JPH11191224A - 光ディスク再生方法、光ディスク再生装置 - Google Patents

光ディスク再生方法、光ディスク再生装置

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JPH11191224A
JPH11191224A JP29265898A JP29265898A JPH11191224A JP H11191224 A JPH11191224 A JP H11191224A JP 29265898 A JP29265898 A JP 29265898A JP 29265898 A JP29265898 A JP 29265898A JP H11191224 A JPH11191224 A JP H11191224A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 CD−ROMから所要のデータを速やかに読
み取れるようにする。 【解決手段】 光ピックアップ2からCD-ROM1の信号面
1Aのトラックの内、1本おきの5本のトラックに、個
別に5個の光ビーム31 〜35 を同時に照射し、各戻り
ビームの受光出力から、記録データ再生系により光ビー
ムの系統別に記録データを読み取り記録順に出力するよ
うにしておく。光ピックアップ2と記録データ再生系は
システムコントローラの制御により、5個の光ビーム3
1 〜35 の系統によるCD−ROM1のほぼ2回転分の
連続的な読み取りと、該連続的な読み取りにより、5個
の光ビームの系統を合わせてCD−ROM1からの読み
取りデータに抜けが無くなったあとのトラック7本分の
フォワード方向へのトラックジャンプを交互に繰り返し
て、CD−ROM1からデータを再生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光ディスク再生方
法、光ディスク再生装置に係り、とくに、CD−RO
M、CD−WO、DVD、DVD−ROM、DVD−R
AMなど、螺線状にトラックの形成された光ディスクの
複数本のトラックに各々、別個の光ビームを同時に照射
し、各戻りビームの検出出力から、記録データ再生系で
各光ビームの照射されたトラックに記録された記録デー
タを読み取るようにした光ディスク再生方法、光ディス
ク再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】CD−ROMから記録データを高速に読
み取る方法の1つとして、マルチビーム方式が有る。こ
れは、螺線状にトラックの形成された光ディスクの隣接
する複数本のトラックに各々、別個の光ビームを同時に
照射し、各戻りビームの検出出力から記録データ再生系
により、各光ビームの照射されたトラックに記録された
記録データを読み取り、該読み取ったデータを重複及び
抜けが生じないようにしながら記録順に出力するように
したものである。
【0003】マルチビーム方式による光ディスク(CD
−ROM)の再生方法を図21を参照して説明する。1
は信号面側(光ピックアップ側)から見たCD−ROM
であり、データの記録されたトラックが螺線状に形成さ
れている(図21の上側が外周側、下側が内周側)。2
は5個の光ビームを照射できる光ピックアップであり、
CD−ROM1に対し相対的に回転しながら、かつ、記
録データの読み取りの進行に伴って内周側から外周側に
移動する。今、光ピックアップ2がIの位置に来てデー
タの読み取りを開始したとき、トラック(x−1)〜
(x+3)に各々、光ビーム31 〜35 が個別に同時照
射され、各戻りビームの検出出力から所定の記録データ
再生系により、各光ビーム31 〜35 の照射されたトラ
ックに記録された記録データが読み取られる。
【0004】CD−ROM1の記録データは、CD信号
フォーマットに従いサブコードQチャンネルのA−ti
me(Absolute−time; 絶対時間) の1フレーム単位
(1フレーム=1/75秒)で構成されており、光ピッ
クアップ2が図21のIの位置から読み取りを開始した
場合、光ビーム31 の系統により、A−time=23
分40秒59フレームの部分から正しく記録データが読
み取られ、光ビーム32の系統により、A−time=
23分40秒74フレームの部分から正しく記録データ
が読み取られ、光ビーム33 の系統により、A−tim
e=23分41秒14フレームの部分から正しく記録デ
ータが読み取られ、光ビーム34 の系統により、A−t
ime=23分41秒29フレームの部分から正しく記
録データが読み取られ、光ビーム35 の系統により、A
−time=23分41秒44フレームの部分から正し
く記録データが読み取られる。
【0005】CD−ROM1がほぼ1回転分(1回転
強)だけ回転し、光ピックアップ2による読み取りが図
21のIIの位置まで進むと(光ビーム31 〜35 はト
ラックx〜(x+4)に照射されている)、光ビーム3
1 により、A−time=23分40秒73フレームま
で正しく記録データが読み取られ、光ビーム32 によ
り、A−time=23分41秒13フレームまで正し
く記録データが読み取られ、光ビーム33 により、A−
time=23分41秒28フレームまで正しく記録デ
ータが読み取られ、光ビーム34 により、A−time
=23分41秒43フレームまで正しく記録データが読
み取られて、光ビーム31 〜35 による読み取りデータ
に抜けがなくなる(このとき光ビーム35 はA−tim
e=23分41秒58フレームまで正しく記録データを
読み取っている)。各光ビーム31 〜35 による読み取
りデータは、重複が生じないようにしながら記録順に外
部に出力される。
【0006】光ピックアップ2による読み取りが図21
のIIの位置まで進んだところで、光ピックアップ2は
フォワード方向(CD−ROM1の外周方向)へ3トラ
ック分だけトラックジャンプされる。すると、光ピック
アップ2が図21のIIIの位置に飛び(光ビーム31
〜35 はトラック(x+3)〜(x+7)に照射され
る)、この後、再びデータの読み取りが再開されて、光
ビーム31 の系統により、A−time=23分41秒
46フレームの部分から正しく記録データが読み取ら
れ、光ビーム32 の系統により、A−time=23分
41秒61フレームの部分から正しく記録データが読み
取られ、光ビーム33 の系統により、A−time=2
3分42秒01フレームの部分から正しく記録データが
読み取られ、光ビーム34 の系統により、A−time
=23分42秒16フレームの部分から正しく記録デー
タが読み取られ、光ビーム35 の系統により、A−ti
me=23分42秒31フレームの部分から正しく記録
データが読み取られる。
【0007】CD−ROM1がほぼ1回転分(1回転
強)だけ回転し、光ピックアップ2による読み取りが図
21のIVの位置まで進むと(光ビーム31 〜35 はト
ラック(x+4)〜(x+8)に照射されている)、光
ビーム31 の系統により、A−time=23分41秒
60フレームまで正しく記録データが読み取られ、光ビ
ーム32 の系統により、A−time=23分42秒0
0フレームまで正しく記録データが読み取られ、光ビー
ム33 の系統により、A−time=23分42秒15
フレームまで正しく記録データが読み取られ、光ビーム
4 の系統により、A−time=23分42秒30フ
レームまで正しく記録データが読み取られて、読み取り
データに抜けがなくなる(このとき光ビーム35 の系統
はA−time=23分42秒45フレームまで正しく
記録データを読み取っている)。各光ビーム31 〜35
による読み取りデータは、重複が生じないようにしなが
ら記録順に外部に出力される。
【0008】光ピックアップ2による読み取りが図21
のIVの位置まで進んだところで、光ピックアップ2は
フォワード方向(CD−ROM1の外周方向)へ3トラ
ック分だけトラックジャンプされる。すると、光ピック
アップ2が図21のVの位置に飛び(光ビーム31 〜3
5 はトラック(x+7)〜(x+11)に照射され
る)、この後、再びデータの読み取りが再開されて、光
ビーム31 の系統により、A−time=23分42秒
33フレームの部分から正しく記録データが読み取ら
れ、光ビーム32 の系統により、A−time=23分
42秒48フレームの部分から正しく記録データが読み
取られ、光ビーム33 の系統により、A−time=2
3分42秒63フレームの部分から正しく記録データが
読み取られ、光ビーム34 の系統により、A−time
=23分43秒03フレームの部分から正しく記録デー
タが読み取られ、光ビーム35 の系統により、A−ti
me=23分43秒18フレームの部分から正しく記録
データが読み取られる。
【0009】CD−ROM1がほぼ1回転分(1回転
強)だけ回転し、光ピックアップ2による読み取りが図
21のVIの位置まで進むと(光ビーム31 〜35 はト
ラック(x+8)〜(x+12)に照射されている)、
光ビーム31 の系統により、A−time=23分42
秒47フレームまで正しく記録データが読み取られ、光
ビーム32 の系統により、A−time=23分42秒
62フレームまで正しく記録データが読み取られ、光ビ
ーム33 の系統により、A−time=23分43秒0
2フレームまで正しく記録データが読み取られ、光ビー
ム34 の系統により、A−time=23分43秒17
フレームまで正しく記録データが読み取られて、読み取
りデータに抜けがなくなる(このとき光ビーム35 の系
統はA−time=23分43秒32フレームまで正し
く記録データを読み取っている)。各光ビーム31 〜3
5 による読み取りデータは、重複が生じないようにしな
がら記録順に外部に出力される。
【0010】光ピックアップ2による読み取りが図21
のVIの位置まで進んだところで、光ピックアップ2は
フォワード方向(CD−ROM1の外周方向)へ3トラ
ック分だけトラックジャンプされる。すると、光ピック
アップ2が図21のVIIの位置に飛び(光ビーム31
〜35 はトラック(x+11)〜(x+15)に照射さ
れる)、この後、再びデータの読み取りが再開されて、
光ビーム31 の系統により、A−time=23分43
秒20フレームの部分から正しく記録データが読み取ら
れ、光ビーム32 の系統により、A−time=23分
43秒35フレームの部分から正しく記録データが読み
取られ、光ビーム33 の系統により、A−time=2
3分43秒50フレームの部分から正しく記録データが
読み取られ、光ビーム34 の系統により、A−time
=23分43秒65フレームの部分から正しく記録デー
タが読み取られ、光ビーム35 の系統により、A−ti
me=23分44秒05フレームの部分から正しく記録
データが読み取られる。
【0011】CD−ROM1がほぼ1回転分(1回転
強)だけ回転し、光ピックアップ2による読み取りが図
21のVIIIの位置まで進むと(光ビーム31 〜35
はトラック(x+12)〜(x+16)に照射されてい
る)、光ビーム31 の系統により、A−time=23
分43秒34フレームまで正しく記録データが読み取ら
れ、光ビーム32 の系統により、A−time=23分
43秒49フレームまで正しく記録データが読み取ら
れ、光ビーム33 の系統により、A−time=23分
43秒64フレームまで正しく記録データが読み取ら
れ、光ビーム34 の系統により、A−time=23分
44秒04フレームまで正しく記録データが読み取られ
て、読み取りデータに抜けがなくなる(このとき光ビー
ム35 の系統はA−time=23分44秒19フレー
ムまで正しく記録データを読み取っている)。各光ビー
ム31 〜35 による読み取りデータは、重複が生じない
ようにしながら記録順に外部に出力される。
【0012】光ピックアップ2がCD−ROM1に対し
IからIIの位置まで相対的に1回転する間に、光ビー
ム35 の系統によりA−time=23分41秒44フ
レームから23分41秒58フレームまで記録データが
読み取られており、光ピックアップ2がCD−ROM1
に対しIIIからIVの位置まで相対的に1回転する間
に、光ビーム31 の系統によりA−time=23分4
1秒46フレームから23分41秒60フレームまで記
録データが読み取られており、A−time=23分4
1秒46フレームから23分41秒58フレームまでが
重複している。そこで、A−time=23分41秒4
6フレームから23分41秒58フレームまでは先に光
ビーム35 の系統により読み取られたデータを出力し、
光ビーム31 の系統により読み取ったデータは捨てるよ
うにしている。
【0013】なお、図21のIIの位置からトラックジ
ャンプする際、ジャンプするトラック本数を4にはせ
ず、直前に光ビーム35 の系統によりデータの読み取り
がなされたトラック(x+3)に光ビーム31 を照射さ
せるため、ジャンプするトラック本数を3とする。理由
は、ジャンプをするトラック本数を4にしてしまうと、
光ピックアップ2は図21のIII´の位置に飛び、こ
の後、光ビーム31 の系統によりA−time=23分
41秒61フレームから記録データが読み取られること
になり、トラックジャンプ前に光ビーム35 によりまだ
読み取られていなかったA−time=23分41秒5
9フレームと23分41秒61フレームのデータが抜け
てしまうからである。一般に、光ビームの個数がn(但
し、nは3以上の整数)であれば、各光ビームの系統に
よりほぼ1回転分の読み取りをし、次いで、(n−2)
本分だけフォワード方向にトラックジャンプし、しかる
のち、再び記録データのほぼ1回転分の読み取りをする
という動作を繰り返すことで、CD−ROM1の高速再
生をする。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、トラックジ
ャンプをしたとき、一時的にフォーカスサーボ系やトラ
ッキングサーボ系が乱れるので、これらのサーボ系が安
定するまで待たないと記録データの読み取りを再開でき
ない。しかも、トラックジャンプ完了後に一番内側の光
ビーム31 が読み取りを再開する位置は、トラックジャ
ンプ前に一番外側の光ビーム35 が読み取りを終了した
位置より或る長さ以上前でないと、読み取りデータに抜
けが生じてしまう。このため一番内側の光ビーム31
トラックジャンプ着地点は、理想的にはトラックジャン
プ前に一番外側の光ビーム35 が読み取りを終了した点
と一致することであるが、実際にはトラックジャンプ前
に一番外側の光ビーム35 が読み取りを終了した点より
はるか前の位置でなければならない。従って、一番内側
の光ビーム31 がトラックジャンプ着地後、トラックジ
ャンプ前に一番外側の光ビーム35 が読み取りを終了し
ていた点まで移動する分だけ余計な時間が掛かってしま
う。上記した従来のマルチビーム方式による光ディスク
再生方法では、光ビームの個数n=5の場合、図21の
トラック(x−1)から(x+16)まで再生するため
には、合計でCD−ROM1の約4回転分の連続読み取
りと、3回分のトラックジャンプをする必要が有るが、
1回トラックジャンプする度にかなりの余計な時間を要
するので、多数のトラックに亘るデータを1度に再生し
ようとするとき、再生に時間が掛かるという問題があっ
た。
【0015】また、CD−ROM1のトラックピッチの
バラツキ、面振れ、芯振れなどにより、幾つかの光ビー
ムの系統による記録データの読み取りが出来なくなるこ
とがある。この場合、上記した従来技術の如く、n個の
各光ビームの系統によりほぼ1回転分の読み取りをし、
次いで、(n−2)本分だけフォワード方向にトラック
ジャンプし、しかるのち、再び記録データのほぼ1回転
分の読み取りをするという動作を繰り返す光ディスク再
生方法では、例えば、図21の場合に、光ビーム32
系統による記録データの読み取りが出来なくなっている
と、光ピックアップ2が図21のIの位置からほぼ1回
転分、記録データの読み取りを行ったとき、A−tim
e=23分40秒74フレームから23分41秒13フ
レームまでの記録データの読み取りがされない。
【0016】光ピックアップ2がIIの位置に来ると、
トラック3つ分のトラックジャンプを行いIIIの位置
まで飛ぶので、A−time=23分40秒74フレー
ムから23分41秒13フレームまでの記録データは読
み取られないままとなってしまい、次に、IIIの位置
からほぼ1回転分、記録データの読み取りを行ったとき
も、A−time=23分41秒61フレームから23
分42秒00フレームまでの記録データの読み取りがさ
れないままとなってしまう。従って、ユーザは所要のデ
ータの一部を入手できなくなるという事態が起きる問題
があった。
【0017】本発明は上記した従来技術の問題に鑑み、
光ディスクからデータをより高速に読み出すことのでき
る光ディスク再生方法、光ディスク再生装置を提供する
ことを、その目的とする。また、一部の光ビームによる
データの読み取りが出来なくなっても、所要のデータの
入手を可能とする光ディスク再生方法、光ディスク再生
装置を提供することを、その目的とする。更に、一部の
光ビームによるデータの読み取りが出来なくなったとき
に、光ディスクから効率良くデータを読み取ることので
きる光ディスク再生方法、光ディスク再生装置を提供す
ることを、その目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
光ディスク再生方法では、螺線状にトラックの形成され
た光ディスクのc本おきのn本(但し、cは1以上の整
数、nは2以上の整数)のトラックに各々、別個の光ビ
ームを同時に照射し、各戻りビームを別個に検出した検
出出力から、記録データ再生系でn個の各光ビームの系
統別に光ディスクに記録された記録データを読み取るよ
うにしておき、n個の各光ビームの系統での光ディスク
に対するほぼ(c+1)回転分の連続的な読み取りと、
該連続的な読み取りにより、n個の各光ビームの系統を
合わせて、光ディスクからの読み取りデータに抜けが無
くなったあとの{(c+1)・(n−1)−1}本分の
フォワード方向へのトラックジャンプと、を交互に行っ
て光ディスクを再生するようにしたこと、を特徴として
いる。
【0019】これにより、トラックジャンプとトラック
ジャンプの間で、光ディスクに対するほぼ(c+1)回
転分の連続的な読み取りがなされるため、光ディスクの
或る所望範囲の記録データを読み取ろうとする場合に、
余計な時間の掛かるトラックジャンプの回数が少なくて
済み、光ディスクからデータを速やかに読み出すことが
できる。
【0020】本発明の請求項2記載の光ディスク再生方
法では、請求項1記載の再生方法において、n個の各光
ビームの系統の中に、光ディスクからの記録データの読
み取り不能な系統が出来たとき、記録データの読み取り
可能な光ビームの系統が1系統だけであれば、トラック
ジャンプはせずに、記録データの読み取り可能な内の1
つの光ビームの系統により、連続的に記録データの読み
取りをして光ディスクを再生するようにしたこと、を特
徴としている。
【0021】これにより、光ディスクのトラックピッチ
のバラツキ、面振れ、芯振れなどにより、記録データの
読み取り可能な光ビームが1個だけとなっても、記録デ
ータの読み取り可能な1つの光ビームにより、光ディス
クから所要のデータを確実に読み取ることができる。
【0022】本発明の請求項3記載の光ディスク再生方
法では、螺線状にトラックの形成された光ディスクのc
本おきのn本(但し、cは1以上の整数、nは3以上の
整数)のトラックに各々、別個の光ビームを同時に照射
し、各戻りビームを別個に検出した検出出力から、記録
データ再生系でn個の各光ビームの系統別に光ディスク
に記録された記録データを読み取るようにしておき、n
個の各光ビームの系統での光ディスクに対するほぼ(c
+1)回転分の連続的な読み取りと、該連続的な読み取
りにより、n個の各光ビームの系統を合わせて、光ディ
スクからの読み取りデータに抜けが無くなったあとの
{(c+1)・(n−1)−1}本分のフォワード方向
へのトラックジャンプと、を交互に行って光ディスクを
再生するようにし、n個の各光ビームの系統の中に、光
ディスクからの記録データの読み取り不能な系統が出来
たとき、連続読み取り回転数Iとトラックジャンプをす
るトラック本数Jについて、記録データの読み取り可能
な光ビームの系統の全部または一部であって、1系統だ
けでない組み合わせの光ビームの系統が有れば、記録デ
ータの読み取り可能な光ビームの系統の全部または一部
を読み取り用の系統に割り当て、該割り当てた読み取り
用の各光ビームの系統により、光ディスクに対するほぼ
I回転分(Iは(c+1)以上の整数)の連続的な読み
取りとJ本分(Jはc以上、{(c+1)・(n−1)
−1}以下の整数)のトラックジャンプを交互に繰り返
したときに読み取りデータに抜けが生じないIとJに変
更し、該変更したIとJの組み合わせに従い読み取り用
に割り当てた各光ビームの系統での光ディスクに対する
ほぼI回転分の連続的な読み取りと、該連続的な読み取
りにより、読み取り用に割り当てた各光ビームの系統を
合わせて光ディスクからの読み取りデータに抜けが無く
なったあとのJ本分のフォワード方向へのトラックジャ
ンプと、を交互に行わせて光ディスクを再生させるよう
にしたこと、を特徴としている。
【0023】これにより、光ディスクのトラックピッチ
のバラツキ、面振れ、芯振れなどにより、幾つかの光ビ
