JPH11191863A - 固体撮像装置、固体撮像装置の駆動方法、固体撮像素子および固体撮像素子の駆動方法 - Google Patents

固体撮像装置、固体撮像装置の駆動方法、固体撮像素子および固体撮像素子の駆動方法

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JPH11191863A
JPH11191863A JP10090151A JP9015198A JPH11191863A JP H11191863 A JPH11191863 A JP H11191863A JP 10090151 A JP10090151 A JP 10090151A JP 9015198 A JP9015198 A JP 9015198A JP H11191863 A JPH11191863 A JP H11191863A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 CCD等のセンサ素子を有した固体撮像装置
の駆動方法において、部分読み出しの際の高速化を図
り、カメラ機能の幅を広げる。 【解決手段】 被写体の光学像に応じた信号電荷をPD
(ホトダイオード)1からVCCD(垂直シフトレジス
タ)2に転送し、更にHCCD(水平シフトレジスタ)
3に転送して出力アンプ4から出力する。その際、VC
CD2とHCCD3の間にバッファストレージセル5と
トランスファゲート6を設けて、VCCD2からの信号
電荷を一旦蓄積できるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固体撮像装置、固
体撮像装置の駆動方法、固体撮像素子および固体撮像素
子の駆動方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、CCDの製造技術の向上からCC
D画素の高画素化が進んでいる。ここにおいて、有効エ
リア内の特定エリアのみを読み出す方式を採用するもの
が多く製品化されるようになってきており、ビデオムー
ビーカメラやデジタルスチルカメラでは、手振れ防止機
構、電子ズーム機構、液晶ディスプレイへのファインダ
表示などを成立させるのにこのような方式が用いられて
いる。また、オートフォーカス、オートアイリス等のた
めにも部分読み出しが行われており、用途に応じて様々
な部分読み出しのための駆動方式が用いられている。デ
ジタルスチルカメラでは、高画素高品位の通常モード以
外に連写性を重視し、画素数の少ない連写モードのため
に部分読み出しを使うことも行われている。
【0003】以下に、デジタルスチルカメラにおける上
述の部分読み出しの一例について説明する。
【0004】図10は一般的に用いられているインター
ライン型CCDの構成を示す図である。同図中、10は
光電変換のためのPD(ホトダイオード)、11はPD
10の信号電荷を転送するためのVCCD(垂直CC
D)で、通常4相駆動構成となっている。12はVCC
D11から転送されてきた1ラインごとの信号電荷を転
送するHCCD(水平CCD)、13はHCCD12か
ら転送されてきた1画素ごとの信号電荷を電圧信号とす
るための出力アンプである。
【0005】この種のセンサでは、通常、各PD10に
蓄積された各信号電荷は隣接するVCCD11に読み出
されて、すぐに上下2画素の信号電荷が加算され、その
後に加算された2ラインを1ラインとして順次HCCD
12を介して読み出される。同図中に示すように、フィ
−ルド読み出し毎に加算されるラインは前後する(フィ
ールド読み出し)。また、加算しないで全画素が読み出
されることもある(全画素フレーム読み出し)が、この
場合は、まず奇数ラインの全画素が読み出され、その後
に偶数ラインの全画素が読み出される。
【0006】次にCCDの出力部について説明する。
【0007】図11は撮像素子である上記CCDの出力
部の構成を示す図である。同図中、101は2相駆動水
平CCDの第2相の最終段の転送ゲートであり、このゲ
ートのHigh、Lowによって信号電荷は次段の出力
ゲート102(通常センサ内部で一定電位にされてい
る)を介してフローティングディフュージョン103に
転送される。このフローティングディフュージョンゲー
トに転送された信号電荷は、そのフローティングディフ
ュージョンゲート電位に応じて出力アンプ106により
電圧として出力される。出力アンプ106は、通常、ソ
ースフォロワで構成されている。
【0008】104はリセットゲートで、フローティン
グディフュージョン103に信号電荷を蓄えるときの壁
として機能したり、リセットドレイン105にフローテ
ィングディフュージョン103内の信号電荷を掃き捨て
るためにHigh、Lowとなる。
【0009】図12,図13は上述の各部の動きと出力
信号の関係を示す図であり、図12は図11の各部のポ
テンシャルプロフィール、図13は水平転送CCDの第
2相ゲートに加えられるパルス(ΦH2)とリセットゲ
ートパルス(ΦR)と出力電圧(Vccdout)のタ
イミングチャートをそれぞれ示している。
【0010】これらの図からわかるように、各画素の信
号電荷の読み出し(ts)前に必ずフローティングディ
フュージョンゲートが無信号電荷時の出力が読み出され
る(tr)。以下、図のtrの期間をリセット期間、t
fの期間をフィールドスルー期間、この時の出力信号レ
ベルをフィールドスルーレベル、tsの期間を画像信号
期間、この時の出力信号レベルを画像信号レベルと呼
ぶ。
【0011】ここで注意を要するのは、CCDの読み出
し周波数に関してであるが、通常、CCDの読み出し周
波数の上限はアンプの性能で制限されている。図12,
図13に示すような出力は、CCDの外部で相関二重サ
ンプリング(CDS)された上でアンプされる。このた
め、出力波形のフィールドスルーレベルと画像信号レベ
ルが安定に出力されている期間は充分なければならな
い。
【0012】また、水平駆動パルス、リセットパルスの
立ち上がり、立ち下がり時の揺れ分の影響も避けなけれ
ばならない。更に、出力アンプの周波数特性の制約もあ
る。これらの制約のために現行のCCDの読み出し周波
数は10MHz前後となっている。ただし、HCCDの
画像を扱う上で必要な転送効率の確保できる周波数での
駆動はこれよりも高く、数倍の周波数での駆動が可能で
ある。
【0013】次に、960×600画素のセンサで中央
の640×480画素の領域のみを取り出す場合の例を
図14を用いて説明する。この画素サイズのセンサで
は、フィールド読み出しでもフレーム読み出しでも1フ
ィールドの読み出しライン数は300ラインとなる(フ
ィールド読み出しでは加算された2ラインが1ラインと
なり、全画素読み出しでは間引かれた偶数か奇数のみの
ラインとなる)。
【0014】通常はこの場合、PDの信号電荷をVCC
Dに読み出した(t1)直後(フィールド読み出しの場
合は直ちに2画素の加算がなされるが、その直後)高速
にVCCDを高速に駆動して30ライン分の電荷をHC
CDを介してドレインにはき捨てる(t2)。ビデオカ
メラであれば垂直ブランキング期間内にこの動作が行わ
れる。
【0015】そして、この時の駆動パルスの周波数は正
常な転送効率を保つ必要があることから300KHzか
ら400KHz程度とされている。また垂直転送電極は
容量が大きくなり、この程度の駆動速度しか出せないの
である。
【0016】また、ドレインはHCCDに水平に設けら
れる場合もあり、HCCDの後段に設けられる場合もあ
り、更に出力アンプ部に構成されるドレインでもって代
用されることもある。したがって、図ではt2の期間に
HCCDの転送パルスが駆動しているように示されてい
るが、これをとめたままにする方法もとられている。そ
して、その直後にHCCD内に残るはき残り電荷を読み
出すためのHCCDの高速転送(通常数十MHz)が行
われる(t3)。
【0017】また、30ラインの垂直高速転送とHCC
Dのクリア動作の後は、水平同期信号に基づいて、24
0ラインが順次1ライン毎に読み出される(t4)。し
たがって、ビデオカメラの場合、HCCDは960画素
であれば16MHz位で駆動されることになる。そし
て、1ライン中の情報はメモリをバッファとして中央の
640画素がビデオ信号に合わせて読み出される。24
0ラインの読み出し後,残りの30ライン分が高速に吐
き出される(t5)。この時の動作も前段の30ライン
と同様完全に転送すべく300KHzから400KHz
の駆動速度でVブランキング期間内に行われる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来例における部分読み出し方式にあっては、次
のような問題点があった。
【0019】(1)不要となる前段と後段のラインは全
画素はき捨てされるが、信号が読み出されるラインにお
いては、必要としない両横の画素を含む全画素の信号電
荷を読み出さなければならない。したがって、水平読み
出しの速度の制限でもって水平画素数がきまってしま
う。現行では、水平読み出しの速度は十数MHzであ
り、したがって1000画素程度が上限となる。また、
不要電荷読み出しのロスタイムを補うために外部メモリ
をバッファとすることになる。
【0020】(2)上記(1)の制約はビデオカメラに
関してであるが、例えばデジタルスチルカメラあるいは
PC(パーソナルコンピュータ)用カメラにおいては、
速度の制約はビデオカメラに比べて自由度はあるという
ものの、部分画像取り込みにおける高速度化のニーズは
存在する。したがって、従来例における不要画素部の読
み出し時間はこのような用途においても高速部分読み出
しの高速化の障害となる。
【0021】(3)さらに、従来のビデオレートに拘束
された垂直・水平ブランキングは、高速に画像を読み出
すことが必要な用途のあるデジタルスチルカメラでは、
無駄な時間であった。また、静止画を取り込むデジタル
スチルカメラでは、シャッタを押してから、画像を読み
出すまでの時間を短くする要求があり、測光動作として
もフレームレートを上げた読み出しが求められる。
