JPH11185493A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JPH11185493A
JPH11185493A JP9349194A JP34919497A JPH11185493A JP H11185493 A JPH11185493 A JP H11185493A JP 9349194 A JP9349194 A JP 9349194A JP 34919497 A JP34919497 A JP 34919497A JP H11185493 A JPH11185493 A JP H11185493A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 不良セルとの置き換えに使用されるスペアカ
ラムセルについてノーマルカラムセルとほぼ同等のアク
セス速度の確保を可能とし、さらには救済効率を向上さ
せることが可能なスペアカラムセルの配置及び配線を採
用した半導体記憶装置を提供する。 【解決手段】 本発明に係る半導体記憶装置において
は、スペアセル部のI/O部を1つのセクションに集合
させて配設せず、各I/O部ごとに分割してそのI/O
部が接続されるべきデータ入出力回路近傍に配設する。
スペアセル部の各I/O部は、データ入出力回路に直接
又は間接に接続する。また、複数のデータ入出力系にグ
ローバル・データ線及びデータ入出力回路がそれぞれ備
えられているものについて本発明を適用する場合、スペ
アセル部の各I/O部は、直接又は間接に総てのデータ
入出力系のデータ入出力回路にそれぞれ接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体記憶装置に係
り、特に、不良セルとの置き換えに使用されるスペアカ
ラムセルについてノーマルカラムセルとほぼ同等のアク
セス速度の確保を可能とし、さらには救済効率を向上さ
せることが可能なスペアカラムセルの配置及び配線を採
用した半導体記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体記憶装置はX方向及びY方向のマ
トリクス状に配置されたメモリセルを備え、メモリセル
へのアクセスは外部アドレスをデコードしたアドレス信
号により行われ、これにより読み出されたセルのデータ
をセンスアンプを介して出力するものである。また、半
導体記憶装置には、通常、セルアレイ中のノーマルセル
に不良セルが存在した場合に、その不良セルと置き換え
て半導体記憶装置を救済するためのスペアセルが予め組
み込まれている。スペアセルにはロウスペアセルとカラ
ムスペアセルとがある。
【0003】ロウスペアセルの置き換えは、不良となっ
たノーマルセルへのアクセスを行うロウデコーダの出力
をアイソレーションヒューズによりディセーブルにする
とともにロウスペアセルへのアクセスに切り替えること
により行われる。
【0004】一方、カラムスペアセルの置き換えは、通
常、アクセスの高速性能を維持するために、同時読出し
を行うビット、即ち、複数のメモリセル及びマルチプレ
クサからなるI/O部ごとにまとめて置き換えるスペア
セクション方式により行われる。また、配線等の構成に
よっては、I/O部内のメモリセルを複数のグループに
分割してそのグループごとに置き換えを行ったり、1個
のメモリセルごとに置き換えを行う場合もある。
【0005】ところで、カラムセル部において、不良セ
ルとスペアカラムセルとの置き換えが行われた場合に、
その不良セルへのアクセスが行われたことを検出するヒ
ット信号は、プログラムヒューズによりプログラムされ
た不良アドレスと外部から入力される外部アドレスとを
比較した結果生成される信号である。従って、このヒッ
ト信号をメモリセルアレイが受けてからスペアカラムセ
ルのアクセスを行うこととなり、ノーマルセルへのアク
セスよりもアクセス速度が遅くなるので、スペアカラム
セルの配置、配線、置き換え方等がアクセス速度に与え
る影響も、ロウセル部に比較して大きい。
【0006】そこで、Y方向即ちカラム方向における半
導体記憶装置の構成、特に、カラムセル部のカラムスペ
アセルの配置、配線、不良セルとの置き換え方に着目し
て説明する。
【0007】図4は、従来の第1の構成に係る半導体記
憶装置のカラムセル部及びその読出し回路のブロック図
である。この半導体記憶装置のカラムセル部及びその読
出し回路は最も基本的な構成のものであり、カラムI/
O部10と、センスアンプ20と、グローバル・データ
線30と、データ入出力回路40とから構成されてい
る。それらの具体的な構成は、以下の通りである。
【0008】カラムI/O部10は、ノーマルセル部と
スペアセル部とから構成されている。ノーマルセル部は
セクションS1〜S16からなり、各セクションは9個
のI/O部0〜8−S1〜16により構成されている。
スペアセル部は1個のセクションSPRからなり、セク
ションSPRも同様に9個のI/O部0〜8−SPRに
より構成されている。各I/O部は、複数のメモリセル
と、アドレスデコーダからのアドレス信号に応じていず
れかのメモリセルのデータ読出しを行うマルチプレクサ
とから構成されている。
【0009】各I/O部は、データ信号の増幅を行うセ
ンスアンプ20を介してグローバル・データ線30にそ
れぞれ接続されている。具体的には、各セクションのI
/O部0はグローバル・データ線300に、I/O部1
はグローバル・データ線301に、以下同様に、I/O
部8はグローバル・データ線308に、それぞれ対応し
て接続されている。ここで、グローバル・データ線と
は、チップ全体を横断するようなデータ線をいう。これ
に対するローカル・データ線とは、グローバル・データ
線と各センスアンプとを接続する配線等、チップ上の部
分的なデータ線をいう。
【0010】グローバル・データ線30は、各I/O部
に対応して設けられたデータ入出力回路40に接続され
ている。即ち、各グローバル・データ線300〜308
は、それぞれデータ入出力回路400〜408に接続さ
れている。各データ入出力回路40は、グローバル・デ
