JPH1118228A - ビル用電力ケーブル幹線の施工方法 - Google Patents

ビル用電力ケーブル幹線の施工方法

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JPH1118228A
JPH1118228A JP16133397A JP16133397A JPH1118228A JP H1118228 A JPH1118228 A JP H1118228A JP 16133397 A JP16133397 A JP 16133397A JP 16133397 A JP16133397 A JP 16133397A JP H1118228 A JPH1118228 A JP H1118228A
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JP
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cable
building
floor
construction
unit
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JP16133397A
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English (en)
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Shunji Yamamoto
俊司 山本
Yutaka Suzuki
裕 鈴木
Mochiharu Miura
望東 三浦
Mitsunori Watanabe
光則 渡辺
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Furukawa Electric Co Ltd
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Furukawa Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ビル工事中は工事用電源ケーブルとして使用
でき、ビル完成後はそのビルの電力ケーブル幹線として
使用できる施工方法を提供する。 【解決手段】 1階に工事用仮設電源21を設置し、ビル
工事の進行により2階単位で幹線工事が可能になる度
に、工事用仮設電源21から立ち上がるケーブルユニット
31A、33Aの上端に単位長ケーブルユニット33Bを接続
する作業と、その上端に接続ユニット34を接続する作業
と、その接続ユニット34に下階行きのケーブルユニット
32B、33C、33Dを接続する作業とを行い、ビル工事中
はこれらのケーブルを工事用電源ケーブルとして使用す
る。このような工事を繰り返し行い、屋上に受変電設備
22が設置されたら、ケーブルユニット31Aの下端を工事
用仮設電源21から切り離し、かつケーブルユニット33E
〜33H、32Cの上端を接続ユニット34から切り離して受
変電設備22に接続し、これによってビル用電力ケーブル
幹線を完成させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビル用電力ケーブ
ル幹線の施工方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、ビルの各階に電力を供給する
電力ケーブル幹線として、図5のような形態のものが使
用されている。この電力ケーブル幹線は、ビルの屋上に
設置された受変電設備1からビルの垂直配線スペース2
内に各階行きのケーブル3A、3Bを引き下げたもので
ある。ケーブル3Aは1つの階に電力を供給するもので
あり、ケーブル3Bは2つの階に電力を供給するもので
ある。2つの階に電力を供給するケーブル3Bの下端は
2本の分岐ケーブル4がモールド接続部5により接続さ
れ、2つの階に分かれるようになっている。なお受変電
設備から引き下げられる複数本のケーブルは、全てが1
つの階行きの場合もあるし、全てが2つ又は3つの階行
きの場合もあり、またそれらが混在する場合もある。
【0003】このようなビル用電力ケーブル幹線は、ビ
ル工事が最上階まで出来上がった段階で、ビルの垂直配
線スペース2内に各階行きのケーブル3A、3Bを引き
込むことにより構成される。ケーブル3Aの下端および
分岐ケーブル4の下端はそれぞれの階の分電盤に接続さ
れる。
【0004】一方、ビル建設時には、建設現場で使用す
る各種工具や建設機械を動作させるための工事用仮設電
源ケーブルが必要である。この工事用仮設電源ケーブル
は、前述のビル用電力ケーブル幹線を布設するスペース