【0022】本発明は、上記のような問題点に対処する
ためになされたもので、センサ素子の部分読み出しの高
速化を可能とする構成とその駆動方式を提供すること
で、デジタルスチカメラの部分読み出し時の高速連写速
度、ファインダ表示こま数および測光動作速度を増加す
ることを目的としている。
【0023】また、ビデオムービーカメラにおいては、
HCCDの転送速度を上げずに部分読み出し画像の表示
を行うことを可能とするものである。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明に係る固体撮像装
置、固体撮像装置の駆動方法、固体撮像素子および固体
撮像素子の駆動方法は、次のように構成したものであ
る。
【0025】(1)被写体の光学像に応じた信号電荷を
蓄積し転送するための複数の垂直シフトレジスタと、該
垂直シフトレジスタの信号電荷を転送するための水平シ
フトレジスタとよりなる固体撮像装置の駆動方法におい
て、水平シフトレジスタの行の読み出し時に、一部分の
連続する画素群を水平無効画素領域とし、他の一部分の
連続する画素群を水平有効画素領域とし、かつ、前記水
平無効画素領域の読み出し駆動中に、水平1行分の信号
電荷を垂直シフトレジスタから水平シフトレジスタに転
送するようにした。
【0026】(2)上記(1)の構成において、固体撮
像装置は垂直シフトレジスタと水平シフトレジスタとの
間に電荷を一旦蓄積するためのバッファストレージ手段
を有する撮像装置とした。
【0027】(3)上記(1)の構成において、水平シ
フトレジスタの駆動速度が水平有効画素領域を読み出す
ときと水平無効画素領域を読み出すときとで異なり、該
水平無効画素領域の読み出し速度を該水平有効画素領域
の読み出し速度より遅く読み出すようにした。
【0028】(4)被写体の光学像に応じた信号電荷を
蓄積し転送するための複数の垂直シフトレジスタと、該
垂直シフトレジスタの信号電荷を転送するための水平シ
フトレジスタとよりなる固体撮像装置の駆動方法におい
て、水平シフトレジスタの行の読み出し時に、一部分の
連続する画素群を水平無効画素領域とし、他の一部分の
連続する画素群を水平有効画素領域とし、かつ、前記水
平有効画素領域の読み出し終了直後に、水平1行分の信
号電荷を垂直シフトレジスタから水平シフトレジスタに
転送するようにした。
【0029】(5)上記(4)の構成において、固体撮
像装置は垂直シフトレジスタと水平シフトレジスタとの
間に電荷を一旦蓄積するためのバッファストレージ手段
を有する撮像装置とした。
【0030】(6)被写体の光学像に応じた信号電荷を
蓄積し転送するための複数の垂直シフトレジスタと、該
垂直シフトレジスタの信号電荷を転送するための水平シ
フトレジスタとよりなる固体撮像装置の駆動方法におい
て、水平シフトレジスタの1行の一部分の連続する画素
群を有効画素領域とし、該有効画素領域の前と後の連続
する画素領域をそれぞれ前段無効画素領域と後段無効画
素領域とし、水平シフトレジスタ内で前ラインの該後段
無効画素領域と次段の前段無効画素領域が加算されるよ
うに垂直シフトレジスタから水平シフトレジスタに電荷
転送するようにした。
【0031】(7)上記(6)の構成において、固体撮
像装置は垂直シフトレジスタと水平シフトレジスタとの
間に電荷を一旦蓄積するためのバッファストレージ手段
を有する撮像装置とした。
【0032】(8)被写体の光学像に応じた信号電荷を
蓄積し転送するための複数の垂直シフトレジスタと、該
垂直シフトレジスタの信号電荷を転送するための水平シ
フトレジスタと、該水平シフトレジスタにそって水平シ
フトレジスタの飽和容量をこえる電荷を掃き捨てるため
の水平ドレインと、該水平シフトレジスタと水平ドレイ
ンの間のゲート電極によりポテンシャルのバリアの高さ
を変えることのできる水平ゲートよりなる固体撮像装置
の駆動方法であって、前記水平ゲート電極に加えられる
電圧が前記水平シフトレジスタの転送速度により変えら
れるようにした。
【0033】(9)水平垂直方向に配列された複数の画
素の信号を順次読み出すことのできる固体撮像素子を備
えた固体撮像装置において、水平方向の読み出しクロッ
ク期間のうち、画像信号として利用しない期間に、垂直
方向のクロックの一部あるいは全部を重ねて動作させる
ようにした。
【0034】(10)水平垂直方向に配列された複数の
画素の信号を順次読み出すことができるとともに、画素
の信号電荷を排出することのできる固体撮像素子を備え
た固体撮像装置において、水平方向の読み出しクロック
期間のうち、画像信号として利用しない期間に、画素の
信号電荷を排出するパルスの一部あるいは全部を重ねて
動作させるようにした。
【0035】(11)水平垂直方向に配列された複数の
画素の信号を順次読み出すことのできる固体撮像素子の
全撮像領域のうちの一部の領域のみを有効撮像領域とし
て出力する固体撮像装置において、有効撮像領域周辺の
無効撮像領域の出力の信号同士を重ね読みして出力する
ようにした。
【0036】(12)上記(11)の固体撮像装置にお
いて、全撮像領域のうち有効撮像領域より上側および下
側にある無効撮像領域の出力の信号同士を重ね読みして
出力するか、あるいは、全撮像領域のうち有効撮像領域
より右側および左側にある無効撮像領域の出力の信号同
士を重ね読みして出力するようにした。
【0037】(13)上記(11)の固体撮像装置にお
いて、有効撮像領域周辺の無効撮像領域の出力の信号同
士を重ね読みして出力する場合に、画像信号として利用
しない期間に、垂直方向のクロックの一部あるいは全部
を重ねて動作させるようにした。
【0038】(14)上記(11)の固体撮像装置にお
いて、画素の信号電荷を排出する機能を持つこと、およ
び、有効撮像領域周辺の無効撮像領域の出力の信号同士
を重ね読みして出力する場合に、画像信号として利用し
ない期間に、画素の信号電荷を排出するクロックの一部
あるいは全部を重ねて動作させるようにした。
【0039】(15)上記(12)の固体撮像装置にお
いて、全撮像領域のうち有効撮像領域より右側および左
側にある無効撮像領域の出力の信号同士を重ね読みして
出力する場合に、水平方向の読み出しクロック期間のう
ち、画像信号として利用しない期間に、垂直方向のクロ
ックの一部あるいは全部を重ねて動作させるようにし
た。
【0040】(16)上記(12)の固体撮像装置にお
いて、画素の信号電荷を排出する機能を持つこと、およ
び、全撮像領域のうち有効撮像領域より右側および左側
にある無効撮像領域の出力の信号同士を重ね読みして出
力する場合に、水平方向の読み出しクロック期間のう
ち、画像信号として利用しない期間に、画素の信号電荷
を排出するパルスの一部あるいは全部を重ねて動作させ
るようにした。
【0041】(17)上記(9),(10),または
(12)の固体撮像装置において、前記固体撮像素子
が、画素の信号電荷を垂直方向に転送する複数の垂直電
荷伝送素子と、前記複数の垂直電荷転送素子の一方に接
続し、転送されてきた信号電荷を水平方向に転送する水
平電荷転送素子から構成されていることとした。
【0042】(18)各画素に蓄積された電荷を垂直方
向に転送するための複数列に構成された垂直電荷転送素
子と、電荷を水平方向に転送するための水平電荷転送素
子と、上記垂直電荷転送素子と上記水平電荷転送素子の
間に設けられた予め定められた第1の領域から必要な信
号電荷を読み出すとともに第2の領域から得られた電荷
を無効にするためのバッファストレージ素子とにより構
成されるようにした。
【0043】(19)上記(18)の構成において、上
記無効は上記バッファストレージ素子と水平シフトレジ
スタを協動させて上記第2の領域から得られた電荷を排
出することであるようにした。
【0044】(20)上記(18)または(19)の構
成において、上記無効は第2の領域の電荷を加算してか
ら排出することであるようにした。
【0045】(21)各画素に蓄積された電荷を垂直方
向に転送するための複数列に構成された垂直電荷転送素
子と、電荷を水平方向に転送するための水平電荷転送素
子と、上記垂直電荷転送素子と上記水平電荷転送素子の
間に設けられたバッファストレージ素子とにより構成さ
れる固体撮像素子において、予め定められた第1の領域
から必要な信号電荷を読み出すとともに上記第2の領域
から得られた電荷を無効にするようにした。
【0046】(22)上記(21)の構成において、第
2の領域が第1の領域に隣接した2つの領域のうちの少
なくとも一方に存在するものとした。
【0047】(23)各画素に蓄積された電荷を垂直方
向に転送するための複数列に構成された垂直電荷転送素
子と、電荷を水平方向に転送するための水平電荷転送素
子と、上記垂直電荷転送素子と上記水平電荷転送素子の
間に設けられた予め定められたゲート素子とにより構成
されるようにした。
【0048】(24)上記(23)の構成において、ゲ
ート素子は、第1の領域から必要な信号電荷を読み出す
とともに第2の領域から得られた電荷を無効にするため
の素子であるようにした。
【0049】(25)各画素に蓄積された電荷を垂直方
向に転送するための複数列に構成された垂直電荷転送素
子と、電荷を水平方向に転送するための水平電荷転送素
子と、上記垂直電荷転送素子と上記水平電荷転送素子の
間に設けられたゲート素子とにより構成される固体撮像
素子において、予め定められた第1の領域から必要な信
号電荷を読み出すとともに第2の領域から得られた電荷
を無効にするように読み出すようにした。
【0050】(26)上記(25)の構成において、第
2の領域が第1の領域に隣接した2つの領域のうちの少
なくとも一方に存在するものとした。
【0051】(27)各画素に蓄積された電荷を垂直方
向に転送するための複数列に構成された垂直電荷転送素
子と、電荷を水平方向に転送するための水平電荷転送素
子とにより構成される固体撮像素子において、予め定め
られた第1の領域から必要な信号電荷を読み出すととも
に上記第2の領域から得られた電荷を無効にするように
読み出すようにした。
【0052】(28)上記(27)の構成において、第
