JPH11185661A - カラー受像管 - Google Patents

カラー受像管

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JPH11185661A
JPH11185661A JP35496897A JP35496897A JPH11185661A JP H11185661 A JPH11185661 A JP H11185661A JP 35496897 A JP35496897 A JP 35496897A JP 35496897 A JP35496897 A JP 35496897A JP H11185661 A JPH11185661 A JP H11185661A
Authority
JP
Japan
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purity
convergence
magnet
magnets
pair
Prior art date
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Application number
JP35496897A
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English (en)
Inventor
Satoru Yamaguchi
哲 山口
Hideo Yasui
秀朗 安井
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH11185661A publication Critical patent/JPH11185661A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ピュリティやコンバーゼンスの微調整をしやす
くし、ピュリティやコンバーゼンス品位の安定したカラ
ー受像管を得られるようにすることを目的とする。 【解決手段】 電子銃26から放出される複数ビームによ
って画面上に描かれる画像のピュリティおよび複数ビー
ムを画面中央上の一点に集中させる2枚1組とする複数
組の多極磁石からなるピュリティ・コンバーゼンス・マ
グネット29がファンネル22の外側に装着されてなるカラ
ー受像管において、ピュリティ・コンバーゼンス・マグ
ネットを、少なくとも1組の多極磁石の発生する磁束の
密度波形がほぼ矩形状をなす構成に形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、カラー受像管に
係り、特にピュリティおよびコンバーゼンスを補正する
ピュリティ・コンバーゼンス・マグネットの発生する磁
界を改善したカラー受像管に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にカラー受像管は、パネルおよびフ
ァンネルからなる外囲器を有し、そのファンネルのネッ
ク内に配設された電子銃から放出される3電子ビームを
ファンネルの外側に装着された偏向装置の発生する水
平、垂直偏向磁界により偏向し、シャドウマスクを介し
て、パネルの内面に設けられた蛍光体スクリーンを水
平、垂直走査することにより、カラー画像を表示する構
造に形成されている。
【0003】このようなカラー受像管において、電子銃
を同一水平面上を通るセンタービームおよび一対のサイ
ドビームからなる一列配置の3電子ビームを放出するイ
ンライン型電子銃とし、一方、偏向装置の発生する水平
偏向磁界をピンクッション形、垂直偏向磁界をバレル形
として、これら水平、垂直偏向磁界により上記電子銃か
ら放出される一列配置の3電子ビームを画面全面にわた
り集中するようにしたセルフコンバーゼンス・インライ
ン型カラー受像管が広く実用化されている。
【0004】このようなカラー受像管において、蛍光体
スクリーン上に色純度良好な画像を表示するためには、
3電子ビームを画面中央上の一点に集中させることが必
要である。その集中装置として、ネックの外側に回転可
能に配置される2枚1組とする複数組の環状多極磁石か
らなるピュリティ・コンバーゼンス・マグネット(PC
M)がある。このPCMは、2枚1組の環状の2極磁石
からなるピュリティ・マグネットと、2枚1組の環状の
4極磁石および環状の6極磁石からなるコンバーゼンス
・マグネットとで構成されている。
【0005】図6(a)および(b)に示すように、そ
の2枚1組の2極磁石からなるピュリティ・マグネット
1P は、矢印方向の磁界2を発生して、一列配置の3電
子ビーム3B ,3G ,3R を矢印4で示したように同方
向に等量移動させ、2枚の磁石の回転角および磁極(N
極、S極)の開き角度を調整することにより、センター
ビーム3G を管軸に一致させかつ3電子ビーム3B ,3
G ,3R を管軸を通る水平面上に配置させる。
【0006】また同(c)および(d)に示すように、
2枚1組の4極磁石からなるコンバーゼンス・マグネッ
ト1C4は、矢印方向の磁界5を発生して、一対のサイド
ビーム3B ,3R を矢印6で示したように互いに逆方向
に等量移動させ、2枚の磁石の回転角および開き角度を
調整することにより、その移動方向および移動量を変化
させる。
【0007】また同(e)および(f)に示すように、
2枚1組の6極磁石からなるコンバーゼンス・マグネッ
ト1C6は、矢印方向の磁界7を発生して、一対のサイド
ビーム3B ,3R を矢印8で示したように同方向に等量
