JPH11185727A - 円筒型電池 - Google Patents
円筒型電池Info
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- JPH11185727A JPH11185727A JP9350638A JP35063897A JPH11185727A JP H11185727 A JPH11185727 A JP H11185727A JP 9350638 A JP9350638 A JP 9350638A JP 35063897 A JP35063897 A JP 35063897A JP H11185727 A JPH11185727 A JP H11185727A
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- side end
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- Y02E60/10—Energy storage using batteries
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P70/00—Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
- Y02P70/50—Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product
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- Cell Electrode Carriers And Collectors (AREA)
- Secondary Cells (AREA)
- Connection Of Batteries Or Terminals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】リード部収容スペースの縮小及びリード部の抵
抗損失の低減が実現可能な密閉型電池を提供すること。 【解決手段】中間集電体61の側端面610に溶接され
るリード部7をワイヤ形状に形成する。このようにすれ
ば、リード部収容スペース9の縮小及びリード部7の抵
抗損失の低減を実現することができる。なお、リード部
を、活物質が被着されない集電板の側端部に長さ方向所
定ピッチで多数の切れ目を設けて形成しても同じ効果を
奏する。
抗損失の低減が実現可能な密閉型電池を提供すること。 【解決手段】中間集電体61の側端面610に溶接され
るリード部7をワイヤ形状に形成する。このようにすれ
ば、リード部収容スペース9の縮小及びリード部7の抵
抗損失の低減を実現することができる。なお、リード部
を、活物質が被着されない集電板の側端部に長さ方向所
定ピッチで多数の切れ目を設けて形成しても同じ効果を
奏する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、円筒型電池に関す
る。
る。
【0002】
【従来の技術】セパレータを挟んで正極板および負極板
を渦巻状に巻装してなる電極アセンブリを電解液ととも
に円筒缶状のケ−ス(筒形電槽)に密閉してなる従来の
円筒型電池では、有底缶とそれを密閉する一枚の蓋とか
らなる一枚蓋ケ−ス形式と、両端開口筒とそれを密閉す
る二枚の蓋からなる二枚蓋ケ−ス形式とが知られてい
る。
を渦巻状に巻装してなる電極アセンブリを電解液ととも
に円筒缶状のケ−ス(筒形電槽)に密閉してなる従来の
円筒型電池では、有底缶とそれを密閉する一枚の蓋とか
らなる一枚蓋ケ−ス形式と、両端開口筒とそれを密閉す
る二枚の蓋からなる二枚蓋ケ−ス形式とが知られてい
る。
【0003】これら一枚蓋ケ−ス形式における正極板、
又は、二枚蓋形ケ−ス形式における正極板及び負極板か
らの電流取り出し構造の一例を図5に示す。これはたと
えば特開平9−92335号公報に記載される構造であ
って、渦巻状の極板100の側端部はリード部102を
介して外部引き出し電極端子103の内端部(中間集電
体ともいう)104の側端面105に溶接されている。
又は、二枚蓋形ケ−ス形式における正極板及び負極板か
らの電流取り出し構造の一例を図5に示す。これはたと
えば特開平9−92335号公報に記載される構造であ
って、渦巻状の極板100の側端部はリード部102を
介して外部引き出し電極端子103の内端部(中間集電
体ともいう)104の側端面105に溶接されている。
