JPH1119290A - 弾球遊技機の入賞装置 - Google Patents

弾球遊技機の入賞装置

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JPH1119290A
JPH1119290A JP17606897A JP17606897A JPH1119290A JP H1119290 A JPH1119290 A JP H1119290A JP 17606897 A JP17606897 A JP 17606897A JP 17606897 A JP17606897 A JP 17606897A JP H1119290 A JPH1119290 A JP H1119290A
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JP
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closing
entrance
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JP17606897A
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Inventor
Shinichi Hoshino
進一 星野
Hiroshi Hayamizu
浩 速水
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Heiwa Corp
Original Assignee
Heiwa Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゲージ構成の自由度を高め、耐久性の向上を
図った弾球遊技機の入賞装置を提供すること。 【解決手段】 遊技領域14中に設けられ、遊技球が入
賞するための入口を有する入賞装置本体5と、遊技盤1
1面に対して平行移動することで、入賞装置本体5の入
口を開閉すべく設けられた単一の開閉部材3と、この開
閉部材3を、入賞装置本体5の入口を閉塞する位置から
開放する位置まで移動させる開閉部材駆動手段8とを備
えるように構成する。そして、開閉部材3は、開閉部材
駆動手段8によって、上下方向または左右方向に移動自
在に設ける。あるいは、回転自在または回動自在に設け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技盤面に形成さ
れた遊技領域中に遊技球を発射することによって所定の
ゲームを行う弾球遊技機の入賞装置に関する。
【0002】〔発明の背景〕近年、遊技盤面に形成され
る遊技領域内に特別電動役物を設け、特別電動役物の作
動により、大入賞口の入口を開き、または拡大すること
で遊技の興趣を高めた弾球遊技機が数多く提供されてい
る。特別電動役物は、その動作および形態によって、
「第1種特別電動役物」、「第2種特別電動役物」、
「第3種特別電動役物」等、種々様々なものがある。そ
して、第1種特別電動役物を有するパチンコ遊技機を第
1種、同様にして、第2種特別電動役物を有するパチン
コ遊技機を第2種、第3種特別電動役物を有するパチン
コ遊技機を第3種、その他の電動役物を有するパチンコ
遊技機を一般電役と呼称し、それぞれを区別している。
【0003】前述したパチンコ遊技機の中で、第2種に
属するパチンコ遊技機(以下、第2種パチンコ遊技機)
は、最初に登場したとき、その役物が戦闘機をモチーフ
とし、翼に相当する部分が開閉するような構造であった
ことから「ヒコーキ台」と呼ばれたり、後に、役物の左
右位置に設けられた2つの羽根状部材が開閉するような
構造が一般的なものとなってから「羽根モノ」と呼ばれ
たりしている。
【0004】第2種パチンコ遊技機は、通称「羽根モ
ノ」と呼ばれるように、役物の左右位置に設けられた2
つの羽根状部材が開放する際に、羽根状部材によって拾
われた遊技球が、役物内の特定領域(Vゾーン)に入賞
することで大当たりとなる遊技機である。このような第
