JPH11185406A - 記憶装置 - Google Patents

記憶装置

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Publication number
JPH11185406A
JPH11185406A JP34815397A JP34815397A JPH11185406A JP H11185406 A JPH11185406 A JP H11185406A JP 34815397 A JP34815397 A JP 34815397A JP 34815397 A JP34815397 A JP 34815397A JP H11185406 A JPH11185406 A JP H11185406A
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JP
Japan
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carriage
piezoelectric actuator
holding means
storage device
energized
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Pending
Application number
JP34815397A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirohiko Sugiura
寛彦 杉浦
Akira Hashimoto
昭 橋本
Takamitsu Sugawara
孝光 菅原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記憶装置内にディスクカートリッジが排出・
挿入の何れの状態においても、キャリッジを固定し、振
動や衝撃によるヘッドの破損を防止する。 【解決手段】 記録または再生ヘッドを搭載したキャリ
ッジを移動させるキャリッジ駆動手段と、上記キャリッ
ジを固定保持するキャリッジ保持手段とを設けた記憶装
置において、上記キャリッジ保持手段は圧電素子を備
え、上記キャリッジ駆動手段が通電されている時に、上
記圧電素子への通電により上記キャリッジの固定保持を
解除し、非通電時は上記キャリッジを固定保持する構成
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、計算機、パーソ
ナルコンピュータ、携帯情報端末等に利用される記憶装
置に関し、特にそのヘッド位置決め機構に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図12は例えば、日本特許特開平4−6
1063号公報に開示された従来のフロッピーディスク
装置であり、1は装置全体を支えるベースである。2は
磁気ディスクに対して記録または再生を行うための磁気
ヘッドであり、キャリッジ3に搭載されている。上記キ
ャリッジ3は、ベース1に固定されたガイドシャフト5
1、52によって図中のA、B方向に摺動可能に設けら
れている。また、上記キャリッジ3の先端部側面には、
先端部が半円形に形成された複数の歯部を有するラック
部301が突設されている。一方、上記ガイドシャフト
51の側部にはリニアボイスコイルモータ6が設けら
れ、その駆動コイル部61はキャリッジ3の後方側部と
結合されている。
【0003】また、上記ベース1上には、ディスクの排
出機構の操作駆動部材であるスライドプレート7が図中
A,B方向に摺動可能に設けられ、ディスクカセットを
排出するための手動操作部材であるイジェクトボタン7
1が結合されている。このイジェクトボタン71を介し
てスライドプレート7が手動操作されるようになってい
る。尚、矢印A,B方向は、それぞれディスクカセット
の挿入、排出方向である。
【0004】40は、片端に複数の歯部を有するラック
部401を設けたロック板であり、ベース1のガイド部
1aに沿って図中C,D方向に移動可能に案内されてい
る。また、ロック板40にはボス40aが突出しており
スライドプレート7に設けられた長穴部7aにガイドさ
れている。尚、スライドプレート7の長穴部7aはスラ
