JPH11187462A - 携帯無線情報端末装置、通報方法、記録媒体およびマイクロコンピュータ装置 - Google Patents

携帯無線情報端末装置、通報方法、記録媒体およびマイクロコンピュータ装置

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JPH11187462A
JPH11187462A JP9353484A JP35348497A JPH11187462A JP H11187462 A JPH11187462 A JP H11187462A JP 9353484 A JP9353484 A JP 9353484A JP 35348497 A JP35348497 A JP 35348497A JP H11187462 A JPH11187462 A JP H11187462A
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input
rotation
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signal
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Masatoshi Aizawa
雅利 相澤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外力の作用を排除して、信頼性の高い動作が
可能な携帯情報端末装置と、通報方法を提供する。 【解決手段】 通報動作の継続中に入力機器から発生し
た入力信号が、少なくとも回転・押込入力機器39から
発生した回転入力信号か否かの判定を行なう入力信号判
定手段27と、入力信号判定手段27により回転入力信
号であれば、通報動作を継続し、回転入力信号以外の入
力信号であれば、通報動作継続中の通報機器を停止させ
る通報停止手段28との、少なくとも前記二種類の手段
27、28を具備して構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯無線情報端末
装置および通報方法に関し、特に遠隔位置にある無線基
地局から送信された電波を受信すると、自分宛の信号で
あることの確認を行い、ついで着信があったことを使用
者が確認できるよう、音や光や機械的振動等で使用者に
通報し、且つ受信された情報を内蔵する画像表示器に表
示する携帯無線情報端末装置、とりわけページャなどの
携帯無線情報端末装置と、その通報方法に関する。
【0002】
【従来の技術】可搬型で携帯に適し、通信ネットワーク
の端末装置として機能する携帯無線情報端末装置は、近
年の情報通信分野における広範かつ急激な需要拡大に応
えるべく、多様な構成と機能のものが実用化されてい
る。
【0003】このような携帯無線情報端末装置の一例と
して、無線により信号受信を行うページャが広範に使用
されている。初期のページャは、無線基地局から発せら
れる呼出信号を受信するとベル奏鳴がなされる端末装置
であり、この装置を携帯して、有線の電話器から遠い場
所に居る使用者に対し、無線により呼出信号を発して通
報し、使用者に最寄りの有線電話器からの連絡を促すも
のであった。
【0004】そして、無線基地局から発せられる信号を
単なる呼出信号にとどまらず、情報を載せた信号を発信
可能にし、一方受信側では、この情報を載せた信号の着
信があると、この着信を通報するとともに、復元した情
報を液晶表示パネルにメッセージとして表示する機能を
備えるページャが開発され、現在広く使用されるに至っ
ている。
【0005】こうしたページャ装置には、着信を通報す
るために、あるいは予め通知しておいた時間を通報し、
あるいはバッテリの電圧が所定値以下に低下したことを
警報する目的で、ベル奏鳴機能を備える通報機器が具備
されている。
【0006】これらの通報機器は、着信発生や、所定の
時刻、あるいはバッテリ電圧低下とともに起動して、ベ
ル奏鳴を開始し、所定の時間だけ通報動作を行ない、所
定時間を過ぎると作動を停止するか、あるいは作動中
に、着信や警報内容を確認した使用者が停止の入力操作
をすることにより、通報機器の動作を停止するよう構成
されている。
【0007】ところで通報としての前記のベル奏鳴は、
通報手段として効率的である半面、たとえばページャを
屋外や外出先で使用する場合、とりわけ周囲が騒音の大
きい雑踏であるときに、着信時などで発生する通報音や
呼び出し音を聞き漏らすおそれがある。さらに、映画館
内や講演会場内などでは騒音が少ないから、通報音や呼
び出し音がその場の雰囲気に支障を生じるおそれがあ
る。
【0008】そこで、こうした場合に対応すべく、ベル
奏鳴に代えて振動により携帯者に通報するためのバイブ
レータ振動機能が併用された構成が一般的となってい
る。そして、こうした通報がなされる手段としてのベル
奏鳴あるいはバイブレータ振動のうちのいずれかを、使
用者が入力機器の手動操作により選択できるように構成
されたものもある。
【0009】また、このような携帯無線情報端末装置
は、使用者が常時携帯して使用することから小型化が要
求され、よって部品点数の削減が図られている。さら
に、情報信号の着信時に、受信により鳴動するベルの動
作を停止する操作が、手探りで簡単迅速に且つ誤動作な
く行なわれることが要求される。
【0010】そこで、回転式の入力操作部と、押込スイ
ッチが一体化された回転・押込入力機器が適用されるに
至った。これは、例えばジョグダイヤルやロータリーエ
ンコーダとして実用化されているもので、回転自在の操
作部である円板状つまみと、この円板状つまみごと押し
込むことで断続信号を発生する押込スイッチが一体に構
成されている。
【0011】したがって、円板状つまみを時計方向(右
回り)および反時計方向(左回り)にそれぞれ回転させ
ることにより、二系統の入力信号が容易に得られ、その
上、円板状つまみの押込みによる断続入力信号が得られ
ることにより、スイッチ類の個数が削減されて、装置の
小型化と、操作性の向上がなされるものである。
【0012】現在使用されている携帯情報端末装置に
は、前記のようなジョグダイアルやロータリーエンコー
ダを用い、この操作によって、例えば情報信号の受信に
より鳴動するベルの停止を制御する構成が多く採用され
ている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この種の携
帯情報端末装置は、使用者が常時携帯して使用するため
に、ポケットに入れて携帯され、鞄に入れて持ち運ば
れ、或いは腰にベルトで装着して携帯されたりすること
が多い。
【0014】この結果、例えば電車の乗り降りや座席へ
の着席時や、自動車への乗り降り時に、前記の回転・押
込入力機器の操作部に外力がかかって、予期せぬ操作状
態となることがある。このようにして予期せぬ操作で入
力信号が発生すると、本来奏鳴を続ける筈のベルが動作
停止の状態になり、したがって使用者が着信の発生を知
ることができなくなるという不都合が生じるおそれがあ
った。
【0015】本発明は、前記のような携帯情報端末装置
にかかる従来の通報構成の有する課題を解決するため為
されたもので、予期しない外力の作用を排除して、信頼
性の高い動作が可能な携帯情報端末装置と、通報方法を
提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係る携帯無線情報端末装置の通報方法は、
少なくとも無線電波による情報信号の着信があると通報
動作を開始して着信発生を通報し、且つ、回転操作部お
よび押込操作部を併設した回転・押込入力機器の、該回
転操作部から発生する回転入力信号と、該押込操作部か
ら発生する断続入力信号と、非回転操作により作動する
非回転入力機器から発生する非回転入力信号の、三種類
の入力信号のいずれかに基づき動作する携帯無線情報端
末装置の通報方法であって、前記通報動作継続中に発生
した入力信号が前記三種類の入力信号中の、予め定めた
入力信号であれば前記通報動作を継続し、前記入力信号
が前記予め定めた入力信号でなければ前記通報動作を停
止させることを特徴とする。
【0017】前記の方法によれば、通報動作を停止させ
る信号を発生させる入力機器と、発生させない入力機器
の任意な設定が可能になるので、適用する携帯無線情報
端末装置に搭載された入力機器構成に応じて、通報動作
停止操作において外力の影響を受けやすい入力機器を不
作動とし、外力の影響が少ない入力機器を作動可能にす
る設定が容易になされる。
【0018】また本発明に係る携帯情報端末装置の通報
方法が、前記回転入力信号を前記予め定めた入力信号と
する場合は、外力の影響を受けやすい回転・押込入力機
器からの回転により発生する回転入力信号が、通報動作
停止操作において不作動とされる。これにより、外力に
よる誤動作が抑止される。
【0019】また本発明に係る携帯情報端末装置の通報
方法が、前記予め定めた入力信号として、前記回転入力
信号または前記断続入力信号とする場合は、外力の影響
を受けやすい回転・押込入力機器からの回転または押込
みにより発生する回転入力信号または断続入力信号が、
通報動作停止操作において不作動とされる。これによ
り、外力による誤動作が抑止される。
【0020】また本発明に係る携帯情報端末装置は、少
なくとも無線電波による情報信号の着信時に作動して着
信を通報する通報機器と、着信した情報信号のメッセー
ジを表示可能な画像表示器と、少なくとも動作制御の入
力が可能な入力機器とを備え、且つ前記入力機器が、回
転操作部および押込操作部を併設して該回転操作部から
回転入力信号を発生させ、該押込操作部から断続入力信
号を発生させる少なくとも一基の回転・押込入力機器