ータ線30からのデータ信号の外部出力のための増幅を
行うセンスアンプと、データ信号を順次出力するデータ
・バッファとから構成されている。
【0011】従来の第1の構成に係る半導体記憶装置の
カラムセル部のデータ読出しの際の動作は、以下の通り
である。アドレス信号が入力されると、選択されたセク
ションのI/O部10のメモリセルからマルチプレクサ
によりデータが読み出され、そのデータはI/O部ごと
に設けられたセンスアンプ20により増幅されてから、
そのセンスアンプ20が接続されたグローバル・データ
線30に出力される。グローバル・データ線30に出力
された読出しデータは、さらにデータ入出力回路40を
介して、装置外部へ出力されることとなる。
【0012】また、ノーマルセル部の各セクションS1
〜S16のいずれかのメモリセルに不良が発生した場合
には、I/O部ごとにスペアセル部のI/O部との置き
換えを行う。そして、置き換えられた不良セルへのアク
セスが行われた場合には、プログラムヒューズによりプ
ログラムされた不良アドレスと外部から入力される外部
アドレスとを比較した結果生成される検出信号(ヒット
信号)に応じてスペアメモリセルのアクセスを行う。
【0013】また、近年、DDR(Double Date Rate)
動作機能を有する同期メモリの開発が進んでいる。ここ
でいうDDR動作とは、クロックのアップエッジ及びダ
ウンエッジの両方に同期させてそれぞれデータの読出し
/書込みを行うことを意味している。
【0014】セルデータの読出し及び書込みを高速化す
る場合、メモリコア近傍における動作については特に高
速化を図らず、データ入出力回路近傍でデータをマルチ
プレクス(多重化)して動作速度を倍にすることが考え
られる。このようなアクセスの高速化の手段の1つとし
て、クロックのアップエッジで2ビットのセルデータの
読出し/書込みを行うDDR動作可能な構成を採用する
方法がある。即ち、メモリコアにおいてはクロックのア
ップエッジで同時に2ビットのデータを読み出し、入出
力部においてはクロックのアップエッジ及びダウンエッ
ジで1ビットずつその2ビットのデータの読出し/書込
みを行う。
【0015】図5は、従来の第2の構成に係る半導体記
憶装置のカラムセル部及びその読出し回路のブロック図
である。この半導体記憶装置のカラムセル部及びその読
出し回路は、カラムI/O部10と、第1系及び第2系
のセンスアンプ20と、第1系のグローバル・データ線
30と、第1系のデータ入出力回路40と、第2系のグ
ローバル・データ線31と、第2系のデータ入出力回路
41とから構成されている。即ち、DDR動作可能な構
成を採用する場合、センスアンプ、グローバル・データ
線、データ入出力回路をそれぞれ通常の2倍の数だけ設
けておく必要がある。それらの具体的な構成は、以下の
通りである。
【0016】カラムI/O部10は、ノーマルセル部と
スペアセル部とから構成されている。ノーマルセル部は
セクションS1〜S16からなり、各セクションは9個
のI/O部0〜8−S1〜16により構成されている。
スペアセル部は1個のセクションSPRからなり、セク
ションSPRも同様に9個のI/O部0〜8−SPRに
より構成されている。各I/O部は、複数のメモリセル
と、アドレスデコーダからのアドレス信号に応じていず
れかのメモリセルのデータ読出しを行うマルチプレクサ
とから構成されている。各I/O部は、データ信号の増
幅を行う第1系及び第2系のセンスアンプ20にそれぞ
れ接続されている。
【0017】第1系の各センスアンプ20は第1系のグ
ローバル・データ線30にそれぞれ接続され、第2系の
各センスアンプ20は第2系のグローバル・データ線3
1にそれぞれ接続されている。具体的には、各セクショ
ンのI/O部0の第1系、第2系のセンスアンプ20は
第1系、第2系のグローバル・データ線300、310
に、I/O部1の第1系、第2系のセンスアンプ20は
第1系、第2系のグローバル・データ線301、311
に、以下同様に、I/O部8の第1系、第2系のセンス
アンプ20は第1系、第2系のグローバル・データ線3
08及び318に、それぞれ対応して接続されている。
【0018】第1系、第2系のグローバル・データ線3
0,31は、各I/O部に対応して設けられた第1系、
第2系のデータ入出力回路40,41にそれぞれ接続さ
れている。即ち、各グローバル・データ線300〜30
8,310〜318は、それぞれデータ入出力回路40
0〜408,410〜418に接続されている。各デー
タ入出力回路40,41は、グローバル・データ線3
0,31からのデータ信号の外部出力のための増幅を行
うセンスアンプと、データ信号を順次出力するデータ・
バッファとから構成されている。
【0019】従来の第2の構成に係る半導体記憶装置の
カラムセル部のデータ読出しの際の動作においては、ク
ロックのアップエッジに同期させて2つのセルデータの
読出しを行う。バーストアドレスの連続する2つのアド
レス信号により2つのメモリセルが同時に選択され、選
択されたセクションのI/O部10のメモリセルのそれ
ぞれからマルチプレクサによりデータが読み出され、同
時に読み出された2つのデータは、相互に独立した第1
系、第2系のセンスアンプ20により増幅されてから、
そのセンスアンプ20が接続された第1系、第2系のグ
ローバル・データ線30,31に出力される。第1系、
第2系のグローバル・データ線30,31に出力された
2つの読出しデータは、さらに第1系、第2系のデータ
入出力回路40,41を介して、装置外部へ出力される
こととなる。選択されたメモリセルのデータが第1系又
は第2系のいずれの系に読み出されるかは、そのメモリ
セルのアドレスによって予め決定されている。
【0020】ノーマルセル部の各セクションS1〜S1
6のいずれかのメモリセルに不良が発生した場合には、
I/O部内のメモリセルを複数のグループに分割してそ
のグループごとに置き換えを行うか、又は、1個のメモ
リセルごとに置き換えを行う。ここでは、I/O部内の
メモリセルを第1系のセンスアンプに接続されているグ
