JPH11191685A - 制御盤 - Google Patents

制御盤

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JPH11191685A
JPH11191685A JP35916797A JP35916797A JPH11191685A JP H11191685 A JPH11191685 A JP H11191685A JP 35916797 A JP35916797 A JP 35916797A JP 35916797 A JP35916797 A JP 35916797A JP H11191685 A JPH11191685 A JP H11191685A
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JP
Japan
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control panel
wind tunnel
panel
port
heat sink
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JP35916797A
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English (en)
Inventor
Masaru Takahashi
勝 高橋
Shoji Nonoyama
昭治 野々山
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 盤内に配置される盤内機器の冷却効率を向上
させる制御盤を得る。 【解決手段】 外気を盤内に吸気する吸気口及び盤内か
ら排気する排気口が設けられた制御盤筐体と、この制御
盤筐体内部に配設される盤内機器と、この盤内機器を強
制空冷すべく外気導入を図る送風装置と、を備えた制御
盤において、筐体内部空間から上記排気口へと至る風洞
を形成し、盤内機器を冷却するためのヒートシンクを該
風洞内の各風洞内壁面と近接すべく配設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電子機器などを
盤内実装したレーザ加工機など工作機械の制御盤に関す
るもので、特に制御盤の外気導入による強制空冷構造の
改良に関する。
【0002】
【従来の技術】レーザ加工機などの制御盤内部に設けら
れる加工電源部は、発熱量が多く、それら使用電気機器
が比較的耐環境性を備えているので、軸流ファンなどを
使用した送風装置により強制空冷が行われている。例え
ば、実公平8−11010号公報に開示されている制御
盤装置の如く、制御盤の筐体下部の前面にエアフィルタ
ー付の外気吸気口を配設し、該外気吸気口からエアフィ
ルターを通して吸気した清浄な空気が筐体内の盤内機器
を空冷し、筐体天井部に配設された内気排気口から排出
されることによる強制空冷技術が行われている。
【0003】また、特開平8−8568号公報、特開平
5−343875号公報では、外気吸入口及びエアフィ
ルターを、盤内機器(プリント基板)が格納された筐体
の底面に設け、該外気吸気口から吸入された清浄な空気
により筐体内の盤内機器を空冷する技術が開示されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】実公平8−11010
号公報に開示されるような外気吸入口が筐体前面に設け
られた制御盤装置では、吸入された外気が筐体内部に配
置される各盤内機器により遮られ、筐体内部の隅々まで
効率よく流れることができず、盤内機器の空冷効果が十
分には果すことができなかった。さらには、圧力損失が
大きいにもかかわらず最も風速を高くし強制空冷を行う
必要がある盤内機器の一つとしてのヒートシンク内部に
外気が行き渡らないことがあり、十分な冷却効果を果す
ことができない。
【0005】また、上記特開平8−8568号公報、特
開平5−343875号公報に開示されたプリント基板
収容筐体では、冷却対象をプリント基板として形成し、
このプリント基板収容筐体を、さらにキャビネット内部
