JPH11188655A - ねじ締め方法及び装置 - Google Patents

ねじ締め方法及び装置

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JPH11188655A
JPH11188655A JP35472497A JP35472497A JPH11188655A JP H11188655 A JPH11188655 A JP H11188655A JP 35472497 A JP35472497 A JP 35472497A JP 35472497 A JP35472497 A JP 35472497A JP H11188655 A JPH11188655 A JP H11188655A
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tightening
screw
screws
screw tightening
torque
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Saburo Kojima
三郎 小島
Kazuo Oishi
和男 大石
Kazuo Kobori
和男 小堀
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被締め付け体に歪みを生じさせることなくね
じを締め付けることができるねじ締め方法及び装置を提
供する。また、複数のねじを同時に締め付ける場合であ
っても被締め付け体に生じる回転トルクを抑制すること
ができるねじ締め方法及び装置を提供する。 【解決手段】 複数のねじを複数箇所に予め設定された
設定締め付けトルクでほぼ同時に締め付けるねじ締め方
法であって、複数のねじをねじ締めする複数のねじ締め
手段を、締め付けトルクが互いにほぼ同じに増加するよ
うに同期しながら制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ねじ締め方法及び
装置に係り、特に複数のねじをほぼ同時に締め付けるね
じ締め方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子機器や精密機械等の各種産業におけ
る組立て作業において、ねじ締め作業は最も基本的なも
のである。従来のねじ締め方法についてHDD(Hard D
isc Drive、固定磁気ディスク装置)装置の組立て作業
を例に図6を用いて説明する。図6は、HDD装置を示
す斜視図である。
【0003】図6に示すように、制御用のIC(Integr
ated Circuit)109等が取付けられたHD(Hard Dis
k)コントロール基板110の裏側には、ディスク11
4を回転するためのスピンドルモータ112が取り付け
られている。一方、HDコントロール基板110の表側
には、複数のディスク114が設けられている。これら
のディスク114間にはスペーサ(図示せず)が挟まれ
ており、このスペーサにより各ディスク114は所定の
距離ずつ離間している。
【0004】最上段のディスク114上にはディスクク
ランプ116が取り付けられている。そしてディスクク
ランプ116には4つのねじ穴118a乃至118dが
形成されており、4本のねじを用いて締め付けることに
より全てのディスク114がスピンドルモータ112の
回転軸(図示せず)に固定される。ディスククランプ1
16には4つのねじ穴118a乃至118dが設けられ
ているため、ねじ締め作業においては、ディスク114
が歪んでしまうのを防止すべく、対角のねじを選びなが
ら、小さなトルクから大きなトルクへと数回に分けて全
部のねじ締めを行っていた。
【0005】そして、HDコントロール基板110上
に、磁気ヘッド122が設けられた複数のアーム124
が取り付けられたヘッド駆動装置120を取り付け、H
DD装置が完成する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなディスククランプ116に対してねじ締めを行う
場合には、ディスククランプ116が歪みながら締め付
