JPH11188278A - 砕き装置 - Google Patents

砕き装置

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JPH11188278A
JPH11188278A JP36672597A JP36672597A JPH11188278A JP H11188278 A JPH11188278 A JP H11188278A JP 36672597 A JP36672597 A JP 36672597A JP 36672597 A JP36672597 A JP 36672597A JP H11188278 A JPH11188278 A JP H11188278A
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hammer
crushed
hammer means
crushing
processing chamber
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英和 小堀
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 植物の育成に用いられる培地の構成材、及
び、これらの培地構成材の混合物などのように砕き処理
に際して砕き装置に付着し易い傾向にある被砕き物を、
例えば、植物の育成に都合の良い大きさに砕くなど、所
定の大きさに効率良く砕くことのできる砕き装置の提
供。 【解決手段】 上部側に被砕き物Gを投入する投入口E
を有する処理室Aと、この処理室A内に略垂直の向きに
設けられ、且つ軸方向に複数のハンマー手段Bを並び設
けられている回転軸Cと、この回転軸Cの駆動手段Dと
を有する構成としてあり、しかも、前記処理室Aが、略
垂直の向きにある室内面Aaにより構成してあると共
に、この室内面Aaで囲まれた下方にある開口Fが取出
し口F’として構成してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、植物育
成用培地、植物育成用培地の構成材、植物育成用培地の
構成材の混合物など、より具体的には、畑土壌、水田土
壌、浄水場において発生する沈澱物からなる土、バーク
堆肥などの堆肥類、各種の土壌改良材などの植物の育成
に用いられる培地の構成材、及び、これらの培地構成材
の混合物などのように砕き処理に際して砕き装置に付着
し易い傾向にある被砕き物の砕き処理に用いられる砕き
装置の提供に関する。
【0002】
【従来の技術】植物の育成に都合の良い植物育成用培地
を作り出すために土塊、浄水場において発生する沈澱物
からなる土などを砕いて植物の育成に都合の良い大きさ
とし、また、バーク堆肥などの堆肥化資材などを対象培
養土に対して都合良く混ぜ合せる大きさに砕くことが一
般になされている。
【0003】このような土塊、浄水場において発生する
沈澱物からなる土、各種の堆肥類、及び、これらの混合
物などを所定の大きさに砕く手段として図27及び図2
8の各装置を用いることが試みられた。
【0004】図27で示される土塊類、浄水場において
発生する沈澱物からなる土、堆肥類などの砕き装置は、
上部側に投入口101を備えていると共に、下部半分を
半割筒状のスクリーン100aとした横向きの円筒状の
ハウジング100と、放射方向に突設されたハンマー1
02aを軸方向に並設状に備え、しかもこのハウジング
100内に水平の回転軸線で回転するように設けられて
いるローター102とを有し、投入口101から投入さ
れた土塊類などを、モーターにより駆動されるローター
102のハンマー102aで砕きながら、スクリーン1
00aに設けられている小孔103から取り出す構成と
してある。
【0005】また、図28で示される土塊類、浄水場に
おいて発生する沈澱物からなる土、堆肥類などの砕き装
置は、上部側に投入口201を備えていると共に、底部
側が塞がれており、しかも、この底部側を塞ぐ底面部の
中心よりも側方に偏った位置に排出口202を有する縦
向きの円筒状のハウジング200と、放射方向に突設さ
れたハンマー203aを軸方向に並設状に備え、且つ、
このハウジング200内に、垂直の回転軸線で回転する
ように各軸受け204によって軸支され、且つモーター
205によって回転されるローター203とを備えて構
成され、投入口201から投入された土塊類などを、ロ
ーター203のハンマー203aで砕きながら、底面部
に設けられている排出口202から取り出す構成として
ある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図27
で示される砕き装置を用いて土塊類などを植物の育成に
都合の良い大きさに砕こうとした場合、砕かれた土など
がスクリーン100aに付着し、このスクリーン100
aにある小孔103を塞ぐことゝなり、土塊類などを連
続的に、効率良く砕くには難があった。
【0007】かかる点から、この図27で示されている
砕き装置におけるスクリーン100aを取り外した状態
で、土塊類などの砕き装置を構成し、これらの土塊類な
どの砕き処理をなそうとしたところ、土塊類などは、ロ
ーター102のハンマー102aによって格別の衝撃を
受けることなく、ハウジング100の下方に送り出され
ることとなり、これらの対象土塊類などが、目的とされ
る大きさに揃うように砕かれない不都合があった。
【0008】また、図28で示される砕き装置を用いて
土塊類などを植物の育成に都合の良い大きさに砕こうと
