JPH11193502A - 舗装の境界の雑草防止構造及び縁石境界ブロック - Google Patents

舗装の境界の雑草防止構造及び縁石境界ブロック

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JPH11193502A
JPH11193502A JP36903097A JP36903097A JPH11193502A JP H11193502 A JPH11193502 A JP H11193502A JP 36903097 A JP36903097 A JP 36903097A JP 36903097 A JP36903097 A JP 36903097A JP H11193502 A JPH11193502 A JP H11193502A
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JP
Japan
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boundary
asphalt
pavement
block
concave portion
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Application number
JP36903097A
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English (en)
Inventor
Kuniaki Yakushinji
邦朗 薬真寺
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Minami Co Ltd
Original Assignee
Minami Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 雑草の繁殖を効果的に防止することができる
舗装の境界の雑草防止構造及び縁石境界ブロックを提供
する。 【解決手段】 ブロック10やコンクリート部材40を
舗装179が覆う凹部113,43を設け、さらに該凹
部113,43の内表面にアルカリ性の強いセメント製
の「のろ」30を張り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、歩道と車道の境界
線や道路と法面の境界線等の部分に用いる境界部材に生
じる隙間での草の発生を防止する雑草防止構造及び縁石
境界ブロックに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、コンクリート製のエプロンブロッ
ク60は、例えば図8に示すように、車道70と歩道7
5とを仕切る境界線上に設置される。このエプロンブロ
ック60はその横断面が略L字状に形成されており、車
道70と歩道75にはそれぞれぐり石71,77及びア
スファルト73,79が敷設される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで歩道75のぐ
り石77及びアスファルト79の厚みは、車道70のぐ
り石71及びアスファルト73の厚みに比べて薄い。
【0004】このため上記従来のエプロンブロック60
にあっては、エプロンブロック60とアスファルト79
の境界部分に生じる隙間aに雑草80の種子が付着して
発芽すると、その根81は短距離で容易に土壌83に到
達してしまうため、年を追うごとに繁殖して根を張り、
その景観を損ねたり、歩道75の有効幅員を狭めたり、
草刈り経費を増大させたりするばかりか、アスファルト
79に亀裂を生じさせたり、アスファルト79の表面を
膨らませたりしてしまうという問題点があった。
【0005】上記問題点を解決するため、図9に示すよ
うに、エプロンブロック60−2の歩道75側の上端辺
に長手方向に向かって切欠き状の凹部65を設け、該凹
部65を覆うようにアスファルト79を打設することに
よって、隙間aから侵入しようとする雑草80の根81
が土壌83に到達するまでの距離Lを長くし、これによ
って雑草80を繁殖しにくくする方法も考えられる。
【0006】しかしながら繁殖力の旺盛な雑草80の中
にはそれでも隙間aから根を張るものがあり、更に効果
的に雑草の繁殖防止を図ることのできるブロックの出現
が要望されていた。
【0007】前記問題は、歩道の境界線を仕切るブロッ
クの部分に生じるばかりでなく、例えば道路と法面の境
界線部分や、その他の種々の舗装の境界部分にも同様に
生じる問題である。
【0008】本発明は上述の点に鑑みてなされたもので
ありその目的は、雑草の繁殖を効果的に防止することが
できる舗装の境界の雑草防止構造及び縁石境界ブロック
を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め本発明は、ブロックを敷設するか或いは直接コンクリ
ートを打設することで舗装の境界部材を構成し、且つ該
境界部材に前記舗装が覆う凹部を設け、さらに該凹部の
