すように、変速機構3、ロープ巻取り
駆動用モータ4、途中停止機構5及びロープ巻付けドラ
ム6等々の各種の機械装置が設けられている。
ロープ2a及び2bによる避難ケージの昇降動作を制御する
ため、第8図に示すように、変速機構3、ロープ巻取り
駆動用モータ4、途中停止機構5及びロープ巻付けドラ
ム6等々の各種の機械装置が設けられている。
避難ケージ2を吊り下げる前記2本のワイヤロープ2a及
び2bは、第6図に示すように、避難ケージ2の上壁板20
7の両側から前記格子2041の中央の格子棒2048内を通過
した後、機械室の両側に設けたプーリ23a及び23bを経
て、機械室内のロープ巻付けドラム6にそれぞれ巻き付
けられるようになっている(第8図参照)。ワイヤロー
プ2a及び2bの上端は、それぞれ保持具13′により上記ケ
ージ格納フレーム1の一対の上側ガイドレール13に支承
され、保持具13′は上側ガイドレール13に沿って移動可
能なよう構成されている。
び2bは、第6図に示すように、避難ケージ2の上壁板20
7の両側から前記格子2041の中央の格子棒2048内を通過
した後、機械室の両側に設けたプーリ23a及び23bを経
て、機械室内のロープ巻付けドラム6にそれぞれ巻き付
けられるようになっている(第8図参照)。ワイヤロー
プ2a及び2bの上端は、それぞれ保持具13′により上記ケ
ージ格納フレーム1の一対の上側ガイドレール13に支承
され、保持具13′は上側ガイドレール13に沿って移動可
能なよう構成されている。
而して、第8図に示すように、ロープ巻付けドラム6
は、2つのロープ巻付け部61,62が一体的に形成され、
これに上記2本のワイヤロープ2a,2bの下端がそれぞれ
個別に巻き付けられると共に、ドラム6を一方へ回転さ
せれば2本のワイヤロープがいずれも同長ずつ巻き取ら
れ、逆方向へ回転させれば2本のワイヤロープがいずれ
も同長ずつ引き出されるよう構成されている。ロープ巻
付け部61,62のロープ収容量はビルの高さによって決定
される。
は、2つのロープ巻付け部61,62が一体的に形成され、
これに上記2本のワイヤロープ2a,2bの下端がそれぞれ
個別に巻き付けられると共に、ドラム6を一方へ回転さ
せれば2本のワイヤロープがいずれも同長ずつ巻き取ら
れ、逆方向へ回転させれば2本のワイヤロープがいずれ
も同長ずつ引き出されるよう構成されている。ロープ巻
付け部61,62のロープ収容量はビルの高さによって決定
される。
上記ロープ巻付けドラム6の片側から伸長する軸芯シャ
フト63には変速機構3が取り付けられ、避難ケージ2の
上記内部空間209内に乗り込んだ避難者の操作により上
記ロープ巻付けドラム6のワイヤロープ引出し時の回転
速度を制御し得るようになっている。
フト63には変速機構3が取り付けられ、避難ケージ2の
上記内部空間209内に乗り込んだ避難者の操作により上
記ロープ巻付けドラム6のワイヤロープ引出し時の回転
速度を制御し得るようになっている。
即ち、当該変速機構3は、その詳細を第9図に示すよう
に、上記ロープ巻付けドラム6の軸芯シャフト63に軸芯
部材33を介して連結される波型ディスク31と、これを収
容する一対のケーシング部材301,302と、上記波型ディ
スク31の波型面311に向けて上記ケーシング部材の側壁
に明けたボール収納孔343と、これに収納され上記波型
ディスク31の波型面311に向けてバネ付勢347されたスチ
ールボール345と、上記ボール収納孔343に上記バネ347
を圧縮するよう外側から差し込まれた作用ピン348と、
上記一対のケーシング部材301,302の外側に上記作用ピ
ン348と接するよう取り付けられその外面にはテーパ面3
49が形成されたくさびブロック34と、上記くさびブロッ
ク34の外側にこれと接するよう設けられ、当該接触面に
はくさびブロック34のテーパ面349に当接する逆向きの
テーパ面353が形成され、そのテーパ方向に沿って変位
可能なよう取り付けられた操作部材35と、上記操作部材
35と上記ケーシング部材301,302間に作用して上記テー
パ方向に沿って上記操作部材35の原位置復帰力を付与す
るスプリング350と、上記スプリング350(第7図参照)
の弾性力に抗して上記操作部材35を上記くさびブロック
34に対して上記テーパ方向に沿って移動させる上記内部
空間209から操作可能な引き具359と、から構成されてい
る。
に、上記ロープ巻付けドラム6の軸芯シャフト63に軸芯
部材33を介して連結される波型ディスク31と、これを収
容する一対のケーシング部材301,302と、上記波型ディ
スク31の波型面311に向けて上記ケーシング部材の側壁
に明けたボール収納孔343と、これに収納され上記波型
ディスク31の波型面311に向けてバネ付勢347されたスチ
ールボール345と、上記ボール収納孔343に上記バネ347
を圧縮するよう外側から差し込まれた作用ピン348と、
上記一対のケーシング部材301,302の外側に上記作用ピ
ン348と接するよう取り付けられその外面にはテーパ面3
49が形成されたくさびブロック34と、上記くさびブロッ
ク34の外側にこれと接するよう設けられ、当該接触面に
はくさびブロック34のテーパ面349に当接する逆向きの
テーパ面353が形成され、そのテーパ方向に沿って変位
可能なよう取り付けられた操作部材35と、上記操作部材
35と上記ケーシング部材301,302間に作用して上記テー
パ方向に沿って上記操作部材35の原位置復帰力を付与す
るスプリング350と、上記スプリング350(第7図参照)
の弾性力に抗して上記操作部材35を上記くさびブロック
34に対して上記テーパ方向に沿って移動させる上記内部
空間209から操作可能な引き具359と、から構成されてい
る。
第9図に示す如く、ロープ巻付けドラム6の軸芯シャフ
ト63に取り付けられる軸芯部材33の外周には4つの凹部
331が形成され、ここに波型ディスク31の中心孔321に設
けた4つの一方向係止爪32がそれぞれ係合して一種の一
方向クラッチを構成し、ロープ巻付けドラム6の軸芯シ
ャフト63の一方向の回転のみを波型ディスク31に伝達す
るようになっている。即ち、避難ケージの降下時にロー
プ巻付けドラム6からロープが引き出されるときには、
波型ディスク31に加わる外力によりロープ巻付けドラム