ームの系統で記録データの読み取りが出来なくなって
も、残りの記録データの読み取り可能な光ビームの系統
の全部または一部であって、1系統だけでない組み合わ
せの光ビームの系統により、読み取りデータに抜けが生
じないようにしながら、光ディスクから所要のデータを
確実に読み取ることができる。
【0024】本発明の請求項4記載の光ディスク再生方
法では、n個の各光ビームの系統の中に、光ディスクか
らの記録データの読み取り不能な系統が出来たとき、記
録データを読み取り可能な系統の光ビームの内、一番多
く連なった一群の光ビームの系統の数をMとして、Mが
2以上であれば当該M個の光ビームの系統を読み取り用
の系統に割り当て、該読み取り用に割り当てたM個の各
光ビームの系統での光ディスクに対するほぼ(c+1)
回転分の連続的な読み取りと、該連続的な読み取りによ
り、読み取り用に割り当てたM個の各光ビームの系統を
合わせて光ディスクからの読み取りデータに抜けが無く
なったあとの{(c+1)・(M−1)−1}本分のフ
ォワード方向へのトラックジャンプと、を交互に行わせ
て光ディスクを再生させるようにしたこと、を特徴とし
ている。
【0025】これにより、光ディスクのトラックピッチ
のバラツキ、面振れ、芯振れなどにより、幾つかの光ビ
ームの系統による記録データの読み取りが出来なくなっ
ても、記録データの読み取り可能な系統の光ビームの
内、光ビームが一番多く連なったM個の光ビームの系統
を用いて、ほぼ(c+1)回転分の連続的な読み取り
と、{(c+1)・(M−1)−1}本分のトラックジ
ャンプとを交互に繰り返すことで、読み取りデータに抜
けが生じないようにしながら、光ディスクから所要のデ
ータを確実かつ効率的に読み取ることができる。
【0026】本発明の請求項5記載の光ディスク再生方
法では、n個の各光ビームの系統の中に、光ディスクか
らの記録データの読み取り不能な系統が出来たとき、記
録データを読み取り可能な系統の光ビームの内、一番内
周側と一番外周側の光ビームの間の距離をトラック数で
Qとし、当該一番内周側と一番外周側の光ビームの間に
有って記録データが読み取れなくなった系統の光ビーム
の内、一番多く連なった一群の光ビームの数をRとし
て、Qが2以上でRが0以上であれば、記録データの読
み取り可能な各光ビームの各系統での光ディスクに対す
るほぼ{(R+1)・(c+1)}回転分の連続的な読
み取りと、該連続的な読み取りにより、記録データの読
み取り可能な各光ビームの系統を合わせて光ディスクか
らの読み取りデータに抜けが無くなったあとの(Q−
1)本分のフォワード方向へのトラックジャンプと、を
交互に行わせて光ディスクを再生させるようにしたこ
と、を特徴としている。
【0027】これにより、光ディスクのトラックピッチ
のバラツキ、面振れ、芯振れなどにより、幾つかの光ビ
ームの系統による記録データの読み取りが出来なくなっ
ても、記録データを読み取り可能な光ビームの内、一番
内周側と一番外周側の光ビームの間の距離をトラック数
でQとし、当該一番内周側と一番外周側の光ビームの間
に有って記録データが読み取れなくなった系統の光ビー
ムの内、光ビームが一番多く連なった一群の光ビームの
数をRとして、Qが2以上でRが0以上であれば、記録
データの読み取り可能な各光ビームの各系統での光ディ
スクに対するほぼ{(R+1)・(c+1)}回転分の
連続的な読み取りと、(Q−1)本分のトラックジャン
プを交互に繰り返すことで、読み取りデータに抜けが生
じないようにしながら、光ディスクから所要のデータを
確実かつ非常に効率良く読み取ることができる。
【0028】本発明の請求項6記載の光ディスク再生方
法では、螺線状にトラックの形成された光ディスクのc
本おきのn本(但し、cは1以上の整数、nは2以上の
整数)のトラックに各々、別個の光ビームを同時に照射
し、各戻りビームを別個に検出した検出出力から、記録
データ再生系でn個の各光ビームの系統別に光ディスク
に記録された記録データを読み取るようにしておき、n
個の各光ビームの系統での光ディスクに対する連続的な
読み取りと、該連続的な読み取りにより、n個の各光ビ
ームの系統を合わせて、光ディスクからの読み取りデー
タに抜けが無くなったあとの{(c+1)・(n−1)
−1}本分のフォワード方向へのトラックジャンプと、
を交互に行って光ディスクを再生するようにしたこと、
を特徴としている。
【0029】これにより、トラックジャンプとトラック
ジャンプの間で、光ディスクに対するほぼ(c+1)回
転分の連続的な読み取りがなされるため、光ディスクの
或る所望範囲の記録データを読み取ろうとする場合に、
時間の掛かるトラックジャンプの回数が少なくて済み、
光ディスクからデータを速やかに読み出すことができ
る。
【0030】本発明の請求項7記載の光ディスク再生方
法では、螺線状にトラックの形成された光ディスクのc
本おきのn本(但し、cは1以上の整数、nは3以上の
整数)のトラックに各々、別個の光ビームを同時に照射
し、各戻りビームを別個に検出した検出出力から、記録
データ再生系でn個の各光ビームの系統別に光ディスク
に記録された記録データを読み取るようにしておき、n
個の各光ビームの系統での光ディスクに対する連続的な
読み取りと、該連続的な読み取りにより、n個の各光ビ
ームの系統を合わせて、光ディスクからの読み取りデー
タに抜けが無くなったあとの{(c+1)・(n−1)
−1}本分のフォワード方向へのトラックジャンプと、
を交互に行って光ディスクを再生し、n個の各光ビーム
の系統の中に、光ディスクからの記録データの読み取り
不能な系統が出来たとき、記録データの読み取り可能な
光ビームの系統の全部または一部であって、1系統だけ
でない組み合わせの光ビームの系統が有れば、当該記録
データの読み取り可能な光ビームの系統の全部または一
部を読み取り用の系統に割り当て、該割り当てた読み取
り用の各光ビームの内、光ディスクの一番内周側と一番
外周側の間の距離をトラック数でQとして、読み取り用
に割り当てられた各光ビームの系統での光ディスクに対
する連続的な読み取りと、該連続的な読み取りにより、
読み取り用に割り当てられた各光ビームの系統を合わせ
て、光ディスクからの読み取りデータに抜けが無くなっ
たあとの(Q−1)本分のフォワード方向へのトラック
ジャンプと、を交互に行わせて光ディスクを再生させる
ようにしたこと、を特徴としている。
【0031】これにより、光ディスクのトラックピッチ
のバラツキ、面振れ、芯振れなどにより、幾つかの光ビ
ームの系統による記録データの読み取りが出来なくなっ
ても、記録データの読み取り可能な光ビームの系統の全
部または一部であって、1系統だけでない組み合わせの
光ビームの系統が有れば、当該記録データの読み取り可
能な光ビームの系統の全部または一部を読み取り用の系
統に割り当て、該割り当てた読み取り用の各光ビームの
内、光ディスクの一番内周側と一番外周側の間の距離を
トラック数でQとして、読み取り用に割り当てられた各
光ビームの系統により光ディスクに対する連続的な読み
取りと、該連続的な読み取りにより、読み取り用に割り
当てられた各光ビームの系統を合わせて、光ディスクか
らの読み取りデータに抜けが無くなったあとの(Q−
1)本分のトラックジャンプとを交互に繰り返すこと
で、読み取りデータに抜けが生じないようにしながら、
光ディスクから所要のデータを確実かつ非常に効率良く
読み取ることができる。
【0032】本発明の請求項8記載の光ディスク再生装
置では、螺線状にトラックの形成された光ディスクのc
本おきのn本(但し、cは1以上の整数、nは2以上の
整数)のトラックに各々、別個の光ビームを同時に照射
し、各戻りビームを別個に検出して出力する光学的検出
手段と、光学的検出手段の検出出力から、n個の各光ビ
ームの系統別に光ディスクに記録された記録データを読
み取る記録データ再生手段と、光学的検出手段と記録デ
ータ再生手段を制御し、n個の各光ビームの系統での光
ディスクに対するほぼ(c+1)回転分の連続的な読み
取りと、該連続的な読み取りにより、n個の各光ビーム
の系統を合わせて、光ディスクからの読み取りデータに
抜けが無くなったあとの{(c+1)・(n−1)−
1}本分のフォワード方向へのトラックジャンプと、を
交互に行わせて光ディスクを再生させる再生制御手段
と、を備えたことを特徴としている。
【0033】これにより、再生時、光学的検出手段と記
録データ再生手段を制御し、n個の各光ビームの系統で
の光ディスクに対するほぼ(c+1)回転分の連続的な
読み取りと、該連続的な読み取りにより、n個の各光ビ
ームの系統を合わせて、光ディスクからの読み取りデー
タに抜けが無くなったあとの{(c+1)・(n−1)
−1}本分のフォワード方向へのトラックジャンプと、
を交互に行わせるので、トラックジャンプとトラックジ
ャンプの間で、光ディスクに対するほぼ(c+1)回転
分の連続的な読み取りがなされるため、光ディスクの或
る所望範囲の記録データを読み取ろうとする場合に、時
間の掛かるトラックジャンプの回数が少なくて済み、光
ディスクからデータを速やかに読み出すことができる。
【0034】本発明の請求項9記載の光ディスク再生装
置では、請求項8記載の再生装置において、n個の各光
ビームの系統の中に、光ディスクからの記録データの読
み取り不能な系統が有るか判別する判別手段を設け、前
記再生制御手段は、判別手段で読み取り不能な光ビーム
の系統が有ると判別されたとき、記録データの読み取り
可能な光ビームの系統が1系統だけであれば、再生時、
光学的検出手段と記録データ再生手段を制御し、トラッ
クジャンプはさせず、記録データの読み取り可能な内の
1つの光ビームの系統により、連続的に記録データの読
み取りをして光ディスクを再生させるようにしたこと、
を特徴としている。
【0035】これにより、n個の各光ビームの系統の中
に、光ディスクからの記録データの読み取り不能な系統
が有るか判別し、読み取り不能な光ビームの系統が有る
と判別されたとき、記録データの読み取り可能な光ビー
ムの系統が、1系統だけであれば、トラックジャンプは
させず、記録データの読み取り可能な光ビームの系統に
より、連続的に記録データの読み取りをさせて光ディス
クを再生させるので、光ディスクのトラックピッチのバ
ラツキ、面振れ、芯振れなどにより、記録データの読み
取り可能な光ビームが1個だけとなっても、記録データ
の読み取り可能な1つの光ビームにより、光ディスクか
ら所要のデータを確実に読み取ることができる。
【0036】本発明の請求項10記載の光ディスク再生
装置では、螺線状にトラックの形成された光ディスクの
c本おきのn本(但し、cは1以上の整数、nは3以上
の整数)のトラックに各々、別個の光ビームを同時に照
射し、各戻りビームを別個に検出して出力する光学的検
出手段と、光学的検出手段の検出出力から、n個の各光
ビームの系統別に光ディスクに記録された記録データを
読み取る記録データ再生手段と、光学的検出手段と記録
データ再生手段を制御し、n個の各光ビームの系統での
光ディスクに対するほぼ(c+1)回転分の連続的な読
み取りと、該連続的な読み取りにより、n個の各光ビー
ムの系統を合わせて、光ディスクからの読み取りデータ
に抜けが無くなったあとの{(c+1)・(n−1)−
1}本分のフォワード方向へのトラックジャンプと、を
交互に行わせて光ディスクを再生させる再生制御手段と
を備えるとともに、更に、n個の各光ビームの系統の中
に、光ディスクからの記録データの読み取り不能な系統
が有るか判別する判別手段と、判別手段で読み取り不能
な光ビームの系統が有ると判別されたとき、記録データ
の読み取り可能な光ビームの系統の全部または一部であ
って、1系統だけでない組み合わせの光ビームによる系
統が有れば、当該記録データの読み取り可能な光ビーム
の系統の全部または一部を読み取り用の系統に割り当て
る割り当て手段を設け、前記再生制御手段は、判別手段
で読み取り不能な光ビームの系統が有ると判別されたと
き、再生時の連続読み取り回転数Iとトラックジャンプ
をするトラック本数Jについて、割り当て手段で割り当
てられた読み取り用の各光ビームの系統により、光ディ
スクに対する連続的なほぼI回転分(Iは(c+1)以
上の整数)の読み取りとJ本分(Jはc以上、{(c+
1)・(n−1)−1}以下の整数)のトラックジャン
プを交互に繰り返したときに読み取りデータに抜けが生
じないIとJに変更し、該変更したIとJの組み合わせ
に従い光学的検出手段と記録データ再生手段を制御し、
割り当て手段で割り当てられた読み取り用の各光ビーム
の系統での光ディスクに対するほぼI回転分の連続的な
読み取りと、該連続的な読み取りにより、割り当て手段
で割り当てられた読み取り用の各光ビームの系統を合わ
せて光ディスクからの読み取りデータに抜けが無くなっ
たあとのJ本分のフォワード方向へのトラックジャンプ
と、を交互に行わせて光ディスクを再生させるようにし
たこと、を特徴としている。
【0037】これにより、n個の各光ビームの系統の中
に、光ディスクからの記録データの読み取り不能な系統
が有るか判別し、読み取り不能な光ビームの系統が有る
と判別されたとき、記録データの読み取り可能な光ビー
ムの系統の全部または一部であって、1系統だけでない
組み合わせの光ビームによる系統が有れば、当該記録デ
ータの読み取り可能な光ビームの系統の全部または一部
を読み取り用の系統に割り当て、再生時の連続読み取り
回転数Iとトラックジャンプをするトラック本数Jにつ
いて、読み取り用に割り当てられた各光ビームの系統に
より、光ディスクに対する連続的なほぼI回転分(Iは
1以上の整数)の読み取りとJ本分(Jは1以上、(n
−2)以下の整数)のトラックジャンプを交互に繰り返
したときに読み取りデータに抜けが生じないIとJに変
更し、該変更したIとJの組み合わせに従い光学的検出
手段と記録データ再生手段を制御し、読み取り用に割り
当てられた各光ビームの系統での光ディスクに対するほ
ぼI回転分の連続的な読み取りと、該連続的な読み取り
により、読み取り用に割り当てられた各光ビームの系統
を合わせて光ディスクからの読み取りデータに抜けが無
くなったあとのJ本分のフォワード方向へのトラックジ
ャンプと、を交互に行わせて光ディスクを再生させるよ
うにしたので、光ディスクのトラックピッチのバラツ
キ、面振れ、芯振れなどにより、幾つかの光ビームの系
統で記録データの読み取りが出来なくなっても、残りの
記録データの読み取り可能な光ビームの系統の全部また
は一部であって、1系統だけでない組み合わせの光ビー
ムの系統により、読み取りデータに抜けが生じないよう
にしながら、光ディスクから所要のデータを確実に読み
取ることができる。
【0038】本発明の請求項11記載の光ディスク再生
装置では、n個の各光ビームの系統の中に、光ディスク
からの記録データの読み取り不能な系統が有るか判別す
る判別手段と、判別手段で読み取り不能な光ビームの系
統が有ると判別されたとき、記録データを読み取り可能
な系統の光ビームの内、一番多く連なった一群の光ビー
ムの系統の数をMとして、Mが2以上であれば当該M個
の光ビームの系統を読み取り用の系統に割り当てる割り
当て手段を設け、前記再生制御手段は、判別手段で読み
取り不能な光ビームの系統が有ると判別されたとき、割
り当て手段でM個の読み取り用の光ビームの系統が割り
当てられれば、再生時、光学的検出手段と記録データ再
生手段を制御し、割り当て手段で割り当てられたM個の
読み取り用の各光ビームの系統での光ディスクに対する
ほぼ(c+1)回転分の連続的な読み取りと、該連続的
な読み取りにより、割り当て手段で割り当てられたM個
の読み取り用の各光ビームの系統を合わせて光ディスク
からの読み取りデータに抜けが無くなったあとの{(c
+1)・(M−1)−1}本分のフォワード方向へのト
ラックジャンプと、を交互に行わせて光ディスクを再生
させるようにしたこと、を特徴としている。
【0039】これにより、n個の各光ビームの系統の中
に、光ディスクからの記録データの読み取り不能な系統
が有るか判別し、有ると判別されたとき、記録データの
読み取り可能な光ビームの系統の内、一番多く連なった
一群の光ビームの系統の数をMとして、Mが2以上であ
れば当該M個の光ビームの系統を読み取り用の系統に割
り当て、読み取り用に割り当てられたM個の読み取り用
の各光ビームの系統での光ディスクに対するほぼ(c+
1)回転分の連続的な読み取りと、該連続的な読み取り
により、読み取り用に割り当てられた読み取り用の各光
ビームの系統を合わせて光ディスクからの読み取りデー
タに抜けが無くなったあとの{(c+1)・(M−1)
−1}本分のフォワード方向へのトラックジャンプと、
を交互に行わせて光ディスクを再生させるので、光ディ
スクのトラックピッチのバラツキ、面振れ、芯振れなど
により、幾つかの光ビームの系統による記録データの読
み取りが出来なくなっても、読み取りデータに抜けが生
じないようにしながら、光ディスクから所要のデータを
確実かつ効率的に読み取ることができる。
【0040】本発明の請求項12記載の光ディスク再生
装置では、n個の各光ビームの系統の中に、光ディスク
からの記録データの読み取り不能な系統が有るか判別す
る判別手段と、判別手段で読み取り不能な光ビームの系
統が有ると判別されたとき、記録データを読み取り可能
な系統の光ビームの内、一番内周側と一番外周側の光ビ
ームの間の距離をトラック数でQとし、当該一番内周側
と一番外周側の光ビームの間に有って記録データが読み
取れなくなった系統の光ビームの内、一番多く連なった
一群の光ビームの数をRとして、Qが2以上でRが0以
上であれば、I={(R+1)・(c+1)}を連続読
み取り回転数、J=(Q−1)をトラックジャンプをす
るトラック本数として設定する設定手段とを設け、前記
再生制御手段は、判別手段で読み取り不能な光ビームの
系統が有ると判別されたとき、設定手段でRとJが設定
されれば、再生時、光学的検出手段と記録データ再生手
段を制御し、記録データの読み取り可能な各光ビームの
各系統での光ディスクに対するほぼI回転分の連続的な
読み取りと、該連続的な読み取りにより、記録データの
読み取り可能な各光ビームの系統を合わせて光ディスク
からの読み取りデータに抜けが無くなったあとのJ本分
のフォワード方向へのトラックジャンプと、を交互に行
わせて光ディスクを再生させるようにしたこと、を特徴
としている。
【0041】これにより、n個の各光ビームの系統の中
に、光ディスクからの記録データの読み取り不能な系統
が有るか判別し、有ると判別されたとき、記録データを
読み取り可能な系統の光ビームの内、一番内周側と一番
外周側の光ビームの間の距離をトラック数でQとし、当
該一番内周側と一番外周側の光ビームの間に有って記録
データが読み取れなくなった系統の光ビームの内、一番
多く連なった一群の光ビームの数をRとして、Qが2以
上でRが0以上であれば、I={(R+1)・(c+
1)}を連続読み取り回転数、J=(Q−1)をトラッ
クジャンプをするトラック本数として設定し、記録デー
タの読み取り可能な各光ビームの系統での光ディスクに
対するほぼI回転分の連続的な読み取りと、該連続的な
読み取りにより、記録データの読み取り可能な各光ビー
ムの系統を合わせて光ディスクからの読み取りデータに
抜けが無くなったあとのJ本分のフォワード方向へのト
ラックジャンプと、を交互に行わせて光ディスクを再生
させるので、光ディスクのトラックピッチのバラツキ、
面振れ、芯振れなどにより、幾つかの光ビームの系統に
よる記録データの読み取りが出来なくなっても、読み取
りデータに抜けが生じないようにしながら、光ディスク
から所要のデータを確実かつ非常に効率良く読み取るこ
とができる。
【0042】本発明の請求項13記載の光ディスク再生
装置では、螺線状にトラックの形成された光ディスクの
c本おきのn本(但し、cは1以上の整数、nは2以上
の整数)のトラックに各々、別個の光ビームを同時に照
射し、各戻りビームを別個に検出して出力する光学的検
出手段と、光学的検出手段の検出出力から、n個の各光
ビームの系統別に光ディスクに記録された記録データを
読み取る記録データ再生手段と、光学的検出手段と記録
データ再生手段を制御し、n個の各光ビームの系統での
光ディスクに対する連続的な読み取りと、該連続的な読
み取りにより、n個の各光ビームの系統を合わせて、光
ディスクからの読み取りデータに抜けが無くなったあと
の{(c+1)・(n−1)−1}本分のフォワード方
向へのトラックジャンプと、を交互に行わせて光ディス
クを再生させる再生制御手段と、を備えたことを特徴と
している。
【0043】これにより、再生時、光学的検出手段と記
録データ再生手段を制御し、n個の各光ビームの系統で
の光ディスクに対する連続的な読み取りと、該連続的な
読み取りにより、n個の各光ビームの系統を合わせて、
光ディスクからの読み取りデータに抜けが無くなったあ
との{(c+1)・(n−1)−1}本分のフォワード
方向へのトラックジャンプと、を交互に行わせるので、
トラックジャンプとトラックジャンプの間で、光ディス
クに対するほぼ(c+1)回転分の連続的な読み取りが
なされるため、光ディスクの或る所望範囲の記録データ
を読み取ろうとする場合に、時間の掛かるトラックジャ
ンプの回数が少なくて済み、光ディスクからデータを速
やかに読み出すことができる。
【0044】本発明の請求項14記載の光ディスク再生
装置では、螺線状にトラックの形成された光ディスクの