した場合、砕き対象とされる土塊類などがハウジング2
00の底面部に付着状態に堆積し、排出口202からの
円滑な取り出しができず、この付着堆積物の成長に伴っ
て、ローター203の回転が妨げられる不都合があっ
た。
【0009】この発明は、例えば、植物育成用培地、植
物育成用培地の構成材、植物育成用培地の構成材の混合
物など、より具体的には、畑土壌、水田土壌、浄水場に
おいて発生する沈澱物からなる土、バーク堆肥などの堆
肥類、各種の土壌改良材などの植物の育成に用いられる
各種の培地の構成材、及び、これらの培地構成材の混合
物などのように砕き処理に際して砕き装置に付着し易い
傾向にある塊状の被砕き物を、例えば、植物の育成に都
合の良い大きさに砕くなど、所定の大きさに効率良く砕
くことのできる砕き装置の提供を目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係る砕き装置
は、前記の目的を達成するために、請求項1記載の発明
に係る砕き装置を、上部側に被砕き物を投入する投入口
を有する処理室と、この処理室内に略垂直の向きに設け
られ、且つ軸方向に複数のハンマー手段を並び設けられ
ている回転軸と、この回転軸の駆動手段とを有し、前記
処理室が、略垂直の向きにある室内面により構成してあ
ると共に、この室内面で囲まれた下方にある開口が取出
し口として構成してある。
【0011】このような構成からなる砕き装置にあって
は、処理室の上部側に設けられている投入口から投入さ
れた被砕き物は、その投入落下方向に直交する向きから
の衝撃をハンマー手段によって受けると共に、この被砕
き物の打ち当てられる処理室の室内面で囲まれた下方に
ある開口が取出し口としてあることから、被砕き物は、
この処理室の室内面に沿って開口に導かれることとな
り、取出し口部分に、被砕き物が付着することがない。
【0012】次いで、前記目的を達成するために請求項
2記載の発明に係る砕き装置を、前記請求項1記載の発
明に係る砕き装置にあって、取出し口の開口縁部に沿っ
て砕かれた物の飛び散りを防止する手段を垂設した構成
としてある。
【0013】このように構成される砕き装置にあって
は、砕かれた物が、四方に飛散することなく所定のスペ
ース内に位置づけられるように捕集される。
【0014】次いで、前記目的を達成するために請求項
3記載の発明に係る砕き装置を、前記請求項1又は請求
項2記載の発明に係る砕き装置にあって、処理室の内側
面に、ハンマー手段と協働して被砕き物を砕く反発体を
回転軸に平行に設けた構成としてある。
【0015】このように構成される砕き装置にあって
は、被砕き物が比較的硬い物の場合であっても、この被
砕き物が反発体とハンマー手段との協働によって効率良
く粉砕される。
【0016】次いで、前記目的を達成するために請求項
4記載の発明に係る砕き装置を、前記請求項1、請求項
2、又は請求項3記載の発明に係る砕き装置にあって、
ハンマー手段が、回転軸に備えられる盤状体から突設さ
れるハンマーを備えた第1のハンマー手段と、回転軸に
備えられる盤状体から一体に突設されている取付け体を
上下から挟むように該取付け体に回動自在に設けられる
ハンマーを備えた第2のハンマー手段としてある。
【0017】このように構成される砕き装置にあって
は、第1のハンマー手段と、第2のハンマー手段とによ
って、夫々に異なった態様の衝撃を被砕き物にもたらす
と共に、第2のハンマー手段における個々のハンマー
が、被砕き物の夫々の態様に適応して、必要に応じて夫
々独自に回動される。
【0018】次いで、前記目的を達成するために請求項
5記載の発明に係る砕き装置を、前記請求項4記載の発
明に係る砕き装置にあって、第1のハンマー手段が、円
盤状をなす盤状体の外周部から放射方向に突き出す複数
本のハンマーを有すると共に、第2のハンマー手段が、
円盤状をなす盤状体の外周部から放射方向に突き出す複
数本の取付け体と、この各取付け体に回動可能に設けら
れたハンマーとを備えて構成してあり、前記第1のハン
マー手段におけるハンマーと、前記第2のハンマー手段
におけるハンマーを備えた取付け体とが、上部側にある
ハンマー手段から下部側にあるハンマー手段に向けて順
次に円周方向につる巻状に位置をずらせて設けてある。
【0019】このように構成される砕き装置にあって
は、投入口から投入された被砕き物は、この被砕き物自
体の自重による落下と、つる巻状にハンマー、取付け体
を備えたハンマー手段により下方に向けて都合良く案内
される。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の典型的な各実施の
形態に係る砕き装置を図1〜図26について詳細に説明
する。
【0021】この実施の形態に係る砕き装置は、上部側
に被砕き物Gを投入する投入口Eを有する処理室Aと、
この処理室A内に略垂直の向きに設けられ、且つ軸方向
に複数のハンマー手段Bを並び設けられている回転軸C
と、この回転軸Cの駆動手段Dとを有する構成としてあ
り、しかも、前記処理室Aが、略垂直の向きにある室内
面Aaにより構成してあると共に、この室内面Aaで囲
まれた下方にある開口Fが取出し口F’として構成して
ある。
【0022】このような構成からなる砕き装置にあって
は、処理室Aの上部側に設けられている投入口Eから投
入された被砕き物Bは、その投入落下方向に直交する向
きからの衝撃をハンマー手段Bによって受けると共に、
この被砕き物Gの打ち当てられる処理室Aの室内面Aa
で囲まれた下方にある開口Fが取出し口F’としてある
ことから、被砕き物Gが室内面Aaに沿って開口Fに導