6の回転が制限されるが、ロープ巻付けドラム6をロー
プ巻取り駆動用モータ4により回転させて避難ケージを
上昇させるときにはロープ巻付けドラム6の回転は波型
ディスク31には伝達されないようになっている。
ト63に取り付けられる軸芯部材33の外周には4つの凹部
331が形成され、ここに波型ディスク31の中心孔321に設
けた4つの一方向係止爪32がそれぞれ係合して一種の一
方向クラッチを構成し、ロープ巻付けドラム6の軸芯シ
ャフト63の一方向の回転のみを波型ディスク31に伝達す
るようになっている。即ち、避難ケージの降下時にロー
プ巻付けドラム6からロープが引き出されるときには、
波型ディスク31に加わる外力によりロープ巻付けドラム
6の回転が制限されるが、ロープ巻付けドラム6をロー
プ巻取り駆動用モータ4により回転させて避難ケージを
上昇させるときにはロープ巻付けドラム6の回転は波型
ディスク31には伝達されないようになっている。
而して、波型ディスク31には、第9図に示すように、放
射状の凹凸による波型面311が形成され、波型ディスク3
1は前記軸芯部材33と共に、一対のケーシング部材301及
び302内に収容される。ケーシング部材301,302にはその
外側面に環状突出部303を形成し、ここに内壁面まで貫
通する適当数のボール収容孔343を明ける。上記ボール
収容孔343内には、スチールボール345、プッシュ片34
6、バネ347、作用ピン348を順次収納し、作用ピン348の
外端をくさびブロック34の内壁面で押圧する(第7図を
併せて参照)。
射状の凹凸による波型面311が形成され、波型ディスク3
1は前記軸芯部材33と共に、一対のケーシング部材301及
び302内に収容される。ケーシング部材301,302にはその
外側面に環状突出部303を形成し、ここに内壁面まで貫
通する適当数のボール収容孔343を明ける。上記ボール
収容孔343内には、スチールボール345、プッシュ片34
6、バネ347、作用ピン348を順次収納し、作用ピン348の
外端をくさびブロック34の内壁面で押圧する(第7図を
併せて参照)。
一対のくさびブロック34は、一対のケーシング部材301,
302の外側に配置され、その中心孔340に前記軸芯部材33
のボス部が挿通され、ケーシング部材301,302へ向けて
接離可能なように保持されると共に、その外側には一対
の押圧アーム351,351を有する操作部材35がセットされ
るようになっている。くさびブロック34の外面には斜め
のテーパ面349が形成されると共に、操作部材35の押圧
アーム351にはこれに対応して逆向きのテーパ面353が形
成され、これにより、操作部材35を第7図及び第9図
中、右方向へ引っ張るとくさびブロック34,34はケーシ
ング部材301,302へ向けて接近せしめられ、前記作用ピ
ン348をボール収容孔343内へ深く押し込んで、これによ
りスチールボール345を波型ディスク31の波型面に強く
圧接せしめるようになっている。
302の外側に配置され、その中心孔340に前記軸芯部材33
のボス部が挿通され、ケーシング部材301,302へ向けて
接離可能なように保持されると共に、その外側には一対
の押圧アーム351,351を有する操作部材35がセットされ
るようになっている。くさびブロック34の外面には斜め
のテーパ面349が形成されると共に、操作部材35の押圧
アーム351にはこれに対応して逆向きのテーパ面353が形
成され、これにより、操作部材35を第7図及び第9図
中、右方向へ引っ張るとくさびブロック34,34はケーシ
ング部材301,302へ向けて接近せしめられ、前記作用ピ
ン348をボール収容孔343内へ深く押し込んで、これによ
りスチールボール345を波型ディスク31の波型面に強く
圧接せしめるようになっている。
なお、ケーシング部材301,302の外面には操作部材35の
移動方向をガイドするガイドブロック307を取り付ける
と共に(第8図、第9図参照)、操作部材35には、被災
者の収容された内部空間209内から引張り可能な引き具3
59を取り付ける。ガイドブロック307は操作部材35をケ
ーシング部材301,302の直径方向に沿ってガイドする役
割を果たす。
移動方向をガイドするガイドブロック307を取り付ける
と共に(第8図、第9図参照)、操作部材35には、被災
者の収容された内部空間209内から引張り可能な引き具3
59を取り付ける。ガイドブロック307は操作部材35をケ
ーシング部材301,302の直径方向に沿ってガイドする役
割を果たす。
又、ケーシング部材301,320と操作部材35の間には引張
りスプリング350(第7図参照)を取り付け、前記引き
具359を右方向に引くとこのスプリングが引き伸ばさ
れ、引き具359を解放するとスプリング350の復元力によ
り操作部材35は原位置に復帰するようになっている。
りスプリング350(第7図参照)を取り付け、前記引き
具359を右方向に引くとこのスプリングが引き伸ばさ
れ、引き具359を解放するとスプリング350の復元力によ
り操作部材35は原位置に復帰するようになっている。
そこで、避難ケージの降下中に、引き具359を引くと、
スチールボール345が波型ディスク31の波型面311に強く
圧接せしめられ、波型ディスク31の回転が抑制され、従
って、ロープ巻付けドラム6の回転速度が低減し、避難
ケージの降下速度はゆるやかとなり、避難者に恐怖感を
与えることがない。
スチールボール345が波型ディスク31の波型面311に強く
圧接せしめられ、波型ディスク31の回転が抑制され、従
って、ロープ巻付けドラム6の回転速度が低減し、避難
ケージの降下速度はゆるやかとなり、避難者に恐怖感を
与えることがない。
而して、ロープ巻付けドラム6のもう一方の側に伸長す
る軸芯シャフト64は、第8図に示すように、遊星歯車群
41及びアウターギア412から成る減速機構を介してロー
プ巻取り駆動用モータ4に連結されている。
る軸芯シャフト64は、第8図に示すように、遊星歯車群
41及びアウターギア412から成る減速機構を介してロー
プ巻取り駆動用モータ4に連結されている。
上記減速機構は、上記ロープ巻付けドラム6の軸芯シャ
フト64に連結された大径の内歯歯車から成るアウターギ
ア412と、上記ロープ巻取り駆動用モータ4の回転軸ギ