【0004】また、一枚蓋ケ−ス形式における負極板か
らの電流取り出しのために、渦巻状の負極板の側端部は
リード部を介して中間集電体の側端面に溶接され、この
中間集電体が缶底部に抵抗溶接される。リード部は、活
物質が被着される極板内の集電板をその側方へ突出させ
ることにより形成されるのが通常であるが、このリード
部の電気抵抗を更に低下させるために導電片を溶接する
ことも提案されている。
らの電流取り出しのために、渦巻状の負極板の側端部は
リード部を介して中間集電体の側端面に溶接され、この
中間集電体が缶底部に抵抗溶接される。リード部は、活
物質が被着される極板内の集電板をその側方へ突出させ
ることにより形成されるのが通常であるが、このリード
部の電気抵抗を更に低下させるために導電片を溶接する
ことも提案されている。
【0005】集電板の側端部を延長してリード部とする
従来例(特開平9−92335号公報参照)を図6に示
す。図6では、集電板の側端部200を所定間隔おきに
突出させてなる短冊状のリード部102が図示されてい
る。
従来例(特開平9−92335号公報参照)を図6に示
す。図6では、集電板の側端部200を所定間隔おきに
突出させてなる短冊状のリード部102が図示されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したリード部を中
間集電体の側端面に溶接する電流取り出し方式(側端面
溶接方式と呼称する)は、溶接作業が容易、確実である
という利点があり、広く採用されている。しかし、円筒
型電池において極板は渦巻き状に湾曲しており、このた
め、たとえ上記公報のように短冊状リード形状をもつリ
ード部を採用したとしても、このリード部の極板側の基
端部は円筒面となっており、リード部をその基端部で急
激に径外側へ湾曲することは無理であり、どうしてもあ
る程度の軸方向スペース(リード部収容スペース)が必
要となる。けれども、このようなスペースはいたずらに
電池寸法の増大を招き、また、リード部の全長の増大を
招き、リード部の抵抗を増大させる。
間集電体の側端面に溶接する電流取り出し方式(側端面
溶接方式と呼称する)は、溶接作業が容易、確実である
という利点があり、広く採用されている。しかし、円筒
型電池において極板は渦巻き状に湾曲しており、このた
め、たとえ上記公報のように短冊状リード形状をもつリ
ード部を採用したとしても、このリード部の極板側の基
端部は円筒面となっており、リード部をその基端部で急
激に径外側へ湾曲することは無理であり、どうしてもあ
る程度の軸方向スペース(リード部収容スペース)が必
要となる。けれども、このようなスペースはいたずらに
電池寸法の増大を招き、また、リード部の全長の増大を
招き、リード部の抵抗を増大させる。
【0007】本発明は上記問題に鑑みなされたものであ
り、リード部収容スペースの縮小及びリード部の抵抗損
失の低減が実現可能な密閉型電池を提供することをその
解決すべき課題としている。
り、リード部収容スペースの縮小及びリード部の抵抗損
失の低減が実現可能な密閉型電池を提供することをその
解決すべき課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の請求項1記載の円筒型電池によれば、中間集電体の側
端面に溶接されるリード部をワイヤ形状に形成する。こ
のようにすれば、リード部収容スペースの縮小及びリー
ド部の抵抗損失の低減を実現することができる。
の請求項1記載の円筒型電池によれば、中間集電体の側
端面に溶接されるリード部をワイヤ形状に形成する。こ
のようにすれば、リード部収容スペースの縮小及びリー
ド部の抵抗損失の低減を実現することができる。
【0009】すなわち、上述したように、テ−プ形状を
有する従来のリード部は、極板の側端縁から側方へ極板
の渦巻部分との接合部分で円筒面形状となってしまうの
で径外方向への急激な湾曲が困難となるが、本構成で
は、リード部はワイヤ形状であるのでこのような問題は
一切生じることがなく、簡単に変形することができ、か
つ上述したリード部収容スペースも最少とすることがで
きて電池の体格を縮小することができる。またワイヤ形
状であるので、上記可撓性を確保しつつその断面積を広
く確保できるので、抵抗損失の増大も抑止することがで
きる。
有する従来のリード部は、極板の側端縁から側方へ極板
の渦巻部分との接合部分で円筒面形状となってしまうの
で径外方向への急激な湾曲が困難となるが、本構成で
は、リード部はワイヤ形状であるのでこのような問題は
一切生じることがなく、簡単に変形することができ、か
