JPH11180223A - 車載電子装置及びfm多重放送受信装置並びにこれらを有するfm多重放送受信システム - Google Patents

車載電子装置及びfm多重放送受信装置並びにこれらを有するfm多重放送受信システム

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JPH11180223A
JPH11180223A JP36495497A JP36495497A JPH11180223A JP H11180223 A JPH11180223 A JP H11180223A JP 36495497 A JP36495497 A JP 36495497A JP 36495497 A JP36495497 A JP 36495497A JP H11180223 A JPH11180223 A JP H11180223A
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vehicle
display
message
electronic device
multiplex
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JP36495497A
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English (en)
Inventor
Makoto Inagaki
真 稲垣
Yasuyuki Konishi
康之 小西
Hiroshi Watanabe
博史 渡邉
Yasushi Sofugawa
靖 曽布川
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Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ドライバーにとって視認性の良い場所で種々
の情報、例えば車両の異常情報を表示すること。 【解決手段】 FM多重放送を受信する受信部11と、
この受信部11で受信したFM多重放送による文字等を
車両の車室内でドライバーに表示する表示部12とを備
えている。さらに、FM多重放送受信装置1は、車両の
車載電子装置2又は車載のセンサによって検出される複
数の情報のうち予め定められた情報について車両のドラ
イバーに対するメッセージデータを記憶するメッセージ
記憶手段14と、車載電子装置2によって予め定められ
た情報が検出された場合にはメッセージ記憶手段14に
格納されたメッセージを表示部に出力するメッセージデ
ータ出力手段13とを備えている。そして、メッセージ
記憶手段14に格納されるメッセージデータは、FM多
重放送の文字符号体系で作成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車載電子装置に係
り、特に、FM多重放送受信装置へ車両の状態情報を表
示させる車載電子装置に関する。本発明はさらに、FM
多重放送受信装置に係り、特に、車載電子装置によって
検出された車両の状態情報を表示するFM多重放送受信
装置に関する。また、本発明は、このような車載電子装
置とFM多重放送受信装置とを備えたFM多重放送受信
システムに関する。
【0002】
【従来の技術】車載用のレベル1FM文字放送受信装置
は、ドットマトリックスの液晶あるいはプラズマなどの
ディスプレイを持ち、FMの多重放送を受信して2.5
行×15.5文字の文字情報を表示する。従来から、F
M文字多重放送受信専用機とオーディオセットと、オー
ディオセットにFM文字多重放送受信表示機能を付加し
たものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、表示自
由度のあるディスプレイを有しているにもかかわらず、
表示するのはFM文字多重放送の番組やオーディオの動
作状況、時計などの内容であった。
【0004】一方、車両内には、車両の走行状態や車載
電子装置などの状態を示すメータや表示ランプ、表示装
置などが設置されていたり、オプションで方位計や温度
計、圧力計などが設置される。しかし、車室内でドライ
バーからの視認性の良い場所は限られてくるため、狭い
場所につめこまれたり、表示内容が限られてしまい、例
えば抽象的なマーク表示だけになってしまうなど、視認
性を良くしたまま種々の表示を行うことが難しかった。
【0005】さらに、車両用ナビゲーションシステムな
ど、機能としてその表示画面に車両上方を表示するもの
があったが、システムコストが高く、表示画面や本体を
取り付けるスペースが大きく必要となる。また、例え
ば、車載電子装置の状態を表示しようとしても、表示画
面上のレイアウトやデザインは表示システム内の表示プ
ログラムで予めプログラムされたものであるため、新た
に車載電子装置に接続するのが難しく、しかも、表示内
容の変更のために表示システムプログラムの変更も必要
となってしまう。この場合、表示画面のイメージデータ
をそのまま転送したりビデオ信号で接続しようとして
も、転送データ量が多くなり、ビデオ回路など余分な周
辺回路が必要となってしまう。
【0006】
【発明の目的】本発明は、係る従来例の有する不都合を
改善し、特に、ドライバーにとって視認性の良い場所で
種々の情報を表示することができる車載電子装置および
FM文字放送受信装置並びにFM文字放送受信システム
を提供することを、その目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明によるF