ア42に連結され上記アウターギア412の内歯に噛み合う
小径の遊星歯車群41とから構成され、モータ4の回転を
減速し、ロープ巻付けドラム6を高トルクで回転させ
て、これにより一旦地上まで降下した避難ケージ2を再
度ビルの屋上その他必要な位置まで上昇させるようにな
っている。
フト64に連結された大径の内歯歯車から成るアウターギ
ア412と、上記ロープ巻取り駆動用モータ4の回転軸ギ
ア42に連結され上記アウターギア412の内歯に噛み合う
小径の遊星歯車群41とから構成され、モータ4の回転を
減速し、ロープ巻付けドラム6を高トルクで回転させ
て、これにより一旦地上まで降下した避難ケージ2を再
度ビルの屋上その他必要な位置まで上昇させるようにな
っている。
而して、ロープ巻取り駆動用モータ4の回転軸の他端に
は、これに取り付けられる制動ディスク51と、これに上
記内部空間からの操作により摩擦力を加える制動片52と
から成る途中停止機構5が取り付けられ、上記ロープ巻
付けドラム6のワイヤロープ引出し時の回転を阻止する
ことにより避難ケージ2の降下を一時的に停止させ得る
ようになっている。
は、これに取り付けられる制動ディスク51と、これに上
記内部空間からの操作により摩擦力を加える制動片52と
から成る途中停止機構5が取り付けられ、上記ロープ巻
付けドラム6のワイヤロープ引出し時の回転を阻止する
ことにより避難ケージ2の降下を一時的に停止させ得る
ようになっている。
制動片52は一対のC字型部材から成り、その内周に形成
した逆V字型突条521が、制動ディスク51の外周に形成
したV字溝511に嵌まり込んで、その摩擦力により制動
ディスク51の回転を阻止するようになっている。
した逆V字型突条521が、制動ディスク51の外周に形成
したV字溝511に嵌まり込んで、その摩擦力により制動
ディスク51の回転を阻止するようになっている。
制動片52は基座50によって機械室内の適宜の箇所に固定
され、引手部材592は手前の制動片52に取り付けられ、
引手部材592に挿通されたもう一つの引手部材591はもう
一方の制動片52に取り付けられ、引手部材521を避難者
が内部空間209内から引くことにより、二つの制動片が
互いに引き寄せられ、これにより制動ディスク51の回転
を阻止し、降下しつゝある避難ケージ2を任意の位置で
停止できるようになっている。これによって、避難ケー
ジの降下途中において避難ケージ2を停止させ、以下に
述べる救出扉26をビル側へ引き倒して、ビルの途中階の
被災者を救出することが可能となる。
され、引手部材592は手前の制動片52に取り付けられ、
引手部材592に挿通されたもう一つの引手部材591はもう
一方の制動片52に取り付けられ、引手部材521を避難者
が内部空間209内から引くことにより、二つの制動片が
互いに引き寄せられ、これにより制動ディスク51の回転
を阻止し、降下しつゝある避難ケージ2を任意の位置で
停止できるようになっている。これによって、避難ケー
ジの降下途中において避難ケージ2を停止させ、以下に
述べる救出扉26をビル側へ引き倒して、ビルの途中階の
被災者を救出することが可能となる。
次に、第6図並びに第10〜15図を参照しつゝ、避難ケー
ジ2の出入口25に設けた救出扉26を、通常の如く開閉す
る機構、及び、必要に応じてビルの壁面側へ向けて引き
倒し可能な開閉機構について説明する。
ジ2の出入口25に設けた救出扉26を、通常の如く開閉す
る機構、及び、必要に応じてビルの壁面側へ向けて引き
倒し可能な開閉機構について説明する。
当該開閉機構は、第6図に示すように、上記救出扉26の
縦方向の一方の側辺に沿って取り付けられた縦フレーム
262と、上記縦フレーム262の上端近傍を縦フレームの軸
中心に回動自在に保持するリング部材270と、上記縦フ
レーム262の下端を縦フレームの軸中心に回動自在に保
持するジョイント部材2621と、上記ジョイント部材2621
に上記縦フレームと直角方向に取り付けられ上記ジョイ
ント部材がこれに対して回動可能な横シャフト261と、
上記縦フレームの上端近傍を保持する上記リング部材27
0を避難ケージから引き離しかつ引き戻し可能に保持す
る内部空間209から操作可能な操作ロープ28と、から構
成される。
縦方向の一方の側辺に沿って取り付けられた縦フレーム
262と、上記縦フレーム262の上端近傍を縦フレームの軸
中心に回動自在に保持するリング部材270と、上記縦フ
レーム262の下端を縦フレームの軸中心に回動自在に保
持するジョイント部材2621と、上記ジョイント部材2621
に上記縦フレームと直角方向に取り付けられ上記ジョイ
ント部材がこれに対して回動可能な横シャフト261と、
上記縦フレームの上端近傍を保持する上記リング部材27
0を避難ケージから引き離しかつ引き戻し可能に保持す
る内部空間209から操作可能な操作ロープ28と、から構
成される。
これを、より具体的に説明すれば、第6図に示すよう
に、救出扉26の両側の縦フレーム262及び262のうち一方
の縦フレーム262の上端近くはリング部材270によりその
軸中心に回動自在(第12図を併せて参照)に保持され、
下端はジョイント部材2621により同様に軸中心に回動自
在に保持されている。従って、救出扉26は通常の回転ド
アと同様に第6図に示す如く縦フレーム262を中心に開
閉可能であり、避難ケージ2が降下を開始する前に、第
1図に示すように被災者がビルの屋上等から最初に避難
ケージ2に乗り込むときには救出扉26を第6図に示すよ
うに開いて乗り込む。なお、縦フレーム262の上端近く
を回動自在に保持する上記リング部材270は、操作ロー
プ28によって避難ケージ2の出入口25の上壁板207の近
くに繋留されている。
に、救出扉26の両側の縦フレーム262及び262のうち一方
の縦フレーム262の上端近くはリング部材270によりその
軸中心に回動自在(第12図を併せて参照)に保持され、
下端はジョイント部材2621により同様に軸中心に回動自
在に保持されている。従って、救出扉26は通常の回転ド
アと同様に第6図に示す如く縦フレーム262を中心に開
閉可能であり、避難ケージ2が降下を開始する前に、第
1図に示すように被災者がビルの屋上等から最初に避難
ケージ2に乗り込むときには救出扉26を第6図に示すよ
