JPH04277348A - 振動減衰装置 - Google Patents

振動減衰装置

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JPH04277348A
JPH04277348A JP3340586A JP34058691A JPH04277348A JP H04277348 A JPH04277348 A JP H04277348A JP 3340586 A JP3340586 A JP 3340586A JP 34058691 A JP34058691 A JP 34058691A JP H04277348 A JPH04277348 A JP H04277348A
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JP
Japan
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damping device
vibration damping
annular
torque transmission
leaf spring
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Johann Jaeckel
イェッケル ヨハン
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LuK Lamellen und Kupplungsbau GmbH
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LuK Lamellen und Kupplungsbau GmbH
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F15/00Suppression of vibrations in systems; Means or arrangements for avoiding or reducing out-of-balance forces, e.g. due to motion
    • F16F15/10Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system
    • F16F15/12Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using elastic members or friction-damping members, e.g. between a rotating shaft and a gyratory mass mounted thereon
    • F16F15/131Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using elastic members or friction-damping members, e.g. between a rotating shaft and a gyratory mass mounted thereon the rotating system comprising two or more gyratory masses
    • F16F15/139Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using elastic members or friction-damping members, e.g. between a rotating shaft and a gyratory mass mounted thereon the rotating system comprising two or more gyratory masses characterised by friction-damping means
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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    • F16F15/00Suppression of vibrations in systems; Means or arrangements for avoiding or reducing out-of-balance forces, e.g. due to motion
    • F16F15/10Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system
    • F16F15/16Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using a fluid or pasty material
    • F16F15/165Sealing arrangements