2の領域が第1の領域に隣接した2つの領域のうちの少
なくとも一方に存在するものとした。
【0053】(29)被写体の光学像に応じた信号電荷
を蓄積し転送するための複数の垂直シフトレジスタと、
該垂直シフトレジスタの信号電荷を転送するための水平
シフトレジスタと、該水平シフトレジスタよりの信号電
荷を逐次電圧信号に変えるための出力手段とを有し、前
記垂直シフトレジスタと前記水平シフトレジスタとの間
に第1の領域から必要な信号電荷を読み出すとともに第
2の領域から得られた電荷を無効にするためのバッファ
ストレージ手段を備えた。
【0054】(30)上記(29)の構成において、バ
ッファストレージ手段は電荷を一旦蓄積しておくバッフ
ァウエルと該バッファウエルと水平シフトレジスタの間
のゲートの機能を持つバッファゲートとにより構成さ
れ、該バッファウエルと該バッファゲートは別々の電極
により制御されるようにした。
【0055】(31)上記(29)または(30)の構
成において、水平シフトレジスタの行の読み出し時に、
一部分の連続する画素群を無効画素領域とし、他の一部
分の連続する画素群を有効画素領域とし、かつ垂直シフ
トレジスタの信号電荷転送のための駆動と該垂直シフト
レジスタからバッファストレージ手段への信号電荷転送
のための駆動を前記無効画素領域の出力手段への転送中
に行うようにした。
【0056】(32)上記(29)または(30)の構
成において、水平シフトレジスタの行の読み出し時に、
一部分の連続する画素群を無効画素領域とし、他の一部
分の連続する画素群を有効画素領域とし、かつ有効画素
領域の全画素の読み出しが終了した直後にバッファスト
レージ手段の信号電荷を水平シフトレジスタへ転送する
ようにした。
【0057】(33)被写体の光学像に応じた信号電荷
を蓄積し転送するための複数の垂直シフトレジスタと、
該垂直シフトレジスタの信号電荷を転送するための水平
シフトレジスタと、該水平シフトレジスタよりの信号電
荷を逐次電圧信号に変えるための出力手段とを有し、前
記垂直シフトレジスタと前記水平シフトレジスタとの間
に第1の領域から必要な信号電荷を読み出すとともに第
2の領域から得られた電荷を無効にするためのバッファ
ストレージ手段を備えた固体撮像装置の駆動方法におい
て、水平シフトレジスタの行の読み出し時に、一部分の
連続する画素群を無効画素領域とし、他の一部分の連続
する画素群を有効画素領域とし、かつ垂直シフトレジス
タの信号電荷転送のための駆動と該垂直シフトレジスタ
からバッファストレージ手段への信号電荷転送のための
駆動を前記無効画素領域の出力手段への転送中に行うよ
うにした。
【0058】(34)上記(33)の構成において、バ
ッファストレージ手段は電荷を一旦蓄積しておくバッフ
ァウエルと該バッファウエルと水平シフトレジスタの間
のゲートの機能を持つバッファゲートとにより構成さ
れ、該バッファウエルと該バッファゲートは別々の電極
により制御するようにした。
【0059】(35)被写体の光学像に応じた信号電荷
を蓄積し転送するための複数の垂直シフトレジスタと、
該垂直シフトレジスタの信号電荷を転送するための水平
シフトレジスタと、該水平シフトレジスタよりの信号電
荷を逐次電圧信号に変えるための出力手段とを有し、前
記垂直シフトレジスタと前記水平シフトレジスタとの間
に第1の領域から必要な信号電荷を読み出すとともに第
2の領域から得られた電荷を無効にするためのバッファ
ストレージ手段を備えた固体撮像装置の駆動方法におい
て、水平シフトレジスタの行の読み出し時に、一部分の
連続する画素群を無効画素領域とし、他の一部分の連続
する画素群を有効画素領域とし、かつ有効画素領域の全
画素の読み出しが終了した直後にバッファストレージ手
段の信号電荷を水平シフトレジスタへ転送するようにし
た。
【0060】(36)上記(35)の構成において、バ
ッファストレージ手段は電荷を一旦蓄積しておくバッフ
ァウエルと該バッファウエルと水平シフトレジスタの間
のゲートの機能を持つバッファゲートとにより構成さ
れ、該バッファウエルと該バッファゲートは別々の電極
により制御するようにした。
【0061】(37)被写体の光学像に応じた信号電荷
を蓄積し転送するための複数の垂直シフトレジスタと、
該垂直シフトレジスタの信号電荷を転送するための水平
シフトレジスタと、該水平シフトレジスタよりの信号電
荷を逐次電圧信号に変えるための出力手段とを有し、前
記垂直シフトレジスタと前記水平シフトレジスタとの間
にゲートを備えた。
【0062】(38)被写体の光学像に応じた信号電荷
を蓄積し転送するための複数の垂直シフトレジスタと、
該垂直シフトレジスタの信号電荷を転送するための水平
シフトレジスタと、該水平シフトレジスタよりの信号電
荷を逐次電圧信号に変えるための出力手段とを有し、前
記水平シフトレジスタの1行の信号電荷転送期間内にお
いて部分的に転送速度を変えるとともに、前記出力手段
は電圧出力として変換する信号電荷を蓄積するための領
域と該領域に蓄積された電荷を排出するためのリセット
ゲート及びリセットドレインとよりなり、水平シフトレ
ジスタの一方の転送速度において前記リセットゲートは
開放状態に保持されるようにした。
【0063】(39)上記(37)の構成において、水
平シフトレジスタの行の読み出し時に、一部分の連続す
る画素群を無効画素領域とし、他の一部分の連続する画
素群を有効画素領域とし、かつ垂直シフトレジスタの信
号電荷転送のための駆動を前記無効画素領域の出力手段
への転送中に行うようにした。
【0064】(40)上記(37)の構成において、水
平シフトレジスタの行の読み出し時に、一部分の連続す
る画素群を無効画素領域とし、他の一部分の連続する画
素群を有効画素領域とし、かつ有効画素領域の全画素の
読み出しが終了した直後に垂直シフトレジスタの信号電
荷を水平シフトレジスタへ転送するようにした。
【0065】(41)被写体の光学像に応じた信号電荷
を蓄積し転送するための複数の垂直シフトレジスタと、
該垂直シフトレジスタの信号電荷を転送するための水平
シフトレジスタと、該水平シフトレジスタよりの信号電
荷を逐次電圧信号に変えるための出力手段とを有し、前
記垂直シフトレジスタと前記水平シフトレジスタとの間
にゲートを備えた固体撮像装置の駆動方法において、水
平シフトレジスタの行の読み出し時に、一部分の連続す
る画素群を無効画素領域とし、他の一部分の連続する画
素群を有効画素領域とし、かつ垂直シフトレジスタの信
号電荷転送のための駆動を前記無効画素領域の出力手段
への転送中に行うようにした。
【0066】(42)被写体の光学像に応じた信号電荷
を蓄積し転送するための複数の垂直シフトレジスタと、
該垂直シフトレジスタの信号電荷を転送するための水平
シフトレジスタと、該水平シフトレジスタよりの信号電
荷を逐次電圧信号に変えるための出力手段とを有し、前
記垂直シフトレジスタと前記水平シフトレジスタとの間
にゲートを備えた固体撮像装置の駆動方法において、水
平シフトレジスタの行の読み出し時に、一部分の連続す
る画素群を無効画素領域とし、他の一部分の連続する画
素群を有効画素領域とし、かつ有効画素領域の全画素の
読み出しが終了した直後に垂直シフトレジスタの信号電
荷を水平シフトレジスタへ転送するようにした。
【0067】(43)被写体の光学像に応じた信号電荷
を蓄積し転送するための複数の垂直シフトレジスタと、
該垂直シフトレジスタの信号電荷を転送するための水平
シフトレジスタと、該水平シフトレジスタよりの信号電
荷を逐次電圧信号に変えるための出力手段とを有した固
体撮像装置の駆動方法において、前記水平シフトレジス
タの1行の信号電荷転送期間内において部分的に転送速
度を変えるとともに、前記出力手段は電圧出力として変
換する信号電荷を蓄積するための領域と該領域に蓄積さ
れた電荷を排出するためのリセットゲート及びリセット
ドレインとよりなり、水平シフトレジスタの一方の転送
速度において前記リセットゲートは開放状態に保持され
るようにした。
【0068】(44)被写体の光学像に応じた信号電荷
を蓄積し転送するための複数の垂直シフトレジスタと、
該垂直シフトレジスタの信号電荷を転送するための水平
シフトレジスタと、該水平シフトレジスタよりの信号電
荷を逐次電圧信号に変えるための出力手段とを有し、前
記垂直シフトレジスタと前記水平シフトレジスタとの間
に該垂直シフトレジスタからの信号電荷を一旦蓄積して
おくためのバッファストレージ手段を備えた固体撮像装
置の駆動方法において、水平シフトレジスタの行の読み
出し時に、一部分の連続する画素群を無効画素領域と
し、他の一部分の連続する画素群を有効画素領域とし、
かつ垂直シフトレジスタの信号電荷転送のための駆動と
該垂直シフトレジスタからバッファストレージ手段への
信号電荷転送のための駆動を前記無効画素領域の出力手
段への転送中に行うようにした。
【0069】(45)被写体の光学像に応じた信号電荷
を蓄積し転送するための複数の垂直シフトレジスタと、
該垂直シフトレジスタの信号電荷を転送するための水平
シフトレジスタと、該水平シフトレジスタよりの信号電
荷を逐次電圧信号に変えるための出力手段とを有し、前
記垂直シフトレジスタと前記水平シフトレジスタとの間
に該垂直シフトレジスタからの信号電荷を一旦蓄積して
おくためのバッファストレージ手段を備えた固体撮像装
置の駆動方法において、水平シフトレジスタの行の読み
出し時に、一部分の連続する画素群を無効画素領域と
し、他の一部分の連続する画素群を有効画素領域とし、
かつ有効画素領域の全画素の読み出しが終了した直後に
バッファストレージ手段の信号電荷を水平シフトレジス
タへ転送するようにした。
【0070】(46)被写体の光学像に応じた信号電荷
を蓄積し転送するための複数の垂直シフトレジスタと、
該垂直シフトレジスタの信号電荷を転送するための水平
シフトレジスタと、該水平シフトレジスタよりの信号電
荷を逐次電圧信号に変えるための出力手段とを有し、前
記垂直シフトレジスタと前記水平シフトレジスタとの間
に該垂直シフトレジスタからの信号電荷を一旦蓄積して
おくためのバッファストレージ手段を備えた固体撮像装
