JPH11183222A - 集塵ユニット - Google Patents
集塵ユニットInfo
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- JPH11183222A JPH11183222A JP9370521A JP37052197A JPH11183222A JP H11183222 A JPH11183222 A JP H11183222A JP 9370521 A JP9370521 A JP 9370521A JP 37052197 A JP37052197 A JP 37052197A JP H11183222 A JPH11183222 A JP H11183222A
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- air
- chamber
- dust collection
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 センサの組み込まれた集塵ユニットにおい
て、圧力損失を低減しつつ安定した集塵特性を維持す
る。 【解決手段】 センサ23が設置されたセンサ室25
と、空気流入口27が形成されるとともに連通口28を
介してセンサ室25に連通して形成され、センサ23に
至る空気中に含まれた塵埃を除去するフィルタ室26
と、集塵機能を有してフィルタ室26内に取り付けら
れ、このフィルタ室26を空気流入口27から流入して
センサ室25に至る空気が順次通過する複数の空気流通
室29に区画する少なくとも1枚のフィルタ隔壁30
と、フィルタ隔壁30に形成され、隣接する空気流通室
29間を連通する貫通孔31とを有し、貫通孔31、空
気流入口27および連通口28の中心が相互に一直線上
とならない位置に形成され、空気の進行方向を変化させ
ながらセンサ室25へ導く集塵ユニット24とする。
て、圧力損失を低減しつつ安定した集塵特性を維持す
る。 【解決手段】 センサ23が設置されたセンサ室25
と、空気流入口27が形成されるとともに連通口28を
介してセンサ室25に連通して形成され、センサ23に
至る空気中に含まれた塵埃を除去するフィルタ室26
と、集塵機能を有してフィルタ室26内に取り付けら
れ、このフィルタ室26を空気流入口27から流入して
センサ室25に至る空気が順次通過する複数の空気流通
室29に区画する少なくとも1枚のフィルタ隔壁30
と、フィルタ隔壁30に形成され、隣接する空気流通室
29間を連通する貫通孔31とを有し、貫通孔31、空
気流入口27および連通口28の中心が相互に一直線上
とならない位置に形成され、空気の進行方向を変化させ
ながらセンサ室25へ導く集塵ユニット24とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気中の塵埃を捕
捉する集塵ユニットに関し、特に、所定の物理量を検出
するセンサに至る空気中の塵埃除去に適用して有効な技
術に関するものである。
捉する集塵ユニットに関し、特に、所定の物理量を検出
するセンサに至る空気中の塵埃除去に適用して有効な技
術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】たとえば、ガス給湯器などの燃焼装置に
おいては、バーナの上流であるエアチャンバから下流で
ある燃焼室に向かって流れる空気の流量を測定して空燃
比を最適に制御するために、エアフローセンサ(セン
サ)が設置されている。このエアフローセンサは微細な
半導体部品から構成されているために、僅かの塵埃が付
着しても正常に機能しなくなる。そこで、エアフローセ
ンサを集塵ユニットに組み込み、このエアフローセンサ
に至る空気中の塵埃を除去するようにしている。
おいては、バーナの上流であるエアチャンバから下流で
ある燃焼室に向かって流れる空気の流量を測定して空燃
比を最適に制御するために、エアフローセンサ(セン
サ)が設置されている。このエアフローセンサは微細な
半導体部品から構成されているために、僅かの塵埃が付
着しても正常に機能しなくなる。そこで、エアフローセ
ンサを集塵ユニットに組み込み、このエアフローセンサ
に至る空気中の塵埃を除去するようにしている。
【0003】このような集塵ユニットとしては、たとえ
ば特開平8−210889号公報に開示されているよう
に、空気通路を迷路状に形成し、この空気通路を部分的
に狭くしたり広くしたりしたものが知られている。
ば特開平8−210889号公報に開示されているよう
に、空気通路を迷路状に形成し、この空気通路を部分的
に狭くしたり広くしたりしたものが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述のような集塵ユニ
ットでは、空気通路の狭い箇所で圧力損失が大きくなる
ので、エアフローセンサの設置個所で空気の流速が遅く
なってしまう。これでは、正確な空気量を測定すること
ができない。
ットでは、空気通路の狭い箇所で圧力損失が大きくなる
ので、エアフローセンサの設置個所で空気の流速が遅く
なってしまう。これでは、正確な空気量を測定すること
ができない。
【0005】ここで、エアフローセンタに向かって流れ
る空気を貫通させ、この空気中に含まれる塵埃を捕捉す
るフィルタを用いることも考えられる。しかしながら、
このようなフィルタでは目詰まりしやすいので、たとえ
ば10年間にわたってメンテナンスを不要にするといっ
た条件下では、経年的な特性の維持が困難である。ま
た、フィルタで細かい塵埃を捕捉しようとすると、細か
い目になってしまって圧力損失が大きくなってしまう。
る空気を貫通させ、この空気中に含まれる塵埃を捕捉す
るフィルタを用いることも考えられる。しかしながら、
このようなフィルタでは目詰まりしやすいので、たとえ
ば10年間にわたってメンテナンスを不要にするといっ
た条件下では、経年的な特性の維持が困難である。ま
た、フィルタで細かい塵埃を捕捉しようとすると、細か
い目になってしまって圧力損失が大きくなってしまう。
【0006】そこで、本発明は、圧力損失を低減しつつ
安定した集塵特性を維持することのできる集塵ユニット
を提供することを目的とする。
安定した集塵特性を維持することのできる集塵ユニット
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係る集塵ユニットは、所定の物理量を検出
するセンサが設置されたセンサ室と、空気が流入する空
気流入口が形成されるとともに連通口を介してセンサ室
に連通して形成され、センサに至る空気中に含まれた塵
埃を除去するフィルタ室と、貫通する空気に含まれた塵
埃を捕捉する機能を有してフィルタ室内に取り付けら