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  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Mechanical Operated Clutches (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に自動車の機関と伝
動装置との間の駆動系に設けられた振動減衰装置であっ
て、互いに回転可能な少なくとも2つのエレメント設け
られており、これら2つのエレメントのうちの一方が機
関に接続され、他方が伝動装置に接続されるようになっ
ていて、これら2つのエレメントの間に少なくとも1つ
の回転弾性的な減衰装置が設けられており、この減衰装
置に直列式に働く滑りクラッチが設けられていて、該滑
りクラッチが、板ばね状部材を有しており、該板ばね状
部材が、前記2つのエレメントのうちの一方に互いに相
対回動不能に連結された、半径方向で互いにずらされた
2つの支持範囲間で軸方向で緊張されていて、前記減衰
装置と滑りクラッチとの間の力の流れ経路内に設けられ
ており、前記2つのエレメントのうちの他方が、外側に
向かって閉じられた、少なくとも部分的に粘性媒体の満
たされた環状室を形成するようになっている形式のもの
に関する。
【0002】
【従来の技術】このような形式の振動減衰装置は、ドイ
ツ連邦共和国特許出願公開第3909892号明細書に
より公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、前記
形式の振動減衰装置を、特にその構造、組み立て可能性
及び機能に関して改良することである。また、軸方向の
構造長さを小さくして製造費用を安価にすることである
【0004】
【課題を解決するための手段】この課題を解決した本発
明によれば、板ばね状部材が、トルク伝達円板及び、一
方のエレメントに設けられた環状室のためのシールダイ
ヤフラムを介在させて、半径方向外側で支えられている
【0005】
【効果】本発明の構成によれば、トルク伝達円板によっ
て、ダイヤフラムを軸方向で申し分なく当てつけ若しく
は負荷することができるので、板ばね状部材の押圧力若
しくは軸方向力によって変形されることのない薄いシー
ルダイヤフラムを使用することができる。また付加的に
、トルク伝達円板を使用することによって、半径方向外
側の支承範囲内で伝達されるトルクはシールダイヤフラ
ムに導入されないように保証されるので、このシールダ
イヤフラムの変形若しくはゆがみは避けられる。さらに
本発明は、板ばね状部材によってもたらされた軸方向力
が相対回動可能であるが、軸方向で固定された一方のエ
レメントによって受容されるようになっているので、ト
ルク伝達円板は、板ばね状部材の半径方向外側の支承部
範囲内で導入されたトルク部分だけを伝達するだけでよ
く、板ばね状部材の軸方向力を受容若しくは支持する必
要がないという利点も有している。これによって、トル
ク伝達円板は、比較的薄い材料(特に薄いばね鋼)より
製造できるので、スペースの省略された構造が可能であ
る。
【0006】本発明の別の構成要件によれば、いわゆる
分割されたフライホイールが使用されており、この場合
に、2つのエレメントは、フライホイールの互いに相対
的に回転するフライホイール部材である。また有利には
、一方のエレメントは、粘性の媒体によって少なくとも
部分的に満たされた環状室を形成する一次フライホイー
ル部材で、内燃機関の駆動軸に接続可能であって、他方
のエレメントは、支持範囲を有していて、切換え可能な
クラッチを介して伝動装置の入力軸に接続可能な二次フ
ライホイール部材である。
【0007】板ばね状部材は有利には、円環状のばねベ
ース体と、該ベース体の外側に設けられた力蓄え器を収
容する切り込み部とを有している。この切り込み部は、
半径方向外側に向かって開放する切欠によって又は、外
周に亙って閉じられた窓部によって形成されている。
【0008】また、一方のエレメントが、回転弾性的な
緩衝装置の入力部分を直接形成していて、その出力部分
が、滑りクラッチを介して他方のエレメントに摩擦接続
式に接続された板ばね状部材によって形成されていれば
、特に有利である。
【0009】トルク伝達円板とシールダイヤフラムとが
軸方向でばね弾性的に構成されていれば、装置の組み立
て及び機能にとって有利である。これによって、装置の
組み立て中に装置の機能に不都合な影響を与える残留変
形が、このトルク伝達円板とシールダイヤフラムとに形
成されることは避けられる。また、シールダイヤフラム
が一方のエレメントとトルク伝達円板との間で軸方向に
緊張されていて、少なくともトルク伝達円板が一方のエ
レメントに回動遊び無しで互いに相対的に不動に接続さ
れていれば、特に有利である。これによって、非常に薄
いシールダイヤフラムが互いに相対的に回動不能に結合
された2つの部材間で軸方向で受容されるので、周方向
