JPH11184997A - 非接触型icモジュール、非接触型icカードおよび製造方法 - Google Patents
非接触型icモジュール、非接触型icカードおよび製造方法Info
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- JPH11184997A JPH11184997A JP35578497A JP35578497A JPH11184997A JP H11184997 A JPH11184997 A JP H11184997A JP 35578497 A JP35578497 A JP 35578497A JP 35578497 A JP35578497 A JP 35578497A JP H11184997 A JPH11184997 A JP H11184997A
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Abstract
することができ、製造コストを削減できる非接触型IC
モジュールおよび前記非接触型ICモジュールを用いた
非接触型ICカードを提供する。 【解決手段】非接触型ICカード用ICチップ12と、
ICチップ12に形成されたアンテナコイル11と、I
Cチップ12の端子13とアンテナコイル11の端子を
接続する接続部14と、ICチップ12、アンテナコイ
ル11、および接続部14を封止する封止樹脂21とを
有する非接触ICモジュールの構成とする。
Description
チップ)を搭載したICカード用の非接触型ICモジュ
ール、非接触型ICモジュールを内蔵する非接触型IC
カードおよび製造方法に関する。
ーの観点から、データの記録、処理を行う半導体素子
(ICチップ)を搭載したICカードが普及しつつあ
る。このようなICカードには、カードの外部端子と外
部処理装置の端子とを接続してデータの送受信を行う接
触方式のものと、電磁波でデータの送受信を行うアンテ
ナコイルとデータ処理のための半導体素子を内蔵し、外
部処理装置との間の読み書きをいわゆる無線方式で実現
でき、IC回路の駆動電力が電磁誘導で供給され、バッ
テリを内蔵しない非接触方式のものとが開発されてい
る。
法としては、データ送受信および駆動電力供給用のコイ
ルや、ICチップなどの内蔵電子部品を熱可塑性樹脂、
熱硬化性樹脂、紫外線硬化樹脂、あるいは電子線硬化樹
脂などにより封止して非接触型ICモジュールを成形し
た後、モジュール用凹部あるいはモジュール用孔を打ち
抜き加工あるいはNCによるざぐり加工により設けたP
VC(ポリ塩化ビニル)あるいはPET(ポリエチレン
テレフタレート)などのフィルムで挟み込み、熱プレス
などで融着、あるいは接着剤などにより接着してラミネ
ート加工し、カードサイズに打ち抜いてカード化する方
法が広く用いられている。
Cモジュールの平面図を図6(a)に、図6(a)にお
けるA−A’における断面図を図6(b)に示す。上記
の従来の非接触型ICモジュールにおいては、例えばモ
ジュール用基板27上に蒸着、エッチングなどによりア
ンテナコイル11が形成されており、アンテナコイル1
1の中央部にICチップ12が接着剤などで固定されて
いる。ICチップ12の電極パッド13とアンテナコイ
ル11の端子とがワイヤボンディング14などにより接
続されており、さらに全体が封止樹脂21により封止、
平坦化されている。
従来の非接触型ICモジュールは、部品点数が多く、さ
らに製造工程が複雑であることから、製造コストが高く
なってしまうという問題がある。
り、従って本発明は、部品点数を減らし、製造工程を簡
略化して製造することができ、製造コストを削減できる
非接触型ICモジュール、前記非接触型ICモジュール
を用いた非接触型ICカードおよび製造方法を提供する
ことを目的とする。
め、本発明の非接触型ICモジュールは、非接触型IC
カード用ICチップと、前記ICチップ上に形成された
アンテナコイルと、前記ICチップの端子と前記アンテ
ナコイルの端子を接続する接続部とを有する。
よれば、ICチップ上にアンテナコイルが形成されてお
り、従来の非接触型ICモジュールにおけるモジュール
用基板が不要となり、部品点数を減らすことができる。
また、モジュール用基板上にICチップを固定する工程
を削減でき、例えばICウェハー状態でアンテナコイル
との接着および接続を行うことにより、大幅に生産能力
を向上させることが可能となるなど、工程を簡略化して
製造することができる。これにより、非接触型ICモジ
ュールの製造コストを削減することができる。
は、好適には、前記接続部がワイヤボンディングであ
る。これにより、ICチップの端子とアンテナコイルの
端子を接続することができる。
は、好適には、前記接続部が前記ICチップの端子と前
記アンテナコイルの端子の間に形成された導電性接着剤
層である。これにより、ICチップの端子とアンテナコ
イルの端子を接続することができ、ICチップ上へのア
ンテナコイルの接着と、ICチップの端子とアンテナコ
イルの端子の接続を同時に行うことができる。
は、好適には、前記ICチップと前記アンテナコイルの
間に絶縁性の接着剤層を有する。これにより、ICチッ
プ上にアンテナコイルを絶縁しながら接着することがで
きる。
は、好適には、前記ICチップと前記アンテナコイルの
間に異方性導電接着層を有する。これにより、ICチッ
プ上へアンテナコイルを接着することができ、ICチッ
プの端子とアンテナコイルの端子の接続、ICチップ表
面の保護を同時に行うことができる。
は、好適には、前記ICチップ、前記アンテナコイルお
よび前記接続部を封止する封止樹脂を有する。ICチッ
プなどの電子部品が樹脂により封止されているので、非
接触型ICモジュールの物理強度および信頼性を高める
ことができ、また、取り扱いが容易になって生産性を上
げることができる。
明の非接触型ICカードは、非接触型ICカード用IC
