JPH1119364A - 水平釜ミシン - Google Patents

水平釜ミシン

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JPH1119364A
JPH1119364A JP19190397A JP19190397A JPH1119364A JP H1119364 A JPH1119364 A JP H1119364A JP 19190397 A JP19190397 A JP 19190397A JP 19190397 A JP19190397 A JP 19190397A JP H1119364 A JPH1119364 A JP H1119364A
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JP
Japan
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sewing machine
needle
sewing
lower position
command
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JP19190397A
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English (en)
Inventor
Osamu Kasai
修 葛西
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Juki Corp
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Juki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水平釜ミシンにおいて、加工布をターンさせ
て縫製を続けて行う場合の縫製能率を向上すると共に、
糸切り動作をオープナーに干渉することなく支障なく行
う。 【解決手段】 ペダル18より停止指令が発生した場
合、ミシンを常に釜剣先が上糸ループを掬う前の針下位
置に停止するようにし、糸切りを行う場合、当該糸切り
動作をオープナーに干渉することなく支障なく行い、ま
た加工布をターンさせて縫製を続けて行う場合、操作ス
イッチ30より発せられる移動指令によりミシン針停止
位置を釜剣先が上糸ループを掬う針下位置に移動するよ
うにし、オペレーターがミシンプーリを手廻しする必要
がないように構成してなるもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水平釜ミシンに関
し、さらに詳しくは電磁石の動作時にミシン主軸に連動
して糸切りを行う糸切り装置を有する水平釜ミシンに関
する。
【0002】
【従来の技術】一般的な垂直釜で糸切り装置を有するミ
シンでの針下停止位置は、針が下死点から上昇し、釜の
剣先が上糸のループを掬った後の位置に設定されてい
る。すなわち、ミシン1回転360°において針棒上死
点を0°とした時、針下停止位置は一般的に220°付
近に設定されている。また、糸切りの開始もこの針下停
止位置から行われている。このため、通常の垂直釜ミシ
ンの制御においては、ミシンに回転角検出器を設け、ミ
シンの主軸角度が220°付近となったら当該回転角検
出器より針下位置信号を出力し、この信号に基づいて針
下停止及び糸切り制御を行うようになっている。
【0003】ところで、水平釜で糸切り装置を有するミ
シンにおいては、図16に示すように、上糸を中釜止め
から抜けやすくするためにθ1の揺動運動をするオープ
ナー52を備えている。また、当該ミシンにおいては、
初期位置に位置している動メス51が、糸切り信号の発
生によりソレノイド等によって図示反時計方向に回動し
て糸捕捉待機位置に一旦移動し、その後ミシン主軸の回
転に連動して回転するカムに接触する機構によって、上
記糸捕捉待機位置から今度は図示時計方向に回動し、こ
の回動中に下糸、上糸を順次捕捉して上記初期位置に戻
る直前に捕捉した上下の糸を切断し、上記初期位置に戻
って停止するようになっている。
【0004】このような構成のミシンでは、前述した一
般的な垂直釜で糸切り装置を有するミシンのように針下
停止位置を常に220°付近とした場合は、上記動メス
51が、上記オープナー52の揺動軌跡に対し主軸回転
角にして約220°〜20°の範囲において交差し干渉
する。そこで、上記ミシンでは、動メス51とオープナ