に取付けることにより制御盤装置を完成させている。す
なわち、冷却対象をプリント基板のみとしており、制御
盤内部に配置される様々な盤内機器を冷却する手法につ
いては何ら考慮されておらず、制御盤内部に配設される
様々な盤内機器を効率よく冷却することができなかっ
た。さらにまた、上記特開平8−8568号公報、特開
平5−343875号公報に開示されたプリント基板収
容筐体を制御盤内部に配置し、このプリント基板収容筐
体の外気吸入口に設けるエアフィルターのメンテナンス
を行う場合、制御盤の扉を開けて行う必要がある。一般
に制御盤内部に配設されるプリント基板収容筐体を含め
た盤内機器は、高電圧部分があることから、感電を防止
する観点から制御盤の電源を切り作業を行う必要がある
が、エアフィルターのメンテナンスの度に電源を遮断し
て作業を行うことは作業効率の観点から好ましくない。
さらに、エアフィルターメンテナンスの際に、制御盤内
部に異物混入や、工具等の置き忘れなどが発生すること
も考えらる。
【0006】また、レーザ加工機等の制御盤は、装置全
体の小型化のために、制御盤の上部(天井)にレーザ発
振器を搭載することが行われている。このように制御盤
の天井にレーザ発振器を搭載する場合は、天井面に排気
口を設けることができず、必然的に制御盤筐体上方の垂
直壁面に排気口を設けることになる。このような場合、
制御盤内の強制空冷気流は盤内最上部で略直角に曲げら
れることになり、空気抵抗の増大と短絡気流の発生をま
ねきやすく、冷却効率が悪かった。
【0007】この発明は、上記のような問題点を解消す
るために成されたもので、第1の目的は、制御盤内に配
置される盤内機器の冷却効率が向上する制御盤を得るこ
とである。また、第2の目的は、盤内機器のうち、最も
発熱量の多い機器を効率よく冷却することができる制御
盤を得ることである。さらに、第3の目的は、盤内機器
を冷却するために吸気した外気の気流をスムーズにし、
効率よく冷却することができる制御盤を得ることであ
る。また、第4の目的は、盤内機器を遮蔽している筐体
の扉等を開けずにエアフィルターを交換できる制御盤を
得ることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る制御盤
は、外気を盤内に吸気する吸気口及び盤内から排気する
排気口が設けられた制御盤筐体と、この制御盤筐体内部
に配設される盤内機器と、この盤内機器を強制空冷すべ
く外気導入を図る送風装置とを備え、筐体内部空間から
上記排気口へと至る風洞を形成し、盤内機器を冷却する
ためのヒートシンクを該風洞内の各風洞内壁面と近接す
べく配設するものである。
【0009】また、制御盤筐体内部に配設される盤内機
器のうち、最も冷却すべき盤内機器を風洞内に配設した
ヒートシンクで冷却するようにしたものである。
【0010】さらに、筐体内部空間側の風洞口に対して
略直角となるべく上記排気口を構成し、排気口とヒート
シンクとで挟まれた風洞内の空間に送風装置としてのフ
ァンを上記排気口と軸線が平行となるべく備え、上記ヒ
ートシンク上方にプレナムチャンバーを形成するもので
ある。
【0011】さらにまた、筐体内部空間側の風洞口に対
して対向すべく吸気口を形成するものである。
【0012】また、制御盤筐体底面の吸気口に設けるエ
アフィルターを挿抜するフィルター挿入口を、制御盤筐
体に対する開口部として設けたものである。
【0013】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1〜図4を参照
してこの発明の一実施例の形態を説明する。図1は、本
実施の形態1に係る制御盤内部の全体構成を示した構成
図である。図2は、制御盤内部における排気口要部を拡
大した要部拡大図である。図3は、制御盤を背面から見
た背面図である。図4は、制御盤の底板部分の要部分解
斜視図である。
【0014】図において、101は各盤内機器が内部に
配置される強制空冷区画102及びレーザ発振器40が
配置される発振器区画103に区分けされた制御盤であ
る。制御盤101において、1は筐体、2は筐体1の底
板、3は底板2に対して前後に溶接された補強梁、4は