ループと、第2系のセンスアンプに接続されているグル
ープとに分割して、このグループごとに置き換えを行
う。そして、置き換えられた不良セルへのアクセスが行
われた場合には、プログラムヒューズによりプログラム
された不良アドレスと外部から入力される外部アドレス
とを比較した結果生成される検出信号(ヒット信号)に
応じてスペアメモリセルのアクセスを行う。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の各構成に係る半導体記憶装置のカラムセル部及
びその読出し回路においては、それぞれ以下のような問
題点があった。
【0022】従来の第1の構成に係る半導体記憶装置の
カラムセル部及びその読出し回路においては、図4から
分かるように、各I/O部はセクションごとに集合して
配設されているのに対し、各データ入出力回路40はグ
ローバル・データ線30に沿ってチップ全体に分散して
配設されている。例えば、データ入出力回路400はセ
クションS1の近傍に配設されているが、データ入出力
回路408はセクションS16の近傍に配設され、セク
ションS1からは離隔している。従って、いずれのセク
ションにおいても選択されるI/O部によって、データ
入出力回路40に近く高速に読み出すことができるI/
O部と、データ入出力回路40から離隔していて長いデ
ータバスを介するために読出しに遅延が生ずるI/O部
とが混在することになる。ノーマルセル部に関しては、
構成を変更することは事実上困難であるため、読出しに
最も遅延が生ずるI/O部であっても所定の性能を確保
できるように、全体的な設計を行うことで対応するほか
ない。
【0023】一方、スペアセル部においても、高速に読
み出すことができるI/O部と、読出しに遅延が生ずる
I/O部とが混在することは同様である。ところが、不
良セルとスペアカラムセルとの置き換えが行われた場合
に、その不良セルへのアクセスが行われたことを検出す
るヒット信号は、上述のように、プログラムヒューズに
よりプログラムされた不良アドレスと外部から入力され
る外部アドレスとを比較した結果生成される信号であ
る。従って、このヒット信号をメモリセルアレイが受け
てからスペアカラムセルのアクセスを行ったのでは、ノ
ーマルセルへのアクセスよりもアクセス速度が遅くな
り、しかも、そのスペアカラムセルがデータ入出力回路
40から離隔した位置のものである場合には、アクセス
速度に大きな遅延を生ずることとなる。
【0024】従来の第2の構成に係る半導体記憶装置の
カラムセル部及びその読出し回路においても、上記従来
の第1の構成と同様の問題点があり、さらに、DDR動
作機能を備えた構成による固有の問題点がある。即ち、
DDR動作可能な構成を採用する場合、センスアンプ、
グローバル・データ線、データ入出力回路はそれぞれ2
つの系が備えられているが、不良セルは、いずれの系に
接続されたメモリセルに発生するか分からず、位置的に
はランダムに発生すると考えられる。従って、スペアセ
ル部の各I/O部に備えられた救済用のスペアカラムセ
ルも第1系と第2系とのそれぞれに接続されたものを均
等に配設しておくのがよい。しかし、不良セルの発生す
る位置はランダムであることから、不良セルは第1系又
は第2系に偏って発生する可能性があり得る。その場合
には、不良が発生しなかった系に接続されているスペア
カラムセルが使用されず無駄となってしまい、集積回路
の面積効率を低下させることとなる。さらに、一方の系
に多数の不良セルが発生した場合には、他方の系に接続
されているスペアカラムセルが未使用であるにもかかわ
らず、不良を救済しきれずに歩留まりの低下を招くこと
もある。
【0025】このような不都合を回避するため、各スペ
アカラムセルが第1系、第2系の両方の不良セルの置き
換えに対応できるようにするための1つの構成として、
セルの置き換えを行うための2つの系のグローバル・デ
ータ線をさらに設ける構成がある。
【0026】図6は、従来の第3の構成に係る半導体記
憶装置のカラムセル部及びその読出し回路のブロック図
である。この半導体記憶装置のカラムセル部及びその読
出し回路は、カラムI/O部10と、第1系及び第2系
のセンスアンプ20と、第1系のグローバル・データ線
30と、第1系のデータ入出力回路40と、第2系のグ
ローバル・データ線31と、第2系のデータ入出力回路
41と、第3系のグローバル・データ線32と、第4系
のグローバル・データ線33とから構成されている。即
ち、DDR動作を可能とするために、センスアンプ、グ
ローバル・データ線、データ入出力回路をそれぞれ2つ
の系に設けておき、さらに、スペアカラムセルの置き換
えを第1系及び第2系のいずれの系にも対応させて行う
ことができるようにするために、スペアセル部と第1
系、第2系のデータ入出力回路40,41とをそれぞれ
接続するための第3系、第4系のグローバル・データ線
32,33を設けたものである。それらの具体的な構成
は、以下の通りである。
【0027】カラムI/O部10は、ノーマルセル部と
スペアセル部とから構成されている。ノーマルセル部は
セクションS1〜S16からなり、各セクションは9個
のI/O部0〜8−S1〜16により構成されている。
スペアセル部は1個のセクションSPRからなり、セク
ションSPRも同様に9個のI/O部0〜8−SPRに
より構成されている。各I/O部は、複数のメモリセル
と、アドレスデコーダからのアドレス信号に応じていず
れかのメモリセルのデータ読出しを行うマルチプレクサ
とから構成されている。各I/O部は、データ信号の増
幅を行う第1系及び第2系のセンスアンプ20にそれぞ
れ接続されている。
【0028】ノーマルセル部の第1系の各センスアンプ
20は第1系のグローバル・データ線30にそれぞれ接
続され、第2系の各センスアンプ20は第2系のグロー
バル・データ線31にそれぞれ接続されている。具体的
には、ノーマルセル部の各セクションのI/O部0の第
1系、第2系のセンスアンプ20は第1系、第2系のグ
ローバル・データ線300、310に、I/O部1の第
