JPH11184432A - 液晶表示装置の駆動回路 - Google Patents

液晶表示装置の駆動回路

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JPH11184432A
JPH11184432A JP9350385A JP35038597A JPH11184432A JP H11184432 A JPH11184432 A JP H11184432A JP 9350385 A JP9350385 A JP 9350385A JP 35038597 A JP35038597 A JP 35038597A JP H11184432 A JPH11184432 A JP H11184432A
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JP
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transistor
nmos transistor
input
driving circuit
pmos transistor
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JP9350385A
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Toshiichi Maekawa
敏一 前川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電圧転送型のシフトレジスタでは、コモン反
転駆動法を用いることによって駆動回路系を低電源電圧
化できたとしても、クロックが電源電圧にほぼ等しいパ
ルス電圧でないと、所望の動作速度のシフト動作を実現
できない。 【解決手段】 シフトレジスタの転送段の各々におい
て、データ転送部41を、転送パルスINをゲート入力
とするPMOSトランジスタQp11と、そのソースと
電源VDD間に接続され、シフトクロックCK1をゲー
ト入力とするPMOSトランジスタQp12と、PMO
SトランジスタQp11のドレインと電源VSSの間に
接続されたダイオード接続のNMOSトランジスタQn
11と、このNMOSトランジスタQn11と共にカレ
ントミラーを構成するNMOSトランジスタQn12
と、そのドレインと電源VDDの間に接続され、シフト
クロックCK3をゲート入力とするPMOSトランジス
タQp13とで構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置(以
下、LCD(Liquid Crystal Display)と称す)の駆動回
路に関し、特に行列状に2次元配置された複数個の画素
を順次選択する構成のマトリクス型LCDの駆動回路に
関する。
【0002】
【従来の技術】駆動回路系がポリシリコンTFT(Thin
Film Transistor;薄膜トランジスタ)で画素(液晶)系
と一体的に形成されるいわゆる駆動回路一体型LCDを
作る場合、ポリシリコンTFTの諸特性が結晶シリコン
よりも劣るため、どうしても高い電源電圧やクロックパ
ルス電圧が必要となっているのが現状である。代表的に
は、電源電圧VDDがVDD>13Vである。
【0003】現在、低消費電力のモバイルコンピュータ
の開発、商品化が活発であるが、この用途での必要条件
は低消費電力化である。しかし、先述したように、VD
D>13V等で使用する場合には消費電力が大きく、か
つ入力するタイミング系にも高電圧が必要であるため、
LCDパネル外部若しくは内部でTTLレベル若しくは
2.7V系のクロックパルス電圧を13V系に昇圧する
必要があり、システム的にも消費電力が増大するばかり
でなく、不要輻射も問題となる。
【0004】一方、液晶駆動法で一般に知られているコ
モン反転駆動法を用いると、駆動回路系は5V程度のダ
イナミックレンジで済むことになる。ここに、コモン反
転駆動法とは、入力信号と逆相に対向電極を振ることに
よって実効的な外部からの入力ビデオ信号を約1/2に
