JPH11184808A - シリアル通信方法 - Google Patents

シリアル通信方法

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JPH11184808A
JPH11184808A JP9356984A JP35698497A JPH11184808A JP H11184808 A JPH11184808 A JP H11184808A JP 9356984 A JP9356984 A JP 9356984A JP 35698497 A JP35698497 A JP 35698497A JP H11184808 A JPH11184808 A JP H11184808A
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JP
Japan
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data
state
clock
counter
channel
Prior art date
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JP9356984A
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English (en)
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Koji Goto
藤 浩 次 後
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Aisin Corp
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Aisin Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子素子間において多くの通信線を必要とす
ることなく、データ送信までの時間を短くする。 【解決手段】 データ送信側または受信側にチャンネル
状態が切り換わりリングバッファとして機能する状態カ
ウンタSCHと、送信データのチャンネル数に対応しク
ロックCLKに同期したクロックカウンタSCLKをも
ち、送信側の電子素子2は外部からチップセレクトCS
とデータセレクトCHSの信号を受けた場合、クロック
カウンタSCLKの状態により状態カウンタSCHの値
に対応するチャンネルのデータD0,D1,D2・・を
送信し、クロックカウンタSCLKの状態に基づきクロ
ックカウンタSCLKはデクリメントされ、所定値0に
なった場合にチャンネル状態を変え、異なったチャンネ
ルのデータをクロックカウンタSCLKの状態に基づき
送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はマイコン,ICとい
った電子素子間でシリアル通信によりデータ送信を行う
場合に用いられるシリアル通信方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、マイクロコンピュータ(以下、マ
イコンと称す)を用いたシステムの場合、マイコンには
通常、周辺IC等が接続され、マイコンと周辺ICとの
情報交換の手段としてパラレル通信またはシリアル通信
が用いられてきている。パラレル通信はバスの数に対応
した通信線により、一度に多量のデータを送ることが可
能であるが、通信線の数が増加する。通信線の数を少な
くするために、通常ではシリアル通信が使用される。
【0003】このように、データ通信線の数の制約およ
び近年のマイコンの高速化によって、通信線を少なくで
きるシリアル通信が多く用いられているが、通信を行う
情報量が増加するに伴い、通信線の増加によるマイコン
の通信に使用するポートの増加が問題になっている。
【0004】例えば、シリアル通信の場合、図6に示さ
れるようにデータの送信要求を出し、通信の同期をとる
クロックを出力するマイコンとマイコンからのデータ送
信要求を受けてデータをクロックに同期させて送信する
ICが接続されているものとする。この構成において
は、IC2を動作させるチップセレクトCSと、16チ
ャンネルの状態切り換えが可能な4本のデータセレクト
CHS1〜CHS4と、データ通信用のクロックCLK
と、データ出力SOUTにつながる7本の信号線(3,
4a〜4d,5,6)が必要になってくる。
【0005】データ通信を行う場合には、マイコン1か
らIC2に対してチップセレクトCSを高電位(H)か
ら低電位(L)にして、IC2を動作させる状態にし
て、データセレクトCHS*(*:1〜4)の状態を切
