JPH11192066A - 豆腐製造装置 - Google Patents

豆腐製造装置

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JPH11192066A
JPH11192066A JP9367731A JP36773197A JPH11192066A JP H11192066 A JPH11192066 A JP H11192066A JP 9367731 A JP9367731 A JP 9367731A JP 36773197 A JP36773197 A JP 36773197A JP H11192066 A JPH11192066 A JP H11192066A
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JP
Japan
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tofu
space
manufacturing apparatus
coagulation
frame
Prior art date
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Application number
JP9367731A
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English (en)
Inventor
Kenji Nishioka
賢治 西岡
Yasuo Tanabe
康夫 田邉
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YANAGYA KK
Yanagiya Co Ltd
Original Assignee
YANAGYA KK
Yanagiya Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 棒状豆腐を凝固空間の上端口から豆腐取出枠
内に押し出し、この状態でカッタにより切断すること
で、豆腐が欠けたり、潰れるといった形崩れを起こすこ
とがなく、一丁づつ確実に切り出していくことができる
ようにした豆腐製造技術の提供。 【解決手段】 凝固空間10が内部に形成されている豆
腐成形枠1と、凝固空間の内面に下端から上端まで対向
して設けられている1対の電極板11,11と、凝固空
間の内部を昇降摺動し、上昇時に凝固空間の下端から上
端に向けて豆腐1丁分の高さで間欠的に移動可能に形成
されている押上げピストン2と、豆腐保持室40が内部
に形成され、この豆腐保持室が豆腐受取位置Mと、豆腐
排出位置Nとの間で水平方向に往復する豆腐取出枠4
と、凝固空間の上端口に沿って凝固空間を横断する水平
方向に往復するカッタ5とを備えている構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ジュール熱加熱方
式を使用し、かつ一丁ずつ連続して製造することができ
るようにした豆腐製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ジュール熱加熱方式を使用し、か
つ一丁ずつ連続して製造することができる豆腐製造装置
としては、例えば、特開平9−28341号公報に記載
されたものが知られている。
【0003】この従来の豆腐製造装置は、豆腐1丁分の
平面形状で垂直方向に開口した凝固空間が内部に形成さ
れている豆腐成形枠と、前記凝固空間の内面に下端から
上端まで対向して設けられている1対の電極板と、前記
凝固空間の下端口を開閉可能に摺動するシャッタと、凝
固空間の下端口に対向して設けられた豆腐取出枠とを備
えていた。
【0004】従って、この豆腐製造装置では、凝固空間
に豆乳を充填したのち1対の電極板に電圧を印加させる
と、豆乳にジュール熱が発生し、このジュール熱による
加熱によって豆乳が凝固し、凝固空間に縦長の棒状豆腐
が作られる。そして、シャッタを開くと、棒状豆腐が凝
固空間の下端口から摺り落ち、豆腐取出枠で受け止めら
れる。この状態でシャッタを閉じると、棒状豆腐の下端
部が豆腐1丁分の高さで豆腐取出枠内に切断されると同
時に、このシャッタによって凝固空間に残った棒状豆腐
が受け止められる。以後は豆腐取出枠から豆腐を取り出
したのち、上述同様にシャッタを開閉し、棒状豆腐を下
端部から順次に豆腐1丁分づつ切り出していくことがで
きる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の豆腐製造装置では、縦長の棒状豆腐が凝固空間
の下端口から摺り落ち、豆腐取出枠で受け止められるた
め、その時の衝撃によって豆腐が欠けたり、潰れるとい