ー52とが干渉しないように、オープナー52が干渉角
度範囲外(主軸回転角にして220°より手前のある角
度)にある間に糸切り信号を発生させ上記一連の動作を
行わせる必要がある。すなわち、当該ミシンでは、上記
一連の動作を支障なく行わせるべく、針下停止位置(糸
切り信号発生位置)が主軸回転角にして120°付近
(115°〜155°)に設定されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、水平釜で
糸切り装置を有するミシンにおいては、針下停止位置が
主軸回転角にして120°付近に設定されているが、こ
の120°という針下停止位置は、釜50の剣先が未だ
上糸ループを掬っていない位置である。
【0006】従って、上記針下停止位置で続けて糸切り
を行う場合には問題はないが、上記針下停止位置で糸切
りを行わずに加工布をターンさせて続けて縫製を行う場
合には、上述のように、釜剣先が未だ上糸ループを掬っ
ていないため、上糸ループが正規の位置から移動してし
まい、加工布のターン後の縫い始めに目飛びが発生する
ことがある。
【0007】そこで、従来においては上記目飛びが発生
しないように、加工布をターンさせる前に、オペレータ
ーがミシンプーリを釜剣先が上糸ループを掬う位置まで
手廻しし、その後当該加工布をターンさせて縫製を行っ
ていた。
【0008】このような手作業による操作は、連続的な
縫製を不可能とするため、作業能率を著しく低下させて
いた。
【0009】なお、垂直釜で糸切り装置を有するミシン
での針下停止位置は、釜剣先が上糸ループを掬った後の
上記主軸回転角にして220°付近であるため、この種
の問題はない。
【0010】そこで本発明は、水平釜ミシンにおいて、
加工布をターンさせて縫製を続けて行う場合に、オペレ
ーターがミシンプーリを手廻しなくてもミシン針停止位
置を釜剣先が上糸ループを掬う針下位置に移動でき、縫
製能率を向上できると共に、糸切り動作をオープナーに
干渉することなく支障なく行うことができる水平釜ミシ
ンを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の水平釜ミシンは、釜剣先が上糸ループを
掬う前の位置に対応する第1の針下位置に達したことを
検出して信号を発生する第1針下位置信号発生手段と、
前記釜剣先が前記上糸ループを掬った位置に対応する第
2の針下位置に達したことを検出して信号を発生する第
2針下位置信号発生手段と、ミシンの起動・停止を指示
するミシン起動停止指示手段と、糸切り指令を発生する
糸切り指令発生手段と、前記第1の針下位置停止時に、
停止位置を前記第2の針下位置にミシンを回転させて移
動指示する移動指示手段と、前記ミシン起動停止指示手
段から停止指令が発生した場合、常にはミシンを前記第
1の針下位置に停止させ、この第1の針下位置に停止時
に前記移動指示手段から移動指令が発生した場合、ミシ
ンを回転させて前記第2の針下位置に停止させる一方
で、前記第1の針下位置に停止時に前記糸切り指令発生
手段から糸切り指令が発生した場合、糸切り後ミシンを
停止させる制御手段と、を具備した。
【0012】このような請求項1の水平釜ミシンによれ
ば、停止指令が発生した場合、ミシンは常に釜剣先が上
糸ループを掬う前の針下位置に停止されるため、糸切り
が行われる場合には、当該糸切り動作がオープナーに干
渉することなく支障なく行われる。また、加工布をター
ンさせて縫製を続けて行う場合には、移動指令によりミ
シン針停止位置が釜剣先が上糸ループを掬う針下位置に
移動されるため、オペレーターがミシンプーリを手廻す
る必要がない。
【0013】上記目的を達成するために、請求項2の水
平釜ミシンは、釜剣先が上糸ループを掬う前の位置に対
応する第1の針下位置に達したことを検出して信号を発
生する第1針下位置信号発生手段と、前記釜剣先が前記
上糸ループを掬った位置に対応する第2の針下位置に達
したことを検出して信号を発生する第2針下位置信号発
生手段と、ミシンの起動を指示するミシン起動指示手段
と、糸切り指令を発生する糸切り指令発生手段と、縫製
パターンの設定針数と実際の縫製の針数とを比較し、前
記実際の縫製の針数が前記縫製パターンのターンを行う
設定針数になったら、ミシンを前記第2の針下位置に停
止させる一方で、縫製中に前記ミシン起動指示手段から
起動指令が発生していない場合、ミシンを前記第1の針
下位置に停止させ、この第1の針下位置に停止時に前記
