JPH11182228A - 自動二輪車の排気マフラー及びその製造方法 - Google Patents
自動二輪車の排気マフラー及びその製造方法Info
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- JPH11182228A JPH11182228A JP34639097A JP34639097A JPH11182228A JP H11182228 A JPH11182228 A JP H11182228A JP 34639097 A JP34639097 A JP 34639097A JP 34639097 A JP34639097 A JP 34639097A JP H11182228 A JPH11182228 A JP H11182228A
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Abstract
排気マフラーおよびその製造方法を提供する。 【解決手段】 ハウジング5は、チタニウムからなる内
筒部材2および該内筒部材2の外側に吸音材3を介して
配設される外筒部材4を備える。ハウジング5の両端部
に、チタニウムからなる導入口部材7および排出口部材
8とを接合する。ハウジング5の外筒部材4と導入口部
材7および外筒部材4と排出口部材8は、溶接トーチの
方向と合致するように重ね合わされた部分を有し、その
部分の先端をティグ溶接にて接合している。
Description
気マフラー及びその製造方法に関する。
て、第1室、第2室及び第3室に区画され、第1室から
第2室を経て第3室に順に排気ガスが流れるようにした
ものが知られている。関連公報として、実公平5−45
768号公報がある。
り、そのため、アルミニウム合金を用いて製造したもの
が知られている。例えば図4に示すように、かかる排気
マフラー101は、多数の透孔102a,・・・が形成
されたスチール製の内筒部材102と、該内筒部材10
2の外側に、耐熱性を有する吸音材103を介して同軸
上に配設されたアルミニウム合金製の外筒部材104と
を備え、該外筒部材104の両端部に、アルミニウム合
金製の導入口部材105および排出口部材106がそれ
ぞれ設けられている。
であるため、軽量化が十分でなく、さらに軽量化を図る
ために、内筒部材を含めて排気マフラー全体をチタニウ
ムを用いて製造したいという要求がある。
素や化合物と活発に反応してもろくなるという性質を有
することから、チタニウムからなる部材の接合には、ガ
ス溶接、被覆アーク溶接などは用いられず、一般にはイ
ナートガスアーク溶接が利用されている。
の特性上、溶接中に溶融池およびその近傍の加熱された
金属部はイナートガスで完全にシールドし、かつ裏面は
裏あて金あるいは補助のシールドガス(いわゆるバック
シールド)、またはその両者を用いて高温金属部が空気
に触れないようにすることが必要であることから、かか
るイナートガスアーク溶接では、大量生産に対応するこ
とができず、量産性に欠けるという課題がある。
で、チタニウムを用いて量産できる自動二輪車の排気マ
フラーおよびその製造方法を提供することを目的とす
る。
が複数の室に区画され、それらの室を排気ガスが順序よ
く流れる自動二輪車の排気マフラーにおいて、チタニウ
ムからなる複数の構成部材が溶接により接合されてな
り、少なくとも2つの構成部材が、溶接トーチの方向と
合致するように重ね合わされた部分を有し、その部分の
先端がティグ溶接にて接合されているものである。
いて形成されているので、アルミニウム合金やステンレ
ス鋼を用いた場合に比べて、軽量となる。少なくとも2
つの構成部材を、溶接トーチの方向と合致するように重
ね合わせた部分は、その先端の溶接により、あたかも曲
げ加工を施して接合されているように見え、外観の向上
を図る上で有利である。
の排気マフラーにおいて、前記複数の構成部材が、内筒
部材および該内筒部材の外側に吸音材を介して配設され
る外筒部材からなるハウジングと、該ハウジングの両端
部に接合される導入口部材および排出口部材とを有し、
前記ハウジングの外筒部材と導入口部材および前記ハウ
ジングの外筒部材と排出口部材が、溶接トーチの方向と
合致するように重ね合わされた部分を有するものであ
る。
入口部材およびハウジングと排出口部材が、溶接トーチ
の方向と合致するように重ね合わされた部分を有し、そ
れらの先端がティグ溶接にて接合され、外観において目
立つ部分があたかも曲げ加工を施したように見え、外観
の向上が図られる。
され、それらの室を排気ガスが順序よく流れる自動二輪
車の排気マフラーの製造方法において、チタニウムから
