JPH11184446A - 車載用表示装置 - Google Patents

車載用表示装置

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JPH11184446A
JPH11184446A JP9349316A JP34931697A JPH11184446A JP H11184446 A JPH11184446 A JP H11184446A JP 9349316 A JP9349316 A JP 9349316A JP 34931697 A JP34931697 A JP 34931697A JP H11184446 A JPH11184446 A JP H11184446A
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Japan
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illuminance
time
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unit
display device
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JP9349316A
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Jiro Tanaka
二郎 田中
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Harness System Technologies Research Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用時刻や走行位置に応じて表示部の全体的
な輝度レベルを自動的に調整する。 【解決手段】 照度推定部22により予め設定された時
刻・照度関数に基づき時刻情報に応じて周囲の照度(第
1の照度)を推定するとともに、走行位置が非日照地域
内である場合に、地域判断部23によってトンネル等の
非日照地域内における周囲の照度を第2の照度と推定
し、輝度決定部24で第1の照度と第2の照度のいずれ
か暗い方を比較選択し、これに基づいて表示部1の輝度
レベルを決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車に搭載さ
れてカーナビゲーション情報を含む所定の情報を表示す
る車載用表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電子技術の発展に伴い、自動車内
部での情報表示の内容も多岐にわたっており、表示内容
の種類が増大するに従って、その視認性の向上が一つの
課題となっている。このように表示装置の視認性を向上
するためのひとつの手段として、周囲の明るさに応じて
表示装置の明るさを調整することが行われている。
【0003】例えば、特開平4−270382号公報
(第1の従来例)では、日射条件をセンサで検出し、周
囲の明るさに応じて車載用表示装置の表示輝度を調整す
る方法が開示されている。
【0004】また、実開平6−59889号公報(第2
の従来例)では、複数個の受光素子を配して周囲の明る
さをセンスし、これに基づいて車両用ディスプレイの輝
度を調節する内容が開示されている。
【0005】さらに、特開平9−175232号公報
(第3の従来例)では、フォトセンサを室内に置き、車
両用モニタ装置の明るさを段階的に変化させる方法が記
載されている。
【0006】あるいは、実開昭60−37976号公報
(第4の従来例)では、周囲の明るさを直接検知するの
ではなく、ライトの点灯/消灯動作に連動して車載用テ
レビジョン受像機の表示輝度を変えている。
【0007】これらの技術はいずれも、表示装置の使用
環境が明るいときには表示装置の表示も明るくし、使用
環境が暗いときには表示装置の表示も暗くするようにす
ることで、昼間に見にくかったり、夜間に眩しすぎたり
するといった事態を自動的に防ぐ点で共通する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来例のう
