JPH11185912A - 半導体測定用治具 - Google Patents

半導体測定用治具

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JPH11185912A
JPH11185912A JP35543497A JP35543497A JPH11185912A JP H11185912 A JPH11185912 A JP H11185912A JP 35543497 A JP35543497 A JP 35543497A JP 35543497 A JP35543497 A JP 35543497A JP H11185912 A JPH11185912 A JP H11185912A
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JP
Japan
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ball
contact
shaped electrode
jig
electrode terminals
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JP35543497A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Mita
和弘 三田
Seiji Sakurai
清司 櫻井
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、BGAタイプの半導体パッケージ装
置の動作テストに用いられるIC用ソケットにおいて、
信号ピンを確実に取り出すことができるようにすること
を最も主要な特徴とする。 【解決手段】たとえば、半導体パッケージ装置1に格子
状に配列されたボール状電極端子2の、近接する4つの
ボール状電極端子2のほぼ中心部に対応する位置に選択
的にコンタクトピン15を4本ずつ配設する。そして、
ソケット11への半導体パッケージ装置1の搭載に応じ
て、ストッパ部材13を下方向に移動させることによ
り、4本のコンタクトピン15の先端部をそれぞれ開か
せる。こうして、各コンタクトピン15の先端部を、4
つの異なるボール状電極端子2とそれぞれ接触させる構
成となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体測定用治
具にかかり、特に、ボール状の電極端子(信号ピン)が
二次元的に配列されてなる、BGA(Ball Grid Array
)タイプの半導体パッケージ装置の動作テストに用い
られるソケットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、BGAタイプの半導体パッケー
ジ装置の動作テストには、IC用ソケットと称する治具
が用いられている。以下に、従来のIC用ソケットにお
ける、BGAタイプの半導体パッケージ装置の信号ピン
(ボール状電極端子)とのコンタクトの方式について説
明する。
【0003】図7は、BGAタイプの半導体パッケージ
装置の動作テストに用いられる、従来のIC用ソケット
の一構成例を示すものである。このIC用ソケット10
1は、半導体パッケージ装置1が装着される凹部102
を有している。そして、その底部には、複数のコンタク
トピン103が起立した状態で設けられている。
【0004】コンタクトピン103は、半導体パッケー
ジ装置1のボール状電極端子2の個数(信号ピン数)分
だけ設けられている。各コンタクトピン103は、スプ
リング104を介して、リード105にそれぞれ接続さ
れている。
【0005】このような構成のIC用ソケット101
は、リード105のそれぞれがテストボード201上の
各接続孔201a内に挿入されて、かつ、半田202を
用いて固着されることにより、テストボード201上の
配線パターン(図示していない)と電気的に接続される
ようになっている。
【0006】さて、このIC用ソケット101におい
て、各コンタクトピン103を半導体パッケージ装置1
の各ボール状電極端子2とコンタクトさせる場合、ま
ず、コンタクトピン103に半導体パッケージ装置1の
ボール状電極端子2がそれぞれ当接するように、半導体
パッケージ装置1を凹部102内に装着する。
【0007】この状態で、半導体パッケージ装置1を所
定の加圧力によって加圧して押し付けることにより、半
導体パッケージ装置1の各ボール状電極端子2を、IC
用ソケット101の各コンタクトピン103とコンタク
トさせる。
【0008】しかしながら、このIC用ソケット101
の場合、ボール状電極端子2のすべてを各コンタクトピ