M多重放送受信装置では、FM多重放送を受信する受信
部と、この受信部で受信したFM多重放送による文字等
を車両の車室内でドライバーに表示する表示部とを備え
ている。しかも、FM多重放送受信装置が、車両の車載
電子装置又は車載のセンサによって検出される複数の情
報のうち予め定められた情報について車両のドライバー
に対するメッセージデータを記憶するメッセージ記憶手
段と、車載電子装置によって予め定められた情報が検出
された場合にはメッセージ記憶手段に格納されたメッセ
ージを表示部に出力するメッセージデータ出力手段とを
備え、メッセージデータが、FM多重放送の文字符号体
系で作成された、という構成を採っている。これにより
前述した目的を達成しようとするものである。
【0008】メッセージ記憶手段は、FM多重放送の文
字符号体系で作成されたメッセージデータを記憶する。
このため、FM多重放送受信装置は、このメッセージデ
ータを通常の表示手法に従って表示する。メッセージデ
ータ出力手段は、メッセージデータは、車載電子装置に
よって予め定められた情報が検出された場合に表示部へ
出力する。車載電子装置が検出する情報は、その車両に
応じて種々のものがある。例えば、車載電子装置がスピ
ードメータユニットやエアコンユニット、エンジン周辺
の状態検査ユニットなどである場合には、車両の速度
や、エアコンの目標温度、水冷式の場合の水温の異常で
あり、さらに、車両が電動車である場合にはバッテリ残
量などの情報である。このため、メッセージデータ出力
手段は、このような車両の情報のうち予め定められたも
のをFM文字放送受信装置の表示部へ表示する。特別の
表示器を使用せず、FM文字放送受信装置の表示部を流
用することで、ドライバーにとって視認性の良い場所で
の表示が行われる。
【0009】また、このような作用は、メッセージ記憶
手段およびメッセージ送信手段を備えた車載電子装置に
よっても奏することができる。すなわち、本発明による
車載電子装置は、FM多重放送受信装置を有する車両の
走行状態を検出する走行状態検出手段と、この走行状態
検出手段によって検出された走行状態に応じて車両の動
作を制御する走行状態制御手段とを備えている。車載電
子装置はさらに、走行状態検出手段によって検出される
複数の情報のうち予め定められた情報について車両のド
ライバーに対するメッセージデータを記憶するメッセー
ジ記憶手段と、走行状態検出手段によって予め定められ
た情報が検出された場合にはメッセージ記憶手段に格納
されたメッセージをFM多重放送受信装置に送信するメ
ッセージ送信手段とを備えている。そして、メッセージ
データが、FM多重放送の文字符号体系で作成された、
という構成を採っている。これによっても、前述した目
的を達成しようとするものである。
【0010】メッセージ送信手段は、有線又は無線でメ
ッセージ記憶手段に格納されたメッセージデータを送信
する。有線の場合には、1ビットを伝達する信号線か、
またはデータバスとする。FM多重放送受信装置はアン
テナを有するから、当該アンテナへ車両情報を送信する
ようにしてもよい。このメッセージデータは、FM多重
放送の文字符号体系で作成されているため、FM文字放
送受信装置では通常の表示処理に従って表示を行う。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0012】図1(A)は、本発明によるFM多重放送
受信装置1の構成を示すブロック図である。FM多重放
送受信装置1は、FM多重放送を受信する受信部11
と、この受信部11で受信したFM多重放送による文字
等を車両の車室内でドライバーに表示する表示部12と
を備えている。さらに、FM多重放送受信装置1は、車
両の車載電子装置2又は車載のセンサによって検出され
る複数の情報のうち予め定められた情報について車両の
ドライバーに対するメッセージデータを記憶するメッセ
ージ記憶手段14と、車載電子装置2によって予め定め
られた情報が検出された場合にはメッセージ記憶手段1
4に格納されたメッセージを表示部に出力するメッセー
ジデータ出力手段13とを備えている。そして、メッセ
ージ記憶手段14に格納されるメッセージデータは、F
M多重放送の文字符号体系で作成する。
【0013】この図1(A)に示す例では、FM多重放
送受信装置がFM多重放送の文字符号体系で作成された
車両の状態に関するメッセージを記憶したため、車載電
子装置2等からの信号に応じて車両情報をFM多重放送
受信装置の表示部12へ表示することができる。する
と、FM多重放送受信装置の表示部12を利用して種々
の情報を表示でき、これにより、ドライバーから視認性
の良い場所で種々の情報の表示を行うことが可能とな
る。また、メッセージデータは、特定の表示部での用途
を中心に考案されたFM多重放送の文字符号体系に依存
しているため、FM多重放送受信装置では、特別な表示
プログラムを用意することなく、車両の状態情報を表示
部12に表示することができる。
【0014】図1(A)に示す例では、メッセージはF
M多重放送受信装置側で記憶したため、車載電子装置2
側では特別な変更を行うことなく、車両の情報をコード
で出力する機能を付加するのみで、このメッセージの表
示が可能となる。一方、図1(B)に示す例では、メッ
セージ記憶手段24を車載電子装置側で備えている。こ
の場合、FM多重放送受信装置側では車載電子装置2か
らメッセージデータが送信されたときに、所定の割り込
み処理を行い当該メッセージデータを表示する。