チップと、前記ICチップに形成されたアンテナコイル
と、前記ICチップの端子と前記アンテナコイルの端子
を接続する接続部とを有する非接触型ICモジュールを
内蔵する。
ば、ICチップ上にアンテナコイルが形成されており、
従来の非接触型ICモジュールにおけるモジュール用基
板が不要となり、部品点数を減らすことができ、また、
モジュール用基板上にICチップを固定する工程を削減
でき、例えばICウェハー状態でアンテナコイルとの接
着および接続を行うことにより、大幅に生産能力を向上
させることが可能となるなど、工程を簡略化して製造す
ることができる。これにより、製造コストを削減するこ
とができる非接触型ICモジュールを用いるので、非接
触型ICカードの製造コストを削減することができる。
適には、前記接続部がワイヤボンディングである。これ
により、ICチップの端子とアンテナコイルの端子を接
続することができる。
適には、前記接続部が前記ICチップの端子と前記アン
テナコイルの端子の間に形成された導電性接着剤層であ
る。これにより、ICチップの端子とアンテナコイルの
端子を接続することができ、ICチップ上へのアンテナ
コイルの接着と、ICチップの端子とアンテナコイルの
端子の接続を同時に行うことができる。
適には、前記ICチップと前記アンテナコイルの間に絶
縁性の接着剤層を有する。これにより、ICチップ上に
アンテナコイルを絶縁しながら接着することができる。
適には、前記ICチップと前記アンテナコイルの間に異
方性導電接着層を有する。これにより、ICチップ上へ
アンテナコイルを接着することができ、ICチップの端
子とアンテナコイルの端子の接続、ICチップ表面の保
護を同時に行うことができる。
適には、前記ICチップ、前記アンテナコイルおよび前
記接続部を封止する封止樹脂を有する。非接触型ICカ
ードに内蔵するICチップなどの電子部品が樹脂により
封止されているので、非接触型ICモジュールの物理強
度および信頼性を高めることができ、また、取り扱いが
容易になって生産性を上げることができるので、非接触
型ICカードの物理強および信頼性を高めることがで
き、また、生産性を向上させることができる。
明の非接触型ICモジュールの製造方法は、導電性基板
上にアンテナコイルパターンを有するレジスト膜を形成
する工程と、前記アンテナコイルパターンを埋め込んで
前記導電性基板上にアンテナコイルを形成する工程と、
前記アンテナコイルを非接触型ICカード用ICチップ
に接着する工程と、前記ICチップの端子と前記アンテ
ナコイルの端子との接続部を形成する工程とを有する。
製造方法は、導電性基板上にアンテナコイルパターンを
有するレジスト膜を形成し、アンテナコイルパターンを
埋め込んで導電性基板上にアンテナコイルを形成し、ア
ンテナコイルを非接触型ICカード用ICチップに接着
し、ICチップの端子とアンテナコイルの端子との接続
部を形成する。
製造方法によれば、従来の非接触型ICモジュールにお
けるモジュール用基板が不要となり、部品点数を減らす
ことができ、また、モジュール用基板上にICチップを
固定する工程を削減できるので、製造工程を簡略化する
ことができ、例えばICウェハー状態でアンテナコイル
との接着および接続を行うことにより、大幅に生産能力
を向上させることが可能となるなど、工程を簡略化して
製造することができる。これにより、製造コストを削減
して非接触型ICモジュールを製造することができる。
製造方法は、好適には、前記アンテナコイルを形成する
工程の後、前記アンテナコイルを非接触型ICカード用
ICチップに接着する工程の前に、電着により前記アン
テナコイルの上層に接着剤層を形成する工程をさらに有
し、前記アンテナコイルを非接触型ICカード用ICチ
ップに接着する工程においては、前記接着剤層の上層に
前記ICチップを接着し、前記ICチップの端子と前記
アンテナコイルの端子との接続部を形成する工程におい
ては、ワイヤボンディングにより前記ICチップの端子
と前記アンテナコイルの端子とを接続する。これによ
り、ICチップ上へのアンテナコイルの接着とICチッ
プの端子とアンテナコイルの端子の接続を行うことがで
きる。
製造方法は、好適には、前記アンテナコイルを形成する
工程の後、前記アンテナコイルを非接触型ICカード用
ICチップに接着する工程の前に、前記ICチップの端
子と前記アンテナコイルの端子との接続部位に導電性接
着剤層を形成する工程をさらに有し、前記アンテナコイ
ルを非接触型ICカード用ICチップに接着する工程に
おいては、同時に前記導電性接着剤層により前記ICチ
ップの端子と前記アンテナコイルの端子とを接続する。
これにより、ICチップの端子とアンテナコイルの端子
を接続することができ、ICチップ上へのアンテナコイ
ルの接着と、ICチップの端子とアンテナコイルの端子
の接続を同時に行うことができる。
製造方法は、好適には、前記アンテナコイルを形成する
工程の後、前記アンテナコイルを非接触型ICカード用
ICチップに接着する工程の前に、前記ICチップの端
子にバンプを形成する工程と、前記ICチップもしくは
前記アンテナコイルの上層に異方性導電接着層を形成す
る工程とをさらに有し、前記アンテナコイルを非接触型
ICカード用ICチップに接着する工程においては、前
記異方性導電接着層により前記アンテナコイルと前記I
Cチップの接着を行い、同時に異方性導電接着層により
前記ICチップの端子と前記アンテナコイルの端子とを
接続する。これにより、ICチップとアンテナコイルと
を接着する工程において同時にICチップの端子とアン
テナコイルの端子との接続を行うことができる。
製造方法は、好適には、前記アンテナコイルを非接触型
ICカード用ICチップに接着する工程においては、I
Cチップへのダイシング前のICウェハー上に前記アン
テナコイルを接着し、前記ICチップの端子と前記アン
テナコイルの端子とを接続する工程においては、前記I