った形崩れを起こすという問題があった。また、シャッ
タや豆腐取出枠の機構が複雑であるので、製造コストが
高くつく上に、棒状豆腐の残量により下端の豆腐にかか
る荷重が変わるので、取り出した豆腐の重量にバラツキ
が生じるという問題もあった。
【0006】本発明は、上述のような従来の問題を解決
するためになされたもので、縦長の棒状豆腐を凝固空間
の上端口から豆腐取出枠内に押し出し、この状態でカッ
タにより切断することで、豆腐が欠けたり、潰れるとい
った形崩れを起こすことがなく、一丁づつ確実に切り出
していくことができ、しかも、機構を簡略化することが
できると共に豆腐の重量のバラツキもなくすことができ
る豆腐製造装置を提供することを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明(請求項1)の豆腐製造装置は、豆腐1丁分
の平面形状で垂直方向に延在した凝固空間が内部に形成
されている豆腐成形枠と、前記凝固空間の内面に下端か
ら上端まで対向して設けられている1対の電極板と、前
記凝固空間の内部を昇降摺動し、上昇時に凝固空間の下
端から上端に向けて豆腐1丁分の高さで間欠的に移動可
能に形成されている押上げピストンと、前記凝固空間の
開口形状と同一開口形状の豆腐保持室が内部に形成さ
れ、この豆腐保持室が凝固空間の上端口に符合する豆腐
受取位置と、豆腐排出位置との間で水平方向に往復する
豆腐取出枠と、凝固空間の上端口に沿って凝固空間を横
断する水平方向に往復するカッタとを備えている構成と
した。
【0008】従って、この豆腐製造装置では、凝固空間
に豆乳を充填したのち1対の電極板に電圧を印加させる
と、豆乳にジュール熱が発生し、このジュール熱による
加熱によって豆乳が凝固し、凝固空間に縦長の棒状豆腐
が作られる。次に、押上げピストンを作動させると、こ
の押上げピストンにより押されて棒状豆腐が上昇し、そ
の上端部が豆腐1丁分の高さで凝固空間の上端口から豆
腐受取位置にある豆腐取出枠の豆腐保持室内に押し出さ
れる。次に、カッタを作動させると、棒状豆腐の上端部
が豆腐1丁分の高さで豆腐取出枠内に切断される。次
に、豆腐取出枠が豆腐排出位置に移動し、ここで豆腐保
持室から1丁分に切断された豆腐が取り出され、包装さ
れる。以後は上述同様に押上げピストンを間欠的に上昇
させながら豆腐取出枠とカッタを往復作動して、棒状豆
腐を上端部から順次に豆腐1丁分づつ切り出していくと
共に、その切断した豆腐を順次に取り出していく。
【0009】又、この豆腐製造装置において、カッタが
豆腐取出枠に取り付けられている態様(請求項2)があ
る。この態様では、カッタの往動で棒状豆腐の上端部を
豆腐1丁分の高さで豆腐取出枠内に切断したのち、この
カッタを往動位置に保持したま、豆腐取出枠がカッタを
伴って豆腐排出位置に移動し、ここでカッタが復動して
豆腐保持室から1丁に切断された豆腐が取り出される。
【0010】又、この豆腐製造装置において、豆腐成形
枠が、凝固空間の上端口が垂直方向に開口した直立位置
と、凝固空間の上端口が斜め上方に開口した上向き傾斜
位置と、凝固空間の上端口が斜め下方に開口した下向き
傾斜位置とを傾動可能に支持されている態様(請求項
3)がある。この態様では、上向き傾斜位置で豆乳を凝
固空間の上端口から充填し、直立位置で豆腐の製造及び
切断を行ない、下向き傾斜位置で凝固空間の洗浄を行う
ことができる。
【0011】又、この豆腐製造装置において、凝固空間
の下端に豆乳供給口が形成されている態様(請求項4)
がある。この態様では、凝固空間の下端側から豆乳が満
ちていくため、気泡を巻き込むことがない。
【0012】そのほか、前記豆腐製造装置が単体で設置
されている場合(請求項5)、又、前記豆腐製造装置が
複数個設置され、各豆腐製造装置が豆腐取出枠の往復方
向と直交する方向に一連に並設されている場合(請求項
6)、又、前記豆腐製造装置が複数個を1ユニットとし
て複数ユニット設置され、各豆腐製造装置が豆腐取出枠
の往復方向と直交する方向に一連に並設されている場合
(請求項7)がある。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
により説明する。図1は本発明の実施の第1形態である
豆腐製造装置の断面図である。尚、この豆腐製造装置は
単体で設置されている。
【0014】図において、1は豆腐成形枠である。この
豆腐成形枠1は、絶縁樹脂により角筒状に形成され、内
部に豆腐1丁分の平面形状で垂直方向に延在した凝固空
間10が形成されている。この凝固空間10の内面には
下端から上端まで対向して1対の電極板11,11が設
けられている。この電極板11,11は電源(図示せ
ず)に接続され、電源からの電圧は、印加初期は200