うに開いて乗り込む。なお、縦フレーム262の上端近く
を回動自在に保持する上記リング部材270は、操作ロー
プ28によって避難ケージ2の出入口25の上壁板207の近
くに繋留されている。
而して、避難ケージ2の出入口25の下方の下壁板208の
近くには横シャフト261が取り付けられ、上記ジョイン
ト部材2621はこの横シャフト261に対して回動可能(第1
3図を併せて参照)なように取り付けられている。従っ
て、前記操作ロープ28を緩めると、縦フレーム262の上
端近くを回動自在に保持する上記リング部材270は上壁
板207から離れ、救出扉26は横シャフト261を中心に旋回
して外側へ引き倒すことが可能となる。そこで、避難ケ
ージの降下途中で前記の如く避難ケージを停止させ、救
出扉26をビルの壁へ向けて引き倒して(第2図参照)、
ビルの途中階から被災者を救助することが可能となる。
近くには横シャフト261が取り付けられ、上記ジョイン
ト部材2621はこの横シャフト261に対して回動可能(第1
3図を併せて参照)なように取り付けられている。従っ
て、前記操作ロープ28を緩めると、縦フレーム262の上
端近くを回動自在に保持する上記リング部材270は上壁
板207から離れ、救出扉26は横シャフト261を中心に旋回
して外側へ引き倒すことが可能となる。そこで、避難ケ
ージの降下途中で前記の如く避難ケージを停止させ、救
出扉26をビルの壁へ向けて引き倒して(第2図参照)、
ビルの途中階から被災者を救助することが可能となる。
而して、上記救出扉26の縦フレーム262の上端近傍を保
持する上記リング部材270の操作ロープ28は、上記リン
グ部材270を避難ケージの上板壁207側へ引き寄せた位置
において保持するロック機構によりロックされ、避難ケ
ージの降下期間中は救出扉26は閉じたまゝの状態に維持
されるようになっている。
持する上記リング部材270の操作ロープ28は、上記リン
グ部材270を避難ケージの上板壁207側へ引き寄せた位置
において保持するロック機構によりロックされ、避難ケ
ージの降下期間中は救出扉26は閉じたまゝの状態に維持
されるようになっている。
即ち、当該ロック機構は、第10図に示すように、リング
部材270と操作ロープ28の外端を連結する連結ピン27
と、これを避難ケージの上壁板上で繋留する固定ブロッ
ク27′と、連結ピン27の外周に形成したロック穴271中
に進退自在に挿入されるロックピン274と、これをバネ
付勢するバネ273′とから成り、ロックピン274の下端に
避難者が内部空間から引き下げ可能な把手272′を取り
付けてある。連結ピン27の中間部は円錐台形のテーパ状
に形成され、固定ブロック27′のラッパ状停止孔2701に
嵌まり込んでその停止位置が規定されるようになってい
る。また、操作ロープ28は固定ブロック27′のロープ通
過孔271′内を通過出来るようになっている。
部材270と操作ロープ28の外端を連結する連結ピン27
と、これを避難ケージの上壁板上で繋留する固定ブロッ
ク27′と、連結ピン27の外周に形成したロック穴271中
に進退自在に挿入されるロックピン274と、これをバネ
付勢するバネ273′とから成り、ロックピン274の下端に
避難者が内部空間から引き下げ可能な把手272′を取り
付けてある。連結ピン27の中間部は円錐台形のテーパ状
に形成され、固定ブロック27′のラッパ状停止孔2701に
嵌まり込んでその停止位置が規定されるようになってい
る。また、操作ロープ28は固定ブロック27′のロープ通
過孔271′内を通過出来るようになっている。
操作ロープ28の他端は、第11図に示すように、避難ケー
ジの上壁板207に取り付けたプーリ2071を経て内部空間2
09内へ引き込まれ、これを引くことによって引き倒され
た救出扉26を引き起こすことができるようになってい
る。
ジの上壁板207に取り付けたプーリ2071を経て内部空間2
09内へ引き込まれ、これを引くことによって引き倒され
た救出扉26を引き起こすことができるようになってい
る。
従って、通常は上記リング部材270を避難ケージの上壁
板側へ引き寄せ、連結ピン27を固定ブロック27′にロッ
クしておくことにより、救出扉26は第6図に示すような
状態で開閉可能に保持される。一方、ビルの途中階の被
災者を救出する際には、上記ロック機構の環状把手27
2′を引き降ろすと、ロックピン274による連結ピン27に
対するロック作用が解除され、救出扉26はビルの壁へ向
けて引き倒され、被災者の救助が可能となる。
板側へ引き寄せ、連結ピン27を固定ブロック27′にロッ
クしておくことにより、救出扉26は第6図に示すような
状態で開閉可能に保持される。一方、ビルの途中階の被
災者を救出する際には、上記ロック機構の環状把手27
2′を引き降ろすと、ロックピン274による連結ピン27に
対するロック作用が解除され、救出扉26はビルの壁へ向
けて引き倒され、被災者の救助が可能となる。
而して、上記救出扉(26)のもう一方の縦フレーム(26
3)の下端には、上記救出扉(26)を引き倒したとき上
記横シャフト(261)と係合し得る半円形フック(263
1)を取り付け、通常は縦フレーム262を中心とする救出
扉の開閉が可能である(第14図参照)と共に、救出扉を
引き倒したときには半円形フック(2631)が横シャフト
(261)と係合(第15図参照)して救出扉が安定して保
持されるようになっている。
3)の下端には、上記救出扉(26)を引き倒したとき上
記横シャフト(261)と係合し得る半円形フック(263
1)を取り付け、通常は縦フレーム262を中心とする救出
扉の開閉が可能である(第14図参照)と共に、救出扉を
引き倒したときには半円形フック(2631)が横シャフト
(261)と係合(第15図参照)して救出扉が安定して保
持されるようになっている。
而して、第2図には、救出扉26をビル9の壁面側へ向け
て引き倒し、ビルの途中階からの被災者を救助するとき
の状態が示されている。
て引き倒し、ビルの途中階からの被災者を救助するとき
の状態が示されている。
上記救出扉(26)の操作ロープ(28)の長さは、図示す
るように救出扉が略90°引き倒された状態で停止するよ
うな長さに設定することが推奨される。
るように救出扉が略90°引き倒された状態で停止するよ