c本おきのn本(但し、cは1以上の整数、nは3以上
の整数)のトラックに各々、別個の光ビームを同時に照
射し、各戻りビームを別個に検出して出力する光学的検
出手段と、光学的検出手段の検出出力から、n個の各光
ビームの系統別に光ディスクに記録された記録データを
読み取る記録データ再生手段と、光学的検出手段と記録
データ再生手段を制御し、n個の各光ビームの系統での
光ディスクに対する連続的な読み取りと、該連続的な読
み取りにより、n個の各光ビームの系統を合わせて、光
ディスクからの読み取りデータに抜けが無くなったあと
の{(c+1)・(n−1)−1}本分のフォワード方
向へのトラックジャンプと、を交互に行わせて光ディス
クを再生させる再生制御手段とを備えるとともに、更
に、n個の各光ビームの系統の中に、光ディスクからの
記録データの読み取り不能な系統が有るか判別する判別
手段と、判別手段で読み取り不能な光ビームの系統が有
ると判別されたとき、記録データの読み取り可能な光ビ
ームの系統の全部または一部であって、1系統だけでな
い組み合わせの光ビームの系統が有れば、当該記録デー
タの読み取り可能な光ビームの系統の全部または一部を
読み取り用の系統に割り当てる割り当て手段と、割り当
て手段で割り当てられた読み取り用の光ビームの内、光
ディスクの一番内周側と一番外周側の間の距離をトラッ
ク数でQとし、J=(Q−1)をトラックジャンプをす
るトラック本数として設定する設定手段を設け、前記再
生制御手段は、判別手段で読み取り不能な光ビームの系
統が有ると判別されたとき、光学的検出手段と記録デー
タ再生手段を制御し、割り当て手段で割り当てられた読
み取り用の各光ビームの系統での光ディスクに対する連
続的な読み取りと、該連続的な読み取りにより、割り当
て手段で割り当てられた読み取り用の各光ビームの系統
を合わせて、光ディスクからの読み取りデータに抜けが
無くなったあとのJ本分のフォワード方向へのトラック
ジャンプと、を交互に行わせて光ディスクを再生させる
ようにしたこと、を特徴としている。
【0045】これにより、n個の各光ビームの系統の中
に、光ディスクからの記録データの読み取り不能な系統
が有るか判別し、有ると判別されたとき、記録データの
読み取り可能な光ビームの系統の全部または一部であっ
て、1系統だけでない組み合わせの光ビームの系統が有
れば、当該記録データの読み取り可能な光ビームの系統
の全部または一部を読み取り用の系統に割り当て、該割
り当てられた読み取り用の光ビームの内、光ディスクの
一番内周側と一番外周側の間の距離をトラック数でQと
し、J=(Q−1)をトラックジャンプをするトラック
本数として設定し、読み取り用に割り当てられた各光ビ
ームの系統での光ディスクに対する連続的な読み取り
と、該連続的な読み取りにより、割り当て手段で割り当
てられた読み取り用の各光ビームの系統を合わせて、光
ディスクからの読み取りデータに抜けが無くなったあと
のJ本分のフォワード方向へのトラックジャンプと、を
交互に行わせて光ディスクを再生させるので、光ディス
クのトラックピッチのバラツキ、面振れ、芯振れなどに
より、幾つかの光ビームの系統による記録データの読み
取りが出来なくなっても、読み取りデータに抜けが生じ
ないようにしながら、光ディスクから所要のデータを確
実かつ非常に効率良く読み取ることができる。
【0046】請求項1〜7において、記録データ再生系
は、各光ビームの系統別に読み取った記録データを、重
複及び抜けがないようにしながら、光ディスク上の記録
順に出力するようにしても良い。同様に、請求項8〜1
4において、記録データ再生手段は、各光ビームの系統
別に読み取った記録データを、重複及び抜けがないよう
にしながら、光ディスク上の記録順に出力するようにし
ても良い。
【0047】
【発明の実施の形態】次に、図1を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1は本発明に係る光ディスク再
生方法を具現したCD−ROM再生装置のブロック図で
あり、図21と同一の構成部分には同一の符号が付して
ある。図1において、1はCD−ROMであり、データ
の記録されたトラックが螺線状に形成されている(図1
の左側が内周側、右側が外周側)。CD−ROM1は図
示しないスピンドルモータにより線速度一定で回転され
る。2はマルチビーム方式の光ピックアップであり、C
D−ROM1のc本おきのトラックに対し、各々、別個
に光ビーム31 〜3n を同時に照射し(光ビームの照射
されるトラックの合計本数はn)、各戻りビームを別個
のフォトディテクタPD1 〜PDn で検出(受光)し、
検出信号としての光電流を出力する。ここで、cは1以
上の整数、nは3以上の整数であり、ここでは、一例と
してc=1、n=5とする(図4参照)。
【0048】光ピックアップ2の内、4はレーザダイオ
ードであり、レーザビーム3を発光する。5はレーザダ
イオード4の光軸に対し垂直に配置され、レーザビーム
3を回折し、−2次回折光である光ビーム31 、−1次
回折光である光ビーム32 、0次回折光である光ビーム
3 、+1次回折光である光ビーム34 、+2次回折光
である光ビーム35 を形成させるグレーティング(回折
格子)、6は2つの直角プリズムを貼り合わせたビーム
スプリッタ、7は各ビームを拡散光から平行光にするコ
リメータレンズ、8はビームスプリッタ6及びコリメー
タレンズ7を通過した光ビーム31 〜35 をCD−RO
M1の信号面1Aに合焦させる対物レンズ、9はCD−
ROM1の面振れに追従して対物レンズ8をCD−RO
M1の垂直方向に移動し、CD−ROM1の面振れに関
わらず光ビーム31 〜35 の信号面1Aに対する合焦状
態を維持させるためのフォーカスアクチュエータ、10
はCD−ROM1の芯振れに追従して対物レンズ8をC
D−ROM1に対し半径方向に移動し、CD−ROM1
の芯振れに関わらず、各ビーム31 〜35 にトラックを
正しくトレースさせるためのトラッキングアクチュエー
タである。フォーカスアクチュエータ9とトラッキング
アクチュエータ10は後述するサーボ回路により個別に
駆動される。
【0049】PD1 〜PD5 は各々、光ビーム31 〜3
5 に対応して個別に設けられたフォトディテクタであ
り、受光量に比例した光電流を出力する。光ビーム
1 、32、34 、35 がCD−ROM1の信号面1A
で反射した各戻りビームは、対物レンズ8、コリメータ
レンズ7を通ったあとビームスプリッタ6で反射し、シ
リンドリカルレンズ、ディテクタレンズ等の光学系(図
示せず)を通ったあと、個別にフォトディテクタPD1
〜PD5 に入射する。フォトディテクタPD1 、P
2 、PD4 、PD5 は受光量に比例した光電流I1
2 、I4 、I5 を、光ビーム31 〜 35 の各戻りビ
ームの検出信号として出力する。フォトディテクタPD
3 は、通常の1ビーム方式の光ピックアップに用いられ
ているのと同様の4分割フォトダイオードであり、A,
B,C,Dの各分割ダイオード毎に受光量に比例した光
電流I3 −A、I3 −B、I3 −C、I3 −Dを出力す
る。
【0050】11は再生時やサーチ時に光ピックアップ
2をCD−ROM1の半径方向に移動するためのスレッ
ドモータであり、サーボ回路により駆動されて、サーチ
時に光ピックアップ2をフォワード方向またはリバース
方向に所望位置まで移動したり、再生時に、CD−RO
M1の再生の進行に従い、光ピックアップ2を次第にフ
ォワード方向へ移動する。
【0051】20は記録データ再生系であり、光ピック
アップ2の各フォトディテクタPD 1 〜PD5 の受光出
力から各光ビーム31 〜35 の照射されたトラックに記
録された記録データを同時に読み取り、かつ、重複及び
抜けが無いようにしながら、CD−ROM1での記録順
にシリアルに出力する。この記録データ再生系20の
内、211 、212 、214 、215 は各々、フォトデ
ィテクタPD1 、PD2、PD4 、PD5 から出力され
た光電流I1 、I2 、I4 、I5 を電流/電圧変換し、
光ビーム31 、32 、34 、35 に対応したRF信号R
1 、RF2 、RF4 、RF5 を出力する電流/電圧変
換器(I/V)、213 −A、213 −B、213
C、213 −Dは各々、フォトディテクタPD3 から出
力された光電流I3 −A、I3 −B、I3 −C、I3
Dを電流/電圧変換し、電圧値VA 、VB 、VC 、VD
を出力する電流/電圧変換器(I/V)である。
【0052】22は演算部であり、(VA +VB +VC
+VD )の演算を行って光ビーム33 に対応したRF信
号RF3 を出力したり、(VA +VC )−(VB
D )の演算を行ってフォーカスエラー信号FEを出力
したり、(VA +VB )−(VC +VD )の演算を行っ
てトラッキングエラー信号TEを出力する。23はフォ
ーカスサーボ制御、トラッキングサーボ制御、スレッド
サーボ制御を行うサーボ回路であり、フォーカスエラー
信号FEに基づき、該FEが零となるようにフォーカス
アクチュエータ9を駆動して光ビーム31 〜35 を信号
面1Aに合焦させ、トラッキングエラー信号TEに基づ
き、該TEが零となるようにトラッキングアクチュエー
タ10を駆動して光ビーム31 〜35 を各々、対応する
トラックに追従(オントラック)させる。
【0053】241 〜245 は各々、光ビーム31 〜3
5 の空間伝達周波数特性(MTF)に依る高域減衰を補
償するためにRF信号RF1 〜RF5 の高域成分を持ち
上げ、符号間干渉の発生を抑える波形等化回路である。
なお、波形等化回路243 に入力されるRF信号RF3
または波形等化回路243 から出力されるRF信号RF
3 はサーボ回路23に入力される。サーボ回路23はフ
ォーカスサーボをオンさせる際、フォーカスサーチ動作
をさせながらフォーカスエラー信号FEの値がフォーカ
スサーボの負帰還領域に入っているタイミングを判定し
てサーボをオンさせる。また、トラッキングサーボをオ
ンさせる際、RF信号RF3 を用いて光ビーム33 がト
ラッキングサーボの負帰還領域に入っているタイミング
を判定してサーボをオンさせる。
【0054】261 〜265 は第1信号処理回路であ
り、各々、RF信号RF1 〜RF5 を入力して、2値
化、PLL回路を用いたクロック再生、ビット復調、フ
レーム同期検出、EFM復調、サブコード復調を行い、
EFM復調後のデータ(但し、P,Qパリティを含む)
DATA1 〜DATA5 を1ブロック単位(1サブコードフレー
ムが完結する98フレーム分の単位)で対応するサブコ
ードQチャンネルのA−timeデータAT1 〜AT5
とともに出力する。第1信号処理回路261 〜26 5
復調後のデータDATA1 〜DATA5 を1シンボル(8ビッ
ト)ずつシリアルに出力する。第1信号処理回路261
〜265 はフレーム同期を検出すると、後述するシステ
ムコントローラへHレベルのフレーム同期検出信号FS
1 〜FS5 を出力する。このフレーム同期検出信号FS
1 〜FS5 は、光ビーム31 〜35 の系統別にデータの
読み取りが可の状態か、不可の状態か判断するのに用い
る。第1信号処理回路263 から出力されたA−tim
eデータAT3 もシステムコントローラに入力される。
RF信号RF3 の系統の第1信号処理回路263 にはフ
レーム同期信号が一定の時間間隔で検出されるようにす
るためのCLV制御回路(図示せず)が内蔵されてお
り、図示しないスピンドルモータ駆動回路に対しCLV
制御を行ってCD−ROM1を線速度一定で回転させ
る。
【0055】30は各第1信号処理回路261 〜265
から出力された1ブロック単位ずつでのデータを並列に
入力するとともに、重複及び抜けが無いようにして記録
順にシリアルに出力するパラレル/シリアル変換部(P
/S)である。このパラレル/シリアル変換部30の具
体的な構成を図2に示す。図2において、321 〜32
5 は各々、第1領域と第2領域の2つの記憶領域を有
し、第1信号処理回路261 〜265 に対応して設けら
れたメモリであり、第1信号処理回路261 〜265
ら出力されたデータDATA1 〜DATA5 がいずれか一方の記
憶領域に記憶される。第1領域及び第2領域は十分なブ
ロック単位数のデータDATA1 〜DATA5 を記憶できる容量
を有する。331 〜335 は各々、第1領域と第2領域
の2つの記憶領域を有し、第1信号処理回路261 〜2
5 に対応して設けられたメモリであり、第1信号処理
回路261 〜265 から出力されたA−timeデータ
AT1 〜AT5 が、各々、対応するデータDATA1 〜DATA
5 のメモリ321 〜325に格納された位置を示す先頭
アドレスA1S〜A5s(またはa1s〜a5s)と最後尾アド
レスA1e〜A5e(またはa1e〜a5e)とともに、いずれ
か一方の記憶領域に記憶される。第1領域及び第2領域
は十分な数のA−timeデータAT1 〜AT5 を記憶
できる容量を有する。
【0056】311 〜315 は各々、第1信号処理回路
261 〜265 に対応して設けられた書き込みコントロ
ーラであり、第1信号処理回路261 〜265 から出力
されたデータDATA1 〜DATA5 をメモリ321 〜325
第1領域または第2領域に書き込み、A−timeデー
タAT1 〜AT5 を対応するデータDATA1 〜DATA5 のメ
モリ321 〜325 に格納された位置を示す先頭アドレ
スA1s〜A5S(またはa1s〜a5s)と最後尾アドレスA
1e〜A5e(またはa1e〜a5e)とともにメモリ331
335 の第1領域または第2領域に書き込む。
【0057】例えば、書き込みコントローラ31f (f
=1〜5)がメモリ32f の第1領域に15ブロック分
のデータDATAf (1)〜DATAf (30)を書き込み、第2
領域に15ブロック分のデータDATAf (31)〜DATA
f (60)を書き込んだときのメモリ32f と33f の記
憶内容を図3に示す。メモリ33f の第1領域には、デ
ータDATAf (1)〜DATAf (30)の各ブロックに係るA
−timeデータが例えば、23分40秒60フレーム
〜23分41秒14フレームの如く書き込まれ、メモリ
32f の第1領域でのデータDATAf (1)〜DATAf (3
0)の格納位置を示す先頭アドレスAfS(1)と最後尾
アドレスAfe(1)〜先頭アドレスAfS(30)と最後尾
アドレスAfe(30)が書き込まれた状態となる。メモリ
33f の第2領域には、データDATAf (31)〜DATA
f (60)の各ブロックに係るA−timeデータが例え
ば、23分42秒48フレーム〜23分43秒02フレ
ームの如く書き込まれ、メモリ32f の第2領域でのデ
ータDATAf (31)〜DATAf (60)の格納位置を示す先頭
アドレスafS(1)と最後尾アドレスafe(1)〜先頭
アドレスafS(30)と最後尾アドレスafe(30)が書き
込まれた状態となる。
【0058】34は読み出しコントローラであり、メモ
リ331 〜335 に記憶されたA−timeデータAT
1 〜AT5 及び先頭アドレスA1s〜A5s(またはa1s
5s)と最後尾アドレスA1e〜A5e(またはa1e
5e)を参照して、メモリ321〜325 に記憶された
データDATA1 〜DATA5 を、重複及び抜けが生じないよう
にしながら、CD−ROM1上の記録順(A−time
順)に読み出し、シリアルに1シンボルずつ出力する。
書き込みコントローラ311 〜315 と読み出しコント
ローラ34の具体的な動作については後述する。
【0059】図1に戻って、40は第2信号処理回路で
あり、パラレル/シリアル変換部30からシリアル出力
されたデータを入力し、1ブロックずつ、まず、ディス
クランブルをしたあと、CIRC符号に基づく誤り検出
/訂正(Pパリティによる誤り検出/訂正、ディインタ
リーブ、Qパリティによる誤り検出/訂正)をしてCD
−DA規格に従うLchデータ、Rchデータを復調
し、更に、これらLchデータ、RchデータからCD
−ROM規格に基づき、同期検出、ディスクランブル、
ヘッダ検出、EDC及びECC符号による誤り検出/訂
正をすることでCD−ROMデータの復調をし、外部の
ホストコンピュータに出力する。
【0060】50はマイコン構成のシステムコントロー
ラであり、サーボ回路23に対し、サーチ時には、サー
ボ回路23にサーチ指令を与え、スレッドモータ11を
サーチ駆動させて光ピックアップ2をCD−ROM1の
フォワード方向またはリバース方向に所望位置まで移動
させ、再生時は、サーボ回路23に各種サーボオン指令
を与え、光ビーム31 〜35 をCD−ROM1の信号面
1Aに合焦させながら、かつ、c=1本おきのn=5本
のトラックにオントラック状態とさせる。そして、2回
転または3回転以上の適当な回転数分だけ各トラックか
ら記録データを読み取る毎に、フォワード方向への所定
トラック数のトラックジャンプ指令を与え、トラックジ
ャンプさせる。
【0061】また、システムコントローラ50は再生開
始時に、CD−ROM1が1回転する間、各第1信号処
理回路261 〜265 から入力されたフレーム同期検出
信号FS1 〜FS5 を監視し、CD−ROM1のトラッ
クピッチのバラツキ、面振れ、芯振れなどのにより、光
ビーム31 〜35 のいずれかの系統について、データの
読み取りが出来なくなっているものが有るか無いかチェ
ックし、フレーム同期検出信号FS1 〜FS5 がいずれ
もHであり、データの読み取りが出来なくなっているも
のが無い時は、パラレル/シリアル変換部30に普通書
き込み・読み出し指令を与え、第1信号処理回路261
〜265 の全てから出力されたデータDATA1 〜DATA5
よりメモリ321 〜325 への書き込み・読み出しをさ
せる。
【0062】これに対し、いずれか1または複数の光ビ
ームについてフレーム同期検出信号が一定時間以上(例
えば、1/75秒以上)の間Lであり、データの読み取
りが出来なくなっているときは、光ビーム31 〜35
中から、データの読み取りに用いる光ビーム3i
j 、3k 、・・を決定し、パラレル/シリアル変換部
30に対し、データ読み取りに用いる光ビームの系統を
示す読み取り用系統情報「i、j、k、・・」を含む特
殊書き込み・読み出し指令を与え、第1信号処理回路2
1 〜265 の内、読み取り用系統に係る第1信号処理
回路26i 、26j、26k 、・・から出力されたデー
タDATAi 、DATAj 、DATAk 、・・によりメモリ321
325 への書き込み・読み出しをさせる。
【0063】システムコントローラ50から出力された
通常読み出し・書き込み指令または特殊書き込み・読み
出し指令は、パラレル/シリアル変換部30の読み出し
コントローラ34に入力されるとともに、該読み出しコ
ントローラ34から書き込みコントローラ311 〜31
5 に転送される。書き込みコントローラ311 〜31 5
は再生開始時に普通書き込み・読み出し指令を受ける
と、第1信号処理回路261 〜265 の全てから出力さ
れたデータDATA1 〜DATA5 をそれぞれ最初はメモリ32
1 〜325 の第1領域に書き込んで行き、読み出しコン
トローラ34から中断指令を受けると書き込みを中断
し、次に、再開指令を受けると前回とは反対の第2領域
に書き込んで行き、以下、同様にして、中断指令を受け
ると書き込みを中断し、再開指令を受けると、第1領域
と第2領域の内、前回とは反対の領域に書き込む。
【0064】但し、書き込みコントローラ311 〜31
5 は再生開始時に特殊書き込み・読み出し指令を受ける
と、読み取り用系統情報「i,j,k,・・」の示す書
き込みコントローラ31i 、31j 、31k 、・・だけ
が対応する第1信号処理回路26i 、26j 、26k
・・から出力されたデータDATAi 、DATAj 、DATAk をそ
れぞれ最初はメモリ32i 、32j 、32k 、・・の第
1領域に書き込んで行き、読み出しコントローラ34か
ら中断指令を受けると書き込みを中断し、次に、再開指
令を受けると前回とは反対の第2領域に書き込んで行
き、以下、同様にして、中断指令を受けると書き込みを
中断し、再開指令を受けると、第1領域と第2領域の
内、前回とは反対の領域に書き込む。
【0065】読み出しコントローラ34は、システムコ
ントローラ50から普通書き込み・読み出し指令(特殊
書き込み・読み出し指令)を受けた場合、メモリ331
〜335 (33i 、33j 、33k 、・・)の第1領域
と第2領域の内、今回、書き込みコントローラ311
315 (31i 、31j 、31k 、・・)によって書き
込まれた領域に格納されたA−timeデータの示すA
−timeに抜けたものがなくなり、全て連続する状態
となったときに書き込みコントローラ311 〜31
5 (31i 、31j 、31k 、・・)に中断指令を与
え、システムコントローラ50にジャンプ指令を与え、
自身は、メモリ331 〜335 (33i 、33 j 、33
k 、・・)の第1領域と第2領域の内、今回、書き込ま
れた領域に格納されたA−timeデータと先頭アドレ
ス及び最後尾アドレスを参照して、メモリ321 〜32
5 (32i 、32j 、32k 、・・)の第1領域と第2
領域の内、今回書き込まれた領域のデータを対象に、一
番若いA−timeに対応するデータから、A−tim
e順にデータを読み出して出力する。