ち、第1の従来例ないし第3の従来例では、周囲の明る
さを検出するためにセンサを配して行っていたが、セン
サを配するためのコストが発生していただけでなく、取
り付けるセンサが光を感知して動作するものであるか
ら、その取付場所がダッシュ・ボードの表面付近等の所
定位置に限定されるため、取付機構等を施すのに多くの
費用を要していた。即ち、センサから明るさを調整する
ための制御部に電気信号を送信するためのハーネスの費
用発生やダッシュ・ボード単価も上昇する。
【0009】また、センサを車内に取り付ける場合、内
装の形状や色彩、あるいは日照等の光が入射される窓ガ
ラスの面積等は車種によって大きく異なり、また車両に
よって取付位置や取付条件が変更されるので、周囲の明
るさが同じでも、車両毎にセンサが感知する明るさが異
なってしまう。したがって、センサの感度を車両ごとに
調整して設置する必要が生じる。
【0010】さらに、センサが身体や他のものにより光
を遮られると、センサによる明るさの検知が正しく行わ
れないといった問題もある。
【0011】さらにまた、センサをオプションで後から
取り付けるような場合もあり得るが、センサによる効率
的な検知動作を行うためにはセンサが車内に対して露出
する必要があり、センサに結線される配線が美観を損な
って見苦しくなったり、運転動作等の邪魔になったりす
る事態も生じ得る。
【0012】また、第4の従来例では、他の従来例のよ
うな明るさを検知するためのセンサを取り付ける必要が
ないが、運転者がライトの点灯/消灯動作を行わない限
り表示装置の表示輝度を変えることができない。
【0013】そこで、この発明の課題は、明るさを検知
するためのセンサを設けることなく、使用時間や走行場
所に応じて表示装置の明るさを自動的に調整できる車載
用表示装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく、
請求項1に記載の発明は、自動車に搭載されてカーナビ
ゲーション情報を含む所定の情報を表示する車載用表示
装置であって、前記所定の情報を表示する液晶表示部
と、前記液晶表示部の輝度レベルを調整する輝度調整部
と、前記液晶表示部に前記カーナビゲーション情報を提
供するとともに、前記輝度調整部に対して、走行位置が
所定の非日照地域内であるか否かを少なくとも示す走行
位置情報と現在時刻を示す時刻情報とを少なくとも提供
するカーナビゲーション装置とを備え、前記輝度調整部
は、予め設定された時刻・照度関数に基づいて前記カー
ナビゲーション装置から提供された前記時刻情報に応じ
て周囲の照度を推定しこれを第1の照度とする照度推定
部と、前記カーナビゲーション装置から提供された前記
走行位置情報が非日照地域内であることを示す場合に、
当該非日照地域内における周囲の照度を予め設定された
第2の照度であるものと推定する地域判断部と、前記第
1の照度と前記第2の照度のいずれか暗い方を比較選択
し、これに基づいて前記液晶表示部の輝度レベルを決定
する輝度決定部とを備えるものである。
【0015】請求項2に記載の発明は、前記カーナビゲ
ーション装置は、前記輝度調整部に対して、年間内にお
ける現在の季節、月または月日のいずれかを示す日付情
報をさらに提供するようにされ、前記輝度調整部は、前
記日付情報に応じて異なって設定された前記時刻・照度
関数を参照し、当該時刻・照度関数について前記時刻情
報を照合して周囲の照度を推定するようにされたもので
ある。
【0016】請求項3に記載の発明は、前記時刻・照度
関数は、所定の標準地における実測照度に基づいて設定
され、さらに、前記走行位置情報で得られた走行位置と
前記標準地との緯度差及び経度差を比較して時刻情報を
補正した後、前記時刻・照度関数に照合して周囲の照度
を推測するようにされたものである。
【0017】請求項4に記載の発明は、操作者によっ
て、前記日付情報の各日付に対応する日の入時刻及び日
の出時刻を入力することで前記時刻・照度関数を設定で
きるようにされたものである。
【0018】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の一の実施の形態