Cウェハー上の各ICチップの端子と各アンテナコイル
の端子とを接続し、前記ICチップの端子と前記アンテ
ナコイルの端子との接続部を形成する工程の後に、前記
ICウェハーをダイシングして前記アンテナコイルが接
続された個々のICチップに分割する工程をさらに有す
る。これにより、同時に、複数のアンテナコイルの接着
および接続を行うことができ、大幅に生産能力を向上さ
せることが可能となる。
製造方法は、好適には、前記ICチップの端子と前記ア
ンテナコイルの端子との接続部を形成する工程の後に、
前記ICチップ、前記アンテナコイルおよび前記接続部
を封止樹脂で封止する工程を有する。非接触型ICモジ
ュールのICチップなどの電子部品が樹脂により封止す
るので、非接触型ICモジュールの物理強度および信頼
性を高めることができ、また、取り扱いが容易になって
生産性を上げることができる。
の非接触型ICカードの製造方法は、導電性基板上にア
ンテナコイルパターンを有するレジスト膜を形成する工
程と、前記アンテナコイルパターンを埋め込んで前記導
電性基板上にアンテナコイルを形成する工程と、前記ア
ンテナコイルを非接触型ICカード用ICチップに接着
する工程と、前記ICチップの端子と前記アンテナコイ
ルの端子との接続部を形成して非接触型ICモジュール
を形成する工程と、ICカード用コアシートに形成され
た前記非接触型ICモジュール用孔あるいは凹部に前記
非接触型ICモジュールを装填する工程と、前記ICカ
ード用コアシートの少なくとも片面に1層以上のICカ
ード用シートを積層させてラミネートする工程とを有す
る。
の非接触型ICカードの製造方法は、導電性基板上にア
ンテナコイルパターンを有するレジスト膜を形成する工
程と、前記アンテナコイルパターンを埋め込んで前記導
電性基板上にアンテナコイルを形成する工程と、前記ア
ンテナコイルを非接触型ICカード用ICチップに接着
する工程と、前記ICチップの端子と前記アンテナコイ
ルの端子との接続部を形成して非接触型ICモジュール
を形成する工程と、前記非接触型ICモジュールの両面
に1層以上の接着剤付きICカード用シートを積層させ
てラミネートする工程とを有する。
の非接触型ICカードの製造方法は、導電性基板上にア
ンテナコイルパターンを有するレジスト膜を形成する工
程と、前記アンテナコイルパターンを埋め込んで前記導
電性基板上にアンテナコイルを形成する工程と、前記ア
ンテナコイルを非接触型ICカード用ICチップに接着
する工程と、前記ICチップの端子と前記アンテナコイ
ルの端子との接続部を形成して非接触型ICモジュール
を形成する工程と、ICカード用プラスチックカードに
前記非接触型ICモジュール用凹部を形成する工程と、
前記凹部内に接着剤層を形成する工程と、前記接着剤層
の上層に前記非接触型ICモジュールを装填および接着
する工程とを有する。
方法は、まず、導電性基板上にアンテナコイルパターン
を有するレジスト膜を形成し、アンテナコイルパターン
を埋め込んで導電性基板上にアンテナコイルを形成し、
アンテナコイルを非接触型ICカード用ICチップに接
着し、ICチップの端子とアンテナコイルの端子との接
続部を形成して、非接触型ICモジュールを形成する。
次に、ICカード用コアシートに形成された非接触型I
Cモジュール用孔あるいは凹部に非接触型ICモジュー
ルを装填し、ICカード用コアシートの少なくとも片面
に1層以上のICカード用シートを積層させてラミネー
トする。あるいは、非接触型ICモジュールの両面に1
層以上の接着剤付きICカード用シートを積層させてラ
ミネートする。あるいは、ICカード用プラスチックカ
ードに非接触型ICモジュール用凹部を形成し、凹部内
に接着剤層を形成した後、接着剤層の上層に非接触型I
Cモジュールを装填および接着する。
方法によれば、内蔵する非接触型ICモジュールにおい
て、ICチップ上にアンテナコイルが形成されており、
従来の非接触型ICモジュールにおけるモジュール用基
板が不要となり、部品点数を減らすことができ、また、
モジュール用基板上にICチップを固定する工程を削減
でき、例えばICウェハー状態でアンテナコイルとの接
着および接続を行うことにより、大幅に生産能力を向上
させることが可能となるなど、工程を簡略化して製造す
ることができる。これにより、製造コストを削減するこ
とができる非接触型ICモジュールを用いるので、製造
コストを削減して非接触型ICカードを製造することが
できる。
方法は、好適には、前記アンテナコイルを形成する工程
の後、前記アンテナコイルを非接触型ICカード用IC
チップに接着する工程の前に、電着により前記アンテナ
コイルの上層に接着剤層を形成する工程をさらに有し、
前記アンテナコイルを非接触型ICカード用ICチップ
に接着する工程においては、前記接着剤層の上層に前記
ICチップを接着し、前記ICチップの端子と前記アン
テナコイルの端子との接続部を形成して非接触型ICモ
ジュールを形成する工程においては、ワイヤボンディン
グにより前記ICチップの端子と前記アンテナコイルの
端子とを接続する。これにより、ICチップ上へのアン
テナコイルの接着とICチップの端子とアンテナコイル
の端子の接続を行うことができる。
方法は、好適には、前記アンテナコイルを形成する工程
の後、前記アンテナコイルを非接触型ICカード用IC
チップに接着する工程の前に、前記ICチップの端子と
前記アンテナコイルの端子との接続部位に導電性接着剤
層を形成する工程をさらに有し、前記アンテナコイルを
非接触型ICカード用ICチップに接着する工程におい
ては、同時に前記導電性接着剤層により前記ICチップ
の端子と前記アンテナコイルの端子とを接続する。これ
により、ICチップの端子とアンテナコイルの端子を接
続することができ、ICチップ上へのアンテナコイルの
接着と、ICチップの端子とアンテナコイルの端子の接
続を同時に行うことができる。
方法は、好適には、前記アンテナコイルを形成する工程