かれることとなり、取出し口部分F’に、被砕き物Gを
付着させることなく取り出すことができる。このように
構成される砕き装置にあっては、砕き装置に付着し易い
傾向にある塊状をなす被砕き物G、例えば、植物育成用
培地、植物育成用培地の構成材、植物育成用培地の構成
材の混合物(なお、本明細書で植物育成用培地とは、水
田土壌、畑土壌などの各種の土、各種の堆肥類、各種の
土壌改良材、各種の肥料などによって構成される植物の
育成に用いられる培地を称するものであって、一般的に
培土、培養土などとも称され、典型的には園芸用培土な
どがある。)など、より具体的には、畑土壌、水田土
壌、浄水場において発生する沈澱物からなる土(通例、
所要の含水率まで水分が取り除かれており浄水ケーキ、
脱水ケーキ、浄水場発生土などと称される。)、バーク
堆肥などの堆肥類、各種の土壌改良材などの植物の育成
に用いられる比較的水分を含んでいる培地の構成材と、
2種以上の当該培地構成材の混合物の砕き処理などをな
すことができ、例えば、都合の良い大きさに砕かれた園
芸用培土の製造などに用いることができる。
【0023】次いで、前記の構成よりなる砕き装置にお
いて、取出し口F’の開口F縁部に沿って砕かれた物の
飛び散りを防止する手段Hを垂設するように構成してあ
ることがある。
【0024】このように構成される砕き装置にあって
は、砕かれた物Ggを、四方に飛散することなく所定の
スペース内に位置づけた状態で捕集することができる。
【0025】更に、前記の構成に係る砕き装置におい
て、処理室Aの内側面に、ハンマー手段Bと協働して被
砕き物Gを砕く反発体45を該回転軸Cに平行に設けた
構成としてあることがある。
【0026】このように構成される砕き装置にあって
は、被砕き物Gが硬い物の場合であっても、この反発体
45とハンマー手段Bとの間で、これを効率良く粉砕す
ることができる。
【0027】更に、前記の構成に係る砕き装置におい
て、ハンマー手段Bが、回転軸Cに備えられる盤状体4
0から突設されるハンマー41を備えた第1のハンマー
手段B’と、回転軸Cに備えられる盤状体42から一体
に突設されている取付け体44を上下から挟むように該
取付け体44に回動自在に設けられるハンマー43を備
えた第2のハンマー手段B”としてあることがある。
【0028】このように構成される砕き装置にあって
は、第1のハンマー手段B’と、第2のハンマー手段
B”とによって、夫々に異なった態様の衝撃を被砕き物
Gにもたらすことができ、しかも、第2のハンマー手段
B”における個々のハンマー43が、被砕き物Gの夫々
の態様に適応して、必要に応じて夫々独自に回動するよ
うに機能させることができる。
【0029】さらに、前記の構成に係る砕き装置におい
て、第1のハンマー手段B’が、円盤状をなす盤状体4
0の外周部から放射方向に突き出す複数本のハンマー4
1を有すると共に、第2のハンマー手段B”が、円盤状
をなす盤状体42の外周部から放射方向に突き出す複数
本の取付け体44と、この各取付け体44に回動可能に
設けられたハンマー43とを備えて構成してあり、前記
第1のハンマー手段B’におけるハンマー41と、前記
第2のハンマー手段B”におけるハンマー43を備えた
取付け体44とが、上部側にあるハンマー手段Bから下
部側にあるハンマー手段Bに向けて順次に円周方向につ
る巻状に位置をずらせて設けるようにしてあることがあ
る。
【0030】このように構成される砕き装置にあって
は、投入口Eから投入された被砕き物Gは、この被砕き
物G自体の自重による落下と、ハンマー41、取付け体
44を備えたハンマー手段Bをつる巻状に設けることに
よって、当該砕き装置内を円滑に通り抜けるように動作
される。
【0031】(1) 第1の実施の形態に係る砕き装置 まず、図1〜図13に示される本発明の典型的な第1の
実施の形態に係る砕き装置について詳細に説明する。
【0032】図1は、この典型的な第1の実施の形態に
係る砕き装置の要部を、その主要部を断面して正面側か
ら見て示すと共に、図2では、この装置の要部を、その
主要部を断面して側面側から見て示し、図3では、これ
を上面から見てベルトコンベヤを外した状態で示してい
る。次いで、図4は、砕き装置のシュート31部分を背
面側から見て示している。図5は、この砕き装置におけ
る処理室Aの上部部分を水平の向きで断面することで、
図6は、蓋13を備えた筒状本体10の要部を正面側か
ら見て、図7は、これをその蓋13のロック部分で縦方
向に断面することで示している。更に、図8は、この処
理室Aの下端部を水平の向きで断面することで夫々示し
ている。図9は、回転軸C上部に備えられる第1のハン
マー手段B’を上方から見て、図10は、これを正面側
から見て示している。図11〜図13はハンマー43の
備えられている第2のハンマー手段B”を示すものであ
って、図11は、その構成部品を、また、図12は、ハ
ンマー43の取付け部分を夫々斜め上方から見て示すと
共に、図13は、このハンマー43の動作態様を、処理
室Aの一部と共に要部平断面の状態で示している。
【0033】この実施の形態に係る砕き装置は、基本的
には、上部側に被砕き物Gを投入する投入口Eを有する
処理室Aと、この処理室A内に略垂直の向きに設けら
れ、且つ軸方向に複数のハンマー手段Bを並び設けられ
ている回転軸Cと、この回転軸Cの駆動手段Dとを有す
る構成としてあり、しかも、前記処理室Aが、略垂直の
向きにある室内面Aaにより構成してあると共に、この
室内面Aaで囲まれた下方にある開口Fが取出し口F’