と、さらに、非回転操作により非回転入力信号を発生さ
せる少なくとも一基の非回転入力機器を含んで構成され
た携帯無線情報端末装置であって、前記通報動作の継続
中に入力機器から発生した入力信号が、少なくとも前記
回転・押込入力機器から発生した前記回転入力信号か否
かの判定を行なう入力信号判定手段と、前記入力信号判
定手段により前記回転入力信号であれば、前記通報動作
を継続し、前記回転入力信号以外の入力信号であれば、
前記通報動作継続中の通報機器を停止させる通報停止手
段との、少なくとも前記二種類の手段を具備して構成さ
れることを特徴とする。
【0021】前記の構成によれば、入力信号判定手段に
より、回転入力信号が発生しても通報動作を停止させな
いように設定できるので、通報動作停止操作において外
力の影響を受けやすい回転・押込入力機器を不作動と
し、外力の影響が少ない他の入力機器を作動可能にする
設定が容易になされる。
【0022】また本発明に係る携帯情報端末装置の前記
入力信号判定手段が、前記通報動作の継続中に入力機器
から発生した入力信号を、少なくとも前記回転入力信号
または前記断続入力信号か否か判定し、且つ前記通報停
止手段が、前記入力信号判定手段により前記回転入力信
号または前記断続入力信号であれば、前記通報動作を継
続し、前記回転入力信号と断続入力信号のいずれでもな
ければ、前記通報動作継続中の通報機器を停止させる構
成である場合は、入力信号判定手段により、回転入力信
号または断続入力信号が発生しても通報動作を停止させ
ないように設定できるので、通報動作停止操作において
外力の影響を受けやすい回転・押込入力機器を不作動と
し、外力の影響が少ない他の入力機器を作動可能にする
設定が容易になされる。
【0023】本発明に係る記録媒体は、入力機器と画像
表示機器ならびに通報機器を備える携帯無線情報端末装
置の、前記通報機器の動作継続中に前記入力機器から発
生した入力信号が予め定めた入力信号か否かの判定を行
なう入力信号判定手段と、前記入力信号判定手段により
予め定めた入力信号であれば、前記通報動作を継続し、
予め定めた入力信号以外の入力信号であれば、前記動作
継続中の通報機器を停止させる通報停止手段との、少な
くとも前記二種類の手段が、コンピュータが読み取り、
且つコンピュータが実行可能なプログラムとして記録さ
れたことを特徴とする。
【0024】前記の構成によれば、中央演算処理装置と
回転・押込入力機器を含む入力機器と画像表示器とメッ
セージの記録用メモリを備えた携帯情報端末装置に、該
記録媒体が動作手順の格納されたメモリとして組み込ま
れ、格納された各手段が動作手順として中央演算処理装
置により順次実行されることによって、通報機器の動作
継続中に入力機器から発生した入力信号が予め定めた入
力信号か否かの判定を行ない、かつ予め定めた入力信号
であれば、通報動作を継続し、予め定めた入力信号以外
の入力信号であれば、動作継続中の通報機器を停止させ
るという、これら各機能が該携帯情報端末装置に付与さ
れる。
【0025】本発明に係るマイクロコンピュータ装置
は、中央演算処理装置と、前記中央演算処理装置が読み
取り且つ実行可能な手順をプログラムとして記録可能な
記録部と、少なくとも前記中央演算処理装置および前記
記録部に接続され、且つ外部から接続可能なデータ伝達
部を内蔵し、前記中央演算処理装置により処理された結
果に基づく信号を外部機器に有線または無線により伝達
する機能を具備するマイクロコンピュータであって、前
記記録部には、入力機器と画像表示機器ならびに通報機
器を備える携帯無線情報端末装置の、前記通報機器の動
作継続中に前記入力機器から発生した入力信号が予め定
めた入力信号か否かの判定を行なう入力信号判定手段
と、前記入力信号判定手段により予め定めた入力信号で
あれば、前記通報動作を継続し、予め定めた入力信号以
外の入力信号であれば、前記動作継続中の通報機器を停
止させる通報停止手段との、少なくとも前記二種類の手
段が、前記中央演算処理装置により読み取り、且つ実行
可能なプログラムとして記録されたことを特徴とする。
【0026】前記の構成のマイクロコンピュータ装置
に、通信機構部や受信メッセージの記録用メモリ、回転
・押込入力機器を含む入力機器、メッセージ等の表示用
ディスプレイ画面、電源回路などが付加され、記録部に
格納された動作手段が中央演算処理装置により順次実行
されることで、通報機器の動作継続中に入力機器から発
生した入力信号が予め定めた入力信号か否かの判定を行
ない、かつ予め定めた入力信号であれば、通報動作を継
続し、予め定めた入力信号以外の入力信号であれば、動
作継続中の通報機器を停止させるという、これら各機能
を有する携帯情報端末装置が、簡素な構成で実現され
る。
【0027】また本発明に係る携帯情報端末装置の通報
方法は、少なくとも無線電波による情報信号の着信があ
ると通報動作を開始して着信発生を通報し、且つ、回転
操作部および押込操作部を併設した回転・押込入力機器
の、該回転操作部から発生する回転入力信号と、該押込
操作部から発生する断続入力信号と、非回転操作により
作動する非回転入力機器から発生する非回転入力信号
の、三種類の入力信号のいずれかに基づき動作する携帯
無線情報端末装置の着信通報方法であって、前記通報動
作継続中に前記回転入力信号と、前記断続入力信号と、
前記非回転入力信号との三種類の入力信号中の、少なく
とも二種類の入力信号が同時に発生した際に、前記継続
中の通報動作を停止させる構成としてもよい。
【0028】前記の方法によれば、三種類の異なる入力
機構のうちの少なくとも二種類から発生する入力信号が
同時に発生した時のみに、継続中の通報動作が停止され
るので、一部分において外力が発生しても他の部分に同
時に作用する可能性が低いから、予期せぬ入力が一部に
発生しても継続中の通報動作が停止してしまうという不
都合が起きにくくなる。
【0029】本発明に係る携帯情報端末装置は、少なく
とも無線電波による情報信号の着信時に作動して着信を
通報する通報機器と、着信した情報信号のメッセージを
表示可能な画像表示器と、少なくとも動作制御の入力が
可能な入力機器とを備え、且つ前記入力機器が、回転操
作部および押込操作部を併設して該回転操作部から回転
入力信号を発生させ、該押込操作部から断続入力信号を
発生させる少なくとも一基の回転・押込入力機器と、さ
らに、非回転操作により非回転入力信号を発生させる少
なくとも一基の非回転入力機器を含んで構成された携帯
無線情報端末装置であって、前記通報動作の継続中にお
ける、前記回転入力信号と、前記断続入力信号と、前記
非回転入力信号との三種類の入力信号のうちの少なくと
も二種類の入力信号の同時発生を判定する同時複数入力
判定手段と、前記同時複数入力判定手段により前記少な
くとも二種類の入力信号の同時発生があれば、通報動作
継続中の前記通報機器を停止させる通報停止手段との、
少なくとも前記二種類の手段を具備して構成されてもよ
い。
【0030】前記の構成によれば、同時複数入力判定手
段により、三種類の入力信号のうちの少なくとも二種類
の入力信号の同時発生がないと通報動作を停止させない
ように設定できるので、通報動作継続中に一部分の入力
機器において外力が発生しても他の入力機器にも同時に
作用する可能性が低いから、予期せぬ入力が一部に発生
しても継続中の通報動作が停止してしまうという不都合
が起きにくくなる。
【0031】また、本発明に係る記録媒体は、少なくと
も無線電波による情報信号の着信時に通報動作する通報
機器と、画像表示機器と、回転操作部および押込操作部
を併設して該回転操作部から回転入力信号を発生させ、
該押込操作部から断続入力信号を発生させる少なくとも
一基の回転・押込入力機器と、さらに、非回転操作によ
り非回転入力信号を発生させる少なくとも一基の非回転
入力機器とを備える携帯無線情報端末装置につき、前記
通報動作の継続中における、前記回転入力信号と、前記
断続入力信号と、前記非回転入力信号との三種類の入力
信号のうちの少なくとも二種類の入力信号の同時発生を
判定する同時複数入力判定手段と、前記同時複数入力判
定手段により前記少なくとも二種類の入力信号の同時発
生があれば、通報動作継続中の前記通報機器を停止させ
る通報停止手段との、少なくとも前記二種類の手段が、
コンピュータが読み取り、且つコンピュータが実行可能
なプログラムとして記録された構成であってもよい。
【0032】前記の構成によれば、中央演算処理装置と
回転・押込入力機器を含む入力機器と画像表示器とメッ
セージの記録用メモリを備えた携帯情報端末装置に、該
記録媒体が動作手順の格納されたメモリとして組み込ま
れ、格納された各手段が動作手順として中央演算処理装
置により順次実行されることにより、通報動作の継続中
における、前記回転入力信号と、前記断続入力信号と、
前記非回転入力信号との三種類の入力信号のうちの少な
くとも二種類の入力信号の同時発生を判定し、少なくと
も二種類の入力信号の同時発生があれば、通報動作継続
中の通報機器を停止させるという各機能が、該携帯情報
端末装置に付与される。
【0033】また、本発明に係るマイクロコンピュータ
装置は、中央演算処理装置と、前記中央演算処理装置が
読み取り且つ実行可能な手順をプログラムとして記録可
能な記録部と、少なくとも前記中央演算処理装置および
前記記録部に接続され、且つ、外部から接続可能なデー
タ伝達部を内蔵し、前記中央演算処理装置により処理さ
れた結果に基づく信号を外部機器に有線または無線によ
り伝達する機能を具備するマイクロコンピュータ装置で
あって、前記記録部には、少なくとも無線電波による情
報信号の着信時に通報動作する通報機器と、画像表示機
器と、回転操作部および押込操作部を併設して該回転操