低減できる駆動法を言う。モバイルLCDの低消費電力
化のためには、このコモン反転駆動法が有力なのである
が、駆動回路系がデバイス実力の観点から低消費電力L
CDへの展開にとっては大きな阻害要因となっている。
【0005】図9に、駆動回路系における例えばソース
ドライバ(水平駆動回路)の主要部を構成するシフトレ
ジスタの従来の回路例を示す。
【0006】図9において、一対のクロックドインバー
タ101,102の出力端が共通に接続され、これらク
ロックドインバータ101,102の共通接続された出
力端にはインバータ103の入力端が接続され、このイ
ンバータ103の出力端はクロックドインバータ102
の入力端に接続されている。この一対のクロックドイン
バータ101,102およびインバータ103からなる
回路を一単位として1つの転送段(レジスタ)が構成さ
れ、この転送段が複数段シリアル接続されることによっ
てシフトレジスタを構成している。
【0007】そして、クロックドインバータ101の入
力端が各転送段の入力端となり、クロックドインバータ
102の入力端とインバータ103の出力端の共通接続
点が各転送段の出力端となる。各段のクロックドインバ
ータ101,102には、互いに逆相の2相のシフトク
ロックCK1,CK2が与えられる。図10に、入力I
N、2相のシフトクロックCK1,CK2および4段目
までの出力OUT1,OUT2,OUT3,OUT4の
タイミング関係を示す。
【0008】1つの転送段の具体的な回路構成の一例を
図11に示す。同図において、各ゲートおよび各ドレイ
ンがそれぞれ共通に接続されたPMOSトランジスタQ
p101およびNMOSトランジスタQn101からな
るC‐MOSインバータと、PMOSトランジスタQp
101のソースと正電源VDDの間に接続され、シフト
クロックCK1をゲート入力とするPMOSトランジス
タQp102と、NMOSトランジスタQn101のソ
ースと負電源VSSの間に接続され、シフトクロックC
K2をゲート入力とするNMOSトランジスタQn10
2とによってクロックドインバータ101が構成されて
いる。
【0009】同様にして、各ゲートおよび各ドレインが
それぞれ共通に接続されたPMOSトランジスタQp1
03およびNMOSトランジスタQn103からなるC
‐MOSインバータと、PMOSトランジスタQp10
3のソースと正電源VDDの間に接続され、シフトクロ
ックCK2をゲート入力とするPMOSトランジスタQ
p104と、NMOSトランジスタQn103のソース
と負電源VSSの間に接続され、シフトクロックCK1
をゲート入力とするNMOSトランジスタQn104と
によってクロックドインバータ102が構成されてい
る。
【0010】また、各ゲートおよび各ドレインがそれぞ
れ共通に接続されたPMOSトランジスタQp105お
よびNMOSトランジスタQn105からなるC‐MO
Sインバータによってインバータ103が構成されてい
る。そして、クロックドインバータ101,102の各
出力端となるC‐MOSインバータのドレイン共通接続
点が相互に接続されるとともに、インバータ103の入
力端となるC‐MOSインバータのゲート共通接続点に
接続され、またクロックドインバータ102の入力端と
なるC‐MOSインバータのゲート共通接続点がインバ
ータ103の出力端となるC‐MOSインバータのドレ
イン共通接続点に接続されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記構成のシフトレジ
スタは、データパルスをその電圧で転送するいわゆる電
圧転送型シフトレジスタである。この電圧転送型のシフ
トレジスタを用いて構成されたソースドライバでは、先
述したように、液晶駆動法としてコモン反転駆動法を用
いることにより、駆動回路系の電源電圧を例えば5Vに
低電圧化できたとしても、シフトクロックCK1,CK
2が電源電圧にほぼ等しいパルス電圧のものでないと、
所望の動作速度のシフト動作を実現できないことにな
る。
【0012】すなわち、シフトレジスタに入力されるシ
フトクロックCK1,CK2のパルス電圧が例えば2.