ン103に確実にコンタクトさせるためには、大きな加
圧力を必要とする。その結果、半導体パッケージ装置1
やテストボード201に対するダメージが懸念されてい
た。
【0009】すなわち、半導体パッケージ装置1のボー
ル状電極端子2の個数分だけ、コンタクトピン103が
必要なため、今後、高性能化などの要求にともなって、
半導体パッケージ装置1のボール状電極端子2の個数が
増加する、いわゆる多ピン化が進むと、当然、コンタク
トピン103の本数も増加する。すると、より大きな加
圧力が必要となる結果、半導体パッケージ装置1やテス
トボード201に与えるダメージが増大するという問題
があった。
【0010】特に、配線の微細化などの要求から、たと
えば、セラミックよりも柔軟性の高いポリイミドを用い
た半導体パッケージ装置に対しては、加圧力の増加によ
り配線の断線を招きやすくなる。
【0011】また、パッケージの全面にボール状電極端
子を配設してなる構造の半導体パッケージ装置に対して
は、パッケージ上に実装されるICチップに直に加圧力
が加わるのを避ける必要性から、ボール状電極端子のす
べてを確実にコンタクトさせるのが困難になる。
【0012】図8は、BGAタイプの半導体パッケージ
装置の動作テストに用いられる、従来のIC用ソケット
の他の構成例を示すものである。このIC用ソケット1
11は、同図(a)に示すように、半導体パッケージ装
置1が装着される凹部112を有している。また、その
底部には、それぞれ突出するようにして、各ボール状電
極端子2とそれぞれに接続される複数のコンタクトピン
113が設けられている。
【0013】コンタクトピン113は、たとえば、半導
体パッケージ装置1上のボール状電極端子2を四方より
挟み込むように、それぞれ、同一のボール状電極端子2
に対して4本ずつ割り当てられている。
【0014】また、各コンタクトピン113は針金状に
形成されており、その途中に設けられたスライド板11
4によって折り曲げられることにより、それぞれのリー
ド115との接続が制御されるようになっている。
【0015】このような構成のIC用ソケット111
は、リード115のそれぞれがテストボード201上の
各接続孔201a内に挿入されて、かつ、半田202を
用いて固着されることにより、テストボード201上に
搭載されるようになっている。
【0016】さて、このIC用ソケット111の、半導
体パッケージ装置1のボール状電極端子2とのコンタク
トは、各ボール状電極端子2が4本のコンタクトピン1
13によってそれぞれ挟み込まれるように、半導体パッ
ケージ装置1を凹部112内に装着することで行われ
る。
【0017】こうして、半導体パッケージ装置1の各ボ
ール状電極端子2をIC用ソケット111の各コンタク
トピン113とコンタクトさせた状態において、さら
に、スライド板114の位置をずらして、各コンタクト
ピン113をまっすぐな状態に伸ばさせる。
【0018】これによって、同図(b)に示すように、
各コンタクトピン113をリード115のそれぞれとコ
ンタクトさせることにより、半導体パッケージ装置1の
各ボール状電極端子2がテスドボード201上の各配線
パターン(図示していない)と電気的に接続される。
【0019】しかしながら、この方式のIC用ソケット
111の場合、加圧を必要としないため、半導体パッケ
ージ装置1やテストボード201に与えるダメージは軽
減できるものの、4本のコンタクトピン113によっ
て、半導体パッケージ装置1上の各ボール状電極端子2
を四方から挟み込む複雑な構造となっている。このた
め、今後、高集積化などの要求にともなって、半導体パ
ッケージ装置1のボール状電極端子2の間隔が狭くな
る、いわゆる狭ピッチ化が進むにつれて、コンタクトピ
ン113の配置が困難になるなど、半導体パッケージ装
置1の狭ピッチ化に対応できないという問題があった。
【0020】特に、ボール状電極端子数の増加(多ピン
化)などの要求により、パッケージの全面にボール状電
極端子を配設してなる構造の半導体パッケージ装置に対
しては、コンタクトピン113の折り曲げられた部分を
逃がす場所の確保が難しくなる。このため、全面にボー
ル状電極端子が設けられてなる構造の半導体パッケージ
装置には適用できないという欠点があった。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
においては、ボール状電極端子のすべてをコンタクトピ
ンに確実にコンタクトさせるのが難しく、コンタクトピ
ンの本数が増えるにしたがって、半導体パッケージ装置
やテストボードに与えるダメージが大きくなるという問
題があった。
【0022】また、半導体パッケージ装置やテストボー