置において、水平シフトレジスタの行の読み出し時に、
一部分の連続する画素群を無効画素領域とし、他の一部
分の連続する画素群を有効画素領域とし、かつ垂直シフ
トレジスタの信号電荷転送のための駆動と該垂直シフト
レジスタからバッファストレージ手段への信号電荷転送
のための駆動を前記無効画素領域の出力手段への転送中
に行うようにした。
【0071】(47)被写体の光学像に応じた信号電荷
を蓄積し転送するための複数の垂直シフトレジスタと、
該垂直シフトレジスタの信号電荷を転送するための水平
シフトレジスタと、該水平シフトレジスタよりの信号電
荷を逐次電圧信号に変えるための出力手段とを有し、前
記垂直シフトレジスタと前記水平シフトレジスタとの間
に該垂直シフトレジスタからの信号電荷を一旦蓄積して
おくためのバッファストレージ手段を備えた固体撮像装
置において、水平シフトレジスタの行の読み出し時に、
一部分の連続する画素群を無効画素領域とし、他の一部
分の連続する画素群を有効画素領域とし、かつ有効画素
領域の全画素の読み出しが終了した直後にバッファスト
レージ手段の信号電荷を水平シフトレジスタへ転送する
ようにした。
【0072】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施例につ
いて図1〜図9を用いて説明する。
【0073】図1は本発明に係る撮像素子(CCD)の
構成を示す図である。同図において、1は光電変換素子
であるPD(ホトダイオード)、2はPD1の信号電荷
を転送するための複数の垂直シフトレジスタであるVC
CD(垂直CCD)で、通常4相駆動構成となってい
る。そして、これらのPD1とVCCD2で構成される
有効エリアは、従来例のセンサと同様である。
【0074】3は上記有効エリアに蓄積された画像信号
電荷を1ラインごとに転送する水平シフトレジスタであ
るHCCD(水平CCD)、4はHCCD3から転送さ
れてきた1画素ごとの信号電荷を電圧信号とするための
出力アンプ(出力手段)であり、これらも従来例と異な
るところはない。
【0075】本センサが従来例と異なるのは、VCCD
2からの1ライン分の信号電荷をHCCD3へ転送する
までの間に一旦蓄積しておくバッファストレージセル
(BSセル)5と、このバッファストレージセル5とH
CCD3の間のトランスファゲート(TG)6が設けら
れたことにある。
【0076】なお、上記HCCD3はVCCD2の片端
に構成され、VCCD2の信号電荷を1行あるいはn
(正の整数)行の信号電荷として転送する。
【0077】図2、図3、及び図6、図7は本センサの
部分読み出し動作を説明するための駆動タイミングを示
す図である。図2は1フィールド中の動作を示し、図3
はそのうちの高速垂直電荷はき捨て動作中のタイミン
グ、また図6は有効ライン部の読み出しタイミング、図
7は有効ライン読み出しモード時のBSとTGのタイミ
ングをそれぞれ示している。
【0078】図4、図5及び図8はそれぞれに対応する
VCCD2の最終部からBSセル、TGを通ってHCC
D3へ至るところの断面構成と、それぞれの部分の各動
作を説明するためのポテンシャル図であり、図4、図5
は図3に相当する高速垂直電荷はき捨て動作時のポテン
シャルプロフィールを示し、図8は図6の有効ライン部
の読み出し時のポテンシャルプロフィールを示してい
る。
【0079】また、図9は有効ライン部の読み出し時の
不要画素はき捨て時間短縮の方法を説明するための概念
図である。ここでは、デジタルスチルカメラに使用され
る場合の本センサの部分読み出しについて説明する。な
おここでは、1280×960画素のセンサで中央の6
40×480画素のみを読み出す。
【0080】デジタルカメラの場合、ビデオ信号フォー
マットの制約はなく、最短時間での取り込みが要求され
るだけである。まず、PDからVCCDへの信号電荷の
読み出しが行われ、従来と同様に前段の120ラインの
はき捨てが行われる(図2のTvc及び図3〜図5参
照)。この動作の最短動作時間は、垂直転送部の最大転
送速度によることは従来例での説明で述べたところであ
る。また、VCCD、HCCDの転送は従来例と同様で
ある。
【0081】BS及びTGは、図3に示す(1)か
(2)の何れかの方法がとられる。
【0082】(1)では、BSはV1と同相、TGはV
2と同相とされる(TGはBSと同相にしても良い)。
【0083】(2)では、BSとTGは中間的なポテン
シャルとなるような適当なDCバイアスが加えられる。
このとき、図示のようにBSとTGは適度なポテンシャ
ルの差が設けられる。
【0084】120ラインのはき出し終了時には、12
1ライン目の信号電荷がBS下に蓄積された状態となる
ようにされる。そして、122ライン目の信号電荷はV
CCDの最終段のV1、V2電極下まで送られる。
【0085】次に、120ラインのはき出し終了後の必
要なラインの読み出しについて説明する(図2のTr)
【0086】120ラインの高速V転送終了後、HCC
D内の不要電荷(高速はき捨て時に生じた捨て残り電
荷)を捨てるべく、HCCDは1280段以上の転送パ
ルスが加えられる(Thc)。その動作が終了した(こ
こまでを前段高速垂直電荷はき捨てモードとする)後、
TGゲートが開く(つまりTGゲート電極がLowから
Highに変化する)と同時に、BS電極をHighか
らLowとすることでBS電極下の121ライン目の電
荷がTG電極下を通過してHCCDに蓄積される。
【0087】上記HCCDへの電荷転送が終了すると、
TGゲートが閉じられ(つまりTGゲート電極がHig
hからLowに変化する)、BS電極もHighに戻さ
れる(図6のTt、図7参照)。このとき図7に示すよ
うに、TGに対してBSがやや遅れるタイミング望まし
い。
【0088】そしてBS、TGの動作終了後、HCCD
は通常読み出しよりも高いクロック周波数(画像を劣化
させない水平転送効率の上限の周波数に近付けられる)
で320段の転送を行う(仮に30MHzで駆動したと
してもこの動作は10μS程度で終了する)。
【0089】このとき、リセットゲートは開かれたまま
とされるので、転送された電荷は直ちにリセットドレイ
ンに排出される。したがって、出力アンプからの出力レ
ベルはリセットレベルを中心に水平転送クロックに同期
して揺れることとなる。ここでリセットゲートを開きっ
ぱなしとするのは、高速電荷クリアと消費電力の節減を
目的とするためである。
【0090】そして、この期間にVCCDの各第1、2
電極下にある各ラインの信号電荷はそれぞれ次段の第
1、2電極下へ転送される。この時間は垂直転送電極の
面積が広いことから容量が高いために、数μSから10
数μSを要することとなる。この転送によってVCCD
の最終段の第1、2電極下の122ライン目の信号電荷
は、BS電極下に転送されて蓄積される(図6のT
c)。
【0091】通常、このように垂直転送電極を駆動する
とCCD出力アンプ及びCCD外部のアナログ信号処理
系に大きなノイズが乗ってしまう。このため、このよう
な転送は通常ビデオでは水平ブランキング期間内に行
う。本実施例の固体撮像装置では、ノイズが問題となら
ない不要電荷読み出し期間にこれを同時に行うことがで
きる。このことが可能となることで、部分読み出し時の
時間読み出し時間を短縮することができる。そして、こ
れを可能としているのが、本実施例のBS電極とTG電
極で構成されるバッファストレージラインである。
【0092】次に、上記水平前段の320画素の電荷が
捨てられると、その後第121ライン目の中央の有効画
素の640画素の読み出しが通常の読み出しタイミング
で行われる(図6のTo)。そして、有効画素最後の6
40ライン目が出力された直後にTGが開口されて、第
122ラインの全画素の電荷が下段のHCCDに転送さ
れ、TGのゲートは再び閉じられる(図6のTt2)。
これらの動作は、BS、TG電極とも極めて容量の低い
ことから高速な駆動が可能であり、数10nsもあれば
充分である。
【0093】上記の動作完了後に、BSゲート下のウエ
ルは空のウエルとなっている。ここで、HCCDの前段
の320段には121ライン目の後段320画素分の信
号電荷と122ライン目の前段320画素が加算される
こととなる。しかし、これはともにはき捨てられるべき
信号電荷であるので、この時点で加算されることに問題
はない(図9概念図参照)。
【0094】ここで、上記した従来構造のセンサの場合
は、BSゲート下からのHCCDへの転送よりも時間は
かかるが、VCCDの最終段から直接HCCDに転送さ
れることとなる。そして、同様に掃き捨てられるべき前
ラインの後段不要画素電荷とそれに続く次ラインの前段
不要電荷が加算されることとなる。
【0095】図9のHCCD内のAは121ライン不要
電荷及び122ライン不要電荷であり(太斜線)、Bは
122ライン有効電荷、Cは122ライン不要電荷であ
る。また、図の斜線部分は不要電荷、網部分は有効電
荷、空白部分は空電荷をそれぞれ示している。
【0096】上記の加算後、すぐに通常の転送速度より
速い速度で先と同様に320段の電荷排出がなされ、そ
れと同時にVCCDの転送が行われ、この動作により1
23ライン目の全信号電荷がバッファストレージメモリ
に蓄積される(図6のTc2)。
【0097】ここで、加算直後と述べたが、加算動作中
(BSゲートからHCCDへの転送動作、あるいはVC
CDの最終段階からHCCDへの転送動作中)にHCC
Dが駆動していてもかまわない。不要電荷であることか
ら加算のための規則がないからである。この場合、HC
CDの最大電荷蓄積容量の大きさによっては、加算動作
中のHCCD駆動速度を通常の読み出し速度よりも遅く
動かした方が良い場合がある。これは、加算により電荷
が飽和容量をこえて隣接するセルに流れ込むことがあり
うることから、これを対策するためである。なお、この
ような問題の対策として、HCCDに沿ってドレイン
(H ドレイン)を設けてもよい。ただし、この場合、
HCCDとHドレインの間のバリアを適切な高さにして
おく必要が生じする。したがって、バリアの高さを調整