の車載用表示装置を示す図である。この車載用表示装置
は、時刻の認識により昼夜を判断するとともに、カーナ
ビゲーション装置により走行位置を判断することで周囲
の明暗環境を判断し、これらの判断結果に基づいて表示
画面の明るさを自動的に調整しようとするものである。
【0019】具体的には、この車載用表示装置は、図1
の如く、情報を表示するバックライト式液晶表示部1
と、この液晶表示部1のバックライトの輝度レベルを調
整する輝度調整部2と、この輝度調整部2での輝度レベ
ル判断に資する情報を提供するカーナビゲーション装置
3と、カーナビゲーション装置3から与えられた画像デ
ータをデコードして液晶表示部1に表示する画像データ
処理部4とを備えている。
【0020】液晶表示部1は、R,G,Bの各色成分に
対応した複数の画素の明暗をコントロールする薄膜トラ
ンジスタとこれに対応する薄膜金属電極とが重ね合わさ
れてなる一般的なTFT方式の光透過型LCD11と、
このLCD11の背面に平行配置された白濁状の導波板
12と、導波板12の一端辺に配置されたインバータ制
御方式の棒状蛍光管13とからなるものである。
【0021】輝度調整部2は、液晶表示部1の蛍光管1
3に与える駆動電源のパルス幅を変えることで(図3
(B)参照)、放電時間を変化させて調光制御するPW
M制御部21と、カーナビゲーション装置3から与えら
れた「日付・時刻情報」に基づいて周囲の照度を推定す
る照度推定部22と、同じくカーナビゲーション装置3
から与えられた後述の「走行位置情報」に基づいて非日
照地域内であるか否かを判断する地域判断部23と、こ
れらの推定結果または判断結果に基づいて液晶表示部1
の蛍光管13の輝度レベルを決定してPWM制御部21
の出力パルス幅を調整制御する輝度決定部24と、輝度
決定部24で輝度を決定する際に使用する所定のデータ
が格納された記録部25と備えてなる。なお、カーナビ
ゲーション装置3から輝度決定部22に送信される「日
付・時刻情報」とは、車載用表示装置の操作時点におけ
る「月・日」についての情報(日付情報)と、刻々と変
化する「時・分」についての情報(時刻情報)とを含む
ものであり、また「走行位置情報」とは、刻々と変化す
る自動車の走行位置がトンネルや屋内駐車場等の「非日
照地域内であるか否かの情報」を含むものである。
【0022】PWM制御部21は、内部で発生した図3
(A)の如き所定周期T1(周波数が40〜50kHz
程度)の高周波定パルス信号に対して、その有効(オ
ン)と無効(オフ)とを規定する所定周期T2(周波数
が100〜200Hz程度)の定周波の制御信号(図3
(B))を与え、当該制御信号のデューティ比を変化さ
せて変調することで、蛍光管13の放電時間(図3
(C)中の「点灯」)を変化させてその残光時間(図示
せず)との兼ね合いにより蛍光管13の輝度を調整する
ものである。
【0023】照度推定部22では、カーナビゲーション
装置3から得られた日付情報を認識した後、この日付情
報に対応する「時刻・照度関数」(図4中のfm
(t))を記録部25に予め格納された関数テーブルか
ら読み出し、この時刻・照度関数fm(t)について、
カーナビゲーション装置3から与えられた「時刻(t)
情報」を照合して、周囲の照度(第1の照度)を推測す
るようになっている。なお、ここで読出・照合される時
刻・照度関数fm(t)は、例えば1年内における各月
(m)毎に異なって設定された12個の関数(f1
(t)〜f12(t))であって、所定の標準地(日本で
あれば標準時刻とされる兵庫県明石市)において年間を
通じて実測された時刻ごとの実測照度の各月平均値に基
づいて設定されたものがデフォルト値として予め記録部
25内に記録されており、またその後もユーザにより任
意の関数が更新記録できるようにされたものである。な
お、このときのユーザによる任意記録は、例えば日の出
の時刻to及び日の入の時刻tiを入力することで容易
に設定操作することができるようにしておけばよい。な
お、この照度推定部22で推測される周囲の照度は、標
準時刻を律する標準地(日本であれば標準時刻とされる
兵庫県明石市)に対する走行位置の緯度差及び経度差に
よって照度差が生じるため、カーナビゲーション装置3