力がダイヤフラムに働くことはない。
【0010】滑りクラッチ若しくはトルク伝達円板内で
所定の摩擦モーメントを得るために、トルク伝達円板と
板ばね状部材との間に、摩擦リング又は滑りリング等の
摩擦ライニングを設けると有利である。
【0011】環状室を申し分なくシールするためには、
シールダイヤフラムが、トルク伝達円板を越えて半径方
向外側にさらに延びていれば有利である。この場合、シ
ールダイヤフラムは、環状室を形成する壁部の半径方向
内側範囲で支えられる。
【0012】板ばね状部材のための内側の支持は、2つ
のフライホイール部材を互いに相対的に回転可能に軸受
けするころがり軸受を軸方向で固定するために役立つ円
板部分によって得られる。
【0013】トルク伝達円板とシールダイヤフラムとが
一方のエレメントに、軸方向でも周方向でも固く結合さ
れていれば、本発明による装置の特に有利な構成が得ら
れる。このために、環状部材が使用されており、この環
状部材は、トルク伝達円板及びシールダイヤフラムを介
在させて、一方のエレメントに固く結合されている。こ
の結合は、ころがり軸受の外側範囲に隣接して設けられ
るリベット接続によって得られる。
【0014】2つのエレメント(例えばフライホイール
部材)がころがり軸受を介して互いに相対的に回転可能
に位置決めされていて、該ころがり軸受がシールキャッ
プを介してシールされており、該シールキャップはそれ
ぞれ、半径方向の脚を有していて、該脚は、2つの軸受
リングと半径方向でオーバーラップし、力蓄え器によっ
て内側の軸受リングに押し付けられている構成の装置に
おいては、前記トルク伝達円板が、前記力蓄え器を軸方
向で支えるようになっていれば特に有利である。このた
めには、トルク伝達円板及び/又はシールダイヤフラム
が、環状部分を越えてさらに半径方向内側に延びており
、該環状部分が、板ばね状部材のための半径方向内側の
支承部を形成している。
【0015】トルク伝達円板とシールダイヤフラムとの
間に位置決め手段が設けられていれば、この装置を取り
付ける場合に特に有利である。このために、このトルク
伝達円板とシールダイヤフラムとのうちの一方の部材に
軸方向の成形部が設けられていて、この成形部が係合す
る切欠きが他方の部材に設けられている。
【0016】板ばね状部材のための半径方向内側の支承
部が環状円板に固く結合されていて、環状部材と環状円
板との間で軸方向に、板ばね状部材の半径方向内側の範
囲が受容されていれば、装置を組み立てる際に特に有利
である。この場合、板ばね状部材の内側の範囲をブリッ
ジする、環状部材及び環状円板の範囲を、組み立て中に
板ばね状部材が軸方向でプレロードのかけられた状態で
保持され得る程度の軸方向間隔を保つように構成すれば
有利である。つまり、板ばね状部材と環状部材と環状円
板とは、装置の組み立て中に1つのユニットを形成して
いる。このような形式の1つのユニットは、粘性媒体が
少なくとも部分的に満たされた環状室が2つのシェル状
の本体によって形成されていれば特に有利である。何故
ならば、それによって、2つのシェル状の本体を軸方向
で組み合わせる際に、板ばね状部材がこれら2つのシェ
ル状の部材のうちの一方を介してほぼばね弾性的に変形
せしめられることは避けられるからである。また、この
ような1つのユニットによって、そのほかの構成部材(
例えばコイルばね、シェル状体、シールダイヤフラムそ
の他)が、装置の組み立て中に良好にまとめられ、位置
決めされ得るからである。
【0017】装置の組み立て及び機能のためには、トル
ク伝達円板が、装置の組み立て中に板ばね状部材を所定
の状態で保持する環状部材に、互いに回動不能しかしな
がら軸方向の移動運動を許容する接続部を介して連結さ
れていれば有利である。この接続部は、トルク伝達円板
及び環状円板に一体成形された、互いに係合し合う成形
部及び対抗成形部によって形成され得る。また有利には
、トルク伝達円板は、この円板に互いに相対的に回動不
能に結合された環状円板によってセンタリングして保持
されている。さらにまた、シールダイヤフラムが環状円
板を半径方向でブリッジしていて、この環状円板と一方
の前記エレメントとの間で軸方向に緊締されていれば有
利である。
【0018】本発明の装置に関連して使用可能な、減衰
装置並びにエレメント若しくはフライホイールのその他
の構成及び配置に関しては、前記ドイツ連邦共和国特許
出願公開第3909892号明細書に開示されている。
【0019】
【実施例】図1に示された、回転衝撃を減衰するための
トルク伝達装置1は、2つのエレメント、つまりフライ
ホイール部材3及び4に分割されたフライホイール2を
有している。一方のフライホイール部材3は、図示して
いない内燃機関の駆動軸にねじを介して固定され得るよ
うになっていて、他方のフライホイール部材4には、切
換え可能な摩擦クラッチが固定され得るようになってい
る。この摩擦クラッチを操作することによって、フライ
ホイール部材4及びひいてはフライホイール2若しくは
