JPH11189815A - 高炉ステ−ブの取替え工法 - Google Patents

高炉ステ−ブの取替え工法

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JPH11189815A
JPH11189815A JP35461097A JP35461097A JPH11189815A JP H11189815 A JPH11189815 A JP H11189815A JP 35461097 A JP35461097 A JP 35461097A JP 35461097 A JP35461097 A JP 35461097A JP H11189815 A JPH11189815 A JP H11189815A
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JP
Japan
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stave
furnace
wire
new
hanging
Prior art date
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Pending
Application number
JP35461097A
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English (en)
Inventor
Shinichi Okazaki
眞一 岡崎
Takashi Usami
孝 宇佐見
Haruo Yamaki
春雄 山木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Publication date
Application filed by NKK Corp, Nippon Kokan Ltd filed Critical NKK Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 取り外すステ−ブを炉頂まで吊り上げる必要
がなく取替え工数の少ない高炉ステ−ブの取替え方法を
提供する 【解決手段】 取り外す旧ステ−ブ2aの給排水管41
およびボルトを溶断し、ジャッキを使用して炉内にステ
−ブを突き落とす工程と、炉頂マンテル周りの作業床1
1a上で昇降ワイヤ8,10a,10b,10cの端部
を吊り金具に連結し、新ステ−ブ2bの上部炉内側に突
出して設けた2本のアイボルト21を通した吊りワイヤ
23の両端部を前記吊り金具30に連結する工程と、新
ステ−ブを鉄皮1に取付けた後、新ステ−ブ取付け部位
の上部鉄皮に明けた孔より切断器を挿入して前記吊りワ
イヤを切断して、吊り金具を新ステ−ブから切り離す工
程とを有する高炉ステ−ブの取替え方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高炉鉄皮を保護す
るためのステ−ブの取替え方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】高炉鉄皮を保護するためにシャフトおよ
び朝顔部に、冷却管を鋳ぐるんだ鋳造金属部に炉内耐火
物を取付けたステ−ブ(正確には、ステ−ブク−ラ−と
いう)が取り付けられている。前記部位に取付けられた
ステ−ブは、熱負荷が高く、降下する高炉原料等に接触
しているので期間の経過とともに損耗する。長期間使用
したステ−ブは損耗が進み、鉄皮にかかる熱負荷が増し
不均一な熱歪みにより終には鉄皮に亀裂が発生する。亀
裂が生じるとガス漏れ等のトラブルを起こすので、炉体
診断に基づいて損耗の著しいステ−ブを取替えることに
なる。このステ−ブの取替え方法が、特開昭60−98
10号に記載されている。この方法は、「炉頂マンテル
周りに1台の昇降ワイヤ用昇降装置と2台のガイドワイ
ヤ昇降装置を設け、昇降ワイヤと2本のガイドワイヤの
端部を炉内に降ろし、取り外す損耗したステ−ブに予め
明けたワイヤ通し孔に通して固定した後、ステ−ブを炉
内に押し出し昇降ワイヤおよびガイドワイヤで吊り上げ
て炉頂開口部より炉外に搬出する。次に、炉頂開口部よ
り新ステ−ブに形成してあるワイヤ通し孔に昇降ワイヤ
およびガイドワイヤを通し固定した後、所定の位置まで
吊り降ろした後、引き寄せ棒で鉄皮に引き寄せてステ−
ブ取付け金物で固定する。」ものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のステ−
ブの取替え方法は、取り外すステ−ブに予めワイヤ通し
孔を明け、昇降ワイヤおよびガイドワイヤをワイヤ通し
孔に通し固定し炉頂まで吊り上げねばならない。また、
新ステ−ブにワイヤ通し孔を形成してあるので、鉄皮に