けられるため、ディスク114に歪みが生じてしまうこ
とがあった。HDD装置では、磁気ヘッド122がディ
スク114に接近して設けられるため、ディスク114
の歪みは致命的な障害となる。従って、ディスククラン
プ116に歪みを生じさせることなくねじ締めを行うこ
とが求められる。
【0007】そこで、複数のねじを同時に締め付けるこ
とができるねじ締め装置を用い、複数のねじを同時に締
め付けることが考えられる。しかし、単に複数のねじを
同時に締め付けるようにしても、ねじのバラツキ、ディ
スククランプ等の被締め付け体のバラツキ、ねじ締め装
置のビットの回転数や発生トルクのバラツキ等の様々な
要素により、ディスククランプ等の被締め付け体に歪み
を生じることなくねじを締め付けることは非常に困難で
あった。
【0008】また、ねじを締め付けることによりディス
ククランプ等の被締め付け体に回転トルクが生じるが、
複数のねじを同時に締め付けると、被締め付け体の回転
トルクはねじの個数倍となってしまう。このため、被締
め付け体の回転を防止するために、その回転トルクに相
当する力で被締め付け体を押さえなければならないとい
う問題もあった。
【0009】本発明の目的は、被締め付け体に歪みを生
じさせることなくねじを締め付けることができるねじ締
め方法及び装置を提供することにある。また、本発明の
他の目的は、複数のねじを同時に締め付ける場合であっ
ても被締め付け体に生じる回転トルクを抑制することが
できるねじ締め方法及び装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的は、複数のねじ
を複数箇所に予め設定された設定締め付けトルクでほぼ
同時に締め付けるねじ締め方法であって、前記複数のね
じをねじ締めする複数のねじ締め手段を、締め付けトル
クが互いにほぼ同じに増加するように同期しながら制御
することを特徴とするねじ締め方法により達成される。
これにより、複数のねじの締め付けトルクをほぼ同じに
増加することができるので、被締め付け体に歪みを生じ
させることなくねじを締め付けることができる。
【0011】また、上記目的は、複数のねじを複数箇所
に予め設定された設定締め付けトルクでほぼ同時に締め
付けるねじ締め装置であって、前記複数のねじをそれぞ
れねじ締めする複数のねじ締め手段と、前記複数のねじ
締め手段を、締め付けトルクが互いにほぼ同じに増加す
るように同期しながら制御する同期制御手段とを有する
ことを特徴とするねじ締め装置により達成される。これ
により、複数のねじの締め付けトルクをほぼ同じに増加
することができるので、被締め付け体に歪みを生じさせ
ることなくねじを締め付けることができる。
【0012】また、上記目的は、複数のねじを複数箇所
に予め設定された設定締め付けトルクでほぼ同時に締め
付けるねじ締め方法であって、前記複数のねじの内、右
回りのねじの個数と、左回りのねじの個数を、ほぼ同数
とし、前記右回りのねじと前記左回りのねじをほぼ同時
にねじ締めすることを特徴とするねじ締め方法により達
成される。これにより、被締め付け体に生じる右回りの
回転トルクと左回りの回転トルクとが互いに打ち消しあ
うため、複数のねじを同時に締め付ける場合であっても
被締め付け体に生じる回転トルクを抑制することができ
る。
【0013】また、上記目的は、複数のねじを複数箇所
に予め設定された設定締め付けトルクでほぼ同時に締め
付けるねじ締め装置であって、前記複数のねじの内、右
回りのねじの個数と、左回りのねじの個数を、ほぼ同数
とし、前記右回りのねじを締める右回りねじ締め手段
と、前記左回りのねじを締める左回りねじ締め手段と、
前記右回りねじ締め手段と前記左回りねじ締め手段と
を、ほぼ同時にねじ締めするように制御する制御手段と
を有することを特徴とするねじ締め装置により達成され
る。これにより、被締め付け体に生じる右回りの回転ト
ルクと左回りの回転トルクとが互いに打ち消しあうた
め、複数のねじを同時に締め付ける場合であっても被締
め付け体に生じる回転トルクを抑制することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】[第1実施形態]本発明の第1実