とは別な場所に布設され、工事中にのみ使用され、ビル
の竣工時には撤去されるものである。前述のビル用電力
ケーブル幹線はビルの最上階まで出来上がった後に布設
されるものであるため、工事用の電源ケーブルとしては
使用できない。
【0005】工事用仮設電源ケーブルに関しては次のよ
うな提案もなされている。すなわち特開平7−1584
2号公報には、ビル工事中は、両端にコネクタを取り付
けたケーブルを順次コネクタ接続していくことにより仮
設電力幹線を構築し、ビル工事完了後は、前記コネクタ
接続部を切り離すことにより仮設電力幹線を解体し、他
のビル工事現場に持ち込んで再利用することが開示され
ている。また特開平7−163030号公報には、ビル
工事中は、電力を導入する配電盤と複数の仮設分電盤と
を、両端にコネクタを取り付けたケーブルによって接続
し、工事完了後には、使用したケーブルを回収して他の
ビル工事現場にて再使用することが開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の工事用仮設電源
ケーブルは、当該ビル用の電力ケーブル幹線を布設する
スペースとは別に、工事専用の配線スペースを設けて、
そこに布設することになっているため、錯綜する建設現
場において布設場所を確保することが難しく、また建設
作業スペースを圧迫するという問題もある。
【0007】また垂直方向に工事用仮設電源ケーブルを
布設するには、床に穴をあけてケーブルを布設する必要
があり、また工事終了後には、そのケーブルを撤去して
床にあけた穴を塞ぐ必要がある。このため布設の際にも
撤去の際にも工事費が高くつくという問題がある。また
従来の工事用仮設電源ケーブルは、工事中にのみ使用さ
れ、ビル完成時には撤去されるものであるため、たとえ
撤去後再利用されるとしても、撤去されたケーブルの保
管や整備点検に費用がかかるという問題がある。
【0008】本発明の目的は、以上のような問題点に鑑
み、ビル工事中は工事用電源ケーブルとして使用でき、
ビル完成後はそのビルの電力ケーブル幹線として使用で
きるビル用電力ケーブル幹線の施工方法を提供すること
にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明は、ビルの屋上または最上階に設置された受変電
設備から各階行きの複数本のケーブルが引き下げられる
形態のビル用電力ケーブル幹線を施工する場合に、ビル
用電力ケーブル幹線の下端に相当する階に工事用仮設電
源を設置し、ビル工事の進行により1階または複数階単
位で幹線工事が可能になる度に、前記工事用仮設電源か
ら上階へ立ち上がるケーブルの上端に1階または複数階
単位のケーブルユニットを接続してさらに上階へ延長す
る作業と、そのケーブルユニットの上端に複数のケーブ
ルが接続可能な接続ユニットを接続する作業と、その接
続ユニットにそれの設置階以下の階へ行くケーブルユニ
ットを接続する作業とを行い、ビル工事中はこれらのケ
ーブルを工事用電源ケーブルとして使用し、上記の1階
または複数階単位の幹線工事を繰り返し行い、ビル工事
が最上階まで完成して屋上または最上階に受変電設備が
設置されたら、前記工事用仮設電源から立ち上がるケー
ブルの下端を工事用仮設電源から切り離し、かつ前記接
続ユニットに接続されているケーブルユニットを接続ユ
ニットから切り離して、それらのケーブルユニットを前
記受変電設備に接続し、これによって前記形態のビル用
電力ケーブル幹線を完成させることを特徴とするもので
ある。
【0010】この施工方法によると、ビル工事中は、ビ
ル完成後に本来のビル用電力ケーブル幹線となるケーブ
ルを工事用電源ケーブルとして使用でき、工事終了後
は、工事に使用したケーブルをそのままビル用電力ケー
ブル幹線として使用できるため、従来のような工事専用
の仮設電源ケーブルが不要となる。したがって建設現場
で仮設電源ケーブルの設置スペースを確保する必要がな
くなり、また仮設電源ケーブルの布設や撤去に要する費
用、保管や整備点検に要する費用を削減することが可能
となる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して詳細に説明する。 〔実施形態1〕図1(a)〜(e)は本発明の一実施形
態を示す。この施工方法は、ビル工事の進行に応じて1
階単位で電力ケーブル幹線の工事を行っていくものであ
る。この施工方法では、図2(a)のケーブルユニット
11と、同図(b)の単位長ケーブルユニット12と、
同図(c)の接続ユニット13と、同図(d)のケーブ
ルユニット14を使用する。
【0012】図2(a)のケーブルユニット11は所要