作部から回転入力信号を発生させ、該押込操作部から断
続入力信号を発生させる少なくとも一基の回転・押込入
力機器と、さらに、非回転操作により非回転入力信号を
発生させる少なくとも一基の非回転入力機器とを備える
携帯無線情報端末装置について、前記通報動作の継続中
における、前記回転入力信号または前記断続入力信号ま
たは前記非回転入力信号の三種類の入力信号のうち少な
くとも二種類の入力信号の同時発生を判定する同時複数
入力判定手段と、前記同時複数入力判定手段により前記
少なくとも二種類の入力信号の同時発生があれば、通報
動作継続中の前記通報機器を停止させる通報停止手段と
の、少なくとも前記二種類の手段が、前記中央演算処理
装置により読み取り、且つ実行可能なプログラムとして
記録された構成であってもよい。
【0034】前記の構成のマイクロコンピュータ装置
に、通信機構部や受信メッセージの記録用メモリ、回転
・押込入力機器を含む入力機器、メッセージ等の表示用
ディスプレイ画面、電源回路などが付加され、記録部に
格納された動作手段が中央演算処理装置により順次実行
されることによって、通報動作の継続中における、前記
回転入力信号と、前記断続入力信号と、前記非回転入力
信号との三種類の入力信号のうちの少なくとも二種類の
入力信号の同時発生を判定し、少なくとも二種類の入力
信号の同時発生があれば、通報動作継続中の通報機器を
停止させるという、これら各機能を有する携帯情報端末
装置が、簡素な構成で実現される。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好適な実施形態
を添付図を参照して詳細に説明する。なお、以下に述べ
る実施形態は、この発明の本質的な構成と作用を示すた
めの好適な例の一部であり、したがって技術構成上好ま
しい種々の限定が付されている場合があるが、この発明
の範囲は、以下の説明において特にこの発明を限定する
旨の記載がない限り、これらの形態に限られるものでは
ない。
【0036】図1は、本発明の携帯情報端末装置の一実
施形態に係る要部構成を示すブロック図である。図2
は、その全体構成を示すブロック図である。さらに図5
は、図1および図2に示される携帯情報端末装置の外観
構成を示す正面図である。
【0037】図2に示すように、本実施の形態に係る携
帯情報端末装置1はページャであり、無線基地などの遠
隔地にある送信拠点から送信された情報信号の載った無
線電波を受信するアンテナ2と、アンテナ2に接続さ
れ、アンテナ2で受信した信号を増幅、検波する受信部
3と、この受信部3に接続された、着信信号からコード
情報を復号するデコーダである復調部4とを備え、これ
らが通信手段を構成している。
【0038】また復調部4はA/Dコンバータを備えて
デジタル情報を生成させ、さらに、たとえばEEPRO
Mなどで構成されるIDメモリ(図示されない)に記録
されているIDコードと、前記の復号されたコード情報
とを照合し、送られた情報が自らに送られた情報である
か否かを識別する機能を備える。復調部4の出力側は、
CPU5に接続される。
【0039】CPU5には、さらに、たとえばSRAM
で構成されるメッセージ記憶メモリ7が接続されてい
る。
【0040】CPU5は、データ処理と入出力処理を司
るもので、内部あるいは外部のROMに格納されている
各種の実行可能な手順(プログラム)に基づき、後述す
る入力機器から送られる入力信号の取り込みと処理、メ
ッセージ記憶メモリ7へのデータ書込みとファイル編成
およびTOC(テーブル・オブ・コンテンツ)の作成更
新、ならびにファイル読出しの実行、ディスプレイ画面
へのメッセージ情報などの表示の制御、ならびに着信の
通報や電圧異常等の通報の制御を含む、装置全体の動作
の制御と管理を行う。
【0041】着信信号に基づき復調部4で生成されたコ
ード情報中のメッセージ情報は、メッセージ記憶メモリ
7に書込み記憶される。この記憶されたメッセージ情報
は、読出されてディスプレイ画面へ表示される。メッセ
ージ記憶メモリ7は、前記SRAMの他にも、フラッシ
ュメモリや、EEPROMなどの不揮発性メモリで構成
できる。
【0042】また、使用者によって操作される入力機器
として、回転入力機器9、この回転入力機器9と一体に
構成された押込スイッチ8がそれぞれ設けられる。この
ように回転入力機器9と押込スイッチ8は一体で、回転
・押込入力機器39を構成している。この回転・押込入
力機器39については後に詳述する。
【0043】使用者によって操作される入力機器とし
て、さらに、入力スイッチ16が設けられている。この
入力スイッチ16は、非回転操作が加えられて作動する
非回転入力機器であり、押圧やタッチ等の非回転操作に
よって入力信号16aを発生させるものである。ここで
は、この入力スイッチ16の発生させる入力信号16a
を非回転入力信号と称する。また本実施形態ではこの入
力スイッチ16を、後述される通報動作の停止用入力機
器として使用する。
【0044】これら回転入力機器9、押込スイッチ8、
入力スイッチ16は、入力機器制御部10に接続され、
入力機器制御部10はCPU5に接続されている。
【0045】また、CPU5には表示パネル駆動部11
が接続され、この表示パネル駆動部11に液晶表示パネ
ル12が、ディスプレイ画面として接続されている。即
ち、これら表示パネル駆動部11と液晶表示パネル12
とで、画像表示器が構成されている。
【0046】CPU5から出力される表示信号は表示パ
ネル駆動部11に送られ、表示パネル駆動部11は、駆
動信号を液晶表示パネル12に入力してこの液晶表示パ
ネル12を駆動し、画面を形成させる。
【0047】さらにCPU5には通報信号出力部13が
接続され、この通報信号出力部13にスピーカ14が鳴
音通報機器として接続されている。CPU5は、スピー
カ14を作動させる作動信号を出力し、この作動信号が
通報信号出力部13に入力され、ここで音声信号となり
スピーカ14が駆動される。
【0048】上記のように、CPU5、入力機器制御部
10などから制御手段が構成されている。以下、図1に
基づき、要部の構成を詳説する。
【0049】データバスであるデータ伝達手段20に
は、CPU5、システムメモリ22、ROM6、メッセ
ージ記憶メモリ7、入力信号処理部10B、表示パネル
駆動部11、通報信号出力部13などが接続されてい
る。
【0050】したがってCPU5は、データ伝達手段2
0を介してシステムメモリ22、ROM6、メッセージ
記憶メモリ7、表示パネル駆動部11、通報信号出力部
13、入力信号処理部10Bとデータ授受を行なう。
【0051】システムメモリ22には、装置全体の動作
を制御するための各種の制御手順が、CPU5が実行可
能なプログラム形式で格納されている。
【0052】ROM6には、主としてアプリケーション
関連の実行手順が、CPU5が実行可能なプログラム形
式で格納されており、このROM6は読出し専用のMO
Sメモリや、フラッシュメモリ等によって構成されてい
る。
【0053】図3は、回転・押込入力機器の一例の構成
図である。同図に示されるように、本例の回転・押込入
力機器39は、回転操作部としての回転入力機器9と、
押込操作部としての押込スイッチ8が、一体に構成され
ている。
【0054】回転入力機器9は、矢印Pr方向に回転可
能なつまみを有し、このつまみが時計方向または反時計
方向に回転されることにより入力が為され、この回転方
向に対応した信号9aが端子に発生する。ここでは、こ
の信号を回転入力信号9aと称する。
【0055】一方、押込スイッチ8は、つまみが図中の
矢印Pf方向に押し込まれることによりストローク移動
し、この結果、断続信号8aが端子に発生する。ここで
は、この信号を断続入力信号8aと称する。
【0056】回転入力機器9のつまみの回転方向の情報
は、入力機器制御部10を構成する回転方向検出回路1
0Cが端子から得た信号として、インタラプトインタフ
ェース10Aに入力される。インタラプトインタフェー
ス10Aでは、この入力に基づいてインタラプト信号を
発生させると同時に、つまみの回転方向の情報を載せた
信号10Aa(図1参照)を編成して入力信号処理部1
0Bに入力する。
【0057】ここで入力信号処理部10Bは、信号10
Aaを受けると、そのまま直ちに、あるいはホールドし
た上で、データ伝達手段20に出力する。この情報は、
ROM6中に格納された回転機器の回転方向弁別手段
(図示されない)の実行時に取り込まれる。
【0058】前記のように、入力信号処理部10Bが信
号10Aaをホールドせず、直ちに出力する構成の場合
は、つまみの回転方向の情報が一度だけ利用されること
になる。すなわち一度のつまみ操作が、一度の処理に対
応する。
【0059】一方、入力信号処理部10Bが信号10A
aをホールドする構成の場合は、つまみの回転方向の情
報が反復して利用される構成にできる。したがって、つ
まみが連続して回転状態にあると、その間繰り返し処理
が反復されることになる。
【0060】また、図示されるように回転入力機器9の
つまみの回転量ならびに回転速度の情報を、入力機器制
御部10を構成する回転量/回転速度検出回路10Dが
端子から得た信号としてインタラプトインタフェース1
0Aに入力して、以降の処理において取り込む構成にす
ることもできる。
【0061】また、押込スイッチ8の発生させる断続入
力信号8aは、入力機器制御部10を構成するスイッチ
オンオフ検出回路10Eが端子から得た信号として、同
様にインタラプトインタフェース10Aに入力される。
【0062】また前記の回転入力機器9及び押込スイッ
チ8は、それぞれ個別に操作可能に構成されており、し
たがって両方を同時に操作して同時入力することが可能