できるようにゲート構造としておくほうがよりよい。こ
のとき、HCCDの駆動速度によりバリアの高さを適切
になるような電圧がゲートに加えられる。また、有効電
荷の読み出し時と加算された不要電荷読み出し時でも適
正なバリア値が異なることから、それぞれの駆動時にバ
リアゲートの電圧を変えることも行われる。
【0098】以下同様にして、中央の240ライン(全
画素フレーム読み出しでは未加算の片フィールド分の2
40ライン、フィールド読み出しでは480ラインが前
後に加算されて240ライン)が順次読み出される。
【0099】このような動作を行うことで、不要電荷の
はき捨てのためのクロック数は、本来不要画素をすべて
順次捨てる場合の半分のクロック数となり、時間も半減
される。
【0100】上述の240ラインの有効画素を含むライ
ンの電荷読み出しが終了すると、残りの120ライン分
の高速垂直電荷は吐き出しが行われて、1フィールドの
読み出しが完了する。その後も同様の読み出し方法で全
画素読み出し、あるいはフィールド読み出しが繰り返さ
れる。
【0101】このように、本実施例のエリアセンサをも
って以上のような動作を行うことにより、極めて高速に
部分読み出しの画像が得られる。また、高画素デジタル
カメラを用いたビデオタイミング読み出しも可能とな
る。
【0102】なお、BSウエルの電荷蓄積容量は、VC
CDの転送飽和よりも大きくしておく必要がある。例え
ば、BSウエルの電荷蓄積容量をVCCDの転送飽和の
倍以上としておけば、BSウエルでの信号電荷の加算が
可能となる。
【0103】さて以上の動作においてTGの電位をDC
として適切な電位に固定する手段もとられる。そのよう
な場合にはTG電極に適切な電圧値を与えるか、あるい
はイオン注入により適切なポテンシャルが作り込まれ
る。
【0104】ここで、本実施例ではあたかもHCCDの
段数とイメージエリアの水平画素数が同一であるとして
説明したが、現実には読み出しアンプ部までの転送のた
めにHCCDの段数のほうが多くなる。また、オプチカ
ルブラック領域も存在する。しかし、ここでは本発明の
趣旨を明確にするべくそれらはなきものとして説明した
が、実際のセンサの設計と駆動タイミングの設計はこれ
らをも考慮すべきことは言うまでもない。
【0105】(第2の実施例)次に、本発明の第2の実
施例について説明する。
【0106】固体撮像素子は、図10の構成を用い、同
図の10は光電変換のためのPD(ホトダイオード)、
11はPD10の信号電荷を転送するためのVCCDで
通常4相駆動構成とされる。12は有効エリアで蓄積さ
れた画像信号電荷を1ラインごとに転送するHCCD
(水平CCD)、13はHCCD12から転送されてき
た1画素ごとの信号電荷を電圧信号とするための出力ア
ンプである。
【0107】本実施例の固体撮像素子の全画素数、有効
撮像領域および無効撮像領域は、第1の実施例と同じで
あるものとする。また、画素の信号電荷を排出する方法
として、基板方向への一括掃き捨てのできる固体撮像素
子であるものとする。
【0108】図15は1フィールド中の動作を示すもの
で、第Nフィールドと第N−1フィールドの始めの部分
について示している。図16は、有効撮像領域の上側と
下側の無効撮像領域を重ね読みする動作を説明するもの
で、図15におけるt10,t11およびt12のタイ
ミングの時の固体撮像素子の垂直電荷転送素子の状態を
示している。同図中の200が、有効撮像領域、201
が、上側の無効撮像領域、202が、下側の無効撮像領
域となっている。t10は、第Nフィールドの電荷読み
出しパルスが加わった直後を示し、図16の(1)に示
すように、画素から信号電荷が垂直電荷転送素子に読み
出された状態となっている。1ライン目から120ライ
ン目までには、第N−1フィールドに画素から読み出さ
れた電荷が残っている。Tvcc期間に第1の実施例の
Tvca期間と同じクロックで、1ライン目から120
ライン目までが高速に掃き捨て転送される。次に、Th
c期間に、水平電荷転送素子内に残る不要電荷を掃き出
す。
【0109】Tr期間は、121ライン目から360ラ
イン目までの読み出し動作を示した期間で、有効撮像領
域の信号電荷を出力アンプから読み出すとともに、有効
撮像領域の右側と左側の無効撮像領域を重ね読みしてい
る。重ね読みの方法は、第1の実施例とほぼ同じである
ので、異なる部分のみ説明する。
【0110】図17は、Tr期間の第n−1ライン目と
第nライン目の間の水平ブランキング期間周辺を示して
いる。Tn−1期間は、第n−1ライン目の有効撮像領
域の信号電荷を読み出す期間で、Tn−1期間終了後も
第n−1ライン目の右側の無効撮像領域は、水平電荷転
送素子内に残っている。ただし、第1の実施例では、図
9を用いて説明したように、水平電荷転送素子内に残っ
ている右側の無効撮像領域の電荷は、第nライン目の有
効撮像領域の信号電荷と重ならないように、すべて、出
力アンプ側に転送されている。Thd期間は、垂直電荷
転送素子から水平電荷転送素子に信号電荷を転送する期
間で、この時、第n−1ライン目の右側の無効撮像領域
の電荷と第nライン目の左側の無効撮像領域の電荷が加
算される。Tv4期間は、垂直電荷転送素子の転送電極
のうち、水平電荷転送素子と接する転送電極に加わる垂
直電荷転送クロックV4で、垂直電荷転送クロックV4
がHighの時のみ、垂直電荷転送素子から水平電荷転
送素子へ電荷が転送される。Tml期間は、垂直電荷転
送クロックV4が、Lowになり、垂直電荷転送素子か
らの転送が終了した後、水平電荷転送素子内への電荷の
転送が完全に終了するまでのマージン期間となってい
る。Tnc期間は、加算された第n−1ライン目の右側
の無効撮像領域の電荷と第nライン目の左側の無効撮像
領域の電荷を重ね読みする期間となっている。そして、
Tn期間の第nライン目の有効撮像領域の信号電荷を読
み出す期間につながっていく。これを繰り返すことで、
水平方向の無効撮像領域の重ね読みが行われる。
【0111】ここで、従来のビデオ用固体撮像装置にお
いては、垂直電荷転送クロックV1,V2,V3および
V4、および、画素の信号電荷を排出するパルスVsu
bを、水平電荷転送クロックH1およびH2が定電圧の
状態の時に加えるものが一般的であるが、本実施例にお
いては、一部がTnc期間にまたがって加わっている。
Tsub期間は、画素の信号電荷を排出するパルスVs
ubが加わっている期間で、垂直電荷転送クロックと同
様に、出力アンプから出力される信号にノイズを発生さ
せる。Tnc期間は、水平方向の無効撮像領域の重ね読
みをしているため画像信号として利用しない期間である
ので、このような動作をしても、画像信号に影響するこ
となく、読み出し時間の短縮が可能となる。また、Tm
2期間は、Tsub期間終了からTn期間の開始までの
期間で、画素の信号電荷を排出するパルスVsubが、
画像信号に影響しないように設けてあるマージン期間で
ある。
【0112】t11は、360ライン目までの読み出し
動作が終了した直後を示し、図16の(2)に示すよう
に、固体撮像素子の垂直電荷転送素子には、上側の無効
撮像領域にあった電荷のみが残っている。さらに、上側
の無効撮像領域にあった電荷は、すべて、有効撮像領域
より下側に転送されていることを示している。
【0113】t12は、第N+1フィールドの電荷読み
出しパルスが加わった直後を示し、図16の(3)に示
すように、画素から信号電荷が垂直電荷転送素子に読み
出された状態となっている。1ライン目から120ライ
ン目までには、第Nフィールドに画素から読み出された
電荷が残っているが、有効撮像領域は、重ね読みされな
い信号電荷のみとなっているので、撮像上問題はない。
【0114】このような動作を繰り返すことで、有効撮
像領域を高速に読み出すことができる。
【0115】以下に、本発明の補足説明をする。
【0116】(1)本発明では、VCCDを4相駆動C
CDとし、HCCDを2相駆動としたが、これ以外の方
式のCCDにも適用可能なことは言うまでもない。ま
た、フレームトランスファ型CCD等にも適用すること
ができる。
【0117】(2)この発明の応用例として、VCCD
とHCCDの間にゲートのみを設けるセンサも考えられ
る。この場合は、VCCD最終段のV3、V4ゲートが
BSセルの役割を果たす。図1ではV4を最後とするの
でこのようになるが、例えば最後段がV2として構成さ
れるときはV1、V2ゲートがBSセルの役割を果た
す。
【0118】また、VCCDが3相駆動であっても同様
の考えが適用され、この場合もVCCDとHCCDの間
のゲートに接するVCCDの最終段の転送電荷を蓄積で
きるウエルを形成するときの電極下がこれをなす。しか
しながらこの方法では、電荷転送を確実にするためには
VCCDの転送電極を動かす必要が生じる。このため、
上述の実施例よりもHCCDへの電荷移送時間が多少長
くなるが、従来例よりもかなり読み出し時間の短縮をす
ることができる。
【0119】(3)高画素固体撮像装置の高速化のため
に複数の水平レジスタをもつ撮像素子があるが、このよ
うな撮像素子にも本発明の構造と駆動方法を採用ことが
できる。
【0120】(4)本発明の実施例では不要画素と有効
画素の比を1/4(1/2×1/2)としたが、この比
のみに適用されるわけではない。また、必ずしも有効画
素部を中央とする必要もない。
【0121】要は不要画素読み出し時間を重ねあわせる
ことで時間を短縮することが重要である。ただし、読み
出す場所、サイズにより時間短縮の効果に差がでてく
る。
【0122】(5)読み出し場所を変えたり、有効画素
の比を1/4(1/2×1/2)以上にすると、VCC
Dの駆動を不要電荷はき捨て時間に入れ込めないことが
生じる。この場合、有効画素の読み出しはVCCDの転
送終了まで待つ手段が用いられる。あるいは有効画素読
み出し中にVCCDの転送がかかるようにしたままで、
後でノイズの乗った部分を補正、あるいはブランキング
することも行われる。
【0123】(6)BS、TG電極は、アルミ電極等導
伝性の高い材料を使うほど本発明の効果は高くなる。