【0066】このあと、システムコントローラ50から
ジャンプ完了通知を入力すると、書き込みコントローラ
311 〜315 (31i 、31j 、31k 、・・)に再
開指令を与え、自身は、メモリ331 〜335 (3
i 、33j 、33k 、・・)の第1領域と第2領域の
内、今度は、前回とは反対の領域に格納されたA−ti
meデータの示すA−timeに抜けたものがなくな
り、全て連続する状態となったときに書き込みコントロ
ーラ311 〜315 (31i 、31j 、31k 、・・)
に中断指令を与え、システムコントローラ50にジャン
プ指令を与え、自身はメモリ331 〜335 (33i
33j 、33k 、・・)の第1領域と第2領域の内、前
回とは反対の領域に書き込まれた領域に格納されたA−
timeデータと先頭アドレス及び最後尾アドレスを参
照して、メモリ321 〜325 (32i、32j 、32
k 、・・)の第1領域と第2領域の内、前回とは反対の
領域に書き込まれたデータを対象に、前回、第2信号処
理回路40に最後に出力した1ブロック分のデータに対
応するA−timeの次のA−timeに対応するデー
タから、A−time順にデータを読み出して出力す
る。以下、同様の動作を繰り返す。
【0067】次に、図4〜図19を参照して上記した実
施の形態の動作を説明する。なお、予め、CD−ROM
1はCLV制御により線速度一定で回転しているものと
し、また、フォーカスサーボもオンしているものとす
る。また、CD−ROM1のc=1本おきのn=5本の
トラックに対し、各々、別個に光ビーム31 〜35 が同
時に照射されるものとする。 (1)読み取り不能な系統の判別 システムコントローラ50は、図示しないホストコンピ
ュータによりCD−ROM1に対する再生開始点のA−
timeが例えば、23分41秒00フレームの如く指
定されると、CD−ROM1の上で該再生開始点のA−
timeを含むトラックの位置を定めてxとする(図
4、図6、図8、図10〜図12、図14〜図16、図
18参照)。そして、まず、サーボ回路23にサーチ指
令を与え、光ビーム31 がトラック(x−8)の位置に
来るように光ピックアップ2を移動させ、しかるのち、
サーボ回路23にトラッキングサーボオン指令、スレッ
ドサーボオン指令を与えてトラッキングサーボとスレッ
ドサーボをオンさせる。この結果、光ピックアップ2か
ら発射された光ビーム31 〜35 はトラック(x−
8)、(x−6)、(x−4)、(x−2)、xに合焦
及びオントラックする(図4、図6、図8、図10〜図
12、図14〜図16、図18のI参照)。
【0068】各光ビーム31 〜35 が信号面1Aで反射
した戻りビーム光はフォトディテクタPD1 〜PD5
受光し、光電流I1 〜I5 を出力し、この内、フォトデ
ィテクタPD1 、PD2 、PD4 、PD5 からの光電流
1 、I2 、I4 、I5 は電流/電圧変換器211 、2
2 、214 、215 によりRF信号RF1 、RF2
RF4 、RF5 に変換され、更に、波形等化回路2
1 、242 、244 、245 で波形等化されたのち、
第1信号処理回路261 、262 、264 、26 5 に入
力される。また、フォトディテクタPD3 からの光電流
3 −A〜I3 −Dは電流/電圧変換器213 −A〜2
3 −Dにより電圧値VA 〜VD に変換され、演算部2
2で加算されてRF信号RF3 が作成される。そして、
波形等化回路243 で波形等化されたのち、第1信号処
理回路263 に入力される。
【0069】第1信号処理回路261 〜265 は各々、
入力したRF信号RF1 〜RF5 に対し、2値化、PL
L回路を用いたクロック再生、ビット復調、フレーム同
期検出、EFM復調、サブコード復調を行い、EFM復
調後のデータ(但し、P,Qパリティを含む)DATA1
DATA5 を1ブロック単位で対応するサブコードQチャン
ネルのA−timeデータAT1 〜AT5 とともに出力
する。第1信号処理回路261 〜265 は復調後のデー
タDATA1 〜DATA5 を1シンボル(8ビット)ずつシリア
ルに出力する。また、第1信号処理回路261 〜265
はフレーム同期を検出すると、システムコントローラ5
0へHレベルのフレーム同期検出信号FS1 〜FS5
出力する。
【0070】システムコントローラ50はサーチ動作に
より光ピックアップ2の各光ビーム31 〜35 がトラッ
ク(x−8)、(x−6)、(x−4)、(x−2)、
xにオントラックしたあと、第1信号処理回路261
265 から入力したフレーム同期検出信号FS1 〜FS
5 を監視し、CD−ROM1が1回転する間に、一定時
間以上(ここでは、1ブロック分=1/75秒以上)の
間、Lレベルを続けた系統が有るか無いかにより、記録
データの読み取り不能な系統の有無を判別する。
【0071】(2)通常書き込み・読み出し動作(図
4、図5参照) まず、光ビーム31 〜35 の全ての系統により記録デー
タが読み取り可能な場合を説明する。記録データの読み
取り不能な系統の有無の判別により、記録データの読み
取り不能な系統が無ければ、読み取り用のh個の光ビー
ムの系統として光ビーム31〜35 の5個全てを割り当
て、また、再生中の連続読み取り回転数I=(c+1)
=2、再生中のトラックジャンプをするトラック本数J
={(c+1)・(n−1)−1}=7に設定する。そ
して、第1信号処理回路263 から入力した最新のA−
timeデータAT3 の示すA−timeデータと、ホ
ストコンピュータにより指定された再生開始点のA−t
imeとから、読み取り用のh=5個の光ビームの内、
最内周側の光ビーム31 を再生開始点のA−timeを
含むトラックxの1つ内周側のトラック(x−1)にオ
ントラックさせるためのトラックジャンプ方向と、ジャ
ンプするトラック数を定めてトラックジャンプさせる。
【0072】読み取り用のh個の光ビームの系統を割り
当てるとともに、再生中の連続読み取り回転数I、再生
中のトラックジャンプをするトラック本数Jを設定した
時点で、光ピックアップ2が図4のIIの位置にあれ
ば、IIの位置からフォワード方向へ6トラック分だけ
トラックジャンプさせ、光ビーム31 〜35 を各々、ト
ラック(x−1)、(x+1)、(x+3)、(x+
5)、(x+7)にオントラックさせ(図4のIII参
照)、フォトディテクタPD1 〜第1信号処理回路26
1 、フォトディテクタPD2 〜第1信号処理回路2
2 、フォトディテクタPD3 〜第1信号処理回路26
3 、フォトディテクタPD4 〜第1信号処理回路2
4 、フォトディテクタPD5 〜第1信号処理回路26
5 の5系統により、トラック(x−1)、(x+1)、
(x+3)、(x+5)、(x+7)の記録データの同
時読み取りを開始させる。そして、第1信号処理回路2
1 〜265 の全てからフレーム同期検出信号FS1
FS5 が入力された時点で、通常書き込み・読み出し指
令をパラレル/シリアル変換部30に与える。
【0073】読み出しコントローラ34を介して通常書
き込み・読み出し指令を受けた書き込みコントローラ3
1 〜315 は、各々、第1信号処理回路261 〜26
5 から出力されたデータDATA1 〜DATA5 を1ブロック分
ずつメモリ321 〜325 の第1領域に順に書き込み、
かつ、メモリ331 〜335 の第1領域に、データDATA
1 〜DATA5 に対応するA−timeデータAT1 〜AT
5 とメモリ321 〜325 での先頭アドレスA1S
5S、最後尾アドレスA1e〜A5eを対にして書き込む
(図3参照)。図4の場合、メモリ331 〜335 の第
1領域には各々、A−timeデータとして23分40
秒60フレーム、23分41秒15フレーム、23分4
1秒45フレーム、23分42秒00フレーム、23分
42秒30フレーム以降が書き込まれていく(図5参
照)。
【0074】一方、通常書き込み・読み出し指令を受け
た読み出しコントローラ34は、メモリ331 〜335
の内、今回書き込みがなされている第1領域の内容を参
照して、メモリ335 の第1領域の先頭のA−time
データの1つ前のA−timeがメモリ334 の第1領
域に含まれており、メモリ334 の第1領域の先頭のA
−timeデータの1つ前のA−timeがメモリ33
3 の第1領域に含まれており、メモリ333 の第1領域
の先頭のA−timeデータの1つ前のA−timeが
メモリ332 の第1領域に含まれており、メモリ332
の第1領域の先頭のA−timeデータの1つ前のA−
timeがメモリ331 の第1領域に含まれた状態なっ
て、読み取り用の各系統で読み出されたデータに抜けが
なくなったかチェックする。
【0075】光ピックアップ2による読み取りがほぼI
=2回転分(実際には2回転強)行われて図4のIVの
位置まで進むと、メモリ331 〜335 の第1領域の内
容が図5の如くなり、読み取り用の各系統で読み出され
たデータに抜けがなくなるので、読み取り用コントロー
ラ34は書き込みコントローラ311 〜315 に対し中
断指令を与え、書き込み動作を中断させ、システムコン
トローラ50にトラックジャンプ指令を与え、自身は、
メモリ331 〜335 の内、今回、A−timeデータ
の書き込まれた第1領域に格納されたA−timeデー
タと先頭アドレス及び最後尾アドレスを参照して、メモ
リ321 〜325 の内、今回、データDATA1 〜DATA5
書き込まれた第1領域を対象に、一番若いA−time
に対応するデータから、A−time順にデータを読み
出して第2信号処理回路40に出力する。ここでは、2
3分40秒60フレームから23分42秒59フレーム
までが出力される。元々、ホストコンピュータで指定さ
れた再生開始点のA−timeは23分41秒00フレ
ームなので、再生開始点の直前から出力されることにな
る。
【0076】第2信号処理回路40はパラレル/シリア
ル変換部30からシリアル出力されたデータを入力し、
1ブロックずつ、まず、ディスクランブルをしたあと、
CIRC符号に基づく誤り検出/訂正(Pパリティによ
る誤り検出/訂正、ディインタリーブ、Qパリティによ
る誤り検出/訂正)をしてCD−DA規格に従うLch
データ、Rchデータを復調し、更に、これらLchデ
ータ、RchデータからCD−ROM規格に基づき、同
期検出、ディスクランブル、ヘッダ検出、EDC及びE
CC符号による誤り検出/訂正をすることでCD−RO
Mデータの復調をし、外部のホストコンピュータに出力
する。
【0077】中断指令を受けた書き込みコントローラ3
1 〜315 はメモリ321 〜32 5 と331 〜335
に対する書き込みを中断する。また、トラックジャンプ
指令を受けたシステムコントローラ50は、サーボ回路
23に対しフォワード方向へのトラックジャンプをする
トラック本数J=7のトラックジャンプ指令を与え、光
ピックアップ2を図4のIVの位置からVの位置までト
ラックジャンプさせ、光ビーム31 〜35 を各々、トラ
ック(x+8)、(x+10)、(x+12)、(x+
14)、(x+16)にオントラックさせて、記録デー
タの読み取りを再開させる。そして、第1信号処理回路
261 〜265 の全てからHレベルのフレーム同期検出
信号FS1 〜FS5 が出力された時点で、トラックジャ
ンプ完了通知を読み出しコントローラ34に与える。
【0078】トラックジャンプ完了通知を受けた読み出
しコントローラ34は、書き込みコントローラ311
315 に再開指令を与え、該再開指令を受けた書き込み
コントローラ311 〜315 は第1信号処理回路261
〜265 から出力されるトラックジャンプ後のデータDA
TA1 〜DATA5 を、今度はメモリ321 〜325 の第2領
域に書き込み、かつ、メモリ331 〜335 の第2領域
に、データDATA1 〜DATA5 に対応するA−timeデー
タAT1 〜AT5 とメモリ321 〜325 での先頭アド
レスa1S〜a5S、最後尾アドレスa1e〜a5eを対にして
書き込む(図3参照)。図4の場合、メモリ331 〜3
5 の第2領域には各々、A−timeデータとして2
3分42秒48フレーム、23分43秒03フレーム、
23分43秒33フレーム、23分43秒63フレー
ム、23分44秒18フレーム以降が書き込まれていく
(図5参照)。
【0079】再開指令を与えたあと、読み出しコントロ
ーラ34は、メモリ331 〜335の内、今回書き込み
がなされている第2領域の内容を参照して、メモリ33
5 の第2領域の先頭のA−timeデータの1つ前のA
−timeがメモリ334 の第2領域に含まれており、
メモリ334 の第2領域の先頭のA−timeデータの
1つ前のA−timeがメモリ333 の第2領域に含ま
れており、メモリ33 3 の第2領域の先頭のA−tim
eデータの1つ前のA−timeがメモリ33 2 の第2
領域に含まれており、メモリ332 の第2領域の先頭の
A−timeデータの1つ前のA−timeがメモリ3
1 の第2領域に含まれた状態なって、読み取り用のh
=5個の光ビーム31 〜35 の各系統で読み出されたデ
ータに抜けがなくなったかチェックする。
【0080】光ピックアップ2による読み取りがほぼI
=2回転分(実際には2回転強)行われて図4のVIの
位置まで進むと、メモリ331 〜335 の第2領域の内
容が図5の如くなり、読み取り用の各系統で読み出され
たデータに抜けがなくなるので、読み取り用コントロー
ラ34は書き込みコントローラ311 〜315 に対し中
断指令を与え、書き込み動作を中断させ、システムコン
トローラ50にトラックジャンプ指令を与え、自身は、
メモリ331 〜335 の内、今回、A−timeデータ
の書き込まれた第2領域に格納されたA−timeデー
タと先頭アドレス及び最後尾アドレスを参照して、メモ
リ321 〜325 の内、今回データDATA 1 〜DATA5 の書
き込まれた第2領域を対象に、前回最後に第2信号処理
回路40に出力した1ブロック分のデータに対応するA
−timeの次のA−timeに対応するデータから、
A−time順にデータを読み出して第2信号処理回路
40に出力する。ここでは、23分42秒60フレーム
から23分44秒47フレームまでが出力される。
【0081】中断指令を受けた書き込みコントローラ3
1 〜315 はメモリ321 〜32 5 と331 〜335
に対する書き込みを中断し、トラックジャンプ指令を受
けたシステムコントローラ50は、光ピックアップ2を
図4のVIの位置からVIIの位置までトラックジャン
プさせ、光ビーム31 〜35 を各々、トラック(x+1
7)、(x+19)、(x+21)、(x+23)、
(x+25)にオントラックさせて、記録データの読み
取りを再開させ、第1信号処理回路261 〜26 5 の全
てからHレベルのフレーム同期検出信号FS1 〜FS5
が出力された時点で、トラックジャンプ完了通知を読み
出しコントローラ34に与える。
【0082】読み出しコントローラ34を介してトラッ
クジャンプ完了通知を受けた書き込みコントローラ31
1 〜315 は第1信号処理回路261 〜265 から出力
されるトラックジャンプ後のデータDATA1 〜DATA5 を今
度はメモリ321 〜325 の第1領域に書き込み、か
つ、メモリ331 〜335 の第1領域に、データDATA1
〜DATA5 に対応するA−timeデータAT1 〜AT5
とメモリ321 〜325での先頭アドレスA1S〜A5S
最後尾アドレスA1e〜A5eを対にして書き込む。一方、
読み出しコントローラ34は、メモリ331 〜335
第1領域に格納されていくA−timeに抜けたものが
なくなり、全て連続する状態となったとき、メモリ32
1 〜325 の第1領域を対象に、前回、第2信号処理回
路40に最後に出力した1ブロック分のデータに対応す
るA−timeの次のA−timeに対応するデータか
ら、A−time順にデータを読み出して出力する。以
下、同様の動作を繰り返すことで、CD−ROM1から
所望の記録データを、重複及び抜けを生じることなく記
録順に高速に読み出していく。図4のトラック(x−
1)から(x+17)まで再生するためには、CD−R
OM1の約4回転分の連続読み取りと、1回分のトラッ
クジャンプをすれば済み、図20の場合に比べて、はる
かに速くデータを再生することができる。
【0083】(3)特殊書き込み・読み出し動作−その
1(光ビーム35 の系統による読み取りが不可の場合。
図6、図7参照) 光ピックアップ2が図6のIの位置からCD−ROM1
に対し相対的に1回転する間に記録データの読み取り不
能な系統の有無を判別した結果、一番外周側の光ビーム
5 の系統による記録データの読み取りが不可であった
とき、記録データの読み取り可能な系統の光ビームの
内、一番多く連なった一群の光ビームの系統の数Mは、
光ビーム31 〜34 の組み合わせである4であり、M≧
2であることから、読み取り用のh個の光ビームの系統
として、当該M=4個の光ビーム31 〜34 の系統を割
り当て、再生連続読み取り回転数I=(c+1)=2、
再生中のトラックジャンプをするトラック本数J=
{(c+1)・(M−1)−1}=5に設定する。そし
て、第1信号処理回路263 から入力した最新のA−t
imeデータAT 3 の示すA−timeデータと、ホス
トコンピュータにより指定された再生開始点のA−ti
meとから、読み取り用のh=4個の光ビームの内、最
内周側の光ビーム31 を再生開始点のA−timeを含
むトラックxの1つ内周側のトラック(x−1)にオン
トラックさせるためのトラックジャンプ方向と、ジャン
プするトラック本数を定めてトラックジャンプさせる。
【0084】読み取り用のh個の光ビームの系統を割り
当て、再生中の連続読み取り回転数I、再生中のトラッ
クジャンプをするトラック本数Jを設定した時点で、光
ピックアップ2が図6のIIの位置にあれば、IIの位
置からフォワード方向へ6トラック分だけトラックジャ
ンプさせ、光ビーム31 〜34 を各々、トラック(x−
1)、(x+1)、(x+3)、(x+5)にオントラ
ックさせ、フォトディテクタPD1 〜第1信号処理回路
261 、フォトディテクタPD2 〜第1信号処理回路2
2 、フォトディテクタPD3 〜第1信号処理回路26
3 、フォトディテクタPD4 〜第1信号処理回路264
の4系統により、トラック(x−1)、(x+1)、
(x+3)、(x+5)の記録データの同時読み取りを
開始させる。そして、第1信号処理回路261 〜264
の全てからフレーム同期検出信号FS1 〜FS4 を入力
したところで、読み取り用系統情報「1、2、3、4」
を含む特殊書き込み・読み出し指令をパラレル/シリア
ル変換部30に与える。
【0085】読み出しコントローラ34を介して特殊書
き込み・読み出し指令を受けた書き込みコントローラ
は、以降、読み取り用系統情報「1、2、3、4」の示
す系統の書き込みコントローラ311 〜314 だけが、
各々、第1信号処理回路261〜264 から出力された
データDATA1 〜DATA4 を1ブロック分ずつメモリ321
〜324 の第1領域に順に書き込み、かつ、メモリ33
1 〜334 の第1領域に、データDATA1 〜DATA4 に対応
するA−timeデータAT1 〜AT4 とメモリ321
〜324 での先頭アドレスA1S〜A4S、最後尾アドレス
1e〜A4eを対にして書き込む。図6の場合、メモリ3
1 〜334 の第1領域には各々、A−timeデータ
として23分40秒60フレーム、23分41秒15フ
レーム、23分41秒45フレーム、23分42秒00
フレーム以降が書き込まれていく(図7参照)。
【0086】一方、特殊書き込み・読み出し指令を受け
た読み出しコントローラ34は、以降、読み取り用系統
情報「1、2、3、4」の示す系統のメモリ331 〜3
4の内、今回書き込みがなされている第1領域の内容
を参照して、メモリ334 の第1領域の先頭のA−ti
meデータの1つ前のA−timeがメモリ333 の第
1領域に含まれており、メモリ333 の第1領域の先頭
のA−timeデータの1つ前のA−timeがメモリ
332 の第1領域に含まれており、メモリ33 2 の第1
領域の先頭のA−timeデータの1つ前のA−tim
eがメモリ33 1 の第1領域に含まれた状態なって、読
み取り用の各系統で読み出されたデータに抜けがなくな
ったかチェックする。
【0087】光ピックアップ2による読み取りがほぼI
=2回転分(実際には2回転強)だけ行われて図6のI
Vの位置まで進むと、メモリ331 〜334 の第1領域
の内容が図7の如くなり、読み取り用の各系統で読み出
されたデータに抜けがなくなるので、読み取り用コント
ローラ34は書き込みコントローラ311 〜314 に対
し中断指令を与え、書き込み動作を中断させ、システム
コントローラ50にトラックジャンプ指令を与え、自身
は、メモリ331 〜334 の内、今回、A−timeデ
ータの書き込まれた第1領域に格納されたA−time
データと先頭アドレス及び最後尾アドレスを参照して、
メモリ321 〜324 の内、今回データDATA1 〜DATA4
の書き込まれた第1領域を対象に、一番若いA−tim
eに対応するデータから、A−time順にデータを読
み出して第2信号処理回路40に出力する。ここでは、
23分40秒60フレームから23分42秒29フレー
ムまでが出力される。
【0088】中断指令を受けた書き込みコントローラ3