Vで途中から100Vに切り替わる。この切り替えタイ
ミングは凝固空間10内の豆乳の温度によって設定され
る。
【0015】又、前記凝固空間10の内部には押上げピ
ストン2が設けられている。この押上げピストン2は昇
降シリンダ20の先端に取り付けられ、この昇降シリン
ダ20の短縮によって凝固空間10内を下降し、昇降シ
リンダ20の伸長によって凝固空間10内を上昇するも
ので、その上昇時に凝固空間10の下端から上端に向け
て豆腐1丁分の高さで間欠的に移動可能に形成されてい
る。
【0016】又、豆腐成形枠1は、機枠3にピン30で
軸着されると共に、機枠3との間に傾動シリンダ31が
設けられた支持構造となっている。従って、傾動シリン
ダ31の伸縮により、豆腐成形枠1がピン30を中心と
して回動し、凝固空間10の上端口10aが垂直方向に
開口した直立位置Aと、凝固空間10の上端口10aが
斜め上方に開口した上向き傾斜位置Bと、凝固空間10
の上端口10aが斜め下方に開口した下向き傾斜位置C
との間で傾動する。前記直立位置Aは豆腐製造位置とな
り、又、上向き傾斜位置Bは豆乳充填位置となり、下向
き傾斜位置Cは洗浄位置となる。
【0017】前記豆腐成形枠1の上方には、豆腐取出枠
4が設けられている。この豆腐取出枠4には凝固空間1
0の開口形状と同一開口形状の豆腐保持室40が内部に
形成されている。又、この豆腐取出枠4は機枠3に取り
付けられた第1シリンダ41に取り付けられ、この第1
シリンダ41の伸縮により、豆腐保持室40が凝固空間
10の上端口10aに符合する豆腐受取位置M(図1実
線位置)と、豆腐排出位置N(図1仮想線位置)との間
で水平方向に往復移動する。尚、図中Pは豆腐包装パッ
クで、豆腐排出位置Nの下方にセットされている。
【0018】又、前記豆腐成形枠1と豆腐取出枠4との
間にはカッタ5が設けられている。このカッタ5は豆腐
取出枠4に取り付けられた第2シリンダ50に取り付け
られ、この第2シリンダ50の伸縮により、前記凝固空
間10の上端口10aに沿って凝固空間10を横断する
水平方向に往復移動すると共に、前記第1シリンダ41
の伸縮に伴う豆腐取出枠4の往復移動に伴われて往復移
動する。
【0019】従って、この豆腐製造装置では、まず、豆
腐成形枠1を下向き傾斜位置Cにして凝固空間10内を
洗浄する。次に、豆腐成形枠1を上向き傾斜位置Bにし
た状態で凝固空間10内に上端口10aからにがり(塩
化マグネシウム)を添加した豆乳を充填する。この場
合、押上げピストン2は凝固空間10の下端部に位置に
させておく。
【0020】次に、豆腐成形枠1を直立位置Aにしたの
ち、1対の電極板11,11に電圧を印加させるもの
で、これにより、豆乳にジュール熱が発生し、このジュ
ール熱による加熱によって豆乳が凝固し、凝固空間10
に縦長の棒状豆腐Tが作られる。
【0021】次に、この棒状豆腐Tを凝固空間10から
取り出しながら豆腐一丁分づつに切断していくもので、
この作業工程を図2により説明する。まず、昇降シリン
ダ20により押上げピストン2を上昇させると、この押
上げピストン2により押されて棒状豆腐Tが上昇し、そ
の上端部が豆腐1丁分の高さで凝固空間10の上端口1
0aから豆腐受取位置Mにある豆腐取出枠4の豆腐保持
室40内に押し出される(第2図イ)。この場合、押上
げピストン2によって凝固空間10内の棒状豆腐Tが豆
腐1丁分の高さで豆腐取出枠4の豆腐保持室40内に押
し出されると、豆腐取出枠4に設けた光電管センサSが
作動して昇降シリンダ20の作動が停止する。
【0022】次に、第2シリンダ50によりカッタ5を
往動させると、このカッタ5が凝固空間10の上端口1
0aに沿って移動し、棒状豆腐Tの上端部が豆腐1丁分
の高さで豆腐取出枠4の豆腐保持室40内に切断される
(第2図ロ)。
【0023】次に、カッタ5を往動位置に保持したま
ま、第1シリンダ41により豆腐取出枠4を往動させる
と、豆腐取出枠4がカッタ5を伴って豆腐排出位置Nに
移動する(第2図ハ)。このようにカッタ5を往動位置
に保持したまま豆腐取出枠4が豆腐排出位置Nに移動す
るため、豆腐保持室40に切断された豆腐tは下面をカ
ッタ5によって支えられたまま豆腐排出位置Nに移動す
る。したがって、豆腐tが豆腐受取位置Mから豆腐排出
位置Nに移動する間に形崩れすることがない。
【0024】上述のようにして豆腐取出枠4が豆腐排出
位置Nに移動したのち、第2シリンダ50によりカッタ
5を復動させると、このカッタ5が豆腐保持室40の下
から後退し、豆腐保持室40の下面を開放する。このた
め、予め豆腐排出位置Nの下方にセットしておいた包装
パックP内に豆腐保持室40から豆腐tが落下し、収容
される(第2図ニ)。
【0025】以後は第1シリンダ41により豆腐取出枠