ドに与えるダメージを軽減できるようにした場合にも、
ボール状電極端子の狭ピッチ化や多ピン化に容易に対応
できないという問題があった。
【0023】そこで、この発明は、基板やテストボード
にダメージを与えることなく、基板上の各ボール状電極
と確実に接触でき、しかも、ボール状電極の狭ピッチ化
や多ピン化にも容易に対応することが可能な半導体測定
用治具を提供することを目的としている。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明の半導体測定用治具にあっては、基板上
に配列された多数のボール状電極の、近接するボール状
電極のほぼ中心部に対応する位置に選択的に配設された
接触針と、前記接触針の、少なくとも先端部を拘束する
とともに、その拘束をとくことによって、前記接触針の
先端部をそれぞれ異なるボール状電極に接触させるため
の制御部材とから構成されている。
【0025】また、前記接触針の基端部は、リードを介
して、テストボード上の配線パターンに接続されてい
る。また、前記制御部材には、近接するボール状電極の
ほぼ中心部に対応する位置に、前記接触針が通る貫通孔
が形成されている。
【0026】また、前記制御部材は昇降動作可能に設け
られ、前記貫通孔内に前記接触針を収納することで、前
記接触針の先端部を拘束するようになっている。また、
前記ボール状電極は、それぞれ、一方向のみより前記接
触針が接触されるようになっている。
【0027】また、前記ボール状電極は、それぞれ、複
数の方向から前記接触針が接触されるようになってい
る。また、この発明の半導体測定用治具にあっては、基
板上に多数のボール状電極が格子状に配列されてなる半
導体パッケージを収納する収納部と、この収納部の下部
に昇降動作可能に設けられ、かつ、前記基板上に格子状
に配列された多数のボール状電極の、近接するボール状
電極のほぼ中心部に対応する位置に選択的に貫通孔が形
成されてなる制御部材と、この制御部材の各貫通孔によ
り、少なくとも先端部が拘束されるとともに、その拘束
がとかれることによって、異なるボール状電極とそれぞ
れ接触するように配設された複数の接触針とから構成さ
れている。
【0028】また、前記接触針のそれぞれの基端部は、
リードをそれぞれに介して、テストボード上の配線パタ
ーンにそれぞれ接続されている。また、前記制御部材
は、前記貫通孔内に前記接触針をそれぞれ収納すること
で、前記接触針のそれぞれの先端部を拘束するようにな
っている。
【0029】また、前記ボール状電極は、それぞれ、一
方向のみより前記接触針が接触されるようになってい
る。また、前記ボール状電極は、それぞれ、複数の方向
から前記接触針が接触されるようになっている。
【0030】この発明の半導体測定用治具によれば、近
接するボール状電極のほぼ中心部に対応する位置に選択
的に配設された各接触針を、異なるボール状電極のそれ
ぞれと接触できるようになる。これにより、異なるボー
ル状電極とそれぞれ接触される複数の接触針を1か所に
まとめて配設することが可能となるものである。特に、
1つのボール状電極に対して、複数の方向から接触針が
それぞれ接触されるようにした場合には、より確実なコ
ンタクトが可能となるものである。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。 (実施の第一の形態)図1は、本発明の実施の第一の形
態にかかる、BGAタイプの半導体パッケージ装置の動
作テストに用いられるIC用ソケットの概略構成を示す
ものである。なお、ここでは、ボール状電極端子に対し
て、それぞれ、一方向のみよりコンタクトピンが接触す
るように構成した場合を例に説明する。
【0032】このIC用ソケット11は、従来構成のB
GAタイプの半導体パッケージ装置1が搭載される凹部
(収納部)12を有している。また、上記凹部12の、
さらに下部には、ストッパ部材(制御部材)13が昇降
動作可能に設けられている。
【0033】ストッパ部材13は、たとえば、半導体パ
ッケージ装置1が当接される当接部13aを有するとと
もに、スプリング14を介して、IC用ソケット11の
底部に取り付けられている。
【0034】また、ストッパ部材13には、後述するコ
ンタクトピン(接触針)15が通る複数の貫通孔13b
が形成されている。各貫通孔13bは、たとえば、上記
半導体パッケージ装置1上に格子状に配列された多数の
ボール状電極端子(信号ピン)2の、近接する4つのボ
ール状電極端子2のほぼ中心部に対応する位置に選択的
に設けられている。
【0035】一方、上記ストッパ部材13の各貫通孔1
3bに対応する、上記半導体パッケージ装置1上に格子