1系、第2系のセンスアンプ20は第1系、第2系のグ
ローバル・データ線301、311に、以下同様に、I
/O部8の第1系、第2系のセンスアンプ20は第1
系、第2系のグローバル・データ線308及び318
に、それぞれ対応して接続されている。
【0029】一方、スペアセル部の第1系の各センスア
ンプ20は第3系及び第4系のグローバル・データ線3
2及び33の双方にそれぞれ接続され、第2系の各セン
スアンプ20も第3系及び第4系のグローバル・データ
線32及び33の双方にそれぞれ接続されている。各I
/O部の各センスアンプ20と第3系及び第4系のグロ
ーバル・データ線32及び33の各グローバル・データ
線との具体的な対応関係は、ノーマルセル部の場合と同
様である。
【0030】第1系、第2系のグローバル・データ線3
0,31は、各I/O部に対応して設けられた第1系、
第2系のデータ入出力回路40,41にそれぞれ接続さ
れている。即ち、各グローバル・データ線300〜30
8,310〜318は、それぞれデータ入出力回路40
0〜408,410〜418に接続されている。各デー
タ入出力回路40,41は、グローバル・データ線3
0,31からのデータ信号の外部出力のための増幅を行
うセンスアンプと、データ信号を順次出力するデータ・
バッファとから構成されている。
【0031】一方、第3系のグローバル・データ線32
は、第1系及び第2系のデータ入出力回路40及び41
の双方にそれぞれ接続されており、第4系のグローバル
・データ線33も、第1系及び第2系のデータ入出力回
路40及び41の双方にそれぞれ接続されている。
【0032】従来の第3の構成に係る半導体記憶装置の
カラムセル部のデータ読出しの際の動作は、従来の第2
の構成と同様であり、クロックのアップエッジに同期さ
せて2つのセルデータの読出しを行う。バーストアドレ
スの連続する2つのアドレス信号により2つのメモリセ
ルが同時に選択され、選択されたセクションのI/O部
10のメモリセルのそれぞれからマルチプレクサにより
データが読み出され、同時に読み出された2つのデータ
は、相互に独立した第1系、第2系のセンスアンプ2
0,21により増幅されてから、そのセンスアンプ20
が接続された第1系、第2系のグローバル・データ線3
0,31に出力される。第1系、第2系のグローバル・
データ線30,31に出力された2つの読出しデータ
は、さらに第1系、第2系のデータ入出力回路40,4
1を介して、装置外部へ出力されることとなる。選択さ
れたメモリセルのデータが第1系又は第2系のいずれの
系に読み出されるかは、そのメモリセルのアドレスによ
って予め決定されている。
【0033】ノーマルセル部の各セクションS1〜S1
6のいずれかのメモリセルに不良が発生した場合には、
I/O部内のメモリセルを複数のグループに分割してそ
のグループごとに置き換えを行うか、又は、1個のメモ
リセルごとに置き換えを行う。ここでは、従来の第2の
構成と同様に、I/O部内のメモリセルを各センスアン
プ20に接続されているグループごとに分割して、この
グループごとに置き換えを行う。この従来の第3の構成
においては、各センスアンプ20は、上述のように、第
3系、第4系のグローバル・データ線32、33を介し
て第1系及び第2系のデータ入出力回路40及び41の
双方にそれぞれ接続されているので、ノーマルセル部の
各セクションS1〜S16に発生した不良セルが第1系
又は第2系のいずれに接続されているものであっても、
未使用のスペアカラムセルのグループがある場合には、
不良セルとスペアカラムセルとの置き換えを行うことが
できる。
【0034】そして、置き換えられた不良セルへのアク
セスが行われた場合には、プログラムヒューズによりプ
ログラムされた不良アドレスと外部から入力される外部
アドレスとを比較した結果生成される検出信号(ヒット
信号)に応じてスペアメモリセルのアクセスを行う。
【0035】しかしながら、この従来の第3の構成は、
配線が非常に煩雑で、レイアウト上非効率的である。ま
た、セル置き換えのための第3系、第4系のグローバル
・データ線32,33を介してアクセスを行う場合、ロ
ーカル・センスアンプ20から見た負荷が非常に重くな
り、アクセス速度も遅くなるという問題がある。
【0036】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、不良セルとの置き換えに使用され
るスペアカラムセルについてノーマルカラムセルとほぼ
同等のアクセス速度の確保を可能とし、さらには救済効
率を向上させることが可能なスペアカラムセルの配置及
び配線を採用した半導体記憶装置を提供することであ
る。
【0037】
【課題を解決するための手段】本発明に係る半導体記憶
装置においては、スペアセル部のI/O部を1つのセク
ションに集合させて配設せず、各I/O部ごとに分割し
てそのI/O部が接続されるべきデータ入出力回路近傍
に配設する。これにより、接続されているデータ入出力
回路から離隔していて長いデータバスを介するためにア
クセスに遅延が生ずるI/O部が排除され、いずれのI
/O部もデータ入出力回路に近く、高速にアクセスを行
うことができるようになる。
【0038】スペアセル部の各I/O部は、ノーマルセ
ル部の各I/O部と同様にグローバル・データ線を介し
てデータ入出力回路に接続してもよいが、データ入出力
回路近傍に配設されているので、データ入出力回路に直
接接続することもできる。この場合、スペアセル部の各
I/O部へのアクセス速度をさらに高速化することがで
きる。
【0039】また、本発明に係る半導体記憶装置の上記
構成は、DDR動作のために複数のデータ入出力系を有
し、かつ、グローバル・データ線及びデータ入出力回路
が、各データ入出力系にそれぞれ備えられているものに
ついても適用することができる。この場合、スペアセル
部の各I/O部は、直接又は間接に総てのデータ入出力
系のデータ入出力回路にそれぞれ接続されているものと
すると、ノーマルセル部に発生した不良セルがいずれの
データ入出力系に接続されているものであっても、未使