内燃機関が、伝動装置の入力軸に接続及び遮断されるよ
うになっている。一方のフライホイール部材3と他方の
フライホイール部材4との間には減衰装置5が設けられ
ており、該減衰装置5は、2つのフライホイール部材3
と4との間の相対運動を可能にする。2つのフライホイ
ール部材3と4とは、軸受6を介して互いに相対的に回
転可能に支承されている。
【0020】フライホイール部材3は、減衰装置5が収
容されている環状室7を制限するケーシングを形成して
いる。
【0021】環状室7を有するフライホイール部材3は
、半径方向外側で互いに接続されているシェル状の2つ
のケーシング半部8,9より主に成っている。これらの
ケーシング部分8及び9は、その外縁部が溶接箇所10
によって接続されている金属薄板成形材によって形成さ
れている。この溶接箇所10は、環状室7を導磁に外部
に対してシールしている。
【0022】機関側に向けられたケーシング半部8は、
内部で軸方向の付加部11を有しており、該付加部11
に、2つのフライホイール部材3及び4を互いに相対運
動可能に支承するころがり軸受として構成された軸受6
が受容されている。付加部11の端面側に、軸受6を固
定するための円板12が固定されている。
【0023】ケーシング半部9は座部13を有しており
、該座部13に始動用のリングギヤが受容されている。
【0024】環状室7をシールするために、ケーシング
半部9の半径方向内側範囲若しくは縁部とフライホイー
ル部材4との間にダイヤフラム状のシール部材14が設
けられている。
【0025】フライホイール部材3と4との間にはさら
に摩擦部材15が介在されており、該摩擦部材15は同
様に環状室7内に受容されている。この摩擦部材15は
、ケーシング半部8の軸方向の付加部11を取り囲んで
、及び機関側のケーシング半部8と軸受6との間で軸方
向に設けられている。
【0026】減衰装置5の出力部分は、2つのケーシン
グ半部8と9との間で軸方向に配置されたフランジ状又
は板ばね状部材16によって形成されている。この板ば
ね状部材16は、その半径方向でさらに内側にある範囲
(ベース体17)が、トルク制限クラッチ若しくは滑り
クラッチ18を介してフライホイール部材4に摩擦接続
されている。板ばね状部材16は、半径方向に互いにず
らされた2つの支持範囲19,20の間で半径方向に緊
締されている。このためにフランジ部材16は板ばね状
に構成されており、従って軸方向でばね弾性的である。 分解された状態で、板ばね状部材16は(板ばねと同様
に)所定の同心性を有している。板ばね状部材16は、
貫通する円環状のベース体17を有しており、該ベース
体17は、その外周部で半径方向外側へ向けられた張出
部21を有している。2つの支持範囲19,20の間に
板ばね状部材16を組み込む際に、円環状のベース体1
7は、その半径方向外側の範囲17aが支持範囲20に
支えられ、半径方向でさらに外側に延びる範囲17bが
環状部材22に支えられている。
【0027】半径方向でさらに内側に存在する支持範囲
19は、板ばね状部材16の外側の環状範囲19によっ
て形成されており、該環状範囲19は、その半径方向内
側に存在する固定範囲23がリベット接続部24を介し
て駆動側のフライホイール部材4に接続されている。外
側の環状範囲19及び、内側の同様に環状の固定範囲2
3は、互いに軸方向でずらされていて、軸方向に延びる
範囲25若しくは段部を介して互いに接続されている。 軸方向に延びる範囲25には、ばね弾性的な板ばね状部
材16が受容されていて、センタリングされている。環
状範囲19とばね弾性的なフランジ部材16との間で軸
方向には摩擦ライニング26が設けられている。
【0028】板ばね状部材16のための、半径方向外側
に存在する支持範囲20は、フライホイール部材4の後
側に一体成形された軸方向の隆起部によって形成されて
いる。この隆起部は、外周に亙って分割された、軸方向
の多数の隆起部若しくは突起部によって形成されており
、これらの隆起部若しくは突起部の間には半径方向で自
由室若しくは貫通部20aが形成されており、これらの
貫通部20aを通って冷却空気流が循環され得るように
なっている。このような冷却空気循環流を生ぜしめるた
めに、フライホイール部材4は軸方向の通路27を有し
ている。これらの通路27は、入り口側でフライホイー
ル部材4の摩擦面28の半径方向内部に開口していて、
出口側でフライホイール部材4の後側に開口している。
【0029】板ばね状部材16の軸方向に緊締されたベ
ース体17は、ダイヤフラム状のシール部材14及び同
様にダイヤフラム状のトルク伝達円板29を介在させて
支持範囲20で支えられている。ダイヤフラム状のトル
ク伝達円板29と、板ばね状部材16の外側の範囲17
a(摩擦範囲)との間には摩擦ライニング30が設けら
れている。トルク伝達円板29とシール部材14とは、
フライホイール部材4に対して相対回動不能に保持され
ている。このために、これらの部分14,29(シール