【0015】図1(B)に示す例では、車載電子装置2
は、FM多重放送受信装置を有する車両の走行状態を検
出する走行状態検出手段21と、この走行状態検出手段
によって検出された走行状態に応じて車両の動作を制御
する走行状態制御手段22と、走行状態検出手段によっ
て検出される複数の情報のうち予め定められた情報につ
いて車両のドライバーに対するメッセージデータを記憶
するメッセージ記憶手段24と、走行状態検出手段によ
って予め定められた情報が検出された場合にはメッセー
ジ記憶手段24に格納されたメッセージをFM多重放送
受信装置に送信するメッセージ送信手段23とを備えて
いる。さらに、このメッセージデータは、FM多重放送
の文字符号体系で作成する。
【0016】これによっても、FM多重放送受信装置の
表示部12を利用して種々の情報を表示でき、これによ
り、ドライバーから視認性の良い場所で種々の情報の表
示を行うことが可能となる。
【0017】また、ある実施形態では、車載オーディオ
の種々の情報をあわせてFM文字放送受信装置の表示部
に表示するようにしてもよい。この場合、例えば図1
(A)に示すメッセージデータ出力手段13が、FM文
字放送とオーディオの表示とメッセージデータとの表示
順序を予め定められた表示モードおよび優先度に従って
判定する優先度別表示制御手段を備える。
【0018】図2および図3は本発明の一実施例の構成
を示すブロック図である。図2はオーディオ機能を有す
る構成例を示し、図3はオーディオ機能を有さない構成
例を示している。図2に示すFM多重放送受信システム
は、車両の走行状態や他の車載電子装置の状態、走行方
位、走行距離、走行スピード、温度などの車両情報をF
M文字多重放送のドットマトリックスディスプレイ上に
表示する。そして、FM文字多重放送だけでなく、車両
情報も音声で案内する。
【0019】オーディオ機能を有するFM多重放送受信
装置1は、FMコンポジット信号出力付のFM/AMチ
ューナ32A(オーディオ出力まで内蔵)と、PLL同
調回路33と、FM多重放送信号をデコードするデコー
ダ回路36と、表示用のフォントデータを記憶したフォ
ントROM43と、データ処理や保存用のSRAM49
と、ドットマトリックスLCD表示モジュール(表示
部)12と、キー入力を制御するキー入力用マトリック
ス回路34と、これらの制御するメインマイコン37と
を備えている。
【0020】図2に示す実施例では、さらに、オーディ
オカセットメカ35と、このオーディオカセットメカ3
5を制御するメカ制御用のメカマイコン38と、電子ボ
リューム39と、文字データから音声データを合成する
音声合成回路40と、オーディオアンプ41とを備えて
いる。
【0021】FM多重放送受信装置1は、さらに、外部
オーディオソースとなるCD/MDプレーヤやチェンジ
ャ45などからのオーディオ信号入力に対する通信I/
Fと、スピードメータユニットやエアコンユニットなど
の車載電子装置からの信号入力I/Fあるいは通信I/
Fと、方位センサや車速センサからのセンサ信号入力I
/Fとを備えている。
【0022】図3に示すように、オーディオ機能を有し
ない受信装置1の場合には、FMコンポジット信号出力
付のFMチューナ32B(IF検波出力まで内蔵)と、
MPX(FMマルチプレクス)48と、PLL同調回路
33と、FM多重放送信号のデコーダ回路36と、フォ
ントROM43と、データ処理や保存用のSRAM44
と、ドットマトリックスLCD表示モジュール12と、
キー入力用マトリックス回路34と、これらを制御する
メインマイコン37と、アンテナ分配器47などを備え
ている。
【0023】さらに、受信装置1は、外部のオーディオ
ヘッドセット(外部オーディオソース入力機能付のラジ
オカセットなど)へのオーディオ信号出力並びに通信I
/Fと、スピードメータユニットやエアコンユニットな
どの車載電子装置からの信号入力I/Fあるいは通信I
/Fと、方位センサや車速センサからのセンサ信号入力
I/Fとを備えている。
【0024】図2および図3に示す例では、車載電子装
置2からFM多重放送受信装置1に送られる表示用デー
タを、FM文字多重放送の文字符号体系に基づいて作成
している。これにより、表示画面のレイアウトやデザイ
ンを含めた表示内容を車載電子装置2側で定めることが
できる。例えば、新しい車載電子装置2を接続する場合
でも、受信装置1内の表示プログラムを変更する必要が
ない。また、それ以外の車両情報やオーディオの表示デ
ータも内部データ形式を上記文字符号体系に基づいた形
式とすることで、同一の表示プログラムでの処理を可能
とする。
【0025】次に、受信装置1の動作モードおよび表示
モードの変遷を図4を参照して説明する。受信装置1の
状態としては、OFF状態60と、スタンバイ状態61
と、ON状態62〜64とがある。OFF状態60は、
車両のアクセサリスイッチがOFFの状態で受信装置1
は省電力状態にあり、例えばマイコン時計カウントなど
のように最低限必要な処理以外は行わない。ここでアク
セサリスイッチをONとする操作65を行うと、前回ア
クセサリスイッチをOFFにした時の状態に依存して装
置はスタンバイ状態61か又はON状態62〜64へ遷
移する。すなわち、前回アクセサリスイッチをオフにし
たときの状態がスタンバイ状態であった場合にはスタン
バイ状態61へ、ON状態であった場合にはON状態6
2〜64へ遷移させる。
【0026】スタンバイ状態61は、オーディオ動作や
車両情報/オーディオ/FM文字多重の表示を行わない
