JPH11179264A - 回転塗布装置 - Google Patents

回転塗布装置

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JPH11179264A
JPH11179264A JP35433197A JP35433197A JPH11179264A JP H11179264 A JPH11179264 A JP H11179264A JP 35433197 A JP35433197 A JP 35433197A JP 35433197 A JP35433197 A JP 35433197A JP H11179264 A JPH11179264 A JP H11179264A
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cup
inner cup
substrate
lid
spin coating
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和伸 山口
Naomi Kawaguchi
直美 川口
Hidehito Fukushima
偉仁 福島
Hiroshi Uno
宏 宇野
Hiroyasu Fujii
裕康 藤井
Yuuki Yamamoto
夕記 山本
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Tokyo Ohka Kogyo Co Ltd
Tatsumo KK
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Tokyo Ohka Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板の大型化に伴って回転塗布装置が大型化
しても水平度を維持できるようにする。 【解決手段】 アウターカップ11は4本の高さ調整部
材21を介してベース1上に支持されている。この高さ
調整部材21はベース1側に回転しないように固定され
る雄ネジ22と、アウターカップ11の下面側に回転し
ないように固定される雄ネジ23と、これら雄ネジ2
2,23間に螺合するナット部材24とを備え、雄ネジ
22と雄ネジ23とはネジの刻設方向が逆向きになって
おり、ナット部材24を右廻し或いは左廻しすると、ベ
ース1に対しアウターカップ11が上昇若しくは下降の
いずれか一方の動きをなし、また前記とは逆方向にナッ
ト部材24を廻すことでアウターカップ11も前記とは
逆方法に上下動する。このような操作を各高さ調整部材
21毎に行ってアウターカップ11の水平度を出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は液晶ディスプレイ
(LCD)用のガラス基板や半導体ウェーハ等の基板表
面にレジスト液等を塗布する回転塗布装置に関する。
【0002】
【従来の技術】基板表面にレジスト液等を塗布する方法
として、ロールコータやスリットノズルによって、基板
の全幅に亘って塗布する方法、基板の中心部に塗布液を
滴下するとともに基板を回転せしめ、回転によって生じ
る遠心力で中心から周縁に向かって塗布液を拡散せしめ
る方法、更にはこれらを組合せた方法(例えば特許第2
550430号公報)が採用されている。
【0003】また、回転塗布方法を実施する装置として
は、上方を開放したカップ内に載置テーブルを配置し、
載置テーブルにて基板を吸着保持するとともに載置テー
ブルを回転せしめるようにしたオープンカップと称され
るタイプの装置と、ベースに固定されるアウターカップ
の内側にスピンナーにて回転せしめられるインナーカッ
プを配置し、このインナーカップ内に基板を吸着保持す
る載置テーブルを配置し、載置テーブルとともにインナ
ーカップ自体を回転せしめるようにした回転カップと称
されるタイプの装置がある(例えば、特公平8−224
18号公報)。
【0004】回転カップタイプの塗布装置は、アウター
カップ及びインナーカップにそれぞれの蓋体を設け、蓋
体でカップ上面を閉塞した状態で回転せしめることで、
カップ内、特にインナーカップ内での乱流の発生を抑制
できるため、塗布装置の主流となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、回転
塗布装置はロールコータ等に比較して塗膜の均一性に優
れ、特に回転カップタイプの塗布装置は塗布空間での乱
流の発生を抑制できるため有利な点が多い。しかしなが
ら、例えば液晶ディスプレイについて述べると、最近で
は画面の大型化が要望され、今まで通りの寸法のガラス
基板からは所定枚数の液晶ディスプレイ用ガラス板を切
り取れなくなる。そこで、ガラス基板の寸法も大きくし
なければならないが、処理するガラス基板の寸法が大き
くなると、回転塗布装置のインナーカップ及びアウター
カップの寸法も大きくしなければならない。
【0006】従来のアウターカップはベース上に直接設