部分及び円板)の内側の範囲は、トルク伝達円板29と
フライホイール部材4の当接面との間でリベット接続部
24によって緊締されている。これらの部分14及び2
9はばね鋼より製造されているので、組み立て中にはば
ね弾性的にたわみ、従って残留変形することはない。シ
ール部材14は、円板29を越えて半径方向外側へ延び
ていて、ケーシング半部9のショルダー部9aにばね弾
性的に支えられている。シール部材14(厚さ0.15
〜0.25mm)は、ダイヤフラム状のトルク伝達円板
29(厚さ0.4〜0.7mm)よりも薄いので、軸方
向で非常に大きい弾性度若しくは非常に小さいばね力を
有しており、これによって、ケーシング部分9とシール
部材14との間での範囲では、2つのフライホイール部
材3及び4の間で相対運動が行われる間中、比較的わず
かな摩擦だけが生ぜしめられる。
【0030】ダイヤフラム状のトルク伝達円板29は、
板ばね状部材16の外側の範囲17a(摩擦範囲)と摩
擦ライニング30との間の半径方向外側の摩擦接続を介
して伝達されるトルク部分を伝達するために使用される
。このダイヤフラム状のトルク伝達円板29によって、
この円板29と支持範囲20との間で緊締されたシール
部材14が、押圧力によって若しくは板ばね状部材16
の軸方向力によって変形せしめられるように保証される
。さらにまた、トルク伝達円板29が第2のフライホイ
ール部材4と互いに相対回動不能に(一緒に回転するよ
うに)連結されていることによって、トルクはシール部
材14に導入されないように保証されるので、シール部
材14が変形若しくは引き伸ばされることは避けられ、
これによって、ショルダー9aに支えられる範囲でダイ
ヤフラムによる申し分のないシールが保証される。
【0031】第2のフライホイール部材4と板ばね状部
材16との間で軸方向に延びる、シール部材14とトル
ク伝達円板29の範囲は、種々異なる設定角度を有して
いるので、横断面がキー状のエアギャップ31が形成さ
れる。板ばね状部材16とトルク伝達円板29との間に
さらに別のエアギャップ32が設けられている。また、
第2のフライホイール部材4と、シール部材14並びに
ケーシング半部9との間に半径方向外側へ開放するエア
ギャップ33が設けられており、該エアギャップ33を
通って、半径方向内側で軸方向の通路27によって吸い
込まれる冷却空気が循環する。半径方向の貫通部20a
及びエアギャップ33,31及び32によって、少なく
とも部分的に粘性の媒体によって満たされた室7を、第
2のフライホイール部材4に固定された摩擦クラッチの
接続中の摩擦熱によって生じる熱作用に対して良好に絶
縁することができる。熱伝導性が非常に小さい材料より
成る摩擦ライニング30は、同様に第1のフライホイー
ル部材3の良好な熱絶縁作用を有している。
【0032】シール部材14及びトルク伝達円板29は
、非緊張状態で円錐台形の形状を有している。つまり、
シール部材14及びトルク伝達円板29の半径方向外側
の範囲は、緊張解除された状態で、図示の半径方向内側
の範囲に対して右側へずらされている。リベット接続部
24を形成する際に、トルク伝達円板29及びシール部
材14は、図1に示した位置にもたらされる。
【0033】ころがり軸受6は2つのシールキャップ3
4によってシールされている。これら2つのシールキャ
ップ34は、同時に熱絶縁体として働き、半径方向の脚
35を有している。この半径方向の脚35は、半径方向
外側の軸受リングと半径方向内側の軸受リングとにオー
バーラップしていて、板ばね36によって内側の軸受リ
ングに押し付けられる。トルク伝達円板29は、半径方
向内側へ環状部材22を越えてさらに延びており、この
場合に、トルク伝達円板29の突起する範囲は、板ばね
36の外側の範囲を軸方向で支持するために用いられる
。シール部材14も同様に、半径方向内側へ環状部材2
2を越えてさらに延びていて、その半径方向内側の範囲
若しくは輪郭部で、ケーシング半部8に向かって軸方向
に折り曲げられた舌片38の形状の成形部を有しており
、この成形部は、トルク伝達円板29の範囲37の切欠
39内に係合する。このようにして形成された、シール
部材14とトルク伝達円板29との間の形状接続によっ
て、トルク伝達装置1の組み立て中における、シール部
材14及びトルク伝達円板29の申し分のない位置決め
が保証される。
【0034】2つのケーシング半部8,9は半径方向外
側に延びる環状通路状若しくは円環状の受容部40を形
成している。この受容部40は、個別のリングアーチ状
若しくは扇状の受容部に分割されており、これらの受容
部内にばね40が配置されている。板ばね状部材16の
半径方向の張出部21は、周方向で見て、隣接し合うば
ね41の間で環状通路状の受容部40内に半径方向で侵
入し、このばね41のための負荷範囲を形成している。
【0035】ばね41のための、環状通路状の受容部4
0の半径方向の支持範囲における摩耗を減少させるため