れ、このフィルタ室を空気流入口から流入してセンサ室
に至る空気が順次通過する複数の空気流通室に区画する
少なくとも1枚のフィルタ隔壁と、フィルタ隔壁に形成
され、相互に隣接する空気流通室間を連通する貫通孔と
を有し、貫通孔、空気流入口および連通口の中心が相互
に一直線上とならない位置に形成されて、空気流入口か
ら流入した空気がその進行方向を変化させながらセンサ
室へ到達することをことを特徴とする。
め、本発明に係る集塵ユニットは、所定の物理量を検出
するセンサが設置されたセンサ室と、空気が流入する空
気流入口が形成されるとともに連通口を介してセンサ室
に連通して形成され、センサに至る空気中に含まれた塵
埃を除去するフィルタ室と、貫通する空気に含まれた塵
埃を捕捉する機能を有してフィルタ室内に取り付けら
れ、このフィルタ室を空気流入口から流入してセンサ室
に至る空気が順次通過する複数の空気流通室に区画する
少なくとも1枚のフィルタ隔壁と、フィルタ隔壁に形成
され、相互に隣接する空気流通室間を連通する貫通孔と
を有し、貫通孔、空気流入口および連通口の中心が相互
に一直線上とならない位置に形成されて、空気流入口か
ら流入した空気がその進行方向を変化させながらセンサ
室へ到達することをことを特徴とする。
【0008】このような発明によれば、フィルタ隔壁に
貫通孔を形成し、フィルタ隔壁及び慣性集塵の原理を併
用して空気中の塵埃を捕捉しているので、圧力損失を低
減しつつ安定した集塵特性を維持することが可能にな
る。
貫通孔を形成し、フィルタ隔壁及び慣性集塵の原理を併
用して空気中の塵埃を捕捉しているので、圧力損失を低
減しつつ安定した集塵特性を維持することが可能にな
る。
【0009】前記した集塵ユニットにおいて、空気の進
行方向上流側のフィルタ隔壁から下流側のフィルタ隔壁
に従って次第に細かい目になるようにフィルタ隔壁を複
数枚設けることができる。これによれば、上流側のフィ
ルタ隔壁から下流側のフィルタ隔壁に向かって次第に細
かな塵埃が捕捉されて行くので、捕捉される塵埃が各フ
ィルタ隔壁に分散され、目詰まりが発生しにくくなる。
行方向上流側のフィルタ隔壁から下流側のフィルタ隔壁
に従って次第に細かい目になるようにフィルタ隔壁を複
数枚設けることができる。これによれば、上流側のフィ
ルタ隔壁から下流側のフィルタ隔壁に向かって次第に細
かな塵埃が捕捉されて行くので、捕捉される塵埃が各フ
ィルタ隔壁に分散され、目詰まりが発生しにくくなる。
【0010】また、相互に対向する面に位置する貫通
孔、空気流入口および連通口は、相互にオーバーラップ
することなく形成されていることが望ましい。これによ
れば、空気の進行方向が大きく曲げられるので、慣性集
塵の原理による集塵効率が向上する。
孔、空気流入口および連通口は、相互にオーバーラップ
することなく形成されていることが望ましい。これによ
れば、空気の進行方向が大きく曲げられるので、慣性集
塵の原理による集塵効率が向上する。
【0011】貫通孔、空気流入口および連通口は相互に
同じ内径となっているのがよい。これによれば、フィル
タ室内を通過する空気の圧力損失がより抑制されるの
で、センサ室での空気の流速の低下率が少なくなる。
同じ内径となっているのがよい。これによれば、フィル
タ室内を通過する空気の圧力損失がより抑制されるの
で、センサ室での空気の流速の低下率が少なくなる。
【0012】フィルタ隔壁に形成された貫通孔は、この
フィルタ隔壁に対向する他のフィルタ隔壁に形成された
貫通孔と互い違いに複数形成することができる。これに
よれば、貫通孔の面積をより広くとることができるの
で、圧力損失を一層小さくすることができる。
フィルタ隔壁に対向する他のフィルタ隔壁に形成された
貫通孔と互い違いに複数形成することができる。これに
よれば、貫通孔の面積をより広くとることができるの
で、圧力損失を一層小さくすることができる。
【0013】貫通孔はフィルタ隔壁の端部に形成するの
がよい。これによれば、フィルタ隔壁の内で塵埃を捕捉
しない無駄な部分が削減されるので、フィルタ隔壁の集
塵機能が最大限に発揮されて高効率で塵埃を捕捉するこ
とが可能になる。
がよい。これによれば、フィルタ隔壁の内で塵埃を捕捉
しない無駄な部分が削減されるので、フィルタ隔壁の集
塵機能が最大限に発揮されて高効率で塵埃を捕捉するこ
とが可能になる。
【0014】貫通孔、空気流入口および連通口は、空気
流通室に突出する筒体を有していることが望ましい。こ
れによれば、空気の進行方向が大きく曲げられるので、
慣性集塵の原理による集塵効率が向上する。
流通室に突出する筒体を有していることが望ましい。こ
れによれば、空気の進行方向が大きく曲げられるので、
慣性集塵の原理による集塵効率が向上する。
【0015】この筒体は、当該筒体と反対方向から空気
流通室に突出する筒体とオーバーラップして設けられて
いるのがよい。これによれば、空気の進行方向がより大
きく曲げられるので、慣性集塵の原理による集塵効率が
より向上することになる。
流通室に突出する筒体とオーバーラップして設けられて
いるのがよい。これによれば、空気の進行方向がより大
きく曲げられるので、慣性集塵の原理による集塵効率が
より向上することになる。
【0016】ここで、筒体の内周長を一辺とし、この筒
体の先端から対向面までのクリアランス長を他の一辺と
して構成される筒体とフィルタ隔壁との間のクリアラン
ス表面積が筒体の開口断面積以上であることが望まし
い。これによれば、集塵ユニット内の圧力損失が一層少
なくなるとともに、経年変化によりフィルタ隔壁の集塵
能力が劣化あるいは喪失しても、より効率的に慣性集塵
の原理だけで塵埃を捕捉することができる。
体の先端から対向面までのクリアランス長を他の一辺と
して構成される筒体とフィルタ隔壁との間のクリアラン
ス表面積が筒体の開口断面積以上であることが望まし
い。これによれば、集塵ユニット内の圧力損失が一層少
なくなるとともに、経年変化によりフィルタ隔壁の集塵
能力が劣化あるいは喪失しても、より効率的に慣性集塵
の原理だけで塵埃を捕捉することができる。
【0017】また、筒体が円筒状の場合には、この筒体
の内径と当該筒体の先端から対向面までのクリアランス
長とを同一にすることによっても、圧力損失を低減する
ことができる。
の内径と当該筒体の先端から対向面までのクリアランス
長とを同一にすることによっても、圧力損失を低減する
ことができる。
【0018】フィルタ隔壁は、このフィルタ隔壁の両側
から当該フィルタ隔壁に対して垂直に設けられて対向す
る壁面に当接する支持材によりフィルタ室内に取り付け
ることができる。また、フィルタ隔壁は、フィルタ室の
対向する内壁に形成された一対の取り付け溝にその両端
がはめ込まれてフィルタ室内に取り付けることができ