用のスペアカラムセルがある場合には、不良セルとスペ
アカラムセルとの置き換えを行うことができ、救済効率
を向上させることができる。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る半導体記憶装
置の実施の形態について、図面を参照しながら説明す
る。
【0041】図1は、本発明の第1の実施の形態に係る
半導体記憶装置のカラムセル部及びその読出し回路のブ
ロック図である。本発明の第1の実施の形態に係る半導
体記憶装置のカラムセル部及びその読出し回路は、カラ
ムI/O部10と、センスアンプ20と、グローバル・
データ線30と、データ入出力回路40とから構成され
ているが、主としてカラムI/O部10の構成が従来と
異なっている。それらの具体的な構成は、以下の通りで
ある。
【0042】カラムI/O部10は、ノーマルセル部と
スペアセル部とから構成されている。ノーマルセル部は
セクションS1〜S16からなり、各セクションは9個
のI/O部0〜8−S1〜16により構成されている。
これに対し、スペアセル部は1個のセクションを構成せ
ずにI/O部ごとに分割され、各I/O部0〜8−SP
Rは、それぞれが接続されるデータ入出力回路40の近
傍に分散して配設されている。ここでは、I/O部0−
SPRはノーマルセル部のセクションS1とセクション
S2との間に配設され、I/O部1−SPRはセクショ
ンS2とセクションS3との間に配設され、以下同様に
適当な箇所に分散して配設されており、I/O部8−S
PRはセクションS16の末尾側に配設されている。各
I/O部は、複数のメモリセルと、アドレスデコーダか
らのアドレス信号に応じていずれかのメモリセルのデー
タ読出しを行うマルチプレクサとから構成されている。
【0043】各I/O部は、データ信号の増幅を行うセ
ンスアンプ20を介してグローバル・データ線30にそ
れぞれ接続されている。具体的には、ノーマルセル部の
各セクション及びスペアセル部のI/O部0はグローバ
ル・データ線300に、I/O部1はグローバル・デー
タ線301に、以下同様に、I/O部8はグローバル・
データ線308に、それぞれ対応して接続されている。
ここで、グローバル・データ線とは、チップ全体を横断
するようなデータ線をいう。これに対するローカル・デ
ータ線とは、グローバル・データ線と各センスアンプと
を接続する配線等、チップ上の部分的なデータ線をい
う。これらの定義は、従来と同様である。
【0044】グローバル・データ線30は、各I/O部
に対応して設けられたデータ入出力回路40に接続され
ている。即ち、各グローバル・データ線300〜308
は、それぞれデータ入出力回路400〜408に接続さ
れている。各データ入出力回路40は、グローバル・デ
ータ線30からのデータ信号の外部出力のための増幅を
行うセンスアンプと、データ信号を順次出力するデータ
・バッファとから構成されている。
【0045】本発明の第1の実施の形態に係る半導体記
憶装置のカラムセル部のデータ読出しの際の動作は、基
本的に従来と同様であり、以下の通りである。アドレス
信号が入力されると、選択されたセクションのI/O部
10のメモリセルからマルチプレクサによりデータが読
み出され、そのデータはI/O部ごとに設けられたセン
スアンプ20により増幅されてから、そのセンスアンプ
20が接続されたグローバル・データ線30に出力され
る。グローバル・データ線30に出力された読出しデー
タは、さらにデータ入出力回路40を介して、装置外部
へ出力されることとなる。
【0046】また、ノーマルセル部の各セクションS1
〜S16のいずれかのメモリセルに不良が発生した場合
には、I/O部ごとにスペアセル部のI/O部との置き
換えを行う。あるいは、I/O部内のメモリセルを複数
のグループに分割してそのグループごとに置き換えを行
うか、又は、1個のメモリセルごとに置き換えを行うこ
ととしてもよい。そして、置き換えられた不良セルへの
アクセスが行われた場合には、プログラムヒューズによ
りプログラムされた不良アドレスと外部から入力される
外部アドレスとを比較した結果生成される検出信号(ヒ
ット信号)に応じてスペアメモリセルのアクセスを行
う。
【0047】このとき、本発明の第1の実施の形態に係
る半導体記憶装置のカラムセル部の構成においては、上
述のように、スペアセル部の各I/O部0〜8−SPR
は、それぞれが接続されるデータ入出力回路40の近傍
に分散して配設されているので、接続されているデータ
入出力回路40から離隔していて長いデータバスを介す
るために読出しに遅延が生ずるI/O部が存在せず、い
ずれのI/O部もデータ入出力回路40に近く、高速に
読出しを行うことができる。従って、スペアセル部の各
I/O部0〜8−SPRへのアクセス速度を、ノーマル
セル部の各I/O部へのアクセス速度に近づけることが
でき、スペアセル部の各I/O部0〜8−SPRへのア
クセスが、ノーマルセル部の各I/O部へのアクセスに
比較して特に遅延するということがなくなる。
【0048】図2は、本発明の第2の実施の形態に係る
半導体記憶装置のカラムセル部及びその読出し回路のブ
ロック図である。本発明の第2の実施の形態に係る半導
体記憶装置のカラムセル部及びその読出し回路は、カラ
ムI/O部10と、センスアンプ20と、グローバル・
データ線30と、データ入出力回路40とから構成され
ており、カラムI/O部10の構成は第1の実施の形態
と同様であるが、スペアセル部のI/O部がデータ入出
力回路40に直接接続されている点が異なっている。そ
れらの具体的な構成は、以下の通りである。
【0049】カラムI/O部10は、ノーマルセル部と
スペアセル部とから構成されている。ノーマルセル部は
セクションS1〜S16からなり、各セクションは9個
のI/O部0〜8−S1〜16により構成されている。
これに対し、スペアセル部は1個のセクションを構成せ
ずにI/O部ごとに分割され、各I/O部0〜8−SP
Rは、それぞれが接続されるデータ入出力回路40の近
傍に分散して配設されている。ここでは、I/O部0−
