JPH11190377A - 回転ダンパー - Google Patents

回転ダンパー

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JPH11190377A
JPH11190377A JP9357220A JP35722097A JPH11190377A JP H11190377 A JPH11190377 A JP H11190377A JP 9357220 A JP9357220 A JP 9357220A JP 35722097 A JP35722097 A JP 35722097A JP H11190377 A JPH11190377 A JP H11190377A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaped housing
annular
dish
rotor
fitting
Prior art date
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Pending
Application number
JP9357220A
Other languages
English (en)
Inventor
Tokuzo Watanabe
徳造 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Waki Seisakusho KK
Original Assignee
Waki Seisakusho KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】回転ダンパーごと(製品ごと)にトルク調整を
可能にする。 【解決手段】皿形ハウジングAとこれに回転自在に嵌合
するロータBを備え、皿形ハウジングAは内部中心に軸
部1を突設し、軸部1と同軸心の複数の環状凹溝2を軸
部1の周囲において径方向へ形成し、対向部位において
反対方向へ取付部3を突設して構成する。ロータBは皿
形ハウジングAの軸部1とは相対的に高さの高い嵌合凹
部4を中心に形成し、その嵌合凹部と同軸心で、かつ皿
形ハウジングAの環状凹溝2とは相対的に高さの低い複
数の環状突条5を嵌合凹部4の周囲において径方向へ形
成し、中心外部にギヤ6を配設して構成する。軸部1及
び複数の環状凹溝2と、嵌合凹部4及び複数の環状突条
5とを夫々相互に嵌合し、かつ選択された環状凹溝底部
と環状突条端部との間の封入間隙7に粘性固体8を封入
する。粘性固体8はシリコンゲル又はウレタンゲルから
なるゲルを使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カセット蓋、テレ
ビのつまみ蓋、その他の回動部分や、摺動部分に用いら
れてそれらの回動を制動する回転ダンパーの改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術とその問題点】周知のこの種回転ダンパー
は、ロータに回転抵抗を与える粘性組成物(グリース、
シリコンオイルなどといった粘性流体、又はシリコンゲ
ル、ウレタンゲルなどといった粘性固体など)を皿形ハ
ウジングに封入している(たとえば、実開平7−358
38号公報、特開平5−52232号公報参照)。とこ
ろが皿形ハウジング内には粘性組成物用の封入部位が選
択可能に複数設けられていないため、該封入部位を選択
して粘性組成物を封入するということができなかった。
このことにより、回転ダンパーごとに粘性組成物の封入
部位を選択してトルクを調整するということが困難であ
った。本発明は、かかる事情に鑑みてなしたもので、回
転ダンパーごとに粘性組成物の封入部位を選択して密封
可能ならしめ、かくして、回転ダンパーごとにトルクの
調整を可能にした回転ダンパーの提供を目的とする。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の目的を
達成するため、皿形ハウジングと、これに回転自在に嵌
合するロータとからなり、皿形ハウジングは内部中心に
軸部を突設し、かつ該軸部と同軸心の環状凹溝を軸部の
