JPH1118004A - 映像信号処理装置 - Google Patents

映像信号処理装置

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JPH1118004A
JPH1118004A JP16439097A JP16439097A JPH1118004A JP H1118004 A JPH1118004 A JP H1118004A JP 16439097 A JP16439097 A JP 16439097A JP 16439097 A JP16439097 A JP 16439097A JP H1118004 A JPH1118004 A JP H1118004A
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勝治 卯路
Shozo Fujii
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 乗算手段を使用する必要のない簡単な構成に
よって回路規模の縮小及びコストダウンを容易に図るこ
とができる映像信号処理装置を提供する。 【解決手段】 本発明に係る映像信号処理装置は、映像
信号の信号レベルが第1のしきい値を超えるときは真と
判別する一方、映像信号の信号レベルが第1のしきい値
以下のときは偽と判別する第1の比較手段1と、映像信
号の信号レベルが第2のしきい値を超えるときは偽と判
別する一方、映像信号の信号レベルが第2のしきい値以
下のときは真と判別する第2の比較手段2と、第1の比
較手段1による判別結果が真のときは第1のしきい値を
選択し、かつ、第2の比較手段2による判別結果が真の
ときは第2のしきい値を選択する一方、第1の比較手段
1及び第2の比較手段2による判別結果がともに偽のと
きは映像信号を選択する選択手段3とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は映像信号処理装置に
係り、特には、ディジタル化されて入力する映像信号に
対して視覚上の特殊効果を与えるためのフェード処理に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、映像信号の記録時や再生時に
使用される一般的な機器においては、ディジタル化され
て入力する映像信号、例えば、輝度信号や色差信号に対
して視覚上の特殊効果を与えるべくフェード処理を施す
ことが行われている。そして、このようなフェード処理
のうちには、映像信号の信号レベルを徐々に上げながら
白レベルに収束させたり、あるいは、映像信号の信号レ
ベルを徐々に下げながら黒レベルに収束させたうえで元
の映像を見えなくしてしまうフェードアウトやフェード
アウトの状態から徐々に見えるようにするフェードイン
があり、フェードインやフェードアウトの利用によって
は場面の演出効果が向上することになる。
【0003】以下、映像信号処理装置の要部構成を示す
ブロック図である図5に基づいたうえ、従来の形態に係
る映像信号処理装置の構成及び動作を説明する。まず、
従来の形態に係る映像信号処理装置は、図5で示すよう
に、入力してきた映像信号のレベル制御を行うレベル制
御手段21と、レベル制御手段21からの出力信号にオ
フセット値を加算する加算手段22とを備えているのが
一般的であり、レベル制御手段21には、ディジタル化
された映像信号の入力端子23と、レベル制御信号の入
力端子24とが設けられている一方、加算手段22に
は、オフセット値の入力端子25と、信号出力端子26
が設けられている。
【0004】そこで、ディジタル化された映像信号、例
えば、輝度信号は入力端子23を通じたうえで、また、
レベル制御信号は入力端子24を通じたうえでレベル制
御手段21に対して入力することになり、これらの両信
号が入力してきたレベル制御手段21ではレベル制御信
号に基づいて輝度信号を制御することが行われる。すな
わち、この際におけるレベル制御信号は映像信号の1フ
レームに同期しつつ、映像信号の1フレームごとに変化
しながら入力することになっており、レベル制御信号が
1,2,3,……,nと変化する場合のレベル制御手段
21では輝度信号に対して1/1,1/2,1/3,…
…,1/nを乗じたうえで信号レベルを減衰させること
が実行される。
【0005】一方、加算手段22には、レベル制御手段
