JPH11190121A - タイル敷設ベース及びタイル床面の施工方法 - Google Patents

タイル敷設ベース及びタイル床面の施工方法

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JPH11190121A
JPH11190121A JP36845897A JP36845897A JPH11190121A JP H11190121 A JPH11190121 A JP H11190121A JP 36845897 A JP36845897 A JP 36845897A JP 36845897 A JP36845897 A JP 36845897A JP H11190121 A JPH11190121 A JP H11190121A
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JP
Japan
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tile
laying
floor
groove
laying base
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JP36845897A
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English (en)
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Hajime Yamada
肇 山田
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Misawa Ceramics Corp
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Misawa Ceramics Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水はけが良く、床面やタイルを損傷せず、ま
たタイルの敷設施工も容易に行えるタイル敷設ベース及
びタイル床面の施工方法を提供する。 【解決手段】 半硬質押出成形板11の所要箇所に孔1
2をあけ、敷設時下側となる片面に側面視略波形状の溝
13を設けてタイル敷設ベース10を構成する。前記タ
イル敷設ベースに対し、その溝面と反対面にタイル20
を所要間隔で配置、固着してタイルユニットを製作し、
前記タイルユニットを溝面が下向きとなるように所要数
敷設床面に並べてタイル床面を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、住宅等建物の屋
上テラスやベランダ等の床面にタイルを敷設するために
用いるタイル敷設ベースと、タイル床面の施工方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、住宅等建物の屋上テラスやベラン
ダ、バルコニー等の床面に、美観や歩行の快適性向上の
ため、または建物の床面に設けられた防水シートの保護
のため、あるいはリフォーム等の後施工として、タイル
や人工芝等を敷くことが行われている。
【0003】しかし、タイルや人工芝を床面に直接敷く
と、床面との間に水が滞留して衛生上好ましくない。ま
た、コンクリート床面にタイルを直接敷く場合、床面に
わずかな不陸が存在すると、歩行等による集中荷重が加
わった際にタイルが割れたり不快音が発生したりするこ
とを生じ易い。さらに、床面に設けられた防水シート上
にタイルを敷いた場合には、タイルのエッジ部によって
防水シートが傷つけられ、雨水等が床下方や室内に漏れ
る心配もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこでこの発明は、前
記の問題点に鑑みなされたもので、水はけが良く、床面
(本明細書では下地面ともいう。)やタイルを損傷せ
ず、またタイルの敷設施工も容易に行えるタイル敷設ベ
ース及びタイル床面の施工方法を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、半硬
質押出成形板の所要箇所に孔をあけ、敷設時下側となる
片面に側面視略波形状の溝を設けたタイル敷設ベースに
係る。請求項2の発明は、請求項1において、前記溝面
と反対面に溝と平行に所要間隔でタイル目地幅の凸条部
を設けると共に、前記凸状部以外の箇所に該凸条と平行
に所要間隔でピン取付け孔を設けたタイル敷設ベースに
係る。
【0006】請求項3の発明は、請求項1におけるタイ
ル敷設ベースの溝面と反対面にタイルを所要間隔で配
置、固着してタイルユニットを製作する工程と、前記タ
イルユニットを溝面が下向きとなるように敷設床面に並
べてタイル床面を形成する工程とを有するタイル床面の
施工方法に係る。
【0007】請求項4の発明は、請求項1におけるタイ
ル敷設ベースを溝面が下向きとなるように敷設床面に敷
く工程と、前記タイル敷設ベースの上面にタイルを所要
間隔で配置、固定してタイル床面を形成する工程とを有
するタイル床面の施工方法に係る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下添付の図面に従ってこの発明
を詳細に説明する。図1はこの発明のタイル敷設ベース
の一実施例の斜視図、図2はタイル敷設ベースの他の実
