JP2018056091A - 円筒形二次電池 - Google Patents

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栄一 磯野
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勇人 小口
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Abstract

【課題】安価な鉄系材料で構成された部品を使用した円筒形二次電池の提供。【解決手段】円筒形二次電池1において、芯材15が銅系材料である電極を捲回した捲回群と、捲回群の捲回軸と対向した配置され、芯材15と接続される集電板21と、捲回群を収容し、集電板21と接続される電池容器2と、を有する円筒形二次電池1において、集電板21が鉄系材料で形成し、芯材15と集電板21とは溶接ではなく固相−固相接合を行い、鉄系材料で形成された電池容器2と集電板21とはプロジェクション抵抗溶接により行う円筒形二次電池。【選択図】図1

Description

本発明は、円筒形二次電池に関する。
近年、二次電池の需要はますます増加している。その中でもコスト低減は一つの課題である。たとえば円筒形二次電池は、電極を積層させた発電要素と、発電要素を収納する電池缶、電池缶の開口部を塞ぐ蓋からなる。この円筒形二次電池にかかる費用を低減しようとすると、電池缶に使用される材料のコストを低減する必要がある。その一つの案として電池缶にステンレス鋼を使用するという考えがある。しかし、特性上、鉄と銅は相性が悪く、溶融時、鉄が3%以上になると固溶体にならず、偏析が起こり合金とはならない為に溶融溶接ができない。その為、従来の円筒形二次電池では、鉄と銅を溶接により接合する場合はどちらの材質とも固溶性が良い材質、例えばニッケル、ニッケル合金で構成された接続部材を用意して双方に溶接を行うことになる。
上記課題を解決するために、特許文献1に記載の円筒形二次電池においては、電極群の負極芯材に電気的接続された負極リードが電池容器内側面に直接溶接されている。負極リードは銅で構成されており、鉄との溶接は困難であるが、電池容器に銅を含有するステンレス鋼を用いることにより、直接負極リードの溶接が可能になることが開示されている。
特許第5512057号
しかしながら、特許文献1に開示された円筒形二次電池においては、電池容器に鉄系材料を用いることが可能となるが、電池容器に使用可能な材料が特許文献1に記載の高価なステンレス鋼に限定されることにより、部品コストの低減効果が十分に得られないという課題がある。
そこで本発明にかかる円筒形二次電池は、芯材が銅系材料である電極を捲回した発電要素と、前記発電要素の捲回軸と対向した配置され、前記芯材と接続される集電板と、前記捲回群を収容し、前記集電板と接続される電池容器と、を有する円筒形二次電池において、前記集電板は鉄系材料で形成し、前記芯材と前記集電板を溶融接合(溶接)ではなく固相−固相接合を行い、鉄系材料で形成された前記電池容器と溶融接合を行う。
本発明によれば、高価な鉄系材料の使用量を最小限にすることができ、電池缶に使用される材料を安価な鉄系材料で構成することができる。そのため、円筒形二次電池全体として安価にした円筒形二次電池を提供することが可能になる。
図1は、円筒形二次電池の断面図である。 図2は、円筒形二次電池の分解斜視図である。 図3は、発電要素の分解断面斜視図である。 図4は、図1のA部の拡大図である。
以下、本発明の実施の形態について、図1から図3を用いて説明する。図1は、円筒形二次電池の一実施の形態を示す拡大断面図であり、円筒形二次電池1は、底部を有し、上部が開口された円筒形の電池缶2および電池缶2の上部を封口するハット型の電池蓋3で構成される電池容器4を有する。電池容器4の内部には、以下に説明する発電用の各構成部材が収容され、非水電解液5が注入されている。