施形態によるねじ締め方法及び装置を図1乃至図4を用
いて説明する。図1は、本実施形態によるねじ締め装置
を示すブロック図である。なお、図1におけるドライバ
ユニット14a乃至14dは、ドライバユニット14a
乃至14dの下側、即ちビット16a乃至16dの側か
ら見たものである。図2は、本実施形態によるねじ締め
装置のドライバユニットを示す側面図である。図3は、
本実施形態によるねじ締め装置のねじ締め制御手段とド
ライバユニットを示すブロック図である。図4は、本実
施形態によるねじ締め方法及び装置の動作を示すタイム
チャートである。なお、本実施形態では、図6に示すよ
うなHDD装置のディスククランプのねじ締めを例とし
て説明する。
【0015】(全体構成)まず、本実施形態によるねじ
締め装置の全体構成を図1を用いて説明する。本実施形
態によるねじ締め装置は、同期制御手段10と、4つの
ねじ締め制御手段12a乃至12dと、4つのドライバ
ユニット14a乃至14dとにより構成されている。
【0016】本実施形態によるねじ締め装置は、4つの
ドライバユニット14a乃至14dによるねじの締め付
けトルクがほぼ同じに増加するように、4つのねじ締め
制御手段12a乃至12dを同期制御手段10により同
期制御するものである。設定締め付けトルクに達するま
での目標設定トルクを細かく、例えば8段階に設定し、
各段階で4つのねじ締め制御手段12a乃至12dが全
て目標設定トルクに達するまで必要に応じて待機し、結
果的に4つのねじの締め付けトルクが同じに増加するよ
うに同期制御することを主な特徴としている。
【0017】本実施形態によるねじ締め装置は、図1に
示すように、工場等におけるねじ締め作業全体を制御す
るシーケンサ15に接続されている。シーケンサ15か
らねじ締め装置に対して、ねじ締め作業の開始・終了の
命令が与えられ、この命令に基づいてねじ締め装置は所
定のねじ締め動作を行う。 (ドライバユニット)次に、本実施形態によるねじ締め
装置のドライバユニットについて、図1乃至図3を用い
て説明する。
【0018】図1に示すように、ドライバユニット14
a乃至14dのビット16a乃至16dは、図6に示す
HDD装置のディスククランプ116のねじ穴118a
乃至118dの位置に対応するように位置合わせされて
いる。図2はドライバユニット14の側面図である。図
2からわかるように、本実施形態によるねじ締め装置の
ドライバユニット14は、ビット16が設けられたドラ
イバヘッド部18とサーボモータ20とをオフセットし
て回転軸の位置をずらしたものである。このような構造
にすることにより、複数のドライバユニット14a乃至
14dのビット16a乃至16dの位置を、図6に示す
ディスククランプ116のねじ穴118a乃至118d
に対応して接近させることが可能となっている。
【0019】また、サーボモータ20の回転軸には、サ
ーボモータ20の回転に対応してパルス信号を発生する
エンコーダ22が取り付けられている。なお、エンコー
ダ22及びサーボモータ20はコネクタ23を介してね
じ締め制御手段12に接続されており、ドライバユニッ
ト14はねじ締め制御手段12により制御される(図3
参照)。
【0020】また、ドライバユニット14のドライバヘ
ッド部18の先端部には、回転軸方向にスライド可能な
スリーブ24が設けられている。スリーブ24はビット
16を覆うように設けられており、スリーブ24に設け
られた吸気管26から空気を吸気すると、ねじの頭がビ
ット16に吸着される。 (ねじ締め制御手段)次に、本実施形態によるねじ締め
装置のねじ締め制御手段について図1、図3を用いて説
明する。
【0021】図1に示すように、ねじ締め制御手段12
a乃至12dはドライバユニット14a乃至14dに対
して1つずつ設けられ、シーケンサ15や同期制御手段
10からの命令によりドライバユニット14a乃至14
dを制御するものである。図3に示すように、ねじ締め
制御手段12には、操作・表示部28が設けられてい
