JPH11190580A - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

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JPH11190580A
JPH11190580A JP36158597A JP36158597A JPH11190580A JP H11190580 A JPH11190580 A JP H11190580A JP 36158597 A JP36158597 A JP 36158597A JP 36158597 A JP36158597 A JP 36158597A JP H11190580 A JPH11190580 A JP H11190580A
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久美子 山口
Tsutomu Sakuma
勉 佐久間
Hiroko Hongo
裕子 本郷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 除霜の際の庫内の温度上昇を抑制すると共に
消費電力量を低減し、さらに冷蔵室内を高湿度に保つ冷
蔵庫を提供する。 【解決手段】 冷蔵室蒸発器9と冷凍室蒸発器11にそ
れぞれ冷蔵室ファン13と冷凍室ファン14が配置さ
れ、冷蔵室蒸発器9には冷蔵用キャピラリ10、冷凍室
蒸発器11には冷凍用キャピラリ12が設けられてい
る。各蒸発器への冷媒流路は、三方弁8を切り替えて、
冷蔵室側流路A、冷凍室側流路Bを交互に切り替え、冷
蔵室と冷凍室とを交互に冷却している。制御部は、冷凍
室3の冷却後、冷凍室蒸発器11のヒータ除霜を行う前
に、冷却室を三方弁8によって冷媒流路A側に切り替
え、冷凍室蒸発器11の除霜中は冷蔵室2の冷却を行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、庫内を複数の冷却
室に分け、各冷却室にそれぞれ蒸発器と冷気循環ファン
とを設けた冷蔵庫において、各蒸発器の除霜を改良した
冷蔵庫に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、冷蔵庫は圧縮機から吐出された冷
媒が凝縮器,キャピラリ,蒸発器を通り、再び圧縮機に
戻る冷凍サイクルを構成し、冷蔵室と冷凍室の異なる2
温度空間を蒸発器と冷気循環ファンからなる一つの冷却
システムのみで冷却するようになっている。このタイプ
の冷蔵庫では、蒸発器への着霜要因が主に冷蔵室側にあ
るにもかかわらず、霜を溶かす除霜の際には冷凍室の温
度上昇まで招いていた。
【0003】そこで、近年、冷蔵と冷凍の温度帯ごとに
蒸発器と冷却循環ファンを配置し、各温度滞空間を独立
させると共に圧縮機の回転数を制御して各温度滞空間に
適した冷気を供給して冷却する冷蔵庫が提案されてい
る。これによって、冷凍室蒸発器の着霜量が減少し、除
霜による消費電力量を削減している。
【0004】しかし、冷蔵室蒸発器では冷蔵室の庫内と
蒸発器との温度差が大きいため、運転中の蒸発器に着く
霜の密度が小さく(体積が大きい)、霜による蒸発器の
閉塞が生じる。これを軽減する技術として、平成8年度
日本冷凍協会学術講演会講演論文集のB13(三星電子
(株))にて示されたように、圧縮機停止時に冷蔵室循
環ファンを運転して冷蔵室の空気を蒸発器に循環するこ
とにより、庫内温度の上昇を抑制すると共に蒸発器表面
の霜を若干融解させて霜密度を上げ、蒸発器が閉塞する
ことを防止して除霜回数を少なくしている。
【0005】また、特開平4−194564号公報にて
開示された発明では、同様に圧縮機停止時に、圧縮機内
の高温冷媒ガスを冷蔵室蒸発器内へ逆流し、除霜を行う
ことによって除霜ごとの霜溶け水量を少なくし、霜溶け
水の蒸発に要する熱エネルギーを少なくしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、いずれ
の従来例も、冷蔵室蒸発器の除霜を行う場合に圧縮機を
停止するため、除霜の必要がない冷凍室の庫内温度も上
昇するという問題があった。
【0007】本発明は、上記問題点を解決するため、第