置されており、基板の寸法が小さい場合には多少ベース
の水平度に誤差があっても問題とならなかった。しかし
ながら、基板の寸法が大きくなると、回転時の基板周縁
部の速度は従来に比べて極めて大きくなるので、塗布の
際に基板が傾いていると塗布液が偏り、均一な厚みの塗
膜が得られない。
【0007】特に、アウターカップの寸法が大きくなる
と、単一の部材にてアウターカップを構成することが製
作上難しくなり、複数の部材を接合してアウターカップ
を構成することになるが、複数の部材を接合した場合に
は接合部での誤差が発生するためアウターカップ全体の
水平度を出し難くなる。
【0008】また、アウターカップはインナーカップと
比べて比較的厚肉であるので、径が大きくなるとその重
量も大きくなり撓みが生じる。そして、撓みが生じる
と、インナーカップと接触して塵埃が発生したり、異音
の原因となり、乱流の発生にもつながる。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく本
発明は、ベースに支持されるアウターカップ内にモータ
にて回転せしめられるインナーカップを配置し、このイ
ンナーカップ内に基板を保持するとともにインナーカッ
プと一体的に回転する載置テーブルを設け、基板表面に
滴下した塗布液を基板の回転に伴なう遠心力で拡散せし
めるようにした回転塗布装置において、前記アウターカ
ップをベースに対して高さ調整部材を介して支持した。
【0010】高さ調整部材としては、ベース側に雄ネジ
を固着し、アウターカップには前記雄ネジとネジの向き
が逆の雄ネジを固着し、これら両雄ネジをナット部材で
連結し、ナット部材を廻すことでベースに対しアウター
カップを上下動せしめる構造のものが考えられるが、こ
れに限定されるものではない。そして、アウターカップ
をベースに対して高さ調整部材を介して支持すること
で、大径化したアウターカップを水平に維持することが
できる。
【0011】前記高さ調整部材の配置としては、正三角
形の頂点位置となるように等間隔で3本配置する構成、
或いは多角形の頂点位置となるように等間隔で4本以上
配置する構成が考えられる。高さ調整部材を3本とした
場合には、調整作業が簡単になり、4本以上とした場合
には、調整作業は多少面倒になるが、アウターカップの
支持点が増えるため、アウターカップを薄肉化しても変
形(撓み)量を少なくすることができる。
【0012】また、前記アウターカップ及びインナーカ
ップはそれぞれアウターカップ用蓋体及びインナーカッ
プ用蓋体にて閉塞可能とし、インナーカップ用蓋体につ
いてはインナーカップと一体的に回転することが好まし
い。このような構成とすることで、カップ内での乱流の
抑制を図ることができる。
【0013】また、基板表面に塗布液を滴下するノズル
をスリット状吐出口を有するノズルとし、このノズルは
スリット状吐出口の幅方向と直交する方向に往復動可能
とすることで、回転の際に飛散する塗布液の量を抑えつ
つ均一な厚みの塗膜が得られる。
【0014】更に、基板を矩形状をなすガラス基板とす
る場合には、インナーカップ内に載置テーブルに保持さ
れた状態の前記ガラス基板を囲む枠体を設けることで、
更にガラス基板表面に発生する乱流を抑制することがで
きる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。ここで、図1は本発明に係る
回転塗布装置の全体正面図、図2は本発明に係る回転塗
布装置の側面図、図3は本発明に係る回転塗布装置のカ
ップユニットを蓋体ユニットで閉じた状態を示す外観
図、図4は本発明に係る回転塗布装置のカップユニット
を蓋体ユニットで閉じた状態の中央部の拡大断面図、図
5(a)はスピンナー軸に対する載置テーブルの固着前
の状態の拡大断面図、(b)は載置テーブルの別実施例
を示す拡大断面図、図6は本発明に係る回転塗布装置の
カップを蓋体で閉じた状態の右半分の拡大断面図、図7
はスピンナー軸の駆動系を中心とした断面図、図8はス
ピンナー軸が上昇した状態の図7と同様の図、図9はス
ピンナー軸を下方から見た図、図10は本発明に係る回
転塗布装置のカップユニットの平面図、図11は図10
のA−A線断面図、図12はインナーカップ内に配置さ
れる枠体の斜視図、図13(a)及び(b)はインナー
カップとインナーカップ用蓋体との係合前と係合後の状
態を示す図、図14は本発明に係る回転塗布装置の蓋体
ユニットの軸受部の平面図、図15は同軸受部の縦断面
図、図16(a)及び(b)は減圧開放機構部の作用を
説明した図である。
【0016】図中1は床面上に設けられたベースであ
り、このベース1上に本発明に係る回転塗布装置が支持
されている。回転塗布装置は大きく分けて、カップユニ
ット10、蓋体ユニット100及びノズルユニット20
0から構成されており、以下にそれぞれのユニットにつ
いて説明する。
【0017】先ず、カップユニット10はアウターカッ
プ11とインナーカップ13を備えている(図6及び図
10等を参照)。