る。操作・表示部28においては、設定スイッチ(図示
せず)などを用いて、締め付けトルクの設定、及びねじ
の回転方向の設定が行われる。そして、設定された締め
付けトルク値、及び回転方向は、操作・表示部28に設
けられたLED等により表示される。
【0022】操作・表示部28は制御部30に接続され
ており、制御部30により設定内容が適宜読み込まれる
と共に、制御部30からの表示情報等が操作・表示部2
8により表示される。また、制御部30には外部制御イ
ンターフェイス部32が接続されている。制御部30
は、外部制御インターフェイス部32を介して同期制御
手段10やシーケンサ15との間で信号の入出力を行
う。
【0023】同期制御手段10からは、例えば、8段階
に分けてねじ締めを行う旨の情報が、予め外部制御イン
ターフェイス部32を介して制御部30に入力される。
制御部30は、例えば8段階に分けてねじ締めを行う旨
の情報と設定ねじ締めトルク値とから各段階における目
標設定トルクを求め、各段階のねじ締めにおいてはそれ
ぞれ目標設定トルクに達するようにねじ締めを行うこと
となる。
【0024】制御部30は、シーケンサ15や同期制御
手段10からの命令により、サーボ回路34を制御して
ドライバユニット14のサーボモータ20を回転させ
る。そしてドライバユニット14のサーボモータ20に
取り付けられたエンコーダ22からのパルス信号を確認
しながら適切な回転数でねじ締め制御を行う。そして、
ねじの締め付けトルクが各段階における目標設定トルク
に達すると、同期制御手段10に信号を出力し、同期制
御手段10からの命令があるまで待機する。再び同期制
御手段10から命令があると、ねじ締め制御手段12は
再びねじ締めを開始する。そして同様にして、段階的に
ねじを締め付けていく。なお、ねじ締め制御手段12の
総合的な動作については後述する。
【0025】(同期制御手段)次に、本実施形態による
ねじ締め装置の同期制御手段について図1及び図4を用
いて説明する。同期制御手段10は、4つのドライバユ
ニット14a乃至14dによる締め付けトルクがほぼ同
じに増加するように、4つのねじ締め制御手段12a乃
至12dを同期制御するものである。
【0026】同期制御手段10には、上記に示したよう
に、例えば8段階に分けてねじ締めを行う旨の情報が予
め記憶されている。上述したように、この情報はねじ締
め制御手段12a乃至12dに出力される。ねじ締め作
業においては、同期制御手段10は、ねじ締め制御手段
12a乃至12dから出力されるSYNC信号を監視
し、全てのねじ締め制御手段12a乃至12dからSY
NC信号が出力されると、全てのねじ締め制御手段12
a乃至12dにおいてねじの締め付けトルクが目標設定
トルクに達したと判断し、ねじ締め制御手段12a乃至
12dに対してACK信号を出力する。
【0027】ACK信号が出力されると、ねじ締め制御
手段12a乃至12dは再びねじ締めを再開し、次の段
階の目標設定トルクに達するまでねじ締めを行う。同様
にして、4つのねじ締め制御手段12a乃至12dは4
つのねじの締め付けトルクが同じに増加するように同期
制御され、4つのねじはほぼ均等な締め付けトルクで締
め付けられていく。なお、同期制御手段10の総合的な
動作については後述する。
【0028】また、同期制御手段10には、ホールド時
間を設定するためのホールド時間設定スイッチ(図示せ
ず)が設けられている。ホールド時間とは、最終的なね
じの締め付けトルクを安定させるために、設定締め付け
トルクで一定時間ねじを締め付ける時間のことである。
ホールド時間設定スイッチを切り換えることにより、ホ
ールド時間は、例えば50ms又は200msに設定さ
れる。
【0029】(シーケンサ)次に、工場等におけるねじ
締め作業全体を制御するシーケンサ15について図1及
び図4を用いて説明する。図1に示すように、シーケン
サ15は、本実施形態によるねじ締め装置の同期制御手
段10やねじ締め制御手段12a乃至12dに接続さ
れ、所定の命令を与えることによりねじ締め作業を制御
する。
【0030】図4に示すように、シーケンサ15は、ね