として構成してある。
【0034】この砕き装置は、デッキ状の据えつけ台5
0に載置状態に取付けられる筒状本体10と、この筒状
本体10に備えられる垂直の回転軸Cと、この回転軸C
の駆動手段Dと、この筒状本体10内にあって、前記回
転軸Cに備えられるハンマー手段Bとを備え、前記筒状
本体10の下部に被砕き物Gの砕かれた物Ggの飛び散
りを防止する手段Hが設けられた構成としてある。
【0035】かかる砕き装置の据えつけられる据えつけ
台50は、水平の支持枠材50a上に取付けられたベー
スプレート50bに、上下に連通する穴52が設けてあ
り、この据えつけ台50の下方に、被砕き物Gの砕かれ
た物Ggの落下、集積に対応する空間51が設けられた
構成としてある。
【0036】かかる据えつけ台50は、より具体的に
は、この据えつけ台50上に筒状本体10などの砕き装
置が据えつけられる空間を備えると共に、その下方に、
この砕き装置によって砕かれた物Ggが都合良く落下、
集積されると共に、これを、例えば、ショベルローダな
どの運搬手段によって取り出し処理可能な空間51を備
えたものとして構成してある。
【0037】かかる据えつけ台50上に載置状態に取付
けられる筒状本体10は、垂直の向きにある室内面Aa
を有する処理室Aを備えると共に、この垂直の向きにあ
る室内面Aaで囲まれた下方にある開口Fが取出し口
F’とされている円筒体として構成してあり、処理室A
の垂直な室内面Aaが、その垂直の室内面Aaの下方
を、そのまゝ開口Fした状態で取出し口F’としてあ
る。また、該筒状本体10は、その下部外周に環状をな
す脚座12を張り出し状態に設けてあり、この脚座12
が、前記穴52を取り囲むベースプレート50bの上面
に据えつけられる態様とし、この穴52から前記の砕か
れた物Ggの飛び散りを防止する手段Hが前記空間51
に向けて垂設される構成としてある。
【0038】かかる据えつけ台50に備えられる筒状本
体10は、その上部が、投入口Eを備えた水平の向きの
上部プレート11によって覆われた構成としてあり、こ
の上部プレート11上に回転軸C及び当該回転軸Cの駆
動手段Dなどの取付けフレーム30と、前記投入口Eに
向けて被砕き物Gを供給するシュート31が一体に設け
てある。
【0039】また、この筒状本体10の外周部には、点
検、整備などに用いられる口10aが設けてあり、この
口10aを扉状の蓋13によって開閉可能としてある。
かかる構成よりなる蓋13は、把手13bを有すると共
に、蝶番13aによって回動自在に筒状本体10に備え
られている。また、この蓋13は、この蓋13の開口側
の上方と下方とに設けられた対をなす挿通環14と、こ
の挿通環14に挿通されるロックバー15とによって、
口10aに対して、これを閉じ込み状態に維持される構
成としてある。かかる蓋13を閉じ込み状態に維持する
手段としてのロックバー15は、内側底部に設けた孔1
5bに連通するナット15cを溶接したチャンネル材1
5aと、このナット15cから孔15bに螺挿されるネ
ジ閉めロッド15dとを備えた構成としてあり、口10
aを蓋13で閉じ込んだ状態で、このロックバー15の
チャンネル材15aを、該チャンネル材15aの下部に
設けた段差部15eを下方の挿通環14に引っ掛けるよ
うに該挿通環14に挿通し、ついで、このチャンネル材
15aのナット15cから孔15bに雄ネジ部15d’
を有するロッド15dを螺挿し、このロッド15dの先
端を蓋13の面に押し当てるようにネジ込むことによっ
て、チャンネル材15aを挿通環14に圧接保持するこ
とで、蓋13を閉じ込み状態とする構成としてある。
【0040】かかる筒状本体10の上部プレート11に
設けた軸受け21と、この上部プレート11上に一体に
設けられた取付けフレーム30の軸取付けフレーム部3
0aに設けた軸受け23と、この筒状本体10の内側下
部に設けた軸受け22とによってハンマー手段Bを備え
た回転軸Cを回転自在に軸支する構成としてある。ま
た、この筒状本体10の下部に設けられている軸受け2
2は、この軸受け22から放射方向に略クロス状をなす
ように突設した略水平の向きの各支持バー22aを筒状
本体10の周側板部10bに挿通し、この周側板部10
bから外方に突き出している当該支持バー22aの挿通
端のネジ桿部22bにナット22cを締め込むことによ
って、筒状本体10の中心に位置づけ設け得る構成とし
てある。
【0041】このように各軸受け21、22、23に軸
支される回転軸Cは、筒状本体10の中心線に、この回
転軸Cを構成するシャフト20の回転軸線c−cが位置
づけられるようにしてあると共に、筒状本体10内に位
置づけられているシャフト部20bにハンマー手段Bが
備えてある。また、取付けフレーム30の軸取付けフレ
ーム部30aに設けた軸受け部23から上方に突き出し
ているシャフト部20aにプーリ24が設けてある。
【0042】また、この軸受けフレーム部30aの側方
にある取付けフレーム30の架台部30bには駆動手段
Dとしてのモータ25が設けてあり、このモータ25の
プーリ26と前記プーリ24との間に掛け渡されたベル
ト27によって、回転軸Cを該モータ25によって駆動
する構成としてある。
【0043】また、前記上部プレート11上に設けられ
ている取付けフレーム30に、前記投入口Eに連通する
ようにシュート31が設けてあると共に、このシュート
31上にベルトコンベヤ32の荷降し側となるヘッド側
が位置づけられるようにベルトコンベヤ32のヘッドプ
ーリ32aを位置づけるように設け、このベルトコンベ
ヤ32のコンベヤベルト32bによって被砕き物Gをシ