2種パチンコ遊技機では、その遊技興趣のほとんどが第
2種特別電動役物の動作に深く関与している。
【0005】
【従来の技術】従来、遊技領域中に発射した遊技球によ
ってゲームを行う弾球遊技機として、第2種特別電動役
物と呼ばれる役物装置を備えた第2種パチンコ遊技機が
ある。第2種パチンコ遊技機における役物装置には、様
々なタイプのものがあるが、主として、特定領域(Vゾ
ーン)を有する役物の入口部分に、入口を開放または拡
大するための一対の開閉部材を設け、これらの開閉部材
を役物の左右位置に配置したものが一般的である。
【0006】図13および図14は、従来の第2種パチ
ンコ遊技機における要部構成を示すものであり、図13
は、役物の閉塞時状態、図14は、役物の開放状態を示
す。第2種パチンコ遊技機は、遊技盤面のほぼ中央に、
第2種電動役物となるセンタ役物101を設け、センタ
役物101の下方位置に、第2種始動口となる、左落と
し始動口102と、センタ下始動口103と、右落とし
始動口104とを順に配設している。
【0007】センタ役物101には、遊技球の入口位置
に、回動軸105a、106aを支点として一対のハネ
状開閉部材105、106が回動自在に設けられ、左落
とし始動口102または右落とし始動口104に遊技球
が入賞すると、約0.4〜0.8秒間の開放動作を1回
行い、センタ下始動口103に遊技球が入賞すると、約
0.4〜0.8秒間の開放動作を2回行う。また、セン
タ役物101内には普通領域107、108の間に特定
領域109が設けられ、これら普通領域107、108
および特定領域109を遊技球が通過する確率は、およ
そ3分の1ずつとなっている。
【0008】ハネ状開閉部材105、106の開放中
に、遊技球がハネ状開閉部材105、106に拾われ
て、センタ役物101内に入賞すると、入賞した遊技球
は、機械的に約3分の1の確率で3つの領域107〜1
09のいずれかに振り分けられる。振り分けられた遊技
球が特定領域109を通過した場合、大当たりとなっ
て、ハネ状開閉部材105、106は、約30秒間の間
に最大18回の開放動作を繰り返し、遊技者に対して大
量の賞球を獲得できるチャンスを与える。そして、この
開放動作中に再び遊技球が特定領域109を通過する
と、その時点から再度大当たりとなるように構成された
ものが一般的である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
第2種パチンコ遊技機の役物装置にあっては、センタ役
物101における遊技球の入口部分に、入口を開放また
は拡大する目的で、ハネ状開閉部材105、106を要
する構成となっていたため、以下に述べるような問題点
があった。
【0010】すなわち、センタ役物101に設けられた
ハネ状開閉部材105、106は、その開閉動作を行う
ために可動領域を必要とする。このため、センタ役物1
01の左右近傍領域には、遊技くぎ等を配設することの
できない領域ができ、ゲージ構成に制約が生じるという
問題点があった。また、近時における第2種パチンコ遊
技機においては、遊技興趣を高めるために役物内でのア
クションに凝った動作を行うものが増える傾向にある。
これに伴って役物のサイズも大型化しており、このこと
もゲージ構成の制約に拍車をかけている。
【0011】また、遊技領域中に打ち出された遊技球
が、ハネ状開閉部材105、106や遊技くぎ等に衝突
する際、大きな力が相手側に加わるため、ハネ状開閉部
材105、106や遊技くぎ等には充分な耐久性が要求
されている。ハネ状開閉部材105、106は、回動軸
105a、106aを支点として回動自在に設けられて
いることから、ハネ状開閉部材105、106に対して
加わる力に対して支持するための力は、てこの原理によ
り、支点となる回動軸105a、106aからの距離が
遠ければ遠いほど大きな力を要することになる。このた
め、従来はハネ状開閉部材105、106の長さを短く
したり、ハネ状開閉部材105、106の中間位置に回
動軸105a、106aを設け、力が加わる点と支点と
の距離を短くすることで対処していた。