1 〜314 はメモリ321 〜32 4 と331 〜334
に対する書き込みを中断し、トラックジャンプ指令を受
けたシステムコントローラ50は、サーボ回路23に対
しフォワード方向へのトラックジャンプをするトラック
本数J=5のトラックジャンプ指令を与え、光ピックア
ップ2を図6のIVの位置からVの位置までトラックジ
ャンプさせ、光ビーム31 〜34 を各々、トラック(x
+6)、(x+8)、(x+10)、(x+12)にオ
ントラックさせて、記録データの読み取りを再開させ
る。そして、第1信号処理回路261 〜264 の全てか
らHレベルのフレーム同期検出信号FS1〜FS4 が出
力された時点で、トラックジャンプ完了通知を読み出し
コントローラ34に与える。
【0089】トラックジャンプ完了通知を受けた読み出
しコントローラ34は、書き込みコントローラ311
314 に再開指令を与え、該再開指令を受けた書き込み
コントローラ311 〜314 は第1信号処理回路261
〜264 から出力されるトラックジャンプ後のデータDA
TA1 〜DATA4 を今度はメモリ321 〜324 の第2領域
に書き込み、かつ、メモリ331 〜334 の第2領域
に、データDATA1 〜DATA 4 に対応するA−timeデー
タAT1 〜AT4 とメモリ321 〜324 での先頭アド
レスa1S〜a4S、最後尾アドレスa1e〜a4eを対にして
書き込む。図6の場合、メモリ331 〜334 の第2領
域には各々、A−timeデータとして23分42秒1
8フレーム、23分42秒48フレーム、23分43秒
03フレーム、23分43秒33フレーム以降が書き込
まれていく(図7参照)。
【0090】再開指令を与えたあと、読み出しコントロ
ーラ34は、メモリ331 〜334の内、今回書き込み
がなされている第2領域の内容を参照して、メモリ33
4 の第2領域の先頭のA−timeデータの1つ前のA
−timeがメモリ333 の第2領域に含まれており、
メモリ333 の第2領域の先頭のA−timeデータの
1つ前のA−timeがメモリ332 の第2領域に含ま
れており、メモリ33 2 の第2領域の先頭のA−tim
eデータの1つ前のA−timeがメモリ33 1 の第2
領域に含まれた状態なって、読み取り用の各系統で読み
出されたデータに抜けがなくなったかチェックする。
【0091】光ピックアップ2による読み取りがほぼI
=2回転分(実際には2回転強)だけ行われて図6のV
Iの位置まで進むと、メモリ331 〜334 の第2領域
の内容が図7の如くなり、読み取り用の各系統「1、
2、3、4」で読み出されたデータに抜けがなくなるの
で、読み取り用コントローラ34は書き込みコントロー
ラ311 〜314 に対し中断指令を与え、書き込み動作
を中断させ、システムコントローラ50にトラックジャ
ンプ指令を与え、自身は、メモリ331 〜334の内、
今回、A−timeデータの書き込まれた第2領域に格
納されたA−timeデータと先頭アドレス及び最後尾
アドレスを参照して、メモリ321 〜32 4 の内、今回
データDATA1 〜DATA4 の書き込まれた第2領域を対象
に、前回最後に第2信号処理回路40に出力した1ブロ
ック分のデータに対応するA−timeの次のA−ti
meに対応するデータから、A−time順にデータを
読み出して第2信号処理回路40に出力する。ここで
は、23分42秒30フレームから23分43秒62フ
レームまでが出力される。
【0092】中断指令を受けた書き込みコントローラ3
1 〜314 は書き込みを中断し、トラックジャンプ指
令を受けたシステムコントローラ50は、光ピックアッ
プ2を図6のVIの位置からVIIの位置までトラック
ジャンプさせ、光ビーム31〜34 を各々、トラック
(x+13)、(x+15)、(x+17)、(x+1
9)にオントラックさせて、記録データの読み取りを再
開させ、第1信号処理回路261 〜264 の全てからH
レベルのフレーム同期検出信号FS1 〜FS4 が出力さ
れた時点で、トラックジャンプ完了通知を読み出しコン
トローラ34に与える。以下、同様の動作を繰り返すこ
とで、4個の光ビーム31 〜34 を用いてCD−ROM
1から所望の記録データを、重複及び抜けを生じること
なく記録順に高速に読み出していく。
【0093】(4)特殊書き込み・読み出し動作−その
2(光ビーム34 の系統による読み取りが不可の場合。
図8、図9参照) 光ピックアップ2が図8のIからCD−ROM1に対し
相対的に1回転する間に記録データの読み取り不能な系
統の有無を判別した結果、光ビーム34 の系統による記
録データの読み取りが不可であったとき、残りの記録デ
ータの読み取り可能な系統の光ビームの内、一番多く連
なった一群の光ビームの系統の数Mは、光ビーム31
3 の組み合わせである3であり、M≧2であることか
ら、読み取り用のh個の光ビームの系統として、当該M
=3個の光ビーム31 〜33 の系統を割り当て、再生中
の連続読み取り回転数I=(c+1)=2、再生中のト
ラックジャンプをするトラック本数J={(c+1)・
(M−1)−1}=3に設定する。そして、第1信号処
理回路263 から入力した最新のA−timeデータA
3 の示すA−timeデータと、ホストコンピュータ
により指定された再生開始点のA−timeとから、読
み取り用のh=3個の光ビームの内、最内周側の光ビー
ム31 を再生開始点のA−timeを含むトラックxの
1つ内周側のトラック(x−1)にオントラックさせる
ためのトラックジャンプ方向と、ジャンプするトラック
数を定めてトラックジャンプさせる。
【0094】読み取り用のh個の光ビームの系統を割り
当て、再生中の連続読み取り回転数I、再生中のトラッ
クジャンプをするトラック本数Jを設定した時点で、光
ピックアップ2が図8のIIの位置にあれば、IIの位
置から光ピックアップ2をフォワード方向へ6トラック
分だけトラックジャンプさせ、光ビーム31 〜33 を各
々、トラック(x−1)、(x+1)、(x+3)にオ
ントラックさせ、フォトディテクタPD1 〜第1信号処
理回路261 、フォトディテクタPD2 〜第1信号処理
回路262 、フォトディテクタPD3 〜第1信号処理回
路263 の3系統により、トラック(x−1)、(x+
1)、(x+3)の記録データの同時読み取りを開始さ
せる。そして、第1信号処理回路261 〜261 の全て
からフレーム同期検出信号FS1 〜FS1 を入力したと
ころで、読み取り用系統情報「1、2、3」を含む特殊
書き込み・読み出し指令をパラレル/シリアル変換部3
0に与える。
【0095】読み出しコントローラ34を介して特殊書
き込み・読み出し指令を受けた書き込みコントローラ
は、以降、読み取り用系統情報「1、2、3」の示す系
統の書き込みコントローラ311 〜313 だけが、各
々、第1信号処理回路261 〜263 から出力されたデ
ータDATA1 〜DATA3 を1ブロック分ずつメモリ321
323 の第1領域に順に書き込み、かつ、メモリ331
〜333 の第1領域に、データDATA1 〜DATA3 に対応す
るA−timeデータAT1 〜AT3 とメモリ321
323 での先頭アドレスA1S〜A3S、最後尾アドレスA
1e〜A3eを対にして書き込む。図8の場合、メモリ33
1 〜333 の第1領域には各々、A−timeデータと
して23分40秒60フレーム、23分41秒15フレ
ーム、23分41秒45フレーム以降が書き込まれてい
く(図9参照)。
【0096】一方、特殊書き込み・読み出し指令を受け
た読み出しコントローラ34は、以降、読み取り用系統
情報「1、2、3」の示す系統のメモリ331 〜333
の内、今回書き込みがなされている第1領域の内容を参
照して、メモリ333 の第1領域の先頭のA−time
データの1つ前のA−timeがメモリ332 の第1領
域に含まれており、メモリ332 の第1領域の先頭のA
−timeデータの1つ前のA−timeがメモリ33
1 の第1領域に含まれた状態なって、読み取り用の各系
統で読み出されたデータに抜けがなくなったかチェック
する。
【0097】光ピックアップ2による読み取りがほぼI
=2回転分(実際には2回転強)だけ行われて図8のI
Vの位置まで進むと、メモリ331 〜333 の第1領域
の内容が図9の如くなり、読み取り用の各系統で読み出
されたデータに抜けがなくなるので、読み取り用コント
ローラ34は書き込みコントローラ311 〜313 に対
し中断指令を与え、書き込み動作を中断させ、システム
コントローラ50にトラックジャンプ指令を与え、自身
は、メモリ331 〜333 の内、今回、A−timeデ
ータの書き込まれた第1領域に格納されたA−time
データと先頭アドレス及び最後尾アドレスを参照して、
メモリ321 〜323 の内、今回データDATA1 〜DATA3
の書き込まれた第1領域を対象に、一番若いA−tim
eに対応するデータから、A−time順にデータを読
み出して第2信号処理回路40に出力する。ここでは、
23分40秒60フレームから23分41秒74フレー
ムまでが出力される。
【0098】中断指令を受けた書き込みコントローラ3
1 〜313 は書き込みを中断し、トラックジャンプ指
令を受けたシステムコントローラ50は、サーボ回路2
3に対しフォワード方向へのトラックジャンプをするト
ラック本数J=3のトラックジャンプ指令を与え、光ピ
ックアップ2を図8のIVの位置からVの位置までトラ
ックジャンプさせ、光ビーム31 〜33 を各々、トラッ
ク(x+4)、(x+6)、(x+8)にオントラック
させて、記録データの読み取りを再開させる。そして、
第1信号処理回路261 〜263 の全てからHレベルの
フレーム同期検出信号FS1 〜FS3 が出力された時点
で、トラックジャンプ完了通知を読み出しコントローラ
34に与える。
【0099】トラックジャンプ完了通知を受けた読み出
しコントローラ34は、書き込みコントローラ311
313 に再開指令を与え、該再開指令を受けた書き込み
コントローラ311 〜313 は第1信号処理回路261
〜263 から出力されるトラックジャンプ後のデータDA
TA1 〜DATA3 を今度はメモリ321 〜323 の第2領域
に書き込み、かつ、メモリ331 〜333 の第2領域
に、データDATA1 〜DATA 3 に対応するA−timeデー
タAT1 〜AT3 とメモリ321 〜323 での先頭アド
レスa1S〜a3S、最後尾アドレスa1e〜a3eを対にして
書き込む。図8の場合、メモリ331 〜333 の第2領
域には各々、A−timeデータとして23分41秒6
3フレーム、23分42秒18フレーム、23分42秒
48フレーム以降が書き込まれていく(図9参照)。
【0100】再開指令を与えたあと、読み出しコントロ
ーラ34は、メモリ331 〜333の内、今回書き込み
がなされている第2領域の内容を参照して、メモリ33
3 の第2領域の先頭のA−timeデータの1つ前のA
−timeがメモリ332 の第2領域に含まれており、
メモリ332 の第2領域の先頭のA−timeデータの
1つ前のA−timeがメモリ331 の第2領域に含ま
れた状態なって、読み取り用の各系統で読み出されたデ
ータに抜けがなくなったかチェックする。
【0101】光ピックアップ2による読み取りがほぼI
=2回転分(実際には2回転強)だけ行われて図8のV
Iの位置まで進むと、メモリ331 〜333 の第2領域
の内容が図9の如くなり、読み取り用の各系統「1、
2、3」で読み出されたデータに抜けがなくなるので、
読み取り用コントローラ34は書き込みコントローラ3
1 〜313 に対し中断指令を与え、書き込み動作を中
断させ、システムコントローラ50にトラックジャンプ
指令を与え、自身は、メモリ331 〜333 の内、今
回、A−timeデータの書き込まれた第2領域に格納
されたA−timeデータと先頭アドレス及び最後尾ア
ドレスを参照して、メモリ321 〜323 の内、今回デ
ータDATA1 〜DATA3 の書き込まれた第2領域を対象に、
前回最後に第2信号処理回路40に出力した1ブロック
分のデータに対応するA−timeの次のA−time
に対応するデータから、A−time順にデータを読み
出して第2信号処理回路40に出力する。ここでは、2
3分42秒00フレームから23分43秒02フレーム
までが出力される。
【0102】中断指令を受けた書き込みコントローラ3
1 〜313 は書き込みを中断し、トラックジャンプ指
令を受けたシステムコントローラ34は、光ピックアッ
プ2を図8のVIの位置からVIIの位置までトラック
本数J=3だけトラックジャンプさせ、光ビーム31
3 を各々、トラック(x+9)、(x+11)、(x
+13)にオントラックさせて、記録データの読み取り
を再開させ、以下、同様の動作を繰り返すことで、3個
の光ビーム31 〜33 を用いてCD−ROM1から所望
の記録データを、重複及び抜けを生じることなく記録順
に高速に読み出していく。
【0103】(5)特殊書き込み・読み出し動作−その
3(光ビーム34 、35 の系統による読み取りが不可の
場合。図10、図9参照) 光ピックアップ2が図10のIから1回転する間に記録
データの読み取り不能な系統の有無を判別した結果、光
ビーム34 と35 の系統による記録データの読み取りが
不可であったとき、記録データの読み取り可能な系統の
光ビームの内、一番多く連なった一群の光ビームの系統
の数Mは、光ビーム31 〜33 の組み合わせである3で
あり、M≧2であることから、読み取り用のh個の光ビ
ームの系統として、当該M=3個の光ビーム31 〜33
の系統を割り当て、再生中の連続読み取り回転数I=
(c+1)=2、再生中のトラックジャンプをするトラ
ック本数J={(c+1)・(M−1)−1}=3に設
定する。そして、第1信号処理回路263 から入力した
最新のA−timeデータAT3 の示すA−timeデ
ータと、ホストコンピュータにより指定された再生開始
点のA−timeとから、読み取り用のh=3個の光ビ
ームの内、最内周側の光ビーム31 を再生開始点のA−
timeを含むトラックxの1つ内周側のトラック(x
−1)にオントラックさせるためのトラックジャンプ方
向と、ジャンプするトラック本数を定めてトラックジャ
ンプさせる。
【0104】そして、読み取り用のh個の光ビームの系
統を割り当て、再生中の連続読み取り回転数I、再生中
のトラックジャンプをするトラック本数Jを設定した時
点で、光ピックアップ2が図8のIIの位置にあれば、
光ピックアップ2をフォワード方向へ6トラック分だけ
トラックジャンプさせ、光ビーム31 〜33 を各々、ト
ラック(x−1)、(x+1)、(x+3)にオントラ
ックさせ、フォトディテクタPD1 〜第1信号処理回路
261 、フォトディテクタPD2 〜第1信号処理回路2
2 、フォトディテクタPD3 〜第1信号処理回路26
3 の3系統により、トラック(x−1)〜(x+1)の
記録データの同時読み取りを開始させる。そして、第1
信号処理回路261 〜263 の全てからフレーム同期検
出信号FS1 〜FS3 を入力したところで、読み取り用
系統情報「1、2、3」を含む特殊書き込み・読み出し
指令をパラレル/シリアル変換部30に与える。後は、
図8の場合と全く同様にして、CD−ROM1のほぼ2
回転分の記録データの読み取りをした所で、フォワード
方向へトラック本数J=3だけトラックジャンプし、再
び、ほぼ2回転分の記録データの読み取りをした所で、
フォワード方向へトラック本数J=2だけトラックジャ
ンプするという動作を繰り返して(図10のIII〜V
II参照)、記録データを、重複及び抜けを生じること
なく記録順に高速に読み出して行く。
【0105】(6)特殊書き込み・読み出し動作−その
4(光ビーム31 、35 の系統による読み取りが不可の
場合。図11参照) 光ピックアップ2が図11のIの位置からCD−ROM
1に対し相対的に1回転する間に記録データの読み取り
不能な系統の有無を判別した結果、光ビーム31 、35
の系統による記録データの読み取りが不可であったと
き、記録データの読み取り可能な系統の光ビームの内、
一番多く連なった一群の光ビームの系統の数Mは、光ビ
ーム32 〜34 の組み合わせである3であり、M≧2で
あることから、読み取り用のh個の光ビームの系統とし
て、当該M=3個の光ビーム32〜34 の系統を割り当
て、再生中の連続読み取り回転数I=(c+1)=2、
再生中のトラックジャンプをするトラック本数J=
{(c+1)・(M−1)−1}=3に設定する。そし
て、第1信号処理回路263 から入力した最新のA−t
imeデータAT3 の示すA−timeデータと、ホス
トコンピュータにより指定された再生開始点のA−ti
meとから、読み取り用のh=3個の光ビームの内、最
内周側の光ビーム32 を再生開始点のA−timeを含
むトラックxの1つ内周側のトラック(x−1)にオン
トラックさせるためのトラックジャンプ方向と、ジャン
プするトラック本数を定めてトラックジャンプさせる。
【0106】読み取り用のh=3個の光ビームの系統の
割り当てを行い、再生中の連続読み取り回転数I=2と
再生中のトラックジャンプをするトラック数J=3の設
定をした時点で、光ピックアップ2が図11のIIの位
置にあったとき、フォワード方向へ4トラック分だけト
ラックジャンプさせ、光ビーム32 〜34 を各々、トラ
ック(x−1)、(x+1)、(x+3)にオントラッ
クさせ、フォトディテクタPD2 〜第1信号処理回路2
2 、フォトディテクタPD3 〜第1信号処理回路26
3 、フォトディテクタPD4 〜第1信号処理回路264
の3系統により、トラック(x−1)〜(x+1)の記
録データの同時読み取りを開始させる。そして、第1信
号処理回路262 〜264 の全てからHレベルのフレー
ム同期検出信号FS2 〜FS4 が入力されたところで、
読み取り用系統情報「2、3、4」を含む特殊書き込み
・読み出し指令をパラレル/シリアル変換部30に与え
る。
【0107】後は、図8の場合とほぼ同様にして(図1
1の場合、第1信号処理回路262〜264 から出力さ
れたデータDATA2 〜DATA4 とA−timeデータAT2
〜AT4 を、書き込みコントローラ312 〜314 がメ
モリ322 〜324 と332〜324 に書き込み、読み
出しコントローラ34はメモリ332 〜334 に格納さ
れたA−timeデータ及び先頭アドレス、最後尾アド
レス情報を参照して、メモリ332 〜334 に格納され
たデータを、重複及び抜けがないようにA−time順
に読み出す)、CD−ROM1のほぼ2回転分の記録デ
ータの読み取りをした所で、フォワード方向へトラック
本数J=3だけジャンプし、再び、ほぼ2回転分の記録
データの読み取りをした所で、フォワード方向へトラッ
ク本数J=3だけジャンプするという動作を繰り返して
(図11のIII〜VII参照)、記録データを、重複
及び抜けを生じることなく記録順に高速に読み出して行
く。
【0108】(7)特殊書き込み・読み出し動作−その
5(光ビーム32 、35 の系統による読み取りが不可の
場合。図12、図13参照) 光ピックアップ2が図12のIの位置からCD−ROM
1に対し相対的に1回転分移動する間に記録データの読
み取り不能な系統の有無を判別した結果、光ビーム
2 、35 の系統による記録データの読み取りが不可で
あったとき、残りの3つ光ビーム31 、33 、34 は、
その内、2つの光ビーム33 と34 が互いに隣接してひ
と連なりになっているだけである。CD−ROM1に対
するほぼ2回転分の連続読み取りと、トラックジャンプ
とを交互に繰り返して高速読み取りをしようとする場合
は、互いに隣接する光ビームの系統だけで読み取りをす
る必要がある。しかし、CD−ROM1に対する3回転
分以上の連続読み取りと、所定トラック本数のトラック
ジャンプとを繰り返すことで、読み取りに用いる光ビー
ムの全てが互いに隣接した状態となっていない組み合わ
せの系統でも、高速読み取りが可能となる。
【0109】具体的には、記録データを読み取り可能な
光ビームの系統の内、一番内周側と一番外周側の光ビー
ムの間の距離をトラック数でQとし、当該一番内側と一
番外側の光ビームの間に有って記録データが読み取れな
くなった系統の光ビームの内、一番多く連なった一群の
光ビームの数をRとして、Qが2以上でRが0以上であ
れば、記録データを読み取り可能な光ビームによる連続
したほぼ{(R+1)・(c+1)}回転分の読み取り
と、(Q−1)本分のフォワード方向へのトラックジャ
ンプを繰り返せば良い。今の場合、記録データを読み取
り可能な光ビームの系統の内、一番内周側は光ビーム3
1 、一番外周側は光ビーム34 なのでQ=6、光ビーム
1 と34 の間の記録データが読み取れなくなった系統
の光ビームの内、一番多く連なった一群の光ビームの数
Rは、光ビーム32 だけの1なので、読み取り用のh個
の光ビームの系統として、記録データを読み取り可能な
光ビーム31 、33 、34 の3つ全ての系統を割り当
て、再生中の連続読み取り回転数I={(R+1)・
(c+1)}=4、再生中のトラックジャンプをするト
ラック本数J=(Q−1)=5に設定する。
【0110】そして、読み取り用のh=3個の光ビーム
の系統の割り当てを行い、再生中の連続読み取り回転数
I=2と再生中のトラックジャンプをするトラック本数