施例の平面図とB矢視図およびC矢視図を示す図、図3
はタイル床面の第一の施工方法の一実施例を示す図、図
4はタイルユニットの一実施例の斜視図、図5は第一の
施工方法の他の実施例を示す図、図6は第二の施工方法
を示す図、図7は本発明によりタイル床面を施工した建
物の実施例を示す斜視図である。
【0009】図1に示す本発明のタイル敷設ベース10
は、図7に示すような建物のベランダD等の床面にタイ
ル20,40を施工する際、床面に敷設されるものであ
る。タイルは通常の陶磁器製のものに限られず、プラス
チック、木質、コンクリート製や多孔質の透水性のもの
等、床面に敷設されて化粧、保護等に用いられる材料か
らなるものを含むが、後述するように、タイル敷設ベー
スに形成した透水用の孔12を覆うようにタイルを配置
する場合は、タイルを透水性のものとする。
【0010】このタイル敷設ベース10は、半硬質押出
成形板11の所要箇所に透水用の孔12を適宜数あけ、
敷設時下側となる片面に側面視略波形状の溝13を設け
たもので、溝13のある面とは反対の面にタイル20が
配置固定されるようになっている。また、タイル敷設ベ
ース10の材質は、耐候性、耐水性、及び耐油性等を有
する半硬質樹脂が好ましく、塩化ビニル系、ポリエチレ
ン系等を使用できるが、これらの廃材を利用して成形す
ればコスト的に有利である。本実施例においては、半硬
質塩化ビニル樹脂材料から公知の押出成形法によって、
片面に側面視略波形状で溝高さ4mmの三角形の溝13
を設けた厚さ6mmの平板に形成し、該平板の所要箇所
に孔12をあけて所要寸法に切断してタイル敷設ベース
10を成形した。
【0011】孔12は、このタイル敷設ベース10の上
に配置されるタイル面に降ってタイルの目地や透水性タ
イルを通過してきた雨水を、床面(下地面)に速やかに
到達させるもので、大きすぎると水はけがよくなる反
面、歩行等の荷重でタイルが割れる心配があり、逆に小
さ過ぎると水はけ効果が低下するようになる。従って、
タイルの材質、寸法等に応じて適宜形状(例えば角、
丸、十字、T字等)、寸法及び位置を選択するのが好ま
しい。図1の実施例では、150mm角の透水性タイル
を使用することとして、60mm角の透水用孔12とし
た。
【0012】波形状の溝13は、前記孔12を通って床
面に到達した雨水を速やかに水下側へ流すためのもので
ある。その波形状としては、前記半硬質押出成形板11
の下面とされる片面に多数の突条14を構成し、該突条
先端(下端)15が床面に接して上部の荷重を受け、突
条14,14間の溝13を水が流れる形状であればよ
く、図例の三角形のほか、台形、方形、円弧形等の連続
したもの等適宜の凹凸形状からなる。
【0013】図2は他の実施例に係るタイル敷設ベース
の(A)平面図、(B)B矢視図、(C)C矢視図を示
すものである。このタイル敷設ベース30は、上面にタ
イル40を容易に配置できるようにするため、半硬質押
出成形板31の溝33の有る面とは反対の面に、目地幅
の凸条35をタイル幅の間隔で溝33と平行に設けると
共に、前記凸条35と平行にピン取付け孔36を、タイ
ル幅に目地幅を加算した間隔で設けたもので、前記ピン
取付け孔36に目地幅寸法のタイル位置決め用ピン37
を取付けた後、凸条35とピン37との間にタイル40
を配置するようにされている。符号32はタイル表面に
降った雨水等を速やかに床面に到達させるための孔であ
る。
【0014】次に、前記タイル敷設ベースを用いるタイ
ル床面の施工方法について説明する。この施工方法には
二つの方法がある。第一の施工方法では、図3の(A)
に示すように、まず前記タイル敷設ベース10の溝面1
6と反対面に所要のタイル20を所要間隔で配置し、両
面テープや接着剤等により固着して図4に示すタイルユ
ニット21を製作する工程を行う。次いで図3の(B)
に示すように前記タイルユニット21の所要数を溝面1
6が下向きとなるようにして、ベランダ等の敷設床面G
に並べてタイル床面Fを形成する工程を行う。この時、
使用するタイルユニット21の数は、タイルユニットの
幅や長さ及び敷設床面Gの面積等に応じて適宜決定され
る。敷設床面の面積が小さく、平面形状が単純な矩形で
ない場合は、幅が狭く、長さも短いユニット(例えば、
最小のものはタイル一列分で長さ600mm程度のユニ
ット)を多数使用するのが対応しやすいが、広い面積の
場合は、床面周辺用と中間面用のユニットとして寸法の
異なるものを用意してもよい。また、効率の良い水はけ
を実現するためには、前記溝13の向きを、敷設床面の
水下側に向かうように敷設する。
【0015】なお、この第一の施工方法において、図2
に示したタイル敷設ベース30、すなわちピン取付け孔
36を設けたものを用いる場合には、図5の(A)に示
すように、タイルユニット製作工程時、まずタイル敷設
ベース30のピン取付け孔36にピン37を挿入して溝
面39と反対面にピン37を立設し、前記ピン37と凸
状35間で区画されたタイル配置部42に、図5の
(B)のように所要のタイル40を配置、固着してタイ
ルユニット41を製作する。
【0016】前記ピン37は種々の材質とされるが、タ
イル40との接触時にタイルの破損が生じにくいプラス
チック等からなるものが好ましい。また、ピン37の径
は、ピン取付け孔36と等しくし、あるいは僅かに大に
してピン取付け孔36からピン37が抜けにくいように
したり、ピンの途中から上をピン取付け孔36より大径