が、時計表示とキー入力処理、方位/速度/距離/車載
電子装置情報処理/FM文字多重放送受信処理などの内
部処理は行っている状態である。スタンバイ状態61か
ら、アクセサリスイッチがOFFとされた場合にはOF
F状態へ変化させる。一方、装置電源スイッチのONか
FM多重放送の緊急番組表持イベントの発生、トリップ
メータで予め設定しておいた距離を走行した場合や、車
載電子装置からセンサや車両状態の異常を示す信号が入
力された場合などの車両情報割り込み表示イベントの発
生でON状態62〜64へ遷移する。
【0027】ON状態は、オーディオ動作や車両情報/
オーディオ/FM文字多重の表示を行う状態である。こ
のON状態では、オーディオ動作/オーディオ非動作の
2つの動作モードと、車両情報表示/FM文字表示/オ
ーディオ表示の3つの表示モードがある。動作モードと
表示モードは図5に示すように互いに独立して組み合わ
せ可能であり、例えば、CDを聞くといったオーディオ
動作モード中に、走行方位などの車両情報やFM文字多
重放送の番組を表示することもできる。
【0028】OFF状態60あるいはスタンバイ状態6
1からON状態62〜64へ遷移した場合には、通常、
前回のON状態における動作モードと表示モードとなる
が、車両情報割り込み表示かFM多重放送の緊急番組表
持イベントの発生67でスタンバイ状態からON状態と
なる場合には、イベントに対応して自動的に車両情報表
示モード62かFM文字表示モード63となる。
【0029】また、ON状態中の表示モードの変更も、
通常、表示モード切換スイッチの操作69で行うが、F
Mの文字多重放送で緊急情報番組表示イベントが発生し
た場合には、自動的に表示モードをFM文字表示モード
63とする。
【0030】さらに、車両情報の割り込み表示イベント
68が発生したり、オーディオ動作中に音量/音質変更
や周波数変更、ソース変更などのオーディオの割り込み
表示イベント68が発生した場合には、それぞれ他の表
示モードとなっていても、割り込み表示を行う。
【0031】次に、動作を説明する。図6はオーディオ
機能を有するFM文字多重受信装置1での制御例を示す
フローチャートである。制御ソフトウエアは、メインル
ーチン(S1〜S9)、タイマー割り込み(S11〜S
21)、車速信号割り込み(S22)、FM多重割り込
み(S25〜S27)とを備えている。
【0032】図6を参照すると、メインルーチンは、ま
ず、装置全体の初期化を行う(ステップS1)。次い
で、キー入力処理や、アクセサリスイッチ信号処理や、
割り込みイベントの監視処理を行い(ステップS2)、
状態遷移又はモードの変更の有無を確認する(ステップ
S3)。状態の遷移又はモードの変更がある場合には、
図4に示す状態又はモードの変更処理を行う(ステップ
S4)。
【0033】さらに、FM多重受信データの受信および
デコードを行い、FM文字放送の表示ができるようにな
ると、その完成データを保管する(ステップS6)。一
方、FM多重受信データが未だ完成していない場合には
(ステップS5)、FM多重データの処理や、オーディ
オ動作処理、又は車両情報の処理を行う(ステップS
7)。
【0034】そして、表示タイミングとなると(ステッ
プS8)、ステップS4で定めたモードに従ってステッ
プS7で処理した内容か、またはステップS6で保管し
た内容を表示する。
【0035】図7を参照すると、タイマー割り込みは、
まず、キースキャン処理とアクセサリスイッチ監視処理
とを行う(ステップS11)。その後、外部入力(ステ
ップS12)、表示(ステップS14)、FM多重放送
受信状況チェック(ステップS16)、走行状況チェッ
ク(ステップS18)、時計処理などのタイミング(ス
テップS20)であるかい否かを確認する。これらのタ
イミングであれば、それぞれの処理を行う(ステップS
13,S15,S17,S18,S19,S21)。
【0036】ここで、外部入力処理S13は、方位セン
サや車載電子装置からの信号を入力する処理であり、処
理結果はメインルーチンの割り込みイベント監視処理や
車両情報処理に渡される。表示タイミング生成処理S1
5は、モード変更などによる表示要求以外の定期的な表
示タイミングを生成する処理である。FM放送受信状況
チェックS17はと走行状況チェックS19は、それぞ
れFM多重放送データが正常に受信できているか、車両
が現在走行中であるかをチェックする処理であり、チェ
ックした結果によってFM文字表示中にメインルーチン
で受信状況の悪化を知らせる表示を行ったり、表示内容
や操作内容を制限したりする処理が行われる。時計処理
S21は、時計の計数処理である。
【0037】図8を参照すると、車速割り込みでは、入
力された車速信号から車速情報や走行距離情報の計算処
理を行う(ステップS22)。さらに、車速割り込みで
は、設定距離を走行したか否かの車速や、走行距離に関
連した割り込みイベントの発生検出を行う。
【0038】図9を参照すると、FM多重割り込みで
は、FM多重放送信号のデコーダ回路からの受信データ
の読み込み(ステップS25)や、誤り訂正処理の起動
(ステップS26)、誤り訂正後の格納単位データ作成
処理(ステップS27)などが行われる。メインルーチ
ンは、格納単位データが作成されたときに格納処理を行
う。緊急情報番組を受信した場合には、その旨をメイン
ルーチンの割り込みイベント監視処理に知らせる。
【0039】このような制御により、メインルーチンで
は、各割り込みルーチンでの処理結果などに基づいてキ