換えて選択したいチャンネルを選択する。その後、デー
タ通信用のクロックCLKを与えてやると、IC2はチ
ップセレクトCSの信号状態(CS=L)により動作可
能な状態となっているため、IC2からそのデータセレ
クトCHSにより選択されたチャンネル(チャンネル数
を0〜15チャンネルとすると、E(=14)が選択さ
れる)のデータ(D0,D1,・・・)が、マイコン1
に対してデータ出力SOUTにより出力される。
【0006】
【本発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記
の如く複数のデータセレクトにより必要チャンネルを選
択してシリアル通信を行う方法では、データセレクトの
端子やその端子につながる信号線が複数必要となり、結
果的に、通信に寄与する信号線および通信用のポートが
増加してしまう。この通信線等の増加によって、目的の
データを得るための処理も煩雑になる。具体的には図7
に示されるように、データセレクトの信号線は複数本あ
るために単線の場合よりもノイズ等が載り易く、データ
セレクトの信号が安定していないときに通信を開始して
しまうと、通信時にエラーが発生し易くなる。このた
め、データセレクトの信号が安定した状態となってから
通信用のクロックを起動させて通信を行う必要がある。
【0007】以上のことから、ICを選択するチップセ
レクトCSがLになってからデータセレクトCHS*の
信号が安定するまでの時間T1が必要になると共に、デ
ータセレクトの信号によりチャンネルが選択されてから
データ通信用のクロックCLKが安定するまでの時間T
2を必要とするために、チップセレクトがLになってか
ら、データが送信されるまでの時間(T1+T2)も増
加してしまい、その結果、通信のデータ送信までの時間
が長くなってしまう。
【0008】よって、本発明は上記の問題点に鑑みてな
されたものであり、電子素子間において多くの通信線を
必要とすることなく、しかも、データ送信までの時間を
短くすることを技術的課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに講じた第1の技術的手段は、データ送信側または受
信側にリングバッファを用いてシリアル通信を行うよう
にした。
【0010】上記の構成により、データ送信側または受
信側にリングバッファを用いることで、電子素子間はリ
ングバッファの状態によりチャンネル選択が可能とな
り、電子素子間でチャンネルを選択する線は単線でもチ
ャンネルの切り換えが行えるようになるため、複数チャ
ンネル選択線は必要なくなる。
【0011】また、上記の課題を解決するために講じた
第2の技術的手段は、データ送信側または受信側にチャ
ンネル状態が切り換わるリング状の状態カウンタと、チ
ャンネル数に対応しクロックに同期したクロックカウン
タをもち、送信側の電子素子は外部からチップ選択信号
とデータ選択信号を受けた場合、クロックカウンタの状
態により状態カウンタの値に対応するチャンネルのデー
タを送信し、クロックカウンタの状態に基づきクロック
カウンタはインクリメントまたはデクリメントされ、ク
ロックカウンタの値が所定値になった場合にチャンネル
状態を変え、異なったチャンネルのデータをクロックカ
ウンタの状態に基づき送信するようにした。
【0012】上記の構成により、状態カウンタでチャン
ネル状態を変え、クロックカウンタに基づてデータの出
力が可能となるので、状態カウンタによりチャンネルの
状態を切り換えることができるため、電子素子間でチャ
ンネルを切り換える線は状態カウンタを用いれば単線で
もよくなり、クロックカウンタの状態に基づきデータを
出力できるものとなる。この場合、状態カウンタはチャ
ンネル状態を保持するので、チップ選択信号を受けた場
合でも信号は安定なものとなり、チップ選択信号を受け
てから通信用のクロックの起動タイミングまでの時間で
データ送信時間が決定されるために、データ送信までの
時間は従来よりも短くなる。
【0013】また、チャンネル状態が切り換わったと
き、クロックカウンタには初期値が入り、クロックに同
期してインクリメントまたはデクリメントされ、通信線
よりデータを送信するようにすれば、クロックに同期す
るクロックカウンタの状態に基づき、1ビットづつの送
信が可能となる。
【0014】更に、データ送信側の電子素子はチップ選
択信号を受けた場合、データ選択信号に基づきチャンネ
ル状態を遷移させ、選択されたチャンネルのデータをク
ロックに同期して送信するようにすれば、データ選択信
号の切り換わるエッジでチャンネル状態を切り換えるこ
とが可能になるので、任意のチャンネルのデータを送信