じ締め作業の開始を示すSTART信号を出力する。S
TART信号が入力されると、ねじ締め制御手段12a
乃至12dは直ちにドライバユニット14a乃至14d
を制御してねじ締めを開始する。そして、シーケンサ1
5は、ねじ締め制御手段12a乃至12dから出力され
るMTDV(a)信号乃至MTDV(d)信号を監視
し、MTDV(a)信号乃至MTDV(d)信号の出力
の終了によってねじ締めが終了したことを判断し、ST
ART信号の出力を終了する。これにより一連のねじ締
め作業が完了することとなる。なお、MTDV(a)信
号乃至MTDV(d)信号は、ねじ締め制御手段12a
乃至12dが動作中であることを示す信号である。ま
た、シーケンサ15の総合的な動作については後述す
る。
【0031】(ねじ締め動作)次に、本実施形態のねじ
締め装置を用いたねじ締め方法について図3及び図4を
用いて説明する。まず、本実施形態によるねじ締め装置
の初期設定について図3を用いて説明する。
【0032】ねじ締め作業の初期設定においては、ま
ず、同期制御手段10とねじ締め制御手段12のパワー
スイッチ(図示せず)をそれぞれONにする。同期制御
手段10は、8段階に分割してねじ締めを行う旨の情報
をねじ締め制御手段12に対して出力する。これに対し
て、ねじ締め制御手段12の制御部30では、8段階に
分割してねじ締めを行う旨の情報を記憶する。
【0033】そして、同期制御手段10とねじ締め制御
手段12の動作設定を行う。同期制御手段10について
は、ホールド時間設定スイッチを操作して、所望のホー
ルド時間、例えば200msに設定する。ねじ締め制御
手段12については、操作・表示部28の操作ボタン等
を操作して、締め付けトルクの設定、及びねじ締めの回
転方向の設定を行う。
【0034】こうして本実施形態によるねじ締め装置の
初期設定が完了する。次に、本実施形態によるねじ締め
装置を用いたねじ締め方法について図1、図3、及び図
4を用いて説明する。まず、図4に示すように、シーケ
ンサ15からねじ締めを開始する旨のSTART信号が
出力される。
【0035】START信号が入力されると、ねじ締め
制御手段12a乃至12dは、ねじ締めの準備段階に入
り、それぞれドライバユニット14a乃至14dのサー
ボモータ20を回転させ始める。これにより、それぞれ
のドライバユニット14a乃至14dのサーボモータ2
0は、軽いトルクで回転するアイドリング状態となる。
図4のタームチャートにおけるDriver(a)、D
river(b)、Driver(c)、Driver
(d)は、それぞれドライバユニット14a、14b、
14c、14dの動作状態を示したものである。それぞ
れのドライバユニット14a乃至14dのスリーブ24
の吸気管26から空気を吸気すると、それぞれのビット
16a乃至16dの先端にはねじの頭が吸着される。そ
して、サーボモータ20がアイドリング状態で回転して
いるため、ねじの頭の溝はビット16a乃至16dに確
実に噛み合い、これによりねじ締めの準備が完了する。
【0036】ねじ締めの準備が完了すると、ねじ締め制
御手段12a乃至12dはそれぞれSYNC(a)信号
乃至SYNC(d)信号を出力し、待機状態に入る(W
ait)。図4のタームチャートにおいて、SYNC
(a)信号、SYNC(b)信号、SYNC(c)信
号、SYNC(d)信号は、それぞれねじ締め制御手段
12a、12b、12c、12dから出力されるSYN
C信号を示したものである。
【0037】一方、同期制御手段10は、SYNC
(a)信号乃至SYNC(d)信号を監視し、全てのS
YNC信号が出力されたことを確認すると、ねじ締めの
準備が整ったと判断して、1回目のACK信号(図4に
おけるACK1)を出力する。それぞれのねじ締め制御
手段12a乃至12dは、1回目のACK信号が入力さ
れると、ドライバユニット14a乃至14dを制御し、
ねじ締めを開始する。ねじ締めが開始されると、図4に
示すように、トルクが徐々に上昇していく。そして、ね
じ締め制御手段12a乃至12dは、ねじの締め付けト
ルクが1段階目の目標設定トルクに達するまでねじ締め