4を豆腐受取位置Mに復動させたのち、上述同様に押上
げピストン2を間欠的に上昇させながら豆腐取出枠4と
カッタ5を往復作動して、棒状豆腐Tを上端部から順次
に豆腐1丁分づつ切り出していくと共に、その切断した
豆腐tを包装パックP内に順次に収容していくものであ
る。
【0026】次に、図3は本発明の実施の第2形態であ
る豆腐製造装置の断面図である。この豆腐製造装置で
は、凝固空間10の下端に豆乳供給口6が形成されてい
る。この場合、ポンプ70を備えた豆乳供給ホース7が
豆乳供給口6に接続され、この豆乳供給口6に開閉弁6
0が設けられ、この開閉弁60がシリンダ61によって
往復することにより、豆乳供給口6が開閉する構造とな
っている。
【0027】従って、豆乳を凝固空間10に充填するに
際しては、シリンダ61により開閉弁60を後退させて
豆乳供給口6を開放させる(図3イ)。この状態で、ポ
ンプ70を作動させれば、豆乳供給ホース7から豆乳供
給口6を経て凝固空間10に豆乳を供給することができ
る。次に、凝固空間10に豆乳が充填すると、ポンプ7
0を停止すると共に、シリンダ61により開閉弁60を
前進させて豆乳供給口6を閉鎖させる(図3ロ)。尚、
開閉弁60で豆乳供給口6を閉鎖したのちは、押上げピ
ストン2を豆乳供給口6の上まで上昇させ、この状態で
豆腐を製造するもので、これにより豆腐の側面に豆乳供
給口6の跡が付くのを防止できる。上述のように、凝固
空間10の下端に豆乳供給口6を形成すると、凝固空間
10の下端側から豆乳が満ちていくため、気泡を巻き込
むことがない。
【0028】次に、図4は本発明の実施の第3形態であ
る豆腐連続製造装置の側面図である。この豆腐連続製造
装置は、前述の実施の第1形態で示した豆腐製造装置が
複数個(3個)を1ユニットとして複数ユニット(3ユ
ニット)設置され、各豆腐製造装置が豆腐取出枠4の往
復方向と直交する方向に一連に同一ピッチで並設された
ものとなっている。
【0029】この豆腐連続製造装置には、包装パックP
の供給装置8が設けられている。この供給装置8には、
1ユニット分の豆腐製造装置と同数(3個)で、豆腐製
造装置の並設ピッチと同一ピッチで配設されたパック収
容部80が設けられている。この各パック収容部80の
下方には吸着パット81がシリンダ82によって昇降可
能に設けられ、この吸着パット81による吸着によって
各パック収容部80から包装パックPが1個づつ供給コ
ンベア9上に取り下ろされる。
【0030】前記供給コンベア9は、前記パック収容部
80の下方を通る上流側水平移行部9aと、豆腐製造装
置に設けられた豆腐取出枠4の豆腐排出位置Nの下方を
通る下流側水平移行部9bを形成するように機枠3に掛
け回されている。従って、この供給コンベア9の上流側
水平移行部9aに各パック収容部80から3個の包装パ
ックPが吸着パット81により取り下ろされると、供給
コンベア9が包装パック3個分のピッチで間欠移行し、
順次に上流側水平移行部9bへと移送される。尚、下流
側水平移行部9bの終端部には包装パックPに豆腐tを
収容したパック詰め豆腐の排出ガイド90が設けられて
いる。
【0031】この豆腐連続製造装置では、3ユニットの
うちの1ユニットの豆腐製造装置で棒状豆腐Tの切断及
び包装パックPへの収容が行われている間に、他の2ユ
ニットの豆腐製造装置では、豆腐成形枠1の洗浄、豆乳
の投入、豆乳の凝固等を行う。このようにユニットごと
の交互運転(3交代運転)ができるため、豆腐tを連続
して製造することができる。
【0032】以上、本発明の実施の形態を図面により説
明してきたが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態
に限定されるものではない。例えば、豆腐製造装置を単
体で設置したり、複数ユニットにする以外に、豆腐製造
装置を複数個設置して、各豆腐製造装置が豆腐取出枠の
往復方向と直交する方向に一連に同一ピッチで並設させ
て、同時に複数個の豆腐を製造するようにしてもよい。
【0033】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明の豆腐
製造装置(請求項1)にあっては、棒状豆腐を凝固空間
の上端口から豆腐取出枠内に押し出し、この状態でカッ
タにより切断するため、豆腐が欠けたり、潰れるといっ
た形崩れを起こすことなく、一丁づつ確実に切り出して
いくことができるという効果が得られる。また、豆腐の
切断及び取り出し機構を従来の装置に比べて簡略化する
ことができるので、製造コストを下げることでき、ま
た、豆腐を棒状豆腐の上端から取り出すので、棒状豆腐
の残量により荷重が変わることがなく、豆腐の重量精度
を向上させることができるという効果もある。
【0034】又、カッタが豆腐取出枠に取り付けられて