となっている。
【0063】前記のような回転・押込入力機器39は、
具体的には例えばジョグダイアルあるいはロータリーエ
ンコーダであり、回転入力機器9は表示される数値を変
更する指令信号等を含む、動作制御全般の指令信号の入
力機器として作用する。また押込みスイッチ8は、表示
数値の確定をはじめ、例えば装置の動作をあるモードか
ら別のモードに移行させる信号の入力機器として作用す
る。
【0064】回転入力機器9、押込スイッチ8、入力ス
イッチ16からの回転入力信号9a、断続入力信号8
a、非回転入力信号16aは、インタラプトインタフェ
ース10Aを介してインタラプト信号となり、CPU5
の割込み受け付け端子から取り込まれる。
【0065】この構成によれば、回転入力機器9、押込
スイッチ8、入力スイッチ16のいずれかが操作されて
回転入力信号9a、断続入力信号8a、非回転入力信号
16aのいずれかが発生すると、インタラプトインタフ
ェース10Aによりインタラプト信号がCPU5に入力
され、CPU5はインタラプト処理フェーズに移る。
【0066】図4は、入力機器から発生する割込処理過
程の遷移図である。当初、非割込対応手順の演算処理3
0の状態にあったCPU5は、インタラプト信号の入力
を受けてインタラプト発生31を検知すると、システム
メモリ22に内蔵されたインタラプト信号処理手順を実
行してインタラプト信号の処理を行なう。ここで先ず割
込を発生させた入力機器を同定するが、この入力機器の
同定は、割込み受け付け端子から直接割り出すものと、
あるいはインタラプトインタフェース10Aによって入
力信号10Aaが入力信号処理部10Bに送られるのに
基づき割り出すものがある。
【0067】前記のようにして割込を発生させた入力機
器、すなわち使用者によって操作がなされた入力機器が
同定されると、符号33においてシステムメモリ22か
らその入力機器に対応するインタラプト対応手順を読出
し、インタラプト対応手順の演算処理34の状態とな
る。このようにして符号35において入力機器からの入
力値などが確定すると、インタラプトの処理が完了し
て、CPU5は非割込対応手順の演算処理30の状態に
戻る。この段階で入力機器からの入力値が使用されるこ
とになる。
【0068】つぎに、図1に戻って、ROM6に格納さ
れている各種の手段につき以下に説明する。同図に示さ
れるように、ROM6内には、通報タイムアウト管理手
段26、入力信号判定手段27、通報停止手段28が、
いずれもCPU5によって実行可能な手順(プログラ
ム)として格納されている。
【0069】通報タイムアウト管理手段26は、着信時
に通報機器が通報動作を開始した際に、通報動作開始信
号を発し、同時にカウントを始め、通報動作の所定終了
時刻を判定し、所定終了時刻が経過するとタイムアウト
信号を発する。例えば所定の通報継続時間を20秒とし
て、通報動作の開始からカウントを始め、20秒経過す
るとタイムアウト信号を発する。
【0070】入力信号判定手段27は、通報タイムアウ
ト管理手段26からの通報動作開始信号を受けると作動
し、通報動作の継続中に入力機器から発生した入力信号
が、回転・押込入力機器から発生した回転入力信号か否
かの判定を行ない、判定結果を通報停止手段28に送付
する。
【0071】通報停止手段28は、入力信号判定手段2
7から送付された判定結果に基づき、回転入力信号の判
定であれば、通報動作を停止させずそのまま継続し、回
転入力信号以外の入力信号との判定であれば、通報動作
継続中の通報機器を停止させる。
【0072】あるいは、前記入力信号判定手段27が、
入力機器から発生した入力信号を、回転・押込入力機器
から発生した回転入力信号か否か判定して、回転入力信
号でなかった時のみ、信号を通報停止手段28に送付す
るようにし、一方、通報停止手段28は、入力信号判定
手段27から信号が届いた時のみ通報動作継続中の通報
機器を停止させるように構成してもよい。
【0073】また、入力信号判定手段27と通報停止手
段28を、以下のように構成してもよい。すなわち入力
信号判定手段27は、通報タイムアウト管理手段26か
らの通報動作開始信号を受けると作動し、通報動作の継
続中に入力機器から発生した入力信号が、回転・押込入
力機器から発生した回転入力信号または断続入力信号か
否かの判定を行ない、判定結果を通報停止手段28に送
付する。
【0074】通報停止手段28は、入力信号判定手段2
7から送付された判定結果に基づき、回転入力信号また
は断続入力信号の判定であれば、通報動作を停止させず
そのまま継続し、回転入力信号または断続入力信号以外
の入力信号との判定であれば、通報動作継続中の通報機
器を停止させる。
【0075】あるいは、前記入力信号判定手段27が、
入力機器から発生した入力信号を、回転・押込入力機器
から発生した回転入力信号または断続入力信号か否か判
定して、回転入力信号と断続入力信号のいずれでもなか
った時のみ、信号を通報停止手段28に送付するように
し、一方、通報停止手段28は、入力信号判定手段27
から信号が届いた時のみ通報動作継続中の通報機器を停
止させるように構成してもよい。
【0076】前記各手段のプログラム形式は、直接ある
いは間接に実行可能なものであればよく、したがってア
ブゾリュート・バイナリとしてアドレッシングされた形
式が好ましいが、あるいはリロケータブル・バイナリと
して実行時に再アドレッシングが必要な形式でも差し支
えない。ただし後者の場合はリンケージ手段を、例えば
システムメモリ22に常駐させる必要がある。
【0077】図5は、本実施形態に係る携帯無線情報端
末装置の外観の構成を示す正面図である。以下、同図を
参照して本実施形態に係る携帯無線情報端末装置の構成
を説明する。
【0078】本実施の形態に係る携帯情報端末装置1
は、薄型の直方体形状のキャビネット15に収容されて
おり、キャビネット15の前面のほぼ中央にメッセージ
や年月日あるいは時刻の表示を行なう液晶表示パネル1
2が設けられている。
【0079】さらにキャビネット15の右上角部には、
回転・押込入力機器39としてジョグダイヤルが、その
一部をキャビネット15から外側に突出させるようにし
て取り付けられている。回転・押込入力機器39には、
回転入力機器9として時計方向および反時計方向に回転
自在のつまみを備える。
【0080】さらに回転入力機器9と一体に、押込スイ
ッチ8が設けられている。この押込スイッチ8は、回転
入力機器9のつまみを押し込む操作によって動作がなさ
れるものである。
【0081】また、液晶表示パネル12に隣接して下方
に、エスケープキーとしての入力スイッチ16が、押圧
操作自在に埋め込まれて配置されている。この入力スイ
ッチ16は、着信時に通報として奏鳴されるアラーム音
を停止する通報停止指令の入力や、動作制御の指令入力
時に使用者によって操作される。
【0082】さらにこの入力スイッチ16は、キャビネ
ット15の表面から僅かにキャビネットの内部方向に窪
んで配置することによって、外力が容易に作用しない構
造とすることができる。これによって、誤操作されない
構造にできる。
【0083】液晶表示パネル12には、たとえば1行2
0文字で4行にわたる英文字または数字で表示がなされ
る。
【0084】以上、本実施形態に係る携帯無線情報端末
装置の構成につき説明した。ついで以下に、本携帯無線
情報端末装置の動作を説明する。先ず、通常の動作であ
る無線信号の受信とメッセージ表示を、主として図2を
参照して説明する。
【0085】無線送信拠点から、特定の携帯情報端末装
置1に向けた情報(メッセージ)を載せた電波が送信さ
れた場合、携帯情報端末装置1はこれをアンテナ2で受
信し、受信部3において中間周波数変換、増幅、検波な
どの信号処理を行ない、復調部4において自分への送信
であることを確認後に、受信した情報信号を復調させ、
復調させた情報信号をCPU5の制御によりメッセージ
記憶メモリ7に格納させる。
【0086】CPU5は、ROM6に格納されている制
御プログラムに基づいて、携帯情報端末装置1の動作を
制御し、先ず情報信号の受信の有無を判定し、受信信号
があると判定すると、表示パネル駆動部11を作動さ
せ、メッセージ記憶メモリ7から読み出した受信情報の
データに基づいて、液晶表示パネル12に受信情報のメ
ッセージを、たとえば英文字と数字により1行20文字
で4行にわたって表示させる。
【0087】同時にCPU5の指令によって、通報信号
出力部13が作動し、スピーカ14にアラーム信号が入
力されてスピーカ14が奏鳴し、これによって使用者に
対して着信の通報が行なわれる。
【0088】つぎに、通報動作を説明する。図6は、本
発明の第一の実施形態に係る携帯無線情報端末装置の通
報開始動作を示すフローチャートである。まず、受信が
発生すると(ステップS1)、ステップS2で通報タイ
ムアウト管理手段26により、タイマーに通報タイムア
ウト時間が設定される。ついでCPU5は液晶パネル1
2に受信メッセージを表示させ(ステップS3)、通報
動作としてブザー鳴音を開始させる(ステップS4)。
こののち、通報動作が継続される。
【0089】図7は、本発明の第一の実施形態に係る携
帯無線情報端末装置の通報停止動作を示すフローチャー
トである。ステップS12において通報タイムアウト管
理手段26が、通報タイムアウト時間経過を管理する。
タイムアウトが生じるまでの期間中に、入力信号判定手
段27が入力の発生を監視して(ステップS13)、入
力発生がなければステップS12に戻って反復される。
【0090】入力信号判定手段27が入力の発生を確認
すると(ステップS13)、これが回転・押込入力機器
からの入力信号か否かをチェックし(ステップS1