ー入力処理やアクセサリスイッチ信号処理、状態遷移処
理、動作/表示モード変更処理、オーディオ動作処理な
どを行う。そして、車両情報表示/FM多重表示/オー
ディオ表示がドライバのニーズ、車両の状態、FM文字
多重受信装置1の動作状態などに応じて選択的に行われ
る。このとき、FM文字放送での表示帯計に従って表示
するため、その表示内容も見やすく、統一性の採れた分
かり易いものとなっている。
【0040】図10に表示の例を示す。図10(a)を
参照すると、FM文字放送の表示は、上部の小さい文字
と、中央から下部の大きい文字とを有する。図10
(b)を参照すると、表示部へ文字および図形を表示す
ることで車両情報の表示を行うことができる。FM多重
放送の文字符号化体系によると、表示ディスプレイの左
下を原点として、座標を指示することで線を塗りを表示
部上に記述することができる。図10(b)の表示例で
は、車両や白線のイメージはこのような座標指定により
記述している。
【0041】図10(c)を参照すると、本実施形態に
より、オーディオ表示を良好に行うことができる。図1
0(d)を参照すると、本実施形態では、FM多重放送
で緊急情報番組を受信した場合の強制的な割り込みを行
うとき、文字によりその旨を表示することができる。図
10(e)を参照すると、車両の状態情報に基づいて車
両の以上を検出した場合、緊急情報番組の受信と同様
に、異常の内容を文字で表示する。また、設定距離走行
の走行が完了した場合にも、同様な割り込みにより表示
を行う(図10(f))。
【0042】さらに、本実施形態では、図10(g)に
示すように、オーディオのソースを変更した場合の割り
込みや、図10(h)に示すように、走行中の文字表示
版組の表示制限などを表示する。
【0043】図11を参照すると、FM多重放送の文字
符号体系により図10(e)(図11(a))に示す内
容を記述するには、図11(b)に示す符号を使用す
る。図1に示したメッセージ記憶手段14又は24は、
図11(b)に示す一連の符号をメッセージ毎に記憶す
る。FM多重放送受信装置1では、図11(b)に示す
符号を解釈して図11(a)に示す表示を行う。このよ
うにFM多重放送の文字符号体系に従ってメッセージを
作成すると、FM多重放送受信装置1の表示部12およ
び表示制御プログラムをなんら変更することなく、車両
の状態情報を図11(a)に示す如く表示することがで
きる。
【0044】なお、オーディオ機能を有さないFM文字
多重受信装置1については、上述した例からオーディオ
動作/表示に関する構成を除去したものとなる。
【0045】また、音声合成については、車両情報やオ
ーディオの表示データもFM文字表示データと同じ形式
であるため、同一の処理ルーチンで処理を行うことがで
きる。さらに、ドライバーのスイッチ操作によって表示
画面の読み上げ要求があった場合だけの読み上げでな
く、車両の以上や緊急情報番組受信などの重要性の高い
イベントが発生し、その旨を速やかにドライバーに知ら
せる必要がある場合には、表示と併せて自動的に読み上
げを行うようにしても良い。これによりドライバーの認
知をより確実なものとすることができる。
【0046】上述したように本実施形態によると、車載
用レベル1FM多重放送受信装置1に、車両の走行状態
や車載電子装置などの状態を示す信号やデータ、走行方
位や温度などのセンサ信号を取り込むようにし、FM文
字多重受信装置1のドットマトリックスディスプレイ上
に文字多重放送、車両情報、オーディオ情報などを必要
に応じて選択的に表示するようにしたため、次の効果を
奏する。すなわち、ディスプレイの表示能力を有効利用
できるばかりでなく、低コスト、省スペースといった要
求を満足しながら、ドライバーが必要とする情報を視認
性の良い場所に分かり易い文字図形で表示することがで
きる。さらに、FM文字多重受信装置1内に取り込んだ
信号やデータを計算、比較処理等を行うことによって、
例えば設定距離走行の判定や車両以上の検出などの新た
な機能を実現したり、文字多重表示中に重要度の高い車
両以上情報表示を優先的に表示することができる。
【0047】また、車載電子装置からFM文字多重受信
装置1に送られる表示用データの形式と、それ以外の車
両情報やオーディオの表示データの内部データ形式と
を、FM文字多重放送の文字符号体系に基づいて作成す
るため、表示画面のレイアウトやデザインを含めた表示
内容を車載電子装置側で定めることができ、例えば新し
い車載電子装置を接続する場合にも、FM文字多重受信
装置1内の表示プログラムを変更する必要がなくなる。
さらに、それ以外の車両情報やオーディオの表示データ
も内部データ形式を同じ符号体系としたため、同一の表
示ルーチンおよび音声合成ルーチンでの処理が可能とな
る。
【0048】さらに、本実施形態では、ドライバーのス
イッチ操作によって要求があった場合に、FM文字表示
画面のみの音声読み上げをおこなうだけでなく、車両の
以上や緊急情報番組受信など重要性の高いイベントが発
生しその旨を速やかにドライバーに知らせる必要がある
場合には、通常の表示とあわせて自動的に読み上げを行
うようにした。これにより、重要度の高い情報を優先的
に知らせることができ、ドライバーの認知度を向上させ
ることができる。
【0049】次に、車載電子装置とFM多重放送受信装
置との接続したFM多重放送受信システムの実施形態を
説明する。図12はFM文字放送受信装置側で車両情報
のメッセージを有する場合の一例を示すブロック図であ