J=5の設定をした時点で、光ピックアップ2が図12
のIIの位置にあれば、フォワード方向へ6トラック分
だけトラックジャンプさせ、光ビーム31 、33 、34
を各々、トラック(x−1)、(x+3)、(x+5)
にオントラックさせ、フォトディテクタPD1 〜第1信
号処理回路261 、フォトディテクタPD3〜第1信号
処理回路263 、フォトディテクタPD4 〜第1信号処
理回路264の3系統により、トラック(x−1)、
(x+3)、(x+5)の記録データの同時読み取りを
開始させる。そして、第1信号処理回路261 、2
3 、264の全てからHレベルのフレーム同期検出信
号FS1 、FS3 、FS4 が入力された所で、読み取り
用系統情報「1、3、4」を含む特殊書き込み・読み出
し指令をパラレル/シリアル変換部30に与える。
【0111】読み出しコントローラ34を介して特殊書
き込み・読み出し指令を受けた書き込みコントローラ
は、以降、読み取り用系統情報「1、3、4」の示す系
統の書き込みコントローラ311 、313 、314 だけ
が、各々、第1信号処理回路261 、263 、264
ら出力されたデータDATA1 、DATA3 、DATA4 を1ブロッ
ク分ずつメモリ321 、323 、324 の第1領域に順
に書き込み、かつ、メモリ331 、333 、334 の第
1領域に、データDATA1 、DATA3 、DATA4 に対応するA
−timeデータAT1 、AT3 、AT4 とメモリ32
1 、323 、32 4 での先頭アドレスA1S、A3S
4S、最後尾アドレスA1e、A3e、A4eを対にして書き
込む。図12の場合、メモリ331 、333 、メモリ3
4 の第1領域には各々、A−timeデータとして2
3分40秒60フレーム、23分41秒45フレーム、
23分42秒00フレーム以降が書き込まれていく(図
13参照)。
【0112】一方、特殊書き込み・読み出し指令を受け
た読み出しコントローラ34は、以降、読み取り用系統
情報「1、3、4」の示す系統のメモリ331 、3
3 、334 の内、今回書き込みがなされている第1領
域の内容を参照して、メモリ33 4 の第1領域の先頭の
A−timeデータの1つ前のA−timeがメモリ3
3 の第1領域に含まれており、メモリ333 の第1領
域の先頭のA−timeデータの1つ前のA−time
がメモリ331 の第1領域に含まれた状態なって、読み
取り用の各系統で読み出されたデータに抜けがなくなっ
たかチェックする。
【0113】光ピックアップ2による読み取りがほぼI
=4回転分(実際には4回転強)だけ行われて図12の
IVの位置まで進むと、メモリ331 、333 、334
の第1領域の内容が図13の如くなり、読み取り用の各
系統で読み出されたデータに抜けがなくなるので、読み
取り用コントローラ34は書き込みコントローラ3
1 、313 、314 に対し中断指令を与え、書き込み
動作を中断させ、システムコントローラ50にトラック
ジャンプ指令を与え、自身は、メモリ331 、33 3
334 の内、今回、A−timeデータの書き込まれた
第1領域に格納されたA−timeデータと先頭アドレ
ス及び最後尾アドレスを参照して、メモリ321 、32
3 、324 の内、第1領域を対象に、一番若いA−ti
meに対応するデータから、A−time順にデータを
読み出して第2信号処理回路40に出力する。ここで
は、23分40秒60フレームから23分42秒59フ
レームまでが出力される。
【0114】中断指令を受けた書き込みコントローラ3
1 、313 、314 は書き込みを中断し、トラックジ
ャンプ指令を受けたシステムコントローラ50は、サー
ボ回路23に対しフォワード方向へのトラック本数J=
5のトラックジャンプ指令を与え、光ピックアップ2を
図12のIVの位置からVの位置までトラックジャンプ
させ、光ビーム31 、33 、34 を各々、トラック(x
+8)、(x+12)、(x+14)にオントラックさ
せて、記録データの読み取りを再開させる。そして、第
1信号処理回路261 、263 、264 の全てからHレ
ベルのフレーム同期検出信号FS1 、FS3 、FS4
出力された時点で、トラックジャンプ完了通知を読み出
しコントローラ34に与える。
【0115】トラックジャンプ完了通知を受けた読み出
しコントローラ34は、書き込みコントローラ311
313 、314 に再開指令を与え、該再開指令を受けた
書き込みコントローラ311 、313 、314 は第1信
号処理回路261 、263 、264 から出力されるトラ
ックジャンプ後のデータDATA1 、DATA3 、DATA4 を今度
はメモリ321 、323 、324 の第2領域に書き込
み、かつ、メモリ331、333 、334 の第2領域
に、データDATA1 、DATA3 、DATA4 に対応するA−ti
meデータAT1 、AT3 、AT4 とメモリ321 、3
3 、324 での先頭アドレスa1S、a3S、a4S、最後
尾アドレスa1e、a3e、a4eを対にして書き込む。図1
2の場合、メモリ331 、333 、334 の第2領域に
は各々、A−timeデータとして23分42秒48フ
レーム、23分43秒33フレーム、23分43秒63
フレーム以降が書き込まれていく(図13参照)。
【0116】再開指令を与えたあと、読み出しコントロ
ーラ34は、メモリ331 、333、334 の内、今回
書き込みがなされている第2領域の内容を参照して、メ
モリ334 の第2領域の先頭のA−timeデータの1
つ前のA−timeがメモリ333 の第2領域に含まれ
ており、メモリ333 の第2領域の先頭のA−time
データの1つ前のA−timeがメモリ331 の第2領
域に含まれた状態なって、読み取り用の各系統で読み出
されたデータに抜けがなくなったかチェックする。
【0117】光ピックアップ2による読み取りがほぼI
=4回転分(実際には4回転強)だけ行われて図12の
VIの位置まで進むと、メモリ331 、333 、334
の第2領域の内容が図13の如くなり、読み取り用の各
系統「1、3、4」で読み出されたデータに抜けがなく
なるので、読み取り用コントローラ34は書き込みコン
トローラ311 、313 、314 に対し中断指令を与
え、書き込み動作を中断させ、システムコントローラ5
0にトラックジャンプ指令を与え、自身は、メモリ33
1 、333 、334 の内、今回、A−timeデータの
書き込まれた第2領域に格納されたA−timeデータ
と先頭アドレス及び最後尾アドレスを参照して、メモリ
321 、323 、324 の内、今回データの書き込まれ
た第2領域を対象に、前回最後に第2信号処理回路40
に出力した1ブロック分のデータに対応するA−tim
eの次のA−timeに対応するデータから、A−ti
me順にデータを読み出して第2信号処理回路40に出
力する。ここでは、23分42秒60フレームから23
分44秒62フレームまでが出力される。
【0118】中断指令を受けた書き込みコントローラ3
1 、313 、314 は書き込みを中断し、トラックジ
ャンプ指令を受けたシステムコントローラ50は、光ピ
ックアップ2を図12のVIの位置からVIIの位置ま
でトラックジャンプをするトラック本数J=5だけトラ
ックジャンプさせて、記録データの読み取りを再開さ
せ、以下、同様の動作を繰り返すことで、3個の光ビー
ム31 、33 、34 を用いてCD−ROM1から所望の
記録データを、重複及び抜けを生じることなく記録順に
高速に読み出していく。例えば、図12のトラック(x
−1)から(x+17)までの19トラック分のデータ
を読み取るのに、CD−ROM1の8回転分の時間のデ
ータの読み取りと、1回のトラックジャンプで済むた
め、1つの光ビームたけでCD−ROM1の19回転分
の時間のデータ読み取りをするよりもはるかに、速く読
み出すことができる。
【0119】(8)特殊書き込み・読み出し動作−その
6(光ビーム31 、32 、34 の系統による読み取りが
不可の場合。図14参照) 光ピックアップ2が図14のIからCD−ROM1に対
し相対的に1回転移動する間に記録データの読み取り不
能な系統の有無を判別した結果、光ビーム31、32
4 の系統による記録データの読み取りが不可であった
とき、隣接する2つの系統での読み取りが不可能である
が、図12の場合と同様にして、記録データを読み取り
可能な光ビームの系統の内、一番内周側と一番外周側の
光ビームの間の距離をトラック数でQとし、当該一番内
周側と一番外周側の光ビームの間に有って記録データが
読み取れなくなった系統の光ビームの内、一番多く連な
った一群の光ビームの数をRとして、Qが2以上でRが
0以上であれば、記録データを読み取り可能な光ビーム
による連続したほぼ{(R+1)・(c+1)}回転分
の読み取りと、(Q−1)本分のフォワード方向へのト
ラックジャンプを繰り返せば良い。
【0120】今の場合、記録データを読み取り可能な光
ビームの系統の内、一番内周側は光ビーム33 、一番外
周側は光ビーム35 なのでQ=4、光ビーム33 と35
の間の記録データが読み取れなくなった系統の光ビーム
の内、一番多く連なった一群の光ビームの数Rは、光ビ
ーム34 だけの1なので、読み取り用のh個の光ビーム
の系統として、記録データを読み取り可能な光ビーム3
3 、35 の2つ全ての系統を割り当て、再生中の連続読
み取り回転数I={(R+1)・(c+1)}=4、再
生中のトラックジャンプをするトラック本数J=(Q−
1)=3に設定する。
【0121】そして、読み取り用のh=2個の光ビーム
の系統の割り当てを行い、再生中の連続読み取り回転数
I=4と再生中のトラックジャンプをするトラック数J
=3の設定をした時点で、光ピックアップ2が図14の
IIの位置にあれば、フォワード方向へ2トラック分だ
けトラックジャンプさせ、光ビーム33 、35 を各々、
トラック(x−1)、(x+3)にオントラックさせ、
フォトディテクタPD 3 〜第1信号処理回路263 、フ
ォトディテクタPD5 〜第1信号処理回路26 5 の2系
統により、トラック(x−1)、(x+3)の記録デー
タの同時読み取りを開始させる。そして、第1信号処理
回路263 と265 の全てからHレベルのフレーム同期
検出信号FS3 とFS5 が入力されたところで、読み取
り用系統情報「3、5」を含む特殊書き込み・読み出し
指令をパラレル/シリアル変換部30に与える。
【0122】後は、図12の場合とほぼ同様にして(図
14の場合、第1信号処理回路26 3 、265 から出力
されたデータDATA3 、DATA5 とA−timeデータAT
3 、AT5 を、書き込みコントローラ313 、315
メモリ323 、325 と33 3 、325 に書き込み、読
み出しコントローラ34はメモリ333 、335 に格納
されたA−timeデータ及び先頭アドレス、最後尾ア
ドレス情報を参照して、メモリ323 、325 に格納さ
れたデータを、重複及び抜けがないようにA−time
順に読み出す)、CD−ROM1のほぼI=4回転分の
記録データの読み取りをした所で、フォワード方向へト
ラック本数J=3だけジャンプし、再び、ほぼI=4回
転分の記録データの読み取りをした所で、フォワード方
向へトラック本数J=3だけジャンプするという動作を
繰り返して(図14のIII〜VII参照)、記録デー
タを、重複及び抜けを生じることなく記録順に高速に読
み出して行く。例えば、図14のトラック(x−1)か
ら(x+14)までの16トラック分のデータを読み取
るのに、CD−ROM1の8回転分の時間のデータの読
み取りと、1回のトラックジャンプで済むため、1つの
光ビームたけでCD−ROM1の16回転分の時間のデ
ータ読み取りをするよりもはるかに速く読み出すことが
できる。
【0123】(9)特殊書き込み・読み出し動作−その
7(光ビーム34 の系統による読み取りが不可の場合。
図15参照) 光ピックアップ2が図15のIの位置からCD−ROM
1に対し相対的に1回転する間に記録データの読み取り
不能な系統の有無を判別した結果、光ビーム34 の系統
による記録データの読み取りが不可であったとき、前記
(4)で説明した如く、光ビーム31 〜33 の隣接する
3つの系統での読み取りが可能であるが(図8参照)、
図12の場合と同様にすれば、記録データのより高速な
読み取りが可能となる。
【0124】今の場合、記録データを読み取り可能な光
ビームの系統の内、一番内周側は光ビーム31 、一番外
周側は光ビーム35 なのでQ=8、光ビーム31 と35
の間の記録データが読み取れなくなった系統の光ビーム
の内、一番多く連なった一群の光ビームの数Rは1(光
ビーム34 )なので、読み取り用のh個の光ビームの系
統として、光ビーム31 〜33 と35 の4つの系統を割
り当て、再生中の連続読み取り回転数I={(R+1)
・(c+1)}=4、再生中のトラックジャンプをする
トラック本数J=(Q−1)=3に設定する。
【0125】そして、読み取り用のh=4個の光ビーム
の系統の割り当てを行い、再生中の連続読み取り回転数
I=4と再生中のトラックジャンプをするトラック数J
=3の設定をした時点で、光ピックアップ2が図15の
IIの位置にあれば、フォワード方向へ6トラック分だ
けトラックジャンプさせ、光ビーム31 〜33 と35
各々、トラック(x−1)、(x+1)、(x+3)、
(x+7)にオントラックさせ、フォトディテクタPD
1 〜第1信号処理回路261 、フォトディテクタPD2
〜第1信号処理回路262 、フォトディテクタPD3
第1信号処理回路263 、フォトディテクタPD5 〜第
1信号処理回路265 の4系統により、トラック(x−
1)、(x+1)、(x+3)、(x+7)の記録デー
タの同時読み取りを開始させる。そして、第1信号処理
回路261 〜263 、265 の全てからHレベルのフレ
ーム同期検出信号FS1 〜FS3 、FS5 が入力された
ところで、読み取り用系統情報「1、2、3、5」を含
む特殊書き込み・読み出し指令をパラレル/シリアル変
換部30に与える。
【0126】後は、図12の場合とほぼ同様にして(図
15の場合、第1信号処理回路26 1 〜263 、265
から出力されたデータDATA1 〜DATA3 、DATA5 とA−t
imeデータAT1 〜AT3 、AT5 を、書き込みコン
トローラ311 〜315 、315 がメモリ321 〜32
3 、325 と331 〜333 、325 に書き込み、読み
出しコントローラ34はメモリ331 〜333 、335
に格納されたA−timeデータ及び先頭アドレス、最
後尾アドレス情報を参照して、メモリ321 〜323
325 に格納されたデータを、重複及び抜けがないよう
にA−time順に読み出す)、CD−ROM1のほぼ
I=4回転分の記録データの読み取りをした所で、フォ
ワード方向へトラック本数J=3だけトラックジャンプ
し、再び、ほぼI=4回転分の記録データの読み取りを
したところで、フォワード方向へトラック本数J=3だ
けトラックジャンプするという動作を繰り返して(図1
5のIII〜VII参照)、記録データを、重複及び抜
けを生じることなく記録順に高速に読み出して行く。
【0127】例えば、図15のトラック(x−1)から
(x+21)までの23トラック分のデータを読み取る
のに、CD−ROM1の8回転分の時間のデータの読み
取りと、1回のトラックジャンプで済む。これに対し、
図8の場合では、CD−ROM1の8回転分の時間のデ
ータの読み取りと、3回のトラックジャンプをする必要
がある。
【0128】(10)特殊書き込み・読み出し動作−そ
の8(光ビーム31 、34 、35 の系統による読み取り
が不可の場合。図16、図17参照) 光ピックアップ2が図16のIの位置からCD−ROM
1に対し相対的に1回転する間に記録データの読み取り
不能な系統の有無を判別した結果、光ビーム31
4 、35 の系統による記録データの読み取りが不可で
あったとき、残りの2つの隣接した光ビーム32 、33
だけでも、CD−ROM1の2回転分のデータ読み取り
と、フォワード方向へのトラックジャンプを交互に繰り
返すことでデータを再生できる。
【0129】具体的には、記録データを読み取り可能な
光ビームの系統の内、一番内周側と一番外周側の光ビー
ムの間の距離をトラック数でQとし、当該一番内側と一
番外側の光ビームの間に有って記録データが読み取れな
くなった系統の光ビームの内、一番多く連なった一群の
光ビームの数をRとして、Qが2以上でRが0以上であ
れば、記録データを読み取り可能な光ビームによる連続
したほぼ{(R+1)・(c+1)}回転分の読み取り
と、(Q−1)本分のフォワード方向へのトラックジャ
ンプを繰り返せば良い。今の場合、記録データを読み取
り可能な光ビームの系統の内、一番内周側は光ビーム3
2 、一番外周側は光ビーム33 なのでQ=2、光ビーム
2 と33 の間の記録データが読み取れなくなった系統
の光ビームの内、一番多く連なった一群の光ビームの数
Rは0なので、読み取り用のh個の光ビームの系統とし
て、記録データを読み取り可能な光ビーム32 と33
2つ全ての系統を割り当て、再生中の連続読み取り回転
数I={(R+1)・(c+1)}=2、再生中のトラ
ックジャンプをするトラック本数J=(Q−1)=1に
設定する。
【0130】そして、読み取り用のh=2個の光ビーム
の系統の割り当てを行い、再生中の連続読み取り回転数
I=2と再生中のトラックジャンプをするトラック本数
J=1の設定をした時点で、光ピックアップ2が図16
のIIの位置にあれば、フォワード方向へ4トラック分
だけトラックジャンプさせ、光ビーム32 、33 を各
々、トラック(x−1)、(x+1)にオントラックさ
せ、フォトディテクタPD2 〜第1信号処理回路2
2 、フォトディテクタPD3 〜第1信号処理回路26
3 の2系統により、トラック(x−1)、(x+1)の
記録データの同時読み取りを開始させる。そして、第1
信号処理回路262 、263 の全てからHレベルのフレ
ーム同期検出信号FS2 、FS3 が入力された所で、読
み取り用系統情報「2、3」を含む特殊書き込み・読み
出し指令をパラレル/シリアル変換部30に与える。
【0131】読み出しコントローラ34を介して特殊書
き込み・読み出し指令を受けた書き込みコントローラ
は、以降、読み取り用系統情報「2、3」の示す系統の
書き込みコントローラ312 、313 だけが、各々、第
1信号処理回路262 、263から出力されたデータDAT
A2 、DATA3 を1ブロック分ずつメモリ322 、323
第1領域に順に書き込み、かつ、メモリ332 、333
の第1領域に、データDATA2 、DATA3 に対応するA−t
imeデータAT2 、AT3 とメモリ322 、323
の先頭アドレスA2S、A3S、最後尾アドレスA2e、A3e
を対にして書き込む。図16の場合、メモリ332 、3
3 の第1領域には各々、A−timeデータとして2
3分40秒60フレーム、23分41秒15フレーム以
降が書き込まれていく(図17参照)。
【0132】一方、特殊書き込み・読み出し指令を受け
た読み出しコントローラ34は、以降、読み取り用系統
情報「2、3」の示す系統のメモリ332 、333
内、今回書き込みがなされている第1領域の内容を参照
して、メモリ333 の第1領域の先頭のA−timeデ
ータの1つ前のA−timeがメモリ332 の第1領域
に含まれた状態なって、読み取り用の各系統で読み出さ
れたデータに抜けがなくなったかチェックする。
【0133】光ピックアップ2による読み取りがほぼI
=2回転分(実際には2回転強)だけ行われて図16の
IVの位置まで進むと、メモリ332 、333 の第1領
域の内容が図17の如くなり、読み取り用の各系統で読
み出されたデータに抜けがなくなるので、読み取り用コ
ントローラ34は書き込みコントローラ312 、31 3
に対し中断指令を与え、書き込み動作を中断させ、シス
テムコントローラ50にトラックジャンプ指令を与え、
自身は、メモリ332 、333 の内、今回、A−tim
eデータの書き込まれた第1領域に格納されたA−ti
meデータと先頭アドレス及び最後尾アドレスを参照し
て、メモリ322 、323 の内、第1領域を対象に、一
番若いA−timeに対応するデータから、A−tim
e順にデータを読み出して第2信号処理回路40に出力
する。ここでは、23分40秒60フレームから23分
41秒44フレームまでが出力される。
【0134】中断指令を受けた書き込みコントローラ3
2 、313 は書き込みを中断し、トラックジャンプ指
令を受けたシステムコントローラ50は、サーボ回路2
3に対しフォワード方向へのトラックジャンプをするト
ラック本数J=1のトラックジャンプ指令を与え、光ピ
ックアップ2を図16のIVの位置からVの位置までト
ラックジャンプさせ、光ビーム32 、33 を各々、トラ
ック(x+2)、(x+4)にオントラックさせて、記
録データの読み取りを再開させる。そして、第1信号処
理回路262 、263 の全てからHレベルのフレーム同
期検出信号FS 2 、FS3 が出力された時点で、トラッ
クジャンプ完了通知を読み出しコントローラ34に与え
る。
【0135】トラックジャンプ完了通知を受けた読み出
しコントローラ34は、書き込みコントローラ312
313 に再開指令を与え、該再開指令を受けた書き込み
コントローラ312 、313 は第1信号処理回路2