4)、回転・押込入力機器からの入力信号であれば、こ
の信号を無視(スキップ)して、ステップS12に戻
る。
【0091】一方、回転・押込入力機器からの入力信号
でなければ(ステップS14)、通報停止指示の信号が
発生したとして、通報停止手段28が作動し、継続中の
ブザー鳴音を停止させる(ステップS15)。
【0092】このようにして、タイムアウトが生じるま
での期間中であっても、入力信号が発生し、且つこの入
力信号が通報停止指示の信号であると確認されると、そ
の時点で通報動作が停止される。
【0093】しかも、入力信号が発生しても、それが予
め設定されている入力信号でなければ、正常でない入
力、たとえば予期しない外力が作用して誤入力がなされ
たと判断して、継続中の通報動作を停止させない。
【0094】一方、通報停止指示の信号入力がないま
ま、タイムアウト時間になれば(ステップS12)、継
続中のブザー鳴音が停止される(ステップS15)。上
記いずれの場合であっても、ブザー鳴音が停止される
と、この時点でタイマーがリセットされる(ステップS
16)。
【0095】図8は、本発明の第二の実施形態に係る記
録媒体の構成を示す説明図である。同図を参照して、本
発明の第二の実施形態に係る記録媒体を以下に説明す
る。
【0096】本実施形態の記録媒体40は、ワンチップ
構成の半導体メモリであり、その内部に、少なくとも以
下の二手段が、コンピュータが読み取り、且つコンピュ
ータが実行可能なプログラム(手順)として記録されて
いる。これら二手段は、チップ端子40aを介してアク
セス可能に構成されている。
【0097】記録されている第一の手段は、入力信号判
定手段27である。この手段は、コンピュータの中央演
算処理装置によって読み取られ、且つコンピュータの中
央演算処理装置によって実行される際に、入力機器と画
像表示機器ならびに通報機器を備える携帯無線情報端末
装置の、通報機器の動作継続中に入力機器から発生した
入力信号が予め定めた入力信号か否かの判定を行なうよ
う動作する。
【0098】第二の手段は、通報停止手段28である。
この手段は、コンピュータの中央演算処理装置によって
読み取られ、且つコンピュータの中央演算処理装置によ
って実行される際に、前記第一の手段である入力信号判
定手段27の判定結果に基づき、予め定めた入力信号で
あれば、通報動作を継続し、予め定めた入力信号以外の
入力信号であれば、動作継続中の通報機器を停止させる
よう動作する。
【0099】従ってこの記録媒体40を、中央演算処理
装置と入力機器と通報機器と画像表示器とメッセージの
記録用メモリを備えた携帯情報端末装置に、中央演算処
理装置の動作手順の格納されたメモリとして組み込み、
格納された各手段を動作手順として中央演算処理装置に
より順次実行することによって、入力機器と画像表示機
器ならびに通報機器を備える携帯無線情報端末装置の、
通報機器の動作継続中に入力機器から発生した入力信号
が予め定めた入力信号か否かの判定をなし、且つ、判定
結果に基づき、予め定めた入力信号であれば、通報動作
を継続し、予め定めた入力信号以外の入力信号であれ
ば、動作継続中の通報機器を停止させるという、これら
各機能を備える携帯情報端末装置を具現することが可能
になる。
【0100】本実施形態の記録媒体40は、フラッシュ
メモリをはじめ、読出し専用のMOSメモリ、SRA
M、EPROM、EEPROM、その他の凡ゆる不揮発
性半導体記録媒体に対して適用可能である。さらに、光
記録式の媒体や、光磁気記録式の媒体、磁気記録式の媒
体に対しても適用可能である。
【0101】図9は、本発明の第三の実施形態に係るマ
イクロコンピュータ装置のブロック構成図である。同図
を参照して、本発明の第三の実施形態に係るマイクロコ
ンピュータ装置を以下に説明する。
【0102】本実施形態に係るマイクロコンピュータ装
置80は、ワンチップで構成され、内部バス86と、こ
の内部バス86に夫々接続されているCPU81、ワー
キングメモリ82、表示インタフェース83、出力イン
タフェース84、入力インタフェース85、メモリ部9
1が内蔵されている。
【0103】前記ワンチップに設けられた外部端子とし
ては、CPU81の割込入力に接続されたインタラプト
入力端子87、表示インタフェース83と出力インタフ
ェース84に接続された出力端子88、入力インタフェ
ース85に接続された入力端子89、さらに、内部バス
86に接続されている共通バス端子90が夫々配設され
ている。
【0104】さらにメモリ部91には、いずれもCPU
81によって実行可能なプログラムとして、システム制
御手段95、入出力管理手段96、表示管理手段97、
通報タイムアウト管理手段26、入力信号判定手段2
7、通報停止手段28などが記録されている。
【0105】システム制御手段95は、このワンチップ
内の各部分の動作の制御を行なうのみならず、このマイ
クロコンピュータ80が組み込まれるシステム全体ある
いはシステム各部分の制御を司るもので、その手順は適
用される各システムに適合するものが採用される。
【0106】同様に入出力管理手段96は、このワンチ
ップ内と外部とのデータや信号の授受の管理を行なうの
みならず、このマイクロコンピュータ装置80が組み込
まれるシステムあるいはシステム各部分と外界とのデー
タや信号の授受の管理を司るもので、その手順は適用さ
れる各システムに適合するものが採用される。
【0107】一方、表示管理手段97は、このマイクロ
コンピュータ装置80に外部接続された画像表示器への
表示を司るもので、メッセージ文の画面表示を管理す
る。
【0108】通報タイムアウト管理手段26は、CPU
81によって読み取られ、且つ実行される際に、着信時
における通報機器の通報動作の開始にともない通報動作
開始信号を発し、同時にカウントを始め、通報動作の所
定終了時刻を判定し、所定終了時刻が経過するとタイム
アウト信号を発するよう動作する。
【0109】入力信号判定手段27は、CPU81によ
って読み取られ、且つ実行される際に、通報タイムアウ
ト管理手段26からの通報動作開始信号を受けて作動
し、通報動作の継続中に入力機器から発生した入力信号
が、回転・押込入力機器から発生した回転入力信号か否
かの判定を行ない、判定結果を通報停止手段28に送付
するよう動作する。
【0110】通報停止手段28は、CPU81によって
読み取られ、且つ実行される際に、入力信号判定手段2
7から送付された判定結果に基づき、回転入力信号の判
定であれば、通報動作を停止させずそのまま継続し、回
転入力信号以外の入力信号との判定であれば、通報動作
継続中の通報機器を停止させるよう動作する。
【0111】このマイクロコンピュータ装置80を、通
信機構部や受信メッセージの記録用メモリ、入力操作が
なされる回転・押込入力機器などの入力機器、通報機
器、メッセージ等の表示用ディスプレイ画面、さらに電
源回路などが備えられた携帯情報端末装置に組み込むこ
とにより、この携帯情報端末装置に、通報機器の動作継
続中に入力機器から発生した入力信号が予め定めた入力
信号か否かの判定を行ない、かつ予め定めた入力信号で
あれば通報動作を継続し、予め定めた入力信号以外の入
力信号であれば動作継続中の通報機器を停止させるとい
う機能を容易に付与することが可能になる。
【0112】図10は、本発明の第四の実施形態に係る
携帯無線情報端末装置の要部構成を示すブロック図であ
る。なお前記図1で示された、第一の実施形態に係る携
帯無線情報端末装置1と同じ部分には同一符号が付けら
れ、また説明は省略される。
【0113】第四の実施形態に係る携帯情報端末装置5
0のデータ伝達手段20に接続された読出専用メモリで
あるROM46には、通報タイムアウト管理手段26、
同時複数入力判定手段29、通報停止手段30が、いず
れもCPU5によって実行可能な手順(プログラム)と
して格納されている。
【0114】通報タイムアウト管理手段26は、前記第
一の実施形態に係る携帯情報端末装置1におけると同じ
である。
【0115】同時複数入力判定手段29は、通報動作の
継続中における、回転入力信号と、断続入力信号と、非
回転入力信号との三種類の入力信号のうちの少なくとも
二種類の入力信号の同時発生があったか否かを判定す
る。
【0116】通報停止手段30は、同時複数入力判定手
段29により少なくとも二種類の入力信号の同時発生が
あると判定されれば、その時点において通報動作継続中
の通報機器を停止させる。
【0117】図11は、第四の実施形態に係る携帯無線
情報端末装置の表示動作を示すフローチャートである。
【0118】ステップS20において通報タイムアウト
管理手段26が、通報タイムアウト時間経過を管理す
る。タイムアウトが生じるまでの期間中に、同時複数入
力判定手段29が、入力動作の発生を監視して(ステッ
プS21)、入力動作発生がなければステップS20に
戻って反復される。
【0119】入力信号判定手段27が入力の発生を確認
すると(ステップS21)、これが複数の入力部からの
同時入力、すなわち回転入力信号と、断続入力信号と、
非回転入力信号との三種類の入力信号のうちの少なくと
も二種類の入力信号の同時発生か否かをチェックし(ス
テップS22)、同時入力でなければこの信号を無視
(スキップ)して、ステップS12に戻って反復され
る。
【0120】一方、少なくとも二種類の入力信号の同時
入力であれば(ステップS22)、通報停止指示の信号
が発生したとして、通報停止手段30が作動し、継続中
のブザー鳴動を停止させる(ステップS23)。
【0121】このようにして、タイムアウトが生じるま
での期間中であっても、少なくとも二種類の入力信号の
同時発生が確認されると、これらの入力信号が通報停止