長のケーブル15の一端に雌コネクタ16を取り付けた
ものである。(b)の単位長ケーブルユニット12は長
さがビル1階分の高さに相当する単位長ケーブル17の
一端に雌コネクタ16を、他端に雄コネクタ18を取り
付けたものである。(c)の接続ユニット13は接続ケ
ーブル19に所要個数の雄コネクタ18を取り付けたも
のである。(d)のケーブルユニット14は所要長のケ
ーブル15の一端に雄コネクタ18を取り付けたもので
ある。なお前記雌コネクタ16の代わりに雄コネクタ
を、雄コネクタ18の代わりに雌コネクタを使用するこ
ともできる。また雌コネクタ16および雄コネクタ18
の代わりに同一構造で相互接続が可能なコネクタを使用
することもできる。
【0013】この実施形態では、まず図1(a)に示す
ように、ビル工事の進行により2階までの幹線工事が可
能になったならば、1階に工事用仮設電源21を設置
し、そこから2階へ図2(a)のタイプのケーブルユニ
ット11Aを立ち上げる。次にケーブルユニット11A
の上端に接続ユニット13を接続する。ケーブルユニッ
ト11Aと接続ユニット13との接続は雌コネクタ16
と雄コネクタ18の結合により行う。その後、接続ユニ
ット13に図2(a)のタイプのケーブルユニット11
Bを接続する。この接続も雌コネクタ16と雄コネクタ
18の結合により行う。ケーブルユニット11Bの長さ
は接続ユニット13の設置階(2階)への給電が可能な
長さであればよい。以上の作業はビルの垂直配線スペー
ス2内で行われる(以下同じ)。これで工事用仮設電源
21からの1階と2階への給電が可能となるので、1階
と2階で電動工具や機械を使用した各種工事を行うこと
ができる。なお1階への給電は仮設電源21から直接行
える。
【0014】次に図1(b)に示すように、ビル工事が
進行して3階の幹線工事が可能になったならば、2階に
ある接続ユニット13を立ち上げ用のケーブルユニット
11Aから切り離して、ケーブルユニット11Bを接続
したまま3階に持ち上げる。その後、立ち上げ用のケー
ブルユニット11Aの上端に図2(b)のタイプの単位
長ケーブルユニット12Aを接続し、その単位長ケーブ
ルユニット12Aの上端に前記接続ユニット13を接続
し、さらに接続ユニット13に図2(a)のタイプのケ
ーブルユニット11Cを接続する。これらの接続も雌コ
ネクタ16と雄コネクタ18の結合により行う。新たに
接続したケーブルユニット11Cの長さは3階から2階
への給電が可能な長さとする。これで工事用仮設電源2
1による1階から3階までの給電が可能となる。
【0015】次に図1(c)に示すように、ビル工事が
進行して4階の幹線工事が可能になったならば、3階に
ある接続ユニット13を単位長ケーブルユニット12A
の上端から切り離して、ケーブルユニット11B、11
Cと共に4階に持ち上げる。その後、単位長ケーブルユ
ニット12Aの上端にそれと同じのタイプの単位長ケー
ブルユニット12Bを接続し、その単位長ケーブルユニ
ット12Bの上端に前記接続ユニット13を接続する。
さらに接続ユニット13に図2(a)のタイプのケーブ
ルユニット11Dを接続する。これらの接続も雌コネク
タ16と雄コネクタ18の結合により行う。新たに接続
したケーブルユニット11Dの長さは4階から2階への
給電が可能な長さとする。これで工事用仮設電源21に
よる1階から4階までの給電が可能となる。
【0016】図1(d)は同様にして1階から5階まで
の給電を可能にした状態を示す。このようにして1階単
位の幹線工事を繰り返し行い、ビル工事が最上階まで完
成して図1(e)に示すように屋上に受変電設備22が
設置されたならば、1階に位置するケーブルユニット1
1Aの下端を工事用仮設電源21から切り離し、かつ5
階に位置するケーブルユニット12C、11B〜11E
の上端を接続ユニット13から切り離す。次いで5階に
位置するケーブルユニット12C、11B〜11Eの上
端をそれぞれ図2(d)のタイプのケーブルユニット1
4を介して屋上の受変電設備22に接続する。これによ
って屋上に設置された受変電設備22から各階行きのケ
ーブルが引き下げられた形態の電力ケーブル幹線が完成
するので、ビル竣工後はこれをそのまま電力ケーブル幹
線として使用する。
【0017】以上の施工方法によれば、建設中の電力ケ
ーブル幹線を工事用電源ケーブルとして使用できるの
で、工事用電源ケーブルを別の場所に布設する必要がな
くなり、非常に経済的であり、また工事現場での配線工
事も容易になる。さらにビル用電力ケーブル幹線を図2
(a)〜(d)のようなユニットで構成できるので、標
準化が容易であり、納期の短縮も可能である。
【0018】〔実施形態2〕図3(a)〜(e)は本発