補強梁3の下面に固定された複数個のキャスター4であ
る。なお、補強梁3及びキャスター4により、制御盤1
01は据付床面100と所定の間隔を有して設置されて
いる。
【0015】5は前後に曲げ脚5Aが形成され、左右一
対に配設された側板、6は略L字型断面に構成され、背
面部6Aを有した台板であり、上記側板5の上端に配設
されている。7は左右の側板5の前面に配設された区画
扉、8は区画扉7の4辺に形成された袋曲げ部7Aの内
曲げ部に貼り付けられたパッキンであり、防塵作用を果
す。9は区画扉7の一方の下端に突出して溶接されたヒ
ンジピンであり、円筒スペーサ10が嵌合されて、フラ
ンジ14Dよりほぼ区画扉7の厚さ分前方に突出した底
板2のヒンジ穴2Bにさし込まれることにより、区画扉
7の下面は底板2上面より間隔を有して回動自在に支持
されている。なお、区画扉7は固定穴7Bをとおりフラ
ンジ14Dのネジ穴14Fに螺合するネジ部材(図示せ
ず)によって通常は閉止されている。
【0016】11は左右の側板5の後面に配設された裏
板であり、底板2、側板5、台板6及び区画扉7によ
り、加工電源部を構成するスイッチングユニット等の複
数個の盤内機器が収納される筐体内部空間である強制空
冷区画102が形成される。
【0017】12は台板6の背面部6Aの反対側に配設
された表板、13は天板、5Bは左右一対に配設された
側板である。そして、台板6、背面部6A、表板12、
天板13及び側板5Bにより、レーザ発振器40が載置
される発振器区画103が形成されている。なお、表板
12及び天板13は開閉自在に構成されており、台板6
上面に取り付けられた例えばレーザ発振器40の調整、
保守の便宜が図られている。
【0018】14は底板2に穿設されたスリット状の外
気吸気口2Aの上面全体に配設されたフィルターケース
であり、ほぼ全面に穿設された吸気スリット14Aが穿
設され、左右にZ字型曲げされた側壁部14B、後方に
後壁部14Cが形成され、底板2との間にエアフィルタ
ー15を収納保持できる室を形成している。また、フィ
ルターケース14の前縁は上方に折り曲げられ、前記区
画扉7の下端の当たり面となるフランジ14Dが形成さ
れている。このフランジ14Dの左右には、図4に示さ
れるように底板2まで延びるサイドフランジ14Eが一
体に形成され、この左右のサイドフランジ14Eの間の
内側寸法は、左右の側壁部14B間の内側寸法と同一に
構成され、左右のサイドフランジ14Eの外端は左右の
側板5の内側に密着するよう構成されている。
【0019】なお、フランジ14Dにはエアフィルター
挿入口104を形成すべく凹部が形成されており、この
エアフィルター挿入口104を介して連続発泡により気
泡が形成されたポリウレタンフォーム等のエアフィルタ
ーがフィルターケース14内に挿入される。エアフィル
ター15の材質は不織布製のエアフィルターに比べ硬い
ので、収納枠を使用せずとも上記エアフィルター挿入口
104から容易にスライドして着脱できる。
【0020】16は底板2上面に取り付けられた電源変
圧器、17は第1のヒートシンク18やダイオードスタ
ック19等が取り付けられているコンバータユニット、
20は中央取付板21と左右のユニット側板22を有す
るスイッチングユニットである。なお、中央取付板21
は4辺に形成された周辺曲げ部21Aを利用してユニッ
ト側板22と連結固定されている。23は中央取付板2
1に穿設された角穴21Bの背面側に固定された第2の
ヒートシンクであり、この第2のヒートシンク23のベ
ースプレート23Aに発熱半導体素子24が固定されて
いる。なお、本実施の形態では、最も発熱量の高いヒー
トシンクを第2のヒートシンクとし、他の盤内機器に比
べ外気排出口側に設ける。25は発熱半導体素子24と
電気的接続されたパワー基板、26は中央取付板21に
穿設された丸穴21Cを貫通して取り付けられた複数個
の電解コンデンサ、27は中央取付板21の上部に取付
けられたリアクトルである。
【0021】第2のヒートシンク23の背面には後面板
28が配置され、その左右に形成された側辺曲げ部28
Aを利用してユニット側板22と連結固定されている。
この後面板28の上辺曲げ部28Bは中央取付板21の