なる複数の構成部材を溶接により接合するものであっ
て、少なくとも2つの構成部材を、溶接トーチの方向と
合致するように重ね合わせ、その重ね合わせ部分の先端
を溶接する工程を有するものである。
の構成部材を、溶接トーチの方向と合致するように重ね
合わせた部分は、その先端がティグ溶接にて接合され、
その際、シールドガスによるバックシールドが不要とな
り、製造が簡単で、量産性に適する。
の排気マフラーの製造方法において、前記複数の構成部
材が、筒状の内側部材と、該内側部材の外側に配設され
る筒状の外側部材とを備え、前記内側部材の内側に芯金
を挿入して内周面に密着させ、その状態で、前記内側部
材の外側に外側部材をティグフィラー溶接にて接合する
工程を有するものである。
とで、内側部材の内周面側が空気に触れないようにな
り、シールドガスを内部に充填したのと同様になり、シ
ールドガスによりバックシールドが不要とされる。ま
た、シールドガスを充填するとしても、芯金を設けれて
いれば、必要なガス量が少なくなる。
の排気マフラーの製造方法において、前記複数の構成部
材が、内筒部材および該内筒部材の外側に吸音材を介し
て配設される外筒部材からなるハウジングと、該ハウジ
ングの内部を仕切る仕切壁部材とを備え、前記ハウジン
グの内筒部材と仕切壁部材とをスポット溶接にて接合す
る工程を有するものである。ここで、ハウジングの内筒
部材と仕切壁部材とをスポット溶接にて接合できるよう
にするために、例えば仕切壁部材の、内筒部材への接合
部分の形状を工夫する必要がある。
筒部材と仕切壁部材とを、ティグ溶接ではなく、スポッ
ト溶接にて接合することで、シールドガスによる溶接部
分のバックシールドおよびアフタシールドを行うことが
不要となる。
ーの製造方法において、前記複数の構成部材が、さら
に、前記ハウジングの端部に接合される排出口部材とを
備え、前記ハウジングの内筒部材と排出口部材とを、テ
ィグアークスポット溶接にて接合する工程を有するもの
である。
口部材との、スポット溶接ができない部位については、
シールドガスによるバックシールドおよびアフターシー
ルドが必要なプラグ溶接を行うことなく、ティグアーク
スポット溶接にて、熱の影響を受けにくい状態で接合さ
れる。
に基づいて説明する。
図、図2は図1のA−A線における断面図、図3は図1
のB−B線における断面図である。
ラー1は、多数の透孔2a,・・・が形成された内筒部
材(構成部材)2と、該内筒部材2の外側に、耐熱性を
有する吸音材3(例えばグラスウール)を介して同軸上
に配設された外筒部材4とからなるハウジング5を備
え、該外筒部材4の一側には、取付ボルト6を有する導
入口部材7が、他側には、排出口部材8がそれぞれ設け
られている。そして、前記取付ボルト6を除く、それら
の構成部材がチタニウムから形成されている。なお、前
記取付ボルト6は、排気マフラー1を排気マニホールド
(図示せず)の下流端に連結するためのものである。
端部が、外筒部材4の端部に対し溶接トーチの方向と合
致するように重ね合わせられ、その重ね合わせ部分の先
端が、シールドガスによるバックシールドなく、ティグ
溶接にて接合される(図1の位置P1参照)。よって、
そのティグ溶接による溶接部分によって、その部分があ
たかも曲げ加工を施して接合されているように見え、見
栄えがよい。
グ5との間にガスシール材9が配設されている。ガスシ
ール材9の下流側には、吸音材3の端部を規制する規制
部材10が、位置P2においてスポット溶接にて内筒部
材2に接合されている。
7が設けられている側から、パンチングプレートからな
るバッフルプレート11、第1及び第2の仕切壁部材1
2,13(構成部材)が順に設けられている。そして、
導入口部材7と第1の仕切壁部材12との間に第1室1
4が、第2の仕切壁部材13と排出口部材8との間に第
2室15が、第1の仕切壁部材11と第2の仕切壁部材
13との間に第3室16が、それぞれ、仕切壁部材1
2,13による区画にて形成されている。よって、バッ
フルプレート11は、第1室14内に設けられている。
4内に設けているのは、内筒部材2の周囲に設けている
吸音材3が低音よりも高音の方が吸音しやすいことか
ら、排気ガスがバッフルプレート11を通過するように
して、排気ガスによる音波を低音から高音に変化させる
ためである。
うにパンチングプレートからなり、多数の透孔11a,
・・・が形成された円盤部11Aと、該円盤部11Aの
周辺より軸線方向において導入口部材7側に延び内筒部
材2の内周面側に位置P3においてスポット溶接にて接
合される周壁部11Bとを備える。ここで、内筒部材2