糸切り指令発生手段から糸切り指令が発生した場合、糸
切り後ミシンを停止させる制御手段と、を具備した。
【0014】このような請求項2の水平釜ミシンによれ
ば、パターン縫い(プログラム縫い)において、縫製中
に起動指令が発生していない場合には、糸切れ等の何ら
かの不具合が発生したとして釜剣先が上糸ループを掬う
前の針下位置に停止されるため、その後の糸切り指令に
より糸切りが行われる場合には、当該糸切り動作がオー
プナーに干渉することなく支障なく行われる。また、実
際の縫製の針数が縫製パターンのターンを行う設定針数
になったら、釜剣先が上糸ループを掬う針下位置に停止
されるため、オペレーターがミシンプーリを手廻しする
必要がない。
【0015】上記目的を達成するために、請求項3の水
平釜ミシンは、請求項1または2に加えて、布押えを上
昇させる布押え上げ駆動手段を備え、制御手段は、前記
布押え上げ駆動手段の布押え上昇動作に伴って、ミシン
を第2の針下位置に停止させることを特徴としている。
【0016】このような請求項3の水平釜ミシンによれ
ば、ミシンが第1の針下位置に停止している時、加工布
のターンに必要な布押え上げ動作に伴って自動的にミシ
ンが回転されて第2の針下位置に停止されるため、加工
布のターンが能率良く行われる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施形態を
図1乃至図7に基づいて詳細に説明する。図1に示すよ
うに、ミシンフレーム1のアーム部2内には、駆動手段
としてのモータ3によりベルト4及びプーリ5を介して
回転駆動されるミシン主軸6が設けられている。このミ
シン主軸6の回転により、上記アーム部2内の図示左端
に設けられ下端にミシン針8が取着された針棒7が上下
動すると共に、ベッド部10内に設けられた水平釜11
が回転する。上記針8は、加工布支持面9を横切って上
下動し、上記水平釜11との協働により、加工布支持面
9上の加工布W(図2参照)に縫目を形成する。このよ
うに、上記針棒7、針8及び水平釜11により縫目形成
装置が構成されている。
【0018】上記プーリ5の図示右側端には、針位置検
出器12及びミシン回転速度検出装置28が装着されて
いる。この針位置検出器12は、図4に示すように、上
下動する針8が、水平釜11の剣先17(図3参照)が
上糸Yを捕捉する前の位置である下死点付近に対応する
位置(以後第1の針下位置と呼称)に達したことを検出
するための円弧状の切欠を外周に有する第1反射板13
及びこの第1反射板13の切欠を検出する第1針下検出
器15と、上記針8が、水平釜11の剣先17が上糸Y
を捕捉した位置に対応する位置(以後第2の針下位置と
呼称)に達したことを検出するための円弧状の切欠を外
周に有する第2反射板14及びこの第2反射板14の切
欠を検出する第2針下検出器16と、から構成されてい
る。そして、針8が、図2に示すように、第1の針下位
置Dに達すると、上記第1針下検出器15が第1反射板
13の切欠を検出して第1検出信号(パルス波)を出力
し、針8が、第2の針下位置Eに達すると、上記第2針
下検出器16が第2反射板14の切欠を検出して第2検
出信号(パルス波)を出力する。このように、第1針下
検出器15により第1針下位置信号発生手段が構成さ
れ、第2針下検出器16により第2針下位置信号発生手
段が構成されている。
【0019】また、上記ミシン回転速度検出装置28
は、ミシン1回転に複数のパルスを出力するように構成
されている。
【0020】上記ベッド部の下方には、図1に示すよう
に、上記モータ3の起動(位置F)、停止(位置N)、
ソレノイド19の動作時にミシン主軸6に連動して針8
が下降する所定時期に糸切り動作を行う糸切り装置(不
図示)の駆動(位置Rt)を指令するためのペダル18
が設けられている。このように、ペダル18によりミシ
ン起動停止指示手段及び糸切り指令発生手段が構成され
ている。
【0021】また、上記アーム部2には、加工布Wを下
方に押圧する押え足(布押え)25が取着され膝操作レ
バー20の操作によって上下動する押え棒26が支持さ
れている。すなわち、図5に示すように、押えばね60
により加工布支持面9に対して押し付けられた上記押え
足25は、上記膝操作レバー20によって、膝上げレバ
ー62、油溜め63に配設された押え杆64、棒65、
レバー66、連結棒67、レバー68を介して、上記押
え棒26に固定された係止杆69を引き上げて、上記押
え足25を上昇させるように構成されている。