つ上述したリード部収容スペースも最少とすることがで
きて電池の体格を縮小することができる。またワイヤ形
状であるので、上記可撓性を確保しつつその断面積を広
く確保できるので、抵抗損失の増大も抑止することがで
きる。
【0010】上記課題を解決するための請求項2記載の
円筒型電池によれば、中間集電体の側端面に溶接される
リード部は、活物質が被着されない集電板の側端部から
なり、集電板の側端部は長さ方向所定ピッチで多数の切
れ目を有する。このようにすれば、製造工程を複雑化す
ることなく、リード部収容スペースの縮小及びリード部
の抵抗損失の低減を実現することができる。
円筒型電池によれば、中間集電体の側端面に溶接される
リード部は、活物質が被着されない集電板の側端部から
なり、集電板の側端部は長さ方向所定ピッチで多数の切
れ目を有する。このようにすれば、製造工程を複雑化す
ることなく、リード部収容スペースの縮小及びリード部
の抵抗損失の低減を実現することができる。
【0011】なお、上記切れ目のピッチは作業の繁雑化
を許容できる範囲でできるだけ小さいほうが好ましい。
特に重要なことは、本構成では、活物質が被着される集
電体の全側端縁からリード部を延設することができる点
にある。したがって、特別の形状のリード部を別に作製
して接合しなくてもよいという利点があるにもかかわら
ず、リード部の抵抗を低減でき、更に多数の切れ目を設
けることによりリード部を多数の細長い切れっ端とする
ことによりそれらの湾曲を容易とし、その結果としてリ
ード部収容スペースを縮小することができる。
を許容できる範囲でできるだけ小さいほうが好ましい。
特に重要なことは、本構成では、活物質が被着される集
電体の全側端縁からリード部を延設することができる点
にある。したがって、特別の形状のリード部を別に作製
して接合しなくてもよいという利点があるにもかかわら
ず、リード部の抵抗を低減でき、更に多数の切れ目を設
けることによりリード部を多数の細長い切れっ端とする
ことによりそれらの湾曲を容易とし、その結果としてリ
ード部収容スペースを縮小することができる。
【0012】上記課題を解決するための請求項3記載の
円筒型電池によれば請求項1ないし2の円筒形電池の製
造方法において更に、中間集電体は電流が大きい径方向
中心部がその外周部より電流通過方向と直角の断面が大
きくなるように形成されているので、内部抵抗による損
失を一層低減することができる。
円筒型電池によれば請求項1ないし2の円筒形電池の製
造方法において更に、中間集電体は電流が大きい径方向
中心部がその外周部より電流通過方向と直角の断面が大
きくなるように形成されているので、内部抵抗による損
失を一層低減することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】円筒型電池としては、たとえばニ
ッケル水素電池が採用できる。ニッケル水素電池の正の
極板(正極板)としては、発泡ニッケルなどを素材とす
る金属多孔体やパンチングメタル、エキスパンドメタル
などに水酸化ニッケル粉末を含むペーストを充填したも
のが採用できる。
ッケル水素電池が採用できる。ニッケル水素電池の正の
極板(正極板)としては、発泡ニッケルなどを素材とす
る金属多孔体やパンチングメタル、エキスパンドメタル
などに水酸化ニッケル粉末を含むペーストを充填したも
のが採用できる。
【0014】ニッケル水素電池の負の極板(負極板)と
しては、発泡ニッケルなどを素材とする金属多孔体やパ
ンチングメタル、エキスパンドメタルなどに水素吸蔵合
金粉末を含むペーストを充填したものが採用できる。中
間集電体は外部引き出し電極端子(ターミナル)とは別
に作製して後で溶接してもよく、外部引き出し電極端子
の基端部を円盤状又は板状に作製して中間集電体として
もよい。
しては、発泡ニッケルなどを素材とする金属多孔体やパ
ンチングメタル、エキスパンドメタルなどに水素吸蔵合
金粉末を含むペーストを充填したものが採用できる。中
間集電体は外部引き出し電極端子(ターミナル)とは別
に作製して後で溶接してもよく、外部引き出し電極端子
の基端部を円盤状又は板状に作製して中間集電体として
もよい。
【0015】
【実施例1】以下、本発明の円筒型電池の一実施例を図
面を参照して以下に説明する。この円筒型電池の正極側
の外部引き出し電極端子(正極タ−ミナル)近傍を拡大
図示する軸方向部分断面図を図1に示す。1はニッケル
めっき鋼板からなる両端開口の円筒ケ−スであり、その
両端開口(一方のみ図示)は電気絶縁用の樹脂リング2
を介して、同様にニッケルめっき鋼板からなる円盤状の