イドプレート7の移動方向AーBに対して所定の角度を
持たせてあり、スライドプレート7がA,B方向に移動
することにより、ロック板40はC,D方向に移動する
ようになっている。また、キャリッジ3のラック部30
1とロック板40のラック部401は同一高さに配設さ
れている。
【0005】次に動作について説明する。図13におい
て各部を実線で示す状態は、図示されていないディスク
が装置に装着された状態、いわゆるディスクロード状態
を示している。このディスクロード状態では、ロック板
40は、スライドプレート7の位置によって図12に示
す位置に保持されているため、ロック板40のラック部
401とキャリッジ3のラック部301とは歯合してい
ない。したがって、キャリッジ3はロックされないので
A、B方向に移動が可能であり、記録・再生動作を行う
ことが出来る。そして、キャリッジ3がA、B方向に移
動、位置決めする動作は、リニアボイスコイルモータ6
の駆動によって行われる。
【0006】以上のディスクロード状態からディスク排
出時には、まずイジェクトボタン71がA方向に押圧さ
れ、同時に同方向にスライドプレート7がスライドす
る。スライドプレート7のA方向への移動に伴って、ス
ライドプレート7の長穴部7aもA方向に移動し、ロッ
ク板40は、ボス40aとベース1のガイド部1aとに
よりC方向へ移動する。この状態を示したのが図13で
あり、ロック板40のラック部401がキャリッジ3の
ラック部301に歯合することになる。そして、この時
に図示していないがディスクは排出されており、次にデ
ィスクが挿入されるまでスライドプレート7は移動せず
キャリッジ3のロック状態は維持される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の磁気ディスク装
置におけるヘッド位置決め装置は、以上のように構成さ
れているので、ディスクカートリッジが排出されている
ときのみ、キャリッジ3はロックすることが可能であ
り、ディスクカートリッジが挿入されている状態ではキ
ャリッジ3をロックすることは不可能である。これは、
近年の磁気ディスク装置はノートパソコン等のモバイル
な情報機器にも搭載されており、特に磁気ディスク動作
中、あるいはディスクカートリッジが挿入されている状
態でも振動、衝撃を受けるケースが多く、磁気ヘッドや
ディスク等を破損しやすいという問題点につながってい
る。
【0008】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、特に本来の機能を損なうことな
く振動、衝撃等の外乱に耐え得る信頼性の高い記憶装置
を得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る記憶装置は、記録または再生ヘッドを搭載したキャリ
ッジと、このキャリッジを移動させるキャリッジ駆動手
段と、上記キャリッジを固定保持するキャリッジ保持手
段とを設けた記憶装置において、上記キャリッジ保持手
段は圧電素子を備え、上記キャリッジ駆動手段が通電さ
れている時に、上記圧電素子への通電により上記キャリ
ッジの固定保持を解除し、非通電時は上記キャリッジを
固定保持する構成にされたものである。
【0010】この発明の請求項2に係る記憶装置は、上
記キャリッジ保持手段を上記キャリッジに搭載したもの
である。
【0011】この発明の請求項3に係る記憶装置は、記
録または再生ヘッドを搭載したキャリッジと、上記キャ
リッジを移動させる第1のキャリッジ駆動手段と、上記
キャリッジを微少送りする第2のキャリッジ駆動手段
と、上記キャリッジを固定保持するキャリッジ保持手段
とを備えた記憶装置であって、上記キャリッジ保持手段
はこのキャリッジ保持手段への通電により上記キャリッ
ジの固定保持を解除し、非通電時は上記キャリッジを固
定保持する圧電素子を備え、上記第2のキャリッジ駆動
手段は上記キャリッジ保持手段により上記キャリッジが
固定保持された状態で通電によりキャリッジを微少移動
させる第2の圧電素子を備えたのである。
【0012】この発明の請求項4に係る記憶装置は、上
記第2のキャリッジ駆動手段に備えられた第2の圧電素
子へ印加する電圧を可変にする電圧印加回路を備えたも
のである。
【0013】この発明の請求項5に係る記憶装置は、上