周囲において径方向へ形成し、さらに皿形ハウジングは
対向部位において反対方向へ取付部を突設して全体を構
成し、ロータは皿形ハウジングの軸部を嵌合する嵌合凹
部を中心に形成し、その嵌合凹部と同軸心で、かつ皿形
ハウジングの環状凹溝とは相対的に高さの低い複数の環
状突条を嵌合凹部の周囲において径方向へ形成し、さら
にロータは中心外部にギヤを周設して全体を構成し、皿
形ハウジングの軸部及び環状凹溝と、ロータの嵌合凹部
及び環状突条とを夫々相互に嵌合し、かつ選択された環
状凹溝底部と環状突条端部との間の封入間隙にシリコン
ゲル又はウレタンゲルといったゲルからなる粘性固体を
封入し、さらに皿形ハウジングとロータの適宜箇所には
これらを回転自在に嵌合せしめる凹凸係合手段を設けた
ということである。また、前記嵌合凹部の周壁を環状突
条の形成方向と反対方向へ突出せしめ、その嵌合凹部周
壁外周面にギヤを周設したということである。さらに前
記軸部端部と嵌合凹部底面との間の封入間隙に前記粘性
固体を封入したということである。上述のように構成す
れば、皿形ハウジングの軸部及び環状凹溝と、ロータの
嵌合凹部及び環状突条とを夫々相互に嵌合し、回転ダン
パーを組立てるに際し、複数の環状凹溝底部と複数の環
状突条端部との間に形成された複数の封入間隙から選択
された封入間隙に粘性固体を封入することが可能にな
る。従って、製品ごとに封入間隙を選択して粘性固体を
封入すれば、製品ごとにトルクを調整することが可能で
ある。
【0004】
【発明の実施の形態】図1、図2を参照しながら説明す
る。皿形ハウジングA及びロータBは、どちらもプラス
チック等の所望の材料で構成する。皿形ハウジングA
は、外周壁9で囲まれた底盤10の中心(外周壁で囲ま
れた内部中心)に軸部1を外周壁突設方向に一体突設
し、かつ該軸部1と同軸心に複数の環状凹溝2(図示例
は3本の環状凹溝)を軸部1の周囲において底盤10の
径方向に形成する。そして、皿形ハウジングAは、底盤
10の対向部位において反対方向へ取付部3を突設し、
その取付部に取付孔11(又はU字形の横向取付溝)を
形成して全体を構成し、ロータBを嵌合可能ならしめる
と同時に被取付体への取付けを可能ならしめる。しかし
て、皿形ハウジングAの複数の環状凹溝2は、図示例の
3本に制約されるわけではなく、2本以上であれば、適
当な本数(例えば、5本位)でよい。
【0005】ロータBは、皿形ハウジングAの軸部1と
相対的に高さの高い嵌合凹部4を中心に形成し、皿形ハ
ウジングAに嵌合した際、軸部1の端部と嵌合凹部4の
底部との間に封入間隙7を形成して制動用の粘性固体8
を封入可能に構成する。ロータBは、嵌合凹部4と同軸
心で、かつ皿形ハウジングAの環状凹溝2と相対的に高
さの低い複数の環状突条5を嵌合凹部4の周囲において
径方向へ環状凹溝2と同数本形成して皿形ハウジングA
に嵌合可能に構成する。ロータBは、嵌合凹部4の周壁
を環状突条5の形成方向(図1で下方)と反対方向(図
1で上方)へ突出せしめ、その凹部周壁外周面にギヤ6
を周設し、かくして、そのギヤを中心外部に配設し、被
取付体に構成されている可動部材(たとえば、蓋類、容
器類などの如き回動可動部材、スライド可動部材といっ
た可動部材)に取付けられているラック類に噛合可能な
らしめ、該可動部材の作動によってロータBが回動する
ように構成する。
【0006】皿形ハウジングAの軸部1及び複数の環状
凹溝2と、ロータBの嵌合凹部4及び複数の環状突条5
とを夫々相互に嵌合し、高さ寸法の異る前記凹溝2の底
部と、前記突条5の端部との間に封入間隙7を形成し、
前記粘性固体8を封入しえるように構成する。粘性固体
8は、シリコンゲル又はウレタンゲルといったゲルから
なる粘性固体であって、ロータBの回転に抵抗を与え、
制動せしめるために前記封入間隙7に封入するが、全て
の封入間隙に封入するわけでなく、製品(回転ダンパ
ー)ごとにトルクを調整するため、製品ごとに封入間隙
7を選択して封入する。
【0007】従って、粘性固体8が封入された封入間隙
7は、全ての製品において同じ封入間隙7というわけで
はなく、製品ごとに異る場合と、一部の複数製品では同
じであって、他の複数製品では異るというように種々の