7V系であるとすると、上記構成の電圧転送型シフトレ
ジスタにおいて、クロックドインバータ101,102
を構成するNチャネルのMOSトランジスタのしきい値
電圧Vthが2.5V程度であることから、非常に動作
速度が遅くなるという問題がある。
【0013】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、低電源電圧、低電圧
入力信号であっても十分な動作速度を確保できる液晶表
示装置の駆動回路を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明による液晶表示装
置の駆動回路は、行列状に2次元配置された複数個の画
素を順次選択する走査回路としてシフトレジスタを用い
た液晶表示装置において、シフトレジスタの転送段の各
々が、入力転送パルスをゲート入力とする第1のPMO
Sトランジスタと、この第1のPMOSトランジスタの
ソースと第1の電源の間に接続され、第1のシフトパル
スをゲート入力とする第2のPMOSトランジスタと、
第1のPMOSトランジスタのドレインと第2の電源の
間に接続されたダイオード接続の第1のNMOSトラン
ジスタと、この第1のNMOSトランジスタと共にカレ
ントミラーを構成する第2のNMOSトランジスタと、
この第2のNMOSトランジスタのドレインと第1の電
源の間に接続され、第2のシフトパルスをゲート入力と
する第3のPMOSトランジスタとを有するデータ転送
部を備えた構成となっている。
【0015】上記構成の液晶表示装置の駆動回路におい
て、第1のPMOSトランジスタが入力転送パルスをセ
ンスし、第2,第3のPMOSトランジスタがシフトパ
ルスをセンスする。このように、PMOSトランジスタ
で入力転送パルスおよびシフトパルスをセンスすること
で、NMOSトランジスタをセンス用トランジスタとし
て用いた場合の閾値電圧Vth分のロスがないため、低
電源電圧、低電圧入力信号であっても十分な動作速度を
確保できる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明が適
用されるアクティブマトリクス型LCDの一般的な構成
例を示す概略構成図である。
【0017】図1において、複数行分のゲートバスライ
ン11の各々と複数列分の信号ライン(ソースライン)
12の各々の交差部には、複数個の画素13が行列状に
2次元配置されている。これら画素13の各々は、ゲー
トバスライン11にゲート電極が、信号ライン12にソ
ース電極がそれぞれ接続されたTFT(薄膜トランジス
タ)14と、このTFT14のドレイン電極に画素電極
が接続された液晶セル15と、当該ドレイン電極に一方
の電極が接続された補助容量16とから構成されてい
る。補助容量16の他方の電極にはコモン電圧Vcom
が印加される。
【0018】複数個の画素13の各々は、列単位で選択
して駆動するためのソースドライバ(水平駆動回路)1
7および行単位で選択して駆動するためのスキャンドラ
イバ(垂直駆動回路)18によって駆動される。このソ
ースドライバ7およびスキャンドライバ18は、水平方
向および垂直方向に順次走査するための走査回路を内蔵
しており、この走査回路としてシフトレジスタが用いら
れる。
【0019】図2は、アナログインタ−フェ−ス型のソ
ースドライバの一例を示す構成図である。このアナログ
インタ−フェ−ス型ソースドライバは、アドレスパルス
であるサンプリングパルスを順次出力する水平シフトレ
ジスタ21と、入力されるアナログビデオ信号を水平シ
フトレジスタ21から順次出力されるサンプリングパル
スに同期してサンプリングし、信号ライン12に出力す
るアナログスイッチ群22とから構成されている。
【0020】図3は、ディジタルインタ−フェ−ス型の
ソースドライバの一例を示す構成図である。このディジ
タルインタ−フェ−ス型ソースドライバは、アドレスパ
ルスであるデータラッチパルスを順次出力する水平シフ
トレジスタ31と、入力されるディジタルデータを水平
シフトレジスタ31から順次出力されるデータラッチパ
ルスに同期してラッチするデータラッチ回路32と、こ
のデータラッチ回路32にラッチされたデータをデコー
ドし、信号ライン12に出力するデコーダ回路33とか
ら構成されている。
【0021】上述したことから明らかなように、アナロ
グインタ−フェ−ス型およびディジタルインタ−フェ−
ス型のいずれの型のシフトレジスタの場合にも、順次ア
ドレスパルスを発生するための水平シフトレジスタ2
1,31を必要とする。本発明に係るシフトレジスタ