記キャリッジ保持手段、及び上記第2のキャリッジ駆動
手段を上記キャリッジに搭載したのである。
【0014】この発明の請求項6に係る記憶装置は、上
記キャリッジ保持手段と上記第2のキャリッジ駆動手段
を一体化したのである。
【0015】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1はこの発明の
記憶装置のヘッド位置決め機構部を示す平面図である。
図2は、上記ヘッド位置決め機構部の一部拡大平面図で
ある。図において、1は記憶装置全体を支えるベース、
2は磁気ディスクに対して記録または再生を行うための
磁気ヘッドであり、キャリッジ3に搭載されている。上
記キャリッジ3は、ベース1に固定されたガイドシャフ
ト51,52によって図中のA,B方向に摺動可能に設
けられている。また、上記ガイドシャフト51の側部に
はキャリッジ駆動手段としてのリニアボイスコイルモー
タ6が設けられ、その駆動コイル部61はキャリッジ3
の後方側部に結合されている。8はキャリッジ保持手段
で、圧電アクチュエータ81と摩擦係数の高い材質のパ
ッド82から成っており、圧電アクチュエータ81側が
ベース1に固着されている。尚、パッド82は圧電アク
チュエータ81に固定されている。
【0016】次に動作について説明する。まずキャリッ
ジ3を図中矢印A,B方向に動作させる前の状態では、
キャリッジ3の側面部31にキャリッジ保持手段8のパ
ット82が押し付けられることによりキャリッジ3を保
持している。このときキャリッジ保持手段8の圧電アク
チュエータ81には通電されていない。この状態から圧
電アクチュエータ81に通電すると、圧電アクチュエー
タ81は図中矢印D方向に縮み、パッド82はキャリッ
ジ3の側面部31から離れる。その離れた状態を示して
いるのが図2である。そして、キャリッジ3はスムーズ
に移動が可能となりリニアボイスコイルモータ6によっ
て所定の位置に位置決めされる。キャリッジ3の位置決
め動作が終了すると再び圧電アクチュエータ81の通電
が解除されキャリッジ3の側面部31を押し付けキャリ
ッジ3を保持する。なお、リニアボイスコイルモータ6
が通電されている時には、圧電アクチュエータ81も通
電されており、キャリッジ3はスムーズに移動が可能と
なっている。
【0017】以上のように、キャリッジ3の移動時以外
はキャリッジ3を保持する構成にしたので、ディスクカ
ートリッジが挿入された状態でも外部からの振動、衝撃
に強い信頼性の高い記憶装置を得ることが出来る。ま
た、上記キャリッジ保持手段8に圧電素子を用いたこと
によりキャリッジ保持手段8の外形寸法が小さくなり装
置の小型化が可能となる。
【0018】実施の形態2.以上の実施の形態1では、
キャリッジ保持手段8をベース1に固定したものである
が、次に上記キャリッジ保持手段8をキャリッジ3に搭
載した場合の実施の形態を示す。図3は、このような場
合の記憶装置のヘッド位置決め機構部を示す平面図であ
り、図4は、上記ヘッド位置決め機構部の一部拡大平面
図である。
【0019】図において、1は記憶装置全体を支えるベ
ース、2は磁気ディスクに対して記録または再生を行う
ための磁気ヘッドであり、キャリッジ3に搭載されてい
る。上記キャリッジ3は、ベース1に固定されたガイド
シャフト51,52によって図中のA,B方向に摺動可
能に設けられている。また、上記ガイドシャフト51の
側部にはリニアボイスコイルモータ6が設けられ、その
駆動コイル部61はキャリッジ3の後方側部と結合され
ている。8はキャリッジ保持手段で、圧電アクチュエー
タ81と摩擦係数の高い材質のパッド82から成ってお
り、圧電アクチュエータ81側がキャリッジ3の側面部
32に固着され、圧電アクチュエータ81とパッド82
も固着されている。
【0020】次に動作について説明する。まずキャリッ
ジ3を図中矢印A,B方向に動作させる前の状態では、
ガイドシャフト52はキャリッジ保持手段8のパット8
2により押し付けられることによりキャリッジ3を保持
している。このときキャリッジ保持手段8の圧電アクチ
ュエータ81には通電されていない。この状態から圧電
アクチュエータ81に通電すると、圧電アクチュエータ
81は図中矢印C方向に縮み、パッド82はガイドシャ