状に配列された多数のボール状電極端子2の、近接する
4つのボール状電極端子2のほぼ中心部に対応する位置
には、たとえば、1つ置き(選択的)に、それぞれコン
タクトピン15が設けられている。
【0036】コンタクトピン15は、4本(便宜上、図
では2本しか示していない)ずつ配置され、それぞれ、
近接する4つのボール状電極端子2のいずれか1つと接
触されるようになっている。
【0037】各コンタクトピン15は、たとえば、上記
ストッパ部材13の貫通孔13b内に収納されることに
よって先端部が閉じ、かつ、上記ストッパ部材13の貫
通孔13b内より露出されることによって先端部が開く
ように、それぞれ、針金状に形成されている。
【0038】また、各コンタクトピン15の基端部は、
半田16をそれぞれ介して、各リード17に接続されて
いる。このような構成のIC用ソケット11は、リード
17のそれぞれがテストボード201上の各接続孔20
1a内に挿入されて、かつ、半田202を用いて固着さ
れることにより、テストボード201上の各配線パター
ン(図示していない)と電気的に接続されるようになっ
ている。
【0039】図2は、上記した構成のIC用ソケット1
1における、BGAタイプの半導体パッケージ装置1の
ボール状電極端子2とのコンタクトの方式について、概
略的に示すものである。なお、同図(a)は要部の断面
図であり、同図(b)は半導体パッケージ装置を透視し
て示す要部の平面図である。
【0040】さて、このIC用ソケット11において、
各コンタクトピン15を半導体パッケージ装置1の各ボ
ール状電極端子2とコンタクトさせる場合、まず、半導
体パッケージ装置1を凹部12内に搭載する。
【0041】その際、スプリング14によってストッパ
部材13が上方向に移動されており、各コンタクトピン
15は、各ボール状電極端子2とコンタクトする直前ま
で、ストッパ部材13の貫通孔13b内に収納されて、
それぞれの先端部が閉じられた状態とされている(図1
参照)。
【0042】この状態において、半導体パッケージ装置
1が凹部12内に搭載されると、半導体パッケージ装置
1によってストッパ部材13の当接部13aが当接され
て、ストッパ部材13が下方向に移動する。
【0043】すると、各コンタクトピン15の先端部が
それぞれ開いた状態となって、近接する4つのボール状
電極端子2とそれぞれ一方向より接触し、電気的にコン
タクトされた状態となる。
【0044】すなわち、各コンタクトピン15は、スト
ッパ部材13が下方向に移動することによって各貫通孔
13b内より露出する状態となって、拘束がとかれるこ
とにより、自身がそれぞれに有する弾性によって、先端
部がそれぞれ開いた状態となる。
【0045】このようして、各コンタクトピン15は、
その先端部がそれぞれ開くことにより、近接する4つの
ボール状電極端子2と個々にコンタクトするようになっ
ている。
【0046】このような構成のIC用ソケット11によ
れば、大きな加圧力を必要とすることなく、近接する4
つのボール状電極端子2のほぼ中心部に対応する位置に
選択的に配設された各コンタクトピン15を、異なるボ
ール状電極端子2とそれぞれコンタクトできるようにな
る。
【0047】すなわち、半導体パッケージ装置1の凹部
12内への搭載にともなう、ストッパ部材13の下方向
への移動により、異なるボール状電極端子2のそれぞれ
と各コンタクトピン15とを確実にコンタクトさせるこ
とが可能となる。したがって、半導体パッケージ装置1
やテストボード201に余計なダメージを与えるのを軽
減できるようになる。
【0048】しかも、異なるボール状電極端子2とそれ
ぞれにコンタクトされるコンタクトピン15を、近接す
る4つのボール状電極端子2のほぼ中心部に対応する位
置に、選択的に、4本ずつまとめて配設することが可能
となる。その結果、従来のIC用ソケットに比して、1
/4にまでコンタクト機構を集約して配設できるように
なるため、ボール状電極端子2の狭ピッチ化や多ピン化
にも容易に対応することが可能となるものである。
【0049】上記したように、近接する4つのボール状
電極端子のほぼ中心部に対応する位置に選択的に配設さ
れた4本のコンタクトピンを、異なるボール状電極端子
とそれぞれコンタクトできるようにしている。
【0050】すなわち、異なる4つのボール状電極端子
とそれぞれ接触するように、IC用ソケットへの半導体
パッケージ装置の搭載に応じて、4本のコンタクトピン
の先端部が開くようにしている。これにより、4つのボ
ール状電極端子とそれぞれ接触される4本のコンタクト
ピンを1か所にまとめて配設することが可能となるた
め、コンタクト機構を従来の1/4にまで減少できる。