【0018】アウターカップ11はアルミニウム製の内
側部分11aと外側部分11bとを接合してなり、底面
は中心から径方向外側に向かって徐々に盛り上がり、イ
ンナーカップ下面との間にラビリンスシール部を形成す
る凹凸部14を形成している。
【0019】また、アウターカップ11の内側部分11
aの下面内径部には後述するインナーカップと一体的に
回転する回転プレートとの間にラビリンスシール部を形
成する凹凸部15を形成している。
【0020】また、アウターカップ11の外側部分11
bには、図6に示すように、一段低くなったドレン排出
路16が形成されている。このドレン排出路16は、図
10及び図11に示すように、回転方向に沿って徐々に
接線よりも外側に向けて疑似インボリュート曲線的に広
がる膨出部17を等間隔で4ヵ所設け、これら膨出部1
7の最奥部にドレン穴18を設け、このドレン穴18に
排出管19を接続している。尚、ドレン排出路16の上
面はカバープレート20にて閉塞されている。
【0021】また、図1、図3、図10及び図11等に
示すように、アウターカップ11は4本の高さ調整部材
21を介してベース1上に支持されている。この高さ調
整部材21はベース1側に回転しないように固定される
雄ネジ22と、アウターカップ11の下面側に回転しな
いように固定される雄ネジ23と、これら雄ネジ22,
23間に螺合するナット部材24と、高さを調節した後
にナット部材24を固定するためのロックナット25,
26を備え、雄ネジ22と雄ネジ23とはネジの刻設方
向が逆向きになっている。また、当然のことながら、ナ
ット部材24の内周部にも前記雄ネジ22,23に螺合
する雌ネジが刻設されており、この雌ネジの向きも雄ネ
ジ22,23に合せて逆向きに刻設されている。
【0022】以上において、ロックナット25,26を
緩め、ナット部材24を右廻し或いは左廻しすると、雄
ネジ22と雄ネジ23は逆向きにネジが刻設されている
ので、ベース1に対しアウターカップ11が上昇若しく
は下降のいずれか一方の動きをなし、また前記とは逆方
向にナット部材24を廻すことでアウターカップ11も
前記とは逆方法に上下動する。このような操作を各高さ
調整部材21毎に行ってアウターカップ11の水平度を
出す。その後、ロックナット25,26を締めてナット
部材24を固定する。
【0023】尚、図示例にあっては、高さ調整部材21
の構成として、雄ネジ22,23間をナット部材24で
連結したものを示したが、高さ調整部材21の構成はこ
れに限定されるものではなく、1本のネジを用いたも
の、ネジピッチの違う2種類の同方向のネジを使用した
もの、カム機構等のネジ以外の機構を用いたもの等任意
である。
【0024】また、高さ調整部材21の本数としては4
本としたが、3本或いは5本以上としてもよい。3本の
高さ調整部材21を用いる場合には、各高さ調整部材2
1が正三角形の頂点位置になるように配置することが望
ましい。3本とした場合には、水平度を出すための調整
が楽になる。即ち、4本以上とした場合には、理論的に
は全ての高さ調整部材21の上端が形成する1つの平面
は存在しないので、ある程度の水平度が出たときに調整
を終了することになるが、3本とした場合には、各高さ
調整部材21の上端にて1つの平面を形成するので、簡
単に水平度を出すことができる。
【0025】次にインナーカップ13について説明す
る。図6に示すように、インナーカップ13は薄肉のア
ルミニウム板等を成形してなり、前記アウターカップ1
1の底面との間に所定のクリアランスを確保するように
その中心部が保持部材32に取付けられている。
【0026】また、インナーカップ13の上面にはトレ
イ33が取付けられている。このトレイ33には、図1
2に示すように、中央部に開口34が形成され、更にト
レイ33には矩形状の枠体35が設けられている。矩形
状の枠体35は、ガラス基板Wに対して回転塗布処理を
行う場合に、インナーカップ内に更に密閉空間を形成し
て乱流の発生を抑制するためのものであり、その寸法は
処理する基板Wよりも若干大きくしてある。尚、半導体
ウェーハのような円板状の基板を処理する場合には、枠
体の形状を円形にする。
【0027】そして、前記矩形状の枠体35の四隅には
偏平な排出アーム36が設けられている。この排出アー
ム36は中空で且つ先端部形状を円弧の一部となるよう
にし、しかも枠体35が回転した際に枠体の各辺の内側
に沿って流れる塗布液がスムーズに排出アーム36内に
入るように、四隅のうちでも、塗布液が溜まる側に取付
けている。
【0028】一方、インナーカップ13内にはチャック
を兼ねる載置テーブル37が配置されている。載置テー
ブル37はスピンナー軸40の上端部に固着され、その
外周部は前記トレイ33の開口34の縁に上方からオー
バーラップしている。
【0029】ここで、載置テーブル37は図4に示すよ
うに中央部下面にプレート38が固着され、このプレー
ト38と載置テーブル37の間には隙間39が形成さ
れ、また隙間39の中央部には真空引き装置につながる