は、これら水平シフトレジスタ21,31として用いて
好適なものである。なお、水平シフトレジスタに限ら
ず、スキャンドライバ8に内蔵する垂直シフトレジスタ
として用いることも可能であるが、以下、水平シフトレ
ジスタに適用した場合を例に採って説明するものとす
る。
【0022】図4は、本発明の一実施形態を示す回路図
である。本実施形態においては、入力されるタイミング
系は、<0V−2.7V>のTTLレベルを想定してい
る。そのため、NMOSトランジスタを用いてセンス回
路を構成すると、当該トランジスタの閾値電圧Vth分
だけロスとなるので、タイミング系のセンス部にはPM
OSトランジスタを用いた回路構成を採っている。
【0023】図4において、PMOSトランジスタQp
11は、前段から与えられる転送データINをゲート入
力とし、当該転送データINが低レベル(以下、“L”
レベルと記す)のときにオン(導通)状態となる。この
PMOSトランジスタQp11のソースと正電源VDD
の間には、シフトクロックCK1をゲート入力とするP
MOSトランジスタQp12が接続されている。このP
MOSトランジスタQp12は、クロックセンス用のト
ランジスタであり、シフトクロックCK1が“L”レベ
ルのときにオン状態となる。
【0024】また、PMOSトランジスタQp11のド
レインと負電源VSSの間には、ドレインとゲートが共
通に接続されたダイオード接続のNMOSトランジスタ
Qn11が接続されている。このNMOSトランジスタ
Qn11はNMOSトランジスタQn12と共に、ゲー
トが共通に接続されることによってカレントミラーを構
成している。NMOSトランジスタQn12のソースは
負電源VSSに接続され、そのドレインと正電源VDD
の間には、シフトクロックCK3をゲート入力とするP
MOSトランジスタQp13が接続されている。
【0025】以上により、入力された転送データINを
次段に転送するデータ転送部41が構成されている。こ
のデータ転送部41において、NMOSトランジスタQ
n11に対してNMOSトランジスタQn13が並列に
接続されている。すなわち、NMOSトランジスタQn
11およびNMOSトランジスタQn13のドレイン同
士およびソース同士がそれぞれ共通に接続されている。
そして、NMOSトランジスタQn13のゲートは、P
MOSトランジスタQp11のゲートと共通に接続され
ている。このNMOSトランジスタQn13は、NMO
SトランジスタQn11に貫通電流が流れるのを防止す
るために設けられたものである。
【0026】このデータ転送部41の出力端B、即ちP
MOSトランジスタQp13およびNMOSトランジス
タQn12のドレイン共通接続点は、次段のデータラッ
チ部42の入力端に接続されている。データラッチ部4
2は、正電源VDDと負電源VSSの間に接続されたP
MOSトランジスタQp14およびNMOSトランジス
タQn14からなるCMOSインバータと、同様に正電
源VDDと負電源VSSの間に接続されたPMOSトラ
ンジスタQp15およびNMOSトランジスタQn15
からなるCMOSインバータとが、互いに逆極性で並列
に、即ちリング状に接続された構成となっている。
【0027】このデータラッチ部42において、各CM
OSインバータを構成するMOSトランジスタQp1
4,Qn14およびQp15,Qn15としては、デー
タ転送部41の出力トランジスタであるMOSトランジ
スタQp13,Qn12よりもそのサイズが十分に小さ
いものが用いられる。
【0028】上述した回路構成のデータ転送部41およ
びデータラッチ部42からなる回路を一単位として1つ
の転送段(レジスタ)が構成され、この単位転送段が複
数段縦続接続されることによって本実施形態に係るシフ
トレジスタを構成している。なお、初段を含む奇数段目
の転送段のPMOSトランジスタQp13にはシフトク
ロックCK3が印加されるが、偶数段目のPMOSトラ
ンジスタQp13にはシフトクロックCK2が印加され
ることになる。ここで、3相のシフトクロックCK1,
CK2,CK3は、図5のタイミングチャートに示す位
相関係となっている。
【0029】次に、上記構成のシフトレジスタにおい
て、初段の転送段を例にとってその回路動作について、
図5のタイミングチャートを参照しつつ説明する。
【0030】入力転送データINが“L”レベルとなる
ことで、PMOSトランジスタQp11がオン状態とな
り、次いでこの転送データINの“L”レベルの期間に
シフトクロックCK1が“L”レベルとなることで、P