【0124】(7)本発明は、電荷転送素子を用いた固
体撮像装置に限らず、シフトレジスタを用いたMOS型
固体撮像装置や、X−Yアドレス型固体撮像装置でも応
用可能である。
【0125】(8)本発明において、有効撮像領域は、
画像情報として利用するためだけではなく、測光情報用
として利用してもよい。この場合、有効撮像領域はさら
に小さくなるので、フレームレートはさらに高くなる。
【0126】(9)本発明において、上側の無効撮像領
域にあった電荷が、すべて、有効撮像領域より下側に転
送されるように、t11とN+1フィールドの読み出し
パルスとの間に、Tvcc期間で用いた掃き出しクロッ
クあるいは垂直電荷転送クロックと同じクロックによる
所定数のライン掃き出しを行っても良い。
【0127】(10)本発明において、t11とN+1
フィールドの読み出しパルスとの間に信号電荷の重ね合
わせによる電荷のあふれに対するマージンとして、Tv
cc期間で用いた掃き出しクロックあるいは垂直電荷転
送クロックと同じクロックによる所定数のライン掃き出
しを行っても良い。
【0128】(11)本発明の水平電荷転送素子内にお
いて、第n−1ライン目の右側の無効撮像領域にあった
電荷が、次に転送されてくる第nライン目の有効撮像領
域の電荷より左側に転送されるように、Tn−1とTh
dとの間に、水平電荷転送クロックによる所定数の電荷
掃き出しを行っても良い。
【0129】(12)本発明の水平電荷転送素子内にお
いて、第n−1ライン目の右側の無効撮像領域にあった
電荷と次に転送されてくる第nライン目の左側の無効撮
像領域にあった電荷の重ね合わせによる電荷のあふれに
対するマージンとして、Tn−1とThdとの間に、水
平電荷転送クロックによる所定数の電荷掃き出しを行っ
ても良い。
【0130】本発明の無効にするとは、本実施例1と2
では水平シフトレジスタにおいて、バッファストレージ
素子から転送される前行と次行の無効電荷同士を加算し
てシフトさせ、それらを廃棄することに対応している。
そしてこれによって、高速読み出しを可能としている。
【0131】しかし、請求項18における無効にすると
はこれに限らず、バッファストレージ素子を用いること
により、無効電荷を廃出する等して、無効にすることも
含む。
【0132】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
垂直シフトレジスタと水平シフトレジスタの間にバッフ
ァストレージ手段、あるいはゲートを構成することで、
不要電荷分の重ね読み出しをすることができ、また不要
電荷読み出し時の水平シフトレジスタの高速駆動、読み
出しゲートの開放により、高画素センサの高速部分読み
出しが可能となる。
【0133】また、部分読み出し時において、上側の無
効撮像領域と次のフィールドの下側の無効撮像領域を重
ね読みを行うとともに、右側の無効撮像領域と次のライ
ンの左側の無効撮像領域を重ね読みを行い、さらに、有
効撮像領域の水平ブランキング期間周辺においても、水
平方向の無効撮像領域の重ね読みをしているため画像信
号として利用しない期間に、垂直電荷転送クロックV
1,V2,V3およびV4の一部、および、画素の信号
電荷を排出するパルスVsubの一部をまたがって加え
ることで、画像信号に影響することなく、読み出し時間
の短縮とフレームレートの向上を実現している。
【0134】これにより、高画素デジタルカメラのビデ
オ出力読み出し、低画素連写、電子ズーム、およびビデ
オカメラの高解像度スチール撮影などのカメラ機能の幅
を広げることができる。
【0135】また、測光用データの高速読み出しによる
レリーズタイムラグの減少も可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る撮像素子の構成図
【図2】 第1の実施例のCCDの駆動タイミング図
【図3】 第1の実施例のCCDの駆動タイミング図
【図4】 第1の実施例のCCDの駆動ポテンシャルフ
ィールを示す図
【図5】 第1の実施例のCCDの駆動ポテンシャルフ
ィールを示す図
【図6】 第1の実施例のCCDの駆動タイミング図
【図7】 第1の実施例のCCDの駆動タイミング図
【図8】 第1の実施例のCCDの駆動ポテンシャルフ
ィールを示す図
【図9】 読み出し時間の短縮を行う場合を示す説明図
【図10】 従来例を示す構成図
【図11】 CCDの出力部の構成を示す図
【図12】 CCDの出力部の動作を示す説明図
【図13】 CCDの動作を示すタイミングチャート
【図14】 従来のCCDの駆動タイミング図
【図15】 第2の実施例のCCDの駆動タイミング図
【図16】 読み出し時間の短縮を示す図
【図17】 第2の実施例のCCDの駆動タイミング図
【符号の説明】
1 PD(光電変換素子) 2 VCCD(垂直シフトレジスタ) 3 HCCD(水平シフトレジスタ) 4 出力アンプ(出力手段) 5 バッファストレージセル 6 トランスファゲート 200 有効撮像領域 201 上側の無効撮像領域 202 下側の無効撮像領域

Claims (47)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体の光学像に応じた信号電荷を蓄積
    し転送するための複数の垂直シフトレジスタと、該垂直
    シフトレジスタの信号電荷を転送するための水平シフト
    レジスタとよりなる固体撮像装置の駆動方法において、
    水平シフトレジスタの行の読み出し時に、一部分の連続
    する画素群を水平無効画素領域とし、他の一部分の連続
    する画素群を水平有効画素領域とし、かつ、前記水平無
    効画素領域の読み出し駆動中に、水平1行分の信号電荷
    を垂直シフトレジスタから水平シフトレジスタに転送す
    ることを特徴とする固体撮像装置の駆動方法。
  2. 【請求項2】 固体撮像装置は垂直シフトレジスタと水
    平シフトレジスタとの間に電荷を一旦蓄積するためのバ
    ッファストレージ手段を有する撮像装置であることを特
    徴とする請求項1記載の固体撮像装置の駆動方法。
  3. 【請求項3】 水平シフトレジスタの駆動速度が水平有
    効画素領域を読み出すときと水平無効画素領域を読み出
    すときとで異なり、該水平無効画素領域の読み出し速度
    を該水平有効画素領域の読み出し速度より遅く読み出す
    ことを特徴とする請求項1記載の固体撮像装置の駆動方
    法。
  4. 【請求項4】 被写体の光学像に応じた信号電荷を蓄積
    し転送するための複数の垂直シフトレジスタと、該垂直
    シフトレジスタの信号電荷を転送するための水平シフト
    レジスタとよりなる固体撮像装置の駆動方法において、
    水平シフトレジスタの行の読み出し時に、一部分の連続
    する画素群を水平無効画素領域とし、他の一部分の連続
    する画素群を水平有効画素領域とし、かつ、前記水平有
    効画素領域の読み出し終了直後に、水平1行分の信号電
    荷を垂直シフトレジスタから水平シフトレジスタに転送
    することを特徴とする固体撮像装置の駆動方法。
  5. 【請求項5】 固体撮像装置は垂直シフトレジスタと水
    平シフトレジスタとの間に電荷を一旦蓄積するためのバ
    ッファストレージ手段を有する撮像装置であることを特
    徴とする請求項4記載の固体撮像装置の駆動方法。
  6. 【請求項6】 被写体の光学像に応じた信号電荷を蓄積
    し転送するための複数の垂直シフトレジスタと、該垂直
    シフトレジスタの信号電荷を転送するための水平シフト
    レジスタとよりなる固体撮像装置の駆動方法において、
    水平シフトレジスタの1行の一部分の連続する画素群を
    有効画素領域とし、該有効画素領域の前と後の連続する
    画素領域をそれぞれ前段無効画素領域と後段無効画素領
    域とし、水平シフトレジスタ内で前ラインの該後段無効
    画素領域と次段の前段無効画素領域が加算されるように
    垂直シフトレジスタから水平シフトレジスタに電荷転送
    することを特徴とする固体撮像装置の駆動方法。
  7. 【請求項7】 固体撮像装置は垂直シフトレジスタと水
    平シフトレジスタとの間に電荷を一旦蓄積するためのバ
    ッファストレージ手段を有する撮像装置であることを特
    徴とする請求項6記載の固体撮像装置の駆動方法。
  8. 【請求項8】 被写体の光学像に応じた信号電荷を蓄積
    し転送するための複数の垂直シフトレジスタと、該垂直
    シフトレジスタの信号電荷を転送するための水平シフト
    レジスタと、該水平シフトレジスタにそって水平シフト
    レジスタの飽和容量をこえる電荷を掃き捨てるための水
    平ドレインと、該水平シフトレジスタと水平ドレインの
    間のゲート電極によりポテンシャルのバリアの高さを変
    えることのできる水平ゲートよりなる固体撮像装置の駆
    動方法であって、前記水平ゲート電極に加えられる電圧
    が前記水平シフトレジスタの転送速度により変えられる
    ようにしたことを特徴とする固体撮像装置の駆動方法。
  9. 【請求項9】 水平垂直方向に配列された複数の画素の
    信号を順次読み出すことのできる固体撮像素子を備えた
    固体撮像装置において、水平方向の読み出しクロック期
    間のうち、画像信号として利用しない期間に、垂直方向
    のクロックの一部あるいは全部を重ねて動作させること
    を特徴とする固体撮像装置。
  10. 【請求項10】 水平垂直方向に配列された複数の画素
    の信号を順次読み出すことができるとともに、画素の信
    号電荷を排出することのできる固体撮像素子を備えた固
    体撮像装置において、水平方向の読み出しクロック期間
    のうち、画像信号として利用しない期間に、画素の信号
    電荷を排出するパルスの一部あるいは全部を重ねて動作
    させることを特徴とする固体撮像装置。
  11. 【請求項11】 水平垂直方向に配列された複数の画素