21からの出力信号と、入力端子25を通じたうえでの
オフセット値とが入力しており、この加算手段22にお
いては、レベル制御手段21からの出力信号、つまり、
レベル制御信号に基づいて信号レベルが減衰させられた
輝度信号に対してオフセット値をさらに加算することが
行われる。そして、信号レベルが減衰させられ、かつ、
オフセット値が加算された輝度信号は、加算手段22の
信号出力端子26を通じたうえで出力されている。な
お、ここでのオフセット値も映像信号の1フレームに同
期し、かつ、映像信号の1フレームごとに増加しながら
入力することになっている。
【0006】さらに、輝度信号のレベル変化を例示する
波形図であるところの図6を参照しながらフェードアウ
トの一例を説明すると、以下のようになる。すなわち、
図6(a)で例示するような波形の映像信号、例えば、
信号レベルが0から255の範囲にある輝度信号が1フ
レームごとに入力端子23を通じたうえでレベル制御手
段21へと入力される場合を考えると、この輝度信号は
レベル制御手段21でもって信号レベルが減衰させられ
た後、引き続き、加算手段22でもってオフセット値が
加算されるため、時間の経過に従って図6(b)及び
(c)で例示しているような変化をきたすことになり、
このような変化をきたした結果として輝度信号のフェー
ドアウトが行われたことになるのである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記従来の
形態に係る映像信号処理装置においては、つぎのような
不都合が生じることになっていた。すなわち、映像信号
のフェード処理に際しては、入力してきた映像信号の信
号レベルに1/nを乗じることによって減衰させたうえ
でオフセット値を加算するという手法が一般的に採用さ
れるのであるが、この手法を実現する構成とされた映像
信号処理装置にあっては、レベル制御手段21として説
明したような乗算手段が必要であることになる。ところ
が、このような乗算手段は、回路構成要素のうちでも物
理的な占有面積が大きく、しかも、消費電力の増加を伴
うものであるため、乗算手段を使用した場合には、映像
信号処理装置における回路規模の増大やコストアップが
避けられないことになってしまう。
【0008】本発明は、このような不都合に鑑みて創案
されたものであって、乗算手段を使用する必要のない簡
単な構成によって回路規模の縮小及びコストダウンを容
易に図ることができる映像信号処理装置の提供を目的と
している。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る映像信号処
理装置は、ディジタル化されて入力する映像信号の信号
レベルを予め設定された第1のしきい値及び第2のしき
い値と各別に大小比較することによって真偽を判別し、
第1のしきい値及び第2のしきい値それぞれと比較して
得られた真偽情報に基づいたうえで映像信号そのもの、
または、第1のしきい値及び第2のしきい値のうちのい
ずれか1つのみを選択して出力するものである。そし
て、この際における第1のしきい値及び第2のしきい値
は、時間の経過に伴って増減変化することとなってい
る。あるいはまた、本発明に係る映像信号処理装置は、
映像信号の信号レベルを予め設定された収束値と大小比
較することによって真偽を判別した後、真偽情報に基づ
いて映像信号からオフセット値を減算し、または、映像
信号とオフセット値とを加算したうえ、減算結果が収束
値よりも小さくならないよう、また、加算結果が収束値
よりも大きくならないよう制限しながら出力するもので
あり、この際におけるオフセット値は時間の経過に伴っ
て増減変化することになっている。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に係る映像信号
処理装置は、ディジタル化されて入力する映像信号と第
1のしきい値とを比較する第1の比較手段と、第1のし
きい値以下の値を有する第2のしきい値と映像信号とを
比較する第2の比較手段と、映像信号と第1のしきい値
と第2のしきい値とのいずれかを選択して出力する選択
手段とを備え、第1の比較手段は映像信号の信号レベル
と第1のしきい値とを大小比較し、映像信号の信号レベ
ルが第1のしきい値を超えるときは真と判別する一方、
映像信号の信号レベルが第1のしきい値以下のときは偽
と判別するものであり、第2の比較手段は映像信号の信