フト52から離れる。その離れた状態を示しているのが
図4である。そして、キャリッジ3はスムーズに移動が
可能となりリニアボイスコイルモータ6によって所定の
位置に位置決めされる。キャリッジ3の位置決め動作が
終了すると再び圧電アクチュエータ81の通電が解除さ
れガイドシャフト52を押し付けキャリッジ3を保持す
る。なお、リニアボイスコイルモータ6が通電されてい
る時には、圧電アクチュエータ81も通電されており、
キャリッジ3はスムーズに移動が可能となっている。
【0021】以上のように、キャリッジ3の移動時以外
はキャリッジ3を保持する構成にしたので、ディスクカ
ートリッジが挿入された状態でも外部からの振動、衝撃
に強い信頼性の高い記憶装置を得ることが出来る。ま
た、上記キャリッジ保持手段8に圧電素子を用いたこと
によりキャリッジ保持手段8の外形寸法が小さくなり装
置の小型化が可能となる。
【0022】実施の形態3.以上の実施の形態では、キ
ャリッジ3が直線移動する形態のものであるが、次にキ
ャリッジ3が回転移動する場合の実施の形態を示す。図
5は、キャリッジ3が回転方向に駆動される場合の記憶
装置のヘッド位置決め機構部を示す平面図、図6は図5
のE−E断面図である。図において、1は記憶装置全体
を支えるベース、2は磁気ディスクに対して記録または
再生を行うための磁気ヘッドであり、キャリッジ3に搭
載されている。53はキャリッジ3の回転軸でベース1
に固着されている。6aはロータリーボイスコイルモー
タで、その駆動コイル部62はキャリッジ3に結合され
ている。101はインナーレース101a、アウターレ
ース101b、ボール101cから構成される上側ボー
ルベアリング、102はインナーレース102a、アウ
ターレース102b、ボール102cから構成される下
側ボールベアリングであり、上下のインナーレース10
1a、102aは回転軸53に固着されている。また上
下のアウターレース101b、102bはキャリッジ3
と固着されている。8はキャリッジ保持手段で、圧電ア
クチュエータ81と摩擦係数の高い材質のパッド82か
ら成っており、圧電アクチュエータ81が下側ボールベ
アリング102のインナーレース102aに固着され、
圧電アクチュエータ81とパッド82も固着されてい
る。パッド82は断面L字型に形成され、その端面がア
ウターレース101bを押し付けるよう構成されてい
る。
【0023】次に動作について説明する。キャリッジ3
を回転駆動させる前の状態では、キャリッジ保持手段8
のパッド82が上側ボールベアリング101のアウター
レース101bを押し付けることによりキャリッジ3を
保持している。このときキャリッジ保持手段8の圧電ア
クチュエータ81には通電されていない。この状態から
圧電アクチュエータ81に通電すると、圧電アクチュエ
ータ81は図中矢印F方向に縮み、パッド82は上記ア
ウターレース101bから離れる。そして、キャリッジ
3はスムーズに回転が可能となりロータリーボイスコイ
ルモータ6aによって所定の位置に位置決めされる。キ
ャリッジ3の位置決め動作が終了すると再び圧電アクチ
ュエータ81の通電が解除されアウターレース101b
を押し付けキャリッジ3を保持する。なお、ロータリー
ボイスコイルモータ6aが通電されている時には、圧電
アクチュエータ81も通電されており、キャリッジ3は
スムーズに回転が可能となっている。
【0024】以上のように、キャリッジ3の回転時以外
はキャリッジ3を保持する構成にしたので、ディスクカ
ートリッジが挿入された状態でも外部からの振動、衝撃
に強い信頼性の高い記憶装置を得ることが出来る。ま
た、上記キャリッジ保持手段8に圧電素子を用いたこと
によりキャリッジ保持手段8の外形寸法が小さくなり装
置の小型化が可能となる。
【0025】実施の形態4.以上の実施の形態では、磁
気ヘッド2を所定位置にシークするためのキャリッジ3
を、シーク動作後に保持するキャリッジ保持手段につい
てであったが、次に、上記キャリッジ保持手段8に微動
シーク用の第2のキャリッジ駆動手段を設けた場合の実
施の形態を示す。図7はこのような場合の記憶装置のヘ
ッド位置決め機構部を示す平面図、図8は上記ヘッド位
置決め機構部の一部拡大平面図である。
【0026】図において、1は記憶装置全体を支えるベ