から与えられた「走行位置情報」と上記標準地(日本で
あれば標準時刻とされる兵庫県明石市)との緯度差及び
経度差を加味して「日付・時刻情報」を修正し、修正後
の「日付・時刻情報」に基づいて周囲の照度を推測する
ようにしておく。具体的には、緯度差は高緯度になるほ
ど日照時間が短くなり、また経度差は明石よりも東であ
ればその分を日の出/日の入が早い時刻に実現されるた
め、かかる時間差または時刻差について、記録部25内
の所定の演算式に従って補正すればよい。なお、時刻・
照度関数fm(t)がユーザによって更新記録された場
合は、当該更新記録された時点での走行位置の地点の緯
度及び経度が属性情報として記録され、かかる地点を基
準に緯度差及び経度差が加味される。
【0024】地域判断部23では、「走行位置情報」に
基づいて、トンネルや屋内駐車場等の「非日照地域内」
である旨を判断した場合に、このときの周囲の照度を記
録部25に予め格納された所定値(第2の照度)と同一
であると推測するようになっている。
【0025】輝度決定部24では、照度推定部22で得
られた第1の照度と地域判断部23で得られた第2の照
度とを比較し、これらのうちいずれか照度の低い方の値
(比較低値)を採用する。そして、この比較低値に応じ
た高い輝度レベルを決定し、PWM制御部21に与える
所定周期T2の制御信号(図3(B))のデューティ比
を変化させるものである。
【0026】カーナビゲーション装置3は、図2に示し
た一般的なものが使用されている。即ちこのカーナビゲ
ーション装置3は、車速センサ(図示せず)からの車速
パルス及び地磁気センサ(図示せず)からの地磁気によ
る方角により道路地図を自律航法制御部31でトレース
するとともに、GPS衛星から伝送されるGPS信号を
アンテナ32を通じてGPS受信機33が受信し、この
GPS信号に含まれた情報を利用してGPS制御部34
により自動車位置の確認を行い、自律航法制御部31で
のトレースにおいて位置ずれが発生したときにGPS制
御部34で位置補正(マップマッチング)を行った後、
光ディスク装置37に予め格納された道路地図情報に基
づいて、カーナビゲーション画像編集部(ナビ画像編集
部)36で画像編集して画像データ処理部4に送信し、
この画像データ処理部4を介して液晶表示部1に表示す
るようになっている。この際、自動車走行の目的地を、
十字釦やジョイスティック等の多方向スイッチを有する
目的地入力部38で道路地図上に登録しておき、走行位
置から目的地までの推奨ルート(最適経路)をルート検
索部39で検索し、液晶表示部1に表示されている道路
地図上に推奨ルートを表示するようにされている。そし
て、ナビ画像編集部36は、上述の輝度調整部2に対し
て「日付・時刻情報」及び「走行位置情報」を与えるよ
うになっている。なお、この「日付・時刻情報」は、ア
ンテナ32及びGPS受信機33を通じて外部の通信局
から与えられるGPS信号中に含まれたものであって、
また、「走行位置情報」は自律航法制御部31及びGP
S制御部34での自動車位置の確認において、当該自動
車位置が光ディスク装置37に予め格納された道路地図
情報中のトンネルや屋内駐車場等の「非日照地域内」で
あるか否かによって定められる情報である。
【0027】なお、輝度調整部2内の照度推定部22、
地域判断部23並びに輝度決定部24、カーナビゲーシ
ョン装置3内の自律航法制御部31、GPS制御部3
4、ナビ画像編集部36並びにルート検索部39及び画
像データ処理部4は、ROMおよびRAM等が接続され
た一般的なCPU内において所定のソフトウェアプログ
ラムによって動作する機能部品である。
【0028】上記構成の車載用表示装置の動作を図5を
用いて説明する。
【0029】カーナビゲーション装置3においては、車
速センサ(図示せず)からの車速パルス及び地磁気セン
サ(図示せず)からの地磁気による方角により道路地図
を自律航法制御部31でトレースするとともに、GPS
衛星から伝送されるGPS信号をアンテナ32を通じて
GPS受信機33が受信し、このGPS信号に含まれた
情報を利用してGPS制御部34により自動車の走行位
置の確認を行い(ステップS01)、自律航法制御部3
1でのトレースにおいて位置ずれが発生したときにGP