円筒形の電池缶2には、上端側に設けられた開口部2b側に電池缶2の内側に突き出した溝2aが形成されている。
電池缶2の内部には、発電要素10が配置されている。発電要素10は、軸方向に沿う中空部を有する細長い円筒形の軸芯15と、軸芯15の周囲に捲回された正極電極および負極電極とを備える。円筒形状の軸芯15の中空部は、軸方向(図面の上下方向)で軸方向に垂直な面の断面形状が異なる。中空部の上方での断面形状は平行部と曲線部で形成されるトラック形状をしている。中空部の下方での断面形状は上方の平行部の幅よりも小さい径の円形である。この上方の中空部15aに円筒状の正極集電リング27が圧入されている。正極集電リング板27は、円盤状の基部27aと、この基部27aの内周部において軸芯15側に向かって突出し、軸芯15の内面に圧入される下部筒部27bと、外周縁において電池蓋3側に突き出す上部筒部27cとを有する。正極集電リング27はこの下部筒部27bにより軸芯15の上端部に固定、支持されている。
正極電極の正極タブ16は、正極集電リング27の上部筒部27cに溶接されている。正極集電リング27は例えばアルミニウム系金属により形成され、上部筒部27cの外周には、正極電極の正極タブ16および押え部材28が溶接されている。多数の正極タブ16は、正極集電リング27の上部筒部27cの外周に密着させておき、正極タブ16の外周に押え部材28をリング状に巻き付けて仮固定し、この状態で超音波溶接により接合される。
軸芯15の下端部の外周には、外径が径小とされた段部15bが形成され、この段部15bに負極集電リング21が圧入されて固定されている。負極集電リング21の材質については後に詳細に説明する。また、この負極集電リング21は、円盤状の基部21aに軸芯15の段部15bに圧入される開口部21bが形成され、外周縁に、電池缶2の底部側に向かって突き出す外周筒部21cが形成されている。負極集電リング21の基部21aには、軸芯15の中空軸に注液された非水電解液5を発電要素10に浸透させるための開口部21d(図2参照)が形成されている。
負極電極の負極タブ17は、負極集電リング21の外周筒部21cに接合される。負極集電リング21の外周筒部21cの外周には、負極電極の負極タブ17および押え部材22が溶接されている。多数の負極タブ17を、負極集電板21の外周筒部21cの外周に密着させておき、負極タブ17の外周に押え部材22をリング状に巻き付けて仮固定し、この状態で溶接される。
多数の正極タブ16は、正極集電リング27に溶接され、多数の負極タブ17が負極集電リング21に溶接されることにより、正極集電リング27、負極集電リング21および発電要素10が一体的にユニット化された発電ユニット20が構成される。電池缶2の内部には、非水電解液5が所定量注入されている。非水電解液5の一例として、リチウム塩がカーボネート系溶媒に溶解した溶液が上げられる。
図2は円筒形二次電池の分解斜視図である。
円筒形状の軸芯15の中空部の上方には、円筒状の正極集電リング27が圧入されている。正極集電リング27は、例えば、アルミニウム系金属により形成されている。正極集電リング27の基部27aには、電池内部で発生するガスを放出するための開口部27dが形成されている。正極集電リング27に形成された開口部27eは、負極集電リング21を電池缶2に溶接するための電極棒(図示せず)を挿通するためのものである。電極棒を正極集電リング27に形成された開口部27eから軸芯15の中空部に差し込み、その先端部で負極集電リング21を電池缶2の底部2cの内面に押し付けて抵抗溶接を行う。これにより発電ユニット20は電池缶2の底部2cに固定される。また、負極集電リング21に接続されている電池缶2の底面は一方の出力端子として作用し、発電要素10に蓄電された電力を電池缶2から取り出すことができる。正極集電リング27の基部27aの上面には、複数のアルミニウム箔が積層されて構成されたフレキシブルな接続部材33が、その一端部を溶接されて接合されている。