前記スピンナー軸40の中心穴41が開口し、一方隙間
39には載置テーブル37上面に開口する吸引穴42が
つながっている。而して、載置テーブル37上にセット
された基板Wは吸引穴42、隙間39及び中心穴41を
介して吸引され、載置テーブル37上に吸着される。
【0030】また、載置テーブル37をスピンナー軸4
0の上端部に固着するには、楔部材43と雌テーパ部材
44を用いている。即ち、図5(a)に示すように、複
数の楔部材43をスピンナー軸40と雌テーパ部材44
との間に入れ込むようにして雌テーパ部材44にボルト
45にてプレート38を締め込む。すると、プレート3
8がスピンナー軸40に沿って楔部材43に当るまで入
り込むとともに、雌テーパ部材44によって楔部材43
が径方向内方に絞られ、強固にスピンナー軸40の外周
を締め付け、載置テーブル37がスピンナー軸40に固
着される。
【0031】図5(b)は、載置テーブル37をスピン
ナー軸40の上端部に固着する別の構造を示し、この実
施例にあっては、プレート38の中央部をカップ状部3
8aとし、このカップ状部38a内に雌テーパ部材44
がほぼ隙間なく収まるようにしている。このような構成
とすることで、雌テーパ部材44がスピンナー軸40に
対して正確に位置決めされ、載置テーブル37の水平度
を確実に維持することが可能になる。
【0032】次に、前記したインナーカップ13の回転
駆動機構、インナーカップ13と一体的に回転する載置
テーブル37の回転駆動機構、更には載置テーブル37
の昇降動作につき、図3、図4、図7、図8及び図9等
を中心にして説明する。
【0033】先ず図3に示すように、前記ベース1には
モータ50が設けられ、一方、ベース1には、図7等に
示すように軸受け51が設けられ、この軸受け51内に
は筒体52が回転自在に支持され、軸受け51の外側に
は冷却水通路59を配置している。そして、軸受け51
から下方に突出した筒体52の下端にはプーリ53が固
着され、このプーリ53と前記モータ50の駆動軸に固
着したプーリ54間にベルト55を張設している。
【0034】一方、前記筒体52には前記保持部材32
がボルトにて固着され、モータ50の駆動がプーリ5
4、ベルト55、プーリ53、筒体52及び保持部材3
2を介してインナーカップ13に伝達されインナーカッ
プ13が回転する。
【0035】また、前記筒体52の内側には別の筒体5
6がキー嵌合しており、この筒体56内にはガイド57
及びブッシュ58を介して前記スピンナー軸40が挿通
されている。ここで、スピンナー軸40とガイド57と
はスプライン嵌合しており、モータ50の駆動で筒体5
2が回転せしめられると、筒体とキー嵌合している筒体
56及びガイド57が回転し、このガイド57には前記
したようにスピンナー軸40がスプライン嵌合している
ので、スピンナー軸40も回転する。
【0036】そして、スピンナー軸40には前記したよ
うに、載置テーブル37が取付けられているので、モー
タ50を駆動することで、インナーカップ13と載置テ
ーブル37とが一体的に回転することになる。
【0037】一方、図7に示すように、前記ベース1或
いは軸受け51から下方にブラケット60が垂下し、こ
のブラケット60の下端にはモータ61が固設され、ま
たブラケット60には上下方向のレール62が取付けら
れ、このレール62に昇降体63が係合し、この昇降体
63の一部をなすナット部材64に前記モータ61にて
回転せしめられるボールネジ65が螺合している。
【0038】而して、図7の状態からモータ61を駆動
し、ボールネジ65を回転せしめると、図8に示すよう
に、ボールネジ65に螺合しているナット部材64を介
して昇降体63がレール62に沿って上昇する。そし
て、昇降体63には前記スピンナー軸40の下端が回転
可能に支持されているので、スピンナー軸40及びこの
スピンナー軸40の上端に取付けられている載置テーブ
ル37が上昇する。この上昇した位置が未処理の基板W
を載置テーブル37上にセットしたり、処理済の基板W
を載置テーブル37上から取り上げる位置である。
【0039】ところで、モータを駆動してスピンナー軸
40を上昇させると、スピンナー軸40とプレート38
の下にある嵌合部が外れることになる。そして、嵌合部
が外れた状態で何らかの外力の作用でスピンナー軸40
が回転すると、スピンナー軸40を下げた場合にガイド
57に嵌合部を嵌合させることができなくなり、蓋体ユ
ニット100を下げた場合に基板Wに当たってしまうお
それがある。
【0040】そこで、本実施例にあっては、前記プーリ
53の下端にプレート66を固着し、ブラケット60の
上部にはプレート66を検出することで、プーリ53の
回転位置即ちスピンナー軸40の回転位置を検出するセ
ンサ67を取付け、更に、スピンナー軸40の下端近傍
に回転阻止機構70を設けている。
【0041】回転阻止機構70は図7および図9に示す
ように、インデックスプレート71とロック装置72と