することが可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。
【0016】図1は電子素子1,2間でのシリアル通信
における信号線3,4,5,6の接続状態を示したもの
である。ここでは、電子素子の中で良く用いられている
マイクロコンピュータ(以下、マイコンと称す)1とマ
イコン1の周辺IC2を示すが、本発明は2つの電子素
子間でシリアル通信が行えるものであれば適用が可能で
あり、電子素子1,2はこれに限定されないものとす
る。
【0017】ここではIC2をデータ送信側とし、マイ
コン1をデータ受信側として説明する。マイコン1には
IC2を動作可能とさせるチップセレクトCS、送信を
行うデータのチャンネルを選択するデータセレクトCH
S、シリアル通信用のクロックCLK、シリアルデータ
を出力するデータ出力SOUTがデータ通信用として設
けられ、マイコン1のCS,CHS,CVK,SOUT
のそれぞれの端子にはIC2に対応する端子に信号線
3,4,5,6を介して接続されている。この場合、チ
ップセレクトCS、データセレクトCHS、クロックC
LKはマイコン側から出力され、データ出力SOUTは
IC側から出力されるものとする。
【0018】そこで、図2を参照して本発明のシリアル
通信方法について説明する。ここでは、4つの状態(4
つのチャンネル)を表わす2ビットのリング状の状態カ
ウンタSCH、および通信用のクロックCLKに同期す
るクロックカウンタSCLKを用いて、クロックカウン
タSCLKの値により、チャンネルの状態が4段階(S
CH0→SCH1→SCH2→SCH3→SCH0)リ
ング状に遷移する場合のデータ通信について述べる。
【0019】最初、IC2が動作可能な状態となる前の
チップセレクトCSがHの状態から説明を行う。ここで
は、チップセレクトCSがHの状態を保持した状態(
状態)、これをスタートの状態とする。その後、マイコ
ン1がIC2を動作可能とさせチャンネル0のデータを
IC2から要求する場合には、マイコン1からIC2に
対してチップセレクトCSをL、且つデータセレクトC
HSをLとする(状態)。そこで、チップセレクトC
S=LかつデータセレクトCHS=L(状態)になる
と、スタート状態から状態カウンタSCH=0の状態0
(SCH0)に遷移する。
【0020】状態0(SCH0)になると、クロックカ
ウンタSCLKには8ビット送信するため最初に8が代
入される。SCLK=8から通信用のクロックCLKが
入力される毎にカウンタSCLKの値が1づつデクリメ
ントされていく段階で、クロックCLKに同期してIC
2から送信データがチャンネル0の最下位ビットD0か
ら順番に最上位ビットD7までデータ出力SOUTから
信号線6を介してマイコン1に対して送信される。デー
タ送信後、クロックカウンタSCLKが0になると、状
態カウンタSCHはインクリメント(+1)されSCH
=1となり、状態0(SCH0)から、SCH=1の状
態1(SCH1)へと遷移する(状態)。
【0021】SCH1の状態1になると同じように、ク
ロックカウンタSCLKに同じように8が代入される。
その後、SCLK=8から通信用のクロックに同期して
1づつデクリメントされる段階で、クロックに同期した
チャンネル1のデータが最下位ビットD0から順番に最
上位ビットD7まで、データ出力SOUTからマイコン
1に対して送信される。クロックカウンタSCLKが0
になると状態カウンタSCH1=1の状態からインクリ
メントされてSCH=2となり、SCH=2となる状態
2(SCH2)へと遷移する。
【0022】SCH2の状態になると、クロックカウン
タSCLKには8が代入され、SCLK=8から通信用
のクロックに同期して1づつデクリメントされる段階
で、クロックに同期したチャンネル2のデータが最下位
ビットD0から順番に最上位ビットD7まで、データ出
力SOUTからIC2に対して送信される。その後、ク
ロックカウンタSCLKが0になると、状態カウンタは
SCH=2の状態2からインクリメントされSCH=3
となり、SCH=3となる状態3(SCH3)へと遷移
する。
【0023】SCH3の状態になると、クロックカウン
タSCLKには8が代入される。その後、SCLK=8
から通信用のクロックに同期して1づつデクリメントさ
れる段階で、クロックに同期したチャンネル3のデータ
が最下位ビットD0から順番に最上位ビットD7まで、
データ出力SOUTからマイコン1に対して送信され
る。その後、クロックカウンタSCLKが0になると状
態カウンタはインクリメントされるが、ここで状態カウ
ンタSCHは2ビットカウンタとしているので、SCH
=0となり、SCH3=3の状態3からSCH=0とな
