JPH111906A - 可撓性平板敷設路盤構造及びその施工方法 - Google Patents

可撓性平板敷設路盤構造及びその施工方法

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JPH111906A
JPH111906A JP9169464A JP16946497A JPH111906A JP H111906 A JPH111906 A JP H111906A JP 9169464 A JP9169464 A JP 9169464A JP 16946497 A JP16946497 A JP 16946497A JP H111906 A JPH111906 A JP H111906A
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JP
Japan
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flexible flat
water
nonwoven fabric
flat plate
road surface
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Withdrawn
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JP9169464A
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Inventor
Hideo Takahashi
秀夫 高橋
Jiro Watanabe
次朗 渡辺
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HIGASHI NIPPON KAIHATSU KK
Original Assignee
HIGASHI NIPPON KAIHATSU KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 温度、湿度、水分または経年変化による伸縮
変形が、可撓性平板に生じても、可撓性平板が路面から
剥離するのを防止できるようにする。 【解決手段】 可撓性平板敷設路面構造を、路盤10の
上に空モルタル層20を形成し、空モルタル層の上に接
合性材料22を介して透水性不織布30を敷き、透水性
不織布の上に可撓性平板50を接着することにより、施
工する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、盲人用点字ブロ
ック用ゴム平板などの可撓性平板が敷設された路面構造
及びその施工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】盲人用点字ブロック用ゴム平板などの可
撓性平板を道路脇の歩道・遊歩道等の路面に敷設する場
合、従来は、路盤を形成し、その上にコンクリートを打
つかアスファルトを打設してから、コンクリート又はア
スファルト上に可撓性平板を接着していた。
【0003】このようにして敷設された可撓性平板に
は、温度、湿度、水分または経年変化による伸縮変形が
生じ、コンクリートやアスファルトから剥離する問題が
あった。また、可撓性平板の縁が、コンクリートまたは
アスファルトから剥離する場合、剥離した縁近傍のコン
クリートまたはアスファルトの表面部分も、剥離した可
撓性平板の縁に付随して剥離しコンクリートまたはアス
ファルトを破壊してしまう現象が見られた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、こう
した伸縮変形が、可撓性平板に生じても、可撓性平板が
路面から剥離することを防止できる、可撓性平板敷設路
面構造及びその施工方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的は、路盤の上に
形成した空モルタル層と、空モルタル層の上に接合性材
料を介して敷いた不織布と、不織布の上に接着された可
撓性平板とからなる、可撓性平板敷設路面構造により達
成される。
【0006】ここに、「可撓性平板」とは、盲人用点字
ブロック、透水性平板等を意味する。また、可撓性平板
は、盲人用点字ブロック、透水性平板等の工場生産品に
限定されず、不織布上に、複数個の切削ゴム片とバイン
ダーとの混合体を直接打設することにより、構成しても
よい。この場合、混合体中のバインダーが、可撓性平板
と不織布とを接着する機能を果たす。また、混合体は、
透水性を有するとよい。
【0007】本発明において、「空モルタル層」とは、
表面水が殆どない砂利・砂とセメントを混合したものを
路盤の凸凹を均らすために敷き延べた層を意味する。
【0008】ここに、接合性材料とは、空モルタル層と
不織布との接合をよくするためのもので、ペースト状に
したモルタルが好適である。また、盲人用点字ブロッ
ク、透水性平板等の工場生産品である可撓性平板と、不
織布とを接着する接着剤としては、エポシキ系、ウレタ
ン系または変性シリコーン系の接着剤が好適である。
【0009】空モルタル層は、透水部を備えることが好
ましい。
【0010】可撓性平板は、1枚の透水性不織布に対し
て複数枚敷設され、透水部は、可撓性平板の間の目地の
下であって、目地の交点以外の箇所に設けられることが
好ましい。
【0011】透水部は、砕石、ゴムチップ、木材チッ