号レベルと第2のしきい値とを大小比較し、映像信号の
信号レベルが第2のしきい値を超えるときは偽と判別す
る一方、映像信号の信号レベルが第2のしきい値以下の
ときは真と判別するものであり、選択手段は第1の比較
手段による判別結果が真のときは第1のしきい値を選択
し、かつ、第2の比較手段による判別結果が真のときは
第2のしきい値を選択する一方、第1の比較手段及び第
2の比較手段による判別結果がともに偽のときは映像信
号を選択するものであることを特徴としている。そし
て、本発明の請求項2に係る映像信号処理装置は、請求
項1における第1のしきい値及び第2のしきい値が時間
の経過に伴って増減変化することを特徴としている。
【0011】また、本発明の請求項3に係る映像信号処
理装置は、ディジタル化されて入力する映像信号と収束
値とを比較する比較手段と、映像信号とオフセット値と
を加算もしくは減算する加減算手段と、この加減算手段
による加減算結果を制限する制限手段とを備え、比較手
段は映像信号の信号レベルと収束値とを大小比較し、映
像信号の信号レベルが収束値を超えるときは真と判別す
る一方、映像信号の信号レベルが収束値以下のときは偽
と判別するものであり、加減算手段は、比較手段による
判別結果が真のときは映像信号の信号レベルからオフセ
ット値を減算する一方、比較手段による判別結果が偽の
ときは映像信号の信号レベルとオフセット値とを加算す
るものであり、制限手段は、比較手段による判別結果が
真のときは加減算手段による減算結果を収束値以上に制
限する一方、比較手段による判別結果が偽のときは加減
算手段による加算結果を収束値以下に制限するものであ
ることを特徴としている。さらに、本発明の請求項4に
係る映像信号処理装置は、請求項3におけるオフセット
値が時間の経過に伴って増減変化することを特徴として
いる。
【0012】以下、本発明の実施の形態を図面に基づい
て説明する。
【0013】(実施の形態1)図1は実施の形態1に係
る映像信号処理装置の要部構成を示すブロック図であ
り、図2は実施の形態1に係る映像信号処理装置のフェ
ードアウト時における輝度信号のレベル変化を例示する
波形図である。なお、図2においては、第1のしきい値
が予め設定された収束値に向かって経時的に減少し、か
つ、第2のしきい値が予め設定された収束値に向かって
経時的に増加することになっているが、第1のしきい値
及び第2のしきい値それぞれが時間の経過に伴って増減
変化する必要はないのであり、これらのしきい値が予め
設定された一定値であってもよいことは勿論である。
【0014】本実施の形態に係る映像信号処理装置は、
図1で示しているように、ディジタル化されて入力する
映像信号と第1のしきい値とを互いに比較する第1の比
較手段1と、第1のしきい値以下の値を有する第2のし
きい値(第1のしきい値≧第2のしきい値)と映像信号
とを互いに比較する第2の比較手段2と、映像信号と第
1のしきい値と第2のしきい値とのいずれかを選択して
出力する選択手段3とを備えている。そして、第1の比
較手段1は映像信号の信号レベルと第1のしきい値とを
大小比較し、映像信号の信号レベルが第1のしきい値を
超えるときは真と判別する一方、映像信号の信号レベル
が第1のしきい値以下のときは偽と判別するものであ
り、第2の比較手段2は映像信号の信号レベルと第2の
しきい値とを大小比較し、映像信号の信号レベルが第2
のしきい値を超えるときは偽と判別する一方、映像信号
の信号レベルが第2のしきい値以下のときは真と判別す
るものとなっている。
【0015】また、選択手段3は、第1の比較手段1に
よる判別結果が真のときは第1のしきい値を選択し、か
つ、第2の比較手段2による判別結果が真のときは第2
のしきい値を選択する一方、第1の比較手段1及び第2
の比較手段2による判別結果がともに偽のときは映像信
号を選択するものであり、この選択手段3に対しては第
1の比較手段1及び第2の比較手段2からの出力信号が
入力することになっている。さらに、この際における第
1のしきい値が入力する入力端子4は第1の比較手段1
及び選択手段3とに対して接続されており、第2のしき
い値が入力する入力端子5は第2の比較手段2及び選択
手段3とに対して接続されている一方、映像信号が入力
する入力端子6は第1の比較手段1、第2の比較手段2
及び選択手段3のすべてに対して接続されており、選択
手段3に対しては信号出力端子7も接続されている。