【0051】しかも、半導体パッケージ装置の搭載に応
じて、IC用ソケットのストッパ部材の位置を下げるこ
とによって、ボール状電極端子とコンタクトピンとのコ
ンタクトを可能にしている。このため、たとえコンタク
トピンの本数が増加したとしても、半導体パッケージ装
置やテストボードに加わる圧力は変わらず、従来に比べ
ても十分に小さくてすむ。
【0052】したがって、半導体パッケージ装置やテス
トボードにダメージを与えることなく、ボール状電極端
子のすべてをコンタクトピンに確実にコンタクトさせる
ことが可能となるとともに、半導体パッケージ装置の狭
ピッチ化や多ピン化にも容易に対応できるようになるも
のである。
【0053】特に、半導体パッケージ装置に直に加圧力
が加えられるのを避けることができるため、セラミック
よりも柔軟性の高いポリイミドを用いた半導体パッケー
ジ装置、または、パッケージの全面にボール状電極端子
を配設してなる構造の半導体パッケージ装置にも、同様
に適用することが可能である。
【0054】なお、上記した本発明の実施の第一の形態
においては、近接する4つのボール状電極端子のほぼ中
心部に対応する位置に選択的に4本ずつコンタクトピン
を配設し、1つのボール状電極端子に対して、それぞ
れ、一方向より1本のコンタクトピンのみがコンタクト
するように構成した場合について説明したが、これに限
らず、たとえば複数の方向より複数本のコンタクトピン
がそれぞれコンタクトするように構成することも可能で
ある。
【0055】たとえば、1つのボール状電極端子に対し
て、それぞれ、少なくとも二方向より複数本のコンタク
トピンがコンタクトするように構成した場合の例とし
て、近接する4つのボール状電極端子のほぼ中心部に対
応する位置にそれぞれコンタクトピンを4本ずつ配設す
るように構成することも可能である。 (実施の第二の形態)図3は、本発明の実施の第二の形
態にかかる、IC用ソケットの概略構成を示すものであ
る。
【0056】すなわち、IC用ソケット11´として
は、たとえば、多数のボール状電極端子2が格子状に配
列されてなるBGAタイプの半導体パッケージ装置1
の、近接する4つのボール状電極端子2のほぼ中心部に
対応する位置にそれぞれ4本のコンタクトピン15を配
設し、角部を除く、1つのボール状電極端子2に対し
て、少なくとも二方向よりコンタクトピン15がそれぞ
れコンタクトするように構成することも可能である。
【0057】この場合、上記したIC用ソケット11に
比べて、コンタクト機構の数が多少は増加するものの、
角部を除く、1つのボール状電極端子2に対して最低で
も2本のコンタクトピン15が接触するようになるた
め、より確実なコンタクトを実現できる。
【0058】また、1つのボール状電極端子に対して、
少なくとも二方向よりコンタクトピンがそれぞれコンタ
クトするように構成した場合においては、たとえば、端
部のボール状電極端子のさらに外側にコンタクトピンを
配設するようにすることで、ボール状電極端子のすべて
にそれぞれ4本のコンタクトピンが接触するように構成
することも、容易に可能である。
【0059】また、1つのボール状電極端子に対して、
少なくとも一方向より1本のコンタクトピンのみがコン
タクトするように構成する場合の他の例としては、近接
する4つのボール状電極端子のほぼ中心部に対応する位
置に選択的に4本のコンタクトピンを配設する場合に限
らない。 (実施の第三の形態)図4は、本発明の実施の第三の形
態にかかる、IC用ソケットの要部の構成を概略的に示
すものである。
【0060】たとえば、ストッパ部材13の、左右(ま
たは、上下)に近接する、2つのボール状電極端子2の
ほぼ中心部に対応する位置に、それぞれ、貫通孔13b
を形成する(この場合、貫通孔13b´は必ずしも設け
る必要はない)。
【0061】そして、各貫通孔13bに対して、それぞ
れ、2本ずつコンタクトピン15を配設するようにす
る。このように、IC用ソケット11''を、たとえば、
1つのボール状電極端子2に対して、それぞれ、少なく
とも左右(または、上下)の一方向より1本のコンタク
トピン15のみがコンタクトするように構成することも
可能である。
【0062】この発明の実施の第三の形態にかかるIC
用ソケット11''の場合、たとえば、貫通孔13b´を
形成し、近接する2つのボール状電極端子2のほぼ中心
部に対応するそれぞれの位置に2本ずつコンタクトピン
15を配設するようにすることで、端部を除く、1つの
ボール状電極端子2に対して、少なくとも二方向より2
本のコンタクトピン15がそれぞれコンタクトするよう
に構成することも、容易に可能である。 (実施の第四の形態)図5は、本発明の実施の第四の形