1に、除霜の際に、庫内の温度上昇を抑制でき、第2
に、冷蔵室蒸発器に除霜ヒータを設けることなく短時間
で除霜を行うことができ、かつ消費電力量を低減するこ
とができ、第3に、冷蔵室内を食品の鮮度保存に適した
高湿度に保つ冷蔵庫を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、本発明の請求項1に記載の冷蔵庫は、庫内を断熱仕
切壁により冷蔵室と冷凍室に仕切り、冷蔵室と冷凍室に
それぞれ蒸発器および冷気循環ファンを配置し、各蒸発
器がキャピラリを接続されて配置され、各蒸発器への冷
媒流路を切り替えて冷蔵室と冷凍室とを交互に冷却する
と共に、圧縮機の能力を可変して各蒸発器の蒸発温度を
制御する冷蔵庫において、冷媒流路を冷蔵室側に切り替
え、冷蔵室冷却を継続したまま、冷凍室蒸発器の除霜を
行う除霜制御手段を具備することを特徴とする構成を有
する。
【0009】上記の構成によって、冷凍室蒸発器の除霜
中でも冷蔵室冷却を継続するようにしたので、冷蔵室の
恒温性に優れた冷蔵庫を提供できる。
【0010】本発明の請求項2に記載の冷蔵庫は、請求
項1に記載の冷蔵庫を構成する手段において、冷蔵室蒸
発器の除霜は、冷凍用キャピラリとの熱交換で行う構成
とすることを特徴とする。
【0011】上記の構成によって、冷凍室を冷却する1
サイクルごとに冷蔵室蒸発器の除霜を行い、この時に出
る水分を再度庫内に放出することにより庫内を高湿度に
保つことができる。
【0012】本発明の請求項3に記載の冷蔵庫は、請求
項2に記載の冷蔵庫を構成する手段において、冷蔵室蒸
発器の除霜は、圧縮機を高能力で運転することを特徴と
する。
【0013】上記の構成によって、冷蔵室蒸発器の除霜
熱源である冷凍用キャピラリが高温となるので、除霜率
を向上させ、かつ、除霜時間を短縮できる。
【0014】本発明の請求項4に記載の冷蔵庫は、請求
項1に記載の冷蔵庫を構成する手段において、前記除霜
制御手段は、冷蔵室蒸発器の除霜後、冷凍室蒸発器の除
霜を行うことを特徴とする。
【0015】上記の構成によって、冷蔵室蒸発器の除霜
後、つまり冷凍室を十分冷却した後、冷凍室蒸発器の除
霜を行うので、除霜に先立って、フ゜リクール運転ができ
る。
【0016】本発明の請求項5に記載の冷蔵庫は、請求
項1に記載の冷蔵庫を構成する手段において、前記除霜
制御手段は、冷蔵室蒸発器の除霜と冷凍室蒸発器の除霜
とを連続して交互に行うことを特徴とする。
【0017】上記の構成によって、冷蔵室の高湿化と冷
凍室の温度上昇を抑制できる。
【0018】本発明の請求項6に記載の冷蔵庫は、請求
項1に記載の冷蔵庫を構成する手段において、冷凍室蒸
発器の除霜中、冷蔵室が設定下限温度以下とならない範
囲で冷却を継続することを特徴とする。
【0019】上記の構成によって、圧縮機を低能力で運
転継続できる。
【0020】本発明の請求項7に記載の冷蔵庫は、請求
項1に記載の冷蔵庫を構成する手段において、冷凍室蒸
発器を除霜中、冷蔵室が設定下限温度以下の時、圧縮機
を停止することを特徴とする。
【0021】上記の構成によって、冷凍室蒸発器を除霜
中、冷蔵室が設定下限温度以下の時、圧縮機を停止する
ので、冷蔵室が設定温度以下になることがない。
【0022】本発明の請求項8に記載の冷蔵庫は、庫内
を断熱仕切壁により冷蔵室と冷凍室に仕切り、冷蔵室と
冷凍室にそれぞれ蒸発器および冷気循環ファンを配置
し、各蒸発器がキャピラリを接続されて配置され、各蒸
発器への冷媒流路を切り替えて冷蔵室と冷凍室とを交互
に冷却すると共に、圧縮機の能力を可変して各蒸発器の
蒸発温度を制御する冷蔵庫において、冷蔵室蒸発器に除
霜ヒータを設け、冷媒流路を冷凍室側に切り替え、冷凍
室冷却を継続したまま、前記除霜ヒータに通電し、冷蔵
室蒸発器の除霜を行う除霜制御手段を具備することを特
徴とする構成を有する。
【0023】上記の構成によって、除霜の際の冷凍室の
温度上昇を抑制できる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。
【0025】本発明の冷蔵庫は、冷蔵温度滞空間と冷凍
温度滞空間に区画し、各温度空間ごとを独立させて各部