からなり、インデックスプレート71はスピンナー軸4
0の下端に固着され、その周縁には等間隔で4個の切欠
73が形成され、ロック装置72は前記昇降体63に固
着されるシリンダ74と、このシリンダ74の駆動で開
閉する一対のロックアーム75からなり、ロックアーム
75先端にはローラ76が取付けられている。
【0042】而して、前記センサ67にてスピンナー軸
40の回転位置が、インデックスプレートの切欠がロッ
クアーム係合する位置となったときに回転を停止し、こ
の状態でシリンダを作動せしめ、左右のロックアームを
閉じ、ロックアーム先端のローラを切欠に係合せしめ
て、スピンナー軸40の回転阻止を行う。そしてこの状
態で、昇降体63を上昇せしめれば、スピンナー軸40
のガイド57との嵌合部が外れても、下降した場合に再
度スピンナー軸40とガイド57とを嵌合せしめること
ができる。
【0043】次に、蓋体ユニット100について詳細に
説明する。蓋体ユニット100は前記アウターカップ1
1上面を閉塞するアウターカップ用蓋体110、前記イ
ンナーカップ13上面を閉塞するインナーカップ用蓋体
130及びこれらアウターカップ用蓋体110及びイン
ナーカップ用蓋体130を支持する支持部150から構
成されている。
【0044】アウターカップ用蓋体110は図6、図1
4、図15及び図16等に示すように、支持部150を
構成する円筒ボックス151の外周部にロッドガイド1
52を固着し、このロッドガイド152にロッド153
を上下方向に挿通し、このロッド153の上端にアッパ
ープレート154を下端にロアプレート155を取付
け、ロアプレート155にアウターカップ用蓋体110
の内径部を取付けている。尚、アウターカップ用蓋体1
10には把持部111を設けている。
【0045】また、前記円筒ボックス151はアーム1
56に取り付けられ、アーム156によって蓋体ユニッ
ト100全体がカップユニット10に対して上下動及び
進退動を行う。
【0046】而して、図6に示すように、アウターカッ
プ用蓋体110の外周下端がアウターカップ11外周に
取付けたカバープレート20上に気密に当接し、アウタ
ーカップ11を閉塞している状態では、ロッド153が
若干ロッドガイド152から上方に突出している。ま
た、この状態からアーム156を若干上昇させてインナ
ーカップ用蓋体130のみを10mm程インナーカップ
13から浮かす。その後、アーム156を更に上昇させ
てアウターカップ用蓋体110をカバープレート20か
ら離して蓋体ユニット100全体を上昇させることでパ
ーティクル等のゴミの巻き上げを防止しながら蓋体ユニ
ット100を持上げると、アッパープレート154がロ
ッドガイド152に当るまでアウターカップ用蓋体11
0が下がる。尚、アーム156はS字制御されたシリン
ダ等で昇降動する。S字制御とは蓋体の開閉時はゆっく
りとアームを動かし、蓋体がある一定の高さまできたら
開閉時より速い速度でアームを昇降動させることであ
る。蓋体の開閉時にアームをゆっくり動かすことで、外
気の巻き込みを防止し、蓋体とカップのカバープレート
20との接触による衝撃を緩和する。しかしながら、そ
のままの速度でアーム156を昇降動していると時間が
かかりすぎてスループットに影響がでてしまうので、蓋
体がある程度の高さまで来たら、開閉時よりは速い速度
でアーム156を動かすようにする。
【0047】このように、アウターカップ用蓋体110
を常時上下方向にフリーな状態としておくことで、イン
ナーカップ用蓋体130がインナーカップ13上面を閉
塞した状態で、確実にアウターカップ11上面をアウタ
ーカップ用蓋体110で閉塞することができる。
【0048】また、図16(a)及び(b)に示すよう
に、アウターカップ用蓋体110の内径部はロアプレー
ト155に重ねて固着され、更にアウターカップ用蓋体
110の内径部には円環プレート157が重ねて支持さ
れ、円環プレート157については所定範囲で回動可能
とされている。
【0049】そして、前記アウターカップ用蓋体11
0、ロアプレート155及び円環プレート157にはそ
れぞれ穴110a、155a及び157aが形成されて
おり、穴110a、155aは常に一致しており、円環
プレート157は所定範囲で回動可能とされているの
で、穴110a、155a及び157aが一致する場合
(図16(b))と一致しない場合(図16(a))があ
る。このような構成としたのは、以下の理由による。
【0050】即ち、塗布処理中はカップ内の空気はイン
ナーカップの回転に伴う遠心力でカップ外に飛散し、カ
ップ内は減圧状態になっているので、塗布処理が終了し
た後に、いきなり蓋体ユニット100をカップユニット
10から上昇せしめると、外部から塵埃がカップ内に飛
込み、これが基板表面等に付着すると欠陥の原因とな
る。
【0051】そこで、蓋体ユニット100でカップユニ
ット10を閉塞し、内部でインナーカップ13を回転し
て基板Wに塗布処理を行っている状態では、円環プレー