に、高い硬度を有する耐摩耗層42が設けられている。 この耐摩耗層42は少なくともばね41の範囲で環状通
路状の受容部40の周囲に亙って延びていて、ばね41
を部分的に取り囲んでいる。環状室7の外側範囲を形成
する環状通路状の受容部40内には、粘性の媒体(例え
ばグリス等のペースト状の潤滑剤)が入れられている。
【0036】ケーシング半部8,9の可能な構成及びば
ね41の配置並びにトルク伝達装置の作用形式に関して
は、ドイツ連邦共和国特許出願公開第3909892号
明細書参照。
【0037】図2に示されたトルク伝達装置101にお
いては、板ばね状に軸方向にばね弾性的なフランジ状若
しくは板ばね状部材116の半径方向内側の範囲116
aは、環状部材122と環状円板143との間で軸方向
に受容されている。環状部材122と環状円板143と
はリベット接続部144によって軸方向で互いにしっか
りと結合されていて、フランジ状部分116と一緒にあ
らかじめ組み立てられた1つのユニットを形成している
。環状部材122は、図1による実施例と同様に構成さ
れている。トルク伝達装置101を組み立てる際に、あ
らかじめリベット接続部144によって固く接続された
前記構成部分122,143(環状部材122、環状円
板143)は、リベット接続部144に対して周方向で
ずらされたリベット接続部124によって、駆動側のフ
ライホイール部材104に接続されている。板ばね状部
材116の半径方向内側の範囲116aを取り囲む、前
記構成部分122,143の半径方向の範囲119,1
43aは、板ばね状部材116が、破線で示された、プ
レロードのかけられた位置145で保持されるように、
互いに間隔を保って配置されている。板ばね状部材11
6をこの位置145に配置することによって、2つのケ
ーシング半部108,109(例えば溶接部110で結
合される)を組み立てる際に、板ばね状部材116は、
弾性変形させる必要がないか若しくはケーシング半部1
09を介してほんの少し弾性変形させるだけで済む。ま
た、板ばね状部材116の前記位置145によって、力
蓄え器141を負荷する半径方向外側のアーム121は
、トルク伝達装置101を組み立てる際に、隣接する力
蓄え器141の終端範囲とセグメント状の耐摩耗シェル
142との間で軸方向に導入させることができるように
なっている。これによって組み立ては著しく軽減される
。何故ならば少なくとも力蓄え器141と、場合によっ
ては耐摩耗シェル142とは、張出部121によって周
方向であらかじめ位置決めされるからである。
【0038】図1に示した実施例と同様に、図2におい
ては、半径方向内側の支持範囲119を形成する環状部
材122は、ころがり軸受106を駆動側のフライホイ
ール部材104上で軸方向で確保するために用いられる
。このために環状部材122はその半径方向内側の範囲
122aが、ころがり軸受106の外側の軸受リング1
06aをブリッジしている。ころがり軸受106は、図
1に関連して説明したのと同様の形式で、シールキャッ
プによってシールされているが、この図2の実施例にお
いては、ケーシング半部108側に向けられた板ばね1
36は、シールキャップ134の、半径方向に延びるシ
ール脚135の半径方向内側の範囲を押し付けるために
、環状部材122の内側縁部でセットバックとして形成
された段部122bの内側縁部で支えられている。トル
ク伝達装置1の組み立て作業を軽減するために、板ばね
136は環状部材122に対して、軸方向で確保されま
たセンタリングされて保持されている。このために、円
板138が設けられており、該円板138は、シールダ
イヤフラム144の内側の打ち抜き片によって製造され
ていて、2つの円板、つまり環状部材122と環状円板
143との間で軸方向に保持されている。円板138の
半径方向内側の範囲は、板ばね136の半径方向外側の
半径とオーバーラップしている。
【0039】シールダイヤフラム114は、半径方向の
壁部を形成するケーシング半部109の内側の範囲10
9aで半径方向外側で支えられている。シールダイヤフ
ラム114の半径方向内側の範囲114aは、フライホ
イール部材104の支持面104aと環状円板143と
の間で軸方向で緊締されている。
【0040】シールダイヤフラム114と板ばね状部材
116との間で軸方向に設けられたトルク伝達円板12
9は、その内側縁部で、半径方向に向けられた張出部1
29若しくはアーム129aの形状の成形部を有してお
り、該アーム129aは、環状円板143の外周部に設
けられた、半径方向の切り込みの形状の対抗プロフィー
ル部143bに係合する。このアーム129aと対抗プ
ロフィール部143bとは、これらの成形接続部を介し
て、環状円板143に対するトルク伝達円板129のセ
ンタリングが保証されるように、互いに合わせて配置さ
れている。アーム129aを介して、トルク伝達円板1
29から伝達されるトルク部分が環状円板143内に導
入される。
【0041】図1に示した実施例におけるのと同様に、
