JPH11182599A - 防振装置 - Google Patents
防振装置Info
- Publication number
- JPH11182599A JPH11182599A JP36591997A JP36591997A JPH11182599A JP H11182599 A JPH11182599 A JP H11182599A JP 36591997 A JP36591997 A JP 36591997A JP 36591997 A JP36591997 A JP 36591997A JP H11182599 A JPH11182599 A JP H11182599A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bush
- inner member
- bracket
- press
- fitted
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60G—VEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
- B60G2204/00—Indexing codes related to suspensions per se or to auxiliary parts
- B60G2204/40—Auxiliary suspension parts; Adjustment of suspensions
- B60G2204/41—Elastic mounts, e.g. bushings
- B60G2204/4104—Bushings having modified rigidity in particular directions
- B60G2204/41042—Bushings having modified rigidity in particular directions by using internal cam surfaces
Landscapes
- Vehicle Body Suspensions (AREA)
- Vibration Prevention Devices (AREA)
- Springs (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 重量やコストの増大を生ずることなく軸方向
のバネ定数を高くする。 【解決手段】 夫々一端側に外方に延びるフランジ部1
A,2A,4A,5Aが形成された内側部材1,4と外
側部材2,5との間にゴム3,6を設けた2個のブッシ
ュ10,20を内側部材1,4が同軸となるように他端
側を対向してブラケット30の孔30Aに圧入した防振
装置において、一方のブッシュ10の内側部材1の他端
側を外側部材2よりも延出する長さに形成し、他方のブ
ッシュ20の延出した内側部材4に前記一方のブッシュ
10の内側部材1を圧入して両方のゴム3,6を軸方向
に圧縮する状態で他方のブッシュ20をブラケット30
の孔30Aに圧入した。
のバネ定数を高くする。 【解決手段】 夫々一端側に外方に延びるフランジ部1
A,2A,4A,5Aが形成された内側部材1,4と外
側部材2,5との間にゴム3,6を設けた2個のブッシ
ュ10,20を内側部材1,4が同軸となるように他端
側を対向してブラケット30の孔30Aに圧入した防振
装置において、一方のブッシュ10の内側部材1の他端
側を外側部材2よりも延出する長さに形成し、他方のブ
ッシュ20の延出した内側部材4に前記一方のブッシュ
10の内側部材1を圧入して両方のゴム3,6を軸方向
に圧縮する状態で他方のブッシュ20をブラケット30
の孔30Aに圧入した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車のサスペ
ンションアームに装着されて好適な防振装置に関する。
ンションアームに装着されて好適な防振装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のアームブッシュと呼ばれる防振装
置は、図6に示すように、夫々一端側のフランジ部10
0,101が形成された内側部材102と外側部材10
3との間にゴム104を設けた2つのブッシュを夫々の
他端側を対向させてブラケット200に圧入している。
ここで使用される2つのブッシュは、同一構造のもので
ある。
置は、図6に示すように、夫々一端側のフランジ部10
0,101が形成された内側部材102と外側部材10
3との間にゴム104を設けた2つのブッシュを夫々の
他端側を対向させてブラケット200に圧入している。