る状態0へと遷移し、状態0から状態3を繰り返すもの
となる。しかし、いずれの状態においてもチップセレク
トCSがHの動作しない状態になれば(状態)、IC
2は直ぐに動作を止めて、CS=Hのスタート状態に戻
る。
【0024】このように、状態カウンタSCHの値でデ
ータを送信するチャンネルの状態を変えることができ
る。ここでは2ビットの状態カウンタSCHについて説
明してきたが、状態カウンタSCHの使用ビット数を3
ビットに増やせば8チャンネルの設定、また、状態カウ
ンタSCHのビット数を4ビットに増やせば16チャン
ネルの設定が可能になることから、状態カウンタSCH
のビット数を変えるだけで多数のチャンネルを選択する
ことが可能になり、これに伴い選択されたチャンネルの
データを通信することが可能となる。従って、データセ
レクトCHSの信号線4の1本だけで状態カウンタSC
Hを用いれば複数のチャンネル選択ができ、複数のチャ
ンネルのシリアル通信が可能となる。
【0025】つまり、この場合には状態カウンタSCH
は最下位−最上位間で周回して状態を遷移するリングバ
ッファとして機能し、最下位の状態0(SCH0)のチ
ャンネルから順番にデータが出力されるものとなる(図
3参照)。また、チップセレクトCS=Lとなってから
クロックCLSに同期したクロックカウンタSCLKの
タイミングにより、データD0,D1,D2・・・が出
力されるので、IC2が動作可能な状態となってからデ
ータが出力されるまでの時間がT1となり、従来のデー
タ送信時間よりも短縮でき、通信時間を速めることがで
きる。
【0026】尚、このリングバッファの機能は図2の状
態遷移図を基に、ハードウェアまたはソフトウェアで作
ることができる。
【0027】(第2実施例)一方、最上位の状態3(S
CH3)から順番にデータが出力されるようにするに
は、図2に示すスタートの状態からIC2を動作させる
チップセレクトCSをLにすると共に今度はデータセレ
クトCHSをHにすると、スタート状態から状態3(S
CH3)となる。つまり、状態カウンタSCHには初期
値3が代入され、この例においては状態カウンタSCH
は−1づつデクリメントされ、状態を遷移(SCH3→
SCH2→SCH1→SCH0)するものとする。
【0028】状態3に移るとクロックカウンタSCLK
に第1実施例と同じように8ビットの送信を可能とする
初期値8が代入される。その後、SCLK=8から通信
用のクロックに同期して1づつデクリメントされ、この
時クロックに同期したチャンネル3のデータが最下位ビ
ットD0から順番に最上位ビットD7まで、データ出力
SOUTからマイコン1に対して送信される。その後、
クロックカウンタSCLKが零になると、状態カウンタ
はSCH=3の状態3からデクリメント(−1)され、
状態2(SCH2)に遷移する。
【0029】SCH2の状態になると同じように、クロ
ックカウンタSCLKには8が代入され、SCLK=8
から通信用のクロックに同期して1づつデクリメントさ
れ、クロックに同期したチャンネル2のデータが最下位
ビットD0から順番に最上位ビットD7まで、データ出
力SOUTからIC2に対して送信される。その後、ク
ロックカウンタSCLKが0になると、状態カウンタは
SCH=2の状態からデクリメントされ、SCH=1と
なる状態1(SCH1)へと遷移する。
【0030】SCH1の状態になると同じように、クロ
ックカウンタSCLKには8が代入され、SCLK=8
から通信用のクロックに同期して1づつデクリメントさ
れ、クロックに同期したチャンネル1のデータが最下位
ビットD0から順番に最上位ビットD7まで、データ出
力SOUTからIC2に対して送信される。その後、ク
ロックカウンタSCLKが0になると、状態カウンタは
SCH=1の状態からデクリメントされ、SCH=0と
なる状態0(SCH1)へと遷移する。
【0031】SCH0の状態になると同じように、クロ
ックカウンタSCLKには8が代入され、SCLK=8
から通信用のクロックに同期して1づつデクリメントさ
れ、クロックに同期したチャンネル1のデータが最下位
ビットD0から順番に最上位ビットD7まで、データ出
力SOUTからIC2に対して送信される。その後、ク
ロックカウンタSCLKが0になると、状態カウンタは
SCH=0の状態からデクリメントされるが、状態カウ
ンタSCHは2ビットであるために、SCH=1となる
状態3(SCH3)へと遷移し、同じような処理を繰り
返す。しかし、いずれの状態0〜状態3においてチップ
セレクトCSがHの状態になれば、IC2は直ぐに動作
を止めてCS=Hのスタート状態に戻る。このように、
第2実施例では、チャンネルの最上位の状態3(SCH