いる態様(請求項2)では、豆腐保持室に切断された豆
腐は下面をカッタによって支えられたまま豆腐排出位置
に移動する。したがって、豆腐が豆腐受取位置から豆腐
排出位置に移動する間に形崩れすることがない。
【0035】又、豆腐成形枠が、直立位置と、上向き傾
斜位置と、下向き傾斜位置とを傾動可能に支持されてい
る態様(請求項3)では、上向き傾斜位置で豆乳を凝固
空間の上端口から充填し、直立位置で豆腐の製造及び切
断を行ない、下向き傾斜位置で凝固空間の洗浄を行うこ
とができる。
【0036】又、凝固空間の下端に豆乳供給口が形成さ
れている態様(請求項4)では、凝固空間の下端側から
豆乳が満ちていくため、気泡を巻き込むことがない。
【0037】又、本発明の豆腐製造装置では、これを単
体で設置することもできるし(請求項5)、複数個を一
連に並設することもできるし(請求項6)、複数個を1
ユニットとして複数ユニット設置することもできる(請
求項7)。このように複数ユニット設置した場合には、
ユニットごとの交互運転により、連続して豆腐を製造す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1形態である豆腐製造装置の
断面図である。
【図2】この豆腐製造装置における棒状豆腐の切断作業
を示す工程図である。
【図3】本発明の実施の第2形態である豆腐製造装置の
断面図である。
【図4】本発明の実施の第3形態である豆腐連続製造装
置の側面図である。
【符号の説明】
1 豆腐成形枠 10 豆腐凝固空間 10a 上端口 11 電極板 2 押上げピストン 4 豆腐取出枠 40 豆腐保持室 5 カッタ 6 豆乳供給口 T 棒状豆腐 t 豆腐 M 豆腐受取位置 N 豆腐排出位置 A 直立位置 B 上向き傾斜位置 C 下向き傾斜位置

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 豆腐1丁分の平面形状で垂直方向に延在
    した凝固空間が内部に形成されている豆腐成形枠と、 前記凝固空間の内面に下端から上端まで対向して設けら
    れている1対の電極板と、 前記凝固空間の内部を昇降摺動し、上昇時に凝固空間の
    下端から上端に向けて豆腐1丁分の高さで間欠的に移動
    可能に形成されている押上げピストンと、 前記凝固空間の開口形状と同一開口形状の豆腐保持室が
    内部に形成され、この豆腐保持室が凝固空間の上端口に
    符合する豆腐受取位置と、豆腐排出位置との間で水平方
    向に往復する豆腐取出枠と、 凝固空間の上端口に沿って凝固空間を横断する水平方向
    に往復するカッタとを備えていることを特徴とした豆腐
    製造装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の豆腐製造装置において、
    カッタが豆腐取出枠に取り付けられていることを特徴と
    した豆腐製造装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の豆腐製造装置において、
    豆腐成形枠が、凝固空間の上端口が垂直方向に開口した
    直立位置と、凝固空間の上端口が斜め上方に開口した上
    向き傾斜位置と、凝固空間の上端口が斜め下方に開口し
    た下向き傾斜位置とを傾動可能に支持されていることを
    特徴とした豆腐製造装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の豆腐製造装置において、
    凝固空間の下端に豆乳供給口が形成されていることを特
    徴とした豆腐製造装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の豆腐製造装置が単体で設
    置されていることを特徴とした豆腐製造装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の豆腐製造装置が複数個設
    置され、各豆腐製造装置が豆腐取出枠の往復方向と直交
    する方向に一連に並設されていることを特徴とした豆腐
    製造装置。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の豆腐製造装置が複数個を
    1ユニットとして複数ユニット設置され、各豆腐製造装
    置が豆腐取出枠の往復方向と直交する方向に一連に並設
    されていることを特徴とした豆腐製造装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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