蓋板(一方のみを図示)3で密閉されている。5は電極
アセンブリであり、図示しないセパレ−タを挟んで正極
板及び負極板を重ねて渦巻状に巻装して円筒状に形成さ
れている。50は電極アセンブリ5の空芯部である。正
極板は、厚さ約0.04〜0.1mmのニッケル板から
なる集電板の両側端部を除いてその両側に水酸化ニッケ
ル粉末ペーストを塗着し、乾燥し、ロールプレスして作
製され、負極板は厚さ約0.04〜0.1mmのニッケ
ル板からなる集電板の両側端部を除いてその両側に水素
吸蔵合金粉末ペーストを塗着し、乾燥し、ロールプレス
して作製されている。
面を参照して以下に説明する。この円筒型電池の正極側
の外部引き出し電極端子(正極タ−ミナル)近傍を拡大
図示する軸方向部分断面図を図1に示す。1はニッケル
めっき鋼板からなる両端開口の円筒ケ−スであり、その
両端開口(一方のみ図示)は電気絶縁用の樹脂リング2
を介して、同様にニッケルめっき鋼板からなる円盤状の
蓋板(一方のみを図示)3で密閉されている。5は電極
アセンブリであり、図示しないセパレ−タを挟んで正極
板及び負極板を重ねて渦巻状に巻装して円筒状に形成さ
れている。50は電極アセンブリ5の空芯部である。正
極板は、厚さ約0.04〜0.1mmのニッケル板から
なる集電板の両側端部を除いてその両側に水酸化ニッケ
ル粉末ペーストを塗着し、乾燥し、ロールプレスして作
製され、負極板は厚さ約0.04〜0.1mmのニッケ
ル板からなる集電板の両側端部を除いてその両側に水素
吸蔵合金粉末ペーストを塗着し、乾燥し、ロールプレス
して作製されている。
【0016】6はニッケルからなる外部引き出し電極端
子すなわち正極タ−ミナルであり、中心部の板厚が外周
部よりも厚く形成された円盤状の基端部(本発明でいう
中間集電体)61と、基端部61の中心部から軸方向外
方へ突出する円柱状の端子部62とからなる。蓋板3は
端子部62が貫通するための穴をもち、端子部62と蓋
板3とは溶接されている。基端部61は所定間隔を隔て
て電極アセンブリ5の正極側の端面51に対面してい
る。
子すなわち正極タ−ミナルであり、中心部の板厚が外周
部よりも厚く形成された円盤状の基端部(本発明でいう
中間集電体)61と、基端部61の中心部から軸方向外
方へ突出する円柱状の端子部62とからなる。蓋板3は
端子部62が貫通するための穴をもち、端子部62と蓋
板3とは溶接されている。基端部61は所定間隔を隔て
て電極アセンブリ5の正極側の端面51に対面してい
る。
【0017】7はリード部であり、直径が約0.2mm
の多数のニッケルワイヤからなる。各リード部7は、電
極アセンブリ5の正極板の側端部と正極タ−ミナル6の
基端部(中間集電体)61の外周面(本発明でいう側端
面)とにそれぞれ溶接されている。このリード部7によ
る電極アセンブリ5の正極板の側端部と正極タ−ミナル
6の基端部(中間集電体)61の外周面(本発明でいう
側端面)との電気的接続について以下に説明する。
の多数のニッケルワイヤからなる。各リード部7は、電
極アセンブリ5の正極板の側端部と正極タ−ミナル6の
基端部(中間集電体)61の外周面(本発明でいう側端
面)とにそれぞれ溶接されている。このリード部7によ
る電極アセンブリ5の正極板の側端部と正極タ−ミナル
6の基端部(中間集電体)61の外周面(本発明でいう
側端面)との電気的接続について以下に説明する。
【0018】まず、図2に示すように、ワイヤ形状を有
する多数のリード部7が一定ピッチで一列に配列し、図
示しない接着テープを各リード部7の軸方向中央部に沿
って配列方向へ貼付して、各リード部7の配列状態を確
保する。次に、このリード部7の基端部71を、展開さ
れた正極板8の側端部81にシーム溶接又はレーザービ
ーム溶接などで溶接する。なお、正極板8において、そ
の側端部81、82はニッケル集電板のみからなり、そ
れ以外の中央部は先述したようにこのニッケル集電板の
両側に活物質を被着してなる。
する多数のリード部7が一定ピッチで一列に配列し、図
示しない接着テープを各リード部7の軸方向中央部に沿
って配列方向へ貼付して、各リード部7の配列状態を確
保する。次に、このリード部7の基端部71を、展開さ
れた正極板8の側端部81にシーム溶接又はレーザービ
ーム溶接などで溶接する。なお、正極板8において、そ
の側端部81、82はニッケル集電板のみからなり、そ
れ以外の中央部は先述したようにこのニッケル集電板の
両側に活物質を被着してなる。
【0019】次に、図3に示すように、多数のリード部
7が一定ピッチで溶接された正極板8はセパレータ及び