【0022】また、上記ベッド部10には、図1及び図
2に示すように、上記押え足25に対向するように送り
歯27が設けられており、この送り歯27と上記押え足
25との協働により、上記加工布Wに送りが付与され
る。
【0023】次に、当該水平釜ミシンの制御系について
図6を参照しながら説明する。制御手段を構成する中央
処理装置(CPU)22の入力インターフェイス21に
は、上記針位置検出器12、ミシン回転速度検出装置2
8、ペダル18及びミシン顎部等の操作しやすい位置に
配置された移動指示手段としての操作スイッチ30(図
1乃至図5には図示せず)が接続されている。この操作
スイッチ30は、加工布Wをターンさせる時に操作され
るものである。また、出力インターフェイス23には、
上記モータ3及び糸切り用ソレノイド19が接続されて
いる。さらに、CPU22には、ミシン全体の動作を制
御するためのプログラムが記憶されたリードオンリーメ
モリ(ROM)24が接続されている。
【0024】次に、このように構成されたミシンの作用
について説明する。なお、図8のフロー図に示されたプ
ログラムは、上記CPU22の制御と共に進行する。
【0025】先ず、縫製作業にあたり、ミシンの電源投
入状態にて、CPU22は、ステップ1において、ペダ
ル18の前方踏み込みを待ち、ペダル18が位置Fへ前
方踏み込みされると、CPU22は、ステップ2におい
て、モータ3を回転させミシンが運転される。その後、
ステップ3において、ペダル18が中立位置Nへ踏み返
し操作されると、ステップ4において、CPU22は、
モータ3を減速させると共に、ステップ5において、上
記ミシン回転速度検出装置28からの信号に基づいてモ
ータ3が所定の低速回転数まで減速したかを判別し、そ
の判別結果がYESであれば、ステップ6において、針
8が上記第1の針下位置かを判別し、その判別結果がY
ESになるまで、ステップ7において、モータ3を引き
続き低速で回転させ、その判別結果がYESになったら
モータ3を停止させ、ステップ8にて、ミシンが第1の
針下位置に停止される。
【0026】次に、ステップ9において、オペレーター
(ミシン操作者)によって上記操作スイッチ30が操作
されたか否かを判別し、その判別結果がNOであれば、
ステップ10において、ペダル18の状態を判別し、ペ
ダル18が位置Rtへ後方踏み込みされたか否かを判別
し、その判別結果がYESであれば、ステップ12にお
いて、上記糸切り用ソレノイド19が駆動され糸切りが
行われる。この時、ミシン針位置は第1の針下位置にあ
り、当該第1の針下位置は、水平釜11の剣先17が上
糸を捕捉する前の位置なため、オープナーに干渉するこ
となく糸切りが支障なく行われる。なお、糸切り動作に
関しては、従来技術で説明したのと同様なため、ここで
の説明は省略する。
【0027】一方、ステップ10の判別結果がNOであ
れば、ステップ11において、ペダル18が位置Fへ前
方踏み込みされたか否かを判別し、その判別結果がYE
Sであれば、ステップ2にリターンしモータ3を回転さ
せる。一方、ステップ11の判別結果がNOであれば、
ステップ9にリターンし操作スイッチ30の状態を判別
する。
【0028】一方、操作スイッチ30が操作され上記ス
テップ9の判別結果がYESであれば、ステップ13に
おいて、モータ3を低速回転させ、ステップ14におい
て、針8が上記第2の針下位置に達したかを判別し、そ
の判別結果がYESになるまで待って、ステップ15に
おいて、モータ3を停止させミシンが第2の針下位置に
停止される。この第2の針下位置は、水平釜11の剣先
17が上糸を捕捉した位置なため、オペレーターはミシ
ンプーリ5を手廻することなく、上記膝操作レバー20
を操作して押え足25を上昇させ、加工布Wをターンさ
せる。その後、ステップ1にリターンし、再びペダル1
8の位置Fへの前方踏み込みを待機する状態となる。
【0029】このように、第1の実施形態においては、
ペダル18が中立位置Nへ踏み返しされた(停止指令が
発生した)場合、ミシンを常に釜剣先17が上糸ループ
を掬う前の第1の針下位置に停止するように構成してい
るため、糸切りを行う場合、当該糸切り動作を従来技術
で説明したオープナーに干渉することなく支障なく行う
ことができるようになっている。また、加工布Wをター
ンさせて縫製を続けて行う場合、操作スイッチ30の操
作という簡単な操作によって(移動指令の発生によっ
て)、ミシン針停止位置を、釜剣先17が上糸ループを