S制御部34で位置補正(マップマッチング)を行った
後、光ディスク装置37に予め格納された道路地図情報
に基づいて、カーナビゲーション画像編集部(ナビ画像
編集部)36で画像編集して画像データ処理部4に送信
し、この画像データ処理部4を介して液晶表示部1に表
示する。
【0030】これと並行して、カーナビゲーション装置
3は、図5の如く、GPS信号中の「日付・時刻情報」
を輝度調整部2内の照度推定部22に与える。また、自
律航法制御部31及びGPS制御部34で確認された走
行位置に関し、トンネル内などの特定条件(「非日照地
域内」であるか否かの情報)」を現在位置と地図データ
から判断して、かかる特定条件の情報を含ませた「走行
位置情報」を輝度調整部2内の地域判断部23に与える
(ステップS02)。
【0031】そして、ステップS03において、輝度調
整部2の照度推定部22では、カーナビゲーション装置
3から得られた「日付情報」を認識した後、この「日付
情報」に対応する「時刻・照度関数」(図4中のfm
(t))を記録部25に予め格納された関数テーブルか
ら読み出し、この時刻・照度関数fm(t)について、
カーナビゲーション装置3から与えられた「時刻(t)
情報」を照合して、周囲の照度(第1の照度)を推測す
る。なお、この照度推定部22で推測される周囲の照度
は、標準時刻を律する標準地(日本であれば標準時刻と
される兵庫県明石市)に対する走行位置の緯度差及び経
度差によって照度差が生じるため、カーナビゲーション
装置3から与えられた「走行位置情報」と上記標準地
(日本であれば標準時刻とされる兵庫県明石市)との緯
度差及び経度差を加味して「日付・時刻情報」を修正
し、修正後の「日付・時刻情報」に基づいて周囲の照度
を推測するようにしておく。
【0032】一方、地域判断部23では、ステップS0
4において、「走行位置情報」に基づいて、当該走行位
置がトンネルや屋内駐車場等の「非日照地域内」である
か否かを認識判断し、「非日照地域内」であれば、次の
ステップS05において、周囲の照度が記録部25に予
め格納された所定値(第2の照度)と同一であると推測
する。なお、「非日照地域内」でない場合には、通常の
昼間の照度と考えられる所定の値を第2の照度に代入し
ておく。
【0033】そして、ステップS06において、輝度決
定部24では、照度推定部22で得られた第1の照度と
地域判断部23で得られた第2の照度とを比較し、これ
らのうちいずれか照度の低い方の値(「比較低値」)を
採用した後、この「比較低値」に応じた高い輝度レベル
を決定する。このときの輝度レベルは、例えばステップ
S05において「比較低値」として図4(A)のように
第1の照度(時刻・照度関数fm(t))が採用された
場合には、図4(B)の如く、その波形に対応した輝度
レベルを適用する。
【0034】このようにして輝度レベルを決定した後、
ステップS07において、輝度決定部24は、PWM制
御部21に与える所定周期T2の制御信号(図3
(B))のデューティ比を変化させる。PWM制御部2
1では、変化されたデューティ比に従って液晶表示部1
のバックライトとなる蛍光管13を駆動し、この蛍光管
13の放電時間(図3(C)中の「点灯」)を変化させ
てその残光時間(図示せず)との兼ね合いにより蛍光管
13の輝度レベルを調整する。そして、蛍光管13から
の光は白濁状の導波板12の端部から進入して光透過型
LCD11の背面を均一に照明し、LCD11の表示画
面をユーザーに向けて映し出す。
【0035】以上のように、使用時刻や走行位置に応じ
て液晶表示部1の表示の明るさ(全体的な輝度レベル)
を自動的に調整することができるので、ユーザーが特別
の操作を行わなくても、常に見易い表示を維持すること
ができる。即ち、第4の従来例のようにライトの点灯/
消灯動作を実行しなくても自動的に液晶表示部1の表示
輝度を変化させることができる。
【0036】そして、第1の従来例ないし第3の従来例
のようにセンサ類を使用する必要がないので、センサ及
びそのための取付機構やハーネス等を配するためのコス
トが発生せず、車載用表示装置を安価に提供できるとと
もに、センサの感度を車両ごとに調整して設置する必要
もなくなる。さらに、身体等による光の遮り等の問題を