の内周面側にバッフルプレート11の周壁部11Bは、
スポット溶接にて接合されるため、シールドガスによる
アフタシールドおよびバックシールドが不要とされる。
なお、スポット溶接が容易となるように、周壁部11B
は円盤部11Aの周辺より、排出口部材8よりも近い位
置に位置する導入口部材7側に折り曲げられて延びてい
る。
レート11と同様に、円盤部12Aと、周壁部12Bと
を有し、図2に示すように、前記円盤部12Aに中心よ
り三方向に延びる凸部12aが湾曲して形成されてお
り、前記周壁部12Bが内筒部材2の内周面に位置P4
(図1参照)においてスポット溶接にて接合されてい
る。また、図1に示すように、前記円盤部12Aの下部
には、第1のパイプ部材21が貫通して設けられ、該第
1のパイプ部材21は、第1の仕切壁部材12だけでな
く、第3室16を経て第2の仕切壁部材13も貫通して
おり、第1室14と第2室15とを相互に連通し、第1
室14から第2室15に排気ガスを導く連通路となって
いる。なお、第1および第2の仕切壁部材12,13と
第1のパイプ部材21とは、シールドガスによるバック
シールドおよびアフタシールドを行って、位置P5,P
6においてティグ溶接にて接合されている。
レート11及び第1の仕切壁部材12と同様に、円盤部
13Aと、周壁部13Bとを有し、前記周壁部13Bが
内筒部材2の内周面に、位置P7において、アークスポ
ット溶接にて、熱影響を受けにくい状態で接合されてい
る。また、前記円盤部13Aの上下方向の中間部位にお
いて左右に、図3に示すように、第2室15と第3室1
6とを連通する1対の第2のパイプ部材22,22が、
第1のパイプ部材21の場合と同様にティグ溶接にて設
けられている。第2のパイプ部材22は、第1のパイプ
部材21よりも小径である。
Aの上部中央に、図1に示すように、多数の透孔23
a,・・・が周面に形成された第3のパイプ部材である
テールパイプ23(内側部材)が、軸線が傾斜した状態
で設けられている。より詳細には、テールパイプ23
は、その外側に吸音材24を介して、テールパイプ23
よりも短い外側パイプ25(外側部材)が設けられ、該
外側パイプ25が第2の仕切壁部材13に対し、テール
パイプ23の上流側部分が内筒部材2の外周側に、下流
側部分が内筒部材2の中心側に位置するように傾斜した
状態に取り付けられている。
5との接合は、テールパイプ23内に芯金(図示せず)
が挿入された状態で、位置P8,P9においてティグフ
ィラー溶接にて接合されている。ここで、芯金にてシー
ルドしているので、シールドガスによるバックシールド
は不要である。また、外側パイプ25と第2の仕切壁部
材13との接合は、位置P10において、シールドガス
によるバックシールドなしで、ティグフィラー溶接され
ている。
25より、下流側部分の方が上流側部分よりも大きく突
出しており、その下流側部分が排出口部材8に支持され
て、排気ガスの排出口を構成している。
23の下流側部分を覆うテールカバーパイプ31と、該
テールカバーパイプ31より上流側で一端部がテールパ
イプ23に接合され他端部付近が内筒部材2に接合され
る内側部材32と、前記テールカバーパイプ31に一端
部が接合され他端部が、内側部材32と共に外筒部材4
に接合される外側部材33とを有する。内側部材32と
外側部材33との間であって外周側に吸音材34が設け
られ、それらの間の空間が共鳴箱として機能するのを抑
制するように構成されている。
に、位置P11において、バックシールドなしで、熱影
響を与えないようにアークスポット溶接にて接合されて
いる。また、内側部材32とテールパイプ23とは、前
述したテールパイプ23と外側パイプ25との接合の場
合と同様に、芯金にてシールドして、位置P12におい
てティグフィラー溶接にて接合されている。さらに、外
筒部材4、内側部材32および外側部材33の端部が、
溶接トーチの方向と合致するように重ね合わせられ、そ
の重ね合わせ部分の先端が、シールドガスによるバック
シールドなく、ティグ溶接にて接合され(図1の位置P
13参照)、あたかも曲げ加工を施して接合されたよう
に見える。
に、内側部材32の外側には、吸音材35が取付部材3
6を介して取り付けられている。なお、前記取付部材3
6は、内側部材32にスポット溶接にて接合されてい
る。また、テールパイプ23の下流端の外側には、筒状
部材37がスポット溶接にて接合されている。
の一例(工程順序)について説明する。 (1)まず、仕切壁部材12,13、パイプ部材21、
テールパイプ23、吸音材24、外側パイプ25、内側
部材32、吸音材35、取付部材36を、位置P5,P
