JPH11187960A - 浴室又は洗面所用防曇ミラー装置 - Google Patents

浴室又は洗面所用防曇ミラー装置

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Publication number
JPH11187960A
JPH11187960A JP35861397A JP35861397A JPH11187960A JP H11187960 A JPH11187960 A JP H11187960A JP 35861397 A JP35861397 A JP 35861397A JP 35861397 A JP35861397 A JP 35861397A JP H11187960 A JPH11187960 A JP H11187960A
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JP
Japan
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mirror
hot water
heat pipe
heat
pipe
Prior art date
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Pending
Application number
JP35861397A
Other languages
English (en)
Inventor
Shiyouji Iso
昭司 礒
Chuichi Shinoki
忠一 篠木
Toshihiko Saito
敏彦 斉藤
Masaki Masuda
正毅 増田
Yoshimitsu Miyaki
美光 宮木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
BENISAN KK
NASU CORP KK
NIKOO ALUM KOGYO KK
NISHIKI ENGINEERING KK
SANKYO SYSTEM KK
Original Assignee
BENISAN KK
NASU CORP KK
NIKOO ALUM KOGYO KK
NISHIKI ENGINEERING KK
SANKYO SYSTEM KK
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Publication date
Application filed by BENISAN KK, NASU CORP KK, NIKOO ALUM KOGYO KK, NISHIKI ENGINEERING KK, SANKYO SYSTEM KK filed Critical BENISAN KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 湯を無駄にすることなく、ミラーの曇りを常
時確実に防止することができ、使用者の手間もなく、設
備コスト及びランニングコストが低い浴室又は洗面所用
防曇ミラー装置を提供する。 【解決手段】 ミラー1と浴槽3に湯を供給する給湯管
2との間にヒートパイプ4を熱的に接続して配設する。
これにより、給湯管2の熱がヒートパイプ4を介してミ
ラー1に伝達され、ミラーの曇りが防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は家庭及びホテル客室
等の洗面所並びに小型浴室並びに温泉及び大衆浴場等の
大型浴室に使用される浴室又は洗面所用防曇ミラー装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、温泉等の浴場において、洗い場
のミラーは浴場内の湯気により曇りやすい。この浴場内
の湯気による水分がミラーに付着してミラーが曇った場
合には、大部分の人は、ミラーをタオルで拭いたり、浴
槽から汲み出した湯をミラーにかけたり、更にシャワー
の湯をミラーにかけることにより、曇りを除いている。
しかし、このように、ミラーの表面をタオルで拭いた
り、ミラー表面に湯をかける操作は面倒であり、また、
湯を無駄に使用しているという問題点がある。更には、
ミラー表面が濡れているため写像が歪んで見えるので、
使用上不便であるという問題点がある。
【0003】そこで、このような浴槽又は洗面所用ミラ
ーには、防曇ミラーの使用が望まれている。従来の防曇
ミラーとしては、家庭洗面所又はホテル客室洗面所用の
ものとして、ミラーの背後に電熱線ヒータを這わせて配
置したものが公知である。しかし、この防曇ミラーは電
熱線を通電発熱させることによりミラーを加熱して水滴
による曇りを除去するものであるため、洗面所において
は使用できるものの、漏電の危険性から浴室では使用す
ることができない。また、電熱線ヒータの通電発熱によ
りミラーを加熱するものであるため、ランニングコスト
が高いという欠点がある。
【0004】また、特開平9−215569号公報に
は、ミラーの裏に、液体が入る容器を取り付け、この容
器内に湯等を入れることにより、この湯の熱でミラーを
加熱して曇りをとる曇り止め機能付き鏡が開示されてい
る。これは特に洗面所のミラーの曇りをとるものであ
り、湯を容器内に入れるだけで曇りをとるものである
が、湯温の低下により曇り止め効果の持続時間が極めて
短いという欠点がある。また、湯を容器に入れる必要が
あり、その作業が煩雑であって、結局、温泉又は大衆浴
場において、ミラーに湯をかけてその曇りを除去してい
る場合と同様の不便がある。
【0005】一方、特開平8−187146号公報に
は、浴室のミラーの曇り止め装置が開示されている。こ
の曇り止め装置は、温水器からの温水を、浴室の壁面に
取り付けられた鏡の上方から放出させることにより、前
記鏡の曇りを除去するものである。この曇り止め装置に