【0016】そこで、この映像信号処理装置において
は、入力端子4を通じて入力される第1のしきい値とと
もに、ディジタル化された映像信号、例えば、輝度信号
が入力端子6を通じたうえで第1の比較手段1へと入力
されることになり、第1のしきい値及び輝度信号が入力
してきた第1の比較手段1では、第1のしきい値と輝度
信号の信号レベルとを互いに大小比較したうえ、輝度信
号の信号レベルが第1のしきい値を超えて大きいとき
(輝度信号の信号レベル>第1のしきい値)は真と判別
する一方、輝度信号の信号レベルが第1のしきい値以下
と小さいとき(輝度信号の信号レベル≦第1のしきい
値)は偽と判別したうえ、判別結果を示す真偽情報を選
択手段3に対して出力することが行われる。
【0017】また、第2の比較手段2に対しては、入力
端子6を通じて入力される輝度信号とともに、入力端子
5を通じたうえで第2のしきい値が入力されており、こ
の第2の比較手段2では、第2のしきい値と輝度信号の
信号レベルとを大小比較し、輝度信号の信号レベルが第
2のしきい値を超えて大きいとき(輝度信号の信号レベ
ル>第2のしきい値)は偽と判別する一方、輝度信号の
信号レベルが第2のしきい値以下と小さいとき(輝度信
号の信号レベル≦第2のしきい値)は真と判別したう
え、判別結果を示す真偽情報が選択手段3に対して出力
される。なお、第1のしきい値及び第2のしきい値は、
ともに輝度信号の1フレームに同期し、かつ、輝度信号
の1フレームごとに変化しながら入力されることになっ
ており、図2で示すように、第1のしきい値は予め設定
された収束値に向かって経時的に減少する一方、第2の
しきい値は予め設定された収束値に向かって経時的に増
加することになっている。
【0018】さらに、選択手段3は、第1の比較手段1
から出力された真偽情報の判別結果が真のときは入力端
子4を通じて入力している第1のしきい値を選択する一
方、第2の比較手段2から出力されてきた真偽情報の判
別結果が真のときは入力端子5を通じて入力している第
2のしきい値を選択し、また、第1の比較手段1及び第
2の比較手段2双方から出力されてきた真偽情報の判別
結果がともに偽である場合には入力端子6を通じて入力
している輝度信号を選択することになり、これらの信号
のうちから選択された第1のしきい値、第2のしきい
値、輝度信号のいずれかのみが信号出力端子7を通じた
うえで出力される。
【0019】ところで、実施の形態1に係る映像信号処
理装置を使用したうえでのフェードアウトを、輝度信号
のレベル変化を例示する波形図である図2を参照しなが
ら説明すると、以下のようになる。すなわち、図2
(a)で例示するような波形の映像信号、例えば、信号
レベルが0から255の範囲にある輝度信号が1フレー
ムごとに入力される場合を考えると、時間の経過に伴っ
て第1のしきい値が1フレームごと収束値に向かって減
少し、かつ、第2のしきい値が1フレームごと収束値に
向かって増加するため、図2(b)及び(c)で例示し
ているように、輝度信号の信号レベルは第1のしきい値
と第2のしきい値との間に制限されている。従って、以
上説明したような構成とされた映像信号処理装置を使用
した際には、乗算手段を用いていないにも拘わらず、輝
度信号のフェードアウトが行われていることになる。
【0020】(実施の形態2)図3は実施の形態2に係
る映像信号処理装置の要部構成を示すブロック図であ
り、図4は実施の形態2に係る映像信号処理装置のフェ
ードアウト時における色差信号のレベル変化を例示する
波形図である。なお、図4においては、オフセット値が
予め設定された収束値に向かって経時的に減少している
が、オフセット値が時間の経過に伴って増減変化する必
要はなく、一定値であってもよいことは勿論である。
【0021】本実施の形態に係る映像信号処理装置は、
図3で示しているように、ディジタル化されて入力する
映像信号と収束値とを互いに比較する比較手段11と、
映像信号とオフセット値とを加算もしくは減算する加減
算手段12と、この加減算手段12による加減算結果を
制限する制限手段13とを備えている。そして、この際
における比較手段11は、映像信号の信号レベルと収束
値とを大小比較し、映像信号の信号レベルが収束値を超
えるときは真と判別する一方、映像信号の信号レベルが
収束値以下のときは偽と判別するものであり、加減算手
段12は、比較手段11による判別結果が真のときは映