ト157はその穴157aがアウターカップ用蓋体11
0及びロアプレート155に形成した穴110a、15
5aに一致しない位置まで回動せしめ、カップ内を気密
な状態に維持し、カップ内に乱流が生じないようにし、
一方、塗布処理が終了したならば、円環プレート157
を回動せしめて全ての穴110a、155a、157a
を一致せしめ、カップの内外を連通してカップ内の減圧
状態を解除し、蓋体ユニット100をカップユニット1
0から上昇させた時に外部からカップ内に微細な塵埃が
侵入しないようにしている。尚、円環プレート157を
回動させずに穴110a、155aを塞いだ状態か、ま
たは全ての穴110a、155a、157aを一致させ
て、カップの内外を連通させたままの状態でもよい。
【0052】一方、インナーカップ用蓋体130は、図
14及び図15に示すように、支持部150を構成する
円筒ボックス151の底部に固着した軸受け160に軸
161が回転自在に支承され、この軸161には上下方
向に貫通穴162が穿設され、この貫通穴162には上
方から洗浄液供給管163が接続されている。
【0053】この洗浄液供給管163を用いて洗浄を行
うのは、カップ内に基板Wをセットしていない状態で蓋
体ユニット100でカップユニット10を閉塞して行
う。即ち、洗浄液供給管163を介して供給された洗浄
液は貫通穴162を通ってインナーカップ用蓋体130
とこのインナーカップ用蓋体130の下面に取り付けら
れた整流板164との間の隙間に供給され、供給された
洗浄液は遠心力によってインナーカップ13の外周部ま
で送られ、インナーカップ13の外周部内面等に付着し
た余分な塗布液を溶かしてドレン排出路16へ排出す
る。
【0054】また、インナーカップ用蓋体130はイン
ナーカップ13と閉塞状態で一体回転する。即ち、図1
3(a)はインナーカップ用蓋体130がインナーカッ
プ13から離れた状態、(b)はインナーカップ用蓋体
130がインナーカップ13を閉塞している状態を示し
ており、インナーカップ13の外周部には突起13aが
設けられ、インナーカップ用蓋体130の外周部には凹
部130aが設けられ、インナーカップ用蓋体130が
インナーカップ13を閉塞する状態で、これら突起13
aと凹部130aが係合し、インナーカップ13の回転
に連れてインナーカップ用蓋体130も回転し、インナ
ーカップ13とインナーカップ用蓋体130とで形成さ
れる密閉空間は乱流を生じることなく密閉空間ごと回転
し、基板W表面の塗布液に遠心力を効果的に作用せしめ
る。
【0055】ところで、基板Wに体する回転塗布処理が
終了すると、蓋体ユニット100をカップユニット10
から上昇させて、処理済の基板Wを載置テーブル37を
上昇させて取り出し、次いで新たな基板Wを載置テーブ
ル37上に載せ、載置テーブル37を下降させてインナ
ーカップ13内に基板Wを入れ、次いで、蓋体ユニット
100でカップユニット10を閉塞、つまりアウターカ
ップ用蓋体110でアウターカップ11を、インナーカ
ップ用蓋体130でインナーカップを閉塞し、この後イ
ンナーカップ13をスピンナー軸40にて回転せしめて
塗布処理を行うわけであるが、一旦蓋体ユニット100
をカップユニット10から上昇させると、インナーカッ
プ13とインナーカップ用蓋体130との係合状態が解
除されるので、インナーカップ13とインナーカップ用
蓋体130とが離れた状態の時にインナーカップ用蓋体
130が回転すると、新たな基板を処理するために、再
び蓋体ユニット100を降ろしたときに、インナーカッ
プ用蓋体130がインナーカップ13に係合せず、イン
ナーカップ用蓋体130がインナーカップ13の回転に
連れ回りしないことになる。
【0056】このような状態で、インナーカップ13を
回転させると、塗布処理ができないだけでなく、装置の
破損につながる。そこで、本実施例にあっては、インナ
ーカップ用蓋体の回転阻止機構170を円筒ボックス1
51内に設けている。
【0057】回転阻止機構170は、図14に示すよう
に、インデックスプレート171とロック装置172と
からなり、インデックスプレート171はインナーカッ
プ用蓋体130の軸161に固着され、その外周には等
間隔で4個の切欠173が形成され、ロック装置172
はシリンダ174と、このシリンダ174の駆動で揺動
するロックアーム175からなり、ロックアーム175
先端にはローラ176が取付けられている。
【0058】而して、ローラ176が切欠173から外
れた状態でインナーカップ13とインナーカップ用蓋体
130とを一体回転させる塗布処理を行った後、回転を
停止し、ロックアーム175を揺動させてローラ176
を切欠173に係合させ、インナーカップ用蓋体130
の回り止めを行った後に蓋体ユニット100をカップユ
ニット10から上昇させ、前記したように処理済の基板
Wを取り出すとともに、未処理基板Wを載置テーブル3
7上にセットする。この後、再びインナーカップ用蓋体
130でインナーカップ13上面を閉じて回転塗布を行