6,P8,P9,P10,P12において溶接し、中子
を製作する。 (2)それから、内筒部材2に、前記中子を後方より挿
入する。 (3)位置P11において、前記中子を内筒部材2に溶
接する。 (4)内筒部材2に、仕切壁部材12,13を、位置P
4,P7において溶接する。 (5)バッフルプレート11を、位置P3において、内
筒部材2に溶接する。 (6)外筒部材4と導入口部材7とを、位置P1におい
て溶接する。 (7)内筒部材2の外周に、円筒状の吸音材3を前方よ
り装着する。 (8)吸音材3の規制部材10を、位置P2において内
筒部材2に溶接する。 (9)外筒部材4と導入口部材7との組立体を、内筒部
材2に前方より装着する。 (10)吸音材34を内側部材32の外側にセットし、
テールパイプカバー31と外側部材33の組立体を後方
より装着し、位置P13において外筒部材4,内側部材
32および外側部材33を溶接すれば、完成となる。
筒部材3、導入口部材7、排出口部材8、バッフルプレ
ート11,第1および第2の仕切壁部材12,13など
の構成部材をチタニウムを用いて形成しているので、ア
ルミニウム合金やステンレス鋼を用いた従来の排気マフ
ラーに比べて、軽量となる。そして、導入口部材7や排
出口部材8と、外筒部材4との端部の接合部分を、溶接
トーチの方向と合致するように重ね合わせて、それらの
先端をティグ溶接により接合するようにしているので
(図1の位置P1参照)、シールドガスによるバックシ
ールドを行う必要がなくなり、作業能率がよくなり生産
性が高まるだけでなく、その部分はあたかも曲げ加工を
施して接合したように見えることから、外観の向上を図
る上でも有利である。よって、製造が簡単となり、量産
に適する。
との接合を、テールパイプ23の内側に芯金(図示せ
ず)を挿入して内周面に密着させ、その状態で、前記テ
ールパイプ23の外側に外側パイプ25を位置P8,P
9においてティグフィラー溶接にて接合するようにして
いるので、芯金を設けることで、テールパイプ23の内
周面側が空気に直接に触れないようになり、シールドガ
スを内部に充填したのと同様な状態になる。よって、シ
ールドガスによるバックシールドが不要とされ、生産性
に優れる。また、シールドガスを充填するとしても、こ
のように芯金を用いていれば、芯金によって占められる
容積分だけ必要なシールドガス量が少なくなる。
ルプレート11、第1および第2の仕切壁部材12,1
3とをスポット溶接にて接合するようにしているので、
溶接部分のバックシールドおよびアフタシールドを行う
ことが不要となる。
材8とは、スポット溶接ができないが、ティグアークス
ポット溶接にて接合するようにしているので、バックシ
ールドおよびアフターシールドが必要なプラグ溶接を行
うことなく、熱の影響を与えにくくできる。
実施され、以下に述べるような効果を奏する。
数の構成部材を溶接により接合して形成するようにして
いるので、アルミニウム合金やステンレス鋼を用いた場
合に比べて重量が小さくなり、軽量化を図る上で有利で
ある。また、少なくとも2つの構成部材を、溶接トーチ
の方向と合致するように重ね合わせて、その先端をティ
グ溶接にて接合するようにしているので、その溶接部分
があたかも曲げ加工を施して接合したように見え、外観
の向上を図る上で有利である。
材およびハウジングと排出口部材を、溶接トーチの方向
と合致するように重ね合わせ、それらの先端をティグ溶
接にて接合するようにしているので、外観において目立
つ部分があたかも曲げ加工を施して接合したように見
え、外観の向上を図ることができる。
数の構成部材を溶接により接合する際に、少なくとも2
つの構成部材を、溶接トーチの方向と合致するように重
ね合わせて、その先端をティグ溶接にて接合するように
しているので、従来チタニウムからなる部材の溶接には
必要とされたシールドガスによるバックシールドが不要
となり、製造が簡単となって量産性が高まり、大量生産
することが可能となる。
けることで、内側部材の内周面側が空気に触れないよう
にしてティグ溶接するようにしているので、シールドガ
スによるバックシールドを行うことなく、シールドガス
を内側部材の内部に充填してバックシールドしたのと同
様に溶接することができる。また、作業の面倒なシール
ドガスの充填が不要となり、作業性が向上し、量産性の
向上を図る上で有利となる。さらに、内側部材の内部に
シールドガスを充填するとしても、芯金を用いていれ
ば、必要なシールドガス量が少なくなり、作業性、コス
トの面で有利である。
と仕切壁部材とを、ティグ溶接ではなく、スポット溶接
にて接合するようにしているので、溶接部分のバックシ