を行う。そして、ねじの締め付けトルクが1段階目の目
標設定トルクに達すると、ねじ締め制御手段12a乃至
12dはそれぞれドライバユニット14a乃至14dの
サーボモータ20を停止し、SYNC(a)信号乃至S
YNC(d)信号を出力し、待機状態に入る(Wai
t)。
【0038】一方、同期制御手段10は、SYNC
(a)信号乃至SYNC(d)信号を監視し、全てのS
YNC信号が出力されたことを確認すると、ねじの締め
付けトルクが1段階目の目標設定トルクに達したと判断
して、2回目のACK信号(図4におけるACK2)を
出力する。これに対し、それぞれのねじ締め制御手段1
2a乃至12dは、2回目のACK信号が入力される
と、ねじ締めを再開し、2段階目の目標設定トルクまで
ねじを締め付けるべくドライバユニット14a乃至14
dを制御する。
【0039】この後も同様にしてねじ締めを行っていく
と、結果的に4つのねじの締め付けトルクが同じに増加
するように、ねじ締めが行われることとなる。そして、
7段階目のねじ締めによって、ねじの締め付けトルクが
ねじ締め制御手段の操作・表示部から予め設定した設定
締め付けトルクに達する。ねじの締め付けトルクが設定
締め付けトルクに達すると、ねじ締め制御手段12a乃
至12dはその設定締め付けトルクを保ったまま、それ
ぞれSYNC(a)信号乃至SYNC(d)信号を出力
する。そして全てSYNC信号が出力されると、同期制
御手段10は8回目のACK信号(図4におけるACK
8)を出力する。このACK信号はホールド時間に相当
する時間、例えば200ms間に亘って出力される。
【0040】ねじ締め制御手段12a乃至12dは、8
回目のACK信号が出力されている間、ねじの締め付け
トルクを設定締め付けトルクに保ち、ねじの締め付けト
ルクを安定させる。そして、8回目のACK信号の出力
が終了すると、ねじ締め制御手段12a乃至12dはね
じ締めを終了する。
【0041】一方、シーケンサ15は、ねじ締め制御手
段12a乃至12dから出力されるMTDV(a)信号
乃至MTDV(d)信号を監視しており、MTDV
(a)信号乃至MTDV(d)信号の出力の終了によっ
てねじ締めが終了したことを判断し、START信号の
出力を終了する。これにより、ねじ締め作業が完了する
こととなる。
【0042】このように本実施形態によれば、設定締め
付けトルクに達するまでの目標設定トルクを細かく設定
し、ねじ締めの各段階においてねじの締め付けトルクが
目標設定トルクに達するまで必要に応じて待機するの
で、結果的にすべてのねじの締め付けトルクが同じに増
加するように同期制御することができ、これにより被締
め付け体に歪みを生じさせることなくねじを締め付ける
ことができる。
【0043】[第2実施形態]本発明の第2実施形態に
よるねじ締め方法及び装置を図5を用いて説明する。図
5は、本実施形態によるねじ締め装置を示すブロック図
である。なお、図5におけるドライバユニット14a乃
至14dは、ドライバユニット14a乃至14dの下
側、即ちビット16a乃至16dの側から見たものであ
る。図1乃至図4に示す第1実施形態によるねじ締め方
法及び装置と同一の構成要素には、同一の符号を付して
説明を省略または簡潔にする。なお、本実施形態では、
図6に示すような4本のねじにより固定されるHDD装
置のディスククランプのねじ締めを例に説明する。
【0044】図6に示すようなHDD装置のディスクク
ランプ116に対して、同時に複数のねじ締めを行う
と、通常はディスククランプ116の回転トルクはねじ
の個数倍となる。そこで、本実施形態では、右回りのね
じの個数と左回りのねじの個数とを同数とし、これらの
ねじをほぼ同時にねじ締めすることにより、ディスクク
ランプ116に生じる右回りの回転トルクと左回りの回
転トルクとが互いに打ち消しあうようにすることに主な
特徴がある。これにより複数のねじを同時に締め付ける
場合であってもディスククランプ116に生じる回転ト
ルクを抑制することができる。なお、本実施形態による
ねじ締め方法及び装置は、ねじの回転方向が第1実施形
態と異なっている他は、第1実施形態と同様である。