MOSトランジスタQp12がオン状態となる。これに
より、NMOSトランジスタQn11がオン状態とな
り、このNMOSトランジスタQn11と共にカレント
ミラーを構成するNMOSトランジスタQn12のドレ
インに電流iaが流れる。その結果、データ転送部41
の出力端Bが放電され、その出力端Bの電位はVSSレ
ベルとなる。
【0031】続いて、入力転送データINが高レベル
(以下、“H”レベルと記す)となることにより、PM
OSトランジスタQp11がオフ状態となり、NMOS
トランジスタQn13がオン状態となる。これにより、
ノードAはNMOSトランジスタQn13を経由して放
電され、NMOSトランジスタQn12がオフ状態とな
るため、データ転送部41の出力端Bがハイインピーダ
ンスとなるが、それまでの出力端BのVSSレベルは、
データ転送部41の出力トランジスタよりもサイズの十
分に小さいMOSトランジスタQp14,Qn14,Q
p15,Qn15で構成されたデータラッチ部42で保
持される。
【0032】次に、シフトクロックCK3が“H”レベ
ルから“L”レベルに遷移すると、PMOSトランジス
タQp13がオン状態となり、このPMOSトランジス
タQp13を介してデータ転送部41の出力端Bへ電流
ibが流れ込むため、当該出力端Bは電源電圧VDDま
で充電される。その後、データ転送部41の出力端Bが
ハイインピーダンスとなっても、VDDレベルのデータ
は、データラッチ部42で保持される。
【0033】図6に、シミュレーション結果を示す。こ
のシミュレーション結果から明らかなように、VDD=
5V、VSS=0Vとした場合に、<0V−2.7V>
のTTLレベルのタイミング系に対して、入力転送デー
タINおよびシフトクロックCK1,CK2,CK3の
センス用のトランジスタとしてPMOSトランジスタを
用いた電流転送型のシフトレジスタ構成としたことによ
り、出力OUT1は0V−5Vの振幅となる。そして、
以降、その振幅にて各転送段で順次転送されることにな
る。
【0034】これにより、コモン反転駆動法との組み合
わせによって低電源電圧(例えば、5V系)、低電圧入
力信号(例えば、2.7V系)でシフトレジスタを構成
できるので、低消費電力化が可能になるとともに、外部
タイミングICとダイレクトインターフェースが可能と
なり、システムが簡単になる。また、不要輻射を低減で
き、セット設計が容易になる。
【0035】なお、上記実施形態では、3相のシフトク
ロックCK1,CK2,CK3の各“L”レベルの時間
をそれぞれ1周期Tを3等分した時間(T/3)とした
が、図7のタイミングチャートに示すように、シフトク
ロックCK1,CK2,CK3の“L”レベルの時間を
T/3よりも短く設定することも可能である。具体的に
は、ノードAを放電するのに必要な時間とノードAを電
源VDDまで充電するのに必要な時間のうちの長い方の
時間まで短縮することができる。
【0036】これにより、PMOSトランジスタQp1
2→PMOSトランジスタQp11→NMOSトランジ
スタQn11を流れる貫通電流を低減できるため、電力
損失を抑制できる。この際、データ転送部41の出力端
Bを十分充放電すれば、データの転送には何ら支障はな
い。
【0037】図8は、本発明の他の実施形態を示す回路
図である。本実施形態に係るシフトレジスタは、各転送
段ごとに、データラッチ部42の後段にカレントバッフ
ァ部43を備えた構成となっている。このカレントバッ
ファ部43は、正電源VDDと負電源VSSの間に接続
されたPMOSトランジスタQp16およびNMOSト
ランジスタQn16からなるCMOSインバータと、同
様に正電源VDDと負電源VSSの間に接続されたPM
OSトランジスタQp17およびNMOSトランジスタ
Qn17からなるCMOSインバータとが直列に接続さ
れた構成となっている。
【0038】このように、各転送段ごとに、データラッ
チ部42の後段にカレントバッファ部43を有すること
により、データラッチ部42がサイズの小さいMOSト
ランジスタからなり、その駆動能力が小さくても、カレ
ントバッファ部43をデータラッチ部42よりもサイズ
の大きいMOSトランジスタで構成することにより、例
えば図3に示すディジタルインタ−フェ−ス型ソースド
ライバにおいて、データラッチ回路32に対して十分な
駆動能力を得ることができる利点がある。
【0039】なお、上記各実施形態では、駆動回路系を
ポリシリコンTFTで画素系と一体的に形成する駆動回
路一体型LCDに適用するとしたが、別体型LCDにも