の後、前記アンテナコイルを非接触型ICカード用IC
チップに接着する工程の前に、前記ICチップの端子に
バンプを形成する工程と、前記ICチップもしくは前記
アンテナコイルの上層に異方性導電接着層を形成する工
程とをさらに有し、前記アンテナコイルを非接触型IC
カード用ICチップに接着する工程においては、前記異
方性導電接着層により前記アンテナコイルと前記ICチ
ップの接着を行い、同時に異方性導電接着層により前記
ICチップの端子と前記アンテナコイルの端子とを接続
する。これにより、ICチップとアンテナコイルとを接
着する工程において同時にICチップの端子とアンテナ
コイルの端子との接続を行うことができる。
方法は、好適には、前記ICチップの端子と前記アンテ
ナコイルの端子との接続部を形成する工程の後、前記I
Cカード用コアシートに形成された前記非接触型ICモ
ジュール用孔あるいは凹部に前記非接触型ICモジュー
ルを装填する工程の前に、前記ICチップ、前記アンテ
ナコイルおよび前記接続部を封止樹脂で封止する工程を
有する。非接触型ICカードに内蔵するICチップなど
の電子部品が樹脂により封止されているので、非接触型
ICモジュールの物理強度および信頼性を高めることが
でき、また、取り扱いが容易になって生産性を上げるこ
とができるので、非接触型ICカードの物理強および信
頼性を高めることができ、また、生産性を向上させるこ
とができる。
いて図面を参照して説明する。
ールの平面図であり、図1(b)は図1(a)のA−
A’における断面図である。ICチップ12上に絶縁性
の接着剤層20によりアンテナコイル11が接着されて
おり、ICチップ12の電極パッド13とアンテナコイ
ル11の端子とがワイヤボンディング14により接続さ
れており、さらに全体がトランスファーモールド法など
によって封止樹脂21により封止、平坦化されている。
ルの製造方法について、図2を参照して説明する。ま
ず、図2(a)に示すように、導電性基板10上にアン
テナコイルパターンを有するレジスト膜R1をフォトリ
ソグラフィー工程により形成する。
メッキによりレジスト膜R1のパターンを埋め込み、銅
のアンテナコイル11を形成する。
着により、アンテナコイル11上にアンテナコイルと同
一パターンを有する絶縁性の接着剤層20を形成する。
20をICチップ12の表面に圧着し、加熱、紫外線照
射、あるいは電子線照射などにより接着する。
板10とレジスト膜R1とを剥離して、ICチップ12
上にアンテナコイル11を転写する。
極パッド13とアンテナコイル11の端子とをワイヤボ
ンディング14により接続し、さらに全体をトランスフ
ァーモールド法などによって熱可塑性樹脂、熱硬化性樹
脂、紫外線硬化樹脂、あるいは電子線硬化樹脂などの封
止樹脂21により封止、平坦化して、図1に示す非接触
型ICモジュールを形成する。
ルは、ICチップ12上にアンテナコイル11が形成さ
れており、従来の非接触型ICモジュールにおいて用い
ていたモジュール用基板が不要となり、部品点数を減ら
すことができる。また、モジュール用基板上にICチッ
プを固定する工程を削減できるので、製造工程を簡略化
することができる。また、好適には、ICウェハー状態
でアンテナコイルとの接着および接続を行うことによ
り、大幅に生産能力を向上させることが可能となる。こ
れにより、非接触型ICモジュールの製造コストを削減
することができる。
モジュール用凹部あるいはモジュール用孔を打ち抜き加
工あるいはNCによるざぐり加工により設けたポリ塩化
ビニル、あるいはPET(ポリエチレンテレフタレー
ト)などのフィルムで挟み込み、熱プレスなどで融着、
あるいは接着剤などにより接着してラミネート加工し、
カードサイズに打ち抜くことによりカード化して、非接
触型ICカードとすることができる。また、ワイヤボン
ディングがアンテナコイルを跨いで形成される部位にお
いては、両者の絶縁を図るために、間に絶縁層を形成す
ることもできる。
ールの平面図であり、図3(b)は図3(a)のA−
A’における断面図である。ICチップ上に絶縁性の接
着剤層20によりアンテナコイル11が接着されてお
り、ICチップ12の電極パッド13とアンテナコイル
11の端子とが導電性接着剤層15により接続されてお
り、さらに全体がトランスファーモールド法などによっ
て封止樹脂21により封止、平坦化されている。
ルの製造方法としては、実質的に第1実施形態と同様で
あるが、絶縁性の接着剤層20を形成する際に、ICチ
ップ12の電極パッド13とアンテナコイル11の端子
との接続部分には、導電性の接着剤層15を形成し、I
Cチップ12の電極パッド13とアンテナコイル11の
端子とが重なり合うようにアンテナコイル11をICチ
ップ12上に転写して形成することができる。
ルは、部品点数を減らすことができ、モジュール用基板
上にICチップを固定する工程を削減できるので、製造
工程を簡略化することができ、非接触型ICモジュール
の製造コストを削減することができ、また、好適には、
ICウェハー状態でアンテナコイルとの接着および接続
を行うことにより、大幅に生産能力を向上させることが
できる。上記の非接触型ICモジュールは、例えばモジ
ュール用凹部などを設けたポリ塩化ビニルなどのフィル
ムで挟み込み、熱プレスなどでラミネート加工し、カー
ドサイズに打ち抜くことによりカード化して、非接触型
ICカードとすることができる。
ールの平面図であり、図4(b)は、図4(a)のA−
A’における断面図である。ICチップ12の電極パッ
ド13にバンプ16が形成されており、ICチップ12
上に異方性導電接着層17によりアンテナコイル11が
接着されており、ICチップ12の電極パッド13上の
バンプ16とアンテナコイル11の端子とが、その間の
部分の異方性導電接着層17を押しつぶすことで異方性
導電接着層17中に含まれている導電性粒子により接続