指示の信号であると確認され、その時点で通報動作が停
止される。
【0122】しかも、入力信号が発生しても、それが単
発の入力信号であって、少なくとも二種類の入力信号の
同時発生でなければ、正常でない入力、たとえば予期し
ない外力が作用して誤入力がなされたと判断して、継続
中の通報動作を停止させない。
【0123】一方、通報停止指示の信号入力がないま
ま、タイムアウト時間になれば(ステップS20)、継
続中のブザー鳴動が停止される(ステップS23)。上
記いずれの場合であっても、ブザー鳴動が停止される
と、この時点でタイマーがリセットされる(ステップS
24)。
【0124】上記から明らかなように、本実施形態にあ
っては、回転入力信号と、断続入力信号と、非回転入力
信号との三種類の入力信号のうちの少なくとも二種類の
入力信号の同時発生がある場合にだけ、継続中の通報の
停止がなされる。
【0125】すなわち、使用者は鳴動中のブザーを停止
させる際に、少なくとも二種類の入力機器を同時に操作
すればよい。例えば、回転・押込入力機器39のつまみ
を回転させつつ、同時につまみを押し込んで操作する。
あるいは、回転・押込入力機器39のつまみを回転させ
つつ、非回転入力機器である入力スイッチ16を同時に
操作する。あるいは、回転・押込入力機器39のつまみ
を押し込むと同時に、入力スイッチ16を操作する等の
同時複合操作をすればよい。
【0126】前記のように、同時複合操作によって通報
停止が成立する構成であるから、したがって、例えば装
置面から若干窪んでスイッチが設けられていた場合に、
偶然に予期せぬ外力が作用することがあっても、これだ
けでは二種類以上の入力信号の同時発生がないから、よ
り信頼性の高い装置と通報方法を実現することが可能に
なる。
【0127】図12は、本発明の第五の実施形態に係る
記録媒体の構成を示す説明図である。なお前記図8で示
された、第二の実施形態に係る記録媒体40と同じ部分
には同一符号が付けられ、また説明は省略される。
【0128】本実施形態の記録媒体41は、ワンチップ
構成の半導体メモリであり、その内部に、少なくとも以
下の二手段が、コンピュータが読み取り、且つコンピュ
ータが実行可能なプログラム(手順)として記録されて
いる。これら二手段は、チップ端子40aを介してアク
セス可能に構成されている。
【0129】第一の手段は、同時複数入力判定手段29
である。この手段は、コンピュータの中央演算処理装置
によって読み取られ、且つコンピュータの中央演算処理
装置によって実行される際に、通報動作の継続中におけ
る、回転入力信号と、断続入力信号と、非回転入力信号
との三種類の入力信号のうちの少なくとも二種類の入力
信号の同時発生があったか否かの判定を行なうよう動作
する。
【0130】第二の手段は、通報停止手段30である。
この手段は、コンピュータの中央演算処理装置によって
読み取られ、且つコンピュータの中央演算処理装置によ
って実行される際に、同時複数入力判定手段29による
判定が少なくとも二種類の入力信号の同時発生であれ
ば、その時点において通報動作継続中の通報機器を停止
させるよう動作する。
【0131】従ってこの記録媒体41を、中央演算処理
装置と入力機器と通報機器と画像表示器とメッセージの
記録用メモリを備えた携帯無線情報端末装置に、中央演
算処理装置の動作手順の格納されたメモリとして組み込
み、格納された各手段を動作手順として中央演算処理装
置により順次実行することによって、少なくとも二種類
の入力信号の同時発生があったか否かの判定を行ない、
且つ少なくとも二種類の入力信号の同時発生があれば、
その時点において通報動作継続中の通報機器を停止させ
るという、これら各機能を備える携帯無線情報端末装置
を具現することが可能になる。
【0132】本実施形態の記録媒体41は、フラッシュ
メモリをはじめ、読出し専用のMOSメモリ、SRA
M、EPROM、EEPROM、その他の凡ゆる不揮発
性半導体記録媒体に対して適用可能である。さらに、光
記録式の媒体や、光磁気記録式の媒体、磁気記録式の媒
体に対しても適用可能である。
【0133】図11は、本発明の第六の実施形態に係る
マイクロコンピュータ装置のブロック構成図である。な
お、前記図9で示された、第三の実施形態に係るマイク
ロコンピュータ装置80と同じ部分には同一符号を付し
てあり、よって説明は省略される。
【0134】第六の実施形態に係るマイクロコンピュー
タ装置100の、バス86に接続されたメモリ部92に
は、いずれもCPU81によって実行可能なプログラム
として、システム制御手段95、入出力管理手段96、
表示管理手段97、通報タイムアウト管理手段26、同
時複数入力判定手段29、通報停止手段30が記録され
ている。
【0135】このうちで、システム制御手段95、入出
力管理手段96、表示管理手段97は、いずれも第三の
実施形態に係るマイクロコンピュータ装置80における
と同じである。
【0136】通報タイムアウト管理手段26は、CPU
81によって読み取られ、且つ実行される際に、着信時
における通報機器の通報動作の開始にともない通報動作
開始信号を発し、同時にカウントを始め、通報動作の所
定終了時刻を判定し、所定終了時刻が経過するとタイム
アウト信号を発するよう動作する。
【0137】同時複数入力判定手段29は、CPU81
によって読み取られ、且つ実行される際に、通報タイム
アウト管理手段26からの通報動作開始信号を受けて作
動し、通報動作の継続中における、回転入力信号と、断
続入力信号と、非回転入力信号との三種類の入力信号の
うちの少なくとも二種類の入力信号の同時発生の判定を
行ない、判定結果を通報停止手段30に送付するよう動
作する。
【0138】通報停止手段30は、CPU81によって
読み取られ、且つ実行される際に、同時複数入力判定手
段29による判定が少なくとも二種類の入力信号の同時
発生であれば、その時点において通報動作継続中の通報
機器を停止させるように動作する。
【0139】このマイクロコンピュータ装置100を、
通信機構部や受信メッセージの記録用メモリ、入力操作
がなされる回転・押込入力機器などの入力機器、通報機
器、メッセージ等の表示用ディスプレイ画面、さらに電
源回路などが備えられた携帯情報端末装置に組み込むこ
とにより、この携帯情報端末装置に、通報機器の動作継
続中に少なくとも二種類の入力信号の同時発生があった
か否かの判定を行ない、且つ少なくとも二種類の入力信
号の同時発生があれば、その時点において通報動作継続
中の通報機器を停止させるという機能を容易に付与する
ことが可能になる。
【0140】
【発明の効果】本発明の請求項1に係る携帯無線情報端
末装置の通報方法は、回転・押込入力機器の回転操作部
から発生する回転入力信号と、押込操作部から発生する
断続入力信号と、非回転操作により作動する非回転入力
機器から発生する非回転入力信号の、三種類の入力信号
につき、通報動作継続中に発生した入力信号がこれら三
種類の入力信号中の、予め定めた入力信号であれば通報
動作を継続し、予め定めた入力信号でなければ通報動作
を停止させるものである。
【0141】したがって、通報動作を停止させる信号を
発生させる入力機器と、発生させない入力機器の任意な
設定がなされ、かつ、前記の予め定めた入力信号として
任意の入力機器から発生する信号が設定されても、この
方法によれば前記の設定に対応させて通報動作を継続
し、あるいは通報動作を停止できるので、携帯無線情報
端末装置に搭載する入力機器のうち、通報動作停止操作
において外力の影響を受けやすい入力機器を不作動と
し、外力の影響が少ない入力機器を作動可能にする設定
が容易にできるという効果がある。
【0142】本発明の請求項2に係る携帯無線情報端末
装置の通報方法は、回転入力信号を予め定めた入力信号
とするものであるから、外力の影響を受けやすい回転・
押込入力機器からの回転により回転入力信号が発生して
も、通報動作停止操作においてこれを不作動にできる。
したがって、通報動作の継続中に回転・押込入力機器に
好ましくない外力が作用して回転することがあっても、
これによる回転入力信号をスキップすることにより、通
報動作の予期せぬ停止という誤動作を抑止できるという
効果がある。
【0143】本発明の請求項3に係る携帯無線情報端末
装置の通報方法は、前記予め定めた入力信号を、回転入
力信号または断続入力信号とするものであるから、外力
の影響を受けやすい回転・押込入力機器からの回転によ
る回転入力信号か、押込みによる断続入力信号が発生し
ても、通報動作停止操作においてこれらを不作動にでき
る。したがって、通報動作の継続中に回転・押込入力機
器に好ましくない外力が作用して回転または押し込まれ
ることがあっても、これによる断続入力信号をスキップ
することにより、通報動作の予期せぬ停止という誤動作
を抑止できるという効果がある。
【0144】また本発明の請求項4に係る携帯無線情報
端末装置では、内蔵される入力信号判定手段により、通
報動作の継続中に入力機器から発生した入力信号が、少
なくとも回転・押込入力機器から発生した回転入力信号
か否かが判定され、回転入力信号であれば、通報停止手
段が通報動作を停止させることなく継続させる構成であ
る。
【0145】したがって、外力の影響を受けやすい回転
・押込入力機器から回転による回転入力信号が発生して
も、通報動作停止操作においてこれを不作動にできる。
このように、通報動作の継続中に回転・押込入力機器に
好ましくない外力が作用して回転することがあっても、
これによる回転入力信号をスキップすることにより、通
報動作の予期せぬ停止という誤動作を抑止できるという
効果がある。
【0146】また本発明の請求項5に係る携帯無線情報
端末装置では、入力信号判定手段が、通報動作の継続中
