JPH11182872A - 床暖房装置 - Google Patents
床暖房装置Info
- Publication number
- JPH11182872A JPH11182872A JP36574297A JP36574297A JPH11182872A JP H11182872 A JPH11182872 A JP H11182872A JP 36574297 A JP36574297 A JP 36574297A JP 36574297 A JP36574297 A JP 36574297A JP H11182872 A JPH11182872 A JP H11182872A
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- JP
- Japan
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- floor
- heating
- heated
- underfloor space
- room
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 室内のクリーンな暖房を、低コストに、かつ
安全に行ない得るようにし、しかも床下の上下水道管の
凍結防止及び建造物の下部構造の耐久性向上を図る。 【解決手段】 熱伝導率の良い床パネル8aにて形成し
た床8と、底壁1a、側壁1bを熱絶縁処理してなる基
礎1とで床下空間aを密閉形成し、この床下空間a内部
を暖房機9によって加熱し、この熱により床8を暖める
ように構成する。
安全に行ない得るようにし、しかも床下の上下水道管の
凍結防止及び建造物の下部構造の耐久性向上を図る。 【解決手段】 熱伝導率の良い床パネル8aにて形成し
た床8と、底壁1a、側壁1bを熱絶縁処理してなる基
礎1とで床下空間aを密閉形成し、この床下空間a内部
を暖房機9によって加熱し、この熱により床8を暖める
ように構成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、温風を直接室内に
吹き出して室温を上昇させるのではなく、床パネルを加
熱することで室温を上昇させるようにした床暖房装置に
関する。
吹き出して室温を上昇させるのではなく、床パネルを加
熱することで室温を上昇させるようにした床暖房装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、住居等の室内暖房方式としては、 室内に設置した放熱器あるいは床パネルの放熱面で
室内空気を加熱する方式 温風暖房のごとく、ボイラー等で温風をつくり、こ
れを室内に直接吹き出して室温の上昇をはかる方式 床パネル内部に加熱手段を配置し、該床パネル自体
を直接加熱して室温の上昇をはかる方式 等が知られている。
室内空気を加熱する方式 温風暖房のごとく、ボイラー等で温風をつくり、こ
れを室内に直接吹き出して室温の上昇をはかる方式 床パネル内部に加熱手段を配置し、該床パネル自体
を直接加熱して室温の上昇をはかる方式 等が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし乍ら、上記した
の暖房方式では、室内の換気が困難であるため、外気
を室内に補給するための換気口やダクト等が必要とな
り、また室温が均等にゆかないことと、放熱器が室内に
あり不体裁である等の問題がある。
の暖房方式では、室内の換気が困難であるため、外気
を室内に補給するための換気口やダクト等が必要とな
り、また室温が均等にゆかないことと、放熱器が室内に
あり不体裁である等の問題がある。
【0004】上記の暖房方式では、設備費及び維持費
が高くつくことと、風道が相当大きいので建設物の邪魔
になる等の問題がある。
が高くつくことと、風道が相当大きいので建設物の邪魔
になる等の問題がある。
【0005】上記の暖房方式では、クリーンな室内暖
房を行なうことができるが、反面、床パネル自体のコス
トが高い上、施行が面倒で時間がかゝり、また、特殊な
技術者でなければ施行できないこともあって、設備費、
維持費が高コストである等の問題がある。
房を行なうことができるが、反面、床パネル自体のコス
トが高い上、施行が面倒で時間がかゝり、また、特殊な
技術者でなければ施行できないこともあって、設備費、
維持費が高コストである等の問題がある。
【0006】
【目的】本発明は、上記した従来の暖房方式の有するこ
のような問題点に鑑みてなされたもので、床下空間を加
熱して床を加熱するようにしたことにより、室内のクリ
ーン暖房を、設備費及び維持費を低コストにして、かつ
安全に行なうことができると共に、冬季の上下水道配管
の凍結防止及び梅雨期の床下乾燥により白蟻発生や木造
建築物の腐蝕防止にも有効である床暖房装置を提供する
ことを目的とする。
のような問題点に鑑みてなされたもので、床下空間を加
熱して床を加熱するようにしたことにより、室内のクリ
ーン暖房を、設備費及び維持費を低コストにして、かつ
安全に行なうことができると共に、冬季の上下水道配管
の凍結防止及び梅雨期の床下乾燥により白蟻発生や木造
建築物の腐蝕防止にも有効である床暖房装置を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の床暖房装置は、熱伝導率の良い床パネルに
て形成した床と、側壁等を熱絶縁処理してなる基礎とで