像信号の信号レベルからオフセット値を減算する一方、
比較手段11による判別結果が偽のときは映像信号の信
号レベルとオフセット値とを加算するものである。
【0022】また、制限手段13は、比較手段11によ
る判別結果が真のときは加減算手段12による減算結果
を収束値以上に制限する一方、比較手段11による判別
結果が偽のときは加減算手段12による加算結果を収束
値以下に制限するものとなっている。そして、この制限
手段13に対しては、比較手段11からの出力信号が加
減算手段12と同時に入力されるとともに、加減算手段
12からの出力信号が入力されている。さらに、この際
における収束値が入力する入力端子14は比較手段11
に対して接続され、かつ、映像信号が入力する入力端子
15は比較手段11及び加減算手段12の双方に対して
接続されている一方、オフセット値が入力する入力端子
16は加減算手段12に対して接続されており、また、
制限手段13に対しては信号出力端子17も接続されて
いる。なお、ここでのオフセット値は、映像信号の1フ
レームに同期し、かつ、映像信号の1フレームごとに増
減変化することとなっている。
【0023】すなわち、本実施の形態に係る映像信号処
理装置では、入力端子14を通じて入力される収束値と
ともに、入力端子15を通じたうえでディジタル化され
た映像信号、例えば、色差信号が比較手段11へと入力
されることになり、比較手段11では色差信号の信号レ
ベルと収束値とを大小比較したうえ、色差信号の信号レ
ベルが収束値よりも大きい、つまり、色差信号の信号レ
ベルが収束値を超えているとき(色差信号の信号レベル
>収束値)は真であると判別し、また、色差信号の信号
レベルが収束値よりも小さくて収束値以下であるとき
(色差信号の信号レベル≦収束値)は偽であると判別す
ることが行われる。そして、比較手段11からは判別結
果を示す真偽情報が加減算手段12及び制限手段13の
双方に対して出力されることになり、入力端子16を通
じてオフセット値が入力される加減算手段12では、比
較手段11からの真偽情報に基づき、判別結果が真のと
きは色差信号の信号レベルからオフセット値を減算する
ことが実行される一方、判別結果が偽のときは色差信号
の信号レベルとオフセット値とを加算することが実行さ
れる。
【0024】さらに、この加減算手段12によってオフ
セット値が加減算された色差信号は選択手段13へと出
力されることになり、選択手段13においては、比較手
段11から入力している真偽情報で示される判別結果が
真である場合には加減算手段12による減算結果が収束
値以上となるように制限し、また、判別結果が偽である
場合には加減算手段12による加算結果が収束値以下と
なるように制限することが行われる。そして、この選択
手段13からは、収束値以上となるように制限された加
減算手段12による減算結果、または、収束値以下とな
るように制限された加減算手段12による加算結果が信
号出力端子17を通じたうえで出力される。
【0025】そこで、色差信号のレベル変化を例示する
波形図である図4を参照したうえ、実施の形態2に係る
映像信号処理装置を使用した際におけるフェードアウト
を説明すると、以下のようになる。すなわち、図4
(a)で示すような波形の映像信号、例えば、信号レベ
ルが0から255の範囲にある色差信号が1フレームご
とに入力されており、収束値が127である場合を考え
ると、時間の経過に伴ってオフセット値が1フレームご
と収束値に向かって収束するように増減変化している。
そのため、図4(b)及び(c)で例示しているよう
に、乗算手段を用いていないにも拘わらず、色差信号の
フェードアウトが実行されていることになる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る映像
信号処理装置によれば、映像信号の信号レベルを第1の
しきい値及び第2のしきい値と比較したうえで映像信
号、第1のしきい値、第2のしきい値のうちのいずれか
1つのみを選択して出力する、あるいはまた、映像信号
の信号レベルを収束値と比較したうえでオフセット値を
加減算することが実行される。従って、映像信号の信号
レベルを乗算処理するための乗算手段、つまり、物理的
な占有面積が大きくて消費電力の増加を伴う乗算手段を
使用する必要がなくなり、簡単な回路構成でフェード処
理を実現可能となる結果、回路規模の縮小及びコストダ
