JPH111847A - 織機の経糸切れ位置検出装置 - Google Patents
織機の経糸切れ位置検出装置Info
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- JPH111847A JPH111847A JP15109997A JP15109997A JPH111847A JP H111847 A JPH111847 A JP H111847A JP 15109997 A JP15109997 A JP 15109997A JP 15109997 A JP15109997 A JP 15109997A JP H111847 A JPH111847 A JP H111847A
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Abstract
り、その経糸切れをした位置に簡単に到達し、必要な修
復作業を行えるようにした織機の経糸切れ位置検出装置
を提供する 【解決手段】 各列のドロッパバー4が長手方向に電気
的に複数群A、B、C…に分割されて経糸切れ発生時に
ドロッパ1の落ちた群に対応して信号を発信するように
なっており、織機の織前側に位置し織幅方向に延在する
筬6、フロントカバー、第1綜絖枠、トップレール等の
長手方向部材に織幅方向に複数群に対応して複数群に分
けて各群に該群を区分する色、模様、パターン等の記号
を付し、織前位置から見える位置にディスプレイ5を設
置して経糸切れ発生時にドロッパにより発生される信号
によって経糸切れ発生位置を長手方向部材の区分された
群A、B、C…と対応して表示する。
Description
置検出装置に関する。より詳しくは、本発明は織機の経
糸が切れた場合に、その経糸切れを生じた場所を検出し
て、作業者がその切れた場所を容易に知ることができる
ように表示するようにした織機の経糸切れ位置検出装置
に関する。
経糸を掛けており、その多数の経糸のうち1本でも切れ
れば、経糸を繋ぐために織機を停止して、切断した経糸
を、その多数の経糸の中から探し出し、その糸を繋ぐ必
要がある。
に、経糸にそれぞれドロッパを係止させ、経糸が切れた
ときにドロッパが落下して織機を自動的に停止させるこ
とが行われている。
の切断を検出することができるが、この装置では多数の
経糸の中から切断した経糸を探し出すには作業者が多大
な労力および注意力を必要とし長時間を要する。従来、
このような切断した経糸を探すに当たり、落下したドロ
ッパと対応関係にある織機の背後の右端または左端に配
設したレバーを作業者が動かして、落下したドロッパを
数千本の中から探し出していた。
ドロッパによってドロッパバーが通電し、経糸切れを生
じた位置はレバーを動かすことによって作業者はその感
触で知るが、慣れないとなかなか分かりづらく、特に織
幅が長い場合や経糸本数が多い場合には極めて困難な作
業である。
れ位置を探す作業は極めて面倒で困難な作業である。ド
ロッパの落下により経糸の切断を自動的に検出し織機を
自動的に停止した後、数千本のドロッパの中から落下し
た1本を探すのはなかなか大変な作業で長時間を要し、
織物の生産性が悪いという問題があった。
4−52853号公報には、切断した経糸の幅方向の位
置に応じて電気信号を出力するようにし、その電気信号
によって経糸切れにより落ちたドロッパ位置を表示する
ことが提案されている。しかしながら、これらの装置に
おいては、経糸切れを起こした位置を表示器上に表示さ
れるが、この位置を実際の織機上に対応する位置に換算
するためには作業者は表示を解読し、その位置を探る必
要がある。
は、ドロッパが係合しているドロッパバーに各ドロッパ
に対応して発光体を設け、経糸切れを生じたことをドロ
ッパが検知すると、それに対応する発光体が発光して作
業者に経糸切れを生じた位置を知らせるようにすること
が提案されている。しかしながら、このような装置にお
いても、織前側からは発光体がよく見えないために実効
が殆ど期待されない。
や筬揺動運動部で発生し、織前側から修復可能である。
しかしながら、前記特開平5−247794号公報に記
載の従来技術では発光体がドロッパバーに設けられてい
るので、織前側から経糸切れ位置を知るには、織前側に
種々の付属物があるために非常に困難であり、作業者は
通常待機している織前側からバック側にまわって経糸切
れの発生位置を知った後、再び織前側にまわって経糸切
れを修復するケースが多かった。
うな従来技術の問題点に鑑みて、経糸切れを生じた位置
を作業者が容易に知ることができ、その経糸切れをした
位置に簡単に作業者が到達し、必要な修復作業を行える
ようにした織機の経糸切れ位置検出装置を提供すること
を目的とする。
の織前側に位置し織幅方向に延在する長手方向部材に織
幅方向に複数群に分けて各群に該群を区分する記号を付
し、前記織前位置から見える位置にディスプレイを設置
して経糸切れ発生時に発生位置を前記長手方向部材の区
分された群と対応して表示するようにしたことを特徴と
する織機の経糸切れ位置検出装置により、上記の課題を
達成する。
るドロッパバーが長手方向に電気的に複数群に分割され
て経糸切れ発生時にドロッパの落ちた群に対応して信号