正極集電リング27の上部筒部27c上には、電池蓋ユニット30が配置されている。電池蓋ユニット30は、リング形状をした絶縁板34、絶縁板34に設けられた開口部34aに嵌入された接続板35、接続板35に溶接されたダイアフラム37およびダイアフラム37に、かしめと溶接により固定された電池蓋3により構成される。
絶縁板34は、円形の開口部34aを有する絶縁性樹脂材料からなるリング形状を有し、正極集電リング27の上部筒部27c上に載置されている。
絶縁板34は、開口部34aおよび下方に突出する側部34bを有している。絶縁板34の開口部34a内には接続板35が嵌合されている。接続板35の下面には、接続部材33の他端部が溶接されて接合されている。
接続板35は、アルミニウム系金属で形成され、中央部を除くほぼ全体が均一でかつ、中央側が少々低い位置に撓んだ、ほぼ皿形状を有している。接続板35の中心には、薄肉でドーム形状に形成された突起部35aが形成されており、突起部35aの周囲には、複数の開口部35bが形成されている。開口部35bは、電池内部に発生するガスを放出する機能を有している。接続板35の突起部35aはダイアフラム37の中央部の底面に抵抗溶接または摩擦攪拌接合により接合されている。ダイアフラム37はアルミニウム系金属で形成され、ダイアフラム37の中心部を中心とする円形の切込み37aを有する。切込み37aはプレスにより上面側をV字形状に押し潰して、残部を薄肉にしたものである。ダイアフラム37は、電池の安全性確保のために設けられており、電池の内圧が上昇すると、切込み37aにおいて開裂し、内部のガスを放出する機能を有する。
ダイアフラム37は周縁部において電池蓋3の周縁部を固定している。ダイアフラム37は図2に図示されるように、当初、周縁部に電池蓋3側に向かって垂直に起立する側壁37bを有している。この側壁37b内に電池蓋3を収容し、かしめ加工により、側壁37bを電池蓋3の上面側に屈曲して固定する。
電池蓋3は、炭素鋼等の鉄で形成され、表裏両面にニッケルめっきが施されており、ダイアフラム37に接触する円盤状の周縁部3aと、この周縁部3aから上方に突出す筒部3bを有するハット型を有する。筒部3bには開口部3cが形成されている。この開口部3cは、電池内部に発生するガス圧によりダイアフラム37が開裂した際、ガスを電池外部に放出するためのものである。電池蓋3は一方の電力出力端として作用し、電池蓋3から蓄電された電力を取り出すことができる。
ダイアフラム37と電池蓋3とのかしめ部を覆う絶縁部材からなるガスケット43が設けられている。ガスケット43は、ゴムで形成されており、限定する意図ではないが、1つの好ましい材料の例として、フッ素系樹脂をあげることができる。
ガスケット43は、リング状の基部43aの周側縁に、上部方向に向けてほぼ垂直に起立して形成された外周壁部43bを有する形状を有している。
そして、プレス等により、電池缶2と共にガスケット43の外周壁部43bを屈曲して基部43aと外周壁部43bにより、ダイアフラム37と電池蓋3を軸方向に圧接するようにかしめ加工される。これにより、電池蓋3、ダイアフラム37、絶縁板34および接続板35が一体に形成された電池蓋ユニット30がガスケット43を介して電池缶2に固定されると共に、絶縁板34が発電ユニット20の正極集電リング27に当接し、発電ユニット20を電池缶2の缶底側に押しつけている。
図3は、発電要素10の構造の詳細を示すための分解断面斜視図である。
発電要素10は、軸芯15の周囲に、正極電極11、負極電極12、および第1、第2のセパレータ13、14が捲回された構造を有する。
軸芯15は、例えば、PP(ポリプロピレン)のような絶縁材により形成され、中空円筒形状を有する。軸芯15には、第1のセパレータ13、負極電極12、第2のセパレータ14および正極電極11が、順に積層され、捲回されている。最内周の負極電極12の内側には第1のセパレータ13および第2のセパレータ14が数周(図3では、1周)捲回されている。第1のセパレータ13および第2のセパレータ14は、絶縁性の多孔質体で形成されている。