3)から順番にデータD0,D1,D2・・・が出力さ
れるものとなり(図4参照)、この場合でも、チップセ
レクトCS=Lとなり、IC2が動作可能な状態となっ
てからデータが送信されるまでの時間はT1となる。
【0032】(第3実施例)次に、任意のチャンネルの
データを送信する場合について説明する。データ送信側
のIC2にはデータ選択信号が入力されている状態でI
C2はマイコン1からチップセレクトCS=Lの信号を
受けた場合に、IC2は動作可能な状態となる。ここ
で、データセレクトCHSの立ち下がりエッジも状態カ
ウンタSCHのインクリメントまたはデクリメントの条
件に論理和の形で加えることで、例えばSCH=2のチ
ャンネル2よりデータを送信したい場合には、データセ
レクトCHSの信号状態を2回変化させてやる。尚、こ
こではデータセレクトCHSの立ち下がりエッジを、状
態カウンタSCHのインクリメントの条件に論理和して
いる。このように変化させてやると、状態0から状態
1、状態2へとデータセレクトCHSの立ち下がりエッ
ジで遷移(図2の状態)し、データセレクトCHSの
状態に基づきチャンネル状態を遷移させることができ
る。こうして、チャンネル2となったところで、クロッ
クに同期するクロックカウンタSCLKに8を代入し、
SCLK=8から通信用のクロックに同期して1づつデ
クリメントして、チャンネル2のデータを最下位ビット
D0から順番に最上位ビットD7まで、データ出力SO
UTからIC2に対して送信する。
【0033】また、図5に示されるようにチャンネル3
よりデータを送信したい場合には上記と同様にデータセ
レクトCHSの信号状態を3回変化させてやると、その
立ち下がりエッジにより状態0から状態1、状態2、状
態3へと遷移(図2の状態)し、データセレクトCH
Sの状態に基づきチャンネル状態を遷移させることがで
きる。こうして、チャンネル3となったところで、クロ
ックに同期するクロックカウンタSCLKに8を代入
し、SCLK=8から通信用のクロックに同期して1づ
つデクリメントして、チャンネル3のデータを最下位ビ
ットD0から順番に最上位ビットD7まで、データ出力
SOUTからIC2に対して送信することもできる。
【0034】尚、上記において通信時にクロックカウン
タSCLKをデクリメントしてデータを最下位ビットか
ら出力する場合を示したが、クロックカウンタSCLK
をインクリメントしてデータを送信したり、データを最
上位ビットから送信することも可能である。また、第3
実施例においてデータセレクトCHSの立ち上がりエッ
ジによりチャンネル状態を切り換えることも可能であ
る。更には、リングバッファとして機能する状態カウン
タSCHは、データ通信を行う受信側にも用いることが
可能である。
【0035】
【効果】第1の発明によれば、データ送信側または受信
側にリングバッファを用いてシリアル通信を行うように
したことにより、データ送信側または受信側にリングバ
ッファを用いることで、電子素子間はリングバッファの
状態によりチャンネル選択が可能となり、電子素子間で
チャンネルを選択する線は単線でもチャンネルの切り換
えが行えるようになるため、複数チャンネル選択線は必
要ない。
【0036】第2の発明によれば、データ送信側または
受信側にチャンネル状態が切り換わるリング状の状態カ
ウンタと、チャンネル数に対応しクロックに同期したク
ロックカウンタをもち、送信側の電子素子は外部からチ
ップ選択信号とデータ選択信号を受けた場合、クロック
カウンタの状態により状態カウンタの値に対応するチャ
ンネルのデータを送信し、クロックカウンタの状態に基
づきクロックカウンタはインクリメントまたはデクリメ
ントされ、クロックカウンタの値が所定値になった場合
にチャンネル状態を変え、異なったチャンネルのデータ
をクロックカウンタの状態に基づき送信するようにした
ことにより、状態カウンタでチャンネル状態を変え、ク
ロックカウンタに基づてデータの出力が可能となるの
で、状態カウンタによりチャンネルの状態を切り換える
ことができるため、電子素子間でチャンネルを切り換え
る線は状態カウンタを用いれば単線でもよくなり、クロ
ックカウンタの状態に基づきデータを出力できるものと
なる。この場合、状態カウンタはチャンネル状態を保持
するので、チップ選択信号を受けた場合でも信号は安定
なものとなり、チップ選択信号を受けてから通信用のク
ロックの起動タイミングまでの時間でデータ送信時間が
決定されるために、データ送信までの時間は従来よりも
短くできる。
【0037】また、チャンネル状態が切り換わったと
き、クロックカウンタには初期値が入り、クロックに同
期してインクリメントまたはデクリメントされ、通信線