ウンを容易に図ることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1に係る映像信号処理装置の要部構
成を示すブロック図である。
【図2】実施の形態1に係る映像信号処理装置のフェー
ドアウト時における輝度信号のレベル変化を例示する波
形図である。
【図3】実施の形態2に係る映像信号処理装置の要部構
成を示すブロック図である。
【図4】実施の形態2に係る映像信号処理装置のフェー
ドアウト時における色差信号のレベル変化を例示する波
形図である。
【図5】従来の形態に係る映像信号処理装置の要部構成
を示すブロック図である。
【図6】従来の形態に係る映像信号処理装置のフェード
アウト時における輝度信号のレベル変化を例示する波形
図である。
【符号の説明】
1 第1の比較手段 2 第2の比較手段 3 選択手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディジタル化されて入力する映像信号と第
    1のしきい値とを比較する第1の比較手段と、第1のし
    きい値以下の値を有する第2のしきい値と映像信号とを
    比較する第2の比較手段と、映像信号と第1のしきい値
    と第2のしきい値とのいずれかを選択して出力する選択
    手段とを備え、 第1の比較手段は、映像信号の信号レベルと第1のしき
    い値とを大小比較し、映像信号の信号レベルが第1のし
    きい値を超えるときは真と判別する一方、映像信号の信
    号レベルが第1のしきい値以下のときは偽と判別するも
    のであり、 第2の比較手段は、映像信号の信号レベルと第2のしき
    い値とを大小比較し、映像信号の信号レベルが第2のし
    きい値を超えるときは偽と判別する一方、映像信号の信
    号レベルが第2のしきい値以下のときは真と判別するも
    のであり、 選択手段は、第1の比較手段による判別結果が真のとき
    は第1のしきい値を選択し、かつ、第2の比較手段によ
    る判別結果が真のときは第2のしきい値を選択する一
    方、第1の比較手段及び第2の比較手段による判別結果
    がともに偽のときは映像信号を選択するものであること
    を特徴とする映像信号処理装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載した映像信号処理装置であ
    って、 第1のしきい値及び第2のしきい値は、時間の経過に伴
    って増減変化していることを特徴とする映像信号処理装
    置。
  3. 【請求項3】ディジタル化されて入力する映像信号と収
    束値とを比較する比較手段と、映像信号とオフセット値
    とを加算もしくは減算する加減算手段と、この加減算手
    段による加減算結果を制限する制限手段とを備え、 比較手段は、映像信号の信号レベルと収束値とを大小比
    較し、映像信号の信号レベルが収束値を超えるときは真
    と判別する一方、映像信号の信号レベルが収束値以下の
    ときは偽と判別するものであり、 加減算手段は、比較手段による判別結果が真のときは映
    像信号の信号レベルからオフセット値を減算する一方、
    比較手段による判別結果が偽のときは映像信号の信号レ
    ベルとオフセット値とを加算するものであり、 制限手段は、比較手段による判別結果が真のときは加減
    算手段による減算結果を収束値以上に制限する一方、比
    較手段による判別結果が偽のときは加減算手段による加
    算結果を収束値以下に制限するものであることを特徴と
    する映像信号処理装置。
  4. 【請求項4】請求項3に記載した映像信号処理装置であ
    って、 オフセット値は、時間の経過に伴って増減変化している
    ことを特徴とする映像信号処理装置。
JP16439097A 1997-06-20 1997-06-20 映像信号処理装置 Expired - Fee Related JP3256731B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005267564A (ja) * 2004-03-22 2005-09-29 Yamaha Corp 映像合成装置

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