ュート31に順次供給し、この被砕き物Gを、このシュ
ート31を介して投入口Eから処理室A内に送り込み得
る構成としてある。なお、前記のシュート31は、ハン
マー手段Bの回転前方側にあるシュート壁面31aを垂
直の壁面としてあり、この壁面31aの下部に投入口E
に連続するように側面開口31eが設けてある。そし
て、この側面開口31eは、筒状本体10の周側板部1
0bの上方に沿って該シュート31の壁面31aの側か
ら上部プレート11の側に向けて漸次低くなるように設
けられた湾曲三角形状の立ち上がり側板31bと、この
立ち上がり側板31bの先端部側に向けて前記壁面31
aから漸次低くなるように設けられた三角形状の立ち上
がり側板31cと、前記壁面31aから前記夫々の立ち
上がり側板31b、31c上を覆うように設けられる上
面板31dとによって囲まれた下面開口の、かつ、ハン
マー手段Bの回転前方側に向けて突き出すように構成さ
れた凹部状に構成されており、シュート31における投
入口Eから被砕き物Gを処理室A内に都合良く案内する
ように機能する構成としてある。尚、図中33はベルト
コンベヤ装置32のヘッド部分を覆うハウジングを示し
ている。
【0044】また、この筒状本体10の下端部には、こ
の筒状本体10により構成されている処理室Aの室内面
Aaで囲まれた下方の開口Fとして構成される取出し口
F’の開口縁部に沿って、砕かれた物Ggの飛び散りを
防止する手段Hを構成する帯状片34が、互に隙間なく
連続するように垂設してあり、全体として略円環状をな
すように、この飛び散りを防止する手段Hを構成するよ
うにしてある。
【0045】かかる帯状片34は、この帯状片34に、
被砕き物Gがハンマー手段Bなどによって叩かれ、砕か
れながら飛散、衝突した際に、この衝突を吸収して、砕
かれた物Ggが飛びはねることなく、都合良く下方に向
けて落下するように衝撃緩衝する機能を備えて構成され
ていることが好ましく、より典型的にはゴム材などの各
種のエラストマー材によって帯状片34を構成する。
【0046】尚、この飛び散りを防止する手段Hは、こ
れを多数の帯状片34により構成することなく、例えば
一枚のゴムシートなどのエラストマー材よりなるシート
を用いて筒状体を構成し、この筒状体を開口Fの開口縁
部に取付けることによって構成してあっても良い。ま
た、数枚のゴムシートなどのエラストマー材よりなるシ
ートを、開口Fの開口縁部に順次に取付けることによっ
て、円筒体をなす飛び散りを防止する手段Hとして構成
してあっても良い。
【0047】かかる構成よりなる砕き装置にあっては、
筒状本体10の上部が上部プレート11で塞がれ、且
つ、この上部プレート11に、シュート31を備えた投
入口Eが設けてあると共に、この筒状本体10の内面
が、垂直の向きにある回転軸Cの軸中心線c−cと平行
な線分を含む室内面Aa(この図示例にあっては横断面
が円形の室内面Aa)を備えた構成、即ち、垂直の向き
にある室内面Aaとして構成してあり、この垂直室内面
Aaで囲まれている下方にある開口Fを、取出し口F’
として構成してあり、ハンマー手段Bによって砕かれた
物Ggは、この垂直な室内面Aaに沿って開口Fに導き
出される構成としてある。
【0048】尚、この処理室Aは、正多角形の円筒体に
近い角筒体よりなる筒状本体10によって構成してあっ
ても良く、この場合、処理室Aは横断面が円形に近い角
形をなす垂直な室内面Aaを備えたものとして構成され
る。
【0049】かかる砕き装置の回転軸Cに設けられてい
るハンマー手段Bは、ハンマー41を備えた第1のハン
マー手段B’と、ハンマー43を備えた複数組の第2の
ハンマー手段B”とによって構成してある。
【0050】先ず、固定状態にハンマー41を備えた第
1のハンマー手段B’は、回転軸Cのシャフト20の挿
通される孔40aを備えた円盤状をなす盤状体40と、
この盤状体40の周側部から、該盤状体40の延長方向
にあって、該盤状体40の四方に向けて突き出されると
共に該盤状体40に対して、ボルト、ナットなどの取付
具46によって着脱可能に止着されている板状のハンマ
ー41とを備えて構成してあり、処理室Aの上部にあっ
て回転軸Cを構成するシャフト20に対して止着状態に
組付けられる構成としてある。なお、このハンマー41
は、盤状体40に対する取付部41aと、この盤状体4
0から突き出している傾斜板部41bとを有しており、
この傾斜板部41bが、ハンマー手段Bの回転に際して
その回転前方を向ける板面を、該回転前方側に向けて斜
め上りに傾斜させる傾斜板面41b’としてあり、この
傾斜板部41bの傾斜板面41b’が、被砕き物Gを下
方に向けて案内する構成としてある。
【0051】次いで、回動状態にハンマー43を備えた
第2のハンマー手段B”は、中央部の上下にボス部42
b、42bを備え、且つ、このボス部42bに回動軸C
のシャフト20の挿通される孔42aを備えた円盤状を
なす盤状体42と、この盤状体42の周側部から回転軸
Cの放射方向にあり、しかも、互に同一の平面内にある
ように突き出されて、該盤状体42に対して、ボルト、
ナットなどの取付具47によって着脱可能に止着されて
いる板状をなす取付け体44と、この取付け体44の上
下にあって、この取付け体44を挾むように回動自在に
設けられたハンマー43とを備えて構成されており、こ
の第2のハンマー手段B”の複数組が、前記第1のハン
マー手段B’の下方にある処理室A内にあって、回転軸
Cを構成するシャフト20に対して、互のボス部42b
を突き当てるようにして、該シャフト20の上下方向に