されている。さらに全体がトランスファーモールド法な
どによって封止樹脂21により封止、平坦化されてい
る。
ルの製造方法としては、実質的に第1実施形態と同様で
あるが、アンテナコイル形成後、ICチップ12もしく
はアンテナコイル11上に異方性導電接着層17を仮圧
着し、次に、ICチップ12の電極パッド13上のバン
プ16とアンテナコイル11の端子とが異方性導電接着
層17を介して重なり合うように、ICチップ12とア
ンテナコイル11とを圧着し、加熱などにより、ICチ
ップ12とアンテナコイル11との接着およびICチッ
プ12上の電極パッド13上のバンプ16とアンテナコ
イル11の端子との接続を行い形成することができる。
ルは、部品点数を減らすことができ、モジュール用基板
上にICチップを固定する工程を削減できるので、製造
工程を簡略化することができ、非接触型ICモジュール
の製造コストを削減することができ、また、好適には、
ICウェハー状態でアンテナコイルとの接着および接続
を行うことにより、大幅に生産能力を向上させることが
できる。上記の非接触型ICモジュールは、例えばモジ
ュール用凹部などを設けたポリ塩化ビニルなどのフィル
ムで挟み込み、熱プレスなどでラミネート加工し、カー
ドサイズに打ち抜くことによりカード化して、非接触型
ICカードとすることができる。
である。例えば、ポリエチレンテレフタレート(PE
T)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリカーボネート
(PC)、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共
重合体(ABS)、ポリプロピレン(PP)などの材料
からなり、膜厚が400μmであるセンターコアシート
22に、打ち抜きにより形成されたICモジュール用孔
に、上記第1実施形態、第2実施形態あるいは第3実施
形態にかかる非接触型ICモジュールMが装填されてい
る。
ート23、24および保護シート25、26が積層され
ている。コアシート23、24および保護シート25、
26は、膜厚をそれぞれ例えば150μm、50μmと
し、材料としてはセンターコアシートと同様に例えばポ
リエチレンテレフタレート(PET)、ポリ塩化ビニル
(PVC)、ポリカーボネート(PC)、アクリロニト
リル−ブタジエン−スチレン共重合体(ABS)、ポリ
プロピレン(PP)などを用いることができる。センタ
ーコアシート22、コアシート23、24および保護シ
ート25、26の積層体は、融着あるいは接着剤による
接着などによりラミネートされ、カードサイズに打ち抜
かれている。
印刷を施すことができる。ICカードとしては、非接触
型のほか、接触型ICモジュールも搭載したハイブリッ
ドタイプとすることもできる。また、磁気ストライプな
どを設けて情報を記録したり、ホログラム、エンボスな
どの各機能を付与してもよい。
よれば、第1実施形態、第2実施形態あるいは第3実施
形態に示すような、ICチップ上にアンテナコイルが形
成されており、従来の非接触型ICモジュールにおける
モジュール用基板が不要となり、部品点数を減らすこと
ができ、また、モジュール用基板上にICチップを固定
する工程を削減できるので、製造工程を簡略化すること
ができ、また、好適には、ICウェハー状態でアンテナ
コイルとの接着および接続を行うことにより大幅に生産
能力を向上させることができ、これにより、製造コスト
を削減することができる非接触型ICモジュールMを用
いるので、非接触型ICカードの製造コストを削減する
ことができる。
例えば、アンテナコイルの巻数は、非接触型ICカード
リーダライタと非接触型ICカードとの通信距離、通信
効率などを考慮して適宜選択することができる。また、
実施形態においては非接触方式のICカードについて説
明しているが、接触方式のICモジュールをさらに有す
るハイブリッド方式のICカードとすることもできる。
カードとして5層構造としているが、3層構造などとし
てもよく、特に限定はない。その他、本発明の要旨を逸
脱しない範囲で種々の変更を行うことができる。
ば、ICチップ上にアンテナコイルが形成されており、
従来の非接触型ICモジュールにおいて用いていたモジ
ュール用基板が不要となり、部品点数を減らすことがで
きる。また、モジュール用基板上にICチップを固定す
る工程を削減できるので、製造工程を簡略化することが
できる。また、ICウェハー状態でアンテナコイルとの
接着および接続を行うことにより、大幅に生産能力を向
上させることができる。これにより、非接触型ICモジ
ュールの製造コストを削減することができる。
ば、ICチップ上にアンテナコイルが形成されており、
従来の非接触型ICモジュールにおけるモジュール用基
板が不要となり、部品点数を減らすことができ、また、
モジュール用基板上にICチップを固定する工程を削減
できるので、製造工程を簡略化することができ、また、
ICウェハー状態でアンテナコイルとの接着および接続
を行うことにより、大幅に生産能力を向上させることが
でき、これにより、製造コストを削減することができる
非接触型ICモジュールを用いるので、非接触型ICカ
ードの製造コストを削減することができる。
製造方法によれば、従来の非接触型ICモジュールにお
けるモジュール用基板が不要となり、部品点数を減らす
ことができ、また、モジュール用基板上にICチップを
固定する工程を削減できるので、製造工程を簡略化する
ことができ、また、ICウェハー状態でアンテナコイル
との接着および接続を行うことにより、大幅に生産能力
を向上させることができ、これにより、製造コストを削
減して非接触型ICモジュールを製造することができ
る。
方法によれば、従来の非接触型ICモジュールにおける
モジュール用基板が不要となり、部品点数を減らすこと
ができ、また、モジュール用基板上にICチップを固定
する工程を削減できるので、製造工程を簡略化すること