屋を冷却する構造で、冷蔵温度滞空間と冷凍温度滞空間
に、それぞれ冷蔵室蒸発器と冷蔵室ファンおよび冷凍室
蒸発器と冷凍室ファンが設置されているものである。
【0026】図1は、本発明に係る冷蔵庫の冷凍サイク
ル図である。冷蔵室蒸発器9と冷凍室蒸発器11にそれ
ぞれ冷蔵室ファン13と冷凍室ファン14が配置され、
冷蔵室蒸発器9には冷蔵用キャピラリ10、冷凍室蒸発
器11には冷凍用キャピラリ12がそれぞれ接続されて
いる。各蒸発器への冷媒流路は、三方弁8を切り替え
て、冷蔵室側流路A、冷凍室側流路Bを交互に切り替え
ることで、冷蔵室と冷凍室とを交互に冷却する冷媒流路
が構成されている。マイクロコンピュータなどによって
構成される制御部(図示せず)は、三方弁8による冷媒
流路の切り替えと、冷蔵室蒸発器9および冷凍室蒸発器
11の除霜を制御する除霜制御手段を備えて構成されて
いる。
【0027】冷蔵室蒸発器9は冷凍用キャピラリ12を
組み込んだ二重管構造となっており、冷凍室冷却時に高
温となる冷凍用キャピラリ12を除霜熱源として冷蔵室
蒸発器9が加熱される構成となっている。この時の冷凍
用キャピラリ12の温度、すなわち冷蔵室蒸発器9を加
熱する温度は圧縮機6の回転数に対応して変化し、回転
数が高いと温度も高くなり、回転数が低いと温度も低く
なる。
【0028】図2は、本発明に係る冷蔵庫の内部構造断
面図である。冷蔵庫本体1は、上方に冷蔵室2、下方に
冷凍室3を有しており、それぞれを上下に仕切る断熱仕
切壁4によって区画されている。冷蔵室2と冷凍室3の
冷気は完全に独立し、各冷気が混合しない構造となって
いる。冷凍室3に配置された冷凍室蒸発器11の下方に
は、除霜ヒータ15が設けられ、一定時間ごとに除霜が
行われる。また、冷蔵庫本体1の背壁下部の機械室5に
は圧縮機6および凝縮器、三方弁などがそれぞれ配置さ
れている。
【0029】本実施の形態では、圧縮機6がインバータ
電源(図示せず)によって回転数(能力)可変に構成さ
れ、冷媒の流量を制御して、冷蔵室2と冷凍室3の各蒸
発器の蒸発温度を制御する。そして冷蔵室2と冷凍室3
とにそれぞれ温度センサ(図示せず)を備え、制御部
は、冷凍室温度センサおよび冷蔵室温度センサの検出温
度とあらかじめ設定された設定温度とから、それぞれ冷
蔵室温度と冷凍室温度に適した蒸発温度となるように、
インバータ電源を制御して圧縮機6の能力を可変する。
すなわち、冷蔵室2および冷凍室3の検出温度と設定温
度とから圧縮機6の能力および冷却循環ファン13,1
4の回転数を可変制御して、冷蔵室2、冷凍室3それぞ
れに適した蒸発温度となるように冷蔵室蒸発器9、冷凍
室蒸発器11の蒸発温度を制御している。通常、冷蔵室
は5℃、冷凍室は−18℃に設定される。
【0030】次に、図1を用いて、本実施の形態の冷凍
サイクルについて説明する。冷蔵室2の冷却時には、冷
媒流路A側の構成となり、圧縮機6から出た冷媒が、凝
縮器7→三方弁8→冷蔵用キャピラリ10→冷蔵室蒸発
器9を通り、冷蔵室2内の空気と熱交換を行う。そして
アキュムレータ18を通って、再び圧縮機6に戻る。ま
た、冷凍室3の冷却時には、冷媒流路B側の構成とな
り、圧縮機6から出た冷媒が、凝縮器7→三方弁8→冷
凍用キャピラリ12→冷凍室蒸発器11を通り、冷凍室
3内の空気と熱交換を行う。そして逆止弁16、冷媒タ
ンク17を通って、再び圧縮機6に戻る。
【0031】通常運転では冷蔵室2と冷凍室3の設定温
度到達ごと、あるいは設定時間ごとに冷媒流路を三方弁
8で切り替えることによって、冷蔵室2の冷却と冷凍室
3の冷却を交互に行い、冷蔵室2、冷凍室3がそれぞれ
冷却される。
【0032】冷凍室3の冷却後は、三方弁8によって冷
媒流路A側に切り替え、冷凍室蒸発器11の除霜を行う
と共に、冷蔵室2の冷却を同時に行う。この場合、除霜
ヒータ15による除霜を開始する前に、三方弁8の切り
替えを行う。
【0033】本実施の形態では、冷蔵室蒸発器9は、冷
凍用キャピラリ12を組み込んだ二重管構造とすること
によって、冷蔵室蒸発器9の除霜熱源も兼用しているた
め、通常運転時の冷蔵室蒸発器9の除霜は冷凍室3の冷
却ごとに行われる。したがって、1サイクルごとに除霜