明の他の実施形態を示す。この施工方法は、ビル工事の
進行に応じて2階単位で電力ケーブル幹線工事を行って
いくものである。この施工方法では、図4(a)のケー
ブルユニット31と、同図(b)の分岐ケーブルユニッ
ト32と、同図(c)の単位長ケーブルユニット33
と、同図(d)の接続ユニット34を使用する。
【0019】図4(a)のケーブルユニット31は所要
長のケーブル35の一端にコネクタ36を取り付けたも
のである。(b)の分岐ケーブルユニット32は長さの
差がビル1階分の高さに相当する2本のケーブル37、
38の一端側を一括してコネクタ36に接続したもので
ある。(c)の単位長ケーブルユニット33は長さがビ
ル2階分の高さに相当する単位長ケーブル39の両端に
コネクタ36を取り付けたものである。(d)の接続ユ
ニット34は接続ケーブル40に所要個数のコネクタ3
6を取り付けたものである。コネクタ36はいずれも同
一構造で相互に接続可能なものである。
【0020】この実施形態では、まず図3(a)に示す
ように、ビル工事の進行により3階まで(又は2階ま
で)の幹線工事が可能になったならば、1階に工事用仮
設電源21を設置し、そこから2階へ図4(a)のタイ
プのケーブルユニット31Aを立ち上げる。次にそのケ
ーブルユニット31Aの上端に図4(b)のタイプの分
岐ケーブルユニット32Aを接続し、そのうちの短い方
のケーブル37を2階に配線し、長い方のケーブル38
を3階に配線する。ケーブルユニット31Aと分岐ケー
ブルユニット32Aの接続は各々のコネクタ36を相互
に結合することにより行う。これで工事用仮設電源21
による1階から3階への給電が可能となるので、1階か
ら3階で電動工具や機械を使用した各種工事を行うこと
ができる。なお1階への給電は仮設電源21から直接行
える。
【0021】次に図3(b)に示すように、ビル工事が
進行して4階までの幹線工事が可能になったならば、立
ち上げ用のケーブルユニット31Aの上端から分岐ケー
ブルユニット32Aを切り離した後、ケーブルユニット
31Aの上端に図4(c)のタイプの単位長ケーブルユ
ニット33Aを接続する。次に接続した単位長ケーブル
ユニット33Aを4階まで立ち上げ、その上端に図4
(d)のタイプの接続ユニット34を接続する。さらに
この接続ユニット34に2階で切り離した分岐ケーブル
ユニット32Aを接続すると共に、図4(a)のタイプ
のケーブルユニット31Bを接続する。各部の接続はコ
ネクタ36の結合により行う。分岐ケーブルユニット3
2Aの短い方のケーブル37は4階へ配線され、長い方
のケーブル38は3階へ引き下げられる。ケーブルユニ
ット31Bは4階から2階へ引き下げられる。これで工
事用仮設電源21による1階から4階までの給電が可能
となる。
【0022】次に図3(c)に示すように、ビル工事が
進行して5階および6階の幹線工事が可能になったなら
ば、4階に位置するケーブルユニット33A、32A、
31Bの上端から接続ユニット34を切り離した後、各
々の上端に図4(c)のタイプの単位長ケーブルユニッ
ト33B、33C、33Dを接続する。次にそれらの単
位長ケーブルユニット33B、33C、33Dを6階ま
で立ち上げ、各々の上端に4階から持ち上げた接続ユニ
ット34を接続する。さらに接続ユニット34に新たに
図4(b)のタイプの分岐ケーブルユニット32Bを接
続する。各部の接続はコネクタ36の結合により行う。
分岐ケーブルユニット32Bの短い方のケーブル37は
6階へ配線され、長い方のケーブル38は5階へ配線さ
れる。これで工事用仮設電源21による1階から6階ま
での給電が可能となる。
【0023】図3(d)は同様にして1階から8階まで
の給電を可能にした状態を示す。このようにして2階単
位の幹線工事を繰り返し行い、ビル工事が最上階まで完
成して図3(e)に示すように屋上に受変電設備22が
設置されたならば、1階に位置するケーブルユニット3
1Aの下端を工事用仮設電源21から切り離し、かつ最
上階に位置するケーブルユニット33E〜33H、32
Cの上端をそれぞれ接続ユニット34から切り離す。つ
いでケーブルユニット33E〜33H、32Cの上端を
図4(a)のタイプのケーブルユニット31を介して受
変電設備22に接続する。これによって屋上に設置され
た受変電設備22から各階行きのケーブルが引き下げら
れた形態の電力ケーブル幹線が完成するので、以後はこ
れをビル用の電力ケーブル幹線として使用する。
【0024】以上の実施形態によっても実施形態1と同
等の効果が得られる。またこの実施形態では接続ユニッ
ト34を上階へ持ち上げるときに既に布設されているケ
ーブルユニットを持ち上げる必要がないので、実施形態