    の信号を順次読み出すことのできる固体撮像素子の全撮
    像領域のうちの一部の領域のみを有効撮像領域として出
    力する固体撮像装置において、有効撮像領域周辺の無効
    撮像領域の出力の信号同士を重ね読みして出力すること
    を特徴とする固体撮像装置。
  12. 【請求項12】 全撮像領域のうち有効撮像領域より上
    側および下側にある無効撮像領域の出力の信号同士を重
    ね読みして出力すること、あるいは、全撮像領域のうち
    有効撮像領域より右側および左側にある無効撮像領域の
    出力の信号同士を重ね読みして出力することを特徴とす
    る請求項11記載の固体撮像装置。
  13. 【請求項13】 有効撮像領域周辺の無効撮像領域の出
    力の信号同士を重ね読みして出力する場合に、画像信号
    として利用しない期間に、垂直方向のクロックの一部あ
    るいは全部を重ねて動作させることを特徴とする請求項
    11記載の固体撮像装置。
  14. 【請求項14】 画素の信号電荷を排出する機能を持つ
    こと、および、有効撮像領域周辺の無効撮像領域の出力
    の信号同士を重ね読みして出力する場合に、画像信号と
    して利用しない期間に、画素の信号電荷を排出するクロ
    ックの一部あるいは全部を重ねて動作させることを特徴
    とする請求項11記載の固体撮像装置。
  15. 【請求項15】 全撮像領域のうち有効撮像領域より右
    側および左側にある無効撮像領域の出力の信号同士を重
    ね読みして出力する場合に、水平方向の読み出しクロッ
    ク期間のうち、画像信号として利用しない期間に、垂直
    方向のクロックの一部あるいは全部を重ねて動作させる
    ことを特徴とする請求項12記載の固体撮像装置。
  16. 【請求項16】 画素の信号電荷を排出する機能を持つ
    こと、および、全撮像領域のうち有効撮像領域より右側
    および左側にある無効撮像領域の出力の信号同士を重ね
    読みして出力する場合に、水平方向の読み出しクロック
    期間のうち、画像信号として利用しない期間に、画素の
    信号電荷を排出するパルスの一部あるいは全部を重ねて
    動作させることを特徴とする請求項12記載の固体撮像
    装置。
  17. 【請求項17】 前記固体撮像素子が、画素の信号電荷
    を垂直方向に転送する複数の垂直電荷転送素子と、前記
    複数の垂直電荷転送素子の一方に接続し、転送されてき
    た信号電荷を水平方向に転送する水平電荷転送素子から
    構成されていることを特徴とする請求項9または10ま
    たは12記載の固体撮像装置。
  18. 【請求項18】 各画素に蓄積された電荷を垂直方向に
    転送するための複数列に構成された垂直電荷転送素子
    と、電荷を水平方向に転送するための水平電荷転送素子
    と、上記垂直電荷転送素子と上記水平電荷転送素子の間
    に設けられた予め定められた第1の領域から必要な信号
    電荷を読み出すとともに第2の領域から得られた電荷を
    無効にするためのバッファストレージ素子とにより構成
    されることを特徴とする固体撮像素子。
  19. 【請求項19】 上記無効は上記バッファストレージ素
    子と水平シフトレジスタを協動させて上記第2の領域か
    ら得られた電荷を排出することであることを特徴とする
    請求項18記載の固体撮像素子。
  20. 【請求項20】 上記無効は第2の領域の電荷を加算し
    てから排出することであることを特徴とする請求項18
    または19記載の固体撮像素子。
  21. 【請求項21】 各画素に蓄積された電荷を垂直方向に
    転送するための複数列に構成された垂直電荷転送素子
    と、電荷を水平方向に転送するための水平電荷転送素子
    と、上記垂直電荷転送素子と上記水平電荷転送素子の間
    に設けられたバッファストレージ素子とにより構成され
    る固体撮像素子において、予め定められた第1の領域か
    ら必要な信号電荷を読み出すとともに上記第2の領域か
    ら得られた電荷を無効にすることを特徴とする固体撮像
    素子の駆動方法。
  22. 【請求項22】 第2の領域が第1の領域に隣接した2
    つの領域のうちの少なくとも一方に存在することを特徴
    とする請求項21記載の固体撮像素子の駆動方法。
  23. 【請求項23】 各画素に蓄積された電荷を垂直方向に
    転送するための複数列に構成された垂直電荷転送素子
    と、電荷を水平方向に転送するための水平電荷転送素子
    と、上記垂直電荷転送素子と上記水平電荷転送素子の間
    に設けられた予め定められたゲート素子とにより構成さ
    れることを特徴とする固体撮像素子。
  24. 【請求項24】 上記ゲート素子は、第1の領域から必
    要な信号電荷を読み出すとともに第2の領域から得られ
    た電荷を無効にするための素子であることを特徴とする
    請求項23記載の固体撮像素子。
  25. 【請求項25】 各画素に蓄積された電荷を垂直方向に
    転送するための複数列に構成された垂直電荷転送素子
    と、電荷を水平方向に転送するための水平電荷転送素子
    と、上記垂直電荷転送素子と上記水平電荷転送素子の間
    に設けられたゲート素子とにより構成される固体撮像素
    子において、予め定められた第1の領域から必要な信号
    電荷を読み出すとともに第2の領域から得られた電荷を
    無効にするように読み出すことを特徴とする固体撮像素
    子の駆動方法。
  26. 【請求項26】 第2の領域が第1の領域に隣接した2
    つの領域のうちの少なくとも一方に存在することを特徴
    とする請求項25記載の固体撮像素子の駆動方法。
  27. 【請求項27】 各画素に蓄積された電荷を垂直方向に
    転送するための複数列に構成された垂直電荷転送素子
    と、電荷を水平方向に転送するための水平電荷転送素子
    とにより構成される固体撮像素子において、予め定めら
    れた第1の領域から必要な信号電荷を読み出すとともに
    上記第2の領域から得られた電荷を無効にするように読
    み出すことを特徴とする固体撮像素子の駆動方法。
  28. 【請求項28】 第2の領域が第1の領域に隣接した2
    つの領域のうちの少なくとも一方に存在することを特徴
    とする請求項27記載の固体撮像素子の駆動方法。
  29. 【請求項29】 被写体の光学像に応じた信号電荷を蓄
    積し転送するための複数の垂直シフトレジスタと、該垂
    直シフトレジスタの信号電荷を転送するための水平シフ
    トレジスタと、該水平シフトレジスタよりの信号電荷を
    逐次電圧信号に変えるための出力手段とを有し、前記垂
    直シフトレジスタと前記水平シフトレジスタとの間に第
    1の領域から必要な信号電荷を読み出すとともに第2の
    領域から得られた電荷を無効にするためのバッファスト
    レージ手段を備えたことを特徴とする固体撮像装置。
  30. 【請求項30】 バッファストレージ手段は電荷を一旦
    蓄積しておくバッファウエルと該バッファウエルと水平
    シフトレジスタの間のゲートの機能を持つバッファゲー
    トとにより構成され、該バッファウエルと該バッファゲ
    ートは別々の電極により制御されることを特徴とする請
    求項29記載の固体撮像装置。
  31. 【請求項31】 水平シフトレジスタの行の読み出し時
    に、一部分の連続する画素群を無効画素領域とし、他の
    一部分の連続する画素群を有効画素領域とし、かつ垂直
    シフトレジスタの信号電荷転送のための駆動と該垂直シ
    フトレジスタからバッファストレージ手段への信号電荷
    転送のための駆動を前記無効画素領域の出力手段への転
    送中に行うことを特徴とする請求項29または30記載
    の固体撮像装置。
  32. 【請求項32】 水平シフトレジスタの行の読み出し時
    に、一部分の連続する画素群を無効画素領域とし、他の
    一部分の連続する画素群を有効画素領域とし、かつ有効
    画素領域の全画素の読み出しが終了した直後にバッファ
    ストレージ手段の信号電荷を水平シフトレジスタへ転送
    することを特徴とする請求項29または30記載の固体
    撮像装置。
  33. 【請求項33】 被写体の光学像に応じた信号電荷を蓄
    積し転送するための複数の垂直シフトレジスタと、該垂
    直シフトレジスタの信号電荷を転送するための水平シフ
    トレジスタと、該水平シフトレジスタよりの信号電荷を
    逐次電圧信号に変えるための出力手段とを有し、前記垂
    直シフトレジスタと前記水平シフトレジスタとの間に第
    1の領域から必要な信号電荷を読み出すとともに第2の
    領域から得られた電荷を無効にするためのバッファスト
    レージ手段を備えた固体撮像装置の駆動方法において、
    水平シフトレジスタの行の読み出し時に、一部分の連続
    する画素群を無効画素領域とし、他の一部分の連続する
    画素群を有効画素領域とし、かつ垂直シフトレジスタの
    信号電荷転送のための駆動と該垂直シフトレジスタから
    バッファストレージ手段への信号電荷転送のための駆動
    を前記無効画素領域の出力手段への転送中に行うことを
    特徴とする固体撮像装置の駆動方法。
  34. 【請求項34】 バッファストレージ手段は電荷を一旦
    蓄積しておくバッファウエルと該バッファウエルと水平
    シフトレジスタの間のゲートの機能を持つバッファゲー
    トとにより構成され、該バッファウエルと該バッファゲ
    ートは別々の電極により制御することを特徴とする請求
    項33記載の固体撮像装置の駆動方法。
  35. 【請求項35】 被写体の光学像に応じた信号電荷を蓄