負極板とともに渦巻き状に巻装されて電極アセンブリ5
を形成し、これにより各リード部7は電極アセンブリ5
の端面から軸方向に突出することになる。次に、これら
各リード部7を、図1に示す円盤形状のリード部収容ス
ペース9に収まるように湾曲させ、それらの先端部を円
盤部61の外周面610に接触させ、先端部が円盤部6
1の外周面610の上端縁に揃うように各リード部7を
カットする。
7が一定ピッチで溶接された正極板8はセパレータ及び
負極板とともに渦巻き状に巻装されて電極アセンブリ5
を形成し、これにより各リード部7は電極アセンブリ5
の端面から軸方向に突出することになる。次に、これら
各リード部7を、図1に示す円盤形状のリード部収容ス
ペース9に収まるように湾曲させ、それらの先端部を円
盤部61の外周面610に接触させ、先端部が円盤部6
1の外周面610の上端縁に揃うように各リード部7を
カットする。
【0020】次に、円盤部61の外周面610の全周を
順次レーザービームで照射することにより、各リード部
7の先端部を溶融して円盤部61の外周面610に溶接
する。リード部7は可撓性に富むので、容易に略直角に
屈曲することができ、その結果としてリード部収容スペ
ース9の軸方向必要寸法を縮小することができる。
順次レーザービームで照射することにより、各リード部
7の先端部を溶融して円盤部61の外周面610に溶接
する。リード部7は可撓性に富むので、容易に略直角に
屈曲することができ、その結果としてリード部収容スペ
ース9の軸方向必要寸法を縮小することができる。
【0021】
【実施例2】本発明の円筒型電池の他の実施例を図4を
参照して以下に説明する。ただし、理解を容易とするた
めに、実施例1の構成要素と主要な機能が共通する構成
要素には同じ符号を付す。図4は、図2と同様、リード
部7付きの正極板8の展開図である。
参照して以下に説明する。ただし、理解を容易とするた
めに、実施例1の構成要素と主要な機能が共通する構成
要素には同じ符号を付す。図4は、図2と同様、リード
部7付きの正極板8の展開図である。
【0022】この実施例では、リード部7は、図2にお
ける正極板8の側端部81を幅方向へ長く(ここでは数
cm以上)延長し、この側端部81に長さ方向一定ピッ
チ(ここでは2mmピッチ)で軸方向へ切れ目75を設
けることにより形成している。なお、切れ目75のピッ
チは電極アセンブリ5の空芯部50の径の少なくとも1
/12以下とすることが好適である。
ける正極板8の側端部81を幅方向へ長く(ここでは数
cm以上)延長し、この側端部81に長さ方向一定ピッ
チ(ここでは2mmピッチ)で軸方向へ切れ目75を設
けることにより形成している。なお、切れ目75のピッ
チは電極アセンブリ5の空芯部50の径の少なくとも1
/12以下とすることが好適である。
【0023】このようにすれば、リード部7はそれぞれ
の幅が狭いので各切れ目75の基端で容易に湾曲するこ
とができ、かつ、正極板8の側端部81の全周にわたっ
てリード部7を設けることができるので、リード部7の
電気抵抗を低減することができ、更にリード部7の作製
も容易であるという効果を奏する。なお、上記各実施例
では、正極側のリード部についてのみ説明したが、負極
側のリード部の構成も同じにできることは当然である。
また、リード部は通常は極板内の集電体を活物質層から
突出させて構成するが、この集電体に他の導電材を溶接
してもよい。中間集電体と外部引き出し電極端子とは溶
接により一体化される他、最初から一体に形成してもよ
い。
の幅が狭いので各切れ目75の基端で容易に湾曲するこ
とができ、かつ、正極板8の側端部81の全周にわたっ
てリード部7を設けることができるので、リード部7の
電気抵抗を低減することができ、更にリード部7の作製
も容易であるという効果を奏する。なお、上記各実施例
では、正極側のリード部についてのみ説明したが、負極
側のリード部の構成も同じにできることは当然である。
また、リード部は通常は極板内の集電体を活物質層から
突出させて構成するが、この集電体に他の導電材を溶接
してもよい。中間集電体と外部引き出し電極端子とは溶
接により一体化される他、最初から一体に形成してもよ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の電池における正極タ−ミナル近傍の
軸方向部分断面図である。
軸方向部分断面図である。
【図2】図1の正極板及びリード部の展開図である。
【図3】図1の電極アセンブリの模式部分斜視図であ
る。
る。
【図4】実施例2の電池の正極板及びリード部の展開図