ース、2は磁気ディスクに対して記録または再生を行う
ための磁気ヘッドであり、キャリッジ3に搭載されてい
る。上記キャリッジ3は、ベース1に固定されたガイド
シャフト51,52によって図中のA、B方向に摺動可
能に設けられている。また、上記ガイドシャフト51の
側部にはキャリッジ3の第1のキャリッジ駆動手段であ
るリニアボイスコイルモータ6が設けられ、その駆動コ
イル部61はキャリッジ3の後方側部と結合されてい
る。8はキャリッジ保持手段で、圧電アクチュエータ8
1と摩擦係数の高い材質のパッド82で構成され、上記
圧電アクチュエータ81の片端に上記パッド82の一端
が固着され、圧電アクチュエータ81の他端はホルダ9
1に結合されている。上記パッド82の他端は上記キャ
リッジ3の側面部31を押し付ける構成になっている。
9はキャリッジ3を微少送りする第2のキャリッジ駆動
手段であり、圧電素子を積層した積層型圧電アクチュエ
ータで形成され、片端はベース1に固定され、他端は上
記ホルダ91と固着されている。したがって、キャリッ
ジ保持手段8と第2のキャリッジ駆動手段9は一体化さ
れている。
【0027】次に動作について説明する。まずキャリッ
ジ3を図中矢印A、B方向にシーク動作させる前の状態
では、キャリッジ保持手段8のパット82はキャリッジ
3の側面部31を押し付けることによりキャリッジ3を
保持している。このときキャリッジ保持手段8の圧電ア
クチュエータ81には通電されていない。また、キャリ
ッジ3が動作する前の状態なので第1のキャリッジ駆動
手段のリニアボイスコイルモータ6と第2のキャリッジ
駆動手段の圧電アクチュエータ9にも通電されていな
い。この状態からキャリッジ保持手段8の圧電アクチュ
エータ81に通電すると、圧電アクチュエータ81は図
中矢印D方向にたわみ、パッド82はキャリッジ3の側
面部31から離れる。その離れた状態を示しているのが
図8である。そしてキャリッジ3はスムーズに移動可能
となり、まず粗送り用の上記リニアボイスコイルモータ
6に通電することにより所定の位置、もしくは近辺に位
置決めされる。その後、上記キャリッジ保持手段8の圧
電アクチュエータ81への通電を解除し、パッド82が
キャリッジ3の側面部31を押し付けキャリッジ3を保
持する。
【0028】次に上記の保持状態を維持したまま、第2
のキャリッジ駆動手段である圧電アクチュエータ9が通
電され、上記圧電アクチュエータ9は図中矢印A、B方
向に伸縮制御されキャリッジ3は上記圧電アクチュエー
タ9と連動し、保持されながら微動動作を行い正確に所
定の位置に位置決めされる。
【0029】第1のキャリッジ駆動手段にリニアボイス
コイルモータに通電して再度粗送りが必要とされるとき
は、圧電アクチュエータ81が通電状態となり、図中矢
印D方向にたわみ、パッド82が再びキャリッジ3の側
面部31から離れる。キャリッジ3が正確に所定の位置
に位置決めされると、圧電アクチュエータ81に通電
し、パッド82をキャリッジ3の側面部31から離脱さ
せてから、積層型圧電アクチュエータ9への通電を解除
する。なお、リニアボイスコイルモータ6が通電されて
いる時には、圧電アクチュエータ81も通電されてお
り、パッド82がキャリッジ3の側面部31から離脱さ
れているので、キャリッジ3はスムーズに移動が可能と
なっている。
【0030】以上のように、キャリッジ3が粗送り用の
第1のキャリッジ駆動手段によって移動動作をしている
時以外はキャリッジ3を保持する構成にしたので、ディ
スクカートリッジが挿入された状態でも外部からの振
動、衝撃に強い信頼性の高い記憶装置を得ることが出来
る。また、上記キャリッジ保持手段8に圧電素子を用い
たことによりキャリッジ保持手段8の外形寸法が小さく
なり装置の小型化が可能となる。また、キャリッジ3の
微動送り用に第2のキャリッジ駆動手段として圧電アク
チュエータ9を用いたことにより、細かい位置決め制御
が可能となる。
【0031】実施の形態5.以上の実施の形態4では、
第2のキャリッジ駆動手段は通電と非通電の2通りの制
御であるが、次に第2のキャリッジに電圧印加回路92
を接続した場合の実施の形態を示す。図9はこのような
場合の記憶装置のヘッド位置決め機構部を示す平面図、
図10は電圧印加回路を含む上記ヘッド位置決め機構部