掬う第2の針下位置に移動するように構成しているた
め、オペレーターがミシンプーリ5を手廻する必要がな
く、縫製能率を向上できるようになっている。
【0030】次に、本発明を布押え上げ駆動手段を備え
た水平釜ミシンに適用した場合の実施形態について説明
する。上記第1の実施形態においては、押え足25の上
昇を、図5に示したように、押え足25に機械的に連結
された膝操作レバー20をオペレーターが操作すること
によって行うようにしていたが、この第2の実施形態に
おいては、例えばソレノイド等(布押え上げ駆動手段)
の電気的な駆動力によって押え上げを行うように構成さ
れている。
【0031】すなわち、この第2の実施形態において
は、図8及び図17に示すように、図5に示した膝操作
レバー20及び動力伝達機構がなく、これらに代えて布
押え上げ駆動手段としての布押え用ソレノイド29(図
9参照)が用いられている。当該布押え用ソレノイド2
9は、図17に示すように、膝上げレバー62に結合さ
れており、布押え用ソレノイド29が駆動すると移動子
が引き込まれ、前述した膝操作レバー20が操作された
時と同様に動力が伝達され、押え棒26と共に押え足2
5が上昇するように構成されている。
【0032】また、上記ペダル18には、図1に示した
モータ3の起動(位置F)、停止(位置N)、糸切り装
置(不図示)の駆動(位置Rt)の各信号発生手段の他
に、位置Nと位置Rtの間の位置Rfに上記布押え用ソ
レノイド29の動作を指令する信号発生手段が設けられ
ている。
【0033】制御部は、図9に示すように構成され、上
記布押え用ソレノイド29がCPU22の出力インター
フェイス23に接続されている。
【0034】次に、このように構成されたミシンの作用
について図10に示すフロー図に基づいて説明する。ス
テップ1乃至ステップ8の動作については、先の第1の
実施形態と同様なため、ここでの説明は省略する。
【0035】そして、ステップ9、ステップ10、ステ
ップ11において、ペダル18の状態を判別する。先ず
ステップ9において、ペダル18が位置Rfへ浅い後方
踏み込みされたか否かを判別し、その判別結果がNOで
あれば、ステップ10において、ペダル18が位置Rt
へ深い後方踏み込みされたか否かを判別し、その判別結
果がYESであれば、ステップ12において、上記糸切
り用ソレノイド19が駆動され糸切りが行われる。この
時、ミシン針位置は第1の針下位置にあり、当該第1の
針下位置は、水平釜11の剣先17が上糸を捕捉する前
の位置なため、オープナーに干渉することなく糸切りが
支障なく行われる。
【0036】一方、ステップ10の判別結果がNOであ
れば、ステップ11において、ペダル18が位置Fへ前
方踏み込みされたか否かを判別し、その判別結果がYE
Sであれば、ステップ2にリターンしモータ3を回転さ
せる。一方、ステップ11の判別結果がNOであれば、
ステップ9にリターンし再びペダル18の状態を判別す
る。
【0037】一方、ステップ9において、ペダル18が
位置Rfへ浅い後方踏み込みされたと判別した場合に
は、ステップ13において、上記布押え用ソレノイド2
9が駆動され押え足25が上昇されると共に、ステップ
14において、モータ3を低速回転させ、ステップ15
において、針8が上記第2の針下位置に達したかを判別
し、その判別結果がYESになるまで待って、ステップ
16において、モータ3を停止させミシンが第2の針下
位置に停止される。
【0038】この第2の針下位置は、水平釜11の剣先
17が上糸を捕捉した位置なため、オペレーターはミシ
ンプーリ5を手廻することなく、加工布Wをターンさせ
る。その後、ステップ1にリターンし、再びペダル18
の位置Fへの前方踏み込みを待機する状態となる。
【0039】このように、第2の実施形態においては、
加工布Wをターンさせる時に発生する布押え上げ動作に
伴って、第1の針下位置に停止しているミシンを回転さ
せ、第2の針下位置に停止させるように構成しているた
め、加工布Wのターンを能率良く行うことができ、縫製
能率をより向上できるようになっている。
【0040】なお、この第2の実施形態においては、ペ
ダル18により布押え用ソレノイド29を動作させると
共にミシンを第2の針下位置に停止するようにしている
が、ペダル18に設けた布押え用ソレノイド29の動作
指令発生手段に代えて、別途膝スイッチを設けてこの膝
スイッチにより布押え用ソレノイド29を動作させると
共にミシンを第2の針下位置に停止するようにしても良
い。