    積し転送するための複数の垂直シフトレジスタと、該垂
    直シフトレジスタの信号電荷を転送するための水平シフ
    トレジスタと、該水平シフトレジスタよりの信号電荷を
    逐次電圧信号に変えるための出力手段とを有し、前記垂
    直シフトレジスタと前記水平シフトレジスタとの間に第
    1の領域から必要な信号電荷を読み出すとともに第2の
    領域から得られた電荷を無効にするためのバッファスト
    レージ手段を備えた固体撮像装置の駆動方法において、
    水平シフトレジスタの行の読み出し時に、一部分の連続
    する画素群を無効画素領域とし、他の一部分の連続する
    画素群を有効画素領域とし、かつ有効画素領域の全画素
    の読み出しが終了した直後にバッファストレージ手段の
    信号電荷を水平シフトレジスタへ転送することを特徴と
    する固体撮像装置の駆動方法。
  36. 【請求項36】 バッファストレージ手段は電荷を一旦
    蓄積しておくバッファウエルと該バッファウエルと水平
    シフトレジスタの間のゲートの機能を持つバッファゲー
    トとにより構成され、該バッファウエルと該バッファゲ
    ートは別々の電極により制御することを特徴とする請求
    項35記載の固体撮像装置の駆動方法。
  37. 【請求項37】 被写体の光学像に応じた信号電荷を蓄
    積し転送するための複数の垂直シフトレジスタと、該垂
    直シフトレジスタの信号電荷を転送するための水平シフ
    トレジスタと、該水平シフトレジスタよりの信号電荷を
    逐次電圧信号に変えるための出力手段とを有し、前記垂
    直シフトレジスタと前記水平シフトレジスタとの間にゲ
    ートを備えたことを特徴とする固体撮像装置。
  38. 【請求項38】 被写体の光学像に応じた信号電荷を蓄
    積し転送するための複数の垂直シフトレジスタと、該垂
    直シフトレジスタの信号電荷を転送するための水平シフ
    トレジスタと、該水平シフトレジスタよりの信号電荷を
    逐次電圧信号に変えるための出力手段とを有し、前記水
    平シフトレジスタの1行の信号電荷転送期間内において
    部分的に転送速度を変えるとともに、前記出力手段は電
    圧出力として変換する信号電荷を蓄積するための領域と
    該領域に蓄積された電荷を排出するためのリセットゲー
    ト及びリセットドレインとよりなり、水平シフトレジス
    タの一方の転送速度において前記リセットゲートは開放
    状態に保持されることを特徴とする固体撮像装置。
  39. 【請求項39】 水平シフトレジスタの行の読み出し時
    に、一部分の連続する画素群を無効画素領域とし、他の
    一部分の連続する画素群を有効画素領域とし、かつ垂直
    シフトレジスタの信号電荷転送のための駆動を前記無効
    画素領域の出力手段への転送中に行うことを特徴とする
    請求項37記載の固体撮像装置。
  40. 【請求項40】 水平シフトレジスタの行の読み出し時
    に、一部分の連続する画素群を無効画素領域とし、他の
    一部分の連続する画素群を有効画素領域とし、かつ有効
    画素領域の全画素の読み出しが終了した直後に垂直シフ
    トレジスタの信号電荷を水平シフトレジスタへ転送する
    ことを特徴とする請求項37記載の固体撮像装置。
  41. 【請求項41】 被写体の光学像に応じた信号電荷を蓄
    積し転送するための複数の垂直シフトレジスタと、該垂
    直シフトレジスタの信号電荷を転送するための水平シフ
    トレジスタと、該水平シフトレジスタよりの信号電荷を
    逐次電圧信号に変えるための出力手段とを有し、前記垂
    直シフトレジスタと前記水平シフトレジスタとの間にゲ
    ートを備えた固体撮像装置の駆動方法において、水平シ
    フトレジスタの行の読み出し時に、一部分の連続する画
    素群を無効画素領域とし、他の一部分の連続する画素群
    を有効画素領域とし、かつ垂直シフトレジスタの信号電
    荷転送のための駆動を前記無効画素領域の出力手段への
    転送中に行うことを特徴とする固体撮像装置の駆動方
    法。
  42. 【請求項42】 被写体の光学像に応じた信号電荷を蓄
    積し転送するための複数の垂直シフトレジスタと、該垂
    直シフトレジスタの信号電荷を転送するための水平シフ
    トレジスタと、該水平シフトレジスタよりの信号電荷を
    逐次電圧信号に変えるための出力手段とを有し、前記垂
    直シフトレジスタと前記水平シフトレジスタとの間にゲ
    ートを備えた固体撮像装置の駆動方法において、水平シ
    フトレジスタの行の読み出し時に、一部分の連続する画
    素群を無効画素領域とし、他の一部分の連続する画素群
    を有効画素領域とし、かつ有効画素領域の全画素の読み
    出しが終了した直後に垂直シフトレジスタの信号電荷を
    水平シフトレジスタへ転送することを特徴とする固体撮
    像装置の駆動方法。
  43. 【請求項43】 被写体の光学像に応じた信号電荷を蓄
    積し転送するための複数の垂直シフトレジスタと、該垂
    直シフトレジスタの信号電荷を転送するための水平シフ
    トレジスタと、該水平シフトレジスタよりの信号電荷を
    逐次電圧信号に変えるための出力手段とを有した固体撮
    像装置の駆動方法において、前記水平シフトレジスタの
    1行の信号電荷転送期間内において部分的に転送速度を
    変えるとともに、前記出力手段は電圧出力として変換す
    る信号電荷を蓄積するための領域と該領域に蓄積された
    電荷を排出するためのリセットゲート及びリセットドレ
    インとよりなり、水平シフトレジスタの一方の転送速度
    において前記リセットゲートは開放状態に保持されるよ
    うにしたことを特徴とする固体撮像装置の駆動方法。
  44. 【請求項44】 被写体の光学像に応じた信号電荷を蓄
    積し転送するための複数の垂直シフトレジスタと、該垂
    直シフトレジスタの信号電荷を転送するための水平シフ
    トレジスタと、該水平シフトレジスタよりの信号電荷を
    逐次電圧信号に変えるための出力手段とを有し、前記垂
    直シフトレジスタと前記水平シフトレジスタとの間に該
    垂直シフトレジスタからの信号電荷を一旦蓄積しておく
    ためのバッファストレージ手段を備えた固体撮像装置の
    駆動方法において、水平シフトレジスタの行の読み出し
    時に、一部分の連続する画素群を無効画素領域とし、他
    の一部分の連続する画素群を有効画素領域とし、かつ垂
    直シフトレジスタの信号電荷転送のための駆動と該垂直
    シフトレジスタからバッファストレージ手段への信号電
    荷転送のための駆動を前記無効画素領域の出力手段への
    転送中に行うことを特徴とする固体撮像装置の駆動方
    法。
  45. 【請求項45】 被写体の光学像に応じた信号電荷を蓄
    積し転送するための複数の垂直シフトレジスタと、該垂
    直シフトレジスタの信号電荷を転送するための水平シフ
    トレジスタと、該水平シフトレジスタよりの信号電荷を
    逐次電圧信号に変えるための出力手段とを有し、前記垂
    直シフトレジスタと前記水平シフトレジスタとの間に該
    垂直シフトレジスタからの信号電荷を一旦蓄積しておく
    ためのバッファストレージ手段を備えた固体撮像装置の
    駆動方法において、水平シフトレジスタの行の読み出し
    時に、一部分の連続する画素群を無効画素領域とし、他
    の一部分の連続する画素群を有効画素領域とし、かつ有
    効画素領域の全画素の読み出しが終了した直後にバッフ
    ァストレージ手段の信号電荷を水平シフトレジスタへ転
    送することを特徴とする固体撮像装置の駆動方法。
  46. 【請求項46】 被写体の光学像に応じた信号電荷を蓄
    積し転送するための複数の垂直シフトレジスタと、該垂
    直シフトレジスタの信号電荷を転送するための水平シフ
    トレジスタと、該水平シフトレジスタよりの信号電荷を
    逐次電圧信号に変えるための出力手段とを有し、前記垂
    直シフトレジスタと前記水平シフトレジスタとの間に該
    垂直シフトレジスタからの信号電荷を一旦蓄積しておく
    ためのバッファストレージ手段を備えた固体撮像装置に
    おいて、水平シフトレジスタの行の読み出し時に、一部
    分の連続する画素群を無効画素領域とし、他の一部分の
    連続する画素群を有効画素領域とし、かつ垂直シフトレ
    ジスタの信号電荷転送のための駆動と該垂直シフトレジ
    スタからバッファストレージ手段への信号電荷転送のた
    めの駆動を前記無効画素領域の出力手段への転送中に行
    うことを特徴とする固体撮像装置。
  47. 【請求項47】 被写体の光学像に応じた信号電荷を蓄
    積し転送するための複数の垂直シフトレジスタと、該垂
    直シフトレジスタの信号電荷を転送するための水平シフ
    トレジスタと、該水平シフトレジスタよりの信号電荷を
    逐次電圧信号に変えるための出力手段とを有し、前記垂
    直シフトレジスタと前記水平シフトレジスタとの間に該
    垂直シフトレジスタからの信号電荷を一旦蓄積しておく
    ためのバッファストレージ手段を備えた固体撮像装置に
    おいて、水平シフトレジスタの行の読み出し時に、一部
    分の連続する画素群を無効画素領域とし、他の一部分の
    連続する画素群を有効画素領域とし、かつ有効画素領域
    の全画素の読み出しが終了した直後にバッファストレー
    ジ手段の信号電荷を水平シフトレジスタへ転送すること
    を特徴とする固体撮像装置。
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