が行われるので、この時に出る水分を冷蔵室ファンで回
転させて庫内に放出することで、冷蔵室2は食品保存に
好条件となる高湿に保たれる。一方、冷凍室蒸発器11
では、着霜の主要因である冷蔵室2の冷気との混合がな
いため、従来の構成の冷蔵庫に比べて除霜周期を長く、
すなわち冷凍室3の冷却を長くできる。
【0034】ただし、通常運転における冷蔵室蒸発器9
の除霜では、除霜温度が庫内温度と設定温度との差で決
定される圧縮機6の回転数に対応するため、除霜状態の
確認ができない。つまり、もし圧縮機6が低回転数であ
った場合は十分な除霜ができず、この状態で冷蔵室2の
冷却に移行すると氷結を招くことになる。このような過
程を繰り返すと、冷蔵室蒸発器9が閉塞し熱交換が行わ
れなくなる。そこで、冷蔵室2冷却と冷凍室3冷却を任
意回数繰り返した後、冷凍室3冷却の際の圧縮機6の回
転を高速にし、すなわち高能力運転を行い、冷凍用キャ
ピラリ12の温度を上げて、冷蔵室蒸発器9の除霜を完
全に行うようにする。その結果、除霜率を向上させ、か
つ除霜時間を短縮できる。
【0035】また、冷蔵室蒸発器9の除霜後、つまり冷
凍室3を十分冷却した後、冷凍室蒸発器11の除霜を行
う。このフ゜リクール運転によって、除霜による冷凍室3
の温度上昇を防ぐことができる。
【0036】また、冷蔵室蒸発器9と冷凍室蒸発器11
の除霜は、連続して交互に行う。その結果、冷蔵室2の
除霜は冷凍室3を冷却するごとに行われるので、冷蔵室
2は食品保存に好条件となる高湿に保たれ、一方、冷凍
室蒸発器11は着霜の主要因である冷蔵室2の冷気との
混合が無いため、除霜周期を長く、すなわち、冷凍室3
の冷却を長くでき、冷凍室の温度上昇を抑制できる。
【0037】ここで、冷凍室蒸発器11の除霜中は、設
定下限温度を、冷蔵室2の食品が凍結しない0℃程度に
設定して、冷蔵室2が設定下限温度以下とならないよう
に冷却を継続する。このため、圧縮機6を低周波数(低
能力)で運転継続でき、それによって、サイクルでのエ
ネルギーロスを低減できる。
【0038】冷蔵室2が設定下限温度以下になったとき
は、食品の凍結防止のために圧縮機6を停止する。
【0039】次に、他の実施の形態を説明する。冷蔵室
蒸発器9に除霜ヒータ(図示せず)を設け、冷蔵室2と
冷凍室3とを交互に数回繰り返して、冷蔵室2を充分に
冷却した後、除霜ヒータに通電し、冷蔵室蒸発器9の除
霜を行うことを特徴とする。制御部は、この除霜を行う
除霜制御手段を備えており、冷蔵室2のヒータ除霜を行
う前に、三方弁12によって冷媒流路を冷凍室3側に切
り替え、冷蔵室蒸発器9の除霜中は冷凍室3冷却を継続
する。このため、冷蔵室蒸発器の除霜中は冷凍室の冷却
を継続するので、冷凍室3の温度上昇を抑制できる。
【0040】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明の請求項1に
記載の冷蔵庫は、冷凍室蒸発器の除霜を行う前に、冷媒
流路を冷蔵室側に切り替え、冷凍室蒸発器の除霜中でも
冷蔵室冷却を継続するようにしたので、冷蔵室の恒温性
に優れた冷蔵庫を提供できる。
【0041】請求項2に記載の冷蔵庫は、冷蔵室蒸発器
の除霜は冷凍用キャピラリとの熱交換で行うので、冷凍
室を冷却する1サイクルごとに冷蔵室蒸発器の除霜を行
い、この時に出る水分を冷蔵室ファンで回転させて再度
庫内に放出することによって、庫内を食品の鮮度保存に
適した高湿度に保つことができる。
【0042】請求項3に記載の冷蔵庫は、冷蔵室蒸発器
の除霜は、圧縮機を高能力で運転するので、冷蔵室蒸発
器の除霜熱源である冷凍用キャピラリが高温となり、除
霜率を向上させ、かつ除霜時間を短縮できる。
【0043】請求項4に記載の冷蔵庫は、冷蔵室蒸発器
の除霜後、つまり冷凍室を十分冷却した後、冷凍室蒸発
器の除霜を行うので、除霜による冷凍室温度の上昇を防
ぐことができる。すなわち除霜に先立って、フ゜リクール
運転ができる。
【0044】請求項5に記載の冷蔵庫は、冷蔵室蒸発器
と冷凍室蒸発器の除霜を連続して交互に行うので、冷凍
室の温度上昇を抑制できる。
【0045】請求項6に記載の冷蔵庫は、冷凍室蒸発器
の除霜中、冷蔵室が設定下限温度以下とならない範囲で