る。さらに、フィルタ隔壁は、筒体の先端から延びて対
向する壁面に当接する支持桁によりフィルタ室内に取り
付けることができる。
から当該フィルタ隔壁に対して垂直に設けられて対向す
る壁面に当接する支持材によりフィルタ室内に取り付け
ることができる。また、フィルタ隔壁は、フィルタ室の
対向する内壁に形成された一対の取り付け溝にその両端
がはめ込まれてフィルタ室内に取り付けることができ
る。さらに、フィルタ隔壁は、筒体の先端から延びて対
向する壁面に当接する支持桁によりフィルタ室内に取り
付けることができる。
【0019】フィルタ室は、センサ室の両側に形成して
もよい。センサとしては、センサ室内を流れる空気の流
量を測定するエアフローセンサを適用することができ
る。
もよい。センサとしては、センサ室内を流れる空気の流
量を測定するエアフローセンサを適用することができ
る。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照しつつさらに具体的に説明する。ここで、添付
図面において同一の部材には同一の符号を付しており、
また、重複した説明は省略されている。なお、発明の実
施の形態は、本発明が実施される特に有用な形態として
のものであり、本発明がその実施の形態に限定されるも
のではない。
面を参照しつつさらに具体的に説明する。ここで、添付
図面において同一の部材には同一の符号を付しており、
また、重複した説明は省略されている。なお、発明の実
施の形態は、本発明が実施される特に有用な形態として
のものであり、本発明がその実施の形態に限定されるも
のではない。
【0021】(実施の形態1)図1は本発明の一実施の
形態である集塵ユニットが取り付けられた給湯器を示す
概略図、図2は図1の給湯器に取り付けられた集塵ユニ
ットを示す断面図、図3はフィルタ隔壁の貫通孔に取り
付けられた筒体間の位置関係を示す説明図、図4はフィ
ルタ隔壁の貫通孔に取り付けられた筒体のクリアランス
長の一例を示す説明図、図5はフィルタ隔壁の貫通孔に
取り付けられた筒体のクリアランス長の他の一例を示す
説明図である。
形態である集塵ユニットが取り付けられた給湯器を示す
概略図、図2は図1の給湯器に取り付けられた集塵ユニ
ットを示す断面図、図3はフィルタ隔壁の貫通孔に取り
付けられた筒体間の位置関係を示す説明図、図4はフィ
ルタ隔壁の貫通孔に取り付けられた筒体のクリアランス
長の一例を示す説明図、図5はフィルタ隔壁の貫通孔に
取り付けられた筒体のクリアランス長の他の一例を示す
説明図である。
【0022】図1に示すように、給湯器10のハウジン
グ11内には燃焼ユニット12が装着されている。この
燃焼ユニット12には、給排気用の燃焼ファン13が装
着されている。また、燃焼ユニット12内には、燃焼フ
ァン13の送風による上流から下流にかけて、バーナ1
4、給湯熱交換器15および排気口16が順次配置さ
れ、空気の流路が形成されている。そして、燃焼ファン
13の送風口とバーナ14との空間がエアチャンバ17
に、バーナ14と給湯熱交換器15との空間が燃焼室1
8になっている。
グ11内には燃焼ユニット12が装着されている。この
燃焼ユニット12には、給排気用の燃焼ファン13が装
着されている。また、燃焼ユニット12内には、燃焼フ
ァン13の送風による上流から下流にかけて、バーナ1
4、給湯熱交換器15および排気口16が順次配置さ
れ、空気の流路が形成されている。そして、燃焼ファン
13の送風口とバーナ14との空間がエアチャンバ17
に、バーナ14と給湯熱交換器15との空間が燃焼室1
8になっている。
【0023】エアチャンバ17と燃焼室18とを連通し
て、バイパス通路20が設けられている。このバイパス
通路20は管状に形成されており、その空気分流口21
がエアチャンバ17の側壁部に開口され、空気排出口2
2が燃焼室18の側壁部に開口されている。
て、バイパス通路20が設けられている。このバイパス
通路20は管状に形成されており、その空気分流口21
がエアチャンバ17の側壁部に開口され、空気排出口2
2が燃焼室18の側壁部に開口されている。
【0024】バイパス通路20には、図2に示すような
エアフローセンサ(センサ)23が組み込まれた集塵ユ
ニット24が接続されている。エアフローセンサ23
は、バーナ14の上流であるエアチャンバ17から下流
である燃焼室18に向かって流れる空気の流量を測定す
ることにより燃焼に必要な全体の空気量を算出するもの
で、これにより空燃比が最適に制御される。
エアフローセンサ(センサ)23が組み込まれた集塵ユ
ニット24が接続されている。エアフローセンサ23
は、バーナ14の上流であるエアチャンバ17から下流
である燃焼室18に向かって流れる空気の流量を測定す
ることにより燃焼に必要な全体の空気量を算出するもの
で、これにより空燃比が最適に制御される。
【0025】図示するように、エアフローセンサ23
は、ヒータ23aと、このヒータ23aの両側に位置す
る2つの温度センサ23bを有している。そして、空気
の流れがあると温度センサ23b間に温度差が生じるの
で、このときの抵抗変化を電圧出力に変換して空気の流
れの量に応じた出力を発生する仕組みになっている。
は、ヒータ23aと、このヒータ23aの両側に位置す
る2つの温度センサ23bを有している。そして、空気
の流れがあると温度センサ23b間に温度差が生じるの
で、このときの抵抗変化を電圧出力に変換して空気の流
れの量に応じた出力を発生する仕組みになっている。
【0026】ここで、エアフローセンサ23は微細な半
導体部品から構成されているために、僅かの塵埃が付着
しても正常に機能しなくなる。そこで、集塵ユニット2
4には、エアフローセンサ23が設置されたセンサ室2
5に連通して、このエアフローセンサ23に至る空気中
に含まれている塵埃を除去するフィルタ室26が形成さ
れている。本実施の形態においては、燃焼室から逆流し
てくる空気を考慮して、フィルタ室26がセンサ室25
の両側に形成されているが、片側にのみ形成するように
してもよい。
導体部品から構成されているために、僅かの塵埃が付着
しても正常に機能しなくなる。そこで、集塵ユニット2
4には、エアフローセンサ23が設置されたセンサ室2
5に連通して、このエアフローセンサ23に至る空気中
に含まれている塵埃を除去するフィルタ室26が形成さ
れている。本実施の形態においては、燃焼室から逆流し
てくる空気を考慮して、フィルタ室26がセンサ室25
の両側に形成されているが、片側にのみ形成するように
してもよい。
【0027】なお、本発明において、センサ室25に設
置されるセンサはエアフローセンサ23に限定されるも
のではなく、温度、圧力、流量など所定の物理量を検出
