JPH1118636A - 釣 竿 - Google Patents

釣 竿

Info

Publication number
JPH1118636A
JPH1118636A JP18916197A JP18916197A JPH1118636A JP H1118636 A JPH1118636 A JP H1118636A JP 18916197 A JP18916197 A JP 18916197A JP 18916197 A JP18916197 A JP 18916197A JP H1118636 A JPH1118636 A JP H1118636A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reel
hood
nut member
screw portion
fishing rod
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP18916197A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaru Akiba
勝 秋葉
Shuichi Kimura
州一 木村
Tomoyoshi Tsurufuji
友義 鶴藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Globeride Inc
Original Assignee
Daiwa Seiko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daiwa Seiko Co Ltd filed Critical Daiwa Seiko Co Ltd
Priority to JP18916197A priority Critical patent/JPH1118636A/ja
Publication of JPH1118636A publication Critical patent/JPH1118636A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fishing Rods (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 リールシート部の握持性を良くしつつ、製造
性や軽量化の向上を目的とした釣竿を提供する。 【解決手段】 リール脚12を載置させる部位16Sの
前後方向の一側に固定フード18を設け、これに対向す
るように、リールシート本体16に対して回動可能に構
成したナット部材22の回動によって前後に移動する移
動フード20を他側に設け、該移動フードは前記リール
脚載置部位とは径方向反対側を切り欠いており、前記リ
ールシート本体は前記リール脚載置部位とは径方向反対
側を外方向に膨出させると共に、リール脚を固定した状
態における前記切欠部20B内領域におけるリールシー
ト本体はねじ部が露出しておらず、前記膨出部16Bが
当該切欠部内領域にまで滑らかに延設されているよう構
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はリールシート部に特
徴を有する釣竿に関する。
【0002】
【従来の技術】リール脚を固定する際に、板状リールシ
ートを使用する場合と、筒状リールシートを使用する場
合とがある。前者は締結力に乏しく、強い締結力を欲す
る場合には不向きである。後者はナット方式であるた
め、大きな締結力が得られる。然しながら、ナット方式
故に雄ねじ部が露出したり、筒状移動フードとリールシ
ート本体との間に段差が生じ、リールシート部を握持す
る際にこの段差や雄ねじ部の存在が握持性を悪くさせ
る。こうした握持性の改善や、製造組立性の向上を狙っ
た構造が実用新案登録第2514326号公報に開示さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、上記公報
の開示構造では、移動フードを形成する筒部材が、握り
部と筒状本体外周との間に侵入しなければならない構造
を採用しているため、各部の寸法精度を向上させなけれ
ばならず、製造性等の向上が未だ不充分である。また、
リールシート部の軽量化を通して釣竿を可及的に軽量化
もしたい。
【0004】依って本発明は、リールシート部の握持性
を良くしつつ、製造性や軽量化の向上を目的とした釣竿
を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的に鑑みて本発明
は請求項1において、リール脚を載置させる部位の前後
方向の一側に固定フードを設け、これに対向するよう
に、リールシート本体に対して回動可能に構成したナッ
ト部材の回動によって前後に移動する移動フードを他側
に設け、該移動フードは前記リール脚載置部位とは径方
向反対側を切り欠いており、前記リールシート本体は前
記リール脚載置部位とは径方向反対側を外方向に膨出さ
せると共に、リール脚を固定した状態における前記切欠
部内領域におけるリールシート本体はねじ部が露出して
おらず、前記膨出部が当該切欠部内領域にまで滑らかに
延設されていることを特徴とする釣竿を提供する。
【0006】また、請求項2では請求項1の釣竿におい
て、ナット部材がリールシート本体に対して前後に移動
しないように規制されており、移動フードのリール脚受
入口とは反対の端部側表面に雄ねじ部を設け、該雄ねじ
部は前記ナット部材内周の雌ねじ部と螺合しており、リ
ール脚が固定された状態において前記移動フードの雄ね
じ部が露出しないよう構成する。また、請求項3では請