冷却を継続するので、圧縮機を低能力で運転継続でき、
それによって、サイクルでのエネルギーロスを低減でき
る。
【0046】請求項7に記載の冷蔵庫は、冷凍室蒸発器
を除霜中、冷蔵室が設定下限温度以下の時、圧縮機を停
止するので、食品の凍結を防止する。
【0047】請求項8に記載の冷蔵庫は、冷蔵室蒸発器
のヒータ除霜を行う前に、冷媒流路を冷凍室側に切り替
え、冷蔵室蒸発器の除霜中には冷凍室冷却を継続するの
で、冷凍室の温度上昇を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る冷蔵庫の冷凍サイクルの構成を示
す図である。
【図2】本発明に係る冷蔵庫の内部構造を示す縦断面図
である。
【符号の説明】
1…冷蔵庫本体,2…冷蔵室,3…冷凍室,4…断熱仕
切壁,5…機械室,6…圧縮機,7…凝縮器,8…三方
弁,9…冷蔵室蒸発器,10…冷蔵用キャピラリ,11
…冷凍室蒸発器,12…冷凍用キャピラリ,13…冷蔵
室ファン,14…冷凍室ファン,15…除霜ヒータ,1
6…逆止弁,17…冷媒タンク,18…アキュムレー
タ。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 庫内を断熱仕切壁により冷蔵室と冷凍室
    に仕切り、冷蔵室と冷凍室にそれぞれ蒸発器および冷気
    循環ファンを配置し、各蒸発器がキャピラリを接続され
    て配置され、各蒸発器への冷媒流路を切り替えて冷蔵室
    と冷凍室とを交互に冷却すると共に、圧縮機の能力を可
    変して各蒸発器の蒸発温度を制御する冷蔵庫において、 冷媒流路を冷蔵室側に切り替え、冷蔵室冷却を継続した
    まま、冷凍室蒸発器の除霜を行う除霜制御手段を具備す
    ることを特徴とする冷蔵庫。
  2. 【請求項2】 冷蔵室蒸発器の除霜は、冷凍用キャピラ
    リとの熱交換で行う構成とすることを特徴とする請求項
    1に記載の冷蔵庫。
  3. 【請求項3】 冷蔵室蒸発器の除霜は、圧縮機を高能力
    で運転することを特徴とする請求項2に記載の冷蔵庫。
  4. 【請求項4】 前記除霜制御手段は、冷蔵室蒸発器の除
    霜後、冷凍室蒸発器の除霜を行うことを特徴とする請求
    項1に記載の冷蔵庫。
  5. 【請求項5】 前記除霜制御手段は、冷蔵室蒸発器の除
    霜と冷凍室蒸発器の除霜とを連続して交互に行うことを
    特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  6. 【請求項6】 冷凍室蒸発器の除霜中、冷蔵室が設定下
    限温度以下とならない範囲で冷却を継続することを特徴
    とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  7. 【請求項7】 冷凍室蒸発器を除霜中、冷蔵室が設定下
    限温度以下の時、圧縮機を停止することを特徴とする請
    求項1に記載の冷蔵庫。
  8. 【請求項8】 庫内を断熱仕切壁により冷蔵室と冷凍室
    に仕切り、冷蔵室と冷凍室にそれぞれ蒸発器および冷気
    循環ファンを配置し、各蒸発器がキャピラリを接続され
    て配置され、各蒸発器への冷媒流路を切り替えて冷蔵室
    と冷凍室とを交互に冷却すると共に、圧縮機の能力を可
    変して各蒸発器の蒸発温度を制御する冷蔵庫において、 冷蔵室蒸発器に除霜ヒータを設け、 冷媒流路を冷凍室側に切り替え、冷凍室冷却を継続した
    まま、前記除霜ヒータに通電し、冷蔵室蒸発器の除霜を
    行う除霜制御手段を具備することを特徴とする冷蔵庫。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010025485A (ja) * 2008-07-22 2010-02-04 Fukushima Industries Corp 冷凍冷蔵庫
CN108507244A (zh) * 2017-11-17 2018-09-07 中科美菱低温科技股份有限公司 一种风冷型冷藏箱智能化霜机构

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