床下空間を密閉形成し、該床下空間内部を暖房機によっ
て加熱し、この熱により床を暖めるようにしてなること
を特徴とする。
に、本発明の床暖房装置は、熱伝導率の良い床パネルに
て形成した床と、側壁等を熱絶縁処理してなる基礎とで
床下空間を密閉形成し、該床下空間内部を暖房機によっ
て加熱し、この熱により床を暖めるようにしてなること
を特徴とする。
【0008】
【作用】床下空間の内部あるいは外部に設置した暖房機
によって床下空間内部を任意の温度に加熱すると、この
内部の熱が熱伝導率の良い床パネルに伝達されて加熱さ
れ、床全体が暖められることになる。
によって床下空間内部を任意の温度に加熱すると、この
内部の熱が熱伝導率の良い床パネルに伝達されて加熱さ
れ、床全体が暖められることになる。
【0009】床全体が暖められると、当該床の室内表面
から室内に放熱され、室内空気が加熱され、室内全体が
暖められる。室内温度は、室内等に設置されるコントロ
ーラーによって任意に調整される。
から室内に放熱され、室内空気が加熱され、室内全体が
暖められる。室内温度は、室内等に設置されるコントロ
ーラーによって任意に調整される。
【0010】床パネル表面からの放熱により室内の空気
を暖めるので、その自然対流によって室内全体の温度は
均等に暖められる。上記したようにして、室内が間接的
に暖められるので、クリーンな暖房を行なうことがで
き、かつ換気も容易となる。
を暖めるので、その自然対流によって室内全体の温度は
均等に暖められる。上記したようにして、室内が間接的
に暖められるので、クリーンな暖房を行なうことがで
き、かつ換気も容易となる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る床暖房装置の
実施の形態について図面を参照して説明する。図1は本
発明装置の一実施形態を示した断面図を示す。図1に示
したように、基礎1は、地盤2にコンクリートを打設し
て形成されるが、該基礎1は、べた基礎と称する底壁1
aと、該底壁1aの周縁に一体に打設形成されている側
壁1bとで横断面略凹型に形成されている。
実施の形態について図面を参照して説明する。図1は本
発明装置の一実施形態を示した断面図を示す。図1に示
したように、基礎1は、地盤2にコンクリートを打設し
て形成されるが、該基礎1は、べた基礎と称する底壁1
aと、該底壁1aの周縁に一体に打設形成されている側
壁1bとで横断面略凹型に形成されている。
【0012】さらに、上記底壁1a上には、所定の間隔
をおいて、複数の束用基礎1c・・・が一体に形成され
ている。
をおいて、複数の束用基礎1c・・・が一体に形成され
ている。
【0013】上記した基礎1における側壁1b上には土
台2が、図示しないアンカーボルト等にて固定して敷設
され、該土台2に柱3・・・が立設され、該柱3・・・
の上端に梁4が架設され、その上に屋根下地5が組立形
成されている。
台2が、図示しないアンカーボルト等にて固定して敷設
され、該土台2に柱3・・・が立設され、該柱3・・・
の上端に梁4が架設され、その上に屋根下地5が組立形
成されている。
【0014】上記土台2と、上記束用基礎1c・・・上
に立設した複数の床束6・・・とに固定して複数の根太
7、7・・・が一定間隔をおいて水平に配置してあり、
該各根太7、7・・・上に床パネル8aが固定敷設され
て床8が形成されている。
に立設した複数の床束6・・・とに固定して複数の根太
7、7・・・が一定間隔をおいて水平に配置してあり、
該各根太7、7・・・上に床パネル8aが固定敷設され
て床8が形成されている。
【0015】上記した基礎1は、熱絶縁処理されてお
り、一方、床パネル8aには熱伝導率の良いものが使用
される。
り、一方、床パネル8aには熱伝導率の良いものが使用
される。
【0016】上記した基礎1と床8とにより、床下空間
aを密閉して形成し、該床下空間a内部を暖房機9によ
って加熱するよう構成するが、この暖房機9としては、
床下空間a内部に放熱器10を設置し、これが放熱面で
床下空間a内の空気を直接加熱するようにしたもの、ま
たは、床下空間aの外部にボイラー11を設置し、これ
にてつくられる温風を床下空間a内に吹き出して当該床
下空間a内部を加熱するようにしたもの等が使用され
る。
aを密閉して形成し、該床下空間a内部を暖房機9によ
って加熱するよう構成するが、この暖房機9としては、
床下空間a内部に放熱器10を設置し、これが放熱面で
床下空間a内の空気を直接加熱するようにしたもの、ま
たは、床下空間aの外部にボイラー11を設置し、これ
にてつくられる温風を床下空間a内に吹き出して当該床
下空間a内部を加熱するようにしたもの等が使用され
る。
【0017】従って、床下空間a内部が加熱されること
により、この熱が床8に伝達されて加熱され、その表面
からの放熱によって室b内部は暖められる。室b内部に
は暖房機9と接続されているコントローラー12が設置
され、これにより室b内温度を任意に調整するようにし
てある。
により、この熱が床8に伝達されて加熱され、その表面
からの放熱によって室b内部は暖められる。室b内部に
は暖房機9と接続されているコントローラー12が設置
され、これにより室b内温度を任意に調整するようにし
てある。
【0018】また、床8は、図2に示したように、熱伝
導率の良い床パネル8aに複数の微小孔8b・・・を貫
通形成したもので構成することもできる。つまり、床下
空間a内部の熱が床パネル8aの微小孔8b・・・を通