【0012】しかし、ハネ状開閉部材105、106の
開放中に、ハネ状開閉部材105、106の先端部分に
遊技球が勢いよく衝突する際の力はかなりのものとな
り、この力が原因でハネ状開閉部材105、106の開
閉動作がおかしくなったり、最悪の場合、ハネ状開閉部
材105、106が折れてしまうこともあった。
【0013】〔発明の目的〕そこで本発明は、ゲージ構
成の自由度を高め、耐久性の向上を図った弾球遊技機の
入賞装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載する本発
明の弾球遊技機の入賞装置は、遊技領域中に設けられ、
遊技球が入賞するための入口を有する入賞装置本体と、
遊技盤面に対して平行移動することで、入賞装置本体の
入口を開閉すべく設けられた単一の開閉部材と、この開
閉部材を、前記入賞装置本体の入口を閉塞する位置から
開放する位置まで移動させる開閉部材駆動手段とを備え
るように構成している。
【0015】また、請求項2に記載する本発明の弾球遊
技機の入賞装置は、たとえば、第2種特別電動役物とな
る大入賞口における遊技球の入口を開閉すべく設けられ
た単一の開閉部材と、遊技領域中に設けられた特定の入
賞口となる第2種始動口に遊技球が入賞することを条件
として、開閉部材を、大入賞口の入口を閉塞する位置か
ら大入賞口の入口を開放する位置まで移動させる開閉部
材駆動手段とを備えるように構成している。
【0016】ここで、大入賞口における遊技球の入口を
開閉すべく設けられた単一の開閉部材は、たとえば、上
下動自在に設けられ、上方に位置する際に第2種特別電
動役物となる大入賞口における遊技球の入口を開放し、
一方、下方に位置する際に大入賞口における遊技球の入
口を閉塞するように構成し、遊技領域中に設けられた特
定の入賞口となる第2種始動口に遊技球が入賞すること
を条件として作動する条件作動手段と、条件作動手段の
作動により、前記開閉部材を所定数回上下動させる開閉
部材駆動手段とを備えるように構成してもよい。
【0017】また、大入賞口における遊技球の入口を開
閉すべく設けられた単一の開閉部材は、左右方向に移動
自在に設けられ、左右方向への移動に伴って大入賞口に
おける遊技球の入口を開放または閉塞するように構成
し、遊技領域中に設けられた特定の入賞口となる第2種
始動口に遊技球が入賞することを条件として作動する条
件作動手段と、条件作動手段の作動により、前記開閉部
材を所定数回、左右方向に移動させる開閉部材駆動手段
とを備えるように構成してもよい。
【0018】さらに、大入賞口における遊技球の入口を
開閉すべく設けられた単一の開閉部材は、回転または回
動自在に設けられ、回転または回動動作に伴って大入賞
口における遊技球の入口を開放または閉塞する単一の開
閉部材と、遊技領域中に設けられた特定の入賞口となる
第2種始動口に遊技球が入賞することを条件として作動
する条件作動手段と、条件作動手段の作動により、前記
開閉部材を所定角度、回転または回動させる開閉部材駆
動手段とを備えるように構成してもよい。
【0019】すなわち、本発明では、大入賞口の入口を
開閉するための開閉部材を単一部材とすることで、開閉
部材による開閉動作のための可動領域を小さくすること
ができ、役物自体をコンパクトなものとすることができ
る。また、開閉部材を単一部材とする際、たとえば、ブ
ロック状に形成したりすることで、従来のハネ状のもの
と比較して、外部から加わる衝撃に対して耐久力を高め
ることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図示した一実施例に基づい
て本発明を詳細に説明する。なお、以下の説明では、本
発明の弾球遊技機としてのパチンコ遊技機は、第2種特
別電動役物を有する第2種パチンコ遊技機として説明す
る。
【0021】〔第1実施例〕図1および図2は、本発明
の第1実施例におけるパチンコ遊技機を正面から見たも
のであり、主要部材の配置を示す。パチンコ遊技機(弾
球遊技機)1は、遊技盤面を構成する遊技盤(ゲージ
盤)11と、遊技盤11を支持固定する遊技機用枠(台