の一部拡大平面図である。電圧印加回路92は、圧電ア
クチュエータ9の印加電圧を制御する回路で、圧電アク
チュエータ9の電圧の通電と非通電状態を切り替え、通
電の場合は圧電アクチュエータ9に通電される電圧を制
御する回路である。
【0032】次に動作について説明する。まずキャリッ
ジ3を図中矢印A、B方向にシーク動作させる前の状態
では、キャリッジ保持手段8のパット82はキャリッジ
3の側面部31を押し付けることによりキャリッジ3を
保持している。このときキャリッジ保持手段8の圧電ア
クチュエータ81には通電されていない。また、キャリ
ッジ3が動作する前の状態なので第1のキャリッジ駆動
手段のリニアボイスコイルモータ6と第2のキャリッジ
駆動手段の圧電アクチュエータ9にも通電されていな
い。この状態からキャリッジ保持手段8の圧電アクチュ
エータ81に通電すると、圧電アクチュエータ81は図
中矢印D方向にたわみ、パッド82はキャリッジ3の側
面部31から離れる。その離れた状態を示しているのが
図10である。そしてキャリッジ3はスムーズに移動可
能となり、まず粗送り用の上記リニアボイスコイルモー
タ6に通電することにより所定の位置、もしくは近辺に
位置決めされる。その後、上記キャリッジ保持手段8の
圧電アクチュエータ81への通電を解除し、パッド82
がキャリッジ3の側面部31を押し付けキャリッジ3を
保持する。
【0033】次に上記の保持状態を維持したまま、第2
のキャリッジ駆動手段である圧電アクチュエータ9が通
電され、上記圧電アクチュエータ9は図中矢印A,B方
向に伸縮制御されキャリッジ3は上記圧電アクチュエー
タ9と連動し、保持されながら微動動作を行い正確に所
定の位置に位置決めされる。微動動作は、電圧印加回路
92により上記圧電アクチュエータ9にかかる電圧を調
節することで、図中矢印A、B方向への移動量を調整す
る。第1のキャリッジ駆動手段にリニアボイスコイルモ
ータに通電して再度粗送りが必要とされるときは、圧電
アクチュエータ81が通電状態となり、図中矢印D方向
にたわみ、パッド82が再びキャリッジ3の側面部31
から離れる。
【0034】キャリッジ3が正確に所定の位置に位置決
めされると、圧電アクチュエータ81に通電し、パッド
82をキャリッジ3の側面部31から離脱させてから、
積層型圧電アクチュエータ9への通電を解除する。な
お、リニアボイスコイルモータ6が通電されている時に
は、圧電アクチュエータ81も通電されており、パッド
82がキャリッジ3の側面部31から離脱されているの
で、キャリッジ3はスムーズに移動が可能となってい
る。
【0035】以上のように、キャリッジ3が粗送り用の
第1のキャリッジ駆動手段によって移動動作をしている
時以外はキャリッジ3を保持する構成にしたので、ディ
スクカートリッジが挿入された状態でも外部からの振
動、衝撃に強い信頼性の高い記憶装置を得ることが出来
る。また、上記キャリッジ保持手段8に圧電素子を用い
たことによりキャリッジ保持手段8の外形寸法が小さく
なり装置の小型化が可能となる。また、キャリッジ3の
微動送り用に第2のキャリッジ駆動手段として圧電アク
チュエータ9と電圧印加回路92を用いたことにより、
非常に細かい位置決め制御が可能となる。
【0036】実施の形態6.以上の実施の形態4、5で
は、第2のキャリッジ駆動手段9と一体化されたキャリ
ッジ保持手段8をベース1に固定したものであるが、次
に上記一体化されたキャリッジ保持手段8をキャリッジ
3に搭載した場合の実施の形態を示す。図11は、この
ような場合の記憶装置のヘッド位置決め機構部を示す平
面図である。
【0037】図において、8はキャリッジ保持手段で、
圧電アクチュエータ81と摩擦係数の高い材質のパッド
82で構成され、上記圧電アクチュエータ81の片端に
上記パッド82の一端が固着され、圧電アクチュエータ
81の他端はホルダ91に結合されている。上記パッド
82の他端は上記ガイドシャフト52を押し付ける構成
になっている。9はキャリッジ3を微少送りする第2の
キャリッジ駆動手段である圧電素子を積層した圧電アク
チュエータで、片端はキャリッジ3の後方内側32に固
定され、他端は上記ホルダ91と固着されている。した
がって、キャリッジ保持手段8と第2のキャリッジ駆動