する各種のセンサとすることができる。したがって、集
塵ユニット24は本実施の形態のような給湯器に限られ
ず、センサの検出対象に応じた種々の装置に取り付けら
れる。
置されるセンサはエアフローセンサ23に限定されるも
のではなく、温度、圧力、流量など所定の物理量を検出
する各種のセンサとすることができる。したがって、集
塵ユニット24は本実施の形態のような給湯器に限られ
ず、センサの検出対象に応じた種々の装置に取り付けら
れる。
【0028】フィルタ室26には、空気が流入する空気
流入口27と、フィルタ室26とセンサ室25とを連通
する連通口28とが形成されている。そして、空気流入
口27からフィルタ室26に流入した空気は、連通口2
8からセンサ室25内へと流入する。
流入口27と、フィルタ室26とセンサ室25とを連通
する連通口28とが形成されている。そして、空気流入
口27からフィルタ室26に流入した空気は、連通口2
8からセンサ室25内へと流入する。
【0029】フィルタ室26内には、空気流入口27か
ら流入してセンサ室25に至る空気が順次通過する4つ
の空気流通室29にフィルタ室26を区画する3枚のフ
ィルタ隔壁30が取り付けられている。フィルタ隔壁3
0は、たとえば、メッシュが形成された金属製のプレー
ト、多数の細孔が形成された樹脂製のプレートあるいは
不織布など、このフィルタ隔壁30を貫通する空気に含
まれた塵埃を捕捉する機能を有する部材によって構成さ
れている。
ら流入してセンサ室25に至る空気が順次通過する4つ
の空気流通室29にフィルタ室26を区画する3枚のフ
ィルタ隔壁30が取り付けられている。フィルタ隔壁3
0は、たとえば、メッシュが形成された金属製のプレー
ト、多数の細孔が形成された樹脂製のプレートあるいは
不織布など、このフィルタ隔壁30を貫通する空気に含
まれた塵埃を捕捉する機能を有する部材によって構成さ
れている。
【0030】そして、本実施の形態では、空気流入口2
7から連通口28に向かう空気の進行方向上流側のフィ
ルタ隔壁30から下流側のフィルタ隔壁30に従って次
第に細かい目になっている。これにより、最も上流側に
設置されたフィルタ隔壁30で大きい塵埃が捕捉され、
下流に向かって順次設置されたフィルタ隔壁30で次第
に細かな塵埃が捕捉されて行くので、捕捉される塵埃が
各フィルタ隔壁30に分散され、目詰まりが発生しにく
くなっている。但し、何れのフィルタ隔壁30も同じ目
の大きさとしてもよい。
7から連通口28に向かう空気の進行方向上流側のフィ
ルタ隔壁30から下流側のフィルタ隔壁30に従って次
第に細かい目になっている。これにより、最も上流側に
設置されたフィルタ隔壁30で大きい塵埃が捕捉され、
下流に向かって順次設置されたフィルタ隔壁30で次第
に細かな塵埃が捕捉されて行くので、捕捉される塵埃が
各フィルタ隔壁30に分散され、目詰まりが発生しにく
くなっている。但し、何れのフィルタ隔壁30も同じ目
の大きさとしてもよい。
【0031】本実施の形態において、フィルタ隔壁30
は3枚設けられて4つの空気流通室29が形成されてい
るが、本発明においてはフィルタ隔壁30は1枚、2枚
あるいは4枚以上であってもよい。このように、フィル
タ隔壁30が少なくとも1枚であればよいので、フィル
タ隔壁30により形成される空気流通室29は少なくと
も2室となる。
は3枚設けられて4つの空気流通室29が形成されてい
るが、本発明においてはフィルタ隔壁30は1枚、2枚
あるいは4枚以上であってもよい。このように、フィル
タ隔壁30が少なくとも1枚であればよいので、フィル
タ隔壁30により形成される空気流通室29は少なくと
も2室となる。
【0032】フィルタ隔壁30には、相互に隣接する空
気流通室29間を連通する貫通孔31が、空気流入口2
7および連通口28との関係も含めて、互い違いに形成
されている。したがって、空気流入口27から流入した
空気は、貫通孔31によりその進行方向を変化させなが
らセンサ室25へ到達する。なお、貫通孔31は必ずし
も互い違いである必要はなく、貫通孔31、空気流入口
27および連通口28の中心が相互に一直線上とならな
い位置に形成されていればよい。但し、後述する慣性集
塵の原理により効率的に集塵を行うには、相互に対向す
る面に位置する貫通孔31、空気流入口27および連通
口28は、相互にオーバーラップすることなく形成され
ていることが望ましい。
気流通室29間を連通する貫通孔31が、空気流入口2
7および連通口28との関係も含めて、互い違いに形成
されている。したがって、空気流入口27から流入した
空気は、貫通孔31によりその進行方向を変化させなが
らセンサ室25へ到達する。なお、貫通孔31は必ずし
も互い違いである必要はなく、貫通孔31、空気流入口
27および連通口28の中心が相互に一直線上とならな
い位置に形成されていればよい。但し、後述する慣性集
塵の原理により効率的に集塵を行うには、相互に対向す
る面に位置する貫通孔31、空気流入口27および連通
口28は、相互にオーバーラップすることなく形成され
ていることが望ましい。
【0033】ここで、貫通孔31、空気流入口27およ
び連通口28は相互に同じ内径となっている。このよう
にすれば、フィルタ室26内を通過する空気の圧力損失
がより抑制されて、エアフローセンサ23の設置された
センサ室25での空気の流速の低下率が少なくなり、よ
り正確な空気量が測定される。但し、必ずしも同じ内径
でなくてもよい。
び連通口28は相互に同じ内径となっている。このよう
にすれば、フィルタ室26内を通過する空気の圧力損失
がより抑制されて、エアフローセンサ23の設置された
センサ室25での空気の流速の低下率が少なくなり、よ
り正確な空気量が測定される。但し、必ずしも同じ内径
でなくてもよい。
【0034】図示するように、貫通孔31、空気流入口
27および連通口28は、空気流通室29に突出する筒
体32を有している。これにより、空気はその進行方向
が強制的に曲げられながら流れて行く。このとき、空気
中に含まれる塵埃は、自らが有する質量のために、空気
の進行方向が変わったときに接線方向に真っ直ぐ飛んで
いって壁面に衝突してトラップされる。したがって、空
気中の塵埃は、フィルタ隔壁30を貫通することにより
捕捉されるのみならず、このような慣性集塵の原理によ
っても捕捉される。しかも、多くの空気は貫通孔31を
通って空気流通室29を順次通過して行くので、圧力損
失は最小限になる。そして、たとえ長期間の使用により
フィルタ隔壁30の塵埃捕捉能力が劣化しても、あるい
は、フィルタ隔壁30が詰まってしまっても、依然とし
て貫通孔31により慣性集塵の原理だけで塵埃の捕捉が
可能である。
27および連通口28は、空気流通室29に突出する筒