うな長さに設定することが推奨される。
而して、第2図に示すように救出扉(26)を引き倒した
とき、その先端をビルの窓枠もしくはベランダ枠に係止
し得るように、上記救出扉(26)の縦フレーム(262,26
3)の上端に、U字型ジョイント29を介して回動自在な
補助アーム(291)を取り付ける(第6図を併せて参
照)ことが推奨される。途中階の被災者の救出時には、
この補助アーム291をビルのベランダ枠等に引っ掛ける
ことにより避難ケージ2がビルに対して一定位置に保持
され、救出扉26を伝って避難ケージ内へ脱出する際の安
全性を確保することができる。
とき、その先端をビルの窓枠もしくはベランダ枠に係止
し得るように、上記救出扉(26)の縦フレーム(262,26
3)の上端に、U字型ジョイント29を介して回動自在な
補助アーム(291)を取り付ける(第6図を併せて参
照)ことが推奨される。途中階の被災者の救出時には、
この補助アーム291をビルのベランダ枠等に引っ掛ける
ことにより避難ケージ2がビルに対して一定位置に保持
され、救出扉26を伝って避難ケージ内へ脱出する際の安
全性を確保することができる。
また、上記救出扉(26)の内面には手すり(260)を取
り付け、救出扉26上を移動する避難者の安全性を確保す
ると共に、その恐怖感を軽減させることができる。
り付け、救出扉26上を移動する避難者の安全性を確保す
ると共に、その恐怖感を軽減させることができる。
更にまた、上記救出扉(26)の内面には梯子(268)を
取り付け、救出扉26上を移動する避難者の便に供するこ
とができる。
取り付け、救出扉26上を移動する避難者の便に供するこ
とができる。
また、避難ケージ2の出入口25の中間的な高さの位置に
は、第6図に示すように回動自在な安全バー252を取り
付け、これを横に倒したときには壁面に取り付けたU字
型係止具251に係止されて、降下中に救出扉26が不用意
に開いた場合などにおいても避難者の安全を図るように
することが推奨される。
は、第6図に示すように回動自在な安全バー252を取り
付け、これを横に倒したときには壁面に取り付けたU字
型係止具251に係止されて、降下中に救出扉26が不用意
に開いた場合などにおいても避難者の安全を図るように
することが推奨される。
而して、第1図に示したケージ格納フレーム1はビル9
の屋上に固定されていたが、これは例えば第16図に示す
ように、ビルの途中階に設けた避難装置室92内に設置
し、使用時にはその上側ガイドレール(13)及び下側ガ
イドレール(14)がビルの外側へ突出するよう、ケージ
格納フレーム1全体をビルの外側へ向けて移動可能なよ
うに構成することも可能である。そのようにすることに
より、平常時においてはケージ格納フレーム1全体を避
難装置室92内に引んでおくことができるので、ビルの外
観を損なうことがない。
の屋上に固定されていたが、これは例えば第16図に示す
ように、ビルの途中階に設けた避難装置室92内に設置
し、使用時にはその上側ガイドレール(13)及び下側ガ
イドレール(14)がビルの外側へ突出するよう、ケージ
格納フレーム1全体をビルの外側へ向けて移動可能なよ
うに構成することも可能である。そのようにすることに
より、平常時においてはケージ格納フレーム1全体を避
難装置室92内に引んでおくことができるので、ビルの外
観を損なうことがない。
その場合、ケージ格納フレーム1の台車10′がビルの壁
面開口93を越えてベランダ94まで進出し、その外端堰94
2において停止せしめられると共に、上側ガイドレール1
3及び下側ガイドレール14はベランダの切除部943から更
に外側へ伸長して、避難ケージのビル外への送り出しを
容易ならしめるように構成することがされる。
面開口93を越えてベランダ94まで進出し、その外端堰94
2において停止せしめられると共に、上側ガイドレール1
3及び下側ガイドレール14はベランダの切除部943から更
に外側へ伸長して、避難ケージのビル外への送り出しを
容易ならしめるように構成することがされる。
なお、ビルの複数箇所にこのような緊急避難装置を設置
する場合には、各所から昇降する避難ケージが互いに互
いに障碍とならないようにそれぞれの避難装置を配置す
るものである。
する場合には、各所から昇降する避難ケージが互いに互
いに障碍とならないようにそれぞれの避難装置を配置す
るものである。
本考案は叙上の如く構成されるから、本考案によるとき
は、ビル火災発生時に多数の人々を安全かつ迅速に救出
し得る多くの機能を備えた緊急避難装置を提供し得るも
のである。
は、ビル火災発生時に多数の人々を安全かつ迅速に救出
し得る多くの機能を備えた緊急避難装置を提供し得るも
のである。
なお、本考案は叙上の実施例に限定されるものでなく、
例えば避難ケージの全体形状や、変速機構、減速機構、
途中停止機構等の機械部分の構成は必要に応じて適宜変
更し得るものであり、本考案はその目的の範囲内におい
て上記の説明から当業者が容易に想到し得るすべての変
更実施例を包摂するものである。
例えば避難ケージの全体形状や、変速機構、減速機構、
途中停止機構等の機械部分の構成は必要に応じて適宜変
更し得るものであり、本考案はその目的の範囲内におい
て上記の説明から当業者が容易に想到し得るすべての変
更実施例を包摂するものである。
第1図は、本考案にかゝる緊急避難装置の一実施例の全
体構成を示す説明図、 第2図は、ビルの途中階において被災者を救出する際の
状態を示す説明図、 第3図は、避難ケージをケージ格納フレーム中に収容し
た状態を正面側から見た説明図、 第4図は、ケージ格納フレームの下側ガイドレールの構
造の詳細を示す説明図、 第5図は、第4図に示した下側ガイドレールの作用を示
す説明図、 第6図は、避難ケージの全体構成を示す説明図、 第7図は、変速機構の一実施例を示す断面図、 第8図は、避難ケージの機械室内に設けられる各種機構
の分解斜視図、 第9図は、第7図に示した変速機構の分解斜視図、 第10図は、救出扉の縦フレームの上端の保持機構の一実
施例を示す断面図、 第11図は、救出扉の縦フレームの上端の保持機構の操作
ロープの取付状態を示す説明図、 第12図は、救出扉の縦フレームの下端を保持するジョイ
ント部材の機能を、縦フレームを立てた状態において示