手段9は一体化されている。また、第2のキャリッジ駆
動手段9とキャリッジ保持手段8の取り付け部以外は、
実施の形態4と同一構造である。
【0038】次に動作について説明する。まずキャリッ
ジ3を図中矢印A、B方向にシーク動作させる前の状態
では、キャリッジ保持手段8のパット82はガイドシャ
フト52を押し付けることによりキャリッジ3を保持し
ている。このときキャリッジ保持手段8の圧電アクチュ
エータ81には通電されていない。また、キャリッジ3
が動作する前の状態なので第1のキャリッジ駆動手段の
リニアボイスコイルモータ6と第2のキャリッジ駆動手
段の積層型圧電アクチュエータ9にも通電されていな
い。この状態からキャリッジ保持手段8の圧電アクチュ
エータ81に通電すると、圧電アクチュエータ81は図
中矢印C方向にたわみ、パッド82はガイドシャフト5
2から離れる。そしてキャリッジ3はスムーズに移動可
能となり、まず粗送り用の上記リニアボイスコイルモー
タ6に通電することにより所定の位置、もしくは近辺に
位置決めされる。その後、上記キャリッジ保持手段8の
圧電アクチュエータ81への通電を解除し、パッド82
が再びガイドシャフト52を押し付けキャリッジ3を保
持する。
【0039】次に上記の保持状態を維持したまま、第2
のキャリッジ駆動手段である圧電アクチュエータ9が通
電され、上記圧電アクチュエータ9は図中矢印A、B方
向に伸縮制御されキャリッジ3は上記圧電アクチュエー
タ9と連動し、保持されながら微動動作を行い正確に所
定の位置に位置決めされる。そして位置決めされた後
は、圧電アクチュエータ81に通電し、パッド82をガ
イドシャフト52から離脱させて、圧電アクチュエータ
9への通電を解除し動作は完了する。なお、リニアボイ
スコイルモータ6が通電されている時には、圧電アクチ
ュエータ81も通電されており、パッド82がガイドシ
ャフト52から離脱されているので、キャリッジ3はス
ムーズに移動が可能となっている。
【0040】以上のように、キャリッジ3が粗送り用の
第1のキャリッジ駆動手段によって移動動作をしている
時以外はキャリッジ3を保持する構成にしたので、ディ
スクカートリッジが挿入された状態でも外部からの振
動、衝撃に強い信頼性の高い記憶装置を得ることが出来
る。また、上記キャリッジ保持手段8に圧電素子を用い
たことによりキャリッジ保持手段8の外形寸法が小さく
なり装置の小型化が可能となる。また、キャリッジ3の
微動送り用に第2のキャリッジ駆動手段として圧電アク
チュエータ9を用いたことにより、非常に細かい位置決
め制御が可能となる。
【0041】また、以上の実施の形態ではキャリッジ保
持手段8に圧電アクチュエータ81を、そして第2のキ
ャリッジ駆動手段に圧電アクチュエータ9を用いて説明
したが、以上の手段は圧電アクチュエータではなく、コ
イル、鉄心、及び永久磁石等を用いた電磁アクチュエー
タ等別の駆動手段であってもよい。
【0042】
【発明の効果】この発明の請求項1および請求項2に係
る記憶装置においては、キャリッジの移動時以外はキャ
リッジを保持する構成にしたので、外部からの振動、衝
撃に強い信頼性の高い記憶装置が得られる効果がある。
また、キャリッジ保持手段に圧電素子を用いたので小型
の記憶装置が得られる効果がある。
【0043】この発明の請求項3および請求項5に係る
記憶装置においては、キャリッジ粗送り用の第1のキャ
リッジ駆動手段と、キャリッジ微動送り用の第2のキャ
リッジ駆動手段とを備え、キャリッジの粗送り時以外は
キャリッジを保持する構成にしたので、外部からの振
動、衝撃に強い信頼性の高い記憶装置が得られる効果が
ある。また、上記キャリッジ保持手段に圧電素子を用い
たことによりキャリッジ保持手段の外形寸法が小さくな
り装置の小型化が可能となる。さらに、キャリッジの微
動送り用に第2のキャリッジ駆動手段を備えているの
で、ヘッドの細かい位置決め制御が可能となる。
【0044】この発明の請求項4にかかる記憶装置にお
いては、キャリッジの微動送り用に第2のキャリッジ駆
動手段として圧電アクチュエータと、この圧電アクチュ
エータへ、印加する電圧印加回路を用いたことにより、
非常に細かいヘッドの位置決め制御が可能となる。
【0045】この発明の請求項6にかかる記憶装置にお