おいては、漏電の虞もなく、また、ミラーに湯をかけた
り、拭き取ったりする作業が不要であり、更に継続的に
曇りを防止することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この特
開平8−187146号公報に記載された曇り止め装置
は、曇りを除去するため、又は曇りが発生しないように
するために、常時又は間欠的に温水器から温水を供給す
る必要がある。このため、温水が無駄に使用されてお
り、結局ランニングコストが高くなるという難点があ
る。
【0007】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、湯を無駄にすることなく、ミラーの曇りを
常時確実に防止することができ、使用者の手間もなく、
設備コスト及びランニングコストが低い浴室又は洗面所
用防曇ミラー装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る浴室又は洗
面所用防曇ミラー装置は、ミラー部と、このミラー部と
浴槽又は湯配管とに夫々熱的に接続されたヒートパイプ
とを有することを特徴とする。
【0009】この浴室又は洗面所用防曇ミラー装置にお
いては、熱源として浴室の浴槽若しくは湯配管又は洗面
所の湯配管の熱を利用し、この熱源とミラー部との間を
ヒートパイプにより熱的に連結する。このため、浴槽又
は湯配管の熱がミラー部に伝達されてミラー部が常時加
熱されている。これにより、ミラー部は常に浴室又は洗
面所の露点よりも高温にあり、このためミラー部に曇り
が発生することが防止される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について添
付の図面を参照して具体的に説明する。図1は本発明の
第1実施例に係る防曇ミラー装置を示す模式図である。
本実施例は本発明を浴室に適用したものであり、浴室と
しては、温泉及び大衆浴場の大浴室から、家庭用及びホ
テル客室用の小浴室まで広範囲に使用することができ
る。
【0011】この浴室の壁にはミラー1が取り付けられ
ており、浴室内には浴槽3が配置されている。この浴槽
3には給湯管2を介して湯が供給され、浴槽3内に湯が
張られている。本実施例においては、このミラー1と給
湯管2との間にヒートパイプ4が接続されている。
【0012】図2(a)はミラー1とヒートパイプ4と
の接続部を示す側面図、図2(b)は同じくその正面図
であり、図3(a)は給湯管2とヒートパイプ4との接
続部を示す側面図、図3(b)は同じくその正面図であ
る。図2に示すように、ヒートパイプ4の上端部は、ミ
ラー1の背面にヒートパイプ4の上端部を間に挟んで良
伝熱性の取付板5をあてがい、取付板5をミラー背面に
固定することにより、ミラー背面に接触して固定されて
いる。これにより、ヒートパイプ4の上端部はミラー1
の背面に熱的に接続されている。
【0013】一方、図3に示すように、ヒートパイプ4
の下端部と給湯管2との接続部においては、同様に良伝
熱性の取付板6により両者が固定されている。この取付
板6は給湯管2の下部約2/3部にU字形にあてがわ
れ、取付板6の上半部はヒートパイプ4を間に挟んでそ
の両側部を重ね合わせるようにしてヒートパイプをくる
んでいる。そして、この取付板6の重ね部を相互に固定
することにより、ヒートパイプ4の下端部と給湯管2と
が取付板6を介して熱的に接続されている。なお、取付
板6とヒートパイプ4及び給湯管2との間は、熱伝導性
が良好な接着剤により接合しても良い。
【0014】ヒートパイプ4内には、作動液として熱媒
体が封入されており、この熱媒体は湯温(例えば40℃
以上)で蒸気となる。
【0015】このように構成された防曇ミラー装置にお
いては、給湯管2内を通流する湯の熱がヒートパイプ4
の下端部に伝達され、ヒートパイプ内の熱媒体がその下
端部にて例えば40℃程度に加熱される。そうすると、
この熱媒体は蒸気となり、ヒートパイプ4内を上昇し、
ヒートパイプ4の上端部に移動する。そして、この蒸気
はミラー1にヒートパイプ4の上端部が接触しているの
で、両者間で熱交換がなされ、ミラー1は熱媒体蒸気に
より加熱され、熱媒体はミラー1により冷却される。こ
れにより、ミラー1に水滴が付着することが防止され、
熱媒体は凝縮し、液体となってヒートパイプ4内を下降
し、ヒートパイプ4の底部に到達する。そして、熱媒体
はこのヒートパイプ4の底部で給湯管2により加熱さ
れ、再度蒸気となる。このようにして、ヒートパイプ4
内の熱媒体により常時給湯管2の熱がミラー1に伝達さ
れ、ミラー1が常時加熱され、曇りの発生が防止され
る。
【0016】図4は本発明の第2実施例に係る防曇ミラ
ー装置を示す模式図である。本実施例においては、ヒー
トパイプ4の下端部が直接浴槽3の側面に接触してい
る。図5(a)はヒートパイプ4の下端部と、浴槽3と
の接続部を示す正面図、図5(b)は同じくその側面図
である。図5に示すように、ヒートパイプ4の下端部は
良伝熱性の取付板7により背後を支持されて浴槽3に固
定されている。これにより、ヒートパイプ4の下端部と
浴槽3とが熱的に接続されている。
【0017】本実施例においては、浴槽3内の湯の熱に
よりヒートパイプ4の下端部が加熱され、蒸気となって
ヒートパイプ4内を上昇し、湯の熱をヒートパイプ4の
上端部に接続されたミラー1に伝達してこれを加熱す
る。これにより、ミラー1に曇りが発生することが防止
される。本実施例においても第1実施例と同様の効果を
奏するのに加え、浴槽3においては給湯管2に比して熱
容量が大きいため、ミラー1をより高温に加熱すること
ができる。
【0018】以上の実施例において、ヒートパイプ4と
ミラー1、給湯管2及び浴槽3との接続部はその全体を
断熱材により被覆することが熱損失を防止する上で好ま
しい。また、前述のごとく、ミラー1の背面、給湯管2