内表面にはアルカリ性の強いセメント製の「のろ」を張
り付けることで舗装の境界の雑草防止構造を構成した。
また本発明は、前記境界部材に設けた凹部の内表面に板
部材を張り付け、該板部材の表面に前記「のろ」を張り
付けることとした。また本発明は、前記板部材を熱伝導
率の高い部材で構成した。また本発明は、舗装の境界線
上に敷設されるブロックにおいて、前記ブロックの舗装
側の上端辺にその長手方向に向かって前記舗装に覆われ
る凹部を設け、且つ該凹部の内表面にはアルカリ性の強
いセメント製の「のろ」を張り付けることとした。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳細に説明する。図1は本発明にかかる雑草防
止構造を適用する部分を示す図である。同図に示すよう
に本発明は、歩道170と車道(図の右側)の境界線上
に敷設される縁石境界ブロック10の部分に適用された
り、また歩道170と法面175の境界線上に打設され
るコンクリート部材40の部分に適用されたりする。こ
こで縁石境界ブロック10やコンクリート部材40をま
とめて「舗装の境界部材」という。以下両者について説
明する。
【0011】〔縁石境界ブロック10について〕図2は
本発明の第一実施形態にかかる縁石境界ブロック10の
斜視図であり、図3は該縁石境界ブロック10の断面図
である。両図に示すようにこの縁石境界ブロック10は
コンクリートの成形品である。そしてその歩道側の上端
辺111には、その長手方向に向かって切欠き状の凹部
113が設けられている。
【0012】また凹部113の内底面には、平板状の鉄
板(熱伝導率の高い部材)20が取り付けられている。
鉄板20は凹部113の長手方向全長にわたる長さに形
成されている。
【0013】さらに本発明においては、鉄板20の表面
に薄く「のろ」30を張り付けている。のろ30は凹部
113内に露出している。
【0014】ここで「のろ」とは、セメントで構成され
たものをいう。通常この縁石境界ブロック10のような
コンクリート製品は、図4に示すように、水、セメン
ト、海砂、砕砂、砕石等を混練したコンクリートを用い
るが、「のろ」はこれら成分の内の水とセメントで構成
されたものをいう。この「のろ」は、そのほとんどがセ
メント成分なので、通常のコンクリートと比べてもその
アルカリ性はかなり強い。
【0015】なおこの縁石境界ブロック10は通常工場
にて製造される。その製造方法は、縁石境界ブロック1
0の型枠内の凹部113となる部分の上に鉄板20を載
置した上で、コンクリートを打設して行なわれるが、図
5に示すように、前記凹部113となる部分の型枠部分
120上に小突起121を設けておき、その上に鉄板2
0を載せることとすれば、型枠120内にコンクリート
を打設した際に、鉄板20と型枠120の間に形成され
た隙間123は狭いので、コンクリート中の砂や砕石は
この隙間123に入り込めず、このため該隙間123に
はセメント成分だけが侵入し、これによって鉄板20の
表面をのろ30が覆うことになる。
【0016】そしてこの縁石境界ブロック10は図1に
示すように歩道170と車道とを仕切る境界線上に設置
され、車道側をアスファルトで舗装すると共に、歩道1
70側もアスファルト179によって舗装するが、その
際縁石境界ブロック10の凹部113は全てアスファル
ト179によって覆われる。
【0017】ここで図6は図1のA部分の拡大図であ
る。同図に示すようにこの縁石境界ブロック10とアス
ファルト179の境界部分Cに生じる隙間に雑草の種子
が付着して発芽したとすると、その根は凹部113とア
スファルト179の接合線Lに沿って土壌に到達しよう
とするが、該接合線Lの距離は通常の3倍でかなり長く
しかも蛇行しているので、根が土壌に到達するのは容易
ではなく、その発育が著しく阻害される。
【0018】しかもその途中において、根はのろ30に
触れることとなるが、前述のようにのろ30は強いアル
カリ性なので、根の成育を著しく阻害し、従って根が土
壌に到達することはほとんど不可能になる。
【0019】さらにこの実施形態の場合、のろ30の下
に鉄板20を取り付けているが、この鉄板20は熱伝導
率が良いので、昼間太陽光線が直接照射された際にかな
りの高温に熱せられたアスファルト179の熱をその周
囲の他の部分に比べてより速く吸収し、従ってアスファ
ルト179と同様にかなりの温度に熱せられる。このた
め熱せられたアスファルト179と鉄板20の間に侵入
してきた雑草の根は、その上下から高温で熱せられ、こ
の点からもその成育が著しく阻害される(場合によって
は熱で焼き切るような作用を生じる)。特に鉄板20は
熱伝導率が高いので、鉄板20から根への伝熱効果も大
きく、根を高温にするのに好適である。また該熱によっ
て凹部113内の乾燥も図れる。
【0020】なお鉄板20の代わりにステンレス等の熱
伝導率の高い他の板部材を用いても良い。
【0021】さらにまた熱による効果を期待しない場合
は鉄板20などの板部材は省略して、凹部113内に直
接のろ30の薄い膜を形成し、のろ30の強いアルカリ