考慮する必要もなくなり、美観を損なったり、運転動作
等の邪魔になったりする事態も防止できる。
【0037】なお、上記実施の形態において、記録部2
5に記録する「時刻・照度関数fm(t)」を連続的な
関数として定義していたが、例えば図6(A)のように
昼夜の2値切り替えで輝度レベルを変更してもよく、ま
た図6(B)のように多段階に輝度レベルを変化させて
もよい。
【0038】また、上記実施の形態では、カーナビゲー
ション装置3、輝度調整部2及び液晶表示部1をそれぞ
れ別体のものとして説明したが、1つのパッケージ内に
収納される一体型のものを適用してもよい。
【0039】さらに、上記実施の形態では、液晶表示部
1としてTFT方式の光透過型LCDを例に挙げて説明
したが、陰極線管を使用したCRTディスプレイに適用
してもよい。この場合、内蔵のコイルに引火する電圧を
変化させることで、電子銃の出射強度を調整すれば、C
RTディスプレイの輝度レベルを変化させることが可能
である。
【0040】さらにまた、上記実施の形態では、「日付
・時刻情報」を入力する方法としてカーナビゲーション
装置3での電波等の受信を行うようにしていたが、カー
ナビゲーション装置3に内蔵されたCPUによって自成
的に出力し輝度調整部2に与えるようにしてもよい。
【0041】また、上記実施の形態では、月ごとの12
個の時刻・照度関数fm(t)を設定していたが、例え
ば四半期毎(季節毎)に設定された4個の関数であって
もよく、あるいは月内をさらに上旬/中旬/下旬の3期
に分けて合計36個の関数として設定してもよい。
【0042】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、予め設
定された時刻・照度関数に基づき時刻情報に応じて周囲
の照度(第1の照度)を推定するとともに、走行位置が
非日照地域内である場合に、地域判断部によって非日照
地域内における周囲の照度を第2の照度と推定し、第1
の照度と第2の照度のいずれか暗い方を比較選択し、こ
れに基づいて表示部の輝度レベルを決定するようにして
いるので、使用時刻や走行位置に応じて表示部の表示の
明るさ(全体的な輝度レベル)を自動的に調整すること
ができ、ユーザーが特別の操作を行わなくても、常に見
易い表示を維持することができる。即ち、第4の従来例
のようにライトの点灯/消灯動作を実行しなくても自動
的に表示部の表示輝度を変化させることができる。
【0043】そして、第1の従来例ないし第3の従来例
のようにセンサ類を使用する必要がないので、センサ及
びそのための取付機構やハーネス等を配するためのコス
トが発生せず、車載用表示装置を安価に提供できるとと
もに、センサの感度を車両ごとに調整して設置する必要
もなくなる。さらに、身体等による光の遮り等の問題を
考慮する必要もなくなり、美観を損なったり、運転動作
等の邪魔になったりする事態も防止できる。
【0044】請求項2に記載の発明によれば、カーナビ
ゲーション装置は、輝度調整部に日付情報を提供し、輝
度調整部側では、日付情報に応じて異なって設定された
時刻・照度関数を参照し、当該時刻・照度関数について
時刻情報を照合して周囲の照度を推定するようにしてい
るので、日付に応じた細かい照度差を加味して周囲の照
度を推定でき、したがって表示部の適切な輝度レベルを
よりきめ細やかに調整できる。
【0045】請求項3に記載の発明によれば、時刻・照
度関数を所定の標準地における実測照度に基づいて設定
しておき、この状態でこの車載用表示装置を搭載した自
動車が各地を走行する場合において、走行位置情報で得
られた走行位置と標準地との緯度差及び経度差を比較し
て時刻情報を補正した後、時刻・照度関数に照合して周
囲の照度を推測するようにしているので、標準地からど
れだけ離れた地域を走行しても、日照時間等の把握を精
度よく行うことができる。
【0046】請求項4に記載の発明によれば、操作者に
よって、日付情報の各日付に対応する日の入時刻及び日
の出時刻を自由に入力することで時刻・照度関数を設定
できるようにしているので、上記した時刻・照度関数が
何らかの理由で実状に沿っていないこととなったような
場合でも、ユーザが任意に時刻・照度関数の修正を行う