2 、263 から出力されるトラックジャンプ後のデー
タDATA2 、DATA3 を今度はメモリ322 、323 の第2
領域に書き込み、かつ、メモリ332 、333 の第2領
域に、データDATA2 、DATA 3 に対応するA−timeデ
ータAT2 、AT3 とメモリ322 、323 での先頭ア
ドレスa2S、a3S、最後尾アドレスa2e、a3eを対にし
て書き込む。図16の場合、メモリ332 、333 の第
2領域には各々、A−timeデータとして23分41
秒32フレーム、23分41秒62フレーム以降が書き
込まれていく(図17参照)。
【0136】再開指令を与えたあと、読み出しコントロ
ーラ34は、メモリ332 、333の内、今回書き込み
がなされている第2領域の内容を参照して、メモリ33
3 の第2領域の先頭のA−timeデータの1つ前のA
−timeがメモリ332 の第2領域に含まれた状態な
って、読み取り用の各系統で読み出されたデータに抜け
がなくなったかチェックする。
【0137】光ピックアップ2による読み取りがほぼI
=2回転分(実際には2回転強)だけ行われて図16の
VIの位置まで進むと、メモリ332 、333 の第2領
域の内容が図17の如くなり、読み取り用の各系統
「2、3」で読み出されたデータに抜けがなくなるの
で、読み取り用コントローラ34は書き込みコントロー
ラ312 、313 に対し中断指令を与え、書き込み動作
を中断させ、システムコントローラ50にトラックジャ
ンプ指令を与え、自身は、メモリ332 、333 の内、
今回、A−timeデータの書き込まれた第2領域に格
納されたA−timeデータと先頭アドレス及び最後尾
アドレスを参照して、メモリ322 、323 の内、今回
データの書き込まれた第2領域を対象に、前回最後に第
2信号処理回路40に出力した1ブロック分のデータに
対応するA−timeの次のA−timeに対応するデ
ータから、A−time順にデータを読み出して第2信
号処理回路40に出力する。ここでは、23分41秒4
5フレームから23分42秒16フレームまでが出力さ
れる。
【0138】中断指令を受けた書き込みコントローラ3
2 、313 は書き込みを中断し、トラックジャンプ指
令を受けたシステムコントローラ50は、光ピックアッ
プ2を図16のVIの位置からVIIの位置までトラッ
クジャンプをするトラック本数J=1だけトラックジャ
ンプさせて、記録データの読み取りを再開させ、以下、
同様の動作を繰り返すことで、2個の光ビーム32 、3
3 を用いてCD−ROM1から所望の記録データを、重
複及び抜けを生じることなく記録順に高速に読み出して
いく。
【0139】(11)特殊書き込み・読み出し動作−そ
の9(光ビーム31 、32 、34 、35 の系統による読
み取りが不可の場合。図18、図19参照) 光ピックアップ2が図18のIからCD−ROM1に対
し相対的に1回転する間に記録データの読み取り不能な
系統の有無を判別した結果、光ビーム31 、32
4 、35 の系統による記録データの読み取りが不可で
あったとき、残りの1つの光ビーム33 だけでは、CD
−ROM1の2回転分以上のデータの読み取りと、フォ
ワード方向へのトラックジャンプを交互に繰り返して再
生をしようとしたときデータが抜けてしまう。この場
合、記録データを読み取り可能な1個の光ビームの系統
によりCD−ROM1から連続的にデータを読み取るよ
うにする。具体的には、h個の読み取り用の光ビームの
系統として、記録データを読み取り可能な光ビーム33
を割り当て、再生中の連続読み取り回転数I=無制限、
再生中のトラックジャンプをするトラック本数J=0に
設定する。
【0140】そして、読み取り用のh=1個の光ビーム
の系統の割り当てを行い、再生中の連続読み取り回転数
I=無制限と再生中のトラックジャンプをするトラック
本数J=0の設定をした時点で、光ピックアップ2が図
18のIIの位置にあれば、フォワード方向へ2トラッ
ク分だけトラックジャンプさせ、光ビーム33 をトラッ
ク(x−1)にオントラックさせ、フォトディテクタP
3 〜第1信号処理回路263 の1系統により、トラッ
ク(x−1)の記録データの読み取りを開始させ。そし
て、第1信号処理回路263 からHレベルのフレーム同
期検出信号FS 3 が入力されたところで、読み取り用系
統情報「3」を含む特殊書き込み・読み出し指令をパラ
レル/シリアル変換部30に与える。
【0141】読み出しコントローラ34を介して特殊書
き込み・読み出し指令を受けた書き込みコントローラ
は、以降、読み取り用系統情報「3」の示す系統の書き
込みコントローラ313 だけが、第1信号処理回路26
3 から出力されたデータDATA3を1ブロック分ずつメモ
リ323 の第1領域に順に書き込み、かつ、メモリ33
3 の第1領域に、データDATA3 に対応するA−time
データAT3 とメモリ323 での先頭アドレスA3S、最
後尾アドレスA3eを対にして書き込む。図18の場合、
メモリ333 の第1領域には、A−timeデータとし
て23分40秒60フレーム以降が書き込まれていく
(図19参照)。メモリ323 、333 の第1領域の最
後まで書き込みが進んだならば、自動的に第1領域の最
初に移って書き込みを継続する。
【0142】一方、特殊書き込み・読み出し指令を受け
た読み出しコントローラ34は、読み取り用系統情報の
示す系統が「3」の1つだけのとき、該読み取り用系統
情報の示す系統のメモリ333 の内、今回書き込みがな
されている第1領域の内容を参照して、メモリ323
内、第1領域を対象に、一番若いA−timeに対応す
るデータから、A−time順にデータを読み出して第
2信号処理回路40に出力するだけで、中断指令やトラ
ックジャンプ指令の出力はしない。よって、再生中に光
ピックアップ2がトラックジャンプすることはなく(図
18のIII〜VI参照)、CD−ROM1の回転に従
い、光ビーム33 の系統により、トラック(x−1)以
降の記録データが連続的に抜けを生じることなく読み出
されて、第2信号処理回路40に入力される。
【0143】なお、上記した実施の形態では、CD−R
OM1のc本おきのトラックに各々、別個の光ビーム3
1 〜3n を同時に照射する例として、c=1、n=5と
して説明したが、本発明は何らこれに限定されず、cは
1以上の整数、nは2以上の整数であれば他の組み合わ
せでも良く、例えば、図20(1)の光ピックアップ2
Bに示す如く、3個の光ビーム31 〜33 を1本おきの
トラックに照射するようにしたり、図20(2)の光ピ
ックアップ2Cに示す如く、3個の光ビーム3 1 〜33
を2本おきのトラックに照射するようにしても良い。
【0144】図20(1)の場合、記録データを読み取
り不能な系統がなければ、3個の各光ビーム31 〜33
の系統でのCD−ROM1に対するほぼ(c+1)=2
回転分の連続的な読み取りと、該読み取りにより、3個
の各光ビーム31 〜33 の系統を合わせて、CD−RO
M1からの読み取りデータに抜けが無くなったあとの
{(c+1)・(n−1)−1}=3本分のフォワード
方向へのトラックジャンプと、を交互に行わせてCD−
ROM1を再生させるようにすれば良い。同様に、図2
0(2)の場合は、記録データを読み取り不能な系統が
なければ、3個の各光ビーム31 〜33 の系統でのCD
−ROM1に対するほぼ(c+1)=3回転分の連続的
な読み取りと、該読み取りにより、3個の各光ビーム3
1 〜33 の系統を合わせて、CD−ROM1からの読み
取りデータに抜けが無くなったあとの{(c+1)・
(n−1)−1}=5本分のフォワード方向へのトラッ
クジャンプと、を交互に行わせてCD−ROM1を再生
させるようにすれば良い。
【0145】若し、図20(1)の場合に、例えば、光
ビーム33 の系統で記録データの読み取り不能となった
とき、残りの記録データが読み取り可能で一番多く連な
った光ビームの系統の数をMとすると、Mは光ビーム3
1 と32 の2個であるから、当該M=2個の光ビーム3
1 と32 の系統を読み取り用に割り当て、読み取り用に
割り当てたM個の各光ビーム31 と32 の系統でのCD
−ROM1に対するほぼ(c+1)=2回転分の連続的
な読み取りと、該連続的な読み取りにより、読み取り用
に割り当てたM個の各光ビームの系統を合わせてCD−
ROM1からの読み取りデータに抜けが無くなったあと
の{(c+1)・(M−1)−1}=1本分のフォワー
ド方向へのトラックジャンプとを、交互に行わせて再生
させるようにする。同様に、図20(2)の場合に、例
えば、光ビーム33 の系統で記録データの読み取り不能
となったとき、残りの記録データが読み取り可能で一番
多く連なった光ビームの系統の数をMとすると、Mは光
ビーム31 と32 の2個であるから、当該M=2個の光
ビーム31 と32 の系統を読み取り用に割り当て、読み
取り用に割り当てたM個の各光ビーム31 と32 の系統
でのCD−ROM1に対するほぼ(c+1)=3回転分
の連続的な読み取りと、該連続的な読み取りにより、読
み取り用に割り当てたM個の各光ビームの系統を合わせ
てCD−ROM1からの読み取りデータに抜けが無くな
ったあとの{(c+1)・(M−1)−1}=2本分の
フォワード方向へのトラックジャンプとを、交互に行わ
せて再生させるようにする。
【0146】また、前記(3)の説明では(図6、図7
参照)、光ビーム35 の系統でデータが読み取り不能で
あったとき、記録データの読み取り可能な系統の光ビー
ムの内、一番多く連なった一群の光ビームの系統の数M
が4であり、M≧2であることから、読み取り用のh個
の光ビームの系統として、当該M=4個の光ビーム31
〜34 の系統を割り当て、再生中の連続読み取り回転数
I=(c+1)=2、再生中のトラックジャンプをする
トラック数J={(c+1)・(M−1)−1}=5に
設定するようにしたが、読み取り用に割り当てたh=4
個の光ビーム31 〜34 の内、一番内周側と一番外周側
の光ビームの間の距離をトラック数でQとすると、Q=
6となり、読み取り用のh個の系統の光ビーム31 〜3
4 の内、一番内周側と一番外周側の光ビームの間に有っ
て記録データが読み取れなくなった光ビームの内、一番
多く連なった一群の光ビームの数をRとすると、R=0
となる。このQとRを用いて、再生中の連続読み取り回
転数I={(R+1)・(c+1)}=2、再生中のト
ラックジャンプをするトラック本数J=(Q−1)=5
に設定することもできる。
【0147】また、前記(4)の説明では(図8、図9
参照)、光ビーム34 の系統でデータが読み取り不能で
あったとき、記録データの読み取り可能な系統の光ビー
ムの内、一番多く連なった一群の光ビームの系統の数M
が3であることから、読み取り用のh個の光ビームの系
統として、当該M=3個の光ビーム31 〜33 の系統を
割り当て、再生中の連続読み取り回転数I=(c+1)
=2、再生中のトラックジャンプをするトラック本数J
={(c+1)・(M−1)−1}=3に設定するよう
にしたが、読み取り用に割り当てたh=3個の光ビーム
1 〜33 の内、一番内周側と一番外周側の光ビームの
間の距離をトラック数でQとすると、Q=4となり、読
み取り用のh個の系統の光ビーム31 〜33 の内、一番
内周側と一番外周側の光ビームの間に有って記録データ
が読み取れなくなった光ビームの内、一番多く連なった
一群の光ビームの数をRとすると、R=0となる。この
QとRを用いて、再生中の連続読み取り回転数I=
{(R+1)・(c+1)}=2、再生中のトラックジ
ャンプをするトラック本数J=(Q−1)=3に設定す
ることもできる。
【0148】同様にして、前記(5)((6))の場合
も、読み取り用のh=3個の系統の光ビーム31 〜33
(32 〜34 )の内、一番内周側と一番外周側の光ビー
ムの間の距離をトラック数でQとすると、Q=4とな
り、読み取り用のh=3個の系統の光ビーム31 〜33
(32 〜34 )の内、一番内周側と一番外周側の光ビー
ムの間に有って記録データが読み取れなくなった光ビー
ムの内、一番多く連なった一群の光ビームの数をRとす
ると、R=0となる。このQとRを用いて、再生中の連
続読み取り回転数I={(R+1)・(c+1)}=
2、再生中のトラックジャンプをするトラック本数J=
(Q−1)=3に設定するようにしても良い。
【0149】また、前記(10)の説明では(図16、
図17参照)、光ビーム31 、34、35 の系統でデー
タが読み取り不能であったとき、記録データの読み取り
可能な系統の光ビーム32 、33 の内、一番内周側と一
番外周側の光ビームの間の距離をトラック数でQとする
と、Q=2となり、記録データの読み取り可能な系統の
一番内周側と一番外周側の光ビームの間に有って記録デ
ータが読み取れなくなった光ビームの内、一番多く連な
った一群の光ビームの数をRとすると、R=0となる。
このQとRを用いて、再生中の連続読み取り回転数I=
{(R+1)・(c+1)}=2、再生中のトラックジ
ャンプをするトラック本数J=(Q−1)=1に設定す
るようにしたが、記録データの読み取り可能な系統の光
ビームの内、一番多く連なった一群の光ビームの系統の
数Mが2であることから、読み取り用のh個の光ビーム
の系統として、当該M=2個の光ビーム32 、33 の系
統を割り当て、再生中の連続読み取り回転数I=(c+
1)=2、再生中のトラックジャンプをするトラック本
数J={(c+1)・(M−1)−1}=1に設定する
ようにしても良い。
【0150】また、上記した実施の形態では、ホストコ
ンピュータにより指定された再生開始点の手前のトラッ
ク位置で、記録データの読み取り不能な系統の有無を判
別し、判別結果に基づき読み取り用のh個の光ビームの
系統と、再生中の連続読み取り回転数Iと、再生中のト
ラックジャンプをするトラック数Jとを設定し、しかる
のち、ホストコンピュータにより指定された再生開始点
の直前のトラック位置にトラックジャンプして、再生を
開始するようにしたが、これと異なり、再生開始点を含
むトラック位置で、記録データの読み取り不能な系統の
有無を判別するようにしたり、CD−ROM1の最内周
のリードインで記録データの読み取り不能な系統の有無
を判別するようにしても良い。
【0151】また、前記(3)〜(9)及び図20の場
合において、システムコントローラ50は、記録データ
の読み取りが不能な光ビームの系統を判別した結果、幾
つかの不能な系統があるとき、残りの読み取りが可能な
系統の中から、1系統だけでない組み合わせを読み取り
用のh個の光ビームの系統に割り当てたあと、所定の規
則に基づき再生中の連続読み取り回転数Iと、再生中の
トラックジャンプをするトラック本数Jとを設定するよ
うにしたが、CD−ROM1に対する連続的な読み取り
を、読み取り用に割り当てたh個の光ビームの系統を合
わせて、光ディスクからの読み取りデータに抜けが無く
なるまで行ったときの連続読み取り回転数は、読み取り
用のh個の系統の光ビームの内、一番内周側と一番外周
側の光ビームの間に有って記録データが読み取れなくな
った光ビームの内の一番多く連なった一群の光ビームの
数をRとして、自動的にほぼ{(R+1)・(c+
1)}と定まるので、再生中のトラックジャンプをする
トラック本数Jだけを設定するようにしても良い。CD
−ROM1に対する連続的な読み取りを、n個全ての光
ビームの系統を合わせて、光ディスクからの読み取りデ
ータに抜けが無くなるまで行ったときの連続読み取り回
転数も、自動的にほぼ(c+1)と定まる。
【0152】また、上記した実施の形態ではCD−RO
Mを線速度一定で回転させるようにしたが、角速度一定
(CAV)で回転させるようにしても良い。また、CD
−WO、DVD、DVD−ROM、DVD−RAMな
ど、CD−ROM以外のタイプで螺線状にトラックの形
成された光ディスクを対象としても良い。
【0153】
【発明の効果】本発明によれば、螺線状にトラックの形
成された光ディスクのc本おきのn本のトラックに各
々、別個の光ビームを同時に照射し、各戻りビームを別
個に検出した検出出力から、n個の各光ビームの系統別
に光ディスクに記録された記録データを読み取るように
しておき、n個の光ビームの系統での光ディスクに対す
るほぼ(c+1)回転分の連続的な読み取りと、該連続
的な読み取りにより、n個の各光ビームの系統を合わせ
て、光ディスクからの読み取りデータに抜けが無くなっ
たあとの{(c+1)・(n−1)−1}本分のフォワ
ード方向へのトラックジャンプと、を交互に行って光デ
ィスクを再生するから、トラックジャンプとトラックジ
ャンプの間で、光ディスクに対するほぼ(c+1)回転
分の連続的な読み取りがなされるため、光ディスクの或
る所望範囲の記録データを読み取ろうとする場合に、余
計な時間の掛かるトラックジャンプの回数が少なくて済
み、光ディスクからデータを速やかに読み出すことがで
きる。
【0154】また、光ディスクのトラックピッチのバラ
ツキ、面振れ、芯振れなどにより、幾つかの光ビームの
系統で記録データの読み取りが出来なくなっても、残り
の記録データの読み取り可能な光ビームの系統の全部ま
たは一部の系統により、読み取りデータに抜けが生じな
いようにしながら、光ディスクから所要のデータを確実
に読み取ったり、確実かつ迅速に読み取ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一つの実施の形態に係る光ディスク再
生方法を具現したCD−ROM再生装置のブロック図で
ある。
【図2】図1中のパラレル/シリアル変換部の構成を示
すブロック図である。
【図3】図2中のメモリの記憶内容の一例を示す説明図
である。
【図4】図1のCD−ROM再生装置のデータ再生動作
の一例を示す説明図である。
【図5】図2中のメモリの記憶内容の一例を示す説明図
である。
【図6】図1のCD−ROM再生装置のデータ再生動作
の一例を示す説明図である。
【図7】図2中のメモリの記憶内容の一例を示す説明図
である。
【図8】図1のCD−ROM再生装置のデータ再生動作
の一例を示す説明図である。
【図9】図2中のメモリの記憶内容の一例を示す説明図
である。
【図10】図1のCD−ROM再生装置のデータ再生動
作の一例を示す説明図である。
【図11】図1のCD−ROM再生装置のデータ再生動
作の一例を示す説明図である。
【図12】図1のCD−ROM再生装置のデータ再生動
作の一例を示す説明図である。
【図13】図2中のメモリの記憶内容の一例を示す説明
図である。
【図14】図1のCD−ROM再生装置のデータ再生動
作の一例を示す説明図である。
【図15】図1のCD−ROM再生装置のデータ再生動
作の一例を示す説明図である。
【図16】図1のCD−ROM再生装置のデータ再生動
作の一例を示す説明図である。
【図17】図2中のメモリの記憶内容の一例を示す説明
図である。
【図18】図1のCD−ROM再生装置のデータ再生動
作の一例を示す説明図である。
【図19】図2中のメモリの記憶内容の一例を示す説明
図である。
【図20】他の実施の形態に係る光ピックアップの構成
図である。
【図21】マルチビーム式光ディスク再生方法の説明図
である。
【符号の説明】
1 CD−ROM 2A、2B、2C
光ピックアップ 31 〜37 光ビーム 4 レーザダイオ
ード 5 グレーティング 6 ビームスプリ
ッタ 8 対物レンズ 9 フォーカスア
クチュエータ 10 トラッキングアクチュエータ 11 スレッドモ
ータ 20 記録データ再生系 211 、212 、213 −A、213 −B、213
C、213 −D、214、215 電流/電圧変換器 22 演算部 23 サーボ回路 241 〜245 波形等化回路 261 〜265
第1信号処理回路 30 パラレル/シリアル変換部 311 〜315
書き込みコントローラ 321 〜325 、331 〜335 メモリ 34 読み出しコントローラ 40 第2信号処
理回路 50 システムコントローラ

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 螺線状にトラックの形成された光ディス
    クのc本おきのn本(但し、cは1以上の整数、nは2
    以上の整数)のトラックに各々、別個の光ビームを同時
    に照射し、各戻りビームを別個に検出した検出出力か
    ら、記録データ再生系でn個の各光ビームの照射された
    トラックに記録された記録データを読み取るようにして
    おき、 n個の各光ビームの系統での光ディスクに対するほぼ
    (c+1)回転分の連続的な読み取りと、該連続的な読
    み取りにより、n個の各光ビームの系統を合わせて、光
    ディスクからの読み取りデータに抜けが無くなったあと
    の{(c+1)・(n−1)−1}本分のフォワード方
    向へのトラックジャンプと、を交互に行って光ディスク
    を再生するようにしたこと、 を特徴とする光ディスク再生方法。
  2. 【請求項2】 n個の各光ビームの系統の中に、光ディ
    スクからの記録データの読み取り不能な系統が出来たと
    き、 記録データの読み取り可能な光ビームの系統が1系統だ
    けであれば、トラックジャンプはせずに、記録データの
    読み取り可能な内の1つの光ビームの系統により、連続
    的に記録データの読み取りをして光ディスクを再生する
    ようにしたこと、 を特徴とする請求項1記載の光ディスク再生方法。