求項1の釣竿において、ナット部材はリールシート本体
に対して螺合しており、移動フードとナット部材との係
合部が相対回転可能に概ね全周に亘って係合するよう構
成する。概ね全周とは、360度連続したフランジ部が
あってもよいが、これが不連続に飛び飛びに形成されて
もよく、また、360度未満でもよく、例えば、切り欠
かれた移動フード幅程度に形成されていてもよい。
【0007】請求項1では、移動フードはリール脚載置
部位とは径方向反対側を切り欠いているため、該切欠部
内領域においてリールシート本体は露出しているが、リ
ール脚を固定した状態においてねじ部は露出せず、この
部位はリール脚載置部位とは径方向反対側の膨出部が滑
らかに延設されているため、握持部の一部として使用し
てもねじ部や段差部を握持することが防止され、握持感
がよく、既述の実用新案登録公報に開示の構造より低コ
ストな製造が容易であり、また、移動フードが筒状部材
の場合より軽量化でき、ひいては釣竿の軽量化に繋る。
【0008】請求項2では、上記作用効果に加え、リー
ルシート本体とナット部材とが相対回転するが、前後移
動しないため螺合しておらず、このためリールシート本
体の製造が簡単になり、また、使用の際に移動フードの
雄ねじ部が露出しないため、美観がよいと共に、この移
動フード部に指等が当接しても痛くない。請求項3で
は、請求項1の作用効果に加え、ナット部材と移動フー
ドとの係合部は、概ね全周に亘って係合しているため、
ナット回転に対して移動フードに偏りが生じ難く、滑ら
かに移動できる他、係合部の強度が担保される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面に示す形
態例に基づき、更に詳細に説明する。第1の形態例を図
1から図4を参照しつつ説明する。エポキシ樹脂等の合
成樹脂をマトリックスとし、炭素繊維等の強化繊維で強
化された竿管10の外側に、合成樹脂等を射出等して成
形した筒状リールシート本体16を一体的に形成した
り、別体形成した筒状リールシート本体16を套嵌させ
て接着等によって固定している。この形態例では、リー
ル脚12を載置させる部位16Sの前側にはリールシー
ト本体16で形成した固定フード18が設けられてお
り、後側には、移動フード20が配設されている。
【0010】該移動フード20の後端部はナット部材2
2と相対回転可能に係合しており、該ナット部材の近く
のみを環状部20Aとして残した状態で移動フード上部
が切り欠かれている。一方、リール脚載置部位16Sと
は径方向反対側、即ちこの場合の上面側は、滑らかに上
方に膨出した膨出部16Bに形成されており、この膨出
部の後部が前記移動フード切欠部20Bの領域内にまで
滑らかに延設されている。また、移動フード20の折曲
げ係止部20Kは、リールシート本体の側面に設けた前
後方向の直線溝16Mに係合しており、ナット部材22
は内周の雌ねじ部22Rが、筒状リールシート本体16
の後部に設けた雄ねじ部16Rと螺合しており、該ナッ
ト部材22の回動によって移動フード20を前後に移動
させる。移動フード内部には、樹脂製等の受け部材20
Cが内蔵されている。
【0011】こうしてリール脚12を固定した状態にお
いて、前記雄ねじ部16Rは切欠部20Bの領域内に露
出しないだけの後方位置に設けられており、このため図
1のようにリールシート部を握持した場合に、掌はリー
ルシート本体の膨出部16Bに当るが、ねじ部や移動フ
ードに当ることが防止され、握持感がよく、ねじ部が露
出しないために外観もよい。また、握持した手の指先
は、リールシート本体16の側面下方部の傾斜面である
指掛部16Kに係止でき、握持が安定する。握持の仕方
によっては図示の如く、一部の指(ここでは小指)が移
動フード20前部に当るが、図3に示すように横断面に
おいて、リールシート本体16の外周と移動フード20
の前部の外周とは概ね段差を生じないように形成されて
おり、このため、握持性が高まる。
【0012】移動フード20はナット部材との係合部が
環状に形成されて360度に亘っており、ナット回転に
対して移動フード20に偏った力が生じ難く、滑らかに
移動できる他、係合部の強度が担保できる。以上の形態
では、リールシート本体16は、竿管10に套嵌する筒
状部も膨出部も一体に形成されているが、夫々別体に形
成した後、これを互いに固定してもよい。更には、竿管
10が筒状部を兼ね、固定フードを伴う膨出部をこの竿
管10に対して固定してもよい。また、竿の前後方向
を、図1に示す場合と逆にしたり、或いは上下を逆にし
て使用することもできる。図1の場合はスピニングリー
ルを示しているが、上下を逆にした場合の使用リールは
両軸受型等のリールである場合が一般的である。これら
前後の逆や上下の逆のことは、下記第2形態例の場合も
同様である。
【0013】次に、図5から図7までを参照して、第2
の形態例を説明する。第1の形態例と異なるのは、ナッ
ト部材22’がリールシート本体16に対して前後に相
対移動せず、回転のみであり、ナット部材と移動フード
20’とが螺合しており、ナット部材の回転によって移
動フードのみが前後移動することである。即ち、この形
態例ではリールシート本体16の膨出部16Bの後ろに
停止環状体24Aを配設固定し、その後ろにナット部材
22’を回動可能に配設しており、更にそのナット部材
の直後に他の停止環状体24Bを着脱可能に装着してい
る(これは接着固定してもよい)。従って、ナット部材
はこの両停止環状体24A,24B間において回動可能
であるが、前後移動できない。
【0014】一方、図示の如くこのナット部材22’は