枠)12とから構成されている。遊技盤11は、ガイド
レール13によって囲まれた、ほぼ円形状の遊技領域1
4を備え、ガイドレール13の先端位置には、遊技領域
14中に発射した遊技球が戻ってくるのを防止するた
め、ファール球止め13aが設けられている。
【0022】図3および図4は、図1および図2に示す
センタ役物の要部構成を示し、図3は閉塞状態、図4は
開放状態を示す。遊技領域14のほぼ中央位置には、第
2種特別電動役物となるセンタ役物2を配置している。
センタ役物2は、大当たり時における大入賞口として機
能するものであり、センタ役物2内に入賞すべき遊技球
の入口部分を開閉する開閉部材3と、開閉部材3の開放
中に入賞した遊技球が通過する普通領域4a、4bおよ
び特定領域4cを有する役物本体5とが設けられてい
る。このセンタ役物2における開閉部材3の開閉動作に
よって、パチンコ遊技機1における遊技興趣を高めてい
る。
【0023】開閉部材3は、単一のブロック状部材から
なり、図3に示すように、役物本体5の上方に設けられ
た入口を閉塞する定常位置から、図4に示すように、役
物本体5の上方に設けられた入口を開放する開放位置ま
での間を上下動自在に設けられている。この開閉部材3
によって、本実施例でのセンタ役物2は、従来例におけ
る一対のハネ状部材と同様に、役物本体5の上方位置に
おいて、左右両側から遊技球が入賞すべき入口を形成す
る。また、役物本体5には、入賞した遊技球は、中仕切
り板6から底板7を通って、普通領域4a、4bおよび
特定領域4cのいずれかを通過するように構成されてい
る。このとき、中仕切り板6に立設されたガイド板6
a、6aの間を通過する遊技球は、高確率で特定領域4
cを通過するようになっている。
【0024】図5は、図3に示すセンタ役物のA−A′
線断面を示し、図6は、図4に示すセンタ役物のB−
B′線断面を示す。開閉部材3は、裏面側に設けられた
ソレノイド(開閉部駆動手段)8の先端部分と連結部材
8aによって連結されており、ソレノイド8の伸縮動作
に合わせて、開閉動作を行う。開閉部材3の開放動作に
よって役物本体5内に入賞した遊技球は、前述したよう
に、中仕切り板6から底板7を通って、普通領域4a、
4bまたは特定領域4cに、およそ3分の1の確率で機
械的に振り分けられる。普通領域4a、4bまたは特定
領域4cを通過した遊技球は、それぞれ近接スイッチか
らなる遊技球センサ9a〜9cによって検出される。
【0025】ここで、特定領域4cを通過した遊技球が
遊技球センサ9cによって検出されると大当たりとな
り、約30秒間の間に約0.5秒間の開放動作を最大1
8回継続して行う。そして、開放動作中に再び遊技球が
特定領域4cを通過すると、その時点から再度大当たり
となり、この動作を最大15ラウンドまで繰り返し、遊
技者に対して、特別遊技(ボーナスゲーム)による多く
の賞球獲得の機会を与える。なお、1ラウンド中、役物
本体5内に遊技球がおおむね10個入賞した場合は、開
放回数が18回に満たない場合であっても開閉部材3の
開放動作は停止する。
【0026】センタ役物2の下方位置には、第2種始動
口となる、左落とし始動口21と、センタ下始動口22
と、右落とし始動口23とを順に配設している。そし
て、センタ役物2の左側には左肩入賞口31を、右側に
は右肩入賞口32をそれぞれ設け、左肩入賞口31の下
側には左袖入賞口33を、右肩入賞口32の下側には右
袖入賞口34をそれぞれ設けている。また、センタ役物
2の左右位置には風車41、42を配設し、さらに、左
右肩入賞口31、32の外側には風車43、44を、内
側には風車45、46をそれぞれ配設している。遊技領
域14の最下位置には、入賞しなかった遊技球を回収す
るためのアウト穴47を設けている。
【0027】遊技機用枠12は、大別して、内枠51
と、外枠52とから構成されている。内枠51は、ヒン
ジ53、54を介して外枠52に取り付けられており、
後述するシリンダ錠64を開けることで前方に開き、遊
技盤面の裏面側を操作することができるようになってい