にして、ピン37の挿入量が一定となるようにしてもよ
い。さらに、接着剤によってピン37をピン取付け孔3
6に固定してもよい。
【0017】次いで、図5の(C)のように、前記タイ
ルユニット41を溝面39が下向きとなるように敷設床
面Gに並べてタイル床面Fを形成する。この方法によれ
ば、ピン37と凸状35間で区画されたタイル配置部4
2にタイル40を敷設するだけで、タイル40を正しく
位置決めでき、目地幅も正しい寸法にできるため、作業
が容易、迅速になる。
【0018】第二の施工方法では、図6の(A)に示す
ように、まず、施工現場において、前記タイル敷設ベー
ス10を溝面16が下向きとなるようにして敷設床面G
に所要数配置する工程を行い、次いで、図6の(B)に
示すように、前記タイル敷設ベース10の上面、すなわ
ち溝面16とは反対面に所要のタイル20を所要間隔で
配置し、接着剤等で固定してタイル床面Faを形成する
工程を行う。その際、前記溝13は、敷設床面Gaの水
下側に向かわせる。この場合の敷設ベースの寸法、数量
等も第一の施工方法と同様に適宜決定される。
【0019】また、この第二の施工方法において、図2
に示す前記ピン取付け孔36を設けた敷設ベース30を
用いる場合には、図6の(A)に示したタイル敷設ベー
スの敷設工程時、あるいは図6の(B)に示したタイル
床面の形成工程時の何れかの工程時に、前記ピン取付け
孔36に前記第一の施工方法で用いたピン37を挿入し
て溝面39と反対面にピン37を立設し、前記ピン37
と凸状35間に区画されたタイル配置部42を形成す
る。そして、タイル床面Faの形成工程時に前記タイル
配置部42にタイル40を配置、固定する。なお、タイ
ル敷設工程時にピン37を取付ける場合、そのピン取付
け時点は、タイル敷設ベース30を敷設床面に敷く前、
あるいは敷いた後のいずれでもよい。
【0020】
【発明の効果】以上図示し説明したように、この発明の
タイル敷設ベースおよびタイル床面の施工方法によれ
ば、タイル敷設ベースの透水用孔及び下面の溝により水
はけが良好に行われる。またタイル敷設ベースが半硬質
樹脂からなって下面に波形状の溝が形成されているた
め、コンクリート製等の硬い床面に不陸が存在しても、
歩行等による荷重に対して前記半硬質樹脂および波形状
の溝が適当に変形して不陸を吸収し、タイル敷設ベース
上のタイルを損傷する恐れがない。さらに、敷設床面と
の摩擦も大きくなるので、部分的に敷いた場合に歩行で
不用意に位置ずれを起こしたりすることがない。さらに
また、タイルの敷設施工も、既設の床面に対して容易か
つ迅速に行え、しかも施工が容易なため労力を少なくし
て経済的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のタイル敷設ベースの一実施例の斜視
図である。
【図2】この発明のタイル敷設ベースの他の実施例の平
面図とB矢視図およびC矢視図を示す図である。
【図3】この発明のタイル床面の第一の施工方法の一実
施例を示す図である。
【図4】この発明のタイルユニットの一実施例の斜視図
である。
【図5】この発明の第一の施工方法の他の実施例を示す
図である。
【図6】この発明の第二の施工方法を示す図である。
【図7】タイル床面を施工した建物の実施例を示す斜視
図である。
【符号の説明】
10,30 タイル敷設ベース 11,31 半硬質押出成形板 12,32 孔 13,33 溝 16,39 溝面 20,40 タイル 21,41 タイルユニット 35 凸状 36 ピン取付け孔 37 ピン G,Ga 敷設床面 F,Fa タイル床面

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半硬質押出成形板の所要箇所に孔をあ
    け、敷設時下側となる片面に側面視略波形状の溝を設け
    たタイル敷設ベース。
  2. 【請求項2】 溝面と反対面に溝と平行に所要間隔でタ
    イル目地幅の凸条部を設けると共に、前記凸状部以外の
    箇所に該凸条と平行に所要間隔でピン取付け孔を設けた
    ことを特徴とする請求項1のタイル敷設ベース。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のタイル敷設ベースの溝面
    と反対面にタイルを所要間隔で配置、固着してタイルユ
    ニットを製作する工程と、前記タイルユニットを溝面が
    下向きとなるように敷設床面に並べてタイル床面を形成
    する工程とを有するタイル床面の施工方法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のタイル敷設ベースを溝面
    が下向きとなるように敷設床面に敷く工程と、前記タイ
    ル敷設ベースの上面にタイルを所要間隔で配置、固定し
    てタイル床面を形成する工程とを有するタイル床面の施
    工方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115559549A (zh) * 2022-09-15 2023-01-03 浙江一方建筑装饰实业有限公司 一种卫生间地面渗漏维修的防漏结构及其防漏方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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