前記停止環状体24Aを介して、リール脚載置部位16
S側のみを覆う形態の移動フード20’の後部を内側に
嵌入させており、互いに螺合させている。即ち、ナット
部材には内周に雌ねじ部22R’を設けており、雄ねじ
部20R’は移動フード20’の後部の更に後方部の表
面部に設けて互いに螺合させている。この雄ねじ部20
R’の位置は、リール脚12を固定するために移動フー
ド20’を前方に移動させても該雄ねじ部が露出しない
だけ後方に設けている。従って、美観がよいと共に、図
1と同様に握持した場合に、指がねじ部に当接すること
が防止される。また、ナット部材22’の長さは移動フ
ード20’の移動長さ(例えば18〜22mm程度)よ
りも長く形成されており、例えば30mm程度である。
【0015】前記停止環状体24Bの前側端面には、例
えば15度間隔で凹部24Hが設けられており、一方、
ナット部材22’の対向端面には、該端面に対して垂直
な方向、即ち、ナット部材の長手方向に弾性を有し、前
記各凹部24Hに係合でき、係合していてもナット部材
に回転方向に強制力を加えれば係合が外れて回転でき
る、1個或いは複数個の係止部22K(ここでは板ばね
式)を設けている。即ち、固定フード18と移動フード
20’とによってリール脚12を固定した場合に、釣り
の最中にこの固定が緩まないようにナット部材22’を
回転止めさせるのである。また、この保持機構が設けら
れているため、移動フードを素早く前後に移動させるべ
く、ねじ20R’,22R’のリード角を大きくして
も、リール脚12の固定力は維持できる。また、ナット
部材回転操作の節度感が生じる。
【0016】第1形態例と同様にリールシート本体16
の側面には長手方向の溝16Mを設け、当該溝に移動フ
ード20’の前部の折曲げ係止部20Kを係止させ、移
動フードの前後動を可能にしている。この移動を円滑に
するために、移動フードの停止環状体24Aの近くを隙
間を有して覆いつつ保持するカバー部16Cを、該停止
環状体24Aやリールシート本体16に一体化形成して
もよい。また、第1形態例の場合も同様であるが、前後
移動を円滑にするために、折曲げ係止部20Kは移動フ
ードの前部に限らず、もう少し後部に設けたり、或いは
前部から後方にかけて形成してもよい。
【0017】膨出部16Bが移動フード20’の切欠部
20Bの領域内にまで滑らかに延設されていることや、
握持した手の指先がリールシート本体16の側面下方部
の傾斜面である指掛部16Kに係止でき、握持が安定す
ること等、その他のことは第1形態例と同様である。ま
た、受け部材20Cを交換したり、形状に工夫を凝らし
た受け部材の挿入方向を逆にしたりして、リール脚のサ
イズ変化に対応させることもできる。このことは第1形
態例も同様である。
【0018】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、リールシート部の握持性を良くしつつ、製造性
や軽量化の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明に係る第1形態例としての釣竿の
要部側面図である。
【図2】図2は図1の縦断面図である。
【図3】図3は図2の矢視線C−Cによる横断面図であ
る。
【図4】図4は図2の矢視線D−Dによる横断面図であ
る。
【図5】図5は本発明に係る第2形態例としての釣竿の
要部側面図である。
【図6】図6は図5の縦断面図である。
【図7】図7は図5の下方から見た平面図である。
【符号の説明】
10 竿管 16 リールシート本体 16B 膨出部 16S リール脚載置部位 18 固定フード 20,20’ 移動フード 20B 切欠部 22,22’ ナット部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リール脚を載置させる部位の前後方向の
    一側に固定フードを設け、これに対向するように、リー
    ルシート本体に対して回動可能に構成したナット部材の
    回動によって前後に移動する移動フードを他側に設け、
    該移動フードは前記リール脚載置部位とは径方向反対側
    を切り欠いており、前記リールシート本体は前記リール
    脚載置部位とは径方向反対側を外方向に膨出させると共
    に、リール脚を固定した状態における前記切欠部内領域
    におけるリールシート本体はねじ部が露出しておらず、
    前記膨出部が当該切欠部内領域にまで滑らかに延設され
    ていることを特徴とする釣竿。
  2. 【請求項2】 前記ナット部材が前記リールシート本体
    に対して前後に移動しないように規制されており、前記
    移動フードのリール脚受入口とは反対の端部側表面に雄
    ねじ部を設け、該雄ねじ部は前記ナット部材内周の雌ね
    じ部と螺合しており、リール脚が固定された状態におい
    て前記移動フードの雄ねじ部が露出しない請求項1記載
    の釣竿。
  3. 【請求項3】 前記ナット部材は前記リールシート本体
    に対して螺合しており、移動フードとナット部材との係
    合部が相対回転可能に概ね全周に亘って係合してなる請
    求項1記載の釣竿。
JP18916197A 1997-06-30 1997-06-30 釣 竿 Pending JPH1118636A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18916197A JPH1118636A (ja) 1997-06-30 1997-06-30 釣 竿