る。内枠51の上方位置には、大当たり動作中に点灯す
る外部表示ランプ61が設けられている。また、内枠5
1の左側には、球抜き穴62が設けられ、内枠51の右
側には、錠穴飾り63およびシリンダ錠64が設けられ
ている。
【0028】内枠51の下部位置には、上受皿セット7
1が取り付けられており、さらに、上受皿セット71の
下方には、下受皿セット81が取り付けられている。上
受皿セット71には、発射すべき遊技球を供給するため
の上受皿72と、上受皿72内の遊技球を下受皿82側
に流す供給解除ボタン73と、スピーカ74とが一体的
に設けられている。一方、下受皿セット81には、賞球
等の出玉を貯留するための下受皿82と、下受皿82内
の遊技球を出玉ケース(ドル箱)内に投下するためのス
ライド操作部83と、灰皿84とが設けられている。
【0029】また、下受皿セット81の右側には、遊技
球の発射を操作するためのグリップハンドル91が設け
られ、グリップハンドル91の左下に位置する部分に
は、グリップハンドル91を回転させることで突出する
発射ウエイトボタン92が設けられている。発射ウエイ
トボタン92は、グリップハンドル91を操作して遊技
球の打ち出しを行っている最中に押下することで、即座
に遊技球の打ち出しを停止することができ、押下を解除
すると打ち出しを再開するものである。
【0030】以下、本実施例のパチンコ遊技機1におけ
る開閉部材3の開閉動作について詳しく説明する。
【0031】図7は、開閉部材の開放動作を説明するた
めのものであり、第2種始動口となる、左落とし始動
口、センタ下始動口、右落とし始動口内に設けられた始
動スイッチのチェック処理を含む。この処理では、ま
ず、入賞口21〜23、31〜34内に設けられた始動
スイッチのいずれかがオンとなったか否かを判断する
(ステップS101)。ステップS101の判断処理に
おいて、いずれかの始動スイッチがオンとなっていれば
(ステップS101;Y)、つづいて、左落とし始動口
21または右落とし始動口23内に設けられた始動スイ
ッチがオンとなったか否かを判断する(ステップS10
2)。ステップS102の判断処理において、左落とし
始動口21または右落とし始動口23への入賞を検出す
ると(ステップS102;Y)、ソレノイド8を駆動し
て、開閉部材3を約0.5秒間、開放位置まで移動させ
る(ステップS103)。
【0032】一方、ステップS102の判断処理におい
て、左落とし始動口21および右落とし始動口23への
入賞を検出しない場合(ステップS102;N)、さら
に、センタ下始動口22内に設けられた始動スイッチが
オンとなったか否かを判断する(ステップS104)。
ステップS104の判断処理において、センタ下始動口
22への入賞を検出すると(ステップS104;Y)、
ソレノイド8を駆動して、開閉部材3を約0.5秒間、
開放位置まで移動させ、この動作を2回繰り返す(ステ
ップS105)。そして、各入賞口21〜23、31〜
34に割り当てられた賞球数に応じて賞球処理を行う
(ステップS106)。
【0033】図8は、開閉部材の開放動作中に入賞する
遊技球による大当たり判定動作を説明するためのもので
ある。この処理では、まず、開閉部材3の開放動作によ
って入賞した遊技球が普通領域4a、4bを通過したか
否かを判断する(ステップS201)。具体的には、遊
技球が普通領域4a、4bを通過した後、遊技球センサ
9a、9bによって検出され、遊技球センサ9a、9b
からオン信号が出力されたか否かによって判断する。
【0034】ステップS201の判断処理において、遊
技球の通過を検出しなかった場合(ステップS201;
N)、つづいて、開閉部材3の開放動作によって入賞し
た遊技球が特定領域4cを通過したか否かを判断する
(ステップS202)。ステップS202の判断処理に
おいて、遊技球の通過を検出しなかった場合(ステップ
S202;N)には、再度ステップS201の処理に進
み、遊技球が入賞するまでステップS201およびS2
02の処理を繰り返す。
【0035】一方、ステップS202の判断処理におい