る。図12に示す例では、FM多重放送受信システム
は、車両の走行状態を検出すると共に当該車両の動作を
制御する車載電子装置2と、この車載電子装置2と信号
線で接続されると共にFM多重放送の文字放送等を表示
するFM文字放送受信装置1とを備えている。そして、
車載電子装置2は、車両の走行状態を示すバイナリ信号
を信号線を介してFM文字放送受信装置に出力するバイ
ナリ信号出力手段25を備えている。一方、FM文字放
送受信装置1は、バイナリ信号出力手段25によって出
力されたバイナリ信号に基づいて当該バイナリ信号で示
す車両の走行状態を文字放送等を中断して表示させる車
両情報表示制御手段15を備えている。
【0050】図13は車載電子装置2側で車両情報のメ
ッセージデータを有する場合の構成例を示すブロック図
である。図13に示す例では、FM多重放送受信システ
ムは、車両の走行状態を検出すると共に当該車両の動作
を制御する車載電子装置2と、この車載電子装置2とバ
ス接続されると共にFM多重放送の文字放送等を表示す
るFM文字放送受信装置1とを備えている。しかも、車
載電子装置2が、車両の走行状態に応じた車両のドライ
バーに対するメッセージデータを記憶するメッセージ記
憶手段24と、車載電子装置2当該によって検出される
車両の状態に応じてメッセージ記憶手段に格納されたメ
ッセージデータをFM多重放送受信装置に送信するメッ
セージデータ出力手段26とを備えている。さらに、こ
のメッセージデータが、FM多重放送の文字符号体系で
作成されている。
【0051】そして、FM文字放送受信装置1は、メッ
セージデータ出力手段26から出力されたメッセージデ
ータとFM多重放送の文字放送とを予め定められた優先
度に従って表示させる優先度別表示制御手段16を備え
ている。これにより、車両の情報とFM多重放送の文字
放送とをFM多重放送受信装置1の表示部に表示する。
【0052】これを詳細に説明する。
【0053】図14乃至図22は信号線接続の例を示す
図で、図23乃至図25はバス接続の例を示す図であ
る。
【0054】図14を参照すると、FM文字多重受信装
置1と1台又は複数台の車載電子装置とは、1本又は複
数本の信号線で接続されている。接続された信号線は、
図14に示すように1本毎に車載電子装置からFM文字
多重受信装置1に伝達する情報項目に対応している。例
えば、装置の内部状態2a、センサAの状態2b、セン
サBの状態2cである。その電気的レベルが情報内容と
なっていて、例えばハイレベルで該当項目の異常を示
す。両者の接続では、車載電子装置側に専用の信号出力
を設定する場合もあるが、従来からのメータパネル内の
インジケータランプを点灯させていた配線から分岐接続
するようにしても良い。
【0055】図15に示すように、FM文字多重受信装
置1側のCPUは、接続された信号線の電気的レベルを
監視し(ステップS31)、状態変化を確認する(ステ
ップS32)。信号レベルが変化したときには、当該信
号レベルが変化した信号線に対応するメッセージデータ
を特定し、割り込み表示に登録する(ステップS3
3)。さらに、割り込み表示登録の有無を確認し(ステ
ップS34)、割り込みが複数ある場合には優先順位に
応じて表示を行う(ステップS35)。
【0056】図16に示す例では、FM文字多重受信装
置1と1台又は複数台の車載電子装置2との間を、複数
本の信号線で接続している。接続された信号線は、図1
6に示すように、1本毎に車載電子装置からFM文字多
重受信装置1に伝達するバイナリー状態コードの1bi
tに対応し、例えば、電気的ハイレベルが1で、ローレ
ベルが0となり、コード毎に情報の内容が決められてい
る。複数台接続する場合には、同様の接続が複数必要と
なる。閣ビット2e〜2gの意味の例を、図17に示
す。
【0057】図18に示すように、FM文字多重受信装
置1側のCPUは、接続された信号線の状態コードを監
視する(ステップS41)。コードに異常(この例で
は、「000」以外)を検出した場合は(ステップS4
2)、該当する項目についてのメッセージを表示する
(ステップS45)。直接接続の場合と同様、メッセー
ジはFM文字多重受信装置1CPUのROM内に固定デ
ータとして予め作成されている。この固定データは、F
M文字多重放送の文字符号体系に基づいてプログラムさ
れている。また、複数項目に関係するコードを検出した
場合には、予め決められた優先順位に従って表示を行
う。例えば、キー操作により順に表示する。
【0058】図19に示す例では、FM文字多重受信装
置1と1台又は複数台の車載電子装置とはシリアル信号
線で接続されている。接続する信号線には、図19に示
すように、車載電子装置の状態コードにあわせて点滅す
るインジケータランプ信号線を分岐接続したものや、車
載電子装置の動作モニターや専用に用意された同期式又
は非同期式の通信線接続などがある。これによって、車
載電子装置からFM文字多重受信装置1に状態コードが
伝達される。図20にインジケータランプの出力例を示
す。図20に示す例では、例えば図17に示した状態コ
ードに応じてインジケータランプを点滅させる。図中、
xは点灯又は消灯時間を示し、d1、d2はインターバル
を示す。また、図21に示す構成を採用し、図22に示
すようにデータを送信するようにしても良い。図22に
示す例では、同期信号にあわせてN bitの状態コー
ドを送信する。
【0059】図23はバス接続の一例を示すブロック図
である。図23に示す例では、FM文字多重受信装置1