ールドおよびアフタシールドを行うことが不要となり、
量産性を向上させる上で有利である。
と排出口部材との、スポット溶接ができない部位につい
ては、ティグアークスポット溶接にて接合するようにし
ているので、シールドガスによるバックシールドおよび
アフタシールドを省略して、熱の影響を受けにくい状態
で接合することができる。
構成を示す縦断面図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 内部が複数の室に区画され、それらの室
を排気ガスが順序よく流れる自動二輪車の排気マフラー
において、 チタニウムからなる複数の構成部材が溶接により接合さ
れてなり、 少なくとも2つの構成部材が、溶接トーチの方向と合致
するように重ね合わされた部分を有し、その部分の先端
がティグ溶接にて接合されていることを特徴とする自動
二輪車の排気マフラー。 - 【請求項2】 前記複数の構成部材は、内筒部材および
該内筒部材の外側に吸音材を介して配設される外筒部材
からなるハウジングと、該ハウジングの両端部に接合さ
れる導入口部材および排出口部材とを有し、 前記ハウジングの外筒部材と導入口部材および前記ハウ
ジングの外筒部材と排出口部材が、溶接トーチの方向と
合致するように重ね合わされた部分を有する請求項1記
載の自動二輪車の排気マフラー。 - 【請求項3】 内部が複数の室に区画され、それらの室
を排気ガスが順序よく流れる自動二輪車の排気マフラー
の製造方法において、 チタニウムからなる複数の構成部材を溶接により接合す
るものであって、 少なくとも2つの構成部材を、溶接トーチの方向と合致
するように重ね合わせ、その重ね合わせ部分の先端を溶
接する工程を有することを特徴とする自動二輪車の排気
マフラーの製造方法。 - 【請求項4】 前記複数の構成部材は、筒状の内側部材
と、該内側部材の外側に配設される筒状の外側部材とを
備え、 前記内側部材の内側に芯金を挿入して内周面に密着さ
せ、その状態で、前記内側部材の外側に外側部材をティ
グフィラー溶接にて接合する工程を有する請求項3記載
の自動二輪車の排気マフラーの製造方法。 - 【請求項5】 前記複数の構成部材は、内筒部材および
該内筒部材の外側に吸音材を介して配設される外筒部材
からなるハウジングと、該ハウジングの内部を仕切る仕
切壁部材とを備え、 前記ハウジングの内筒部材と仕切壁部材とをスポット溶
接にて接合する工程を有する請求項3または4記載の自
動二輪車の排気マフラーの製造方法。 - 【請求項6】 前記複数の構成部材は、さらに、前記ハ
ウジングの端部に接合される排出口部材とを備え、 前記ハウジングの内筒部材と排出口部材とを、ティグア
ークスポット溶接にて接合する工程を有する請求項5記
載の排気マフラーの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9346390A JP2989792B2 (ja) | 1997-12-16 | 1997-12-16 | 自動二輪車の排気マフラー及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9346390A JP2989792B2 (ja) | 1997-12-16 | 1997-12-16 | 自動二輪車の排気マフラー及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11182228A true JPH11182228A (ja) | 1999-07-06 |
JP2989792B2 JP2989792B2 (ja) | 1999-12-13 |
Family
ID=18383106
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9346390A Expired - Lifetime JP2989792B2 (ja) | 1997-12-16 | 1997-12-16 | 自動二輪車の排気マフラー及びその製造方法 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2989792B2 (ja) |
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- 1997-12-16 JP JP9346390A patent/JP2989792B2/ja not_active Expired - Lifetime
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