て、遊技球が特定領域4cを通過した場合(ステップS
202;Y)、大当たりフラグをセットし(ステップS
203)、大当たり動作を実行する。そして、役物本体
5内に入賞した遊技球数に応じて賞球処理を行う(ステ
ップS204)。
【0036】つぎに、上述の実施例における一連の遊技
動作を説明する。
【0037】まず、パチンコ遊技機1の右下位置に設け
られたグリップハンドル91を回転操作することによ
り、遊技球発射装置(図示せず)から打ち出された遊技
球は、ガイドレール13に案内されて遊技盤11中の遊
技領域14中に発射される。図示しない遊技制御部は、
各入賞口21〜23、31〜34内に設けられた始動ス
イッチからの入力の有無を常に監視している。このた
め、遊技球が第2種始動口となる、左落とし始動口2
1、センタ下始動口22、右落とし始動口23のいずれ
かに入賞した場合、始動スイッチにおいて入賞を検出
し、検出信号のチャタリングの除去または論理変換等を
行った後、入力処理を行う。
【0038】そして、左落とし始動口21、センタ下始
動口22、右落とし始動口23において遊技球の入賞を
検出すると、左落とし始動口21または右落とし始動口
23の場合、開閉部材3を1回開放し、センタ下始動口
22の場合、開閉部材3を2回開放する。この開放動作
中に、役物本体5内に入賞した遊技球は、普通領域4
a、4bまたは特定領域4cに、およそ3分の1の確率
で機械的に振り分けられる。そして、入賞した遊技球
が、ほぼ3分の1の確率をもって特定領域4cを通過す
ると、大当たりとなる。大当たりとなると、図示しない
条件作動手段が作動し、開閉部材3の開放制御を行い、
ボーナスゲームに入る。
【0039】このように第1実施例では、センタ役物2
の入口を開閉するための開閉部材3を単一部材で構成す
ることによって、開閉部材3による開閉動作のための可
動領域を小さくすることができる。これによって、セン
タ役物2全体の大きさを小さくすることができる。ま
た、本実施例では、開閉部材3をブロック状に形成する
ことによって、従来例におけるハネ状の開閉部材より
も、より外部から加わる衝撃に対する耐久力を高めるこ
とができる。さらに、本実施例では、開閉部材3の上面
および側面側に遊技くぎを配設することで、遊技球によ
る直接的な衝撃を防止することで、より耐久性を向上さ
せている。
【0040】〔第2実施例〕図9および図10は、本発
明の第2実施例におけるパチンコ遊技機のセンタ役物の
要部構成を示し、図9は閉塞状態、図10は開放状態を
示す。なお、図9および図10において、図3および図
4に示す第1実施例と同一要素部分には同一符号を付し
ている。本実施例のパチンコ遊技機1のセンタ役物2
は、大当たり時における大入賞口として機能するもので
あり、センタ役物2内に入賞すべき遊技球の入口部分を
開閉する開閉部材3′と、開閉部材3′の開放中に入賞
した遊技球が通過する普通領域4a、4bおよび特定領
域4cを有する役物本体5とが設けられている。このセ
ンタ役物2における開閉部材3の開閉動作によって、パ
チンコ遊技機1における遊技興趣を高めている。
【0041】開閉部材3′は、単一のブロック状部材か
らなり、図9に示すように、役物本体5の上方に設けら
れた入口を閉塞する定常位置から、図10に示すよう
に、役物本体5の上方に設けられた入口を開放する開放
位置までの間を左右方向に移動自在に設けられている。
この開閉部材3によって、本実施例でのセンタ役物2
は、従来例における一対のハネ状部材と同様に、役物本
体5の上方位置において、左側から遊技球が入賞すべき
入口を形成する。
【0042】このように第2実施例では、前述の第1実
施例において上下動自在に設けられた開閉部材3を、左
右方向に移動自在に設けることによって、開閉部材3′
を、閉塞位置から開放位置まで開閉動作を行うように構
成している。そして、本実施例では、開閉部材3′の水
平方向における移動量を右側方向だけに制限することに
よって、開閉部材3′による開閉動作のための可動領域
を小さくでき、センタ役物2全体の大きさを小さくする
ことができる。