側CPUは、車載装置側でメッセージを作成し、例えば
図11(b)に示したFM多重放送の文字符号体系で作
成したメッセージをFM文字多重受信装置側へ出力す
る。また、このようなデータを車載電子装置側で作成
し、信号線を介して伝達するのは、図19乃至図22に
示した例によっても可能である。
【0060】また、図24に示すように、図23に示す
構成で車載電子装置2側から状態コードを送信するよう
にしてもよい。この場合、データバスの状態コードを読
み込んで、常に状態コードを監視する。例えば、インジ
ケータランプ信号線の分岐接続の場合には、エッジ割り
込みなどによりパルスを計数し、通信線あるいはバス接
続の場合には通信割り込みなどによりデータを読み込
む。コード異常を検出した場合には、該当する項目につ
いてのメッセージを表示する。
【0061】図25は車載装置側で優先度を特定してメ
ッセージデータをFM多重放送受信装置1側へ出力する
場合のデータ構造の一例を示す説明図である。図25に
示す例では、車載電子装置からFM文字多重受信装置1
に状態コードを送るのではなく、表示優先度コードを付
し、さらにバス接続の場合には装置アドレスを付して、
FM文字多重受信装置1で表示してほしいメッセージデ
ータを送信する。このメッセージデータは、図11
(b)に示すように、文字多重放送のデータフォーマッ
トおよび文字符号体系に準拠して作成する。メッセージ
データの送信は、車載電子装置2側で割り込み表示要因
が発生した場合に行われるようになっており、FM文字
多重受信装置1側CPUは送信されたメッセージデータ
の装置アドレスや表示優先度に従ってメッセージを登録
し、複数メッセージである場合でも、予め決められた優
先順位に従って表示を行う。
【0062】図25に示す階層は、文字多重放送規格の
階層構造に準拠している。また、データ構造の制御コー
ドについても多重放送の文字符号規格に従っており、S
OHは開始符号、EOTは終了符号、RSはデータ識別
符号、USはユニット識別符号である。装置アドレス
は、接続装置毎に設定し、車載電子装置を識別するため
のものである。優先度は、送信するメッセージの内容に
応じて予め定められており、優先順位をN段階に規定し
たものである。ヘッダ文ユニットには、ヘッダ文エリア
に表示するデータを格納し、本文ユニットには、本文エ
リア表示データを格納する。
【0063】
【発明の効果】本発明は以上のように構成され機能する
ので、これによると、メッセージデータ出力手段が、車
載電子装置によって予め定められた情報が検出された場
合にメッセージデータを表示部へ出力し、このメッセー
ジデータは、FM文字多重放送の文字符号体系に従って
作成されているため、FM文字多重放送受信機の表示部
に簡単に表示することができ、このため、特別の表示器
を使用せず、FM文字放送受信装置の表示部を流用する
ことで、ドライバーにとって視認性の良い場所での表示
を行うことができる従来にない優れた車載電子装置及び
FM多重放送受信装置並びにこれらを有するFM多重放
送受信システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の構成を示すブロック図で
あり、図1(A)はFM多重放送受信装置の構成を示す
図で、図1(B)は車載電子装置の構成を示す図であ
る。
【図2】オーディオ機能を有するFM多重放送受信装置
の詳細構成を示す説明図である。
【図3】オーディオ機能を有さないFM多重放送受信装
置の詳細構成を示す説明図である。
【図4】図2に示した構成による状態およびモードの遷
移例を示す説明図である。
【図5】図4に示した表示モードと動作モードの関係を
示す図表である。
【図6】図2に示した構成のメインルーチンを示すフロ
ーチャートである。
【図7】図2に示した構成でのタイマー割り込処理の一
例を示すフローチャートである。
【図8】図2に示した構成での車速信号割り込み処理の
一例を示すフローチャートである。
【図9】図2に示した構成でのFM多重割り込み処理の
一例を示すフローチャートである。
【図10】表示部による表示の例を示す説明図であり、
図10(a)〜(h)はそれぞれ各モードや割り込みで
の表示例を示す図である。
【図11】車両情報の表示処理を示す説明図であり、図
11(a)は表示例を示す図で、図11(b)はその文
字符号を例示する図である。
【図12】本発明によるFM多重放送受信システムの一
実施形態の構成を示すブロック図である。
【図13】本発明によるFM多重放送受信システムの他
の実施形態の構成を示すブロック図である。
【図14】FM多重放送受信装置と車載電子装置とを信
号線で接続する第1の例の構成を示すブロック図であ
る。
【図15】図14に示した構成の動作例を示すフローチ
ャートである。
【図16】FM多重放送受信装置と車載電子装置とを信
号線で接続する第2の例の構成を示すブロック図であ
る。
【図17】図16に示した状態コードの内容を例示する
図表である。
【図18】図16に示した構成の動作例を示すフローチ
ャートである。
【図19】FM多重放送受信装置と車載電子装置とを信
号線で接続する第3の例の構成を示すブロック図であ
る。
【図20】図19に示した信号線で伝達される信号の一
例を示す波形図である。
【図21】FM多重放送受信装置と車載電子装置とを信
号線で接続する第4の例の構成を示すブロック図であ
る。
【図22】図21に示した信号線で伝達される信号の一
例を示す波形図である。
【図23】FM多重放送受信装置と車載電子装置とをバ