移動させ、2枚の磁石の回転角および磁極の開き角度を
変えることにより、その移動方向および移動量を変化さ
せる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、カラー
受像管の電子銃から放出される3電子ビームを画面中央
上の一点に集中させる装置としてPCMがある。このP
CMは、ネックの外側に回転可能に配置される2枚1組
の環状の2極磁石からなるピュリティ・マグネットと、
2枚1組の環状の4極磁石および環状の6極磁石からな
るコンバーゼンス・マグネットとで構成されている。
【0009】しかし従来のPCMは、図7に示すよう
に、各磁石の磁極から発生する磁束密度波形10がほぼ
正弦波形状であるため、図8に4極磁石からなるコンバ
ーゼンス・マグネット1C4について示すように、上記磁
束密度波形に対応して、磁力線11内に同じ磁力となる
部分がなく、磁力がピーク部から徐々に弱まるものとな
る。そのため、磁力線と電子ビームとの位置関係が少し
変わっただけでも、電子ビームの移動方向が大きく変化
する。
【0010】そのため、2枚1組の磁石の回転角や磁極
の開き角度を変えて、電子ビームの移動方向および移動
量を調整するとき、磁石の回転角または磁極の開き角度
と電子ビームの移動量または移動方向の関係が、図9に
曲線12,13で示すように比例しなくなり、ピュリテ
ィやコンバーゼンスの微調整が容易でないという問題が
ある。
【0011】またカラー受像管に衝撃や振動が加わり、
調整されたPCMの磁石が変位すると、ピュリティやコ
ンバーゼンスが変化し、画像品位が劣化するという問題
がある。
【0012】この発明は、上記問題点を解決するために
なされたものであり、ピュリティやコンバーゼンスの微
調整をしやすくし、画像品位の安定したカラー受像管が
得られるようにすることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】ファンネルのネック内に
配設された電子銃から放出される複数ビームによって画
面上に描かれる画像のピュリティおよび複数ビームを画
面中央上の一点に集中させる2枚1組とする複数組の多
極磁石からなるピュリティ・コンバーゼンス・マグネッ
トがファンネルの外側に装着されてなるカラー受像管に
おいて、ピュリティ・コンバーゼンス・マグネットを、
少なくとも1組の多極磁石の発生する磁束の密度波形が
ほぼ矩形状をなす構成に形成した。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施の形態について説明する。
【0015】図1にその一形態であるカラー受像管の構
成を示す。このカラー受像管は、パネル20および一端
部が円筒状のネック21からなる漏斗状のファンネル2
2からなる外囲器を有し、そのパネル20の内面に、
青、緑、赤に発光する3色蛍光体層からなる蛍光体スク
リーン23が設けられ、この蛍光体スクリーン23に対
向して、その内側にシャドウマスク24が配置されてい
る。一方、ファンネル22のネック21内に3電子ビー
ム25B ,25G ,25R を放出する電子銃26が配置
されている。またファンネル22の径大部27外側から
ネック21の外側にかけて、偏向装置28が装着されて
いる。さらにネック21の外側に回転可能に、後述する
2枚1組とする複数組の環状多極磁石からなるピュリテ
ィ・コンバーゼンス・マグネット29(PCM)が配置
されている。
【0016】そして、上記電子銃26から放出される3
電子ビーム25B ,25G ,25Rを偏向装置28の発
生する水平、垂直偏向磁界により偏向し、シャドウマス
ク24を介して蛍光体スクリーン23を水平、垂直走査
することにより、カラー画像を表示するものとなってい
る。
【0017】上記PCMは、上記3電子ビーム25B ,
25G ,25R によって画面上に描かれる画像のピュリ
ティおよび3電子ビーム25B ,25G ,25R を画面
中央上の一点に集中させるためのもので、2枚1組の環
状2極磁石からなるピュリティ・マグネット30P と、
2枚1組の環状の4極磁石および環状の6極磁石からな
るコンバーゼンス・マグネット30C4,30C6とからな
る。そのピュリティ・マグネット30P は、円筒状の支
持体31を介して偏向装置27の後部のネック21の外
側に、コンバーゼンス・マグネット30C4,30C6は、
円筒状の支持体32を介して,上記ピュリティ・マグネ
ット30P よりもさらに後方のネック21の外側に配置
されている。
【0018】特にこの実施の形態では、上記ピュリティ
およびコンバーゼンス・マグネット30P ,30C4,3
0C6から発生する磁束の密度波形が、一例として、4極
磁石からなるコンバーゼンス・マグネット30C4の各磁
石について、図2(a)および(b)に示したように、
ほぼ矩形状の磁束密度波形34をなし、2枚1組の磁石
の磁極の角度を開いた場合、図2(c)に示すように、
ほぼ矩形状の合成磁束密度波形35が得られるものとな
っている。
【0019】なお、この図2(a)乃至(c)は、図3
に示すように、磁極が水平軸Xとなす角度θを横軸と
し、縦軸を磁束密度として、かつ上側をN極の磁束密
度、下側をS極の磁束密度として示したものである。
【0020】つまり、この実施の形態におけるPCMの
ピュリティおよびコンバーゼンス・マグネット30P ,
30C4,30C6は、それぞれ2枚1組の磁石の磁極の角
度を徐々に開いていくとき、磁束密度波形が急速に立上