体32を有している。これにより、空気はその進行方向
が強制的に曲げられながら流れて行く。このとき、空気
中に含まれる塵埃は、自らが有する質量のために、空気
の進行方向が変わったときに接線方向に真っ直ぐ飛んで
いって壁面に衝突してトラップされる。したがって、空
気中の塵埃は、フィルタ隔壁30を貫通することにより
捕捉されるのみならず、このような慣性集塵の原理によ
っても捕捉される。しかも、多くの空気は貫通孔31を
通って空気流通室29を順次通過して行くので、圧力損
失は最小限になる。そして、たとえ長期間の使用により
フィルタ隔壁30の塵埃捕捉能力が劣化しても、あるい
は、フィルタ隔壁30が詰まってしまっても、依然とし
て貫通孔31により慣性集塵の原理だけで塵埃の捕捉が
可能である。
【0035】このように、本実施の形態の集塵ユニット
24によれば、フィルタ隔壁30に貫通孔31を形成
し、フィルタ隔壁30及び慣性集塵の原理を併用して空
気中の塵埃を捕捉しているので、圧力損失を低減しつつ
安定した集塵特性を維持することが可能になる。
24によれば、フィルタ隔壁30に貫通孔31を形成
し、フィルタ隔壁30及び慣性集塵の原理を併用して空
気中の塵埃を捕捉しているので、圧力損失を低減しつつ
安定した集塵特性を維持することが可能になる。
【0036】ここで、図3に示すように、筒体32は、
この筒体32と反対方向から空気流通室29に突出する
筒体32とオーバーラップして設けられていることが望
ましい。筒体32を相互にオーバーラップして設けると
空気の進行方向がより大きく曲げられるので、慣性集塵
の原理による集塵効率がより向上することになるからで
ある。なお、図3においては、フィルタ隔壁30の貫通
孔31に取り付けられた筒体32が示されているが、以
下に説明する場合を含めて、フィルタ隔壁の筒体32と
特に規定していない限り、空気流入口27および連通口
28の筒体32にも同様に適用される。
この筒体32と反対方向から空気流通室29に突出する
筒体32とオーバーラップして設けられていることが望
ましい。筒体32を相互にオーバーラップして設けると
空気の進行方向がより大きく曲げられるので、慣性集塵
の原理による集塵効率がより向上することになるからで
ある。なお、図3においては、フィルタ隔壁30の貫通
孔31に取り付けられた筒体32が示されているが、以
下に説明する場合を含めて、フィルタ隔壁の筒体32と
特に規定していない限り、空気流入口27および連通口
28の筒体32にも同様に適用される。
【0037】また、図4に示すように、筒体32の先端
から対向面までのクリアランス長Lに関しては、筒体3
2の内周長を一辺とし、この筒体32の先端から対向面
までのクリアランス長Lを他の一辺とした場合、このよ
うな2辺で構成される四角形の面積である筒体32とフ
ィルタ隔壁との間のクリアランス表面積S1 が筒体32
の開口断面積S2 以上となる関係が成立するようなクリ
アランス長Lであることが望ましい。これによれば、集
塵ユニット24内の圧力損失が一層少なくなるととも
に、経年変化によりフィルタ隔壁30の集塵能力が劣化
あるいは喪失しても、より効率的に慣性集塵の原理だけ
で塵埃の捕捉ができるからである。
から対向面までのクリアランス長Lに関しては、筒体3
2の内周長を一辺とし、この筒体32の先端から対向面
までのクリアランス長Lを他の一辺とした場合、このよ
うな2辺で構成される四角形の面積である筒体32とフ
ィルタ隔壁との間のクリアランス表面積S1 が筒体32
の開口断面積S2 以上となる関係が成立するようなクリ
アランス長Lであることが望ましい。これによれば、集
塵ユニット24内の圧力損失が一層少なくなるととも
に、経年変化によりフィルタ隔壁30の集塵能力が劣化
あるいは喪失しても、より効率的に慣性集塵の原理だけ
で塵埃の捕捉ができるからである。
【0038】なお、特に筒体32が円筒状の場合には、
図5に示すように、この筒体32の内径Rと当該筒体3
2の先端から対向面までのクリアランス長Lとが同一と
なるように筒体32を配置しても、圧力損失を低減する
ことができる。
図5に示すように、この筒体32の内径Rと当該筒体3
2の先端から対向面までのクリアランス長Lとが同一と
なるように筒体32を配置しても、圧力損失を低減する
ことができる。
【0039】(実施の形態2)図6は本発明の他の実施
の形態である集塵ユニットのフィルタ室を示す概略図で
ある。
の形態である集塵ユニットのフィルタ室を示す概略図で
ある。
【0040】本実施の形態では、貫通孔31は1枚のフ
ィルタ隔壁30の3箇所に形成されており、各貫通孔3
1に筒体32が設けられている。そして、貫通孔31の
形成されたフィルタ隔壁30と対向するフィルタ隔壁3
0に形成された貫通孔31と互い違いに形成されてい
る。なお、貫通孔31の数は3つに限定されるものでは
なく、複数であればよい。
ィルタ隔壁30の3箇所に形成されており、各貫通孔3
1に筒体32が設けられている。そして、貫通孔31の
形成されたフィルタ隔壁30と対向するフィルタ隔壁3
0に形成された貫通孔31と互い違いに形成されてい
る。なお、貫通孔31の数は3つに限定されるものでは
なく、複数であればよい。
【0041】このように、複数の貫通孔31を互い違い
に形成すれば、貫通孔31の面積をより広くとることが
できるので、圧力損失を一層小さくすることができる。
に形成すれば、貫通孔31の面積をより広くとることが
できるので、圧力損失を一層小さくすることができる。
【0042】なお、実施の形態4において貫通孔31は
1枚のフィルタ隔壁30に1つとなっているが、複数形
成することができるのはもちろんである。
1枚のフィルタ隔壁30に1つとなっているが、複数形
成することができるのはもちろんである。
【0043】(実施の形態3)図7は本発明のさらに他
の実施の形態である集塵ユニットのフィルタ室に取り付
けられたフィルタ隔壁を示す平面図、図8は図7のフィ
ルタ隔壁の変形例を示す平面図である。
の実施の形態である集塵ユニットのフィルタ室に取り付
けられたフィルタ隔壁を示す平面図、図8は図7のフィ
ルタ隔壁の変形例を示す平面図である。
【0044】本実施の形態では、図7においては円形の
貫通孔31が、図8においては角形の貫通孔31が、そ
れぞれフィルタ隔壁30の端部に形成されて、各貫通孔
31に筒体32が取り付けられている。
貫通孔31が、図8においては角形の貫通孔31が、そ
れぞれフィルタ隔壁30の端部に形成されて、各貫通孔
31に筒体32が取り付けられている。
【0045】空気流入口27からフィルタ室26に流入
した空気は、フィルタ隔壁30に形成された貫通孔31
を通過し、あるいはフィルタ隔壁30を貫通してセンサ
室25に向かう。ここで、主たる空気の流通経路は貫通