ス接続する構成を示すブロック図である。
【図24】図23に示したデータバスで伝達されるデー
タのデータ構造を例示する説明図である。
【図25】表示データおよび優先度を車載電子装置側で
作成する場合のデータ構造を例示する説明図である。
【符号の説明】
1 FM多重放送受信装置 2 車載電子装置 11 受信部 12 表示部 13 メッセージデータ出力手段 14 メッセージ記憶手段 21 走行状態検出手段 22 走行状態制御手段 23 メッセージ送信手段 24 メッセージ記憶手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 曽布川 靖 静岡県浜松市高塚町300番地 スズキ株式 会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 FM多重放送を受信する受信部と、この
    受信部で受信したFM多重放送による文字等を車両の車
    室内でドライバーに表示する表示部とを備えたFM多重
    放送受信装置において、 前記FM多重放送受信装置が、前記車両の車載電子装置
    又は車載のセンサによって検出される複数の情報のうち
    予め定められた情報について前記車両のドライバーに対
    するメッセージデータを記憶するメッセージ記憶手段
    と、前記車載電子装置によって前記予め定められた情報
    が検出された場合には前記メッセージ記憶手段に格納さ
    れたメッセージを前記表示部に出力するメッセージデー
    タ出力手段とを備え、 前記メッセージデータが、前記FM多重放送の文字符号
    体系で作成されたことを特徴とするFM多重放送受信装
    置。
  2. 【請求項2】 前記表示部に、前記車室内へ音楽等を再
    生するオーディオ機器を併設し、 前記メッセージデータ出力手段が、前記FM多重放送と
    前記オーディオ機器の表示と前記メッセージデータとの
    表示順序を予め定められた表示モードおよび優先度に従
    って判定する優先度別表示制御手段を備えたことを特徴
    とする請求項1記載のFM多重放送受信装置。
  3. 【請求項3】 FM多重放送受信装置を有する車両の走
    行状態を検出する走行状態検出手段と、この走行状態検
    出手段によって検出された走行状態に応じて前記車両の
    各部の動作を制御する走行状態制御手段とを備えた車載
    電子装置において、 さらに、前記走行状態検出手段によって検出される複数
    の情報のうち予め定められた情報について前記車両のド
    ライバーに対するメッセージデータを記憶するメッセー
    ジ記憶手段と、前記走行状態検出手段によって前記予め
    定められた情報が検出された場合には前記メッセージ記
    憶手段に格納されたメッセージを前記FM多重放送受信
    装置に送信するメッセージ送信手段とを備え、 前記メッセージデータが、FM多重放送の文字符号体系
    で作成されたことを特徴とする車載電子装置。
  4. 【請求項4】 車両の走行状態を検出すると共に当該車
    両の動作を制御する車載電子装置と、この車載電子装置
    と信号線で接続されると共にFM多重放送の文字放送等
    を表示するFM文字放送受信装置とを有し、 前記車載電子装置が、前記車両の走行状態を示すバイナ
    リ信号を前記信号線を介して前記FM文字放送受信装置
    に出力する状態コード出力手段を備え、 前記FM文字放送受信装置が、前記状態コード出力手段
    によって出力された状態コードに基づいて当該バイナリ
    信号で示す車両の走行状態を前記文字放送等を中断して
    表示させる車両情報表示制御手段を備えたことを特徴と
    するFM文字放送受信システム。
  5. 【請求項5】 車両の走行状態を検出すると共に当該車
    両の動作を制御する車載電子装置と、この車載電子装置
    とバス接続されると共にFM多重放送の文字放送等を表
    示するFM文字放送受信装置とを備え、 前記車載電子装置が、前記車両の走行状態に応じた前記
    車両のドライバーに対するメッセージデータを記憶する
    メッセージ記憶手段と、前記車両の走行状態に応じて前
    記メッセージ記憶手段に格納されたメッセージデータを
    前記FM多重放送受信装置に送信するメッセージデータ
    出力手段とを備え、 前記メッセージデータが、前記FM多重放送の文字符号
    体系で作成され、 前記FM文字放送受信装置が、前記メッセージデータ出
    力手段から出力されたメッセージデータと前記FM多重
    放送の文字放送とを予め定められた優先度に従って表示
    させる優先度別表示制御手段を備えたことを特徴とする
    FM文字放送受信システム。
JP36495497A 1997-12-19 1997-12-19 車載電子装置及びfm多重放送受信装置並びにこれらを有するfm多重放送受信システム Withdrawn JPH11180223A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009260984A (ja) * 2009-06-22 2009-11-05 Hitachi Ltd デジタル放送受信装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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