【0041】また、押え足駆動機構に別途マイクロスイ
ッチ等の動作検出部材を設けて直接押え足駆動機構の動
作を検出し、その信号を第1の針下位置から第2の針下
位置への移動指令とすることも可能である。また、布押
え用ソレノイド29に流れる電流を検出し、その検出信
号を第1の針下位置から第2の針下位置への移動指令と
することも可能である。
【0042】次に、本発明をプログラム縫い(パターン
縫い)水平釜ミシンに適用した場合の実施形態について
説明する。この第3の実施形態においては、ミシンに操
作パネル31が付設されている。
【0043】この操作パネル31は、図12に示すよう
に、入力インターフェイス21を通してCPU22に接
続されている。この操作パネル31には、図13に示す
ように、縫製パターン選択スイッチ32〜34、針数設
定スイッチ35が設けられている。この針数設定スイッ
チ35の符号A,B,C,Dはそれぞれ、パターン選択
スイッチ32〜34の符号A,B,C,Dが付してある
縫目数に対応し、4個の+スイッチ36と同じく4個の
−スイッチ37を押すことで、各列に対応した数字を1
づつそれぞれ増加または減少させて針数を設定できるよ
うに構成されている。
【0044】以上のように構成されたプログラム縫い水
平釜ミシンに本発明を適用した場合の動作を、図14に
示す加工布の回転(ターン)を必要とするパターン38
を縫製する場合について、図15に示すフロー図に基づ
いて説明する。
【0045】先ず、ステップ1において、パターン選択
スイッチ33が選択されてペダル18(本実施形態にお
いてはミシンの起動を指示するミシン起動指示手段を構
成)が前方踏み込みされると、ステップ2において、C
PU22内のレジスタ(図示せず)の縫製針数カウンタ
がクリアされ、ステップ3において、縫いパターン38
上のn1部(図14参照)に相当する設定針数が読み込
まれ、ステップ4において、モータ3を回転させミシン
が運転される。
【0046】次に、ステップ5において、再度ペダル1
8が前方踏み込みされているか否かを判別し、その判別
結果がYESであれば、ステップ6において、引き続き
ミシンが運転され、ステップ7において、CPU22
は、第2針下検出器16から第2針下位置信号が入力さ
れると縫製針数カウンタに1を加える。次に、ステップ
8において、CPU22は、設定した針数でミシンを確
実に停止させるため、現在の工程の設定針数と縫製針数
から現在のミシン速度が予め設定され速度以下であるか
否かを、ミシン回転速度検出装置28からの信号に基づ
いて判定し、減速が不要か否かを判断する。この判断結
果がYES、すなわち減速が不要であればステップ10
に移行し、NOであればステップ9において、モータ3
を設定速度まで減速させてステップ10に移行する。
【0047】次に、ステップ10において、上記ステッ
プ7でカウントアップした縫製カウンタの値がn1部の
設定針数になったか否かを判別し、その判別結果がNO
であれば、再びステップ5にリターンし設定針数と縫製
カウンタの値が等しくなるまでミシンが運転される。一
方、ステップ10において、その判別結果がYESであ
れば最初のn1部の工程が終了したので、ステップ11
に移行し、ステップ11において、現在の工程が最終の
工程であるか否かを判別する。
【0048】上記n1部の工程は最終工程ではないの
で、ここではNOと判別されてステップ12に移行す
る。この時は明らかに停止後、加工布のターンが必要と
なる(図14参照)ため、ステップ12において、布押
え用ソレノイド29が駆動され押え足25が上昇され
る。次に、ステップ13において、ミシンが第2の針下
位置に停止される。この第2の針下位置は、水平釜11
の剣先17が上糸を捕捉した位置なため、オペレーター
はミシンプーリ5を手廻することなく、加工布Wをター
ンさせる。その後、ステップ14において、ペダル18
が前方踏み込みされるのを待ち、ペダル18が前方踏み
込みされたら、ステップ15において、押え足25が下
降されて再びステップ2にリターンし、次の工程、すな
わちn2部の縫製に移行し、上記ステップ5において、
ペダル18が前方踏み込みされ続ければ最終工程の縫製
が終了するまで上記動作が繰り返される。そして、最終
工程の縫製、すなわちn4部の縫製が終了すると、ステ
ップ11において、YESと判別されミシンは停止せず
そのままステップ16に移行し、上述したと同様な糸切
りが行われて縫製が終了する。
【0049】一方、上記ステップ5において、NOとな