孔31になるので、貫通孔31の外側に位置するフィル
タ隔壁30を貫通する空気の量は少なくなる。すると、
その部分では、フィルタ隔壁30による塵埃の捕捉量が
少なくなってフィルタとして効率的に機能しなくなる。
した空気は、フィルタ隔壁30に形成された貫通孔31
を通過し、あるいはフィルタ隔壁30を貫通してセンサ
室25に向かう。ここで、主たる空気の流通経路は貫通
孔31になるので、貫通孔31の外側に位置するフィル
タ隔壁30を貫通する空気の量は少なくなる。すると、
その部分では、フィルタ隔壁30による塵埃の捕捉量が
少なくなってフィルタとして効率的に機能しなくなる。
【0046】そこで、図示するように、貫通孔31をフ
ィルタ隔壁30の端部に形成すれば、このようなフィル
タ隔壁30の無駄な部分が削減されるので、フィルタ隔
壁30の集塵機能が最大限に発揮されて高効率で塵埃を
捕捉することが可能になる。
ィルタ隔壁30の端部に形成すれば、このようなフィル
タ隔壁30の無駄な部分が削減されるので、フィルタ隔
壁30の集塵機能が最大限に発揮されて高効率で塵埃を
捕捉することが可能になる。
【0047】なお、図示するように、貫通孔31の形状
は円形に限定されるものではなく、角形など種々の形状
を採用することができる。したがって、貫通孔31に取
り付けられる筒体32の形状も、貫通孔31の形状に沿
って円筒形や角筒形などになる。
は円形に限定されるものではなく、角形など種々の形状
を採用することができる。したがって、貫通孔31に取
り付けられる筒体32の形状も、貫通孔31の形状に沿
って円筒形や角筒形などになる。
【0048】(実施の形態4)図9は本発明のさらに他
の実施の形態である集塵ユニットのフィルタ室に取り付
けられたフィルタ隔壁を示す斜視図である。
の実施の形態である集塵ユニットのフィルタ室に取り付
けられたフィルタ隔壁を示す斜視図である。
【0049】実施の形態4〜6は、フィルタ隔壁30の
フィルタ室26への取付構造を示すものであり、本実施
の形態では、フィルタ隔壁30には、このフィルタ隔壁
30の両側からフィルタ隔壁30に対して垂直に支持材
33が設けられている。
フィルタ室26への取付構造を示すものであり、本実施
の形態では、フィルタ隔壁30には、このフィルタ隔壁
30の両側からフィルタ隔壁30に対して垂直に支持材
33が設けられている。
【0050】したがって、フィルタ室26内でこのよう
なフィルタ隔壁30を順次重ねれば、支持材33がフィ
ルタ隔壁30の対向する壁面に当接し、フィルタ隔壁3
0が所定の空間を開けてフィルタ室26内に取り付けら
れる。
なフィルタ隔壁30を順次重ねれば、支持材33がフィ
ルタ隔壁30の対向する壁面に当接し、フィルタ隔壁3
0が所定の空間を開けてフィルタ室26内に取り付けら
れる。
【0051】なお、貫通孔31に筒体32が取り付けら
れている場合には、支持材33の長さは筒体32の突出
長よりも長くなければならない。
れている場合には、支持材33の長さは筒体32の突出
長よりも長くなければならない。
【0052】(実施の形態5)図10は本発明のさらに
他の実施の形態である集塵ユニットのフィルタ室に取り
付けられたフィルタ隔壁を示す斜視図である。
他の実施の形態である集塵ユニットのフィルタ室に取り
付けられたフィルタ隔壁を示す斜視図である。
【0053】本実施の形態においては、フィルタ室26
の対向する内壁に一対の取り付け溝34が形成されてい
る。そして、フィルタ隔壁30は、この一対の取り付け
溝34にその両端がはめ込まれてフィルタ室26内に取
り付けられている。
の対向する内壁に一対の取り付け溝34が形成されてい
る。そして、フィルタ隔壁30は、この一対の取り付け
溝34にその両端がはめ込まれてフィルタ室26内に取
り付けられている。
【0054】このように、フィルタ室26に取り付け溝
34を形成すれば、この取り付け溝34にフィルタ隔壁
30をはめ込んで取り付けることができる。
34を形成すれば、この取り付け溝34にフィルタ隔壁
30をはめ込んで取り付けることができる。
【0055】(実施の形態6)図11は本発明のさらに
他の実施の形態である集塵ユニットのフィルタ室に取り
付けられたフィルタ隔壁を示す斜視図である。
他の実施の形態である集塵ユニットのフィルタ室に取り
付けられたフィルタ隔壁を示す斜視図である。
【0056】本実施の形態においては、貫通孔31に取
り付けられた筒体32に、その先端から延びて対向する
壁面に当接する支持桁32aが形成されている。
り付けられた筒体32に、その先端から延びて対向する
壁面に当接する支持桁32aが形成されている。
【0057】したがって、フィルタ室26内でこのよう
なフィルタ隔壁30を順次重ねれば、支持桁32aがフ
ィルタ隔壁30の対向する壁面に当接することにより、
フィルタ隔壁30が所定の空間を開けてフィルタ室26
内に取り付けられる。
なフィルタ隔壁30を順次重ねれば、支持桁32aがフ
ィルタ隔壁30の対向する壁面に当接することにより、
フィルタ隔壁30が所定の空間を開けてフィルタ室26
内に取り付けられる。
【0058】(実施の形態7)図12は本発明のさらに
他の実施の形態である集塵ユニットを示す断面図であ
る。
他の実施の形態である集塵ユニットを示す断面図であ
る。
【0059】図示するように、本実施の形態では、貫通
孔31、空気流入口27および連通口28には、空気流
通室29に突出する筒体が設けられていない。すると、
筒体がない分だけ流れる空気の曲がり角は小さくなるの
で、慣性集塵の原理による塵埃の捕捉効率は筒体がある
場合に比べると多少減殺される。しかしながら、このよ
うな筒体のない集塵ユニット24であっても、なお慣性
集塵の原理による塵埃捕捉は行われる。
孔31、空気流入口27および連通口28には、空気流
通室29に突出する筒体が設けられていない。すると、
筒体がない分だけ流れる空気の曲がり角は小さくなるの
で、慣性集塵の原理による塵埃の捕捉効率は筒体がある
場合に比べると多少減殺される。しかしながら、このよ
うな筒体のない集塵ユニット24であっても、なお慣性
集塵の原理による塵埃捕捉は行われる。
【0060】そこで、本実施の形態のように、筒体を省
略することもできる。
略することもできる。
【0061】なお、前述の実施の形態1〜5において、
筒体間の配置関係(図3)、筒体と壁面とのクリアラン
ス長の関係(図4、図5)を除き、筒体を省略して集塵
ユニット24を構成することができるのはもちろんであ
る。
筒体間の配置関係(図3)、筒体と壁面とのクリアラン
ス長の関係(図4、図5)を除き、筒体を省略して集塵
ユニット24を構成することができるのはもちろんであ
る。