  3. 【請求項3】 螺線状にトラックの形成された光ディス
    クのc本おきのn本(但し、cは1以上の整数、nは3
    以上の整数)のトラックに各々、別個の光ビームを同時
    に照射し、各戻りビームを別個に検出した検出出力か
    ら、記録データ再生系でn個の各光ビームの照射された
    トラックに記録された記録データを読み取るようにして
    おき、 n個の各光ビームの系統での光ディスクに対するほぼ
    (c+1)回転分の連続的な読み取りと、該連続的な読
    み取りにより、n個の各光ビームの系統を合わせて、光
    ディスクからの読み取りデータに抜けが無くなったあと
    の{(c+1)・(n−1)−1}本分のフォワード方
    向へのトラックジャンプと、を交互に行って光ディスク
    を再生し、 n個の各光ビームの系統の中に、光ディスクからの記録
    データの読み取り不能な系統が出来たとき、 連続読み取り回転数Iとトラックジャンプをするトラッ
    ク本数Jについて、記録データの読み取り可能な光ビー
    ムの系統の全部または一部であって、1系統だけでない
    組み合わせの光ビームの系統が有れば、記録データの読
    み取り可能な光ビームの系統の全部または一部を読み取
    り用の系統に割り当て、該割り当てた読み取り用の各光
    ビームの系統により、光ディスクに対するほぼI回転分
    (Iは(c+1)以上の整数)の連続的な読み取りとJ
    本分(Jはc以上、{(c+1)・(n−1)−1}以
    下の整数)のトラックジャンプを交互に繰り返したとき
    に読み取りデータに抜けが生じないIとJに変更し、 該変更したIとJの組み合わせに従い読み取り用に割り
    当てた各光ビームの系統での光ディスクに対するほぼI
    回転分の連続的な読み取りと、該連続的な読み取りによ
    り、読み取り用に割り当てた各光ビームの系統を合わせ
    て光ディスクからの読み取りデータに抜けが無くなった
    あとのJ本分のフォワード方向へのトラックジャンプ
    と、を交互に行わせて光ディスクを再生させるようにし
    たこと、 を特徴とする光ディスク再生方法。
  4. 【請求項4】 螺線状にトラックの形成された光ディス
    クのc本おきのn本(但し、cは1以上の整数、nは3
    以上の整数)のトラックに各々、別個の光ビームを同時
    に照射し、各戻りビームを別個に検出した検出出力か
    ら、記録データ再生系でn個の各光ビームの照射された
    トラックに記録された記録データを読み取るようにして
    おき、 n個の各光ビームの系統での光ディスクに対するほぼ
    (c+1)回転分の連続的な読み取りと、該連続的な読
    み取りにより、n個の各光ビームの系統を合わせて、光
    ディスクからの読み取りデータに抜けが無くなったあと
    の{(c+1)・(n−1)−1}本分のフォワード方
    向へのトラックジャンプと、を交互に行って光ディスク
    を再生し、 n個の各光ビームの系統の中に、光ディスクからの記録
    データの読み取り不能な系統が出来たとき、 記録データを読み取り可能な系統の光ビームの内、一番
    多く連なった一群の光ビームの系統の数をMとして、M
    が2以上であれば当該M個の光ビームの系統を読み取り
    用の系統に割り当て、該読み取り用に割り当てたM個の
    各光ビームの系統での光ディスクに対するほぼ(c+
    1)回転分の連続的な読み取りと、該連続的な読み取り
    により、読み取り用に割り当てたM個の各光ビームの系
    統を合わせて光ディスクからの読み取りデータに抜けが
    無くなったあとの{(c+1)・(M−1)−1}本分
    のフォワード方向へのトラックジャンプと、を交互に行
    わせて光ディスクを再生させるようにしたこと、 を特徴とする光ディスク再生方法。
  5. 【請求項5】 螺線状にトラックの形成された光ディス
    クのc本おきのn本(但し、cは1以上の整数、nは3
    以上の整数)のトラックに各々、別個の光ビームを同時
    に照射し、各戻りビームを別個に検出した検出出力か
    ら、記録データ再生系でn個の各光ビームの照射された
    トラックに記録された記録データを読み取るようにして
    おき、 n個の各光ビームの系統での光ディスクに対するほぼ
    (c+1)回転分の連続的な読み取りと、該連続的な読
    み取りにより、n個の各光ビームの系統を合わせて、光
    ディスクからの読み取りデータに抜けが無くなったあと
    の{(c+1)・(n−1)−1}本分のフォワード方
    向へのトラックジャンプと、を交互に行って光ディスク
    を再生し、 n個の各光ビームの系統の中に、光ディスクからの記録
    データの読み取り不能な系統が出来たとき、 記録データを読み取り可能な系統の光ビームの内、一番
    内周側と一番外周側の光ビームの間の距離をトラック数
    でQとし、当該一番内周側と一番外周側の光ビームの間
    に有って記録データが読み取れなくなった系統の光ビー
    ムの内、一番多く連なった一群の光ビームの数をRとし
    て、Qが2以上でRが0以上であれば、記録データの読
    み取り可能な各光ビームの各系統での光ディスクに対す
    るほぼ{(R+1)・(c+1)}回転分の連続的な読
    み取りと、該連続的な読み取りにより、記録データの読
    み取り可能な各光ビームの系統を合わせて光ディスクか
    らの読み取りデータに抜けが無くなったあとの(Q−
    1)本分のフォワード方向へのトラックジャンプと、を
    交互に行わせて光ディスクを再生させるようにしたこ
    と、 を特徴とする光ディスク再生方法。
  6. 【請求項6】 螺線状にトラックの形成された光ディス
    クのc本おきのn本(但し、cは1以上の整数、nは2
    以上の整数)のトラックに各々、別個の光ビームを同時
    に照射し、各戻りビームを別個に検出した検出出力か
    ら、記録データ再生系でn個の各光ビームの照射された
    トラックに記録された記録データを読み取るようにして
    おき、 n個の各光ビームの系統での光ディスクに対する連続的
    な読み取りと、該連続的な読み取りにより、n個の各光
    ビームの系統を合わせて、光ディスクからの読み取りデ
    ータに抜けが無くなったあとの{(c+1)・(n−
    1)−1}本分のフォワード方向へのトラックジャンプ
    と、を交互に行って光ディスクを再生するようにしたこ
    と、 を特徴とする光ディスク再生方法。
  7. 【請求項7】 螺線状にトラックの形成された光ディス
    クのc本おきのn本(但し、cは1以上の整数、nは3
    以上の整数)のトラックに各々、別個の光ビームを同時
    に照射し、各戻りビームを別個に検出した検出出力か
    ら、記録データ再生系でn個の各光ビームの照射された
    トラックに記録された記録データを読み取るようにして
    おき、 n個の各光ビームの系統での光ディスクに対する連続的
    な読み取りと、該連続的な読み取りにより、n個の各光
    ビームの系統を合わせて、光ディスクからの読み取りデ
    ータに抜けが無くなったあとの{(c+1)・(n−
    1)−1}本分のフォワード方向へのトラックジャンプ
    と、を交互に行って光ディスクを再生し、 n個の各光ビームの系統の中に、光ディスクからの記録
    データの読み取り不能な系統が出来たとき、 記録データの読み取り可能な光ビームの系統の全部また
    は一部であって、1系統だけでない組み合わせの光ビー
    ムの系統が有れば、当該記録データの読み取り可能な光
    ビームの系統の全部または一部を読み取り用の系統に割
    り当て、該割り当てた読み取り用の各光ビームの内、光
    ディスクの一番内周側と一番外周側の間の距離をトラッ
    ク数でQとして、読み取り用に割り当てられた各光ビー
    ムの系統での光ディスクに対する連続的な読み取りと、
    該連続的な読み取りにより、読み取り用に割り当てられ
    た各光ビームの系統を合わせて、光ディスクからの読み
    取りデータに抜けが無くなったあとの(Q−1)本分の
    フォワード方向へのトラックジャンプと、を交互に行わ
    せて光ディスクを再生させるようにしたこと、 を特徴とする光ディスク再生方法。
  8. 【請求項8】 螺線状にトラックの形成された光ディス
    クのc本おきのn本(但し、cは1以上の整数、nは2
    以上の整数)のトラックに各々、別個の光ビームを同時
    に照射し、各戻りビームを別個に検出して出力する光学
    的検出手段と、 光学的検出手段の検出出力から、n個の各光ビームの系
    統別に光ディスクに記録された記録データを読み取る記
    録データ再生手段と、 光学的検出手段と記録データ再生手段を制御し、n個の
    各光ビームの系統での光ディスクに対するほぼ(c+
    1)回転分の連続的な読み取りと、該連続的な読み取り
    により、n個の各光ビームの系統を合わせて、光ディス
    クからの読み取りデータに抜けが無くなったあとの
    {(c+1)・(n−1)−1}本分のフォワード方向
    へのトラックジャンプと、を交互に行わせて光ディスク
    を再生させる再生制御手段と、 を備えたことを特徴とする光ディスク再生装置。
  9. 【請求項9】 n個の各光ビームの系統の中に、光ディ
    スクからの記録データの読み取り不能な系統が有るか判
    別する判別手段を設け、 前記再生制御手段は、判別手段で読み取り不能な光ビー
    ムの系統が有ると判別されたとき、記録データの読み取
    り可能な光ビームの系統が1系統だけであれば、再生
    時、光学的検出手段と記録データ再生手段を制御し、ト
    ラックジャンプはさせず、記録データの読み取り可能な
    内の1つの光ビームの系統により、連続的に記録データ
    の読み取りをして光ディスクを再生させるようにしたこ
    と、 を特徴とする請求項8記載の光ディスク再生装置。
  10. 【請求項10】 螺線状にトラックの形成された光ディ
    スクのc本おきのn本(但し、cは1以上の整数、nは
    3以上の整数)のトラックに各々、別個の光ビームを同
    時に照射し、各戻りビームを別個に検出して出力する光
    学的検出手段と、 光学的検出手段の検出出力から、n個の各光ビームの系
    統別に光ディスクに記録された記録データを読み取る記
    録データ再生手段と、 光学的検出手段と記録データ再生手段を制御し、n個の
    各光ビームの系統での光ディスクに対するほぼ(c+
    1)回転分の連続的な読み取りと、該連続的な読み取り
    により、n個の各光ビームの系統を合わせて、光ディス
    クからの読み取りデータに抜けが無くなったあとの
    {(c+1)・(n−1)−1}本分のフォワード方向
    へのトラックジャンプと、を交互に行わせて光ディスク
    を再生させる再生制御手段とを備えるとともに、 更に、n個の各光ビームの系統の中に、光ディスクから
    の記録データの読み取り不能な系統が有るか判別する判
    別手段と、 判別手段で読み取り不能な光ビームの系統が有ると判別
    されたとき、記録データの読み取り可能な光ビームの系
    統の全部または一部であって、1系統だけでない組み合
    わせの光ビームによる系統が有れば、当該記録データの
    読み取り可能な光ビームの系統の全部または一部を読み
    取り用の系統に割り当てる割り当て手段とを設け、 前記再生制御手段は、判別手段で読み取り不能な光ビー
    ムの系統が有ると判別されたとき、再生時の連続読み取
    り回転数Iとトラックジャンプをするトラック本数Jに
    ついて、割り当て手段で割り当てられた読み取り用の各
    光ビームの系統により、光ディスクに対する連続的なほ
    ぼI回転分(Iは(c+1)以上の整数)の読み取りと
    J本分(Jはc以上、{(c+1)・(n−1)−1}
    以下の整数)のトラックジャンプを交互に繰り返したと
    きに読み取りデータに抜けが生じないIとJに変更し、
    該変更したIとJの組み合わせに従い光学的検出手段と
    記録データ再生手段を制御し、割り当て手段で割り当て
    られた読み取り用の各光ビームの系統での光ディスクに
    対するほぼI回転分の連続的な読み取りと、該連続的な
    読み取りにより、割り当て手段で割り当てられた読み取
    り用の各光ビームの系統を合わせて光ディスクからの読
    み取りデータに抜けが無くなったあとのJ本分のフォワ
    ード方向へのトラックジャンプと、を交互に行わせて光
    ディスクを再生させるようにしたこと、 を特徴とする光ディスク再生装置。
  11. 【請求項11】 螺線状にトラックの形成された光ディ
    スクのc本おきのn本(但し、cは1以上の整数、nは
    3以上の整数)のトラックに各々、別個の光ビームを同
    時に照射し、各戻りビームを別個に検出して出力する光
    学的検出手段と、 光学的検出手段の検出出力から、n個の各光ビームの系
    統別に光ディスクに記録された記録データを読み取る記
    録データ再生手段と、 光学的検出手段と記録データ再生手段を制御し、n個の
    各光ビームの系統での光ディスクに対するほぼ(c+
    1)回転分の連続的な読み取りと、該連続的な読み取り
    により、n個の各光ビームの系統を合わせて、光ディス
    クからの読み取りデータに抜けが無くなったあとの
    {(c+1)・(n−1)−1}本分のフォワード方向
    へのトラックジャンプと、を交互に行わせて光ディスク
    を再生させる再生制御手段とを備えるとともに、 更に、n個の各光ビームの系統の中に、光ディスクから
    の記録データの読み取り不能な系統が有るか判別する判
    別手段と、 判別手段で読み取り不能な光ビームの系統が有ると判別
    されたとき、記録データを読み取り可能な系統の光ビー
    ムの内、一番多く連なった一群の光ビームの系統の数を
    Mとして、Mが2以上であれば当該M個の光ビームの系
    統を読み取り用の系統に割り当てる割り当て手段を設
    け、 前記再生制御手段は、判別手段で読み取り不能な光ビー
    ムの系統が有ると判別されたとき、割り当て手段でM個
    の読み取り用の光ビームの系統が割り当てられれば、再
    生時、光学的検出手段と記録データ再生手段を制御し、
    割り当て手段で割り当てられたM個の読み取り用の各光
    ビームの系統での光ディスクに対するほぼ(c+1)回
    転分の連続的な読み取りと、該連続的な読み取りによ
    り、割り当て手段で割り当てられたM個の読み取り用の
    各光ビームの系統を合わせて光ディスクからの読み取り
    データに抜けが無くなったあとの{(c+1)・(M−
    1)−1}本分のフォワード方向へのトラックジャンプ
    と、を交互に行わせて光ディスクを再生させるようにし
    たこと、 を特徴とする光ディスク再生装置。
  12. 【請求項12】 螺線状にトラックの形成された光ディ
    スクのc本おきのn本(但し、cは1以上の整数、nは
    3以上の整数)のトラックに各々、別個の光ビームを同
    時に照射し、各戻りビームを別個に検出して出力する光
    学的検出手段と、 光学的検出手段の検出出力から、n個の各光ビームの系
    統別に光ディスクに記録された記録データを読み取る記
    録データ再生手段と、 光学的検出手段と記録データ再生手段を制御し、n個の
    各光ビームの系統での光ディスクに対するほぼ(c+
    1)回転分の連続的な読み取りと、該連続的な読み取り
    により、n個の各光ビームの系統を合わせて、光ディス
    クからの読み取りデータに抜けが無くなったあとの
    {(c+1)・(n−1)−1}本分のフォワード方向
    へのトラックジャンプと、を交互に行わせて光ディスク
    を再生させる再生制御手段とを備えるとともに、 更に、n個の各光ビームの系統の中に、光ディスクから
    の記録データの読み取り不能な系統が有るか判別する判
    別手段と、 判別手段で読み取り不能な光ビームの系統が有ると判別
    されたとき、記録データを読み取り可能な系統の光ビー
    ムの内、一番内周側と一番外周側の光ビームの間の距離
    をトラック数でQとし、当該一番内周側と一番外周側の
    光ビームの間に有って記録データが読み取れなくなった
    系統の光ビームの内、一番多く連なった一群の光ビーム
    の数をRとして、Qが2以上でRが0以上であれば、I
    ={(R+1)・(c+1)}を連続読み取り回転数、
    J=(Q−1)をトラックジャンプをするトラック本数
    として設定する設定手段とを設け、 前記再生制御手段は、判別手段で読み取り不能な光ビー
    ムの系統が有ると判別されたとき、設定手段でRとJが
    設定されれば、再生時、光学的検出手段と記録データ再
    生手段を制御し、記録データの読み取り可能な各光ビー
    ムの各系統での光ディスクに対するほぼI回転分の連続
    的な読み取りと、該連続的な読み取りにより、記録デー
    タの読み取り可能な各光ビームの系統を合わせて光ディ
    スクからの読み取りデータに抜けが無くなったあとのJ
    本分のフォワード方向へのトラックジャンプと、を交互
    に行わせて光ディスクを再生させるようにしたこと、 を特徴とする光ディスク再生装置。
  13. 【請求項13】 螺線状にトラックの形成された光ディ
    スクのc本おきのn本(但し、cは1以上の整数、nは
    2以上の整数)のトラックに各々、別個の光ビームを同
    時に照射し、各戻りビームを別個に検出して出力する光
    学的検出手段と、 光学的検出手段の検出出力から、n個の各光ビームの系
    統別に光ディスクに記録された記録データを読み取る記
    録データ再生手段と、 光学的検出手段と記録データ再生手段を制御し、n個の
    各光ビームの系統での光ディスクに対する連続的な読み
    取りと、該連続的な読み取りにより、n個の各光ビーム
    の系統を合わせて、光ディスクからの読み取りデータに
    抜けが無くなったあとの{(c+1)・(n−1)−
    1}本分のフォワード方向へのトラックジャンプと、を
    交互に行わせて光ディスクを再生させる再生制御手段
    と、 を備えたことを特徴とする光ディスク再生装置。
  14. 【請求項14】 螺線状にトラックの形成された光ディ
    スクのc本おきのn本(但し、cは1以上の整数、nは
    3以上の整数)のトラックに各々、別個の光ビームを同
    時に照射し、各戻りビームを別個に検出して出力する光
    学的検出手段と、 光学的検出手段の検出出力から、n個の各光ビームの系
    統別に光ディスクに記録された記録データを読み取る記
    録データ再生手段と、 光学的検出手段と記録データ再生手段を制御し、n個の
    各光ビームの系統での光ディスクに対する連続的な読み
    取りと、該連続的な読み取りにより、n個の各光ビーム
    の系統を合わせて、光ディスクからの読み取りデータに
    抜けが無くなったあとの{(c+1)・(n−1)−
    1}本分のフォワード方向へのトラックジャンプと、を
    交互に行わせて光ディスクを再生させる再生制御手段と
    を備えるとともに、 更に、n個の各光ビームの系統の中に、光ディスクから
    の記録データの読み取り不能な系統が有るか判別する判
    別手段と、 判別手段で読み取り不能な光ビームの系統が有ると判別
    されたとき、記録データの読み取り可能な光ビームの系
    統の全部または一部であって、1系統だけでない組み合
    わせの光ビームの系統が有れば、当該記録データの読み
    取り可能な光ビームの系統の全部または一部を読み取り
    用の系統に割り当てる割り当て手段と、 割り当て手段で割り当てられた読み取り用の光ビームの
    内、光ディスクの一番内周側と一番外周側の間の距離を
    トラック数でQとし、J=(Q−1)をトラックジャン
    プをするトラック本数として設定する設定手段を設け、 前記再生制御手段は、判別手段で読み取り不能な光ビー
    ムの系統が有ると判別されたとき、光学的検出手段と記
    録データ再生手段を制御し、割り当て手段で割り当てら
    れた読み取り用の各光ビームの系統での光ディスクに対
    する連続的な読み取りと、該連続的な読み取りにより、
    割り当て手段で割り当てられた読み取り用の各光ビーム
    の系統を合わせて、光ディスクからの読み取りデータに
    抜けが無くなったあとのJ本分のフォワード方向へのト
    ラックジャンプと、を交互に行わせて光ディスクを再生
    させるようにしたこと、 を特徴とする光ディスク再生装置。
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