よりデータを送信するようにすれば、クロックに同期す
るクロックカウンタの状態に基づき、1ビットづつの送
信ができる。
【0038】更に、データ送信側の電子素子はチップ選
択信号を受けた場合、データ選択信号に基づきチャンネ
ル状態を遷移させ、選択されたチャンネルのデータをク
ロックに同期して送信するようにすれば、データ選択信
号の切り換わるエッジでチャンネル状態を切り換えるこ
とが可能になるので、任意のチャンネルのデータを送信
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態におけるマイコンと周辺I
Cとの接続を示す図である。
【図2】 本発明の実施形態におけるシリアル通信方法
を示す状態遷移図である。
【図3】 本発明の実施形態における最下位のチャンネ
ルからデータが出力されるシリアル通信のタイミングチ
ャートである。
【図4】 本発明の実施形態における最上位のチャンネ
ルからデータが出力されるシリアル通信のタイミングチ
ャートである。
【図5】 本発明の実施形態における任意のチャンネル
からデータが出力されるシリアル通信のタイミングチャ
ートである。
【図6】 従来例におけるマイコンと周辺ICとの接続
を示す図である。
【図7】 従来例におけるシリアル通信時のタイミング
チャートである。
【符号の説明】
1 マイコン(電子素子) 2 IC(電子素子) 3,4,5,6 信号線 CS チップセレクト(チップ選択信号) CHS データセレクト(データ選択信号) CLK 通信用のクロック SOUT データ出力 SCLK クロックカウンタ SCH 状態カウンタ(リングバッファ)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子素子間でシリアル通信を行うもので
    あって、データ送信側の電子素子に通信用のクロックが
    入力され、データ送信側の電子素子は外部からのチップ
    選択信号を受けた場合、クロックに同期してデータを出
    力するシリアル通信方法において、 データ送信側または受信側にリングバッファを用いて、
    シリアル通信を行うシリアル通信方法。
  2. 【請求項2】 電子素子間でシリアル通信を行うもので
    あって、データ送信側の電子素子に通信用のクロック
    と、送信されるデータのチャンネルを選択するデータ選
    択信号が入力され、データ送信側の電子素子は外部から
    のチップ選択信号を受けた場合、クロックに同期してデ
    ータを出力するシリアル通信方法において、 データ送信側または受信側にチャンネル状態が切り換わ
    るリング状の状態カウンタと、チャンネル数に対応しク
    ロックに同期したクロックカウンタをもち、送信側の電
    子素子は外部からチップ選択信号とデータ選択信号を受
    けた場合、クロックカウンタの状態により状態カウンタ
    の値に対応するチャンネルのデータを送信し、クロック
    の状態に基づきクロックカウンタはインクリメントまた
    はデクリメントされ、クロックカウンタの値が所定値に
    なった場合にチャンネル状態を変え、異なったチャンネ
    ルのデータをクロックカウンタの状態に基づき送信する
    ことを特徴とするシリアル通信方法。
  3. 【請求項3】 チャンネル状態が切り換わったとき、ク
    ロックカウンタには初期値が入り、クロックに同期して
    インクリメントまたはデクリメントされ、通信線よりデ
    ータを送信する請求項2に記載のシリアル通信方法。
  4. 【請求項4】 データ送信側の電子素子はチップ選択信
    号を受けた場合、データ選択信号に基づきチャンネル状
    態を遷移させ、選択されたチャンネルのデータをクロッ
    クに同期して送信する請求項2に記載のシリアル通信方
    法。
JP9356984A 1997-12-25 1997-12-25 シリアル通信方法 Withdrawn JPH11184808A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5458364B1 (ja) * 2013-03-22 2014-04-02 株式会社アクセル モータ制御装置、モータ制御方法、及び遊技機

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5458364B1 (ja) * 2013-03-22 2014-04-02 株式会社アクセル モータ制御装置、モータ制御方法、及び遊技機

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