止着状態に並び設けてある。
【0052】この第2のハンマー手段B”に備えられる
ハンマー43は、取付け体44の上面と下面とに夫々の
板面を添装するように組付けられる一対の板状体43a
として構成してあり、この板状体43aを軸43b、こ
の図示例にあっては、ボルト、ナットによって構成され
る軸43bによって、該取付け体44に対して回動自在
に取付けてあり、回転軸Cの回転に伴って取付け体44
の軸線の延長線上に、この各板状体43aの軸線が位置
づけられるように回動されると共に、被砕き物Gなどと
の衝突の度合いによって、前記取付け体44の軸線か
ら、この衝撃力の緩衝相当分がずれ込むように個々の板
状体43a、43aが各個別に回動する構成としてあ
る。
【0053】かかる構成よりなる第2のハンマー手段
B”〜B”を5組用意すると共に、回転軸Cを構成する
シャフト20に対して、夫々のボス部42bを突き当て
るように組付けることによって、互いに、ハンマー4
3、43を所定の間隔を離し、且つ、前記第1のハンマ
ー手段B’との間にも所定の間隔を離して、この第1の
ハンマー手段B’の下方に、順次に上下方向に亘るよう
に該ハンマー43、43が多段状となるように設けられ
る構成としてある。
【0054】また、この各第1のハンマー手段B’と第
2のハンマー手段B”〜B”とは、この第1のハンマー
手段B’におけるハンマー41と、これに続く夫々の第
2のハンマー手段B”における各ハンマー43の取付け
体44とが、順次に、即ち、第1のハンマー手段B’に
対して第2のハンマー手段B”における第1段目のハン
マー手段B”aが、次いで、この第1段目のハンマー手
段B”aに対して第2段目のハンマー手段B”bが、更
に第3段目のハンマー手段B”cが第2段目のハンマー
手段B”bに対して、更に第4段目のハンマー手段B”
dが第3段目のハンマー手段B”cに対して、更に第5
段目のハンマー手段B”eが第4段目のハンマー手段
B”dに対して夫々60度づつ角度をずらせながらシャ
フト20の円周方向につる巻状に設けてある。そして、
この回転軸Cの回転に伴って、上部側にあるハンマー手
段Bのハンマーで捕捉された被砕き物Gが、順次に、次
順位にあるハンマー手段Bのハンマーによって下方に案
内される向きに、該回動軸Cを回転用いる構成としてあ
る。
【0055】尚、前記第2のハンマー手段B”における
ハンマー43の突出時の先端、及び第1のハンマー手段
B’におけるハンマー41の先端と、処理室Aの室内面
Aaとの間のクリアランスは、この砕き装置において砕
かれる被砕き物Gの各性状、及び砕きの態様などに対応
して適宜設定される。
【0056】また、前記の各ハンマー手段Bは、これら
を、いずれも盤状体に対して、固定タイプのハンマーを
備えたものとして構成してあっても良く、また、備えつ
けられる全てのハンマー手段Bを盤状体に対して回動す
るタイプのハンマーを備えたものとして構成してあって
も良い。また、前記の取付け体44を設けることなく盤
状体42に対して直接ハンマー43を設けるようにして
ハンマー手段B”を構成するようにしてあっても良い。
更に、前記の各盤状体40、42を設けることなく回転
軸Cのシャフト20に対して直接ハンマーを設けるよう
にしてハンマー手段Bを構成するようにしてあっても良
い。
【0057】尚、前記のように各ハンマー手段における
ハンマー41、ハンマー43の各取付け位置を、夫々回
転軸Cの円周方向に所定の角度で、つる巻状に設けるこ
とによって、被砕き物Gを都合良く下方に案内できると
共に、これらの各ハンマー41、43などの修理、交換
などに際して都合の良い作業空間を提供することができ
る。
【0058】かかる実施の形態に係る砕き装置は、典型
的には、脆衝撃性の、しかも付着性を有する、例えば、
植物育成用培地、植物育成用培地の構成材、植物育成用
培地の構成材の混合物など、より具体的には、塊状をな
している土、浄水場において発生する沈澱物からなる
土、及び、これらの混合物などを、前記ハンマー手段B
と、処理室Aの室内面Aaとの間において、個々の植物
の育成に都合の良い大きさに効率良く砕いて提供する手
段として用いることができ、これらの脆衝撃性の、しか
も付着性を有する土、浄水場において発生する沈澱物か
らなる土、及び、これらの混合物などを、砕き処理に際
して、砕き装置に付着させることなく、しかも、過粉砕
あるいは練込み状態とならないように都合の良い大きさ
に砕いて提供することができる。
【0059】このように構成される砕き装置にあって
は、前記ベルトコンベヤ32によって順次に被砕き物G
をシュート31を介して、筒状本体10に設けられてい
る投入口Eから処理室A内に送り込むと共に、この処理
室A内に送り込まれた被砕き物Gを、この処理室A内に
おいて回転駆動されているハンマー手段Bによって、そ
の垂直の室内面Aaとの協働のもとで砕くと共に、この
被砕き物Gの自重と、前記各ハンマー41、43などに
よる下方に向けた案内作用などによって垂直の室内面A
aの延長面として構成されている開口Fから、飛び散り
を防止する手段Hの規制を受けた状態で、据えつけ台5
0の下方にある空間51に向けて落下集積させることが
でき、これらをショベルローダなどの運搬手段によって
搬出処理することができる構成としてある。
【0060】かかる砕き装置において、ハンマー手段B
を600rpmで回転し、浄水場において発生する沈澱
物からなる土を砕いたところ、砕き処理中の当該土は、
処理室Aの室内面Aaなどに付着することなく効率良く
砕くことができ、しかも、この砕き物が砕き処理に際し