図2に示した実施例においても、環状部材122及びト
ルク伝達円板129と板ばね状部材116との間に摩擦
ライニング126,130が設けられている。
【0042】トルク伝達円板129及びシールダイヤフ
ラム114は、図1に示した示した実施例におけるのと
同様に、緊締状態で、図2に示した形状とは異なる形状
を有している。つまり、これら2つの構成部材129,
114は、緊張解除された状態で、フライホイール部材
104の支持範囲120と板ばね状部材116との間で
緊締された区分が、部分的に緊張解除された位置145
にある板ばね状部材116の隣接する区分に対して少な
くともほぼ平行に延びるように構成されている。
【0043】トルク伝達装置101を良好に冷却するこ
とができるようにするために、図1に関連して説明した
ように、軸方向の通路127、半径方向通路120a及
びエアギャップ133が設けられている。
【0044】本発明は図示の実施例のみに限られるもの
ではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例による振動減衰装置の半分の
断面図である。
【図2】本発明の別の実施例による振動減衰装置の半分
の断面図である。
【符号の説明】
1  トルク伝達装置、  2  フライホイール、 
 3,4  フライホイール部材、5  減衰装置、 
 6  ころがり軸受、  7  環状室、  8,9
  ケーシング半部、  8a  半径方向のフランジ
範囲、  9a  ショルダー部、  10  溶接箇
所、  11  付加部、  12  円板、  13
  座ぶ、  14  シール部材、15  摩擦部材
、  16  板ばね状部材、  17  ベース体、
  17a  範囲、18  トルク制限クラッチ若し
くは滑りクラッチ、  19  環状範囲、  20支
持範囲、  21  張出部、  22  環状部材、
  23  固定部材、  24リベット接続部、  
25  軸方向に延びる範囲、  26  摩擦ライニ
ング、  27  軸方向の通路、  28  摩擦面
、  29  トルク伝達装置、  30  摩擦ライ
ニング、  31,32,33  エアギャップ、  
34  シールキャップ、  35  半径方向の脚、
  36  板ばね、  37  突出する範囲、  
38  軸方向に折り曲げられた舌片、  40  環
状通路状の受容部、  41  ばね  42  耐摩
耗層、  101  トルク伝達装置、  104  
フライホイール部材、  104a端面、  106 
 ころがり軸受、  106a  外側の軸受リング、
  108,109  ケーシング半部、  110 
 溶接部、  114  シールダイヤフラム、116
  板ばね状部材、  116a  半径方向内側の範
囲、  120a  半径方向通路、  121 張出
部、 122  環状部材、  122a  半径方向
内側の範囲、122b  段部、  124  リベッ
ト接続部、  126,130  摩擦ライニング、 
 127  軸方向の通路、  129  トルク伝達
円板、  129aアーム、133  エアギャップ、
  134  シールキャップ、  135  シール
脚、  136  板ばね、  138  円板、14
1  力蓄え器、  142  耐摩耗シェル、143
  環状円板、  143b  対抗プロフィール部、
  144リベット接続部、  145  プレロード
のかけられた位置

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  振動減衰装置であって、互いに回転可
    能な少なくとも2つのエレメント設けられており、これ
    ら2つのエレメントのうちの一方が機関に接続され、他
    方が伝動装置に接続されるようになっていて、これら2
    つのエレメントの間に少なくとも1つの回転弾性的な減
    衰装置が設けられており、この減衰装置に直列式に働く
    滑りクラッチが設けられていて、該滑りクラッチが、板
    ばね状部材を有しており、該板ばね状部材が、前記2つ
    のエレメントのうちの一方に互いに相対回動不能に連結
    された、半径方向で互いにずらされた2つの支持範囲間
    で軸方向で緊張されていて、前記減衰装置と滑りクラッ
    チとの間の力の流れ経路内に設けられており、前記2つ
    のエレメントのうちの他方が、外側に向かって閉じられ
    た、少なくとも部分的に粘性媒体の満たされた環状室を
    形成するようになっている形式のものにおいて、板ばね
    状部材が、トルク伝達円板及び、一方のエレメントに設
    けられた環状室のためのシールダイヤフラムを介在させ
    て、半径方向外側で支えられていることを特徴とする、
    振動減衰装置。
  2. 【請求項2】  前記2つのエレメントが、分割された
    フライホイールの2つのフライホイール部材を形成して
    いる、請求項1記載の振動減衰装置。
