JP3984605B2 - カラー受像管装置 - Google Patents

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本発明は、インライン型電子銃を備えたカラー受像管装置に関する。
インライン型電子銃を備えたカラー受像管は、電子銃封入工程等における電子銃の回転ずれや、偏向ヨークの巻線工程や組立工程における回転ずれにより、ミスコンバーゼンスが発生する場合がある。
従来、このような回転ずれによるミスコンバーゼンスを補正するために、カラー受像管のネック部に、それぞれ一対の2極、4極及び6極マグネットで構成されたCPU(Convergence and Purity Unit)を設け、CPUよりもスクリーン側にさらに一対の円環状の付加4極マグネットを設けたカラー受像管装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
以下の説明の便宜のために、管軸を通り、かつ管軸に垂直な水平方向(長辺方向)軸をX軸、管軸を通り、かつ管軸に垂直な垂直方向(短辺方向)軸をY軸、管軸をZ軸とする。また、インライン型電子銃とは、B(青)、G(緑)、R(赤)の3色の電子ビームを射出する3つの陰極を一列に配置した電子銃のことをいい、インライン方向とは3つの陰極が配置された方向をいう。本明細書においては、3つの陰極がX軸上に配置された、X軸方向をインライン方向とするインライン型電子銃について説明する。
特公平1−26146号公報
上記特許文献1に係る従来の回転ずれ補正では、図9(A)に示すように、円環状の一対の付加4極マグネット101a、101bを、Z軸回りの回転位相を相互にずらしながら、Z軸回りに回転させて4極磁界を電子ビームに作用させる。しかしながら、一対の付加4極マグネット101a、101bの回転操作は手動により行うため、一対の付加4極マグネット101a、101b間の相対的な開き角θの二等分線X’がX軸と一致しない場合があった。この場合、両サイドの電子ビームB、RがY軸方向に移動しないので、図9(B)に示すような新たなミスコンバーゼンスが生じるという問題があった。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、新たなミスコンバーゼンスを発生させることなく、簡単な構成で回転ずれによるミスコンバーゼンスを補正することができるカラー受像管装置を提供することを目的とする。
本発明に係るカラー受像管装置は、内面に蛍光体スクリーンが形成されたパネルと、前記パネルに接合されたファンネルと、前記ファンネルのネック部に内蔵され、水平方向軸上に配置された3つの陰極を有するインライン型電子銃と、前記ファンネルの外周面上に設けられた偏向ヨークと、前記ネック部の外周面上に設けられた一対の4極マグネットを有するCPUとを備える。
前記偏向ヨークは、水平偏向コイルと、垂直偏向コイルと、前記水平偏向コイルと前記垂直偏向コイルとの間に設けられた絶縁枠とを有し、前記絶縁枠は、前記水平偏向コイルと前記CPUとの間に設けられた、管軸と垂直な端板と、前記端板に対して前記水平偏向コイルとは反対側に、前記端板に接続された円筒部とを有する。
そして、前記端板と前記CPUとの間の前記円筒部の外周面上に、前記端板から離間して、長軸方向の両端に磁極を有する一対の棒状マグネットが、前記ネック部を水平方向軸の方向に挟み、且つ、同極を対向させて設けられている。
本発明に係るカラー受像管装置は、CPUの4極マグネットに加え、略インライン方向に同極が対向するようにして一対の棒状マグネットが設けられている。従って、この一対の棒状マグネットは、インライン方向軸(X軸)を中心軸とした4極磁界を発生する。これにより、両サイドの電子ビームB、Rをインライン方向と垂直な方向に移動させることができるので、簡単な構成で回転ずれによるミスコンバーゼンスを補正することができる。
また、簡単な形状の一対の棒状マグネットを使用するので、構成が簡単であり、低コストである。
更に、一般に、絶縁枠の端板からの距離が大きくなるほど、偏向ヨークが発する偏向磁界の強度が低下する。一対の棒状マグネットを端板から離間して配置することは、一対の棒状マグネットを偏向磁界の強度が小さな位置に配置することを意味する。3本の電子ビームが水平方向及び垂直方向に偏向される前の段階で、一対の棒状マグネットによる4極磁界を作用させることにより、画面全域において正確なミスコンバーゼンスの補正を行うことができる。