ができ、また、ICウェハー状態でアンテナコイルとの
接着および接続を行うことにより、大幅に生産能力を向
上させることができ、これにより、製造コストを削減し
て非接触型ICカードを製造することができる。
接触型ICモジュールの平面図であり、図1(b)は
(a)中のA−A’における断面図である。
示す断面図である。
接触型ICモジュールの平面図であり、図3(b)は
(a)中のA−A’における断面図である。
接触型ICモジュールの平面図であり、図4(b)は
(a)中のA−A’における断面図である。
ICカードの断面図である。
ュールの平面図であり、図6(b)は(a)中のA−
A’における断面図である。
チップ、13…電極パッド、14…ワイヤボンディン
グ、15…導電性接着剤層、16…バンプ、17…異方
性導電接着層、20…絶縁性接着剤層、21…封止樹
脂、22…センターコアシート、23、24…コアシー
ト、25、26…保護シート、27…モジュール用基
板、R1…レジスト膜、M…非接触型ICモジュール。
Claims (33)
- 【請求項1】非接触型ICカード用ICチップと、 前記ICチップ上に形成されたアンテナコイルと、 前記ICチップの端子と前記アンテナコイルの端子を接
続する接続部とを有する非接触型ICモジュール。 - 【請求項2】前記接続部がワイヤボンディングである請
求項1記載の非接触型ICモジュール。 - 【請求項3】前記接続部が、前記ICチップの端子と前
記アンテナコイルの端子の間に形成された導電性接着剤
層である請求項1記載の非接触型ICモジュール。 - 【請求項4】前記ICチップと前記アンテナコイルの間
に絶縁性の接着剤層を有する請求項1〜3のいずれかに
記載の非接触型ICモジュール。 - 【請求項5】前記ICチップと前記アンテナコイルの間
に異方性導電接着層を有する請求項1記載の非接触型I
Cモジュール。 - 【請求項6】前記ICチップ、前記アンテナコイルおよ
び前記接続部を封止する封止樹脂を有する請求項1〜5
のいずれかに記載の非接触型ICモジュール。 - 【請求項7】非接触型ICカード用ICチップと、 前記ICチップに形成されたアンテナコイルと、 前記ICチップの端子と前記アンテナコイルの端子を接
続する接続部とを有する非接触型ICモジュールを内蔵
する非接触型ICカード。 - 【請求項8】前記接続部がワイヤボンディングである請
求項7記載の非接触型ICカード。 - 【請求項9】前記接続部が、前記ICチップの端子と前
記アンテナコイルの端子の間に形成された導電性接着剤
層である請求項7記載の非接触型ICカード。 - 【請求項10】前記ICチップと前記アンテナコイルの
間に絶縁性の接着剤層を有する請求項7〜9のいずれか
に記載の非接触型ICカード。 - 【請求項11】前記ICチップと前記アンテナコイルの
間に異方性導電接着層を有する請求項7記載の非接触型
ICカード。 - 【請求項12】前記ICチップ、前記アンテナコイルお
よび前記接続部を封止する封止樹脂を有する請求項7〜
11のいずれかに記載の非接触型ICカード。 - 【請求項13】導電性基板上にアンテナコイルパターン
を有するレジスト膜を形成する工程と、 前記アンテナコイルパターンを埋め込んで前記導電性基
板上にアンテナコイルを形成する工程と、 前記アンテナコイルを非接触型ICカード用ICチップ
に接着する工程と、 前記ICチップの端子と前記アンテナコイルの端子との
接続部を形成する工程とを有する非接触型ICモジュー
ルの製造方法。 - 【請求項14】前記アンテナコイルを形成する工程の
後、前記アンテナコイルを非接触型ICカード用ICチ
ップに接着する工程の前に、電着により前記アンテナコ
イルの上層に接着剤層を形成する工程をさらに有し、 前記アンテナコイルを非接触型ICカード用ICチップ
に接着する工程においては、前記接着剤層の上層に前記
ICチップを接着し、 前記ICチップの端子と前記アンテナコイルの端子との
接続部を形成する工程においては、ワイヤボンディング
により前記ICチップの端子と前記アンテナコイルの端
子とを接続する請求項13記載の非接触型ICモジュー
ルの製造方法。 - 【請求項15】前記アンテナコイルを形成する工程の
後、前記アンテナコイルを非接触型ICカード用ICチ
ップに接着する工程の前に、前記ICチップの端子と前
記アンテナコイルの端子との接続部位に導電性接着剤層
を形成する工程をさらに有し、 前記アンテナコイルを非接触型ICカード用ICチップ
に接着する工程においては、同時に前記導電性接着剤層
により前記ICチップの端子と前記アンテナコイルの端
子とを接続する請求項13記載の非接触型ICモジュー
ルの製造方法。 - 【請求項16】前記アンテナコイルを形成する工程の
後、前記アンテナコイルを非接触型ICカード用ICチ
ップに接着する工程の前に、前記ICチップの端子にバ
ンプを形成する工程と、前記ICチップもしくは前記ア
ンテナコイルの上層に異方性導電接着層を形成する工程
とをさらに有し、 前記アンテナコイルを非接触型ICカード用ICチップ
に接着する工程においては、前記異方性導電接着層によ
り前記アンテナコイルと前記ICチップの接着を行い、
同時に異方性導電接着層により前記ICチップの端子と
前記アンテナコイルの端子とを接続する請求項13記載
の非接触型ICモジュールの製造方法。 - 【請求項17】前記アンテナコイルを非接触型ICカー
ド用ICチップに接着する工程においては、ICチップ
へのダイシング前のICウェハー上に前記アンテナコイ
ルを接着し、 前記ICチップの端子と前記アンテナコイルの端子とを
接続する工程においては、前記ICウェハー上の各IC
チップの端子と各アンテナコイルの端子とを接続し、 前記ICチップの端子と前記アンテナコイルの端子との
接続部を形成する工程の後に、前記ICウェハーをダイ
シングして前記アンテナコイルが接続された個々のIC
チップに分割する工程をさらに有する請求項13〜16