す説明図、 第13図は、第12図に示したジョイント部材の機能を、縦
フレームを引き倒した状態において示す説明図、 第14図は、救出扉に取り付けた半円形フックの機能を示
す説明図、 第15図は、第14図に示した半円形フックの機能を救出扉
を引き倒した状態において示す説明図、 第16図は、ビルの途中階に設けた本考案にかゝる緊急避
難装置の一実施例の機能を示す説明図、である。 1……ケージ格納フレーム 10′……台車 11,12……フレームロッド 13……上側ガイドレール 13′……ロープ保持具 14……下側ガイドレール 141,142,143……三重レール 144,145……レール溝 146,147……下降誘導レール 2,2′……避難ケージ 20a,20b……ワイヤロープ 20′……底板 21……車軸 22……機械室 23a,23b……プーリ 25……出入口 26……救出扉 27……連結ピン 27′……固定ブロック 28……操作ロープ 29……U字型ジョイント 204……側壁 205……前端壁 206……後端壁 207……上壁板 208……下壁板 209……内部空間 210……車軸 211,212……車輪 214……スプロケット 215……チェーン 252……安全バー 260……手すり 261……横シャフト 262,263……縦フレーム 268……梯子 291……補助アーム 270……リング部材 271……ロック孔 271′……ロープ通過孔 272′……環状把手 273′……バネ 274……ロックピン 282……環状把手 2041……格子 2042……下半部分 2043……側室 2071……プーリ 2091……搭乗空間 2111……スプロケット 2111′……車輪溝 2121……スプロケット 2121′……車輪溝 2621……ジョイント部材 2631……半円形フック 2701……ラッパ状停止孔 3……変速機構 31……波型ディスク 32……一方向係止爪 33……軸芯部材 34……くさびブロック 35……操作部材 301,302……ケーシング部材 303……環状突出部 307……ガイドブロック 311……波型面 321……中心孔 331……凹部 340……中心孔 343……ボール収容孔 345……スチールボール 346……プッシュ片 347……バネ 348……作用ピン 349……テーパ面 350……スプリング 351……押圧アーム 353……テーパ面 359……引き具 4……ロープ巻取り駆動用モータ 41……遊星歯車群 42……モータ回転軸ギア 411……遊星歯車 412……アウターギア 413……内歯 5……途中停止機構 50……基座 51……制動ディスク 52……制動片 511……V字溝 521……逆V字型突条 591,592……引手部材 6……ロープ巻付けドラム 61,62……ロープ巻付け部 63,64……軸芯シャフト 9……ビル 90……屋上 92……避難装置室 93……壁面開口 94……ベランダ 942……外端堰 943……切除部
体構成を示す説明図、 第2図は、ビルの途中階において被災者を救出する際の
状態を示す説明図、 第3図は、避難ケージをケージ格納フレーム中に収容し
た状態を正面側から見た説明図、 第4図は、ケージ格納フレームの下側ガイドレールの構
造の詳細を示す説明図、 第5図は、第4図に示した下側ガイドレールの作用を示
す説明図、 第6図は、避難ケージの全体構成を示す説明図、 第7図は、変速機構の一実施例を示す断面図、 第8図は、避難ケージの機械室内に設けられる各種機構
の分解斜視図、 第9図は、第7図に示した変速機構の分解斜視図、 第10図は、救出扉の縦フレームの上端の保持機構の一実
施例を示す断面図、 第11図は、救出扉の縦フレームの上端の保持機構の操作
ロープの取付状態を示す説明図、 第12図は、救出扉の縦フレームの下端を保持するジョイ
ント部材の機能を、縦フレームを立てた状態において示
す説明図、 第13図は、第12図に示したジョイント部材の機能を、縦
フレームを引き倒した状態において示す説明図、 第14図は、救出扉に取り付けた半円形フックの機能を示
す説明図、 第15図は、第14図に示した半円形フックの機能を救出扉
を引き倒した状態において示す説明図、 第16図は、ビルの途中階に設けた本考案にかゝる緊急避
難装置の一実施例の機能を示す説明図、である。 1……ケージ格納フレーム 10′……台車 11,12……フレームロッド 13……上側ガイドレール 13′……ロープ保持具 14……下側ガイドレール 141,142,143……三重レール 144,145……レール溝 146,147……下降誘導レール 2,2′……避難ケージ 20a,20b……ワイヤロープ 20′……底板 21……車軸 22……機械室 23a,23b……プーリ 25……出入口 26……救出扉 27……連結ピン 27′……固定ブロック 28……操作ロープ 29……U字型ジョイント 204……側壁 205……前端壁 206……後端壁 207……上壁板 208……下壁板 209……内部空間 210……車軸 211,212……車輪 214……スプロケット 215……チェーン 252……安全バー 260……手すり 261……横シャフト 262,263……縦フレーム 268……梯子 291……補助アーム 270……リング部材 271……ロック孔 271′……ロープ通過孔 272′……環状把手 273′……バネ 274……ロックピン 282……環状把手 2041……格子 2042……下半部分 2043……側室 2071……プーリ 2091……搭乗空間 2111……スプロケット 2111′……車輪溝 2121……スプロケット 2121′……車輪溝 2621……ジョイント部材 2631……半円形フック 2701……ラッパ状停止孔 3……変速機構 31……波型ディスク 32……一方向係止爪 33……軸芯部材 34……くさびブロック 35……操作部材 301,302……ケーシング部材 303……環状突出部 307……ガイドブロック 311……波型面 321……中心孔 331……凹部 340……中心孔 343……ボール収容孔 345……スチールボール 346……プッシュ片 347……バネ 348……作用ピン 349……テーパ面 350……スプリング 351……押圧アーム 353……テーパ面 359……引き具 4……ロープ巻取り駆動用モータ 41……遊星歯車群 42……モータ回転軸ギア 411……遊星歯車 412……アウターギア 413……内歯 5……途中停止機構 50……基座 51……制動ディスク 52……制動片 511……V字溝 521……逆V字型突条 591,592……引手部材 6……ロープ巻付けドラム 61,62……ロープ巻付け部 63,64……軸芯シャフト 9……ビル 90……屋上 92……避難装置室 93……壁面開口 94……ベランダ 942……外端堰 943……切除部