【0043】なお、本実施例では、開閉部材3′の水平
方向における移動量を右側方向だけに制限しているが、
可動領域を抑えつつ、移動量を左右方向に充分確保する
ことで、センタ役物2の左右両側部分を遊技球の入口と
する役物を構成することもできる。
【0044】〔第3実施例〕図11および図12は、本
発明の第3実施例におけるパチンコ遊技機のセンタ役物
の要部構成を示し、図11は閉塞状態、図12は開放状
態を示す。なお、図11および図12において、図3お
よび図4に示す第1実施例と同一要素部分には同一符号
を付している。本実施例のパチンコ遊技機1のセンタ役
物2は、大当たり時における大入賞口として機能するも
のであり、センタ役物2内に入賞すべき遊技球の入口部
分を開閉する開閉部材3″と、開閉部材3″の開放中に
入賞した遊技球が通過する普通領域4a、4bおよび特
定領域4cを有する役物本体5とが設けられている。こ
のセンタ役物2における開閉部材3の開閉動作によっ
て、パチンコ遊技機1における遊技興趣を高めている。
【0045】開閉部材3″は、単一のブロック状部材か
らなり、図11に示すように、役物本体5の上方に設け
られた入口を閉塞する定常位置から、図12に示すよう
に、役物本体5の上方に設けられた入口を開放する開放
位置までの間を回動自在に設けられている。この開閉部
材3″によって、本実施例でのセンタ役物2は、従来例
における一対のハネ状部材と同様に、役物本体5の上方
位置において、左側から遊技球が入賞すべき入口を形成
する。
【0046】このように第3実施例では、前述の第1実
施例において上下動自在に設けられた開閉部材3を、回
動自在に設けることによって、開閉部材3″を、閉塞位
置から開放位置まで開閉動作を行うように構成してい
る。そして、本実施例では、開閉部材3″の回動動作に
よる移動量を最小限に制限することによって、開閉部材
3″による開閉動作のための可動領域を小さくでき、セ
ンタ役物2全体の大きさを小さくすることができる。
【0047】なお、本実施例では、開閉部材3″の移動
量を制限することにより回動動作を行うように構成して
いるが、開閉部材3″を回転自在に設け、ある支点を中
心として一方向に回転させることによって、可動領域を
抑えつつ、センタ役物2の左右両側部分を遊技球の入口
とする役物を構成することもできる。
【0048】以上説明したように、前述の第1〜第3実
施例での開閉部材3〜3″は、小型で単一の部材から構
成されるため、センタ役物2の横幅を短縮することがで
き、短縮された分だけゲージ構成の幅が広がってゲージ
構成の自由度が増す。また、従来と同程度のゲージ構成
であれば、センタ役物2のサイズをより大きなものとす
ることができる。さらに、役物の耐久性向上に優れ、役
物自体にも新規性を伴い、遊技興趣を高める効果があ
る。
【0049】なお、センタ役物2における開閉部材3の
形状は、前述の実施例における形状に限定されるもので
はなく、単一部材によって形成されるものであれば、そ
のモチーフに合わせて任意の形状とすることができる。
また、前述の実施例では、本発明の入賞装置を第2種パ
チンコ遊技機に適用した例を説明したが、適用可能なパ
チンコ遊技機としては、これに限らず、第1種パチンコ
遊技機、第3種パチンコ遊技機、一般電役機等にも適用
することができる。
【0050】さらに、本発明を適用するパチンコ遊技機
としては、現金によって球貸しを行うパチンコ遊技機
(現金機)だけではなく、パッキーカード(日本レジャ
ーシステム株式会社)、パニーカード(日本ゲームカー
ド株式会社)、ジャッキーカード(日本アドバンストカ
ードシステム株式会社)等のプリペイドカードによって
球貸しを行うカード式パチンコ遊技機(CR機)に適用
しても構わない。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、大入
賞口の入口を開閉するための開閉部材を単一部材とする
ことにより、開閉部材における開閉動作のための可動領
域を小さくすることができ、役物自体をコンパクトなも
のとすることができる。また、開閉部材を単一部材とす