のいずれかに記載の非接触型ICモジュールの製造方
法。 - 【請求項18】前記ICチップの端子と前記アンテナコ
イルの端子との接続部を形成する工程の後に、前記IC
チップ、前記アンテナコイルおよび前記接続部を封止樹
脂で封止する工程を有する請求項13〜17のいずれか
に記載の非接触型ICモジュールの製造方法。 - 【請求項19】導電性基板上にアンテナコイルパターン
を有するレジスト膜を形成する工程と、 前記アンテナコイルパターンを埋め込んで前記導電性基
板上にアンテナコイルを形成する工程と、 前記アンテナコイルを非接触型ICカード用ICチップ
に接着する工程と、 前記ICチップの端子と前記アンテナコイルの端子との
接続部を形成して非接触型ICモジュールを形成する工
程と、 ICカード用コアシートに形成された前記非接触型IC
モジュール用孔あるいは凹部に前記非接触型ICモジュ
ールを装填する工程と、 前記ICカード用コアシートの少なくとも片面に1層以
上のICカード用シートを積層させてラミネートする工
程とを有する非接触型ICカードの製造方法。 - 【請求項20】前記アンテナコイルを形成する工程の
後、前記アンテナコイルを非接触型ICカード用ICチ
ップに接着する工程の前に、電着により前記アンテナコ
イルの上層に接着剤層を形成する工程をさらに有し、 前記アンテナコイルを非接触型ICカード用ICチップ
に接着する工程においては、前記接着剤層の上層に前記
ICチップを接着し、 前記ICチップの端子と前記アンテナコイルの端子との
接続部を形成して非接触型ICモジュールを形成する工
程においては、ワイヤボンディングにより前記ICチッ
プの端子と前記アンテナコイルの端子とを接続する請求
項19記載の非接触型ICカードの製造方法。 - 【請求項21】前記アンテナコイルを形成する工程の
後、前記アンテナコイルを非接触型ICカード用ICチ
ップに接着する工程の前に、前記ICチップの端子と前
記アンテナコイルの端子との接続部位に導電性接着剤層
を形成する工程をさらに有し、 前記アンテナコイルを非接触型ICカード用ICチップ
に接着する工程においては、同時に前記導電性接着剤層
により前記ICチップの端子と前記アンテナコイルの端
子とを接続する請求項19記載の非接触型ICカードの
製造方法。 - 【請求項22】前記アンテナコイルを形成する工程の
後、前記アンテナコイルを非接触型ICカード用ICチ
ップに接着する工程の前に、前記ICチップの端子にバ
ンプを形成する工程と、前記ICチップもしくは前記ア
ンテナコイルの上層に異方性導電接着層を形成する工程
とをさらに有し、 前記アンテナコイルを非接触型ICカード用ICチップ
に接着する工程においては、前記異方性導電接着層によ
り前記アンテナコイルと前記ICチップの接着を行い、
同時に異方性導電接着層により前記ICチップの端子と
前記アンテナコイルの端子とを接続する請求項19記載
の非接触型ICカードの製造方法。 - 【請求項23】前記ICチップの端子と前記アンテナコ
イルの端子との接続部を形成する工程の後、前記ICカ
ード用コアシートに形成された前記非接触型ICモジュ
ール用孔あるいは凹部に前記非接触型ICモジュールを
装填する工程の前に、前記ICチップ、前記アンテナコ
イルおよび前記接続部を封止樹脂で封止する工程を有す
る請求項19〜22のいずれかに記載の非接触型ICカ
ードの製造方法。 - 【請求項24】導電性基板上にアンテナコイルパターン
を有するレジスト膜を形成する工程と、 前記アンテナコイルパターンを埋め込んで前記導電性基
板上にアンテナコイルを形成する工程と、 前記アンテナコイルを非接触型ICカード用ICチップ
に接着する工程と、 前記ICチップの端子と前記アンテナコイルの端子との
接続部を形成して非接触型ICモジュールを形成する工
程と、 前記非接触型ICモジュールの両面に1層以上の接着剤
付きICカード用シートを積層させてラミネートする工
程とを有する非接触型ICカードの製造方法。 - 【請求項25】前記アンテナコイルを形成する工程の
後、前記アンテナコイルを非接触型ICカード用ICチ
ップに接着する工程の前に、電着により前記アンテナコ
イルの上層に接着剤層を形成する工程をさらに有し、 前記アンテナコイルを非接触型ICカード用ICチップ
に接着する工程においては、前記接着剤層の上層に前記
ICチップを接着し、 前記ICチップの端子と前記アンテナコイルの端子との
接続部を形成して非接触型ICモジュールを形成する工
程においては、ワイヤボンディングにより前記ICチッ
プの端子と前記アンテナコイルの端子とを接続する請求
項24記載の非接触型ICカードの製造方法。 - 【請求項26】前記アンテナコイルを形成する工程の
後、前記アンテナコイルを非接触型ICカード用ICチ
ップに接着する工程の前に、前記ICチップの端子と前
記アンテナコイルの端子との接続部位に導電性接着剤層
を形成する工程をさらに有し、 前記アンテナコイルを非接触型ICカード用ICチップ
に接着する工程においては、同時に前記導電性接着剤層
により前記ICチップの端子と前記アンテナコイルの端
子とを接続する請求項24記載の非接触型ICカードの
製造方法。 - 【請求項27】前記アンテナコイルを形成する工程の
後、前記アンテナコイルを非接触型ICカード用ICチ
ップに接着する工程の前に、前記ICチップの端子にバ
ンプを形成する工程と、前記ICチップもしくは前記ア
ンテナコイルの上層に異方性導電接着層を形成する工程
とをさらに有し、 前記アンテナコイルを非接触型ICカード用ICチップ
に接着する工程においては、前記異方性導電接着層によ
り前記アンテナコイルと前記ICチップの接着を行い、
同時に異方性導電接着層により前記ICチップの端子と
前記アンテナコイルの端子とを接続する請求項24記載
の非接触型ICカードの製造方法。 - 【請求項28】前記ICチップの端子と前記アンテナコ