うのであるが、このときインナーカップ用蓋体130と
インナーカップ13とが係合してインナーカップ用蓋体
130がインナーカップ13と一体的に回転するのは前
記した通りである。
【0059】次に、ノズルユニット200について説明
する。ノズルユニット200は、図1及び図2に示すよ
うに、ベース1上の両側にレール201,201を設
け、これらレール201,201に門型フレーム202
を摺動可能に係合し、また門型フレーム202にノズル
203を取り付けている。このノズル203はスリット
状の吐出口を備えている。
【0060】また、前記レール201,201に沿って
ボールネジ204,204が配置され、ベース1の中央
に設けたモータ205から左右にベルト206,206
でモータ205の駆動力を分配し、ローラ207,20
7を介して、前記ボールネジ204,204を回転せし
める。そして、前記ボールネジ204には門型フレーム
202に固設したナット部材208が螺合しているの
で、ボールネジ204を回転せしめることで門型フレー
ム202をレール201に沿って往復動する。
【0061】上記の門型フレーム202が移動すること
で、図2に示すように、基板Wの表面に所定幅で塗布液
を塗布する。この塗布にあたっては、基板Wの表面とノ
ズル203下端との間隔が設定された一定幅でなければ
ならない。そこで、本発明にあっては図2に示すよう
に、レーザ光を発する発光素子210と受光素子211
を設け、発光素子210から断面積が例えば1mm×1
5mmのレーザ光が基板の対角線上を通るように構成
し、所定の光量のレーザ光が基板Wの表面とノズル20
3下端との間を通過することを確認することで、所定の
隙間を確保するようにしている。また、受光素子として
は外界からの光の影響を受けないCCD等を使用するの
が好ましい。
【0062】この後、載置テーブル37をインナーカッ
プ13内まで降下せしめ、インナーカップ13とともに
基板Wを吸着保持している載置テーブル37を回転せし
め、所定幅で塗布された塗布液を更に均一に拡散せしめ
る。このように、一旦幅広に塗布した後、回転塗布する
ことで、使用する塗布液の量を少なくすることができ
る。
【0063】また、前記したように、ベース1の中央に
モータ205を配置し、このモータ205の駆動力を左
右に分配することで、モータの数を少なくでき、且つ左
右のボールネジ204の回転速度が確実に一致するの
で、門型フレーム202の移動が極めてスムーズにな
る。
【0064】
【発明の効果】以上に説明したように本発明によれば、
回転するインナーカップの外側にドレインを受けるアウ
ターカップを配置した回転塗布装置において、前記アウ
ターカップをベースに対して高さ調整部材を介して支持
したので、大径化したアウターカップを水平に維持する
ことができる。
【0065】また、前記アウターカップ及びインナーカ
ップの上面を、それぞれアウターカップ用蓋体及びイン
ナーカップ用蓋体にて閉塞可能とすれば、カップ内での
乱流の抑制を図ることができる。
【0066】また、ノズルとしてスリット状吐出口を有
するものとし、しかもスリット状吐出口の幅方向と直交
する方向に相対的に往復動可能とすれば、回転の際に飛
散する塗布液の量を抑えつつ均一な厚みの塗膜を得るこ
とができる。
【0067】更に、基板を矩形状をなすガラス基板とす
る場合には、インナーカップ内に載置テーブルに保持さ
れた状態の前記ガラス基板を囲む枠体を設けることで、
更にガラス基板表面に発生する乱流を抑制することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る回転塗布装置の全体正面図
【図2】本発明に係る回転塗布装置の側面図
【図3】本発明に係る回転塗布装置のカップユニットを
蓋体ユニットで閉じた状態を示す外観図
【図4】本発明に係る回転塗布装置のカップユニットを
蓋体ユニットで閉じた状態の中央部の拡大断面図
【図5】(a)はスピンナー軸に対する載置テーブルの
固着前の状態の拡大断面図、(b)は載置テーブルの別
実施例を示す拡大断面図
【図6】本発明に係る回転塗布装置のカップユニットを
蓋体ユニットで閉じた状態の右半分の拡大断面図
【図7】スピンナー軸の駆動系を中心とした断面図
【図8】スピンナー軸が上昇した状態の図7と同様の図
【図9】スピンナー軸を下方から見た図
【図10】本発明に係る回転塗布装置のカップユニット
の平面図
【図11】図10のA−A線断面図
【図12】インナーカップ内に配置される枠体の斜視図
【図13】インナーカップとインナーカップ用蓋体との
係合部を示す図で、(a)は係合前の状態、(b)は係
合状態を示す。
【図14】本発明に係る回転塗布装置の蓋体ユニットの
軸受部の平面図
【図15】同軸受部の縦断面図
【図16】(a)及び(b)は減圧開放機構部の拡大断
面図
【符号の説明】
1…ベース、10…カップユニット、11…アウターカ
ップ、13…インナーカップ、14,15…ラビリンス
シール部を形成する凹凸部、16…ドレン排出路、17