だけで草の成長を防止しても良い。
【0022】〔コンクリート部材40について〕図7は
図1のB部分の拡大図である。同図に示すように歩道1
70と法面175の境界線上に打設されるコンクリート
部材40の部分にも本発明が適用されている。即ちコン
クリート部材40は現場で型枠を組んでコンクリートを
打設することによって製造されるものであるが、該コン
クリート部材40の上端辺41の長手方向に向かって切
欠き状の凹部43を設け、該凹部43の内底面に直接薄
く「のろ」30を張り付けている。のろ30は凹部43
内に露出している。そしてのろ30を設けた凹部43内
はアスファルト179によって全て覆われる。そして前
述の場合と同様にこの境界部分Dに生じる隙間にも草が
生えなくなる。
【0023】なおのろ30は、コンクリート部材40を
型枠で成型する際には設けておかず、成型後の凹部43
内に後からセメントを水で溶いたものを薄く流し込んだ
り、凹部43内にセメントの粉をまいてこれを水で溶か
し、その後これを固めることで形成する。もちろん他の
方法によってのろ30を形成しても良い。
【0024】なおのろ30の下には図6に示す場合のよ
うに板部材を取り付けておいても良い。
【0025】以上本発明の実施形態を詳細に説明したが
本発明はこれら実施形態に限定されず、例えば以下のよ
うな種々の変形が可能である。
【0026】縁石境界ブロック10やコンクリート部
材40などの境界部材の形状や、板部材や凹部の形状は
種々の変形が可能であることはいうまでもない。
【0027】特に加熱する必要がない場合は、プラス
チック、発泡スチロールなど、さらに他の種々の板部材
を用いても良い。
【0028】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、凹部によって雑草の根が土壌に到達するまでの長さ
を長く困難にすると同時に、「のろ」というアルカリ性
の強い部材に雑草の根を触れさせることの相乗効果によ
って、舗装の境界部材に生じる隙間から生えようとする
草の根の成長を著しく阻害して、雑草の繁殖を効果的に
防止することができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる雑草防止構造を適用する部分を
示す図である。
【図2】本発明の第一実施形態にかかる縁石境界ブロッ
ク10の斜視図である。
【図3】縁石境界ブロック10の断面図である。
【図4】コンクリートの配合割合を示す図である。
【図5】のろ30の形成方法を説明するための図であ
る。
【図6】図1のA部分の拡大図である。
【図7】図1のB部分の拡大図である。
【図8】従来のエプロンブロック60の1使用例を示す
断面図である。
【図9】雑草を生えにくくしたエプロンブロック60−
2の1使用例を示す断面図である。
【符号の説明】
10 縁石境界ブロック(境界部材) 113 凹部 20 鉄板(板部材) 30 のろ 40 コンクリート部材(境界部材) 43 凹部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブロックを敷設するか或いは直接コンク
    リートを打設することで舗装の境界部材を構成し、且つ
    該境界部材に前記舗装が覆う凹部を設け、さらに該凹部
    の内表面にはアルカリ性の強いセメント製の「のろ」を
    張り付けたことを特徴とする舗装の境界の雑草防止構
    造。
  2. 【請求項2】 前記境界部材に設けた凹部の内表面には
    板部材を張り付け、該板部材の表面に前記「のろ」を張
    り付けたことを特徴とする請求項1記載の舗装の境界の
    雑草防止構造。
  3. 【請求項3】 前記板部材は熱伝導率の高い部材で構成
    されていることを特徴とする請求項2記載の舗装の境界
    の雑草防止構造。
  4. 【請求項4】 舗装の境界線上に敷設されるブロックに
    おいて、 前記ブロックの舗装側の上端辺にその長手方向に向かっ
    て前記舗装に覆われる凹部を設け、且つ該凹部の内表面
    にはアルカリ性の強いセメント製の「のろ」を張り付け
    たことを特徴とする縁石境界ブロック。
JP36903097A 1997-12-26 1997-12-26 舗装の境界の雑草防止構造及び縁石境界ブロック Pending JPH11193502A (ja)

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JP (1) JPH11193502A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5285182B1 (ja) * 2012-12-18 2013-09-11 中里産業株式会社 側溝ブロックおよびそれを備えた歩車道境界構造

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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