ここで使用される2つのブッシュは、同一構造のもので
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の防振装置では軸
方向(図6におけるY方向)のバネ定数を高くするに
は、全体高さHの寸法を変えるか、金具(フランジ部1
00)の板厚hを変えて対応さぜるを得なかった。高さ
Hや板厚hを大きくすると製品の重量増大やコストアッ
プとなってしまった。
方向(図6におけるY方向)のバネ定数を高くするに
は、全体高さHの寸法を変えるか、金具(フランジ部1
00)の板厚hを変えて対応さぜるを得なかった。高さ
Hや板厚hを大きくすると製品の重量増大やコストアッ
プとなってしまった。
【0004】そこで、この発明は、重量やコストの増大
を生ずることなく軸方向のバネ定数を高くすることので
きる防振装置を提供することを目的とする。
を生ずることなく軸方向のバネ定数を高くすることので
きる防振装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、この発明は、夫々一端側に外方に延びるフランジ部
が形成された内側部材と外側部材との間にゴムを設けた
2個のブッシュを内側部材が同軸となるように他端側を
対向してブラケットの孔に圧入した防振装置において、
一方のブッシュの内側部材の他端側を外側部材よりも延
出する長さに形成し、他方のブッシュの内側部材に前記
一方のブッシュの延出した内側部材を圧入して両方のゴ
ムを軸方向に圧縮する状態で他方のブッシュをブラケッ
トの孔に圧入したものである。
め、この発明は、夫々一端側に外方に延びるフランジ部
が形成された内側部材と外側部材との間にゴムを設けた
2個のブッシュを内側部材が同軸となるように他端側を
対向してブラケットの孔に圧入した防振装置において、
一方のブッシュの内側部材の他端側を外側部材よりも延
出する長さに形成し、他方のブッシュの内側部材に前記
一方のブッシュの延出した内側部材を圧入して両方のゴ
ムを軸方向に圧縮する状態で他方のブッシュをブラケッ
トの孔に圧入したものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の好適な実施例
を図面を参照にして説明する。
を図面を参照にして説明する。
【0007】図1に示す実施例では、一方のブッシュ1
0は内側部材1と外側部材2との間にゴム3を設けてあ
り、内側部材1の一端側に外方に延びるフランジ部1A
が形成され、外側部材2の一端側にも外方に延びるフラ
ンジ部2Aが形成されている。フランジ部1A,2A間
にもゴム3が介在している。他方のブッシュ20も内側
部材4と外側部材5の間にゴム6を設けてあり、内側部
材4の一端側に外方に延びるフランジ部4Aが形成さ
れ、外側部材5の一端側にも外方に延びるフランジ部5
Aが形成されている。フランジ部4A,5A間にもゴム
6が介在されている。一方のブッシュ10の外側部材2
と他方のブッシュ20の外側部材5はブラケット30の
孔30Aに圧入される。圧入されるとゴム3,6は径方
向に圧縮される。一方のブッシュ10の内側部材1の他
端側はブラケット30の孔30Aから突出するだけの長
さに形成してある。この延出された内側部材1に他方の
ブッシュ20の内側部材4が嵌まり込む。内側部材1の
他端側が他方のブッシュ20の内側部材4に圧入された
状態となると、内側部材4は径方向外側に拡がる。ブラ
ケット30に装着した2つのブッシュ10,20の全高
Iは従来のものと変わらず、第1のブッシュ10のブラ
ケット30からの突出長a′(フランジ1A,2A間の
長さ)は、他方のブッシュ20のブラケット30からの
突出長b′(フランジ部4A,5A間の長さ)と同一長
さとなっている。a′≠b′のときはこじりの中心が移
動させられる。他方のブッシュ20の内側部材4はリテ
ーナの機能を担い、図中Pで示す部位において一方のブ
ッシュ10の延出する内側部材1に嵌合、すなわち内側
部材1の延出された部分がブッシュ20の内側部材4に
圧入した状態となって他方の内側部材4が一方の内側部
材1に固着する。
0は内側部材1と外側部材2との間にゴム3を設けてあ
り、内側部材1の一端側に外方に延びるフランジ部1A
が形成され、外側部材2の一端側にも外方に延びるフラ
ンジ部2Aが形成されている。フランジ部1A,2A間
にもゴム3が介在している。他方のブッシュ20も内側
部材4と外側部材5の間にゴム6を設けてあり、内側部
材4の一端側に外方に延びるフランジ部4Aが形成さ
れ、外側部材5の一端側にも外方に延びるフランジ部5
Aが形成されている。フランジ部4A,5A間にもゴム