【0062】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば以下の効果を奏することができる。
によれば以下の効果を奏することができる。
【0063】本発明によれば、フィルタ隔壁に貫通孔を
形成し、フィルタ隔壁及び慣性集塵の原理を併用して空
気中の塵埃を捕捉しているので、圧力損失を低減しつつ
安定した集塵特性を維持することが可能になる。
形成し、フィルタ隔壁及び慣性集塵の原理を併用して空
気中の塵埃を捕捉しているので、圧力損失を低減しつつ
安定した集塵特性を維持することが可能になる。
【0064】空気の進行方向上流側のフィルタ隔壁から
下流側のフィルタ隔壁に従って次第に細かい目になるよ
うにフィルタ隔壁を複数枚設ければ、上流側のフィルタ
隔壁から下流側のフィルタ隔壁に向かって次第に細かな
塵埃が捕捉されて行くので、捕捉される塵埃が各フィル
タ隔壁に分散され、目詰まりが発生しにくくなる。
下流側のフィルタ隔壁に従って次第に細かい目になるよ
うにフィルタ隔壁を複数枚設ければ、上流側のフィルタ
隔壁から下流側のフィルタ隔壁に向かって次第に細かな
塵埃が捕捉されて行くので、捕捉される塵埃が各フィル
タ隔壁に分散され、目詰まりが発生しにくくなる。
【0065】相互に対向する面に位置する貫通孔、空気
流入口および連通口を、相互にオーバーラップすること
なく形成すれば、空気の進行方向が大きく曲げられるの
で、慣性集塵の原理による集塵効率が向上する。
流入口および連通口を、相互にオーバーラップすること
なく形成すれば、空気の進行方向が大きく曲げられるの
で、慣性集塵の原理による集塵効率が向上する。
【0066】貫通孔、空気流入口および連通口を相互に
同じ内径とすれば、フィルタ室内を通過する空気の圧力
損失がより抑制されるので、センサ室での空気の流速の
低下率が少なくなる。
同じ内径とすれば、フィルタ室内を通過する空気の圧力
損失がより抑制されるので、センサ室での空気の流速の
低下率が少なくなる。
【0067】フィルタ隔壁に形成された貫通孔を、この
フィルタ隔壁に対向する他のフィルタ隔壁に形成された
貫通孔と互い違いに複数形成すれば、貫通孔の面積をよ
り広くとることができるので、圧力損失を一層小さくす
ることができる。
フィルタ隔壁に対向する他のフィルタ隔壁に形成された
貫通孔と互い違いに複数形成すれば、貫通孔の面積をよ
り広くとることができるので、圧力損失を一層小さくす
ることができる。
【0068】貫通孔をフィルタ隔壁の端部に形成すれ
ば、フィルタ隔壁の内で塵埃を捕捉しない無駄な部分が
削減されるので、フィルタ隔壁の集塵機能が最大限に発
揮されて高効率で塵埃を捕捉することが可能になる。
ば、フィルタ隔壁の内で塵埃を捕捉しない無駄な部分が
削減されるので、フィルタ隔壁の集塵機能が最大限に発
揮されて高効率で塵埃を捕捉することが可能になる。
【0069】貫通孔、空気流入口および連通口に、空気
流通室に突出する筒体を取り付ければ、空気の進行方向
が大きく曲げられるので、慣性集塵の原理による集塵効
率が向上する。
流通室に突出する筒体を取り付ければ、空気の進行方向
が大きく曲げられるので、慣性集塵の原理による集塵効
率が向上する。
【0070】筒体を、当該筒体と反対方向から空気流通
室に突出する筒体とオーバーラップして設ければ、空気
の進行方向がより大きく曲げられるので、慣性集塵の原
理による集塵効率がより向上することになる。
室に突出する筒体とオーバーラップして設ければ、空気
の進行方向がより大きく曲げられるので、慣性集塵の原
理による集塵効率がより向上することになる。
【0071】筒体の内周長を一辺とし、この筒体の先端
から対向面までのクリアランス長を他の一辺として構成
される筒体とフィルタ隔壁との間のクリアランス表面積
が筒体の開口断面積以上とすれば、集塵ユニット内の圧
力損失が一層少なくなるとともに、経年変化によりフィ
ルタ隔壁の集塵能力が劣化あるいは喪失しても、より効
率的に慣性集塵の原理だけで塵埃を捕捉することができ
る。
から対向面までのクリアランス長を他の一辺として構成
される筒体とフィルタ隔壁との間のクリアランス表面積
が筒体の開口断面積以上とすれば、集塵ユニット内の圧
力損失が一層少なくなるとともに、経年変化によりフィ
ルタ隔壁の集塵能力が劣化あるいは喪失しても、より効
率的に慣性集塵の原理だけで塵埃を捕捉することができ
る。
【0072】筒体が円筒状の場合に、この筒体の内径と
当該筒体の先端から対向面までのクリアランス長とを同
一にすれば、同様に、圧力損失を低減することができ
る。
当該筒体の先端から対向面までのクリアランス長とを同
一にすれば、同様に、圧力損失を低減することができ
る。
【図1】本発明の実施の形態1による集塵ユニットが取
り付けられた給湯器を示す概略図である。
り付けられた給湯器を示す概略図である。
【図2】図1の給湯器に取り付けられた集塵ユニットを
示す断面図である。
示す断面図である。
【図3】フィルタ隔壁の貫通孔に取り付けられた筒体間
の位置関係を示す説明図である。
の位置関係を示す説明図である。
【図4】フィルタ隔壁の貫通孔に取り付けられた筒体の
クリアランス長の一例を示す説明図である。
クリアランス長の一例を示す説明図である。
【図5】フィルタ隔壁の貫通孔に取り付けられた筒体の
クリアランス長の他の一例を示す説明図である。
クリアランス長の他の一例を示す説明図である。
【図6】本発明の実施の形態2による集塵ユニットのフ
ィルタ室を示す概略図である。
ィルタ室を示す概略図である。
【図7】本発明の実施の形態3による集塵ユニットのフ
ィルタ室に取り付けられたフィルタ隔壁を示す平面図で
ある。
ィルタ室に取り付けられたフィルタ隔壁を示す平面図で
ある。
【図8】図7のフィルタ隔壁の変形例を示す平面図であ
る。
る。
【図9】本発明の実施の形態4による集塵ユニットのフ
ィルタ室に取り付けられたフィルタ隔壁を示す斜視図で
ある。
ィルタ室に取り付けられたフィルタ隔壁を示す斜視図で
ある。
【図10】本発明の実施の形態5による集塵ユニットの
フィルタ室に取り付けられたフィルタ隔壁を示す斜視図
である。
フィルタ室に取り付けられたフィルタ隔壁を示す斜視図
である。
【図11】本発明の実施の形態6による集塵ユニットの
フィルタ室に取り付けられたフィルタ隔壁を示す斜視図
である。
フィルタ室に取り付けられたフィルタ隔壁を示す斜視図
である。
【図12】本発明の実施の形態7による集塵ユニットを
示す断面図である。
示す断面図である。