して直接室b内部へ放熱されるようにすることもできる
のである。
導率の良い床パネル8aに複数の微小孔8b・・・を貫
通形成したもので構成することもできる。つまり、床下
空間a内部の熱が床パネル8aの微小孔8b・・・を通
して直接室b内部へ放熱されるようにすることもできる
のである。
【0019】ところで、通常、基礎1の側壁1bには、
所要数の通風口13・・・が開設されているから、冬季
の本発明装置使用時には、上記通風口13・・・は図示
しない断熱材等で閉鎖するが、予め通風口13・・・
に、断熱材等からなる開閉蓋14を取り付けておき、必
要に応じて開閉するようにしてもよい。
所要数の通風口13・・・が開設されているから、冬季
の本発明装置使用時には、上記通風口13・・・は図示
しない断熱材等で閉鎖するが、予め通風口13・・・
に、断熱材等からなる開閉蓋14を取り付けておき、必
要に応じて開閉するようにしてもよい。
【0020】尚、図1において、15は壁、16は窓、
17は天井を各示している。
17は天井を各示している。
【0021】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、床下空間内部の加熱によって、この熱によ
り床を加熱し、床表面からの放熱で室内部を暖めるか
ら、室内部の空気を汚染することのないクリーンな暖房
が可能となると共に、床下空間内部の加熱には直接暖
房、間接暖房の何れも使用でき、換気の必要もないの
で、設備費及び維持費が安く、かつ維持操作も容易であ
り、また、室内に放熱器等の危険な機器は全く使用しな
いので安全である。
ているので、床下空間内部の加熱によって、この熱によ
り床を加熱し、床表面からの放熱で室内部を暖めるか
ら、室内部の空気を汚染することのないクリーンな暖房
が可能となると共に、床下空間内部の加熱には直接暖
房、間接暖房の何れも使用でき、換気の必要もないの
で、設備費及び維持費が安く、かつ維持操作も容易であ
り、また、室内に放熱器等の危険な機器は全く使用しな
いので安全である。
【0022】さらに、床下に配管されている上、下水道
管の冬期における凍結防止に有効であると共に、雨期等
に使用すれば、床、土台、根太等を乾燥でき、白蟻の発
生防止及び建造物の特に腐蝕しやすい下部構造部分を保
護することができて、建造物の耐久性向上に有効であ
る。
管の冬期における凍結防止に有効であると共に、雨期等
に使用すれば、床、土台、根太等を乾燥でき、白蟻の発
生防止及び建造物の特に腐蝕しやすい下部構造部分を保
護することができて、建造物の耐久性向上に有効であ
る。
【図1】本発明に係る床暖房装置の実施形態の一例を示
す縦断面図である。
す縦断面図である。
【図2】床パネルの他の実施形態を示す一部の拡大断面
図である。
図である。
1 基礎 1a 底壁 1b 側壁 8 床 8a 床パネル 9 暖房機 a 床下空間
Claims (1)
- 【請求項1】 熱伝導率の良い床パネルにて形成した床
と、側壁等を熱絶縁処理してなる基礎とで床下空間を密
閉形成し、該床下空間内部を暖房機によって加熱し、こ
の熱により床を暖めるようにしてなることを特徴とする
床暖房装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36574297A JPH11182872A (ja) | 1997-12-22 | 1997-12-22 | 床暖房装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36574297A JPH11182872A (ja) | 1997-12-22 | 1997-12-22 | 床暖房装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11182872A true JPH11182872A (ja) | 1999-07-06 |
Family
ID=18485002
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP36574297A Pending JPH11182872A (ja) | 1997-12-22 | 1997-12-22 | 床暖房装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11182872A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002088962A (ja) * | 2000-09-19 | 2002-03-27 | Izena:Kk | 伝熱性床構造材及びこの床構造材を用いた床構造 |
-
1997
- 1997-12-22 JP JP36574297A patent/JPH11182872A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002088962A (ja) * | 2000-09-19 | 2002-03-27 | Izena:Kk | 伝熱性床構造材及びこの床構造材を用いた床構造 |
JP4499900B2 (ja) * | 2000-09-19 | 2010-07-07 | 株式会社イゼナ | 伝熱性床構造材及びこの床構造材を用いた床構造 |
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