上端と密着され、第2のヒートシンク23の上部にプレ
ナムチャンバー105が形成されている。28Cはプレ
ナムチャンバー105の背面に位置して後面板28に穿
設されたファン穴であり、その裏面にファン29が取り
付けられている。
【0022】30はユニット側板20の側面に配設され
た断面コ字型のユニットレールであり、側板5に備えら
れたガイドレール31に前方から嵌合挿入されている。
また、上記ガイドレール31の後方からはトリガユニッ
ト32のケースが懸架されネジ部材33を介してガイド
レール31端部に固定されている。このように各盤内機
器のユニットは強制空冷区画102内に挿脱自在に収納
されている。
【0023】34は左右の側壁部34A、水平壁部34
Bから成る断面が略U字型の排気ダクトで、台板6の下
面に固定され、排気チャンバー106を形成している。
排気ダクト34の前方端縁は、前記のようにガイドレー
ル31に沿って最終位置まで挿入されたとき後面板28
にほぼ密着しており、ファン29は排気チャンバー10
6内に位置している。水平壁部34Bの前方端縁には立
上がり部34Cが形成され、後方端縁には立下がり部3
4Dが形成されている。裏板11には、排気チャンバー
106内に位置する部分にスリット状の盤内空気排気口
11Aが穿設されている。また、上記裏板11は立下が
り部34Dに固定され密着されている。
【0024】次に、本実施の形態1における作用動作に
ついて説明する。ファン29の運転によって、外気は矢
印aで示されるように外気吸気口2Aから吸い込まれ、
エアフィルター15で除塵されて強制空冷区画102内
に入る。そして、強制空冷区画102内に配置された盤
内機器としての電源変圧部16、第2のヒートシンク1
8、電解コンデンサ26等を冷却し、その後、矢印bで
示されるように中央取付板21、左右のユニット側板2
2及び後面板28によって覆われ形成された第1の風洞
にファン29の運転に伴い吸い込まれる。なお、トリガ
ユニット32は、レーザ発振器40の起動時のみ短時間
通電されるものであるため、他の機器のような冷却は必
要とせず、上記強制空冷気流から外れた位置にあっても
よい。
【0025】第1の風洞内では、風洞の各内壁面に近接
するように最も発熱量の多い盤内機器を冷却するための
第2のヒートシンク23のフィン23Bが配置されてい
る。そのため、中央取付板21、左右のユニット側板2
2及び後面板28によって形成される内壁面とこのフィ
ン23Bとの間には気流が流れるスペースは少なく、フ
ィン23B部分は他の部分と比べ空気抵抗が大きい(圧
力損失が大きい)が、この第2のヒートシンク23が配
置される第1の風洞は、気流を発生するファン29、排
気口11Aへと連続しているため、盤内機器を冷却した
外気が排出される流路はこの風洞を通らなければならな
い。その結果、フィン23Bの内部には高風速の気流が
創生され、発熱量が多く最も冷却しなければならない発
熱半導体素子24を良好に冷却することができる。
【0026】そして、第2のヒートシンク56を出た気
流は、矢印cで示されるように第2の風洞としてのプレ
ナムチャンバー105内で円滑に偏向され、壁面などに
衝突することなくファン29に吸気される。この際、プ
レナムチャンバー105内で円滑に曲げられて圧力損失
が増加することはない。その後、ファン29を通して第
3の風洞としての排気チャンバー106に至り、矢印d
で示されるように水平方向に排気口11Aから外部へ排
出されるが、ファン29と排気口11Aとは離れている
にもかかわらず、ファン29から出た暖かい気流は盤内
周囲に逸流することがなく外部に排出される。ここで、
筐体内部空間から排気口へと至る風洞は、第1、2、3
の風洞で形成されている。
【0027】一方、吸気口2Aに取付けられるエアフィ
ルター15は定期的に清掃するため着脱する必要がある
が、エアフィルター挿入口104は、区画扉7の下側に
露出しているため、作業は区画扉7を閉めたまま何ら工
具を必要とせず、上下に間隔が設けられた狭いフィルタ
ー挿入口104から容易に行うことができる。そのた
め、区画扉7を開放に伴う盤内への異物混入防止、電源