に入力機器から発生した入力信号を少なくとも回転入力
信号または断続入力信号か否か判定し、且つ通報停止手
段が、回転入力信号または断続入力信号であれば通報動
作を停止させることなく継続し、また回転入力信号と断
続入力信号以外の入力信号であれば通報動作継続中の通
報機器を停止させる構成である。
【0147】したがって、外力の影響を受けやすい回転
・押込入力機器から、回転による回転入力信号か、また
は押し込み力による断続入力信号が発生しても、通報動
作停止操作においてこれを不作動にできる。このよう
に、通報動作の継続中に回転・押込入力機器に好ましく
ない外力が作用して押し込まれることがあっても、これ
による入力信号をスキップすることにより、通報動作の
予期せぬ停止という誤動作を抑止できるという効果があ
る。
【0148】また本発明の請求項6に係る記録媒体は、
通報機器の動作継続中に入力機器から発生した入力信号
が予め定めた入力信号か否かの判定を行なう入力信号判
定手段と、予め定めた入力信号であれば通報動作を継続
し、予め定めた入力信号以外の入力信号であれば動作継
続中の通報機器を停止させる通報停止手段との、少なく
とも二種類の手段を、コンピュータが読み取り、且つコ
ンピュータが実行可能な手順(プログラム)として記録
した構成である。
【0149】したがって、この記録媒体を、中央演算処
理装置と入力機器と画像表示器とメッセージの記録用メ
モリを備えた携帯無線情報端末装置に、中央演算処理装
置が実行可能な動作手順の格納されたメモリとして組み
込み、各手段を動作手順として中央演算処理装置が順次
実行することにより、通報機器の動作継続中に入力機器
から発生した入力信号が予め定めた入力信号か否かの判
定を行ない、かつ予め定めた入力信号であれば通報動作
を継続し、予め定めた入力信号以外の入力信号であれば
動作継続中の通報機器を停止させる機能を、この携帯無
線情報端末装置に付与することができる。
【0150】本発明の請求項7に係るマイクロコンピュ
ータ装置は、記録部に、通報機器の動作継続中に前記入
力機器から発生した入力信号が予め定めた入力信号か否
かの判定を行なう入力信号判定手段と、予め定めた入力
信号であれば通報動作を継続し、予め定めた入力信号以
外の入力信号であれば動作継続中の通報機器を停止させ
る通報停止手段を含む少なくとも前記二種類の手段を、
中央演算処理装置により読み取り、且つ実行可能なプロ
グラムとして記録した構成となっている。
【0151】したがって、このマイクロコンピュータ装
置を、通信機構部や受信メッセージの記録用メモリ、入
力操作がなされる入力機器、メッセージ等の表示用ディ
スプレイ画面、電源回路などと組み合わせることによ
り、通報機器の動作継続中に入力機器から発生した入力
信号が予め定めた入力信号か否かの判定を行ない、かつ
予め定めた入力信号であれば通報動作を継続し、予め定
めた入力信号以外の入力信号であれば動作継続中の通報
機器を停止させる機能を有する携帯無線情報端末装置
を、簡素な構成で実現することが可能になる。
【0152】本発明の請求項8に係る携帯無線情報端末
装置の通報方法は、回転・押込入力機器の回転操作部か
ら発生する回転入力信号と、押込操作部から発生する断
続入力信号と、非回転操作により作動する非回転入力機
器から発生する非回転入力信号の、三種類の入力信号に
つき、通報動作継続中に発生した入力信号がこれら三種
類の入力信号中の少なくとも二種類の入力信号が同時に
発生した際に、継続中の通報動作を停止させる方法であ
る。
【0153】したがって、三種類の異なる入力機構のう
ちの少なくとも二種類から発生する入力信号が同時に発
生した時のみに、継続中の通報動作を停止させるので、
一部分において外力が発生しても他の部分に同時に作用
する可能性が低いから、予期せぬ入力が一部に発生して
も継続中の通報動作が停止してしまうという不都合が起
きるのを防止できるという効果がある。
【0154】また本発明の請求項9に係る携帯無線情報
端末装置は、通報動作の継続中における、回転入力信号
と、断続入力信号と、非回転入力信号との三種類の入力
信号のうちの少なくとも二種類の入力信号の同時発生を
判定する同時複数入力判定手段と、少なくとも二種類の
入力信号の同時発生があれば、通報動作継続中の通報機
器を停止させる通報停止手段を含む少なくとも二種類の
手段を具備して構成するものである。
【0155】したがって、同時複数入力判定手段によ
り、三種類の入力信号のうちの少なくとも二種類の入力
信号の同時発生がないと通報動作を停止させないように
設定できるので、通報動作継続中に一部分の入力機器に
おいて外力が発生しても他の入力機器にも同時に作用す
る可能性は低いから、予期せぬ入力が一部に発生しても
継続中の通報動作が停止してしまうという不都合が起き
るのを防止することができ、誤動作のない信頼性の高い
携帯無線情報端末装置を実現できる。
【0156】また本発明の請求項10に係る記録媒体
は、通報動作の継続中における、回転入力信号と、断続
入力信号と、非回転入力信号との三種類の入力信号のう
ちの少なくとも二種類の入力信号の同時発生を判定する
同時複数入力判定手段と、少なくとも二種類の入力信号
の同時発生があれば、通報動作継続中の通報機器を停止
させる通報停止手段との、少なくとも二種類の手段が、
コンピュータが読み取り、且つコンピュータが実行可能
なプログラムとして記録された構成である。
【0157】したがって、この記録媒体を、中央演算処
理装置と入力機器と画像表示器とメッセージの記録用メ
モリを備えた携帯無線情報端末装置に、中央演算処理装
置が実行可能な動作手順の格納されたメモリとして組み
込み、各手段を動作手順として中央演算処理装置が順次
実行することにより、通報動作の継続中における、回転
入力信号と、断続入力信号と、非回転入力信号との三種
類の入力信号のうちの少なくとも二種類の入力信号の同
時発生を判定し、少なくとも二種類の入力信号の同時発
生があれば、通報動作継続中の通報機器を停止させる機
能を、この携帯無線情報端末装置に付与することができ
る。
【0158】本発明の請求項11に係るマイクロコンピ
ュータ装置は、記録部に、通報動作の継続中に発生する
回転入力信号または断続入力信号または非回転入力信号
の三種類の入力信号のうち少なくとも二種類の入力信号
の同時発生を判定する同時複数入力判定手段と、少なく
とも二種類の入力信号の同時発生があれば、通報動作継
続中の通報機器を停止させる通報停止手段を含む少なく
とも二手段を、中央演算処理装置により読み取り、且つ
実行可能なプログラムとして記録した構成となってい
る。
【0159】したがって、このマイクロコンピュータ装
置を、通信機構部や受信メッセージの記録用メモリ、回
転・押込入力機器を含む入力機器、メッセージ等の表示
用ディスプレイ画面、電源回路など組み合わせることに
より、記録部に格納された動作手段が中央演算処理装置
により順次実行されることによって、通報動作の継続中
における、回転入力信号と、断続入力信号と、非回転入
力信号との三種類の入力信号のうちの少なくとも二種類
の入力信号の同時発生を判定し、少なくとも二種類の入
力信号の同時発生があれば、通報動作継続中の通報機器
を停止させるという、これら各機能を有する携帯無線情
報端末装置を、簡素な構成で実現することが可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態に係る携帯無線情報端
末装置であるページャの要部構成を示すブロック図であ
る。
【図2】図1に示される携帯無線情報端末装置の全体構
成を示すブロック図である。
【図3】本発明に係る携帯無線情報端末装置に適用され
る回転・押込入力機器の一例の構成図である。
【図4】入力機器から発生する割込処理過程の遷移図で
ある。
【図5】図1および図2に示される携帯無線情報端末装
置の外観構成を示す正面図である。
【図6】本発明の第一の実施形態に係る携帯無線情報端
末装置の通報開始動作を示すフローチャートである。
【図7】本発明の第一の実施形態に係る携帯無線情報端
末装置の通報停止動作を示すフローチャートである。
【図8】本発明の第二の実施形態に係る記録媒体の構成
を示す説明図である。
【図9】本発明の第三の実施形態に係るマイクロコンピ
ュータ装置のブロック構成図である。
【図10】本発明の第四の実施形態に係る携帯無線情報
端末装置の要部構成を示すブロック図である。
【図11】本発明の第四の実施形態に係る携帯無線情報
端末装置の通報動作を示すフローチャートである。
【図12】本発明の第五の実施形態に係る記録媒体の構
成を示す説明図である。
【図13】本発明の第六の実施形態に係るマイクロコン
ピュータ装置のブロック構成図である。
【符号の説明】
1……携帯無線情報端末装置、2……アンテナ、3……
受信部、4……復調部、5……CPU、6……ROM、
7……メッセージ記憶メモリ、8……押込スイッチ、9
……回転入力機器、10A……インタラプトインタフェ
ース、10B……入力信号処理部、11……表示パネル
駆動部、12……液晶表示パネル、13……通報信号出
力部、14……スピーカ、16……入力スイッチ、20
……データ伝達手段(データバス)、22……システム
メモリ、26……通報タイムアウト管理手段、27……
入力信号判定手段、28……通報停止手段、39……回
転・押込入力機器

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも無線電波による情報信号の着
    信があると通報動作を開始して着信発生を通報し、且
    つ、回転操作部および押込操作部を併設した回転・押込
    入力機器の、該回転操作部から発生する回転入力信号