【0045】上記に示した理由から本実施形態では、右
回りのねじの個数と、左回りのねじの個数とを同数とす
る。従って、図6に示すHDD装置のディスククランプ
116のねじ穴118a、118cについては右回りの
ねじを用い、ねじ穴118b、118dについては左回
りのねじを用いる。ねじ締め装置の初期設定にあたって
は、ねじ締め制御手段12a、12cについては、それ
ぞれの操作・表示部28を操作することにより、ねじの
回転方向を右回りに設定する。一方、ねじ締め制御手段
12b、12dについては、それぞれの操作・表示部2
8を操作することにより、ねじの回転方向を左回りに設
定する。
【0046】これにより、ディスククランプ116にね
じを締め付ける際には、図5に矢印で示すように、ドラ
イバユニット14a、14cのビット16a、16cは
右回りに回転し、ねじは右回りに締め付けられる。一
方、ドライバユニット14b、14dのビット16b、
16dは左回りに回転し、ねじは左回りに締め付けられ
る。
【0047】右回りのねじ締めによってディスククラン
プ116にはねじ2本分の右回りの回転トルクが生じ、
左回りのねじ締めによってディスククランプ116には
ねじ2本分の左回りの回転トルクが生じる。ところが、
右回りのねじの個数と、左回りのねじの個数とが同じで
あるため、ディスククランプ116の右回りの回転トル
クと左回りの回転トルクとは打ち消し合うこととなる。
これにより、ディスククランプ116に生じる回転トル
クが抑制される。ディスククランプ116には強い回転
トルクが発生しないので、強い力でディスククランプ1
16を押さえる必要がない。
【0048】また、ねじ締めにおいては、図4に示すよ
うに、第1実施形態と同様にして、設定締め付けトルク
に達するまでの目標設定トルクを細かく設定し、ねじ締
めの各段階においてねじの締め付けトルクが目標設定ト
ルクに達するまで必要に応じて待機し、結果的にすべて
のねじの締め付けトルクが同じに増加するように同期制
御する。
【0049】このように本実施形態によれば、右回りの
ねじの個数と左回りのねじの個数とを同数とし、これら
のねじをほぼ同時にねじ締めするので、被締め付け体に
生じる右回りの回転トルクと左回りの回転トルクとが互
いに打ち消しあい、これにより複数のねじを同時に締め
付ける場合であっても被締め付け体に生じる回転トルク
を抑制することができる。
【0050】[変形実施形態]本発明は上記実施形態に
限らず種々の変形が可能である。例えば、第1及び第2
実施形態では、4つのねじを同時に締め付けるべく4つ
のドライバユニットを設けたが、4つに限定されるもの
ではなく、被締め付け体に締め付けるべきねじの個数に
あわせて適宜ドライバユニットやねじ締め制御手段を設
ければよい。
【0051】また、第1及び第2実施形態では、HDD
装置のディスククランプのねじ締めを例に説明したが、
HDD装置のディスククランプのねじ締めに限定される
ものではなく、例えばクッション材を挟んだガスケット
カバーのねじ締め等、複数のねじ穴を有する被締め付け
体であればあらゆる被締め付け体のねじ締めに適用する
ことができる。
【0052】また、第1及び第2実施形態では、同期制
御手段とねじ締め制御手段とドライバユニットとをそれ
ぞれ別個に設けたが、適宜一体に形成してもよい。ま
た、第1及び第2実施形態では、8段階に分けてねじ締
めを行う場合を例に説明したが、8段階に限定されるも
のではなく、被締め付け体やねじの種類・長さ等の条件
に応じて適宜設定すればよい。
【0053】また、第1及び第2実施形態では、STA
RT信号、MTDV信号、SYNC信号、及びACK信
号を図4に示すようなタイムチャートで出力したが、信
号の形式やタイミング等はこれらに限定されるものでは
なく、上記のようにねじ締めが行えるならば適宜信号の
形式やタイミング等を設定してもよい。
【0054】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、設定締め
付けトルクに達するまでの目標設定トルクを細かく設定
し、ねじ締めの各段階においてねじの締め付けトルクが