いては、キャリッジ保持手段と第2のキャリッジ駆動手
段を一体化したので小型の記憶装置が得られる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示すヘッド位置決
め機構部の平面図。
【図2】 この発明の実施の形態1を示すキャリッジ保
持手段部の平面図。
【図3】 この発明の実施の形態2を示すヘッド位置決
め機構部の平面図。
【図4】 この発明の実施の形態2を示すキャリッジ保
持手段部の平面図。
【図5】 この発明の実施の形態3を示すヘッド位置決
め機構部の平面図。
【図6】 この発明の実施の形態3を示す回転軸で破断
した要部断面図。
【図7】 この発明の実施の形態4を示すヘッド位置決
め機構部の平面図。
【図8】 この発明の実施の形態4を示すキャリッジ保
持手段部の平面図。
【図9】 この発明の実施の形態5を示すヘッド位置決
め機構部の平面図。
【図10】 この発明の実施の形態5を示すキャリッジ
保持手段部の平面図。
【図11】 この発明の実施の形態6を示すキャリッジ
保持手段部の平面図。
【図12】 従来の技術を示すフロッピーディスク装置
の要部平面図。
【図13】 従来の技術を示す要部平面図。
【符号の説明】
1:ベース、 2:磁気ヘッド、 3:キャリッ
ジ 、31:キャリッジ側面部、 32:キャ
リッジ後方内側 、51、52:ガイドシャフト、
53:回転軸、6:第1のキャリッジ駆動手段(リニ
アボイスコイルモータ)、61、62:駆動コイル部、
6a:ロータリーボイスコイルモータ、8:キャリ
ッジ保持手段、 81:圧電アクチュエータ、 8
2:パッド、9:第2のキャリッジ駆動手段(圧電アク
チュエータ)、91:ホルダ、
92:電圧印加回路、101:上側ボールベアリン
グ、 101a:上側インナーレース、101b:上
側アウターレース、 101c:上側ボール、10
2:下側ボールベアリング、 102a:下側インナ
ーレース、102b:下側アウターレース、 102
c:下側ボール

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録または再生ヘッドを搭載したキャリ
    ッジと、このキャリッジを移動させるキャリッジ駆動手
    段と、上記キャリッジを固定保持するキャリッジ保持手
    段とを設けた記憶装置において、上記キャリッジ保持手
    段は圧電素子を備え、上記キャリッジ駆動手段が通電さ
    れている時に、上記圧電素子への通電により上記キャリ
    ッジの固定保持を解除し、非通電時は上記キャリッジを
    固定保持する構成にされたことを特徴とする記憶装置。
  2. 【請求項2】 上記キャリッジ保持手段を上記キャリッ
    ジに搭載したことを特徴とする請求項1または請求項2
    記載の記憶装置。
  3. 【請求項3】 記録または再生ヘッドを搭載したキャリ
    ッジと、上記キャリッジを移動させる第1のキャリッジ
    駆動手段と、上記キャリッジを微少送りする第2のキャ
    リッジ駆動手段と、上記キャリッジを固定保持するキャ
    リッジ保持手段とを備えた記憶装置であって、上記キャ
    リッジ保持手段はこのキャリッジ保持手段への通電によ
    り上記キャリッジの固定保持を解除し、非通電時は上記
    キャリッジを固定保持する圧電素子を備え、上記第2の
    キャリッジ駆動手段は上記キャリッジ保持手段により上
    記キャリッジが固定保持された状態で通電によりキャリ
    ッジを微少移動させる第2の圧電素子を備えたことを特
    徴とする記憶装置。
  4. 【請求項4】 上記第2のキャリッジ駆動手段に用いら
    れる圧電素子への印加電圧を可変可能にする電圧印加回
    路を備えたことを特徴とする請求項3記載の記憶装置。
  5. 【請求項5】 上記キャリッジ保持手段、及び上記第2
    のキャリッジ駆動手段を上記キャリッジに搭載したこと
    を特徴とする請求項4記載の記憶装置。
  6. 【請求項6】 上記キャリッジ保持手段と上記第2のキ
    ャリッジ駆動手段を一体化したことを特徴とする請求項
    4記載の記憶装置。
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