6が介在されている。一方のブッシュ10の外側部材2
と他方のブッシュ20の外側部材5はブラケット30の
孔30Aに圧入される。圧入されるとゴム3,6は径方
向に圧縮される。一方のブッシュ10の内側部材1の他
端側はブラケット30の孔30Aから突出するだけの長
さに形成してある。この延出された内側部材1に他方の
ブッシュ20の内側部材4が嵌まり込む。内側部材1の
他端側が他方のブッシュ20の内側部材4に圧入された
状態となると、内側部材4は径方向外側に拡がる。ブラ
ケット30に装着した2つのブッシュ10,20の全高
Iは従来のものと変わらず、第1のブッシュ10のブラ
ケット30からの突出長a′(フランジ1A,2A間の
長さ)は、他方のブッシュ20のブラケット30からの
突出長b′(フランジ部4A,5A間の長さ)と同一長
さとなっている。a′≠b′のときはこじりの中心が移
動させられる。他方のブッシュ20の内側部材4はリテ
ーナの機能を担い、図中Pで示す部位において一方のブ
ッシュ10の延出する内側部材1に嵌合、すなわち内側
部材1の延出された部分がブッシュ20の内側部材4に
圧入した状態となって他方の内側部材4が一方の内側部
材1に固着する。
【0008】図2は図1の平面図を示し、フランジ部1
Aには内側部材1の上下に円弧状の窪み1Bを形成して
ある。図1はこの図2におけるA−A線に沿った断面図
である。
Aには内側部材1の上下に円弧状の窪み1Bを形成して
ある。図1はこの図2におけるA−A線に沿った断面図
である。
【0009】図3は図2のA−A線に沿った断面図で、
一方のブッシュ10のみを示す。このブッシュ10はブ
ラケット30の孔30Aに圧入する前の状態を示す。こ
の状態において、フランジ部1A,2Aの間の長さa
は、圧入後の長さa′よりも長くなっている。他方のブ
ッシュ20を一方のブッシュ10の内側部材1に固着す
るとき、両ブッシュ10,20のゴム3,6を軸方向に
圧縮するようにするからである。また、ゴム3には径方
向のバネを軟らかくするために一対のすぐり部3Aが軸
方向に沿って形成してある。
一方のブッシュ10のみを示す。このブッシュ10はブ
ラケット30の孔30Aに圧入する前の状態を示す。こ
の状態において、フランジ部1A,2Aの間の長さa
は、圧入後の長さa′よりも長くなっている。他方のブ
ッシュ20を一方のブッシュ10の内側部材1に固着す
るとき、両ブッシュ10,20のゴム3,6を軸方向に
圧縮するようにするからである。また、ゴム3には径方
向のバネを軟らかくするために一対のすぐり部3Aが軸
方向に沿って形成してある。
【0010】図4は他方のブッシュ20の平面図であ
り、このブッシュ20のフランジ部4Aにも窪み4Bが
形成されている。
り、このブッシュ20のフランジ部4Aにも窪み4Bが
形成されている。
【0011】図5は図4のB−B線に沿った断面図を示
し、フランジ部4A,5A間の長さbは図1に示す長さ
b′よりも長く形成してある。このブッシュ20の内側
部材4はリテーナとして機能するためにその内壁が平坦
ではなく、途中に段部を設け、その内径を途中から変え
ている。すなわち、他端側から中間部分までの内径より
も中間部分からフランジ部4Aまでの内径を小さくして
ある。また、ゴム6には軸方向に延びかつ内側部材4の
外周の全周にわたるすぐり部6Aが形成してある。な
お、すぐり部6Aはすぐり部3Aと同様に形成する場合
もある。
し、フランジ部4A,5A間の長さbは図1に示す長さ
b′よりも長く形成してある。このブッシュ20の内側
部材4はリテーナとして機能するためにその内壁が平坦
ではなく、途中に段部を設け、その内径を途中から変え
ている。すなわち、他端側から中間部分までの内径より
も中間部分からフランジ部4Aまでの内径を小さくして
ある。また、ゴム6には軸方向に延びかつ内側部材4の
外周の全周にわたるすぐり部6Aが形成してある。な
お、すぐり部6Aはすぐり部3Aと同様に形成する場合
もある。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、一方のブッシュの内側部材の他端側を外径部材より
延出する長さに形成し、他方のブッシュの内側部材に前
記一方のブッシュの延出した内側部材を圧入して両方の
ゴムを軸方向に圧縮する状態で他方のブッシュをブラケ
ットの孔に圧入したので、両方のブッシュのゴムは軸方
向に圧縮された状態となり、軸方向のバネ定数を高くす
ることができる。バネ定数を高くするために、従来のよ
うにフランジ部の板厚の厚みを厚くしたり、或は内側部
材と外側部材のフランジ部間の長さを長くとったりする
必要もなく、そのため重量やコストの増大を招くことも