プ、竹筒または木の葉を包み込んだ網からなることが好
ましい。
【0012】透水部は、生分解性パイプで構成してもよ
い。
【0013】透水部は、団粒状にした再生紙で構成して
もよい。ここに、「団粒状にした」とは、再生紙を、く
しゃくしゃに丸めることを意味する。
【0014】透水部は、空モルタル層に混入されたビリ
によりもたらしてもよい。
【0015】透水性不織布と可撓性平板とは、予め一体
成型されていてもよい。
【0016】上述した目的は、路盤の上に空モルタル層
を形成し、空モルタル層の上に接合性材料を介して透水
不織布を敷し、透水性不織布の上に可撓性平板を接着す
る、可撓性平板敷設路面構造を施工する方法によっても
達成される。
【0017】この施工方法では、可撓性平板を、透水性
不織布の上に接着剤を介して接着することができる。
【0018】この施工方法では、可撓性平板を、複数個
の切削ゴム片とバインダーとの混合体とから形成しても
よい。
【0019】この施工方法では、空モルタル層には、透
水部を形成することが好ましい。
【0020】この施工方法では、可撓性平板を不織布の
上に敷設する前に、可撓性平板の透水性不織布と向かい
合う面にプライマーを塗布することが好ましい。
【0021】
【発明の実施の形態】添付図面を参照しながら、本発明
の好ましい実施の形態の1つを説明する。
【0022】図1において、符号10は、路床の上に形
成された、砕石路盤を示す。砕石路盤10の表面は、平
坦にする必要はない。
【0023】砕石路盤10の上には、空モルタル層20
を形成する。空モルタル層20は、適宜箇所に砕石、ゴ
ムチップ、木材チップ、短い竹筒または木の葉を包み込
んだ網21を、砕石路盤10の表面と空モルタル層20
の表面の双方に到達するように位置付けることにより、
空モルタル層に透水部を形成する。網は、生分解性樹脂
で形成するとよい。網製の透水部は、形状が不定形であ
るので、砕石路盤10の表面の凹凸に合わせて、高さを
調整できる。透水部は、生分解性パルプで構成してもよ
い。また、透水部は、粒状にした再生紙で構成してもよ
い。さらに、透水部は、空モルタル層20にビリを混入
することによっても形成できる。空モルタル層20の表
面は、平坦にする必要があるが、従来のように、砕石路
盤を平坦にするのに比べて、手間はかからない。また、
空モルタルの材料費は極めて低いので、平坦化のために
空モルタルを多量に使用しても、施工費を押し上げなく
て済む。なお、「平坦」とは、必ずしも水平を意味する
ものではなく、排水性の観点から所要の勾配を付ける場
合も含む。
【0024】空モルタル層20の上には、接合性材料2
2を適宜箇所に置き、その上に透水性のある不織布30
を敷く。不織布は、廃材、古タイヤ、ペットボトルのリ
サイクル製品で製造されたものでもよく。不織布の大き
さは、その上に複数枚の可撓性平板50を載せることが
できるものとすることができる。不織布としては、フェ
ルト状のものが、好適である。この種の不織布の例とし
ては、中部・新東海フェルト株式会社から商品名「SN
パンチ」として市販されているものが挙げられる。
【0025】空モルタル層20と透水性不織布30との
接合(接着性)を良くするために使用する接合性材料
は、エマルジョンタイプのEVAからSBR又はこれら
と同等のセメントの接着性改質材とセメント、水、砂と
の混合物がよい。粘度はフロー値で200〜220 m
m程度でセメントと砂の混合比は1対1程度が作業性や
物性面からもよい。
【0026】不織布は、ペットボトル等の樹脂系再生糸
と混紡糸(ポリプロピレン製、ポリエチレン製、アクリ
ル製等のもの)とを一緒に絡ませてフェルト状に成型し
た、厚さ5±3 mm程度のもので、歩行時ソフト性を
持たせる場合は厚いものを使用すればよい。不織布の使
用は、ペットボトルの再利用化に効果がある。
【0027】不織布30の上には、盲人用点字ブロック
用ゴム平板などの可撓性平板50を接着剤40を介して
敷設する。接着剤は、可撓性平板の全面に塗布する必要
はなく、適宜箇所のみの塗布、すなわちいわゆる点付け
でよい。なお、可撓性平板に接着剤を塗布する前に、可
撓性平板の不織布と向かい合う面にプライマー51を塗
布する。1枚の不織布に対して可撓性平板50を複数枚
敷設する場合には、隣接する可撓性平板との間の目地の
下の位置であって、目地の交点以外の箇所に、空モルタ
ル層の透水部を設けるとよい。
【0028】不織布は、可撓性平板等の成型時に可撓性
平板と同時接着成型(1枚の不織布に1枚の可撓性平板
を接着成型)してもよい。こうすることにより、敷設現
場でも不織布の取扱いに係る接着剤費や、接着剤塗布作
業が省けて敷設費が低減し、かつ工期の短縮効果があ
る。
【0029】一方、不織布を現場で使用する場合、すな
わち、1枚の不織布に複数枚の可撓性平板を接着する場
合、敷設後の平板の凸凹や、平板独自の伸縮、そり等の
変形を有効に矯正する効果がある。
【0030】空モルタル層20の表面に勾配を付けた場
合、透水性の不織布を設けたことにより、路面を濡らし
た雨・散水などによる水は、不織布内部を通り、勾配に
従って移動するので、路面上の排水が容易になる。
【0031】このような構造の可撓性平板敷設路盤によ
れば、不織布30が、空モルタル層20と可撓性平板5
0との双方に対して、接合性が良好であるため、大雨に
よる路面の浮き上がり、可撓性平板のずれを防止でき
る。