また、一対の棒状マグネットが絶縁枠の端板から離間していることにより、一対の棒状マグネットの取付作業や位置調整作業が容易である。
また、最近のカラー受像管装置では、端板上に補正コイルなどの各種部品を装着する場合が多い。一対の棒状マグネットを端板から離間して配置することにより、一対の棒状マグネットと端板上に配置される各種部品との干渉を考慮する必要がない。
本発明の上記のカラー受像管装置において、前記一対の棒状マグネットの管軸方向における位置は、前記水平偏向コイルが発する水平偏向磁界の管軸上での強度が最大値MHmaxとなる位置よりも前記CPU側であって、且つ、前記水平偏向磁界の管軸上での強度が前記最大値MHmaxの25%以下(特に20%以下)である領域内であることが好ましい。
これにより、3本の電子ビームが実質的に偏向される前の段階で、一対の棒状マグネットによる4極磁界を作用させることができるので、画面全域においてより正確なミスコンバーゼンスの補正を行うことができる。
また、本発明の上記のカラー受像管装置において、前記絶縁枠は、更に、前記端板に対して前記水平偏向コイルとは反対側に、前記端板に接続された円筒部を有し、前記一対の棒状マグネットは前記円筒部の外周面上に設けられていることが好ましい。
これにより、一対の棒状マグネットの取付作業や位置調整作業が容易になる。また、端板上に補正コイルなどの各種部品を装着する領域を確保することができる。
この場合において、前記円筒部に前記一対の棒状マグネットを保持する保持機構が設けられていることが好ましい。
これにより、一対の棒状マグネットの取付作業や位置調整作業が容易になる。
また、本発明の上記のカラー受像管装置において、前記一対の棒状マグネットを略インライン方向に移動させることにより、前記インライン型電子銃から発せられた3本の電子ビームの回転ずれに対する補正量の調整が行われることが好ましい。
上述のように、一対の棒状マグネットによる4極磁界の中心軸はインライン方向軸と一致している。したがって、回転ずれに対する補正量の調整を、一対の棒状マグネットをインライン方向にのみ移動させて4極磁界の強さを変えることにより行うことにより、一対の棒状マグネットによる4極磁界の中心軸がインライン方向軸とずれることがない。従って、回転ずれによるミスコンバーゼンスを補正したことによって新たなミスコンバーゼンスが生じることはない。
さらに、低コストの一対の棒状マグネットを略インライン方向に移動させるだけで4極磁界の強さを簡便に調節できる。従って、個々のカラー受像管装置における個別の回転ずれによるミスコンバーゼンスを、低コストで、かつ簡単な構成で補正することができる。
本発明の上記のカラー受像管装置において、前記一対の棒状マグネットの着磁強度を変えることにより、前記インライン型電子銃から発せられた3本の電子ビームの回転ずれに対する補正量の調整が行われても良い。
これによっても、一対の棒状マグネットによる4極磁界の中心軸がインライン方向軸とずれることがない。従って、回転ずれによるミスコンバーゼンスを補正したことによって新たなミスコンバーゼンスが生じることはない。
以下、本発明のカラー受像管装置の一実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1に示すように、本発明のカラー受像管装置1は、内面に青(B)、緑(G)、赤(R)の各蛍光体ドット(又は蛍光体ストライプ)が配列されてなる蛍光体スクリーン2aが形成されたパネル2と、パネル2の後方に接続されたファンネル3と、ファンネル3のネック部3aに内蔵されたインライン型電子銃4と、パネル2の内部に蛍光体スクリーン2aに対向して設けられたシャドウマスク5とを備えている。シャドウマスク5は、電子銃4から射出される3本の電子ビーム7に対して色選別の役割を果たすものであり、電子ビーム通過孔である略スロット形の開孔がエッチングにより多数形成された平板からなる。
ファンネル3の外周面上には偏向ヨーク6が設けられている。偏向ヨーク6は、電子銃4から射出される3本の電子ビーム7を水平方向及び垂直方向に偏向し、蛍光体スクリーン2a上を走査させる。偏向ヨーク6は、サドル型の水平偏向コイル61とサドル型の垂直偏向コイル62とを備えている。水平偏向コイル61と垂直偏向コイル62との間には、樹脂枠(絶縁枠)63が設けられている。樹脂枠63は、水平偏向コイル61と垂直偏向コイル62との間の電気的な絶縁状態を維持すると共に、両偏向コイル61、62を支持する役割を果たしている。