を発信するようになっている。このドロッパバーの信号
の発信の仕方は従来から知られている装置と同様であ
る。このようにして発信された信号は、従来は高々表示
器に記号で表示するだけであり、織機の織幅との位置関
係については作業者がその信号を解読して判断するとい
う作業が必要であった。そこで本発明においては、織機
の織前側に位置し織幅方向に延在する長手方向部材に、
ドロッパバーで分けられた複数群に対応して複数群に分
けて各群にその群を区分する記号を付ける。そして、織
前側から作業者が見ることができる位置に設置したディ
スプレイ上に、ドロッパバーにより検出した群を、経糸
切れ発生位置として上述の長手方向部材の区分された群
と対応して表示するようにしている。
と織機の長手方向部材の位置との対応関係を即座に知る
ことができ、その群位置の経糸を探ることにより簡単に
経糸切れを起こした経糸を知ることができる。
の長さは10〜30cm程度とすることが好ましい。この
程度の幅であればその中で経糸切れを生じた経糸を探す
こともそれほどの困難なく行えるからである。
織機の織幅方向に延在している部材であればよく、筬、
フロントカバー、織前側から見ることができる第1綜絖
枠(最前列に配列される綜絖枠)、トップレール等をそ
のまま長手方向部材として用い、その織幅方向に複数群
に分けて区分してもよいし、場合によってはそれら既存
の部材と別に織機の織幅方向に延びる新たな部材を設け
てもよい。
は、例えば、各群毎に赤、白、青のように色を変えても
よく、表面の模様を変えてもよいし、また適宜のパター
ンを各区分毎に異ならして付けてもよい。
止装置としてドロッパを使用する場合にも適用でき、そ
れらを識別して併せて表示するようにしてもよい。ま
た、経糸切れ位置を表示するディスプレイ装置として
は、織機の作動制御するために設けられているファンク
ションパネルのディスプレー面をそのまま用いることが
好ましい。
実施例を説明する。本発明に用いるドロッパは図1
(a)に示すように従来から用いられているドロッパと
同様、薄板状をしたドロッパ1に経糸2を通す糸挿通孔
1aが形成されており、その上に長孔のガイド溝孔1b
が形成されている。ガイド溝孔1bは図1(b)に示す
ドロッパバー4に係合されており、ドロッパバー4には
電極片3が設けられ、電極片3は織幅方向に多数の群
A、B、C、D、E…に電気的に分割されており、経糸
2が切れるとドロッパ1は落下して電極片3に接触する
ことにより、どの経糸2が切れたかを検出することがで
きるようになっている。
すようにディスプレイ5上に表示する。すなわち、この
図においてはドロッパ列が1〜6の6列あり、その各列
を織幅方向にA、B…Iに区分している。そして、この
例においては第4ドロッパ列のFの部分において経糸切
れが生じたということを表している。
糸切れが生じたことを表しただけでは作業者は4Fの位
置を目測により計測しなければいけない。そこで本発明
においては、例えば図2(b)に示すように筬6の上枠
6a上に上述の電極片3の区分に対応してA、Bから…
Iまでの区分を分け、その区分に対応してそれぞれ模様
とか色とかパターン等を付けて且つ好ましくはその上に
区分の名称を併せて表示しておく。
5上に、4−Fで経糸切れが発生しましたという表示が
出ると直ぐに、作業者は4番目のドロッパ列のFの分の
経糸を探すことにより経糸切れを生じた位置を知ること
ができる。
表示をしていたが、図3においては織機の左右壁間を延
在するトップレール7の上に同様に複数の区分A、B…
Iを付した実施例を示している。
織機の上に設けられたタワーランプ(図示せず)に表示
されるとともに、通常織機の織前側に設けられているフ
ァンクションパネルのディスプレイ5上に経糸切れ位置
を示す図やパターン記号が図2に示すように表示され
る。作業者はその表示を見て、その表示とともに織前の
長手方向部材に(図3の筬6や図4のトップレール7)
付けられた記号を見ることにより、容易に経糸切れ位置
を発見することができる。それにより織前側から経糸切
れを修復することができる。実際の織機の経糸切れの場
合に、このように織前側から経糸切れを修復できるケー
スが殆どであり、バック側にまわって経糸切れ位置を探
すというような作業が不要となり極めて作業が容易とな
る。
4に示すようなドロッパバーとドロッパをリアルに図示
し、併せて経糸切れ位置を文字などで表すようにしても
よい。また、織幅が長くディスプレイに1列で示されな
い場合には図5に示すように2分割またはそれ以上に分
割して表示するようにしてもよい。また、筬やトップレ
ールに限らず、例えば第1綜絖枠(最前列に配列される
綜絖枠)の上枠に記号を付してもよい。
れ位置を容易に知ることができるので、経糸切れが発生
してから修復するまでの時間が大幅に短縮され、作業性
が向上し織機稼働率が向上する。これにより織機の商品
価値も大幅に向上する。
けられているファンクショクパネルのようなディスプレ
イをそのまま用いて経糸切れ位置を表示するようにする
ことができ、この本発明専用のディスプレイ装置を設け
る必要はなく、安価に本発明を実施することができる。
すれば、捨耳や別耳が切れた場合も容易に識別が可能と