同様に適用可能である。また、構成するトランジスタ
は、ポリシリコン、結晶シリコンのいずれでも可能であ
る。さらに、Bulkシリコンでも、絶縁層上のTFT
でも構成は可能である。特にTFTでは、基板バイアス
効果により|Vth|の上昇がないため、低電圧駆動に
は好適と言える。
【0040】また、上記各実施形態においては、3相の
シフトクロックCK1,CK2,CK3を用いた場合に
ついて説明したが、必ずしも3相のシフトクロックに限
定されるものではなく、相互のタイミング関係を適当に
設定することにより、2相又は4相以上の多相クロック
でも適用可能である。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
PMOSトランジスタを用いて入力転送パルスおよびシ
フトパルスをセンスする電流転送型としたことにより、
NMOSトランジスタをセンス用トランジスタとして用
いた場合の閾値電圧Vth分のロスがないため、低電源
電圧、低電圧入力信号であっても十分な動作速度を確保
できることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるアクティブマトリクス型L
CDの一般的な構成例を示す概略構成図である。
【図2】アナログインタ−フェ−ス型のソースドライバ
の一例を示す構成図である。
【図3】ディジタルインタ−フェ−ス型のソースドライ
バの一例を示す構成図である。
【図4】本発明の一実施形態を示す回路図である。
【図5】図4の回路動作を説明するためのタイミングチ
ャートである。
【図6】本実施形態に係るシミュレーション結果を示す
波形図である。
【図7】一実施形態の変形例に係るタイミングチャート
である。
【図8】本発明の他の実施形態を示す回路図である。
【図9】従来例を示すブロック図である。
【図10】従来例に係るタイミングチャートである。
【図11】従来例に係る単位転送段の回路構成の一例を
示す回路図である。
【符号の説明】
11…ゲートバスライン、12…信号ライン(ソースラ
イン)、13…画素、14…TFT(薄膜トランジス
タ)、15…液晶セル、17…ソースドライバ、18…
スキャンドライバ、21,31…水平シフトレジスタ、
41…データ転送部、42…データラッチ部、43…カ
レントバッファ部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 行列状に2次元配置された複数個の画素
    を順次選択する走査回路としてシフトレジスタを用いた
    液晶表示装置の駆動回路において、 前記シフトレジスタの転送段の各々が、 入力転送パルスをゲート入力とする第1のPMOSトラ
    ンジスタと、 前記第1のPMOSトランジスタのソースと第1の電源
    の間に接続され、第1のシフトパルスをゲート入力とす
    る第2のPMOSトランジスタと、 前記第1のPMOSトランジスタのドレインと第2の電
    源の間に接続されたダイオード接続の第1のNMOSト
    ランジスタと、 前記第1のNMOSトランジスタと共にカレントミラー
    を構成する第2のNMOSトランジスタと、 前記第2のNMOSトランジスタのドレインと第1の電
    源の間に接続され、第2のシフトパルスをゲート入力と
    する第3のPMOSトランジスタとを有するデータ転送
    部を備えていることを特徴とする液晶表示装置の駆動回
    路。
  2. 【請求項2】 前記データ転送部はさらに、 前記第1のNMOSトランジスタに対して並列に接続さ
    れ、前記入力転送パルスをゲート入力とする第3のNM
    OSトランジスタを有していることを特徴とする請求項
    1記載の液晶表示装置の駆動回路。
  3. 【請求項3】 前記シフトレジスタの転送段の各々は
    さらに、 前記データ転送部の出力を保持するデータ保持部を備え
    ていることを特徴とする請求項1記載の液晶表示装置の
    駆動回路。
  4. 【請求項4】 前記データ保持部は、前記データ転送
    部よりも高いインピーダンスを持つ2つのインバータが
    リング状に接続されてなることを特徴とする請求項3記
    載の液晶表示装置の駆動回路。
  5. 【請求項5】 前記シフトレジスタの転送段の各々は
    さらに、 前記データ保持部の後段にカレントバッファ部を備えて
    いることを特徴とする請求項3記載の液晶表示装置の駆
    動回路。
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