ことが可能となり便利であるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一の実施の形態の車載用表示装置を
示すブロック図である。
【図2】カーナビゲーション装置の内部構成を示すブロ
ック図である。
【図3】PWM制御部の動作波形を示すタイミングチャ
ートである。
【図4】照度推定部で照度を推定する際に照合される時
刻・照度関数及びこれに対応する液晶表示部の輝度レベ
ルを示す図である。
【図5】この発明の一の実施の形態の車載用表示装置の
動作を示すフローチャートである。
【図6】この発明の他の実施例において照度推定部で照
度を推定する際に照合される時刻・照度関数を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 液晶表示部 2 輝度調整部 3 カーナビゲーション装置 4 画像データ処理部 11 LCD 12 導波板 13 蛍光管 21 PWM制御部 22 照度推定部 23 地域判断部 24 輝度決定部 25 記録部 31 自律航法制御部 32 アンテナ 33 GPS受信機 34 GPS制御部 36 ナビ画像編集部 37 光ディスク装置 39 ルート検索部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車に搭載されてカーナビゲーション
    情報を含む所定の情報を表示する車載用表示装置であっ
    て、 前記所定の情報を表示する表示部と、 前記表示部の輝度レベルを調整する輝度調整部と、 前記表示部に前記カーナビゲーション情報を提供すると
    ともに、前記輝度調整部に対して、走行位置が所定の非
    日照地域内であるか否かを少なくとも示す走行位置情報
    と現在時刻を示す時刻情報とを少なくとも提供するカー
    ナビゲーション装置とを備え、 前記輝度調整部は、 予め設定された時刻・照度関数に基づいて前記カーナビ
    ゲーション装置から提供された前記時刻情報に応じて周
    囲の照度を推定しこれを第1の照度とする照度推定部
    と、 前記カーナビゲーション装置から提供された前記走行位
    置情報が非日照地域内であることを示す場合に、当該非
    日照地域内における周囲の照度を予め設定された第2の
    照度であるものと推定する地域判断部と、 前記第1の照度と前記第2の照度のいずれか暗い方を比
    較選択し、これに基づいて前記表示部の輝度レベルを決
    定する輝度決定部とを備えることを特徴とする車載用表
    示装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の車載用表示装置であっ
    て、 前記カーナビゲーション装置は、前記輝度調整部に対し
    て、年間内における現在の季節、月または月日のいずれ
    かを示す日付情報をさらに提供するようにされ、 前記輝度調整部は、前記日付情報に応じて異なって設定
    された前記時刻・照度関数を参照し、当該時刻・照度関
    数について前記時刻情報を照合して周囲の照度を推定す
    るようにされたことを特徴とする車載用表示装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の車載用
    表示装置であって、 前記時刻・照度関数は、所定の標準地における実測照度
    に基づいて設定され、 さらに、前記走行位置情報で得られた走行位置と前記標
    準地との緯度差及び経度差を比較して時刻情報を補正し
    た後、前記時刻・照度関数に照合して周囲の照度を推測
    するようにされたことを特徴とする車載用表示装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれかに記
    載の車載用表示装置であって、操作者によって、前記日
    付情報の各日付に対応する日の入時刻及び日の出時刻を
    入力することで前記時刻・照度関数を設定できるように
    されたことを特徴とする車載用表示装置。
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