Claims (18)
- 【請求項1】下記(a)項ないし(h)項記載の構成要
素を備えた緊急避難装置。 (a)2本のワイヤロープ(2a,2b)により吊り下げら
れ、底部には車輪(211,212)が取り付けられると共
に、ビルの壁面と対向する側に設けた出入口(25)には
救出扉(26)が取り付けられ、内部には避難者を収容す
る内部空間(209)とその床下に所要の機械室(22)と
が設けられた1基ないし複数基の避難ケージ(2,
2′)。 (b)ビルの屋上もしくは所望の階層に設置され、上記
1基ないし複数基の避難ケージ(2,2′)を格納すると
共に、上記避難ケージの車輪(211,212)をそれぞれ誘
導する一対の下側ガイドレール(14)と、避難ケージを
吊り下げる2本のワイヤロープ(2a,2b)の上端の保持
具(13′)をそれぞれ誘導する一対の上側ガイドレール
(13)とを有し、少なくとも使用時には上記避難ケージ
(2,2′)をビルの壁面より外側へ誘導可能なよう上記
下側ガイドレール(14)はビルの壁面より外側へ突出
し、上記上側ガイドレール(13)は下側ガイドレールよ
り更に外側へ突出して、上記ワイヤロープ(2a,2b)に
より避難ケージ(2,2′)をビルの壁面より充分離れた
位置に吊り下げ得るよう構成されたケージ格納フレーム
(1)。 (c)上記避難ケージ内に設けられ、その底部に設けた
上記車輪(211,212)を上記内部空間から手動により回
転させる車輪操作機構(214,215)。 (d)上記避難ケージの機械室(22)内に設けられ、上
記2本のワイヤロープ(2a,2b)の下端をそれぞれ個別
に巻き付ける2つのロープ巻付け部(61,62)が一体的
に形成され、これを一方へ回転させれば2本のワイヤロ
ープがいずれも巻き取られ、逆方向へ回転させれば2本
のワイヤロープがいずれも引き出されるよう構成され、
これから引き出されたそれぞれのワイヤロープの上端は
避難ケージの両側に取り付けた一対のプーリ(23a,23
b)を経て上記保持具(13′)により上記ケージ格納フ
レーム(1)の一対の上側ガイドレールにそれぞれ連結
されるよう構成されたロープ巻付けドラム(6)。 (e)上記避難ケージの機械室(22)内に設けられ、上
記ロープ巻付けドラム(6)の軸芯シャフト(64)に所
望の減速機構(41,412)を介して連結されたロープ巻取
り駆動用モータ(4)。 (f)上記避難ケージの機械室(22)内に設けられ、上
記ロープ巻付けドラム(6)の軸芯シャフト(63)に連
結された回転盤(31)に上記内部空間から外力を加える
ことにより上記ロープ巻付けドラム(6)のワイヤロー
プ引出し時の回転速度を制御する変速機構(3)。 (g)上記避難ケージの機械室(22)内に設けられ、上
記ロープ巻付けドラム(6)の軸芯シャフト(64)に所
望の減速機構(41,412)を介して連結された制動ディス
ク(51)と、これに上記内部空間からの操作により摩擦
力を加える制動片(52)とから成り、上記ロープ巻付け
ドラム(6)のワイヤロープ引出し時の回転を阻止する
ことにより避難ケージの降下を一時的に停止させる途中
停止機構(5)。 (h)上記救出扉(26)の縦方向の一方の側辺に沿って
取り付けられた縦フレーム(262)と、上記縦フレーム
(262)の上端近傍を縦フレームを軸中心に回動自在に
保持するリング部材(270)と、上記縦フレーム(262)
の下端を縦フレームの軸中心に回動自在に保持するジョ
イント部材(2621)と、上記ジョイント部材(2621)に
上記縦フレームと直角方向に取り付けられ上記ジョイン
ト部材がこれに対して回動可能な横シャフト(261)
と、上記縦フレームの上端近傍を保持する上記リング部
材(270)を避難ケージから引き離しかつ引き戻し可能
に保持する内部空間(209)から操作可能な操作ロープ
(28)と、から成る救出扉開閉操作機構。 - 【請求項2】上記一対の下側ガイドレールがそれぞれ3
本のレール(141,142,143)から成り、避難ケージの前
車輪(211)に対応するレール(142)は後車輪(212)
に対応するレール(143)よりこれら両車輪間の間隔に
等しい長さだけ長く形成され、更にこれら両レールの外
端にはそれぞれ下降誘導レール(146,147)が形成され
た請求項1に記載の緊急避難装置。 - 【請求項3】上記避難ケージの車輪操作機構が、前後車
輪(211,212)のそれぞれに取り付けたスプロケット(2
111,2121)と、上記内部空間(209)から手動で回転せ
しめ得るスプロケット(214)と、これらのスプロケッ
トを同一方向へ回転させるよう相互間に引き回されたチ
ェーン(215)とから成る請求項1に記載の緊急避難装
置。 - 【請求項4】上記変速機構(3)が、一方向クラッチ機
構(32,33,331)を介して上記ロープ巻付けドラム
(6)の軸芯シャフト(63)に連結された波型ディスク
(31)と、これを収容する一対のケーシング部材(301,
302)と、上記波型ディスク(31)の波型面(311)に向
けて上記ケーシング部材の側壁に明けたボール収納孔
(343)と、これに収納され上記波型ディスク(31)の
波型面(311)に向けてバネ付勢(347)されたスチール
ボール(345)と、上記ボール収納孔(343)に上記バネ
(347)を圧縮するよう外側から差し込まれた作用ピン
(348)と、上記一対のケーシング部材(301,302)の外
側に上記作用ピン(348)と接するよう取り付けられそ
の外面にはテーパ面(349)が形成されたくさびブロッ
ク(34)と、上記くさびブロック(34)の外側にこれと
接するよう設けられ、当該接触面にはくさびブロック
(34)のテーパ面(349)に当接する逆向きのテーパ面
(353)が形成され、そのテーパ方向に沿って変位可能
なよう取り付けられた操作部材(35)と、上記操作部材