SPRはノーマルセル部のセクションS1とセクション
S2との間に配設され、I/O部1−SPRはセクショ
ンS2とセクションS3との間に配設され、以下同様に
適当な箇所に分散して配設されており、I/O部8−S
PRはセクションS16の末尾側に配設されている。各
I/O部は、複数のメモリセルと、アドレスデコーダか
らのアドレス信号に応じていずれかのメモリセルのデー
タ読出しを行うマルチプレクサとから構成されている。
【0050】ノーマルセル部の各I/O部は、データ信
号の増幅を行うセンスアンプ20を介してグローバル・
データ線30にそれぞれ接続されている。具体的には、
各セクションのI/O部0はグローバル・データ線30
0に、I/O部1はグローバル・データ線301に、以
下同様に、I/O部8はグローバル・データ線308
に、それぞれ対応して接続されている。
【0051】グローバル・データ線30は、各I/O部
に対応して設けられたデータ入出力回路40に接続され
ている。即ち、各グローバル・データ線300〜308
は、それぞれデータ入出力回路400〜408に接続さ
れている。各データ入出力回路40は、グローバル・デ
ータ線30からのデータ信号の外部出力のための増幅を
行うセンスアンプと、データ信号を順次出力するデータ
・バッファとから構成されている。
【0052】一方、スペアセル部の各I/O部は、セン
スアンプ20を介してデータ入出力回路40に直接接続
されている。即ち、I/O部0−SPRはデータ入出力
回路400に直接接続され、I/O部1−SPRはデー
タ入出力回路401に直接接続され、以下同様に、I/
O部8−SPRはデータ入出力回路408に直接接続さ
れている。
【0053】本発明の第2の実施の形態に係る半導体記
憶装置のカラムセル部のデータ読出しの際の動作も、基
本的に従来と同様であり、以下の通りである。アドレス
信号が入力されると、選択されたセクションのI/O部
10のメモリセルからマルチプレクサによりデータが読
み出され、そのデータはI/O部ごとに設けられたセン
スアンプ20により増幅されてから、そのセンスアンプ
20が接続されたグローバル・データ線30に出力され
る。グローバル・データ線30に出力された読出しデー
タは、さらにデータ入出力回路40を介して、装置外部
へ出力されることとなる。
【0054】また、ノーマルセル部の各セクションS1
〜S16のいずれかのメモリセルに不良が発生した場合
には、I/O部ごとにスペアセル部のI/O部との置き
換えを行う。あるいは、I/O部内のメモリセルを複数
のグループに分割してそのグループごとに置き換えを行
うか、又は、1個のメモリセルごとに置き換えを行うこ
ととしてもよい。そして、置き換えられた不良セルへの
アクセスが行われた場合には、プログラムヒューズによ
りプログラムされた不良アドレスと外部から入力される
外部アドレスとを比較した結果生成される検出信号(ヒ
ット信号)に応じてスペアメモリセルのアクセスを行
う。
【0055】このとき、本発明の第2の実施の形態に係
る半導体記憶装置のカラムセル部の構成においては、上
述のように、スペアセル部の各I/O部0〜8−SPR
は、それぞれが接続されるデータ入出力回路40の近傍
に分散して配設され、かつ、データ入出力回路40に直
接接続されているので、負荷容量の大きいグローバル・
データ線30を介したアクセスを必要とせず、いずれの
I/O部も高速に読み出すことができる。従って、スペ
アセル部の各I/O部0〜8−SPRへのアクセス速度
を、ノーマルセル部の各I/O部へのアクセス速度によ
り近づけることができ、スペアセル部の各I/O部0〜
8−SPRへのアクセスが、ノーマルセル部の各I/O
部へのアクセスに比較して遅延するということがなくな
る。
【0056】図3は、本発明の第3の実施の形態に係る
半導体記憶装置のカラムセル部及びその読出し回路のブ
ロック図である。本発明の第3の実施の形態に係る半導
体記憶装置のカラムセル部及びその読出し回路は、カラ
ムI/O部10と、第1系及び第2系のセンスアンプ2
0と、第1系のグローバル・データ線30と、第1系の
データ入出力回路40と、第2系のグローバル・データ
線31と、第2系のデータ入出力回路41とから構成さ
れている。即ち、DDR動作可能な構成とするために、
センスアンプ、グローバル・データ線、データ入出力回
路がそれぞれ2つの系に備えられている。それらの具体
的な構成は、以下の通りである。
【0057】カラムI/O部10は、ノーマルセル部と
スペアセル部とから構成されている。ノーマルセル部は
セクションS1〜S16からなり、各セクションは9個
のI/O部0〜8−S1〜16により構成されている。
これに対し、スペアセル部は1個のセクションを構成せ
ずにI/O部ごとに分割され、各I/O部0〜8−SP
Rは、それぞれが接続されるデータ入出力回路40の近
傍に分散して配設されている。ここでは、I/O部0−
SPRはノーマルセル部のセクションS1とセクション
S2との間に配設され、I/O部1−SPRはセクショ
ンS2とセクションS3との間に配設され、以下同様に
適当な箇所に分散して配設されており、I/O部8−S
PRはセクションS16の末尾側に配設されている。各
I/O部は、複数のメモリセルと、アドレスデコーダか
らのアドレス信号に応じていずれかのメモリセルのデー
タ読出しを行うマルチプレクサとから構成されている。
各I/O部は、データ信号の増幅を行う第1系及び第2
系のセンスアンプ20にそれぞれ接続されている。
【0058】ノーマルセル部のI/O部に接続された第
1系の各センスアンプ20は第1系のグローバル・デー
タ線30にそれぞれ接続され、第2系の各センスアンプ
20は第2系のグローバル・データ線31にそれぞれ接
続されている。具体的には、ノーマルセル部の各セクシ
ョンのI/O部0の第1系、第2系のセンスアンプ20
は第1系、第2系のグローバル・データ線300、31
0に、I/O部1の第1系、第2系のセンスアンプ20
は第1系、第2系のグローバル・データ線301、31
1に、以下同様に、I/O部8の第1系、第2系のセン