がって直ぐにピークに達し、その後、そのピーク値を維
持するほぼ矩形状をなし、従来の正弦波形状の磁束密度
波形(図7参照)にくらべて面積が増し、磁力量が増え
ている。
【0021】その結果、一例として4極磁石からなるコ
ンバーゼンス・マグネット30C4について、図4に示す
ように、磁力線37の幅が一定となり、その幅部分の磁
力量は、磁極の開き角度にほぼ比例して一定量づつ増し
ていく。しかも磁極の開き角度を開いたまま2枚1組の
磁石を回転すると、一定幅の磁力線37の幅の中に電子
ビームが納まるので、2枚1組の各磁石の回転にほぼ比
例して、電子ビームの移動方向を変えることができ、図
5に示すように、2枚1組の磁石の回転または磁極の開
き角度に比例して、電子ビームの移動量または移動方向
を変えることができる。
【0022】したがって上記のようにPCMのピュリテ
ィおよびコンバーゼンス・マグネット30P ,30C4,
30C6を構成することにより、ピュリティやコンバーゼ
ンスの微調整が容易となり、ピュリティ、コンバーゼン
ス品位の良好なカラー受像管を構成することができる。
【0023】しかもカラー受像管に衝撃や振動が加わ
り、調整されたPCMが変位しても、ピュリティやコン
バーゼンスの変化が少なく、ピュリティ、コンバーゼン
ス品位の安定なカラー受像管とすることができる。
【0024】なお、上記実施の形態では、PCMの2枚
1組の2極磁石からなるピュリティ・マグネット、4極
および6極磁石からなるコンバーゼンス・マグネットの
すべてについて、発生する磁束密度波形をほぼ矩形状と
したが、上記磁石のうち、いずれか1つまたは2つを上
記実施の形態のように磁束密度波形をほぼ矩形状をなす
構成としても、ピュリティやコンバーゼンスの微調整が
容易となり、同様の効果が得られる。
【0025】
【発明の効果】上述のように、PCMの少なくとも1組
の磁石の発生する磁束の密度波形をほぼ矩形状とする
と、2枚1組の磁石の回転または磁極の開き角度と電子
ビームの移動量または移動方向がほぼ比例するようにな
り、ピュリティやコンバーゼンスの微調整が容易とな
る。またカラー受像管に衝撃や振動が加わり、調整され
たPCMが変位しても、ピュリティやコンバーゼンスの
変化が少なく、ピュリティ、コンバーゼンス品位の安定
なカラー受像管とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の一形態であるカラー受像管の
構成を示す図である。
【図2】図2(a)および(b)はそれぞれ上記カラー
受像管のピュリティ・コンバーゼンス・マグネットを構
成する2枚1組の4極磁石からなるコンバーゼンス・マ
グネットの各磁石の発生する磁束密度波形を示す図、図
2(c)はその合成磁束密度波形を示す図である。
【図3】図2に示した磁束密度波形図の横軸の磁極の開
き角度を説明するための図である。
【図4】4極磁石からなるコンバーゼンス・マグネット
の発生する磁力線図である。
【図5】ピュリティ・コンバーゼンス・マグネットを構
成する2枚1組の各磁石の回転・磁極の開き角度と電子
ビームの移動量・移動方向との関係を示す図である。
【図6】図6(a)および(b)はそれぞれピュリティ
・コンバーゼンス・マグネットを構成する2枚1組の2
極磁石からなるピュリティ・マグネットの発生する磁界
と電子ビームの移動方向との関係を示す図、図6(c)
および(d)はそれぞれ2枚1組の4極磁石からなるコ
ンバーゼンス・マグネットの発生する磁界と電子ビーム
の移動方向との関係を示す図、図6(e)および(f)
はそれぞれ2枚1組の6極磁石からなるコンバーゼンス
・マグネットの発生する磁界と電子ビームの移動方向と
の関係を示す図である。
【図7】従来のピュリティ・コンバーゼンス・マグネッ
トを構成する2枚1組の4極磁石からなるコンバーゼン
ス・マグネットの発生する磁束密度波形を示す図であ
る。
【図8】従来の4極磁石からなるコンバーゼンス・マグ
ネットの発生する磁力線図である。
【図9】従来のピュリティ・コンバーゼンス・マグネッ
トを構成する2枚1組の各磁石の回転・磁極の開き角度
と電子ビームの移動量・移動方向との関係を示す図であ
る。
【符号の説明】
21…ネック 22…ファンネル 23…蛍光体スクリーン 25B ,25G ,25R …3電子ビーム 26…電子銃 29…ピュリティ・コンバーゼンス・マグネット 30P …ピュリティ・マグネット 30C4,30C6…コンバーゼンス・マグネット 34…磁束密度波形 35…合成磁束密度波形

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファンネルのネック内に配設された電子
    銃から放出される複数ビームによって画面上に描かれる
    画像のピュリティおよび上記複数ビームを上記画面中央
    上の一点に集中させる2枚1組とする複数組の多極磁石
    からなるピュリティ・コンバーゼンス・マグネットが上
    記ファンネルの外側に装着されてなるカラー受像管にお
    いて、 上記ピュリティ・コンバーゼンス・マグネットは少なく
    とも1組の多極磁石の発生する磁束の密度波形がほぼ矩
    形状をなす構成に形成されていることを特徴とするカラ
    ー受像管。
JP35496897A 1997-12-24 1997-12-24 カラー受像管 Pending JPH11185661A (ja)

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