断に伴う作業効率の低下、さらには、仮に電源を切り忘
れた場合の感電の防止ができる。
【0028】また、扉など垂直面にエアフィルターを取
り付けた場合は、斜め上方からの水滴等が侵入しやすい
が、本実施の形態1では、筐体1の底面にエアフィルタ
ーが取り付けられているため、水滴に対する保護グレー
ドを向上できる。
【0029】さらに、排気口11Aからの水滴等の侵入
は排気ダクト34で受け止められ、立ち上がり部34C
によって盤内への漏洩が阻止される。また、水平壁部3
4B上面に滞留した水滴等は立下がり部34D以下に位
置する排気口11A下端からファン29排気流で排出さ
れる。さらにまた、ファン29の休止時も排気ダクト3
4によって塵埃が直接的に盤内へ侵入することが防止さ
れ、盤内が清潔に保たれる。
【0030】本実施の形態によれば、吸気口2Aから排
気口11Aへと至る風洞内に各風洞内壁面に近接すべく
配置した第2のヒートシンク23を設けたことにより第
2のヒートシンク23への風速が高められ冷却効率が向
上する。また、ファン29の排気流の逆流や逸流に起因
する圧力損失の発生及び冷却能力低下が防止され、制御
盤101の盤内上部及び天板上部に排気のための空間を
必要とせず、強制空冷区画102内の最上部まで盤内機
器を配置できるとともに、強制空冷区画102の上にレ
ーザ発振器63を搭載できる。さらに、強制空冷区画1
02の所要高さを低くでき、上記レーザ発振器63の保
守を容易とする。
【0031】また、この第1、2、3の風洞に外気が吸
い込まれる際、外気吸気口2Aは第1の風洞の導入口
(風洞口)と水平であり、外気吸気口2Aの各部とファ
ン29までの圧力損失は近似しているため、外気は均一
的に吸い込まれる。また、電源変圧器16を適宜な架台
の上に設置して外気吸気口2Aの面積を強制空冷区画1
02の床面のほぼ全体を占めるまで広くすれば、吸い込
み風速の低速化、吸い込み風量の増大ができ、一層の圧
力損失及び塵埃侵入並びに騒音の低減を行うことができ
る。
【0032】実施の形態2.図5は、この発明による制
御盤の他の実施の形態を示すもので、実施の形態1にお
ける図2に相当する要部斜視図である。図において、3
5は区画扉7の下側に配設されるフィルターカバーで、
幅方向に前面部35A、上面部35Bを有し、左右に側
面部35Cを有している。上記上面部35Bの一方の端
にはヒンジピン9に対応してヒンジ穴35Dが穿設さ
れ、内部に円筒スペーサ10が溶接されている。他方の
端には内曲げ部35Eが形成され、ラバーマグネットシ
ート36が貼り付けられている。
【0033】ヒンジピン9にフィルターカバー35を嵌
合(ヒンジ穴35D及び円筒スペーサ10部分をヒンジ
ピン9に通す)してから、底板のヒンジ穴2Bに該ヒン
ジピン9を差し込む。これにより、フィルターカバー3
5は区画扉7と底板2との間に回動自在に支持される。
また、ヒンジ穴35Dの反対側はラバーマグネットシー
ト36によりサイドフランジ14E及び側板の曲げ脚部
5Aに吸着保持される。従って、フィルターカバー35
は何ら工具を使用せずとも簡単に開閉できる。
【0034】エアフィルター15は着脱が容易にできる
ように、奥まで差し込んでも先端がエアフィルター挿入
口104から飛び出た状態にある。この飛び出し部は上
記フィルターカバー35内に収まり、エアフィルター挿
入口104は遮蔽される。レーザ溶断、溶接のスパッタ
が盤表面に飛び散っても鋼板製である区画扉7、フィル
ターカバー35で遮断され据付床面100に落下し、制
御盤への発火は発生しない。
【0035】フィルターカバー35は区画扉7のヒンジ
部スペーサの機能も有しており、それぞれ単独に開閉で
きる。また、それぞれ別個にヒンジを構成していないの
で、構造が簡単であり、特に上下方向の所要空間を小さ
くできる。
【0036】
【発明の効果】以上のように、第1の発明によれば、外
気を盤内に吸気する吸気口及び盤内から排気する排気口
が設けられた制御盤筐体と、この制御盤筐体内部に配設
される盤内機器と、この盤内機器を強制空冷すべく外気
導入を図る送風装置とを備え、筐体内部空間から上記排
気口へと至る風洞を形成し、盤内機器を冷却するための