【0032】なお、図示の態様では、空モルタル層20
と不織布30との間、及び不織布と可撓性平板50との
間に間隙があるが、本発明の構成を理解し易くするため
に誇張して表示したにすぎない。実際には、これらの間
隙はないに等しい。
【0033】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によると、
次の効果が得られる。 (1)路盤の表面の代わりに空モルタル層の表面を平坦
化すればよいので、施工作業が簡単になる。 (2)温度、湿度、水分または経年変化による、可撓性
平板の伸縮変形は、不織布により吸収されるので、可撓
性平板は、剥がれ難くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による可撓性平板敷設路面構造の実施
の形態の1例を示す概略断面図である。
【符号の説明】
10 砕石路盤 20 空モルタル層 21 透水部 22 接合性材料 30 透水性不織布 40 接着剤 50 可撓性平板 51 プライマー

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 路盤(10)の上に形成した空モルタル
    層(20)と、空モルタル層の上に接合性材料(22)
    を介して敷いた透水性不織布(30)と、透水性不織布
    の上に接着された可撓性平板(50)とからなる、可撓
    性平板敷設路面構造。
  2. 【請求項2】 前記可撓性平板(50)は、前記透水性
    不織布(30)の上に接着剤(40)を介して接着され
    る、請求項1に記載の可撓性平板敷設路面構造。
  3. 【請求項3】 前記可撓性平板(50)は、複数個の切
    削ゴム片とバインダーとの混合体とからなる、請求項1
    に記載の可撓性平板敷設路面構造。
  4. 【請求項4】 前記空モルタル層(20)は、透水部
    (21)を備える、請求項1ないし3のいずれか1つに
    記載の可撓性平板敷設路面構造。
  5. 【請求項5】 前記可撓性平板(50)は、1枚の透水
    性不織布(30)に対して複数枚敷設され、前記透水部
    (21)は、これら可撓性平板(50)間の目地の下で
    あって、目地の交点以外の箇所に設けられる、請求項
    1、2及び4のいずれか1つに記載の可撓性平板敷設路
    面構造。
  6. 【請求項6】 前記透水部(21)は、砕石、ゴムチッ
    プ、木材チップ、竹筒または木の葉を包み込んだ網から
    なる、請求項4または5に記載の可撓性平板敷設路面構
    造。
  7. 【請求項7】 前記透水部(21)は、生分解性パイプ
    からなる、請求項4または5に記載の可撓性平板敷設路
    面構造。
  8. 【請求項8】 前記透水部(21)は、団粒状にした再
    生紙からなる、請求項4または5に記載の可撓性平板敷
    設路面構造。
  9. 【請求項9】 前記透水部(21)は、前記空モルタル
    層(20)に混入されたビリによりもたらされる、請求
    項4または5に記載のゴム平板敷設路面構造。
  10. 【請求項10】 前記透水性不織布(30)と、前記可
    撓性平板(50)とは、予め一体成型されている、請求
    項1、2及び4ないし7のいずれか1つに記載の可撓性
    平板敷設路面構造。
  11. 【請求項11】 路盤(10)の上に空モルタル層(2
    0)を形成し、空モルタル層の上に接合性材料(22)
    を介して不織布(30)を敷き、透水性不織布の上に可
    撓性平板(50)を接着する、可撓性平板敷設路面構造
    の施工方法。
  12. 【請求項12】 前記可撓性平板(50)は、前記透水
    性不織布(30)の上に接着剤(40)を介して接着す
    る、請求項11に記載の可撓性平板敷設路面構造の施工
    方法。
  13. 【請求項13】 前記可撓性平板(50)を、複数個の
    切削ゴム片とバインダーとの混合体とから形成する、請
    求項11に記載の可撓性平板敷設路面構造の施工方法。
  14. 【請求項14】 前記空モルタル層(20)には、透水
    部(21)を形成する、請求項11ないし13のいずれ
    か1つに記載の施工方法。
  15. 【請求項15】 前記可撓性平板(50)を前記不織布
    (30)の上に敷設する前に、可撓性平板の透水性不織
    布と向かい合う面にプライマー(51)を塗布する、請
    求項11、12及び14のいずれか1つに記載の施工方
    法。
JP9169464A 1997-06-11 1997-06-11 可撓性平板敷設路盤構造及びその施工方法 Withdrawn JPH111906A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101282096B1 (ko) * 2011-01-10 2013-07-04 최강진 투수성 보도블록 침하방지 구조
JP2014025246A (ja) * 2012-07-26 2014-02-06 Taiheiyo Precast Concrete Industry Co Ltd 視覚障害者誘導用ブロック

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Effective date: 20040907