  3. 【請求項3】  トルク伝達円板とシールダイヤフラム
    とが軸方向でばね弾性的である、請求項1又は2記載の
    振動減衰装置。
  4. 【請求項4】  シールダイヤフラムが、一方のエレメ
    ントとトルク伝達円板との間で軸方向に緊締されている
    、請求項1から3までのいずれか1項記載の振動減衰装
    置。
  5. 【請求項5】  トルク伝達円板の外側範囲と板ばね状
    の構成部材との間で軸方向に、摩擦リング等の摩擦ライ
    ニングが設けられている、請求項1から4までのいずれ
    か1項記載の振動減衰装置。
  6. 【請求項6】  シールダイヤフラムの半径方向に延び
    る部分が、トルク伝達円板の半径方向に延びる部分より
    も、半径方向外側に向かって大きく構成されている、請
    求項1から5までのいずれか1項記載の振動減衰装置。
  7. 【請求項7】  板ばね状の構成部材のための内側の支
    承部を形成する環状部材が、2つのフライホイール部材
    を互いに相対的に回転可能に支承するころがり軸受を軸
    方向で固定するために用いられる、請求項1から6まで
    のいずれか1項記載の振動減衰装置。
  8. 【請求項8】  トルク伝達円板とシールダイヤフラム
    とが、前記2つのエレメントのうちの一方のエレメント
    に固定されている、請求項1から7までのいずれか1項
    記載の振動減衰装置。
  9. 【請求項9】  板ばね状部材の半径方向内側の支持部
    が、環状部材によって形成されており、該環状部材が、
    トルク伝達円板及びシールダイヤフラムを介在させて一
    方のエレメントにリベットによって固定結合されている
    、請求項1から8までのいずれか1項記載の振動減衰装
    置。
  10. 【請求項10】  前記2つのエレメントがころがり軸
    受を介して互いに相対的に回動可能であって、該ころが
    り軸受がシールキャップを介してシールされており、該
    シールキャップは半径方向の脚を有していて、該脚は、
    2つの軸受リングと半径方向でオーバーラップし、力蓄
    え器によって内側の軸受リングに押し付けられており、
    前記トルク伝達円板が、前記力蓄え器を軸方向で支える
    ようになっている、請求項1から9までのいずれか1項
    記載の振動減衰装置。
  11. 【請求項11】  前記トルク伝達円板及び/又はシー
    ルダイヤフラムが、環状部分を越えてさらに半径方向内
    側に延びており、該環状部分が、板ばね状部材のための
    半径方向内側の支承部を形成している、請求項1から1
    0までのいずれか1項記載の振動減衰装置。
  12. 【請求項12】    トルク伝達円板及びシールダイ
    ヤフラムのうちの一方が軸方向の成形部を有し、他方が
    切欠を有していて、該切欠内に軸方向の成形部が係合し
    てトルク伝達円板及びシールダイヤフラムが互いに相対
    的に位置決めされるようになっている、請求項1から1
    1までのいずれか1項記載の振動減衰装置。
  13. 【請求項13】  板ばね状部材のための半径方向内側
    の支承部が環状円板に固く結合されていて、環状部材と
    環状円板との間で軸方向に、板ばね状部材の半径方向内
    側の範囲が受容されている、請求項1から12までのい
    ずれか1項記載の振動減衰装置。
  14. 【請求項14】  板ばね状部材の内側の範囲をブリッ
    ジする、環状部材及び環状円板の範囲が、板ばね状部材
    が軸方向でプレロードのかけられた状態で保持され得る
    程度の軸方向間隔を保って設けられている、請求項13
    記載の振動減衰装置。
  15. 【請求項15】  トルク伝達円板が、環状部材に軸方
    向で固く結合された環状円板と、互いに回動不能しかし
    ながら軸方向の移動運動を許容する接続部を介して連結
    されている、請求項13又は14記載の振動減衰装置。
  16. 【請求項16】  前記接続部が、トルク伝達円板及び
    環状円板に一体成形された、互いに係合し合う成形部及
    び対抗成形部によって形成されている、請求項15記載
    の振動減衰装置。
  17. 【請求項17】  トルク伝達円板が、この円板に互い
    に相対的に回動不能に結合された環状円板によってセン
    タリングして保持されている、請求項13から16まで
    のいずれか1項記載の振動減衰装置。
  18. 【請求項18】  シールダイヤフラムが環状円板を半
    径方向でブリッジしていて、この環状円板と一方の前記
    エレメントとの間で軸方向に緊締されている、請求項1
    3から17までのいずれか1項記載の振動減衰装置。
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