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18916197A JPH1118636A (ja) 1997-06-30 1997-06-30 釣 竿

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1118636A true JPH1118636A (ja) 1999-01-26

Family

ID=16236486

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18916197A Pending JPH1118636A (ja) 1997-06-30 1997-06-30 釣 竿

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1118636A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002165541A (ja) * 2000-11-30 2002-06-11 Daiwa Seiko Inc リール脚固定装置
KR102150338B1 (ko) 2019-12-17 2020-09-01 후지코교 가부시기가이샤 릴 시트 및 이를 구비하는 낚싯대

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002165541A (ja) * 2000-11-30 2002-06-11 Daiwa Seiko Inc リール脚固定装置
KR102150338B1 (ko) 2019-12-17 2020-09-01 후지코교 가부시기가이샤 릴 시트 및 이를 구비하는 낚싯대

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20070174956A1 (en) Adjustable shower rod assembly
KR102653297B1 (ko) 낚싯대용 릴 시트 및 낚싯대 및 낚싯대용 릴 시트의 이동 후드
NO20015306D0 (no) Anordning ved pedal
CN110121324B (zh) 美容器
JPS6341892Y2 (ja)
JPH0642810B2 (ja) リール固定装置
JPH1118636A (ja) 釣 竿
JP6796895B1 (ja) リールシート用パームレスト、リールシート、及び釣り竿
JP3654566B2 (ja) 釣竿のリールシート
JP3884124B2 (ja) リールシート及びそれを装着した釣り竿
JP2004141548A (ja)
JP2002186386A (ja) リール脚固定装置
JP2003009735A (ja) 釣り用リールのハンドル組立体
JPH0529027Y2 (ja)
JP4514005B2 (ja) リールシート
JPH06276899A (ja) 釣竿のリールシート取付構造
JP2000032883A (ja) 釣り竿のリールシート
JP2024031756A (ja) 魚釣用リールシート
JP3969540B2 (ja) スピニングリール専用のルアーロッド
JP2007195488A (ja) 釣竿
JP3900158B2 (ja) ヒートン栓の取付構造
JP3062738U (ja) 椅子の擺動式肘掛の構造
JP4354094B2 (ja) 釣竿
JP2007117046A (ja) リール固定装置
JPS5811168Y2 (ja) 握り柄付釣用リ−ル取付装置