取付け後ワイヤ通し孔を耐火モルタル等で埋める必要が
ある。
【0004】本発明は、取り外すステ−ブを炉頂まで吊
り上げる必要がなく、また取付けた新ステ−ブのワイヤ
通し孔の補修の必要のない取替え工数の少ない高炉ステ
−ブの取替え方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を、高
炉の炉頂マンテル周りに複数台のウインチを配設し、昇
降ワイヤおよびガイドワイヤを使用してステ−ブの取替
えを行う方法において、取り外す旧ステ−ブの給排水管
およびボルトを溶断し、ジャッキを使用して炉内にステ
−ブを突き落とす工程と、炉頂マンテル周りの作業床上
で昇降ワイヤの端部を吊り金具に連結し、新ステ−ブの
上部炉内側に突出して設けた2本のアイボルトを通した
吊りワイヤの両端部を前記吊り金具に連結する工程と、
新ステ−ブを鉄皮に取付けた後、新ステ−ブ取付け部位
の上部鉄皮に明けた孔より切断器を挿入して前記吊りワ
イヤを切断して、吊り金具を新ステ−ブから切り離す工
程とを有する高炉ステ−ブの取替え方法により達成す
る。
【0006】「作用」取り外す旧ステ−ブを炉内に突き
落とし炉熱で溶解させるから、旧ステ−ブにワイヤを玉
がけして炉頂に吊り上げる手間が省ける。また、旧ステ
−ブの鉄成分を溶銑として回収することができる。
【0007】新ステ−ブと昇降ワイヤの吊り金具の間を
吊りワイヤで連結するようにしたから、吊りワイヤを切
断することにより容易に昇降ワイヤと鉄皮に取付けた新
ステ−ブの間の縁切りができる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて以下に説明する。図1は、本発明方法の概要説明図
である。図は縦断面で示している。
【0009】1は高炉の鉄皮、2は朝顔、炉腹および炉
胸(シャフト)の鉄皮を保護するために取付けられたス
テ−ブである。3は炉頂マンテルであり、炉内で発生し
た高炉ガスを捕集し上昇管に導く機能を有する。この炉
頂マンテル3には炉内に補修用器材を入れるための大マ
ンホ−ル4、点検口5や装入物レベルを計測するための
サウンジング用ワイヤの通し孔等の計測用開孔が設けら
れている。11aは炉頂マンテル3周りに設けられた作
業床、11bは炉胸回りの作業床、11cは朝顔周りの
作業床、11dは羽口上の作業床である。13は羽口に
高温高圧の空気を導く環状管、12は鋳床、14は炉体
の羽口周り複数個所に設置されている階段付きの作業床
である。
【0010】本発明方法は炉胸〜朝顔に取付けられてい
るステ−ブ等の鉄皮保護用冷却装置の取替えに適用でき
るものであるが、以下には朝顔のステ−ブの取替えにつ
いて説明する。なお、炉頂の大マンホ−ル4から朝顔ま
での垂直距離Hは近年建設された大型高炉では約25m
である。
【0011】「旧ステ−ブ取り外し」 (1)取替え工事に先立ち、原料の装入を中止して原料
レベルを取り外す朝顔ステ−ブの下方まで下げる。
【0012】(2)取り外すステ−ブ2aの取付けボル
トおよび配管を溶断する。このとき作業は作業床11c
および11dを使用して行う。
【0013】(3)図6に示すように、鉄皮1に開けら
れた給排水管穴41の周りに反力受け材45を取付け、
油圧ジャッキ46の後端をこの反力受け材45に当て、
ロッドヘッドをステ−ブ2aの背面(鋳造金属部)に当
てる。油圧ジャッキ46でステ−ブ2aを炉内側に押し
出し、炉内に突き落とす。油圧ジャッキは20Tのもの
を2台使用すればよい。それでもステ−ブ2aが抜けな
い場合は、衝撃槌(モンゲン)で槌打し、緩ませた後で
油圧ジャッキにて押し出せばよい。なお、46aは油圧ホ
−スである。
【0014】「新ステ−ブの炉内取り込み」 (4)炉頂マンテル周りの作業床11aにおいて、大マ
ンホ−ル4側に1台のウインチ6aを、大マンホ−ル4
の反対側にある点検口5側に1台のウインチ6bを、ま
た大マンホ−ル4と点検口5の間の適当位置にウインチ
6cおよび6d2台を設置する。ウインチ6aの昇降ワ
イヤ8を作業床11aの上方に取付けてあるガイドレ−
ル9に沿って移動可能に吊設されたワイヤシ−ブブロッ
ク7のワイヤシ−ブを通して作業床11a上に降ろす。
また、ウインチ6bの昇降ワイヤ10aをガイドシ−ブ
5に掛け通して炉内を経て大マンホ−ル4から取り出
す。また、ウインチ6cおよび6dの昇降ワイヤ10b
および10cを図示しないワイヤシ−ブを掛け通し、図
示しないワイヤ通し孔をそれぞれ通し炉内を経由して大
マンホ−ル4から取り出す。4本の昇降ワイヤ8,10
a,10bおよび10cの先端を図4に示す吊り金具3
0に固着する。
【0015】(5)図3に示すように、取付ける新ステ
−ブ2bにはその金属部にねじ部を植え込んだ2本のア