である。
である。
【図5】従来の渦巻状の正極板の円盤部(中間集電体)
と正極タ−ミナルの側端面とをリード部で接続する構造
を示す模式説明図である。
と正極タ−ミナルの側端面とをリード部で接続する構造
を示す模式説明図である。
【図6】図5の短冊型リード部付きの正極板の模式展開
図である。
図である。
1はケ−ス、 3は蓋板(蓋部)、 5は電極アセンブリ、 6は正極タ−ミナル(外部引き出し電極端子) 7はリード部、 8は正極板、 61は円盤部(中間集電体)、 75は切れ目。
Claims (3)
- 【請求項1】活物質が被着される集電板の側端に接続な
いし延設される導電性のリード部を有する渦巻き状の正
極板及び負極板と、前記両極板を収容する円筒状のケ−
スと、前記ケ−スの蓋部中央に保持されて外部に突出す
る外部引き出し電極端子と、前記外部引き出し電極端子
の内端部に接続される中間集電体とを備え、前記リード
部は前記中間集電体の側端面に溶接される円筒型電池に
おいて、 前記リード部は、ワイヤ形状を有することを特徴とする
円筒型電池。 - 【請求項2】活物質が被着される集電板の側端に接続な
いし延設される導電性のリード部を有する渦巻き状の正
極板及び負極板と、前記両極板を収容する円筒状のケ−
スと、前記ケ−スの蓋部中央に保持されて外部に突出す
る外部引き出し電極端子と、前記外部引き出し電極端子
の内端部に接続される中間集電体とを備え、前記リード
部は前記中間集電体の側端面に溶接される円筒型電池に
おいて、 前記リード部は、前記活物質が被着されない前記集電板
の側端部からなり、前記集電板の側端部は長さ方向所定
ピッチで多数の切れ目を設けてなることを特徴とする円
筒形電池の製造方法。 - 【請求項3】請求項1ないし2の円筒形電池の製造方法
において、 前記中間集電体は中心部が外周部より厚く形成された円
盤形状を有することを特徴とする円筒形電池の製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9350638A JPH11185727A (ja) | 1997-12-19 | 1997-12-19 | 円筒型電池 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9350638A JPH11185727A (ja) | 1997-12-19 | 1997-12-19 | 円筒型電池 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11185727A true JPH11185727A (ja) | 1999-07-09 |
Family
ID=18411843
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9350638A Pending JPH11185727A (ja) | 1997-12-19 | 1997-12-19 | 円筒型電池 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11185727A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001160386A (ja) * | 1999-12-03 | 2001-06-12 | Japan Storage Battery Co Ltd | 円筒型蓄電池 |
WO2012105553A1 (ja) * | 2011-01-31 | 2012-08-09 | 日立ビークルエナジー株式会社 | 円筒形二次電池 |
-
1997
- 1997-12-19 JP JP9350638A patent/JPH11185727A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001160386A (ja) * | 1999-12-03 | 2001-06-12 | Japan Storage Battery Co Ltd | 円筒型蓄電池 |
WO2012105553A1 (ja) * | 2011-01-31 | 2012-08-09 | 日立ビークルエナジー株式会社 | 円筒形二次電池 |
JP2012160282A (ja) * | 2011-01-31 | 2012-08-23 | Hitachi Vehicle Energy Ltd | 円筒形二次電池 |
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