目標設定トルクに達するまで必要に応じて待機するの
で、結果的にすべてのねじの締め付けトルクが同じに増
加するように同期制御することができ、これにより被締
め付け体に歪みを生じさせることなくねじを締め付ける
ことができる。
【0055】また、本発明によれば、右回りのねじの個
数と左回りのねじの個数とを同数とし、これらのねじを
ほぼ同時にねじ締めするので、被締め付け体に生じる右
回りの回転トルクと左回りの回転トルクとが互いに打ち
消しあい、これにより複数のねじを同時に締め付ける場
合であっても被締め付け体に生じる回転トルクを抑制す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態によるねじ締め装置を示
すブロック図である。
【図2】本発明の第1実施形態によるねじ締め装置のド
ライバユニットを示す側面図である。
【図3】本発明の第1実施形態によるねじ締め装置のね
じ締め制御手段とドライバユニットを示すブロック図で
ある。
【図4】本発明の第1実施形態によるねじ締め方法及び
装置の動作を示すタイムチャートである。
【図5】本発明の第2実施形態によるねじ締め装置を示
すブロック図である。
【図6】HDD装置を示す斜視図である。
【符号の説明】
10…同期制御手段 12、12a、12b、12c、12d…ねじ締め制御
手段 14、14a、14b、14c、14d…ドライバユニ
ット 15…シーケンサ 16、16a、16b、16c、16d…ビット 18…ドライバヘッド 20…サーボモータ 22…エンコーダ 23…コネクタ 24…スリーブ 26…吸気管 28…操作・表示部 30…制御部 32…外部制御インターフェイス部 34…サーボ回路 109…IC 110…HDコントロール基板 112…スピンドルモータ 114…ディスク 116…ディスククランプ 118a、118b、118c、118d…ねじ穴 120…ヘッド駆動装置 122…磁気ヘッド 124…アーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小堀 和男 東京都港区虎ノ門4丁目1番40号 日鉱エ ンジニアリング株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のねじを複数箇所に予め設定された
    設定締め付けトルクでほぼ同時に締め付けるねじ締め方
    法であって、 前記複数のねじをねじ締めする複数のねじ締め手段を、
    締め付けトルクが互いにほぼ同じに増加するように同期
    しながら制御することを特徴とするねじ締め方法。
  2. 【請求項2】 複数のねじを複数箇所に予め設定された
    設定締め付けトルクでほぼ同時に締め付けるねじ締め装
    置であって、 前記複数のねじをそれぞれねじ締めする複数のねじ締め
    手段と、 前記複数のねじ締め手段を、締め付けトルクが互いにほ
    ぼ同じに増加するように同期しながら制御する同期制御
    手段とを有することを特徴とするねじ締め装置。
  3. 【請求項3】 複数のねじを複数箇所に予め設定された
    設定締め付けトルクでほぼ同時に締め付けるねじ締め方
    法であって、 前記複数のねじの内、右回りのねじの個数と、左回りの
    ねじの個数を、ほぼ同数とし、 前記右回りのねじと前記左回りのねじをほぼ同時にねじ
    締めすることを特徴とするねじ締め方法。
  4. 【請求項4】 複数のねじを複数箇所に予め設定された
    設定締め付けトルクでほぼ同時に締め付けるねじ締め装
    置であって、 前記複数のねじの内、右回りのねじの個数と、左回りの
    ねじの個数を、ほぼ同数とし、 前記右回りのねじを締める右回りねじ締め手段と、 前記左回りのねじを締める左回りねじ締め手段と、 前記右回りねじ締め手段と前記左回りねじ締め手段と
    を、ほぼ同時にねじ締めするように制御する制御手段と
    を有することを特徴とするねじ締め装置。
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