イボルト21、21が耐火物の外にそのアイ部を露出し
て固着されている。2本のアイボルト21、21の目穴
に両端スプライス付き吊りワイヤ23を通し、両端のス
プライスにシャックル34を通す。このシャックル34
を前記吊り金具30のシャックル穴に締結する。なお、
新ステ−ブ2bの取付けボルト24または給排水管の2
本に引き込みワイヤ26を取付けておく。
【0016】(6)各ウインチの昇降ワイヤを繰り出し
ながら新ステ−ブ2bを大マンホ−ル4から朝顔部の取
付けレベルまで吊り降ろす。
【0017】(7)図2に示すように、新ステ−ブ取付
け部位の上部鉄皮に穴43を明け、この穴より炉内に図
示しない引き寄せ棒を挿入し吊りワイヤ23を引っか
け、鉄皮1側に引き寄せる。新ステ−ブ2bに予め取付
けてある引き込みワイヤ26を適当な手段(例えば、先
端に挟持部を有する挟持棒等)で掴み、ボルト取付け孔
41または給排水管取付け穴42から鉄皮外に引き出
す。
【0018】(8)図5に示すように、引き込みワイヤ
26をチェ−ンブロック等の手段で新ステ−ブ2bの取
付けボルト24および給排水管25をそれぞれのボルト
取付け孔41および給排水管取付け穴42を通して鉄皮
外に引き出す。取付けボルト24にナットを締結して新
ステ−ブ2bを鉄皮1に固定する。給排水管25を図示
しない給排水元管に接続する。
【0019】上記の方法は大マンンホ−ル4の下方の朝
顔部のステ−ブの取替えについて説明したが、反対側の
点検口5の下方の朝顔部のステ−ブの取替えは、ウイン
チ6aの昇降ワイヤ10aを垂直に吊り降ろす主ワイヤ
とし、他の昇降ワイヤ8〜10cを補助ワイヤとして行
えばよい。他の部位についても垂直に吊り降ろす主ワイ
ヤと補助ワイヤの関係が変わるだけで上記と同様手順で
ステ−ブの取替えを行うことができる。
【0020】また、この方法によりシャフト部のステ−
ブの取替えを行うことができることは言うまでもない。
【0021】
【発明の効果】本発明方法によれば、旧ステ−ブを炉頂
から取り出すために高温の輻射熱、有害ガスのある作業
環境の苛酷な炉内における玉がけ作業を省略することが
できる。また、昇降ワイヤの吊り金具と新ステ−ブの間
に吊りワイヤを連結してあるから、このワイヤを切断ま
たは溶断することにより容易に昇降ワイヤとの縁切りが
できる。これらにより、ステ−ブの取替え工数および時
間を大幅に短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法の概要説明図である。
【図2】ステ−ブを取付けるための取付けボルト等の各
種穴を示す鉄皮の一部平面図である。
【図3】新ステ−ブに吊りワイヤを通し掛けした様子を
示す斜視図である。
【図4】本発明に係る吊り金具に昇降ワイヤおよび吊り
ワイヤを掛けた状態を示す斜視図である。
【図5】新ステ−ブを鉄皮側に引き寄せる方法を説明す
る側面図である。
【図6】旧ステ−ブの突き落とし方法を説明する側面図
である。
【符号の説明】
1 鉄皮 2 ステ−ブ 2a 旧ステ−ブ 2b 新ステ−ブ 3 炉頂マンテル 4 大マンホ−ル 5 点検口 6a〜6d ウインチ 7 ワイヤ−シ−ブブロック 8、10a〜10c 昇降ワイヤ 9 ガイドレ−ル 11a〜11d 作業床 21 アイボルト 23 吊りワイヤ 24 取付けボルト 30 吊り金具 34 シャックル 41 ボルト取付け穴 42 給排水管 43 引き寄せ棒挿入穴

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高炉の炉頂マンテル周りに複数台のウイ
    ンチを配設し、昇降ワイヤおよびガイドワイヤを使用し
    てステ−ブの取替えを行う方法において、取り外す旧ス
    テ−ブの給排水管およびボルトを溶断し、ジャッキを使
    用して炉内にステ−ブを突き落とす工程と、炉頂マンテ
    ル周りの作業床上で昇降ワイヤの端部を吊り金具に連結
    し、新ステ−ブの上部炉内側に突出して設けた2本のア
    イボルトを通した吊りワイヤの両端部を前記吊り金具に
    連結する工程と、新ステ−ブを鉄皮に取付けた後、新ス
    テ−ブ取付け部位の上部鉄皮に明けた孔より切断器を挿
    入して前記吊りワイヤを切断して、吊り金具を新ステ−
    ブから切り離す工程とを有することを特徴とする高炉ス
    テ−ブの取替え方法。
JP35461097A 1997-12-24 1997-12-24 高炉ステ−ブの取替え工法 Pending JPH11189815A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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