電子銃4の管軸方向の位置に対応するネック部3aの外周にはCPU(Convergence and Purity Unit)9が設けられている。CPU9は、電子ビームの静コンバーゼンス調整およびピュリティー調整を行う。CPU9は、2極マグネット92、4極マグネット93、及び6極マグネット94を有し、これらは樹脂材料からなる円筒形のサポータ91の外周に取付けられている。2極マグネット92、4極マグネット93、及び6極マグネット94は、いずれも円環状をした2枚の磁石からなる。
図1及び図2(A)に示すように、樹脂枠63は、水平偏向コイル61とCPU9との間に設けられた、管軸と垂直な端板63bと、端板63bに対して水平偏向コイル61とは反対側に、端板63bに接続された円筒部63aとを有する。円筒部63aは小径円筒形状に成型されており、環状の締め付けバンド64とねじ65とによりネック部3aに固定されている。
円筒部63aの外周面上には、略X軸方向に対向するようにして、コ字状の断面形状を有する一対の保持機構66が一体に成型されている。図2(B)は、保持機構66の拡大斜視図である。一対の保持機構66には、図3に示すような、長軸方向の両端にN、Sの磁極を有する板状の一対の棒状マグネット8がそれぞれ挿入され、挟持される。このとき、一対の棒状マグネット8は、対向する磁極が同極となるように一対の保持機構66に保持される。一実施例においては、図2(B)に示す保持機構66の寸法は、厚さt=1.5mm、幅W=4.5mm、長さL=18.0mm、高さH=8.0mmとした。また、図3に示す棒状マグネット8の寸法は、厚さtM=2.5mm、幅WM=5.0mm、長さLM=12.0mmとした。
次に、本実施形態に係るカラー受像管装置の回転ずれ補正について説明する。
図4は、3本の電子ビームB、G、Rが蛍光体スクリーン2a側から見たときに反時計方向の回転ずれを生じているカラー受像管をX軸(インライン方向)に沿って見た場合における3本の電子ビームの軌道をYZ平面上に投影して示したものである。尚、10は偏向ヨーク6によって発生する偏向磁界の領域を示している。
この場合、まず、a点においては、CPU9の4極マグネット93が発する4極磁界により、電子ビームRをY軸方向下側に移動させ、且つ電子ビームBをY軸方向上側に移動させる。次いで、b点においては、上記の一対の棒状マグネット8が発する4極磁界により、電子ビームRをY軸方向上側に移動させ、且つ電子ビームBをY軸方向下側に移動させる。これにより、回転ずれによりZX平面からずれた電子ビームB、Rは、偏向磁界の領域10に進入する前までにZX平面上を通ることになるので、電子ビームB、Rの回転ずれを補正することができる。
b点における電子ビームの補正について詳述する。図4に示したように反時計方向の回転ずれが生じている場合は、図5(A)に示すように、一対の棒状マグネット8をそのN極同士を対向させて配置することにより、電子ビームRをY軸方向上側に、電子ビームBをY軸方向下側にそれぞれ移動させるような4極磁界を発生させる。
逆に、時計方向の回転ずれが生じている場合は、a点においては、CPUの4極マグネット93により、電子ビームRをY軸方向上側に移動させ、且つ電子ビームBをY軸方向下側に移動させる。b点においては、図5(B)に示すように、一対の棒状マグネット8をそのS極同士を対向させて配置することにより、電子ビームRをY軸方向下側に、電子ビームBをY軸方向上側にそれぞれ移動させるような4極磁界を発生させる。これにより、電子ビームB、Rの回転ずれを補正することができる。
また、保持機構66に挿入された一対の棒状マグネット8と円筒部63aとの間の間隔を数mm程度の範囲で変化させることにより、電子ビームに作用する4極磁界の強さを変化させることができる。これにより、個々のカラー受像管装置ごとに、回転ずれ補正に必要な最適な4極磁界を発生させることができる。尚、一対の棒状マグネット8の着磁量(着磁強度)をそれぞれ同じように変化させることによっても4極磁界の強さを所望の値に変化させることができる。
回転ずれに対する補正量の調整が終了した後は、棒状マグネット8は接着剤により保持機構66に固定される。但し、棒状マグネット8と保持機構66の固定は接着剤に限られれない。例えば、両面テープ等のその他の固定手段を用いることもできる。