…膨出部、18…ドレン穴、21…高さ調整部材、2
2,23…雄ネジ、24…ナット部材、33…トレイ、
35…枠体、36…排出アーム、37…載置テーブル、
40…スピンナー軸、42…吸引穴、43…楔部材、4
4…雌テーパ部材、50,51…軸受け、52,56…
筒体、57…ガイド、59…冷却水通路、60…ブラケ
ット、61…モータ、62…レール、63…昇降体、6
4…ナット部材、65…ボールネジ、70…回転阻止機
構、71…インデックスプレート、72…ロック装置、
73…切欠、74…シリンダ、75…ロックアーム、7
6…ローラ、100…蓋体ユニット、110…アウター
カップ用蓋体、130…インナーカップ用蓋体、150
…支持部、151…円筒ボックス、152…ロッドガイ
ド、153…ロッド、154…アッパープレート、15
5…ロアプレート、156…アーム、157…円環プレ
ート、160…軸受け、161…軸、163…洗浄液供
給管、164…整流板、170…インナーカップ用蓋体
の回転阻止機構、171…インデックスプレート、17
2…ロック装置、173…切欠、174…シリンダ、1
75…ロックアーム、176…ローラ、200…ノズル
ユニット、201…レール、202…門型フレーム、2
03…ノズル、204…ボールネジ、205…モータ、
206…ベルト、207…ローラ、208…ナット部材
208、W…基板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福島 偉仁 神奈川県川崎市中原区中丸子150番地 東 京応化工業株式会社内 (72)発明者 宇野 宏 岡山県井原市木之子町6186番地 タツモ株 式会社内 (72)発明者 藤井 裕康 岡山県井原市木之子町6186番地 タツモ株 式会社内 (72)発明者 山本 夕記 岡山県井原市木之子町6186番地 タツモ株 式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースに支持されるアウターカップ内に
    モータにて回転せしめられるインナーカップを配置し、
    このインナーカップ内に基板を保持するとともにインナ
    ーカップと一体的に回転する載置テーブルを設け、基板
    表面に滴下した塗布液を基板の回転に伴なう遠心力で拡
    散せしめるようにした回転塗布装置において、前記アウ
    ターカップはベースに対して高さ調整部材を介して支持
    されていることを特徴とする回転塗布装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の回転塗布装置におい
    て、前記高さ調整部材は正三角形の頂点位置となるよう
    に等間隔で3本配置されていることを特徴とする回転塗
    布装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の回転塗布装置におい
    て、前記高さ調整部材は多角形の頂点位置となるように
    等間隔で4本以上配置されていることを特徴とする回転
    塗布装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載
    の回転塗布装置において、前記アウターカップ及びイン
    ナーカップはそれぞれアウターカップ用蓋体及びインナ
    ーカップ用蓋体にて閉塞され、インナーカップ用蓋体は
    インナーカップと一体的に回転することを特徴とする回
    転塗布装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載
    の回転塗布装置において、前記基板表面に塗布液を滴下
    するノズルはスリット状吐出口を有し、且つノズルはス
    リット状吐出口の幅方向と直交する方向に往復動可能と
    されていることを特徴とする回転塗布装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載
    の回転塗布装置において、前記基板は矩形状をなすガラ
    ス基板であり、且つインナーカップは載置テーブルに保
    持された状態の前記ガラス基板を囲む枠体を備えている
    ことを特徴とする回転塗布装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009181741A (ja) * 2008-01-29 2009-08-13 Institute Of Physical & Chemical Research 位置出し機構
KR100936917B1 (ko) * 2003-03-06 2010-01-18 삼성전자주식회사 스핀 코터
CN115350877A (zh) * 2022-09-19 2022-11-18 无锡极电光能科技有限公司 涂布机及利用其对基片进行涂布的方法

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