り、ミシン起動後にペダル18の前方踏み込みが中断さ
れた場合について説明する。この場合には、先ずステッ
プ17〜ステップ21において、図10に示したステッ
プ4〜ステップ8と同様な制御が行われ、ミシンは第1
の針下位置に停止される。
【0050】次に、ステップ22において、ペダル18
が深い後方踏み込みされたか否かを判別し、その判別結
果がYES、すなわち何らかの理由により糸切りが必要
である場合には、ステップ16に移行し、ステップ16
において、上記糸切り用ソレノイド19が駆動され糸切
りが行われる。この時、ミシン針位置は第1の針下位置
にあり、当該第1の針下位置は、水平釜11の剣先17
が上糸を捕捉する前の位置なため、オープナーに干渉す
ることなく糸切りが支障なく行われる。一方、ステップ
22において、ペダル18が深い後方踏み込みされてい
ないと判別した場合には、ステップ23に移行し、ステ
ップ23において、ペダル18が前方踏み込みされたか
否かを判別し、その判別結果がYESであれば、ステッ
プ6にリターンし再びミシンが運転される。一方、ステ
ップ23において、ペダル18が前方踏み込みされてい
ないと判別した場合には、ステップ22にリターンしペ
ダル18の状態を監視する。
【0051】このように、第3の実施形態においては、
パターン縫い(プログラム縫い)において、縫製中にペ
ダル18の前踏みが中断された場合(起動指令が発生し
ていない場合)、糸切れ等の何らかの不具合が発生した
としてミシンを釜剣先17が上糸ループを掬う前の針下
位置に停止するように構成しているため、その後の糸切
り指令により糸切りを行う場合、当該糸切り動作をオー
プナーに干渉することなく支障なく行うことができるよ
うになっている。また、実際の縫製の針数が縫製パター
ンのターンを行う設定針数になったら、ミシンを釜剣先
17が上糸ループを掬う針下位置に停止するように構成
しているため、オペレーターがミシンプーリ5を手廻す
る必要がなく、縫製能率を向上できるようになってい
る。
【0052】以上本発明者によってなされた発明を実施
形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施形
態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範
囲で種々変形可能であるというのはいうまでもない。
【0053】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1の水平釜ミ
シンは、停止指令が発生した場合、ミシンを常に釜剣先
が上糸ループを掬う前の針下位置に停止するように構成
しているため、糸切りを行う場合、当該糸切り動作をオ
ープナーに干渉することなく支障なく行うことができ
る。また、加工布をターンさせて縫製を続けて行う場
合、移動指令によりミシン針停止位置を釜剣先が上糸ル
ープを掬う針下位置に移動するように構成しているた
め、オペレーターがミシンプーリを手廻しする必要がな
く、縫製能率を向上できる。
【0054】また、請求項2の水平釜ミシンは、パター
ン縫い(プログラム縫い)において、縫製中に起動指令
が発生していない場合、糸切れ等の何らかの不具合が発
生したとしてミシンを釜剣先が上糸ループを掬う前の針
下位置に停止するように構成しているため、その後の糸
切り指令により糸切りを行う場合、当該糸切り動作をオ
ープナーに干渉することなく支障なく行うことができ
る。また、実際の縫製の針数が縫製パターンのターンを
行う設定針数になったら、ミシンを釜剣先が上糸ループ
を掬う針下位置に停止するように構成しているため、オ
ペレーターがミシンプーリを手廻しする必要がなく、縫
製能率を向上できる。
【0055】また、請求項3の水平釜ミシンは、請求項
1または2に加えて、ミシンが第1の針下位置に停止し
ている時、加工布のターンに必要な布押え上げ動作に伴
って自動的にミシンを回転して第2の針下位置に停止す
るように構成しているため、加工布のターンを能率良く
行うことができ、縫製能率をより向上することが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態における水平釜ミシン
を表した正面構成図である。
【図2】水平釜ミシンの布押え周辺を拡大して表した側
断面図である。
【図3】水平釜ミシンの水平釜周辺を拡大して表した斜
視断面図である。
【図4】第1及び第2針下位置信号発生手段を表した斜
視図である。