態にかかる、IC用ソケットの要部の構成を概略的に示
すものである。
【0063】この発明の実施の第四の形態にかかるIC
用ソケット11''' の場合、たとえば、ストッパ部材1
3の、近接する4つのボール状電極端子2のほぼ中心部
に対応する位置に、それぞれ、一列置きに貫通孔13b
を形成する。
【0064】そして、各貫通孔13bに対して、それぞ
れ、2本ずつコンタクトピン15を配設するようにす
る。このように、IC用ソケット11''' としては、た
とえば、斜め方向に近接する、2つのボール状電極端子
2のほぼ中心部に対応する位置に2本ずつ配設されたコ
ンタクトピン15の一方のみが、1つのボール状電極端
子2に対して、少なくとも斜めの一方向よりそれぞれコ
ンタクトするように構成することも可能である。
【0065】この発明の実施の第四の形態にかかるIC
用ソケット11''' の場合も、たとえば、近接する4つ
のボール状電極端子2のほぼ中心部に対応するそれぞれ
の位置(各列ごとに)に2本ずつコンタクトピン15を
配設するようにすることで、端部を除く、1つのボール
状電極端子2に対して、少なくとも二方向より2本のコ
ンタクトピン15がそれぞれコンタクトするように構成
することも、容易に可能である。
【0066】さらに、1つのボール状電極端子に対し
て、少なくとも一方向より1本のコンタクトピンのみが
コンタクトするように構成する場合の他の例としては、
たとえば、近接する3つのボール状電極端子のほぼ中心
部に対応する位置に選択的に3本のコンタクトピンを配
設するように構成することも可能である。 (実施の第五の形態)図6は、本発明の実施の第五の形
態にかかり、近接する3つのボール状電極端子のほぼ中
心部に対応する位置に選択的に3本のコンタクトピンを
配設し、1つのボール状電極端子に対して、少なくとも
一方向より1本のコンタクトピンのみがそれぞれコンタ
クトするように構成した場合の例を示すものである。
【0067】たとえば、半導体パッケージ装置1上にお
ける、各列のボール状電極端子2の位置がそれぞれずれ
て配列されているような場合、ストッパ部材13の、近
接する3つのボール状電極端子2のほぼ中心部に対応す
る位置に、それぞれ、1列置きに貫通孔13bを形成す
る。
【0068】そして、各貫通孔13bに対して、それぞ
れ、3本ずつコンタクトピン15を配設するようにす
る。このような構成のIC用ソケット11''''によれ
ば、たとえば、近接する3つのボール状電極端子2に対
して、それぞれ、少なくとも一方向より1本のコンタク
トピン15のみをコンタクトさせることが可能である。
【0069】この発明の実施の第五の形態にかかるIC
用ソケット11''''の場合も、たとえば、近接する3つ
のボール状電極端子2のほぼ中心部に対応するそれぞれ
の位置(各列ごとに)に3本ずつコンタクトピン15を
配設するようにすることで、端部を除く、1つのボール
状電極端子2に対して、少なくとも二方向より2本のコ
ンタクトピン15がそれぞれコンタクトするように構成
することも、容易に可能である。その他、この発明の要
旨を変えない範囲において、種々変形実施可能なことは
勿論である。
【0070】
【発明の効果】以上、詳述したようにこの発明によれ
ば、基板やテストボードにダメージを与えることなく、
基板上の各ボール状電極と確実に接触でき、しかも、ボ
ール状電極の狭ピッチ化や多ピン化にも容易に対応する
ことが可能な半導体測定用治具を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の第一の形態にかかる、BGA
タイプの半導体パッケージ装置の動作テストに用いられ
るIC用ソケットの構成を示す概略断面図。
【図2】同じく、IC用ソケットにおけるコンタクトの
方式について概略的に示す要部の構成図。
【図3】この発明の実施の第二の形態にかかる、IC用
ソケットの概略を示す要部の構成図。
【図4】この発明の実施の第三の形態にかかる、IC用
ソケットの概略を示す要部の構成図。
【図5】この発明の実施の第四の形態にかかる、IC用
ソケットの概略を示す要部の構成図。
【図6】この発明の実施の第五の形態にかかる、IC用
ソケットの概略を示す要部の構成図。
【図7】従来技術とその問題点を説明するために示す、
IC用ソケットの概略断面図。
【図8】同じく、従来のIC用ソケットの他の構成を示
す概略断面図。
【符号の説明】