10 給湯器 11 ハウジング 12 燃焼ユニット 13 燃焼ファン 14 バーナ 15 給湯熱交換器 16 排気口 17 エアチャンバ 18 燃焼室 20 バイパス通路 21 空気分流口 22 空気排出口 23 エアフローセンサ(センサ) 23a ヒータ 23b 温度センサ 24 集塵ユニット 25 センサ室 26 フィルタ室 27 空気流入口 28 連通口 29 空気流通室 30 フィルタ隔壁 31 貫通孔 32 筒体 32a 支持桁 33 支持材 34 取り付け溝
Claims (15)
- 【請求項1】 所定の物理量を検出するセンサが設置さ
れたセンサ室と、 空気が流入する空気流入口が形成されるとともに連通口
を介して前記センサ室に連通して形成され、前記センサ
に至る空気中に含まれた塵埃を除去するフィルタ室と、 貫通する空気に含まれた塵埃を捕捉する機能を有して前
記フィルタ室内に取り付けられ、このフィルタ室を前記
空気流入口から流入して前記センサ室に至る空気が順次
通過する複数の空気流通室に区画する少なくとも1枚の
フィルタ隔壁と、 前記フィルタ隔壁に形成され、相互に隣接する前記空気
流通室間を連通する貫通孔とを有し、 前記貫通孔、前記空気流入口および前記連通口の中心が
相互に一直線上とならない位置に形成されて、前記空気
流入口から流入した空気がその進行方向を変化させなが
ら前記センサ室へ到達することをことを特徴とする集塵
ユニット。 - 【請求項2】 前記フィルタ隔壁は複数枚設けられ、空
気の進行方向上流側の前記フィルタ隔壁から下流側の前
記フィルタ隔壁に従って次第に細かい目になっているこ
とを特徴とする請求項1記載の集塵ユニット。 - 【請求項3】 相互に対向する面に位置する前記貫通
孔、前記空気流入口および前記連通口が相互にオーバー
ラップすることなく形成されていることを特徴とする請
求項1または2記載の集塵ユニット。 - 【請求項4】 前記貫通孔、前記空気流入口および前記
連通口は相互に同じ内径となっていることを特徴とする
請求項1、2または3記載の集塵ユニット。 - 【請求項5】 前記フィルタ隔壁に形成された前記貫通
孔は、このフィルタ隔壁に対向する他の前記フィルタ隔
壁に形成された前記貫通孔と互い違いに複数形成されて
いることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載
の集塵ユニット。 - 【請求項6】 前記貫通孔は前記フィルタ隔壁の端部に
形成されていることを特徴とする請求項1〜5の何れか
一項に記載の集塵ユニット。 - 【請求項7】 前記貫通孔、前記空気流入口および前記
連通口は、前記空気流通室に突出する筒体を有している
ことを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載の集
塵ユニット。 - 【請求項8】 前記筒体は、この筒体と反対方向から前
記空気流通室に突出する前記筒体とオーバーラップして
設けられていることを特徴とする請求項1〜7の何れか
一項に記載の集塵ユニット。 - 【請求項9】 前記筒体の内周長を一辺とし、この筒体
の先端から対向面までのクリアランス長を他の一辺とし
て構成される前記筒体と前記フィルタ隔壁との間のクリ
アランス表面積が前記筒体の開口断面積以上とされてい
ることを特徴とする請求項7または8記載の集塵ユニッ
ト。 - 【請求項10】 前記筒体は円筒状とされ、この筒体の
内径と当該筒体の先端から対向面までのクリアランス長
とが同一とされていることを特徴とする請求項7または
8記載の集塵ユニット。 - 【請求項11】 前記フィルタ隔壁は、このフィルタ隔
壁の両側から当該フィルタ隔壁に対して垂直に設けられ
て対向する壁面に当接する支持材により前記フィルタ室
内に取り付けられていることを特徴とする請求項1〜1
0の何れか一項に記載の集塵ユニット。 - 【請求項12】 前記フィルタ隔壁は、前記フィルタ室
の対向する内壁に形成された一対の取り付け溝にその両
端がはめ込まれて前記フィルタ室内に取り付けられてい
ることを特徴とする請求項1〜10の何れか一項に記載
の集塵ユニット。 - 【請求項13】 前記フィルタ隔壁は、前記筒体の先端
から延びて対向する壁面に当接する支持桁により前記フ
ィルタ室内に取り付けられていることを特徴とする請求
項7〜10の何れか一項に記載の集塵ユニット。 - 【請求項14】 前記フィルタ室は、前記センサ室の両
側に形成されていることを特徴とする請求項1〜13の
何れか一項に記載の集塵ユニット。 - 【請求項15】 前記センサは、前記センサ室内を流れ
る空気の流量を測定するエアフローセンサであることを
特徴とする請求項1〜14の何れか一項に記載の集塵ユ
ニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9370521A JPH11183222A (ja) | 1997-12-24 | 1997-12-24 | 集塵ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9370521A JPH11183222A (ja) | 1997-12-24 | 1997-12-24 | 集塵ユニット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11183222A true JPH11183222A (ja) | 1999-07-09 |
Family
ID=18497132
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9370521A Pending JPH11183222A (ja) | 1997-12-24 | 1997-12-24 | 集塵ユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11183222A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114414137A (zh) * | 2022-01-26 | 2022-04-29 | 厦门乃尔电子有限公司 | 一种压力传感器的防尘帽 |
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1997
- 1997-12-24 JP JP9370521A patent/JPH11183222A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114414137A (zh) * | 2022-01-26 | 2022-04-29 | 厦门乃尔电子有限公司 | 一种压力传感器的防尘帽 |
CN114414137B (zh) * | 2022-01-26 | 2024-05-28 | 厦门乃尔电子有限公司 | 一种压力传感器的防尘帽 |
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