【図5】第1の実施形態における布押え上げ駆動機構を
表した正面構成図である。
【図6】第1の実施形態における水平釜ミシンの制御系
を表したブロック構成図である。
【図7】第1の実施形態における制御動作手順を表した
フロー図である。
【図8】本発明の第2の実施形態における水平釜ミシン
を表した正面構成図である。
【図9】第2の実施形態における水平釜ミシンの制御系
を表したブロック構成図である。
【図10】第2の実施形態における制御動作手順を表し
たフロー図である。
【図11】本発明の第3の実施形態における水平釜ミシ
ンを表した正面構成図である。
【図12】第3の実施形態における水平釜ミシンの制御
系を表したブロック構成図である。
【図13】第3の実施形態における操作パネルを表した
正面図である。
【図14】第3の実施形態における縫製パターンの一例
を表した説明図である。
【図15】第3の実施形態における制御動作手順を表し
たフロー図である。
【図16】従来技術における水平釜ミシンの水平釜周辺
を表した平面説明図である。
【図17】第2の実施形態における布押え上げ駆動機構
を表した正面構成図である。
【符号の説明】
15 第1針下位置信号発生手段 16 第2針下位置信号発生手段 17 釜剣先 18 ミシン起動停止指示手段、糸切り指令発生手段、
ミシン起動指示手段 22 制御手段 25 布押え 29 布押え上げ駆動手段 30 移動指示手段 D 第1の針下位置 E 第2の針下位置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 釜剣先が上糸ループを掬う前の位置に対
    応する第1の針下位置に達したことを検出して信号を発
    生する第1針下位置信号発生手段と、 前記釜剣先が前記上糸ループを掬った位置に対応する第
    2の針下位置に達したことを検出して信号を発生する第
    2針下位置信号発生手段と、 ミシンの起動・停止を指示するミシン起動停止指示手段
    と、 糸切り指令を発生する糸切り指令発生手段と、 前記第1の針下位置停止時に、停止位置を前記第2の針
    下位置にミシンを回転させて移動指示する移動指示手段
    と、 前記ミシン起動停止指示手段から停止指令が発生した場
    合、常にはミシンを前記第1の針下位置に停止させ、こ
    の第1の針下位置に停止時に前記移動指示手段から移動
    指令が発生した場合、ミシンを回転させて前記第2の針
    下位置に停止させる一方で、前記第1の針下位置に停止
    時に前記糸切り指令発生手段から糸切り指令が発生した
    場合、糸切り後ミシンを停止させる制御手段と、 を具備した水平釜ミシン。
  2. 【請求項2】 釜剣先が上糸ループを掬う前の位置に対
    応する第1の針下位置に達したことを検出して信号を発
    生する第1針下位置信号発生手段と、 前記釜剣先が前記上糸ループを掬った位置に対応する第
    2の針下位置に達したことを検出して信号を発生する第
    2針下位置信号発生手段と、 ミシンの起動を指示するミシン起動指示手段と、 糸切り指令を発生する糸切り指令発生手段と、 縫製パターンの設定針数と実際の縫製の針数とを比較
    し、前記実際の縫製の針数が前記縫製パターンのターン
    を行う設定針数になったら、ミシンを前記第2の針下位
    置に停止させる一方で、縫製中に前記ミシン起動指示手
    段から起動指令が発生していない場合、ミシンを前記第
    1の針下位置に停止させ、この第1の針下位置に停止時
    に前記糸切り指令発生手段から糸切り指令が発生した場
    合、糸切り後ミシンを停止させる制御手段と、 を具備した水平釜ミシン。
  3. 【請求項3】 布押えを上昇させる布押え上げ駆動手段
    を備え、 制御手段は、前記布押え上げ駆動手段の布押え上昇動作
    に伴って、ミシンを第2の針下位置に停止させることを
    特徴とする請求項1または2記載の水平釜ミシン。
JP19190397A 1997-07-02 1997-07-02 水平釜ミシン Pending JPH1119364A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006192068A (ja) * 2005-01-13 2006-07-27 Juki Corp 2本針ミシン

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