スアンプ20は第1系、第2系のグローバル・データ線
308及び318に、それぞれ対応して接続されてい
る。
【0059】第1系、第2系のグローバル・データ線3
0,31は、各I/O部に対応して設けられた第1系、
第2系のデータ入出力回路40,41にそれぞれ接続さ
れている。即ち、各グローバル・データ線300〜30
8,310〜318は、それぞれデータ入出力回路40
0〜408,410〜418に接続されている。各デー
タ入出力回路40,41は、グローバル・データ線3
0,31からのデータ信号の外部出力のための増幅を行
うセンスアンプと、データ信号を順次出力するデータ・
バッファとから構成されている。
【0060】一方、スペアセル部の各I/O部は、セン
スアンプ20を介して第1系及び第2系のデータ入出力
回路40にそれぞれ直接接続されている。即ち、I/O
部0−SPRはセンスアンプ20を介して第1系のデー
タ入出力回路400及び第2系のデータ入出力回路41
0に直接接続され、I/O部1−SPRはセンスアンプ
20を介して第1系のデータ入出力回路401及び第2
系のデータ入出力回路411に直接接続され、以下同様
に、I/O部8−SPRはセンスアンプ20を介して第
1系のデータ入出力回路408及び第2系のデータ入出
力回路418に直接接続されている。
【0061】本発明の第3の実施の形態に係る半導体記
憶装置のカラムセル部のデータ読出しの際の動作は、D
DR動作によるもので基本的に従来の第2の構成と同様
であり、クロックのアップエッジに同期させて2つのセ
ルデータの読出しを行う。バーストアドレスの連続する
2つのアドレス信号により2つのメモリセルが同時に選
択され、選択されたセクションのI/O部10のメモリ
セルのそれぞれからマルチプレクサによりデータが読み
出され、同時に読み出された2つのデータは、相互に独
立した第1系、第2系のセンスアンプ20により増幅さ
れてから、そのセンスアンプ20が接続された第1系、
第2系のグローバル・データ線30,31に出力され
る。第1系、第2系のグローバル・データ線30,31
に出力された2つの読出しデータは、さらに第1系、第
2系のデータ入出力回路40,41を介して、装置外部
へ出力されることとなる。選択されたメモリセルのデー
タが第1系又は第2系のいずれの系に読み出されるか
は、そのメモリセルのアドレスによって予め決定されて
いる。
【0062】また、ノーマルセル部の各セクションS1
〜S16のいずれかのメモリセルに不良が発生した場合
には、I/O部ごとにスペアセル部のI/O部との置き
換えを行う。あるいは、I/O部内のメモリセルを複数
のグループに分割してそのグループごとに置き換えを行
うか、又は、1個のメモリセルごとに置き換えを行うこ
ととしてもよい。例えば、I/O部内のメモリセルを各
センスアンプに接続されているグループごとに分割し
て、このグループごとに置き換えを行ってもよい。そし
て、置き換えられた不良セルへのアクセスが行われた場
合には、プログラムヒューズによりプログラムされた不
良アドレスと外部から入力される外部アドレスとを比較
した結果生成される検出信号(ヒット信号)に応じてス
ペアメモリセルのアクセスを行う。
【0063】このとき、本発明の第3の実施の形態に係
る半導体記憶装置のカラムセル部の構成においては、上
述のように、スペアセル部の各I/O部0〜8−SPR
は、それぞれが接続されるデータ入出力回路40の近傍
に分散して配設され、かつ、第1系及び第2系のデータ
入出力回路40,41に直接接続されているので、負荷
容量の大きいグローバル・データ線30を介したアクセ
スを必要とせず、また、センスアンプ20も2本のグロ
ーバル・データ線を駆動する必要がなくなるので、いず
れのI/O部も高速に読み出すことができる。従って、
スペアセル部の各I/O部0〜8−SPRへのアクセス
速度を、ノーマルセル部の各I/O部へのアクセス速度
により近づけることができ、スペアセル部の各I/O部
0〜8−SPRへのアクセスが、ノーマルセル部の各I
/O部へのアクセスに比較して遅延するということがな
くなる。
【0064】また、スペアセル部の各I/O部0〜8−
SPRは、第1系及び第2系のデータ入出力回路40,
41の双方にそれぞれ接続されているので、ノーマルセ
ル部の各セクションS1〜S16に発生した不良セルが
第1系又は第2系のいずれに接続されているものであっ
ても、未使用のスペアカラムセルのグループがある場合
には、不良セルとスペアカラムセルとの置き換えを行う
ことができる。従って、スペアカラムセルを有効に利用
することにより集積回路の面積効率を向上させることが
でき、一方の系に多数の不良セルが発生した場合であっ
ても、未使用のスペアカラムセルがある限りセル置き換
えによる救済を行うことにより、歩留まりを向上させる
ことができる。
【0065】以上説明した第3の実施の形態において
は、スペアセル部の各I/O部0〜8−SPRは、第1
系及び第2系のデータ入出力回路40,41の双方にそ
れぞれ直接接続されているものとしたが、第1の実施の
形態のように、第1系及び第2系のグローバル・データ
線30,31を介して第1系及び第2系のデータ入出力
回路40,41の双方にそれぞれ接続されているものと
してもよい。
【0066】尚、以上の各実施の形態においては、読出
し側の構成について説明したが、書込み側についてもそ
れぞれ同様の構成とすることができる。この場合、グロ
ーバル・データ線は、読出し側と書込み側との兼用とし
てもよく、また、読出し側と書込み側とにそれぞれ設け
てもよい。
【0067】
【発明の効果】本発明に係る半導体記憶装置によれば、
スペアセル部のI/O部を1つのセクションに集合させ
て配設せず、各I/O部ごとに分割してそのI/O部が
接続されるべきデータ入出力回路近傍に配設することと
したので、接続されているデータ入出力回路から離隔し
ていて長いデータバスを介するためにアクセスに遅延が
生ずるI/O部が排除され、いずれのI/O部もデータ
入出力回路に近く、高速にアクセスを行うことができる