以上、本実施形態に係るカラー受像管装置においては、CPU9の4極マグネット93と、これとは別個の一対の棒状マグネット8とにより、容易に回転ずれによるミスコンバーゼンスを補正することができる。
しかも、一対の棒状マグネット8のY軸方向の位置自由度やZ軸回りの回転自由度は一対の保持機構66により制限されており、且つ一対の棒状マグネット8が発生する4極磁界による補正量の調整は、一対の棒状マグネット8をX軸方向に移動させることにより行われるので、一対の棒状マグネット8による4極磁界の中心軸はX軸と常に一致し、この4極磁界がY軸方向にずれたりZ軸回りに回転したりすることはない。従って、回転ずれによるミスコンバーゼンスを補正したことによって新たなミスコンバーゼンスが生じることはない。
図4では偏向磁界領域10を簡略化して示したが、実際には偏向磁界は管軸方向になだらかに分布している。図6に、水平偏向コイル61が発する水平偏向磁界の管軸(Z軸)上での強度の管軸方向の分布の一例を、偏向ヨーク6とともに示す。図示したように、水平偏向磁界は、管軸方向において偏向ヨーク6よりも両外側の領域にも及んでいる。本発明では、図4を用いた説明から明らかなように、偏向磁界が作用する前の段階で3本の電子ビームに対して回転ずれの補正を行うことが、画面全域で正確なミスコンバーゼンス補正を行うのに有効である。従って、本発明では、一対の棒状マグネット8は、樹脂枠63の端板63bよりもCPU9側(電子銃4側)に、端板63bから離間して設けられる。
一対の棒状マグネット8が端板63bから離間して設けられることにより、以下のような付随的効果が得られる。
第1に、一対の棒状マグネット8の取付作業や位置調整作業が容易である。
第2に、端板63b上に配置される補正コイルなどの各種部品と一対の棒状マグネット8との干渉を考慮する必要がない。最近のカラー受像管装置では、端板63b上に補正コイルなどの各種部品が装着される場合が多い。一対の棒状マグネット8が端板63bから離間していると、これらの部品を、一対の棒状マグネット8との干渉を考慮することなく、端板63b上に最適位置に配置することができる。
図6に示すように、水平偏向磁界の管軸上での強度が位置Z0にて最大値MHmaxをとるとすると、これよりCPU9側において水平偏向磁界の管軸上での強度が最大値MHmaxの25%となる位置Z1又はこれよりもCPU9側の領域内に一対の棒状マグネット8を設置することが好ましい。ここで、一対の棒状マグネット8の管軸方向の位置を水平偏向磁界分布との関係で規定するのは、電子ビームの回転ずれによるミスコンバーゼンスは垂直偏向磁界が0である画面の水平軸上に現れるから、水平偏向磁界のみを考慮すればよいからである。一対の棒状マグネット8を位置Z1又はこれよりも電子銃4側の領域内に設置することにより、3本の電子ビームが実質的に偏向される前の段階で、一対の棒状マグネット8による4極磁界を作用させることができるので、より一層正確なミスコンバーゼンスの補正を行うことができる。
一般に、図1に示されるように、樹脂枠63の端板63bは、水平偏向コイル61のCPU9側端に接近して設けられる。従って、図6に示されているように、上記位置Z1は端板63bよりもCPU9側に位置することになる。例えば、画面対角寸法が21インチ、偏向角90°のカラー受像管装置においては、端板63bの位置での水平偏向磁界の管軸上での強度は最大値MHmaxの36%であった。
以上、本実施形態に係るカラー受像管装置においては、図3に示すような板状の棒状マグネットを用いたが、本発明はこれに限定されない。例えば、図7(A)に示すように、円筒形状の棒状マグネットや、図7(B)に示すように、半円筒形状の棒状マグネットであっても構わない。但し、いずれのマグネットも長軸方向の両端にN、S極の磁極を有している。
このように、簡便な構造で、しかも低コストの棒状マグネットを用いることにより、従来の円環状のマグネットと比較して大幅なコスト低減を実現することができる。しかも、棒状マグネットは、カラー受像管装置を組立後、回転ずれの補正が必要であると判明した場合にのみ取り付けることが可能である。これに対して、従来の円環状マグネットは、カラー受像管装置の組立後の取付は困難であり、従って、回転ずれの補正の要否に拘わらず全てのカラー受像管装置に予め取り付けておく必要がある。この点でも、本発明の棒状マグネットは従来の円環状マグネットに比べてコスト低減に寄与する。