及び浴槽3と、ヒートパイプ4との間は接着剤で固定し
てもよいし、ミラー1の背面及び浴槽3の壁面にヒート
パイプ用の凹部を形成し、ヒートパイプ4をこの凹部に
嵌合することにより両者を固定しても良い。更に、接合
部において、ヒートパイプ4と、ミラー1、給湯管2及
び浴槽3との間に、伝熱性が良好なゴム等の緩衝剤を介
装すると、両者の接触面積が増大して熱伝導効率が向上
する。また、このヒートパイプ4と、ミラー1、給湯管
2及び浴槽3との間に、蓄熱材を介装すると、熱がこの
蓄熱材に蓄えられるため、両者間の熱伝達効率を高める
ことができる。このような蓄熱材としては、固体及び液
体があり、液体としては水がある。
【0019】また、ヒートパイプの端部(高温部)は給
湯管及び浴槽の湯の中に直接浸漬させると効率がよい。
【0020】ヒートパイプ4としては、フレキシブルな
ものを使用すると、現場施工が容易になる。このヒート
パイプは断面形状が円形のものではなく、矩形のものを
使用すると、取付板を省略することが可能となる。ま
た、ミラー1の面積が小さい場合は、伝熱性が良好な取
付板によりヒートパイプ4を固定しなくても、ミラー1
の全面を十分に加熱することができる。更に、ヒートパ
イプ4の長さは短いことが好ましいが、ヒートパイプ4
を断熱材で被覆することにより、ヒートパイプ4におけ
る熱損失を回避することができる。なお、ヒートパイプ
4の配置は、必ずしも高温部が高くなるようにしなくて
もよいことは勿論である。
【0021】更に、上記実施例は、本発明を浴室に適用
したものであるが、家庭用又はホテル客室用の洗面所に
適用してもよい。この場合は、高温用熱源として給湯管
を使用すればよく、近くに浴槽がある場合は、浴槽の熱
を利用することもできる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
湯を無駄にすることなく、ミラーの曇りを常時確実に防
止することができる。また、使用者の手間もなく、設備
コストが低いと共に、湯の消耗及び電気の消費がなくラ
ンニングコストが低い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る防曇ミラー装置を示
す模式図である。
【図2】同じくそのヒートパイプとミラーとの熱的接続
状態を示す図であり、(a)は側面図、(b)は正面図
である。
【図3】同じくそのヒートパイプと給湯管との熱的接続
状態を示す図であり、(a)は側面図、(b)は正面図
である。
【図4】本発明の第2実施例に係る防曇ミラー装置を示
す模式図である。
【図5】同じくそのヒートパイプと浴槽との熱的接続状
態を示す図であり、(a)は正面図、(b)は側面図で
ある。
【符号の説明】 1:ミラー 2:給湯管 3:浴槽 4:ヒートパイプ 5、6、7:取付板
フロントページの続き (71)出願人 592187497 株式会社紅三 東京都江東区新大橋2丁目17番12号 (71)出願人 597143340 ニコーアルミ工業株式会社 栃木県真岡市鬼怒ケ丘16番地1 (72)発明者 礒 昭司 栃木県栃木市皆川城内町字新町401 三協 システム株式会社特機事業所内 (72)発明者 篠木 忠一 栃木県栃木市薗部町2丁目5番20号 株式 会社錦エンジニアリング内 (72)発明者 斉藤 敏彦 栃木県那須郡西那須野町南郷屋2丁目106 番148 株式会社ナス・コーポレーション 内 (72)発明者 増田 正毅 栃木県足利市新宿町780番 株式会社紅三 足利工場内 (72)発明者 宮木 美光 栃木県真岡市鬼怒ケ丘16番地1 ニコーア ルミ工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ミラー部と、このミラー部と浴槽又は湯
    配管とに夫々熱的に接続されたヒートパイプとを有する
    ことを特徴とする浴室又は洗面所用防曇ミラー装置。
JP35861397A 1997-12-25 1997-12-25 浴室又は洗面所用防曇ミラー装置 Pending JPH11187960A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35861397A JPH11187960A (ja) 1997-12-25 1997-12-25 浴室又は洗面所用防曇ミラー装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35861397A JPH11187960A (ja) 1997-12-25 1997-12-25 浴室又は洗面所用防曇ミラー装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11187960A true JPH11187960A (ja) 1999-07-13

Family

ID=18460229

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35861397A Pending JPH11187960A (ja) 1997-12-25 1997-12-25 浴室又は洗面所用防曇ミラー装置

Country Status (1)

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JP (1) JPH11187960A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100971712B1 (ko) * 2008-03-14 2010-07-21 이충근 거울의 김서림 방지장치

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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