最内周(軸芯側)では、負極電極12の捲き始めが正極電極11の捲き始めよりも周方向に延出している。また、最外周(電池缶側)では負極電極12が正極電極11よりも外周側に捲回されており、負極電極12の捲き終わりが正極電極11の捲き終わりよりも周方向に延出されている。最外周の負極電極12の外周に第2のセパレータ14が捲回されている。最外周の第2のセパレータ14終端が接着テープ19で止められる。尚、最外周で第1のセパレータ13および第2のセパレータ14が数回、捲回された後、接着テープ19で止められることもある。
正極電極11は、アルミニウム箔により形成され長尺な形状を有し、正極金属箔11aと、この正極金属箔11aの両面に正極合剤が塗布された正極合剤層11bを有する。正極金属箔11aの長手方向に延在する上方側の側縁は、正極合剤が塗布されず正極金属箔11aが露出した正極箔露出部11cとなっている。この正極箔露出部11cには、軸芯15の軸に沿って上方に突き出す多数の正極タブ16が等間隔に一体的に形成されている。
正極合剤は正極活物質と、正極導電材と、正極バインダとからなる。正極活物質として、コバルト、マンガン、ニッケル等のリチウム酸化物が挙げられる。正極バインダとして、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)やフッ素ゴムなどが挙げられる。
正極合剤を正極金属箔11aに塗布する方法の例として、ロール塗工法、スリットダイ塗工法、等が挙げられる。正極合剤に分散溶液を混練したスラリを、厚さ20μmのアルミニウム箔の両面に均一に塗布し、乾燥させた後、プレスし、裁断する。正極合剤の塗布厚さの一例としては片側約40μmである。正極金属箔11aを裁断する際、正極タブ16を一体的に形成する。すべての正極タブ16の長さは、ほぼ同じである。
負極電極12は、銅箔により形成され長尺な形状を有する負極金属箔12aと、この負極金属箔12aの両面に負極合剤が塗布された負極合剤層12bとを有する。負極金属箔12aの長手方向に延在する下方側の側縁は、負極合剤が塗布されず銅箔が露出した負極箔露出部12cとなっている。この負極箔露出部12cには、軸芯15の軸に沿って正極タブ16とは反対方向に延出された、多数の負極タブ17が等間隔に一体的に形成されている。
負極合剤は、負極活物質と、負極バインダと、増粘剤とからなる。負極活物質としては、黒鉛炭素が挙げられる。
負極合剤を負極金属箔12aに塗布する方法の例として、ロール塗工法、スリットダイ塗工法等が挙げられる。
負極合剤に分散溶媒を混練したスラリを、厚さ10μmの圧延銅箔の両面に均一に塗布し、乾燥させた後、裁断する。負極合剤の塗布厚さの一例としては片側約40μmである。負極金属箔12aをプレスにより裁断する際、負極タブ17を一体的に形成する。すべての負極タブ17の長さは、ほぼ同じである。
第1、第2のセパレータ13、14の幅は、負極電極12の負極合剤層12bの幅よりも大きい。負極電極12の負極合剤層12bの幅は、正極電極11の正極合剤層11bの幅よりも大きい。負極合剤層12bの幅および長さを正極合剤層11bの幅および長さよりも大きくして、正極合剤層11bの全領域を負極合剤層12bで覆う構造とされている。リチウムイオン二次電池の場合、正極活物質であるリチウムがイオン化してセパレータを浸透し、負極活物質に吸蔵される。この場合、負極側に負極活物質が形成されておらず負極金属箔12aが表出していると負極金属箔12aにリチウムが析出し、内部短絡を発生する原因となる。上記の如く、正極合剤層11bの全領域を負極合剤層12bで覆うことにより、このようなリチウム析出に伴う内部短絡を防止することができる。
第1のセパレータ13および第2のセパレータ14は、それぞれ、例えば、厚さ40μmのポリエチレン製多孔膜で形成されている。