また、本実施形態に係るカラー受像管装置においては、保持機構66が図2(B)に示すようなコ字状断面を有していたが、保持機構66の形状は棒状マグネット8を挟持できる構造であればこれに限定されない。例えば、保持機構66が、図8(A)に示すような略矩形の一部を切り欠いた断面や、図8(B)に示すような略「D」字形の一部を切り欠いた断面を有していても良い。あるいは、これらにおいてこの切り欠きが設けられていなくても良い。
本発明に係るカラー受像管装置は、テレビジョン受像機、コンピュータモニタ等の表示装置等に有用である。
本発明の一実施形態に係るカラー受像管装置の半断面図 (A)は、本発明の一実施形態に係るカラー受像管装置においてネック部及びその近傍の拡大斜視図、(B)は、本発明の一実施形態に係るカラー受像管装置において保持機構の拡大斜視図 本発明の一実施形態に係るカラー受像管装置に用いられる棒状マグネットの一例の斜視図 本発明の一実施形態に係るカラー受像管装置における回転ずれ補正を示す図 (A)は、反時計方向の回転ずれを補正するための補正磁界及びこれによる電子ビームの移動方向を示す図、(B)は、時計回転の回転ずれを補正するための補正磁界及びこれによる電子ビームの移動方向を示す図 水平偏向磁界の管軸上での強度の管軸方向の分布の一例を示した図 (A)は、本発明の一実施形態に係るカラー受像管装置に使用される棒状マグネットの別の形状を示す斜視図、(B)は、本発明の一実施形態に係るカラー受像管装置に使用される棒状マグネットの更に別の形状を示す斜視図 (A)は、本発明の一実施形態に係るカラー受像管装置における保持機構の変形例を示す斜視図、(B)は、本発明の一実施形態に係るカラー受像管装置における保持機構の別の変形例を示す図 (A)は、従来のカラー受像管装置における付加4極マグネットによる回転ずれ補正を示す図、(B)は、付加4極マグネットによって新たに生じたミスコンバーゼンスを示す図
符号の説明
1 カラー受像管装置
2 パネル
2a 蛍光体スクリーン
3 ファンネル
3a ネック部
4 電子銃
5 シャドウマスク
6 偏向ヨーク
7 電子ビーム
8 棒状マグネット
9 CPU
10 偏向磁界領域
61 水平偏向コイル
62 垂直偏向コイル
63 樹脂枠(絶縁枠)
63a 円筒部
63b 端板
64 締め付けバンド
65 ねじ
66 保持機構
91 サポータ
92 2極マグネット
93 4極マグネット
94 6極マグネット

Claims (5)

  1. 内面に蛍光体スクリーンが形成されたパネルと、前記パネルに接合されたファンネルと、前記ファンネルのネック部に内蔵され、水平方向軸上に配置された3つの陰極を有するインライン型電子銃と、前記ファンネルの外周面上に設けられた偏向ヨークと、前記ネック部の外周面上に設けられた一対の4極マグネットを有するCPUとを備えたカラー受像管装置であって、
    前記偏向ヨークは、水平偏向コイルと、垂直偏向コイルと、前記水平偏向コイルと前記垂直偏向コイルとの間に設けられた絶縁枠とを有し、
    前記絶縁枠は、前記水平偏向コイルと前記CPUとの間に設けられた、管軸と垂直な端板と、前記端板に対して前記水平偏向コイルとは反対側に、前記端板に接続された円筒部とを有し、
    前記端板と前記CPUとの間の前記円筒部の外周面上に、前記端板から離間して、長軸方向の両端に磁極を有する一対の棒状マグネットが、前記ネック部を水平方向軸の方向に挟み、且つ、同極を対向させて設けられていることを特徴とするカラー受像管装置。
  2. 前記一対の棒状マグネットの管軸方向における位置は、前記水平偏向コイルが発する水平偏向磁界の管軸上での強度が最大値MHmaxとなる位置よりも前記CPU側であって、且つ、前記水平偏向磁界の管軸上での強度が前記最大値MHmaxの25%以下である領域内である請求項1に記載のカラー受像管装置。
  3. 前記円筒部に前記一対の棒状マグネットを保持する保持機構が設けられている請求項に記載のカラー受像管装置。
  4. 前記一対の棒状マグネットを水平方向軸の方向に移動させることにより、前記インライン型電子銃から発せられた3本の電子ビームの回転ずれに対する補正量の調整が行われる請求項1に記載のカラー受像管装置。
  5. 前記一対の棒状マグネットの着磁強度を変えることにより、前記インライン型電子銃から発せられた3本の電子ビームの回転ずれに対する補正量の調整が行われる請求項1に記載のカラー受像管装置。
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