    と、該押込操作部から発生する断続入力信号と、非回転
    操作により作動する非回転入力機器から発生する非回転
    入力信号の、三種類の入力信号のいずれかに基づき動作
    する携帯無線情報端末装置の通報方法であって、 前記通報動作継続中に発生した入力信号が前記三種類の
    入力信号中の、予め定めた入力信号であれば前記通報動
    作を継続し、前記入力信号が前記予め定めた入力信号で
    なければ前記通報動作を停止させることを特徴とする携
    帯無線情報端末装置の通報方法。
  2. 【請求項2】 前記予め定めた入力信号が、前記回転入
    力信号であることを特徴とする請求項1記載の携帯無線
    情報端末装置の通報方法。
  3. 【請求項3】 前記予め定めた入力信号が、前記回転入
    力信号または前記断続入力信号であることを特徴とする
    請求項1記載の携帯無線情報端末装置の通報方法。
  4. 【請求項4】 少なくとも無線電波による情報信号の着
    信時に作動して着信を通報する通報機器と、着信した情
    報信号のメッセージを表示可能な画像表示器と、少なく
    とも動作制御の入力が可能な入力機器とを備え、且つ前
    記入力機器が、回転操作部および押込操作部を併設して
    該回転操作部から回転入力信号を発生させ、該押込操作
    部から断続入力信号を発生させる少なくとも一基の回転
    ・押込入力機器と、さらに、非回転操作により非回転入
    力信号を発生させる少なくとも一基の非回転入力機器を
    含んで構成された携帯無線情報端末装置であって、 前記通報動作の継続中に入力機器から発生した入力信号
    が、少なくとも前記回転・押込入力機器から発生した前
    記回転入力信号か否かの判定を行なう入力信号判定手段
    と、 前記入力信号判定手段により前記回転入力信号であれ
    ば、前記通報動作を継続し、前記回転入力信号以外の入
    力信号であれば、前記通報動作継続中の通報機器を停止
    させる通報停止手段との、少なくとも前記二種類の手段
    を具備して構成されることを特徴とする携帯無線情報端
    末装置。
  5. 【請求項5】 前記入力信号判定手段は、前記通報動作
    の継続中に入力機器から発生した入力信号が、少なくと
    も前記回転入力信号または断続入力信号か否かの判定を
    行ない、且つ前記通報停止手段は、前記入力信号判定手
    段により前記回転入力信号または断続入力信号であれ
    ば、前記通報動作を継続し、前記回転入力信号と断続入
    力信号のいずれでもなければ、前記通報動作継続中の通
    報機器を停止させる構成であることを特徴とする請求項
    4記載の携帯無線情報端末装置。
  6. 【請求項6】 入力機器と画像表示機器ならびに通報機
    器を備える携帯無線情報端末装置の、前記通報機器の動
    作継続中に前記入力機器から発生した入力信号が予め定
    めた入力信号か否かの判定を行なう入力信号判定手段
    と、 前記入力信号判定手段により予め定めた入力信号であれ
    ば、前記通報動作を継続し、予め定めた入力信号以外の
    入力信号であれば、前記動作継続中の通報機器を停止さ
    せる通報停止手段との、少なくとも前記二種類の手段
    が、コンピュータが読み取り、且つコンピュータが実行
    可能なプログラムとして記録されたことを特徴とする記
    録媒体。
  7. 【請求項7】 中央演算処理装置と、前記中央演算処理
    装置が読み取り且つ実行可能な手順をプログラムとして
    記録可能な記録部と、少なくとも前記中央演算処理装置
    および前記記録部に接続され、且つ、外部から接続可能
    なデータ伝達部を内蔵し、前記中央演算処理装置により
    処理された結果に基づく信号を外部機器に有線または無
    線により伝達する機能を具備するマイクロコンピュータ
    装置であって、 前記記録部には、入力機器と画像表示機器ならびに通報
    機器を備える携帯無線情報端末装置の、前記通報機器の
    動作継続中に前記入力機器から発生した入力信号が予め
    定めた入力信号か否かの判定を行なう入力信号判定手段
    と、 前記入力信号判定手段により予め定めた入力信号であれ
    ば、前記通報動作を継続し、予め定めた入力信号以外の
    入力信号であれば、前記動作継続中の通報機器を停止さ
    せる通報停止手段との、少なくとも前記二種類の手段
    が、前記中央演算処理装置により読み取り、且つ実行可
    能なプログラムとして記録されたことを特徴とするマイ
    クロコンピュータ装置。
  8. 【請求項8】 少なくとも無線電波による情報信号の着
    信があると通報動作を開始して着信発生を通報し、且
    つ、回転操作部および押込操作部を併設した回転・押込
    入力機器の、該回転操作部から発生する回転入力信号
    と、該押込操作部から発生する断続入力信号と、非回転
    操作により作動する非回転入力機器から発生する非回転
    入力信号の、三種類の入力信号のいずれかに基づき動作
    する携帯無線情報端末装置の着信通報方法であって、 前記通報動作継続中に前記回転入力信号と、前記断続入
    力信号と、前記非回転入力信号との三種類の入力信号中
    の、少なくとも二種類の入力信号が同時に発生した際
    に、前記継続中の通報動作を停止させることを特徴とす
    る携帯無線情報端末装置の通報方法。
  9. 【請求項9】 少なくとも無線電波による情報信号の着
    信時に作動して着信を通報する通報機器と、着信した情
    報信号のメッセージを表示可能な画像表示器と、少なく
    とも動作制御の入力が可能な入力機器とを備え、且つ前
    記入力機器が、回転操作部および押込操作部を併設して
    該回転操作部から回転入力信号を発生させ、該押込操作
    部から断続入力信号を発生させる少なくとも一基の回転
    ・押込入力機器と、さらに、非回転操作により非回転入
    力信号を発生させる少なくとも一基の非回転入力機器を
    含んで構成された携帯無線情報端末装置であって、 前記通報動作の継続中における、前記回転入力信号と、
    前記断続入力信号と、前記非回転入力信号との三種類の
    入力信号のうちの少なくとも二種類の入力信号の同時発
    生を判定する同時複数入力判定手段と、 前記同時複数入力判定手段により前記少なくとも二種類
    の入力信号の同時発生があれば、通報動作継続中の前記
    通報機器を停止させる通報停止手段との、少なくとも前
    記二種類の手段を具備して構成されることを特徴とする
    携帯無線情報端末装置。
  10. 【請求項10】 少なくとも無線電波による情報信号の
    着信時に通報動作する通報機器と、画像表示機器と、回
    転操作部および押込操作部を併設して該回転操作部から
    回転入力信号を発生させ、該押込操作部から断続入力信
    号を発生させる少なくとも一基の回転・押込入力機器
    と、さらに、非回転操作により非回転入力信号を発生さ
    せる少なくとも一基の非回転入力機器とを備える携帯無
    線情報端末装置につき、 前記通報動作の継続中における、前記回転入力信号と、
    前記断続入力信号と、前記非回転入力信号との三種類の
    入力信号のうちの少なくとも二種類の入力信号の同時発
    生を判定する同時複数入力判定手段と、 前記同時複数入力判定手段により前記少なくとも二種類
    の入力信号の同時発生があれば、通報動作継続中の前記
    通報機器を停止させる通報停止手段との、少なくとも前
    記二種類の手段が、コンピュータが読み取り、且つコン
    ピュータが実行可能なプログラムとして記録されたこと
    を特徴とする記録媒体。
  11. 【請求項11】 中央演算処理装置と、前記中央演算処
    理装置が読み取り且つ実行可能な手順をプログラムとし
    て記録可能な記録部と、少なくとも前記中央演算処理装
    置および前記記録部に接続され、且つ、外部から接続可
    能なデータ伝達部を内蔵し、前記中央演算処理装置によ
    り処理された結果に基づく信号を外部機器に有線または
    無線により伝達する機能を具備するマイクロコンピュー
    タ装置であって、 前記記録部には、少なくとも無線電波による情報信号の
    着信時に通報動作する通報機器と、画像表示機器と、回
    転操作部および押込操作部を併設して該回転操作部から
    回転入力信号を発生させ、該押込操作部から断続入力信
    号を発生させる少なくとも一基の回転・押込入力機器
    と、さらに、非回転操作により非回転入力信号を発生さ
    せる少なくとも一基の非回転入力機器とを備える携帯無
    線情報端末装置について、 前記通報動作の継続中における、前記回転入力信号また
    は前記断続入力信号または前記非回転入力信号の三種類
    の入力信号のうち少なくとも二種類の入力信号の同時発
    生を判定する同時複数入力判定手段と、 前記同時複数入力判定手段により前記少なくとも二種類
    の入力信号の同時発生があれば、通報動作継続中の前記
    通報機器を停止させる通報停止手段との、少なくとも前
    記二種類の手段が、前記中央演算処理装置により読み取
    り、且つ実行可能なプログラムとして記録されたことを
    特徴とするマイクロコンピュータ装置。
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