イルの端子との接続部を形成する工程の後、前記非接触
型ICモジュールの両面に1層以上の接着剤付きICカ
ード用シートを積層させてラミネートする工程の前に、
前記ICチップ、前記アンテナコイルおよび前記接続部
を封止樹脂で封止する工程を有する請求項24〜27の
いずれかに記載の非接触型ICカードの製造方法。 - 【請求項29】導電性基板上にアンテナコイルパターン
を有するレジスト膜を形成する工程と、 前記アンテナコイルパターンを埋め込んで前記導電性基
板上にアンテナコイルを形成する工程と、 前記アンテナコイルを非接触型ICカード用ICチップ
に接着する工程と、 前記ICチップの端子と前記アンテナコイルの端子との
接続部を形成して非接触型ICモジュールを形成する工
程と、 ICカード用プラスチックカードに前記非接触型ICモ
ジュール用凹部を形成する工程と、 前記凹部内に接着剤層を形成する工程と、 前記接着剤層の上層に前記非接触型ICモジュールを装
填および接着する工程とを有する非接触型ICカードの
製造方法。 - 【請求項30】前記アンテナコイルを形成する工程の
後、前記アンテナコイルを非接触型ICカード用ICチ
ップに接着する工程の前に、電着により前記アンテナコ
イルの上層に接着剤層を形成する工程をさらに有し、 前記アンテナコイルを非接触型ICカード用ICチップ
に接着する工程においては、前記接着剤層の上層に前記
ICチップを接着し、 前記ICチップの端子と前記アンテナコイルの端子との
接続部を形成して非接触型ICモジュールを形成する工
程においては、ワイヤボンディングにより前記ICチッ
プの端子と前記アンテナコイルの端子とを接続する請求
項29記載の非接触型ICカードの製造方法。 - 【請求項31】前記アンテナコイルを形成する工程の
後、前記アンテナコイルを非接触型ICカード用ICチ
ップに接着する工程の前に、前記ICチップの端子と前
記アンテナコイルの端子との接続部位に導電性接着剤層
を形成する工程をさらに有し、 前記アンテナコイルを非接触型ICカード用ICチップ
に接着する工程においては、同時に前記導電性接着剤層
により前記ICチップの端子と前記アンテナコイルの端
子とを接続する請求項29記載の非接触型ICカードの
製造方法。 - 【請求項32】前記アンテナコイルを形成する工程の
後、前記アンテナコイルを非接触型ICカード用ICチ
ップに接着する工程の前に、前記ICチップの端子にバ
ンプを形成する工程と、前記ICチップもしくは前記ア
ンテナコイルの上層に異方性導電接着層を形成する工程
とをさらに有し、 前記アンテナコイルを非接触型ICカード用ICチップ
に接着する工程においては、前記異方性導電接着層によ
り前記アンテナコイルと前記ICチップの接着を行い、
同時に異方性導電接着層により前記ICチップの端子と
前記アンテナコイルの端子とを接続する請求項29記載
の非接触型ICカードの製造方法。 - 【請求項33】前記ICチップの端子と前記アンテナコ
イルの端子との接続部を形成する工程の後、前記非接触
型ICモジュールの両面に1層以上の接着剤付きICカ
ード用シートを積層させてラミネートする工程の前に、
前記ICチップ、前記アンテナコイルおよび前記接続部
を封止樹脂で封止する工程を有する請求項29〜32の
いずれかに記載の非接触型ICカードの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35578497A JP3986641B2 (ja) | 1997-12-24 | 1997-12-24 | 非接触型icモジュールの製造方法および非接触型icカードの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35578497A JP3986641B2 (ja) | 1997-12-24 | 1997-12-24 | 非接触型icモジュールの製造方法および非接触型icカードの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11184997A true JPH11184997A (ja) | 1999-07-09 |
JP3986641B2 JP3986641B2 (ja) | 2007-10-03 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35578497A Expired - Fee Related JP3986641B2 (ja) | 1997-12-24 | 1997-12-24 | 非接触型icモジュールの製造方法および非接触型icカードの製造方法 |
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JP (1) | JP3986641B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001351082A (ja) * | 2000-06-08 | 2001-12-21 | Dainippon Printing Co Ltd | 非接触icチップ、非接触icモジュール及び非接触ic情報処理媒体 |
-
1997
- 1997-12-24 JP JP35578497A patent/JP3986641B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2001351082A (ja) * | 2000-06-08 | 2001-12-21 | Dainippon Printing Co Ltd | 非接触icチップ、非接触icモジュール及び非接触ic情報処理媒体 |
JP4620836B2 (ja) * | 2000-06-08 | 2011-01-26 | 大日本印刷株式会社 | ウエハーの製造方法 |
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