(35)と上記ケーシング部材(301,302)間に作用して
上記テーパ方向に沿って上記操作部材(35)の原位置復
帰力を付与するスプリング(350)と、上記スプリング
(350)の弾性力に抗して上記操作部材(35)を上記く
さびブロック(34)に対して上記テーパ方向に沿って移
動させる上記内部空間(209)から操作可能な引き具(3
59)と、から構成された請求項1に記載の緊急避難装
置。 - 【請求項5】上記ロープ巻付けドラム(6)の軸芯シャ
フト(64)とロープ巻取り駆動用モータ(4)の回転軸
(42)間に設けられる上記減速機構が、上記ロープ巻付
けドラム(6)の軸芯シャフト(64)に連結された大径
の内歯歯車から成るアウターギア(412)と、上記ロー
プ巻取り駆動用モータ(4)の回転軸(42)に連結され
上記アウターギア(412)の内歯に噛み合う小径の遊星
歯車群(41)とから構成された請求項1に記載の緊急避
難装置。 - 【請求項6】上記途中停止機構(5)の制動ディスク
(51)が、その外周にV字溝(511)を有し、上記制動
片(52)の内周には上記V字溝に対応する逆V字型突条
(521)が形成された請求項1に記載の緊急避難装置。 - 【請求項7】上記途中停止機構(5)が上記ロープ巻取
りモータ(4)の回転軸の減速機構を取り付けた側とは
反対側の端部に取り付けられた請求項1に記載の緊急避
難装置。 - 【請求項8】上記救出扉(26)の回動自在に軸支された
縦フレーム(262)とは異なるもう一方の縦フレーム(2
63)の下端に、上記救出扉(26)を引き倒したとき上記
横シャフト(261)と係合し得る半円形フック(2631)
を取り付けた請求項1に記載の緊急避難装置。 - 【請求項9】上記救出扉(26)の縦フレーム(262)の
上端近傍を保持する上記リング部材(270)の操作ロー
プ(28)を、上記リング部材(270)が避難ケージの上
板壁(207)側へ引き寄せられた位置において保持する
内部空間から操作可能なロック機構(27,271,272′,27
3′,274)を設けた請求項1に記載の緊急避難装置。 - 【請求項10】上記救出扉(26)の操作ロープ(28)の
長さが、救出扉が略90°引き倒された状態で停止するよ
うな長さに設定された請求項1に記載の緊急避難装置。 - 【請求項11】上記救出扉(26)の縦フレーム(262,26
3)の上端に、救出扉(26)を引き倒したときその先端
をビルの窓枠もしくはベランダ枠に係止し得る回動自在
な補助アーム(291)を取り付けた請求項1に記載の緊
急避難装置。 - 【請求項12】上記救出扉(26)の内面に手すり(26
0)を取り付けた請求項1に記載の緊急避難装置。 - 【請求項13】上記救出扉(26)の内面に梯子(268)
を取り付けた請求項1に記載の緊急避難装置。 - 【請求項14】上記避難ケージ(2)の側壁に格子窓
(2041)を設けた請求項1に記載の緊急避難装置。 - 【請求項15】上記格子窓(2041)の内部に開閉自在な
防火シャッタを取り付けた請求項14に記載の緊急避難装
置。 - 【請求項16】上記避難ケージ(2)の出入口(25)に
開閉自在な安全バー(252)を取り付けた請求項1に記
載の緊急避難装置。 - 【請求項17】上記ケージ格納フレーム(1)を、その
上側ガイドレール(13)及び下側ガイドレール(14)が
ビルの外側へ突出した状態でビルに対して固定して設置
した請求項1に記載の緊急避難装置。 - 【請求項18】上記ケージ格納フレーム(1)を、使用
時にはその上側ガイドレール(13)及び下側ガイドレー
ル(14)がビルの外側へ突出するようビルの外側へ向け
て移動可能なよう構成した請求項1に記載の緊急避難装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12917589U JPH0725963Y2 (ja) | 1989-11-06 | 1989-11-06 | 緊急避難装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12917589U JPH0725963Y2 (ja) | 1989-11-06 | 1989-11-06 | 緊急避難装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0367664U JPH0367664U (ja) | 1991-07-02 |
JPH0725963Y2 true JPH0725963Y2 (ja) | 1995-06-14 |
Family
ID=31676830
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12917589U Expired - Lifetime JPH0725963Y2 (ja) | 1989-11-06 | 1989-11-06 | 緊急避難装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0725963Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3656373B1 (en) | 2012-07-03 | 2022-02-16 | Novartis AG | Syringe |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN115025409B (zh) * | 2022-05-05 | 2022-12-20 | 丁敏 | 一种消防火灾用逃生救援绳 |
-
1989
- 1989-11-06 JP JP12917589U patent/JPH0725963Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3656373B1 (en) | 2012-07-03 | 2022-02-16 | Novartis AG | Syringe |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0367664U (ja) | 1991-07-02 |
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