なる。
斜視図である。
態様を示す正面図であり、(b)は本発明の織幅方向に
複数群に分けた長手方向部材としての筬を示す正面図で
ある。
材としてのトップレールを示す正面図である。
を示す正面図である。
る。
Claims (3)
- 【請求項1】 織機の織前側に位置し織幅方向に延在す
る長手方向部材に織幅方向に複数群に分けて各群に該群
を区分する記号を付し、前記織前位置から見える位置に
ディスプレイを設置して経糸切れ発生時に発生位置を前
記長手方向部材の区分された群と対応して表示するよう
にしたことを特徴とする織機の経糸切れ位置検出装置。 - 【請求項2】 各列のドロッパバーが長手方向に電気的
に複数群に分割されて経糸切れ発生時にドロッパの落ち
た群に対応して信号を発信するようになっており、織機
の織前側に位置し織幅方向に延在する長手方向部材に織
幅方向に前記複数群に対応して複数群に分けて各群に該
群を区分する記号を付し、前記織前位置から見える位置
にディスプレイを設置して経糸切れ発生時にドロッパに
より発生される信号によって経糸切れ発生位置を前記長
手方向部材の区分された群と対応して表示するようにし
たことを特徴とする織機の経糸切れ位置検出装置。 - 【請求項3】 各列のドロッパバーが長手方向に電気的
に複数群に分割されて経糸切れ発生時にドロッパの落ち
た群に対応して信号を発信するようになっており、織機
の織前側に位置し織幅方向に延在する筬、フロントカバ
ー、第1綜絖枠、トップレール等の長手方向部材に織幅
方向に前記複数群に対応して複数群に分けて各群に該群
を区分する色、模様、パターン等の記号を付し、前記織
前位置から見える位置にディスプレイを設置して経糸切
れ発生時にドロッパにより発生される信号によって経糸
切れ発生位置を前記長手方向部材の区分された群と対応
して表示するようにしたことを特徴とする織機の経糸切
れ位置検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15109997A JP4017129B2 (ja) | 1997-06-09 | 1997-06-09 | 織機の経糸切れ位置検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15109997A JP4017129B2 (ja) | 1997-06-09 | 1997-06-09 | 織機の経糸切れ位置検出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH111847A true JPH111847A (ja) | 1999-01-06 |
JP4017129B2 JP4017129B2 (ja) | 2007-12-05 |
Family
ID=15511322
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15109997A Expired - Fee Related JP4017129B2 (ja) | 1997-06-09 | 1997-06-09 | 織機の経糸切れ位置検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4017129B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4747937A (en) * | 1986-11-24 | 1988-05-31 | Uop Inc. | Process for the removal of hydrogenatable hydrocarbonaceous compounds from a hydrocarbonaceous stream and hydrogenating these compounds |
CN109537148A (zh) * | 2019-01-02 | 2019-03-29 | 鲁泰纺织股份有限公司 | 用于织布机断经自停的停经片 |
-
1997
- 1997-06-09 JP JP15109997A patent/JP4017129B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4747937A (en) * | 1986-11-24 | 1988-05-31 | Uop Inc. | Process for the removal of hydrogenatable hydrocarbonaceous compounds from a hydrocarbonaceous stream and hydrogenating these compounds |
CN109537148A (zh) * | 2019-01-02 | 2019-03-29 | 鲁泰纺织股份有限公司 | 用于织布机断经自停的停经片 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP4017129B2 (ja) | 2007-12-05 |
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