ヒートシンクを該風洞内の各風洞内壁面と近接すべく配
設するので、ヒートシンク内の風速が高められ、該ヒー
トシンクに固定された盤内機器が良好に冷却できる。
【0037】また、第2の発明によれば、制御盤筐体内
部に配設される盤内機器のうち、最も冷却すべき盤内機
器を風洞内に配設したヒートシンクで冷却するようにし
たので、最も冷却しなければならない盤内機器を効率よ
く冷却することができる。
【0038】さらに、第3の発明によれば、筐体内部空
間側の風洞口に対して略直角となるべく上記排気口を構
成し、排気口とヒートシンクとで挟まれた風洞内の空間
に送風装置としてのファンを上記排気口と軸線が平行と
なるべく備え、上記ヒートシンク上方にプレナムチャン
バーを形成するので、吸気した外気の気流をスムーズに
したまま排気口の位置を変更し、上面に加工機等を備え
るといった任意の形状の制御盤を構築することができ
る。
【0039】さらに、第4の発明によれば、筐体内部空
間側の風洞口に対して対向すべく吸気口を形成するの
で、吸気口から外気を均一に吸い込み、スムーズに冷却
すべきヒートシンクへ導くことができ、冷却効率が向上
する。
【0040】また、制御盤筐体底面の吸気口に設けるエ
アフィルターを挿抜するフィルター挿入口を、制御盤筐
体に対する開口部として設けたので、筐体のカバー等を
開けることなくエアフィルターのみ交換することがで
き、交換作業を効率よく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施の形態1に係る制御盤内部の全体構成
を示した構成図である。
【図2】 制御盤内部における内気排気口要部を拡大し
た要部拡大図である。
【図3】 制御盤を背面から見た背面図である。
【図4】 制御盤の底板部分の要部分解斜視図である。
【図5】 本実施の形態2に係る制御盤内部の全体構成
を示した構成図である。
【符号の説明】
1 筐体、2 底板、2A 外気吸気口、11A 排気
口、14 フィルターケース、15 エアフィルター、
21 中央取付板、22 ユニット側板、23第2のヒ
ートシンク、28 後面板、29 ファン、34 排気
ダクト、101 制御盤、102 強制空冷区画、10
4 エアフィルター挿入口、105プレナムチャンバ
ー、106 排気チャンバー。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外気を盤内に吸気する吸気口及び盤内か
    ら排気する排気口が設けられた制御盤筐体と、 この制御盤筐体内部に配設される盤内機器と、 この盤内機器を強制空冷すべく外気導入を図る送風装置
    と、を備えた制御盤において、筐体内部空間から上記排
    気口へと至る風洞を形成し、盤内機器を冷却するための
    ヒートシンクを該風洞内の各風洞内壁面と近接すべく配
    設することを特徴とする制御盤。
  2. 【請求項2】 制御盤筐体内部に配設される盤内機器の
    うち、最も冷却すべき盤内機器を風洞内に配設したヒー
    トシンクで冷却することを特徴とする請求項1に記載の
    制御盤。
  3. 【請求項3】 筐体内部空間側の風洞口に対して略直角
    となるべく排気口を構成し、該排気口とヒートシンクと
    で挟まれた風洞内の空間に、送風装置としてのファンを
    上記排気口と軸線が平行となるべく備え、上記ヒートシ
    ンク上方にプレナムチャンバーを形成することを特徴と
    する請求項1、2に記載の制御盤。
  4. 【請求項4】 筐体内部空間側の風洞口に対して対向す
    べく吸気口を形成することを特徴とする請求項3に記載
    の制御盤。
  5. 【請求項5】 制御盤筐体底面の吸気口に設けるエアフ
    ィルターを挿抜するフィルター挿入口を、制御盤筐体に
    対する開口部として設けたことを特徴とする請求項1か
    ら4何れかに記載の制御盤。
JP35916797A 1997-12-26 1997-12-26 制御盤 Pending JPH11191685A (ja)

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