ない。
ば、一方のブッシュの内側部材の他端側を外径部材より
延出する長さに形成し、他方のブッシュの内側部材に前
記一方のブッシュの延出した内側部材を圧入して両方の
ゴムを軸方向に圧縮する状態で他方のブッシュをブラケ
ットの孔に圧入したので、両方のブッシュのゴムは軸方
向に圧縮された状態となり、軸方向のバネ定数を高くす
ることができる。バネ定数を高くするために、従来のよ
うにフランジ部の板厚の厚みを厚くしたり、或は内側部
材と外側部材のフランジ部間の長さを長くとったりする
必要もなく、そのため重量やコストの増大を招くことも
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の好適な実施例を示す断面図。
【図2】平面図。
【図3】一方のブッシュの断面図。
【図4】他方のブッシュの平面図。
【図5】他方のブッシュの断面図。
【図6】従来例を示す断面図。
1 内側部材 2 外側部材 1A,2A フランジ部 3 ゴム 4 内側部材 5 外側部材 4A,5A フランジ部 6 ゴム 10 一方のブッシュ 20 他方のブッシュ 30 ブラケット 30A ブラケットの孔
Claims (1)
- 【請求項1】 夫々一端側に外方に延びるフランジ部が
形成された内側部材と外側部材との間にゴムを設けた2
個のブッシュを内側部材が同軸となるように他端側を対
向してブラケットの孔に圧入した防振装置において、 一方のブッシュの内側部材の他端側を外側部材よりも延
出する長さに形成し、 他方のブッシュの内側部材に前記一方のブッシュの延出
した内側部材を圧入して両方のゴムを軸方向に圧縮する
状態で他方のブッシュをブラケットの孔に圧入したこと
を特徴とする防振装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36591997A JPH11182599A (ja) | 1997-12-22 | 1997-12-22 | 防振装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36591997A JPH11182599A (ja) | 1997-12-22 | 1997-12-22 | 防振装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11182599A true JPH11182599A (ja) | 1999-07-06 |
Family
ID=18485454
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP36591997A Pending JPH11182599A (ja) | 1997-12-22 | 1997-12-22 | 防振装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11182599A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1151100A (ja) * | 1997-07-31 | 1999-02-23 | Toyo Tire & Rubber Co Ltd | ゴムブッシュ |
WO2002075177A1 (fr) * | 2001-03-15 | 2002-09-26 | Toyo Tire & Rubber Co.,Ltd. | Tige de connexion |
JP2004148999A (ja) * | 2002-10-30 | 2004-05-27 | Tokai Rubber Ind Ltd | サスペンションブッシュ |
-
1997
- 1997-12-22 JP JP36591997A patent/JPH11182599A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1151100A (ja) * | 1997-07-31 | 1999-02-23 | Toyo Tire & Rubber Co Ltd | ゴムブッシュ |
WO2002075177A1 (fr) * | 2001-03-15 | 2002-09-26 | Toyo Tire & Rubber Co.,Ltd. | Tige de connexion |
JP2004148999A (ja) * | 2002-10-30 | 2004-05-27 | Tokai Rubber Ind Ltd | サスペンションブッシュ |
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