1より工事が簡単になるという利点がある。
【0025】〔その他の実施形態〕以上の実施形態では
1階単位または2階単位で電力ケーブル幹線を施工する
場合について説明したが、本発明は3階単位で電力ケー
ブル幹線を施工する場合にも同様に適用可能である。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、電
力ケーブル幹線と別に工事用仮設電源ケーブルを布設す
る必要がなくなるため、仮設電源ケーブル自体が不要と
なり、その費用を削減できると共に、従来のように仮設
電源ケーブルを再利用する場合の保管、整備点検などに
要する費用もなくすことができる。また工事用仮設電源
ケーブルの布設スペースも不要となり、錯綜する工事現
場でスペースの有効利用を図ることができる。また工事
用仮設電源ケーブルの布設のために床に穴をあけり、工
事終了後にその穴を塞いだりする必要がなく、工事費を
安くできる。さらにビル建設の進行度に合わせて幹線ケ
ーブルを上階へ延長していくことができるので、電気工
事の作業量の平準化を図ることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)〜(e)は本発明に係る施工方法の一
実施形態を工程順に示す説明図。
【図2】 (a)〜(d)は図1の施工方法に使用する
ケーブルユニットおよび接続ユニットを示す説明図。
【図3】 (a)〜(e)は本発明に係る施工方法の他
の実施形態を工程順に示す説明図。
【図4】 (a)〜(d)は図3の施工方法に使用する
ケーブルユニットおよび接続ユニットを示す説明図。
【図5】 従来のビル用電力ケーブル幹線の一例を示す
説明図。
【符号の説明】
11、11A〜11E:一端にコネクタを有するケーブ
ルユニット 12、12A〜12C:両端にコネクタを有する単位長
ケーブルユニット 13:接続ユニット 16:雌コネクタ 18:雄コネクタ 21:工事用仮設電源 22:受変電設備 31、31A、31B:一端にコネクタを有するケーブ
ルユニット 32、32A〜32C:2本のケーブルを有する分岐ケ
ーブルユニット 33、33A〜33H:両端にコネクタを有する単位長
ケーブルユニット 34:接続ユニット 36:コネクタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 光則 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ビルの屋上または最上階に設置された受変
    電設備から各階行きの複数本のケーブルが引き下げられ
    る形態のビル用電力ケーブル幹線を施工する方法であっ
    て、 ビル用電力ケーブル幹線の下端に相当する階に工事用仮
    設電源(21)を設置し、ビル工事の進行により1階ま
    たは複数階単位で幹線工事が可能になる度に、前記工事
    用仮設電源(21)から上階へ立ち上がるケーブルユニ
    ット(31A、33A)の上端に1階または複数階単位
    のケーブルユニット(33B)を接続してさらに上階へ
    延長する作業と、そのケーブルユニット(33B)の上
    端に複数のケーブルユニットが接続可能な接続ユニット
    (34)を接続する作業と、その接続ユニット(34)
    にそれの設置階以下の階へ行くケーブルユニット(32
    B、33C、33D)を接続する作業とを行い、ビル工
    事中はこれらのケーブルを工事用電源ケーブルとして使
    用し、 上記の1階または複数階単位の幹線工事を繰り返し行
    い、ビル工事が最上階まで完成して屋上または最上階に
    受変電設備(22)が設置されたら、前記工事用仮設電
    源(21)から立ち上がるケーブルユニット(31A)
    の下端を工事用仮設電源(21)から切り離し、かつ前
    記接続ユニット(34)に接続されているケーブルユニ
    ット(33E〜33H、32C)を接続ユニット(3
    4)から切り離して、それらのケーブルユニット(33
    E〜33H、32C)を前記受変電設備(22)に接続
    し、これによって前記形態のビル用電力ケーブル幹線を
    完成させることを特徴とするビル用電力ケーブル幹線の
    施工方法。
JP16133397A 1997-06-18 1997-06-18 ビル用電力ケーブル幹線の施工方法 Pending JPH1118228A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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