続いて本発明の特徴部分について説明する。図4は図1のA部を拡大したものである。上述したように軸芯15は負極集電リング21に接続されている。従来の円筒形二次電池と異なる点として、負極集電リング21にニッケルをメッキした銅材を使用するのではなく、鉄系材料を用いた点が挙げられる。このような構造にすることによって、大きな電池缶1全体を銅と溶接可能な高価なステンレス材料とせず、電池缶よりもはるかに小さな負極集電リング21を銅と溶接可能な鉄系材料としたため、円筒形二次電池1を安価に提供出来る。
なお、上述したように銅と接続可能な鉄系材料とは、溶融時、鉄が3%以上になると固溶体にならず、偏析が起こり合金とはならない為に溶融溶接ができないという問題がある。そのため、本発明では、負極集電箔12aと鉄系の負極集電リング21は超音波接合することにより、安価な鉄系材料を用いても銅からなる負極集電箔12aとを固相‐固相接合し、電気的接続を取ることを可能とした。
また、鉄系材料の電池容器2と鉄系材料の負極集電板21とを互いにプロジェクション溶接することによって電池缶との電気的導通を取っている。プロジェクション溶接することによって、溶接信頼性を上げることが出来る。
なお、本発明では銅材からなる負極金属箔12aと鉄系材料からなる負極集電リング21との接合方法は超音波溶接に限られず、固相―固相接合する方法であればかしめ等であっても良い。ただし、超音波溶接を用いた方が接続信頼性は高くなる。
以上、簡単に本発明についてまとめる。本発明の円筒形二次電池は、芯材12aが銅系材料である電極を捲回した発電要素10と、発電要素10の捲回軸と対向した配置され、芯材と接続される集電板21と、発電要素10を収容し、集電板21と接続される電池缶と、を有、集電板21は鉄系材料で形成され、芯材12aと集電板21とは互いに固相―固相接合される。このような構造にすることによって、集電板21に高価なニッケルめっきを施した銅材を使用することがなくなり、電池缶2にも高価なステンレス材を用いなくてもよくなるため、円筒形二次電池1が安価になる。
1 円筒形二次電池
2 電池缶
2a 溝
2b 開口部
2c 接合部
3 電池蓋
3a 周縁部
3b 筒部
3c 開口部
4 電池容器
5 非水電解液
10 発電要素
11 正極電極
11a 正極金属箔
11b 正極合剤層
11c 正極箔露出部
12 負極電極
12a 負極金属箔
12b 負極合剤層
12c 負極箔露出部
13 第1のセパレータ
14 第2のセパレータ
15 軸芯
15a 上方の中空部
15b 段部
16 正極タブ
17 負極タブ
19 接着テープ
20 発電ユニット
21 負極集電板
21a 基部
21b 開口部
21c 外周筒部
21d 開口部
22 押え部材
27 正極集電板
27a 基部
27b 下部筒部
27c 上部筒部
27d 開口部
27e 開口部
28 押え部材
30 電池蓋ユニット
33 接続部材
34 絶縁板
34a 開口部
34b 側部
35 接続板
35a 突起部
35b 開口部
37 ダイアフラム
37a 切込み
37b 側壁
43 ガスケット
43a 基部
43b 外周壁部

Claims (3)

  1. 芯材が銅系材料である電極を捲回した発電要素と、前記発電要素の捲回軸と対向した配置され、前記芯材と接続される集電板と、前記発電要素を収容し、前記集電板と接続される電池缶と、を有する円筒形二次電池において、前記集電板は鉄系材料で形成され、前記芯材と前記集電板は互いに固相―固相接合されることを特徴とする円筒形二次電池。
  2. 請求項1に記載の円筒形二次電池おいて、
    前記固相―固相接合は超音波溶接により形成されることを特徴とする円筒形二次電池。
  3. 請求項2に記載の円筒形二次電池において、
    前記電池缶と前記集電板とをプロジェクション抵抗溶接により接合されることを特徴とする円筒形二次電池。
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