て練り込まれることがなく、植物の育成に都合の良い性
状と大きさとを備えた培養土とすることができた。
【0061】(2) 第2の実施の形態に係る砕き装置 次いで、図14〜図26に示される本発明の典型的な第
2の実施の形態に係る砕き装置について詳細に説明す
る。
【0062】図14は、この典型的な第2の実施の形態
に係る砕き装置の要部を、その主要部を断面して正面側
から見て示すと共に、図15では、この装置の要部を、
その主要部を断面して側面側から見て示し、図16で
は、これを上面から見てベルトコンベヤを外した状態で
示している。次いで、図17は、砕き装置のシュート3
1部分を背面側から見て示している。図18は、この砕
き装置における処理室Aの上部部分を水平の向きで断面
することで、図19は、蓋13を備えた筒状本体10の
要部を正面側から見て、図20は、これを、その蓋13
のロック部分で縦方向に断面することで示している。更
に、図21は、この処理室Aの下端部を水平の向きで断
面することで夫々示している。図22は、回転軸上部に
備えられる第1のハンマー手段B’を上方から見て、図
23は、これを正面側から見て示している。図24〜図
26はハンマー43の備えられている第2のハンマー手
段B”を示すものであって、図24は、その構成部品
を、また、図25は、ハンマー43の取付け部分を夫々
斜め上方から見て示すと共に、図26は、このハンマー
43の動作態様を、処理室Aの一部と共に要部平断面の
状態で示している。
【0063】この第2の実施の形態に係る砕き装置は、
基本的には、上部側に被砕き物Gを投入する投入口Eを
有する処理室Aと、この処理室A内に略垂直の向きに設
けられ、且つ軸方向に複数のハンマー手段Bを並び設け
られている回転軸Cと、この回転軸Cの駆動手段Dとを
有する構成としてあり、しかも、前記処理室Aが、略垂
直の向きにある室内面Aaにより構成してあると共に、
この室内面Aaで囲まれた下方にある開口Fが取出し口
F’として構成してあり、しかも、処理室Aの内側面
に、ハンマー手段Bと協働して被砕き物Gを砕く反発体
45が、該回転軸Cと平行となるように設けられた構成
としてある。
【0064】即ち、この第2実施の形態に係る砕き装置
は、前記第1の実施の形態に係る砕き装置における処理
室A内に反発体45を設け、この反発体45をハンマー
手段Bと協働して被砕き物Gを砕く手段として構成した
以外の構成を、前記第1の実施の形態に係る砕き装置の
構成と同一、又は実質的に同一の構成としてあり、ま
た、被砕き物Gを前記第1の実施の形態に係る砕き装置
と同一、又は実質的に同一の手法によって砕くことがで
きる構成としてある。
【0065】従って、前記第1の実施の形態に係る砕き
装置と同一、又は実質的に同一の構成部分については同
一の番号を付して、その説明を省略する。
【0066】ここで、処理室Aに備えられる反発体45
は、ハンマー手段Bに対応する固定刃として機能するも
のであって、円筒状をなす筒状本体10の内側面として
構成される処理室Aにおける垂直な室内面Aaの上下方
向に亘るように垂直に設けられた棒状体として構成して
ある。
【0067】また、この室内面Aaに垂直に設けられる
反発体45は、この室内面Aaの円周方向に所定の間隔
毎に列設してあることが好ましく、ハンマー手段Bと協
働して、処理室A内に投入された被砕き物Gを効率良く
砕くのに都合の良い形状をなし、被砕き物Gを効率良く
砕くのに都合の良い突き出し寸法を備え、しかも、被砕
き物Gを効率良く砕くのに都合の良い設置間隔のもとで
備えつけられる構成としてある。
【0068】即ち、前記第2のハンマー手段B”におけ
るハンマー43の突出時の先端、及び第1のハンマー手
段B’におけるハンマー41の先端と、反発体45との
間のクリアランスは、この砕き装置において砕かれる被
砕き物Gの各性状、及び砕きの態様などに対応して適宜
設定される構成としてある。
【0069】このように構成される砕き装置にあって
は、前記ベルトコンベヤ32によって順次に被砕き物G
をシュート31を介して、筒状本体10に設けられてい
る投入口Eから処理室A内に送り込むと共に、この処理
室A内に送り込まれた被砕き物Gを、この処理室A内に
おいて回転駆動されているハンマー手段Bによって、そ
の垂直の室内面Aa及び反発体45との協働のもとで砕
くと共に、この被砕き物Gの自重と、前記各ハンマー4
1、43などによる送り込み作用などによって垂直の室
内面Aaの延長面として構成されている開口Fから、飛
び散りを防止する手段Hの規制を受けた状態で、据えつ
け台50の下方にある空間51に向けて落下集積させる
ことができ、これらをショベルローダなどの運搬手段に
よって搬出処理することができる構成としてある。かか
る砕き装置は、例えば、植物育成用培地、植物育成用培
地の構成材、植物育成用培地の構成材の混合物などのよ
うに砕き処理に際して付着し易い傾向にある被砕き物を
効果的に砕くのに用いることができる。
【0070】かかる砕き装置において、ハンマー手段B
を1,000〜1,200rpmで回転し、バーク堆肥
を砕いたところ、砕き処理中のバーク堆肥は、処理室A
の室内面Aaなどに付着することなく効率良く砕くこと
ができ、しかも、この砕き対象とされるバーク堆肥が植
物の育成に都合の良い性状と大きさとを備えた培養土混
合堆肥とすることができた。
【0071】
【発明の効果】この発明に係る砕き装置は、上部側に被
砕き物を投入する投入口を有する処理室と、この処理室
内に略垂直の向きに設けられ、且つ軸方向に複数のハン