ようになる。従って、スペアセル部の各I/O部へのア
クセス速度を、ノーマルセル部の各I/O部へのアクセ
ス速度に近づけることができ、スペアセル部の各I/O
部へのアクセスが、ノーマルセル部の各I/O部へのア
クセスに比較して特に遅延するということがなくなる。
【0068】スペアセル部の各I/O部は、データ入出
力回路近傍に配設されているので、データ入出力回路に
直接接続することもでき、この場合、スペアセル部の各
I/O部へのアクセス速度をさらに高速化することがで
きる。
【0069】また、DDR動作のために複数のデータ入
出力系を有し、かつ、グローバル・データ線及びデータ
入出力回路が、各データ入出力系にそれぞれ備えられて
いる半導体記憶装置について本発明の構成を適用する場
合、上記同様の効果が得られる他、スペアセル部の各I
/O部は、直接又は間接に総てのデータ入出力系のデー
タ入出力回路にそれぞれ接続されているものとしたの
で、ノーマルセル部に発生した不良セルがいずれのデー
タ入出力系に接続されているものであっても、未使用の
スペアカラムセルがある場合には、不良セルとスペアカ
ラムセルとの置き換えを行うことができる。従って、ス
ペアカラムセルを有効に利用することにより集積回路の
面積効率を向上させることができ、一つのデータ入出力
系に多数の不良セルが発生した場合であっても、未使用
のスペアカラムセルがある限りセル置き換えによる救済
を行うことにより、歩留まりを向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る半導体記憶装
置のカラムセル部及びその読出し回路のブロック図。
【図2】本発明の第2の実施の形態に係る半導体記憶装
置のカラムセル部及びその読出し回路のブロック図。
【図3】本発明の第3の実施の形態に係る半導体記憶装
置のカラムセル部及びその読出し回路のブロック図。
【図4】従来の第1の構成に係る半導体記憶装置のカラ
ムセル部及びその読出し回路のブロック図。
【図5】従来の第2の構成に係る半導体記憶装置のカラ
ムセル部及びその読出し回路のブロック図。
【図6】従来の第3の構成に係る半導体記憶装置のカラ
ムセル部及びその読出し回路のブロック図。
【符号の説明】
10 カラムI/O部 20 センスアンプ 30,31 グローバル・データ線 40,41 データ入出力回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】データの読出し/書込みが行われる複数の
    ノーマルメモリセル、及び、前記複数のノーマルメモリ
    セルについて選択的なデータの入出力を行う選択的デー
    タ入出力回路からなる複数のノーマルデータ入出力部
    と、 前記複数のノーマルデータ入出力部に対し所定の対応関
    係をもって接続された複数のデータ線と、 前記データ線ごとに配設され、記憶装置外部とのデータ
    の入出力を行う複数のデータ入出力回路と、 前記複数のノーマルメモリセルのいずれかに不良が発生
    した場合に置き換えを行うための複数のスペアメモリセ
    ル、及び、前記複数のスペアメモリセルについて選択的
    なデータの入出力を行う選択的データ入出力回路からな
    る一単位ごとに、所定の対応関係を有する前記データ入
    出力回路近傍に配設され、かつ、当該データ入出力回路
    が接続された前記データ線に接続された複数のスペアデ
    ータ入出力部と、を備えたことを特徴とする半導体記憶
    装置。
  2. 【請求項2】データの読出し/書込みが行われる複数の
    ノーマルメモリセル、及び、前記複数のノーマルメモリ
    セルについて選択的なデータの入出力を行う選択的デー
    タ入出力回路からなる複数のノーマルデータ入出力部
    と、 前記複数のノーマルデータ入出力部に対し所定の対応関
    係をもって接続された複数のデータ線と、 前記データ線ごとに配設され、記憶装置外部とのデータ
    の入出力を行う複数のデータ入出力回路と、 前記複数のノーマルメモリセルのいずれかに不良が発生
    した場合に置き換えを行うための複数のスペアメモリセ
    ル、及び、前記複数のスペアメモリセルについて選択的
    なデータの入出力を行う選択的データ入出力回路からな
    る一単位ごとに、所定の対応関係を有する前記データ入
    出力回路近傍に配設され、かつ、当該データ入出力回路
    に直接接続された複数のスペアデータ入出力部と、を備
    えたことを特徴とする半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2のいずれかに記載の半導体
    記憶装置において、 前記半導体記憶装置は、複数のデータ入出力系を有し、
    かつ、前記複数のデータ線及び前記複数のデータ入出力
    回路は、前記複数のデータ入出力系にそれぞれ備えられ
    ていることを特徴とする半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】請求項3に記載の半導体記憶装置におい
    て、 前記複数のスペアデータ入出力部は、前記複数のデータ
    入出力系の総てにそれぞれ接続されていることを特徴と
    する半導体記憶装置。
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KR100385956B1 (ko) * 2001-02-14 2003-06-02 삼성전자주식회사 효율적인 칼럼 리던던시 스킴을 갖는 반도체 메모리장치
KR100385957B1 (ko) * 2001-02-14 2003-06-02 삼성전자주식회사 효율적인 칼럼 리던던시 스킴을 갖는 반도체 메모리장치
JP2007538352A (ja) * 2004-05-20 2007-12-27 アナログ ディバイシス インコーポレーテッド メモリセルの修復

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