ることで、外部から加わる衝撃に対して耐久力を高める
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例におけるパチンコ遊技機の
役物装置の閉塞時状態を示す図である。
【図2】本発明の第1実施例におけるパチンコ遊技機の
役物装置の開放時状態を示す図である。
【図3】図1に示すパチンコ遊技機におけるセンタ役物
の閉塞時状態を示す要部拡大図である。
【図4】図2に示すパチンコ遊技機におけるセンタ役物
の開放時状態を示す要部拡大図である。
【図5】図3に示すセンタ役物のA−A′線断面図であ
る。
【図6】図4に示すセンタ役物のB−B′線断面図であ
る。
【図7】開閉部材による開放動作手順を説明するための
流れ図である。
【図8】開閉部材の開放動作中に入賞する遊技球による
大当たり判定動作手順を説明するための流れ図である。
【図9】第2実施例のパチンコ遊技機におけるセンタ役
物の閉塞時状態を示す要部拡大図である。
【図10】第2実施例のパチンコ遊技機におけるセンタ
役物の開放時状態を示す要部拡大図である。
【図11】第3実施例のパチンコ遊技機におけるセンタ
役物の閉塞時状態を示す要部拡大図である。
【図12】第3実施例のパチンコ遊技機におけるセンタ
役物の開放時状態を示す要部拡大図である。
【図13】従来の第2種パチンコ遊技機における第2種
特別電動役物の閉塞時状態を示す図である。
【図14】従来の第2種パチンコ遊技機における第2種
特別電動役物の開放時状態を示す図である。
【符号の説明】
1…パチンコ遊技機(弾球遊技機)、2…センタ役物、
3…開閉部材、 4a、4b…普通領
域、4c…特定領域、 5…役物本体、
6…中仕切り板、 7…底板、8…ソレ
ノイド(開閉部駆動手段)、8a…連結部材、
9…遊技球センサ、11…遊技盤(ゲージ
盤)、 12…遊技機用枠(台枠)、13…ガイド
レール、 13a…ファール球止め、14…
遊技領域、21…左落とし始動口、 22…セ
ンタ下始動口、23…右落とし始動口、31…左肩入賞
口、 32…右肩入賞口、33…左袖入賞
口、 34…右袖入賞口、41〜46…風
車、 47…アウト穴、51…内枠、
52…金枠、53…外枠、
54、155…ヒンジ、61…外部表示ラン
プ、 62、163…ランプ、64…球抜き
穴、 65…錠穴飾り、66…シリンダ
錠、71…上受皿セット、 72…上受皿、
73…供給解除ボタン、 74…スピーカ、8
1…下受皿セット、 82…下受皿、83…
スライド操作部、 84…灰皿、91…グリッ
プハンドル、 92…発射ウエイトボタン、

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技領域中に設けられ、遊技球が入賞す
    るための入口を有する入賞装置本体と、 遊技盤面に対して平行移動することで、入賞装置本体の
    入口を開閉すべく設けられた単一の開閉部材と、 この開閉部材を、前記入賞装置本体の入口を閉塞する位
    置から開放する位置まで移動させる開閉部材駆動手段と
    を備えることを特徴とする弾球遊技機の入賞装置。
  2. 【請求項2】 大入賞口における遊技球の入口を開閉す
    べく設けられた単一の開閉部材と、 遊技領域中に設けられた特定の入賞口に遊技球が入賞す
    ることを条件として、前記開閉部材を、大入賞口の入口
    を閉塞する位置から大入賞口の入口を開放する位置まで
    移動させる開閉部材駆動手段とを備えることを特徴とす
    る弾球遊技機の入賞装置。
JP17606897A 1997-07-01 1997-07-01 弾球遊技機の入賞装置 Pending JPH1119290A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005185442A (ja) * 2003-12-25 2005-07-14 Sophia Co Ltd 遊技機

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