1…半導体パッケージ装置 2…ボール状電極端子 11…IC用ソケット(実施の第一の形態) 11´…IC用ソケット(実施の第二の形態) 11''…IC用ソケット(実施の第三の形態) 11''' …IC用ソケット(実施の第四の形態) 11''''…IC用ソケット(実施の第五の形態) 12…凹部 13…ストッパ部材 13a…当接部 13b,13b´…貫通孔 14…スプリング 15…コンタクトピン 16…半田 17…リード 201…テストボード 201a…接続孔 202…半田

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に配列された多数のボール状電極
    の、近接するボール状電極のほぼ中心部に対応する位置
    に選択的に配設された接触針と、 前記接触針の、少なくとも先端部を拘束するとともに、
    その拘束をとくことによって、前記接触針の先端部をそ
    れぞれ異なるボール状電極に接触させるための制御部材
    とを具備したことを特徴とする半導体測定用治具。
  2. 【請求項2】 前記接触針の基端部は、リードを介し
    て、テストボード上の配線パターンに接続されているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の半導体測定用治具。
  3. 【請求項3】 前記制御部材は、近接するボール状電極
    のほぼ中心部に対応する位置に、前記接触針が通る貫通
    孔が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の
    半導体測定用治具。
  4. 【請求項4】 前記制御部材は昇降動作可能に設けら
    れ、前記貫通孔内に前記接触針を収納することで、前記
    接触針の先端部を拘束するものであることを特徴とする
    請求項1または請求項3のいずれかに記載の半導体測定
    用治具。
  5. 【請求項5】 前記ボール状電極は、それぞれ、一方向
    のみより前記接触針が接触されることを特徴とする請求
    項1に記載の半導体測定用治具。
  6. 【請求項6】 前記ボール状電極は、それぞれ、複数の
    方向から前記接触針が接触されることを特徴とする請求
    項1に記載の半導体測定用治具。
  7. 【請求項7】 基板上に多数のボール状電極が格子状に
    配列されてなる半導体パッケージを収納する収納部と、 この収納部の下部に昇降動作可能に設けられ、かつ、前
    記基板上に格子状に配列された多数のボール状電極の、
    近接するボール状電極のほぼ中心部に対応する位置に選
    択的に貫通孔が形成されてなる制御部材と、 この制御部材の各貫通孔により、少なくとも先端部が拘
    束されるとともに、その拘束がとかれることによって、
    異なるボール状電極とそれぞれ接触するように配設され
    た複数の接触針とを具備したことを特徴とする半導体測
    定用治具。
  8. 【請求項8】 前記接触針のそれぞれの基端部は、リー
    ドをそれぞれに介して、テストボード上の配線パターン
    にそれぞれ接続されていることを特徴とする請求項7に
    記載の半導体測定用治具。
  9. 【請求項9】 前記制御部材は、前記貫通孔内に前記接
    触針をそれぞれ収納することで、前記接触針のそれぞれ
    の先端部を拘束するものであることを特徴とする請求項
    7に記載の半導体測定用治具。
  10. 【請求項10】 前記ボール状電極は、それぞれ、一方
    向のみより前記接触針が接触されることを特徴とする請
    求項7に記載の半導体測定用治具。
  11. 【請求項11】 前記ボール状電極は、それぞれ、複数
    の方向から前記接触針が接触されることを特徴とする請
    求項7に記載の半導体測定用治具。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003303655A (ja) * 2002-04-11 2003-10-24 Enplas Corp 電気部品用ソケット
KR100893132B1 (ko) 2005-06-30 2009-04-15 가부시키가이샤 엔프라스 전기 부품용 소켓
JP2016038207A (ja) * 2014-08-05 2016-03-22 株式会社アイエスシーIsc Co., Ltd. ポゴピン用プローブ部材
US9310395B2 (en) 2013-04-18 2016-04-12 Isc Co., Ltd. Probe member for pogo pin
US9726693B2 (en) 2013-04-18 2017-08-08 Isc Co., Ltd. Probe member for pogo pin

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