マー手段を並び設けられている回転軸と、この回転軸の
駆動手段とを有しており、前記処理室が、略垂直の向き
にある室内面により構成してあると共に、この室内面で
囲まれた下方にある開口が取出し口として構成してある
ことから、この処理室の上部側に設けられている投入口
から投入された被砕き物は、その投入落下方向に直交す
る向きからの衝撃をハンマー手段によって受けると共
に、この被砕き物の打ち当てられる処理室の室内面に沿
って、この室内面で囲まれた下方にある開口から取り出
されることとなり、この砕き処理に際して、取出し口部
分に、被砕き物が付着されない特長を有している。かか
る構成よりなる砕き装置によって、例えば、植物育成用
培地、植物育成用培地の構成材、植物育成用培地の構成
材の混合物など、より具体的には、畑土壌、水田土壌、
浄水場において発生する沈澱物からなる土、バーク堆肥
などの堆肥類、各種の土壌改良材などの植物の育成に用
いられる水分を含む培地の構成材の砕き処理、及び、こ
れらの2種以上の培地構成材の混合物の砕き処理などを
なすことができ、例えば、園芸に用いられる培土を都合
の良い大きさに砕かれた園芸用培土として提供すること
ができる特長を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の典型的な第1の実施の形態に係る砕き
装置の要部を破断した要部正面図
【図2】同要部を破断した要部側面図
【図3】同要部の平面図
【図4】同要部の背面図
【図5】同装置における筒状本体上部の要部横断面図
【図6】同装置における筒状本体の要部拡大正面図
【図7】同装置における筒状本体の要部拡大縦断面図
【図8】同装置における筒状本体下部の要部横断面図
【図9】同装置に備えられている第1のハンマー手段を
示す平面図
【図10】同正面図
【図11】同装置に備えられている第2のハンマー手段
を示す斜視図
【図12】同要部斜視図
【図13】同ハンマー手段の動作状態を装置の要部と共
に示す要部断面図
【図14】本発明の典型的な第2の実施の形態に係る砕
き装置の要部を破断した要部正面図
【図15】同要部を破断した要部側面図
【図16】同要部の平面図
【図17】同要部の背面図
【図18】同装置における筒状本体上部の要部横断面図
【図19】同装置における筒状本体の要部拡大正面図
【図20】同装置における筒状本体の要部拡大縦断面図
【図21】同装置における筒状本体下部の要部横断面図
【図22】同装置に備えられている第1のハンマー手段
を示す平面図
【図23】同正面図
【図24】同装置に備えられている第2のハンマー手段
を示す斜視図
【図25】同要部斜視図
【図26】同ハンマー手段の動作状態を装置の要部と共
に示す要部断面図
【図27】従来の砕き装置を示す要部の縦断面図
【図28】他の従来の砕き装置を示す要部の縦断面図
【符号の説明】
A 処理室 Aa 室内面 B ハンマー手段 C 回転軸 D 駆動手段 E 投入口 F 開口 F’ 取出し口 G 被砕き物 H 飛び散りを防止する手段 40 盤状体 41 ハンマー 42 盤状体 43 ハンマー 44 取付け体 45 反発体

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部側に被砕き物を投入する投入口を有
    する処理室と、この処理室内に略垂直の向きに設けら
    れ、且つ軸方向に複数のハンマー手段を並び設けられて
    いる回転軸と、この回転軸の駆動手段とを有し、 前記処理室が、略垂直の向きにある室内面により構成し
    てあると共に、この室内面で囲まれた下方にある開口が
    取出し口としてあることを特徴とする砕き装置。
  2. 【請求項2】 取出し口の開口縁部に沿って砕かれた物
    の飛び散りを防止する手段が垂設してあることを特徴と
    する請求項1記載の砕き装置。
  3. 【請求項3】 処理室の内側面に、ハンマー手段と協働
    して被砕き物を砕く反発体が、回転軸に平行に設けてあ
    ることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の砕き装
    置。
  4. 【請求項4】 ハンマー手段が、回転軸に備えられる盤
    状体から突設されるハンマーを備えた第1のハンマー手
    段と、回転軸に備えられる盤状体から一体に突設されて
    いる取付け体を上下から挟むように該取付け体に回動自
    在に設けられるハンマーを備えた第2のハンマー手段と
    してあることを特徴とする請求項1、請求項2、又は請
    求項3記載の砕き装置。
  5. 【請求項5】 第1のハンマー手段が、円盤状をなす盤
    状体の外周部から放射方向に突き出す複数本のハンマー
    を有すると共に、第2のハンマー手段が、円盤状をなす
    盤状体の外周部から放射方向に突き出す複数本の取付け
    体と、この各取付け体に回動可能に設けられたハンマー
    とを備えて構成してあり、前記第1のハンマー手段にお
    けるハンマーと、前記第2のハンマー手段におけるハン
    マーを備えた取付け体とが、上部側にあるハンマー手段
    から下部側にあるハンマー手段に向けて順次に円周方向
    につる巻状に位置をずらせて設けてあることを特徴とす
    る請求項4記載の砕き装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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