ケースが考えられる。上記したように粘性固体8の封入
された封入間隙7が異る又は同じということは、粘性固
体8の封入部位と封入部位数とが異る又は同じというこ
とであり、これらのことによって製品ごとのトルクが異
るように又は同じくなるように調整され、製品の使用さ
れる場所に適したトルクの製品を選ぶことが可能にな
る。
【0008】軸部1の外周には、軸部1と同軸心に環状
の溝12を設け、嵌合凹部4の内周にはその溝12に摺
動自在に嵌合する環状突起13を設け、これら溝12と
環状突起13により、皿形ハウジングAとロータBを回
転自在に嵌合せしめる凹凸係合手段を構成し、これによ
り、ロータBの回転を阻害することなく、封入間隙7へ
の粘性固体8の封入状態が維持される。尚、溝12と環
状突起13を設ける位置は本例に限定されず、軸部1外
周に環状突起13を設け、嵌合凹部4内周に溝12を設
けたり、或いは適宜選択された環状凹溝2と環状突条5
の何れか一方に溝12を設け他方に環状突起13を設け
ても良い。さらに環状突起13は軸部1、嵌合凹部4、
環状凹溝2、環状突条5の周方向に連続する突条形に構
成したり、同周方向に所定間隔ごとに設けた複数の突起
で構成するなど、適宜変更可能である。
【0009】
【発明の効果】本発明は、叙上のように製品ごとに封入
間隙を選択して粘性固体を封入したから、製品ごとにト
ルクが調整された製品にすることが可能である。従っ
て、製品の使用される場所(部位)に適したトルクの製
品を選んで使用できる便益がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明回転ダンパーの縦断正面図。
【図2】図1の(2)−(2)横断面図。
【符号の説明】
A…皿形ハウジング B…ロータ 1…軸部 2…環状凹溝 3…取付部 4…嵌合凹部 5…環状突条 6…ギヤ 7…封入間隙 8…粘性固体 12…溝 13…環状突起

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 皿形ハウジングと、これに回転自在に嵌
    合するロータとからなり、皿形ハウジングは内部中心に
    軸部を突設し、かつ該軸部と同軸心の複数の環状凹溝を
    軸部の周囲において径方向へ形成し、さらに皿形ハウジ
    ングは対向部位において反対方向へ取付部を突設して全
    体を構成し、ロータは皿形ハウジングの軸部とは相対的
    に高い嵌合凹部を中心に形成し、その嵌合凹部と同軸心
    で、かつ皿形ハウジングの環状凹溝とは相対的に高さの
    低い複数の環状突条を嵌合凹部の周囲において径方向へ
    形成し、さらにロータは中心外部にギヤを配設して全体
    を構成し、皿形ハウジングの軸部及び複数の環状凹溝
    と、ロータの嵌合凹部及び複数の環状突条とを夫々相互
    に嵌合し、かつ選択された環状凹溝底部と環状突条端部
    との間の封入間隙にシリコンゲル又はウレタンゲルとい
    ったゲルからなる粘性固体を封入し、さらに皿形ハウジ
    ングとロータの適宜箇所にはこれらを回転自在に嵌合せ
    しめる凹凸係合手段を設けた回転ダンパー。
  2. 【請求項2】 前記嵌合凹部の周壁を環状突条の形成方
    向と反対方向へ突出せしめ、その嵌合凹部周壁外周面に
    ギヤを周設した請求項1記載の回転ダンパー。
  3. 【請求項3】 前記軸部端部と嵌合凹部底部との間の封
    入間隙に前記粘性固体を封入した請求項1記載の回転ダ
    ンパー。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1125790A2 (en) * 2000-02-18 2001-08-22 Piolax Inc. Rotary damper
KR100780343B1 (ko) * 2001-10-18 2007-11-29 엘지전자 주식회사 댐퍼장치
JP2008281206A (ja) * 2000-10-26 2008-11-20 Piolax Inc 回転式ダンパー

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